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2004.05.16

孫正義、悪徳の栄え

※ 病気休職中に海外旅行10回 兵庫の中学教諭、処分検討

 凄いですよね。病欠はすでに6年に及ぶのに、給料の8割を貰っていたというんですから。月勤8日の県知事並みに悪質です。あたしなら、海外旅行なんかせずにこっそり塾でバイトするぞ。これ、どういうケースなら失職となるのか? の自治体ごとの内規も一緒に明らかにすべきだろうと思いますね。
 彼が何かの難病で、普通に自宅療養していたにしても、これは明らかに異常な厚遇だと思います。というのは、日本には曲がりなりにも福祉制度があって、市民はそれを受給し、その保護の範囲内で文明的な生活を営むことを憲法と法律によって保障されている。所が一方で、公費天国社会では、この手の度を過ぎた過保護がまかり通っている。これは何を意味するかと言えば、当の公務員が、わが国の福祉制度が全く役立たずであることを自覚しているから、自分の身内だけは、過度な身分保障を与えて守り合いましょうと励行しているということなんですよね。

※ 康夫ちゃん、民主党代表代行に?

 ただのアドバルーンでしょうが、ぶっちゃけ、私は何の興味も無いです。これが、参院選立候補含みでの話であれば、長野県民的には万々歳でしょうが、現状は単に、県知事を兼務のままのいつもの腰掛けということになるでしょう。
 小沢さんの党首就任にしてもそうだけど、この政党は恐ろしく非民主的な政党ですね。選挙の洗礼も受けていない、そもそも民主党員として党費を支払っているとも思えない人間を、代表代行として担ごうなどという話が平然と出てくるんですから。
 元になった年金問題の三党合意にしてからが、全く党員の意思決定を経ない執行部の独走だったわけでしょう。執行部が勝手に右往左往して自滅するのは往時の社会党と一緒ですね。

 民主党内における田中康夫はどういう存在かというと、全くのアンタッチャブルです。そもそも普段の代議士先生の会話のネタにすらならない。なぜかというと、彼の存在は小沢一郎という旗頭とセットになっていますから、田中康夫を批判すれば、小沢一郎の虎の尾を踏むことになる。小沢本人を批判して睨まれるのはまだしも、何やらよう解らん小判鮫みたいなタレント知事を批判して小沢一郎に睨まれるのは、全く馬鹿馬鹿しいことですから、批判する気もないし、逆に田中康夫を誉めるという行為は、小沢一郎への安っぽいリップサービスという意味合いしか持たないから、そのポーズとしてのスタンスしか持ち得ないわけです。
 これは実は不幸なことで、田中康夫が言っている国政改革にも、使えるものは当然あるわけです。もっと突っ込んで調べて戦略を練れば物になるものも無いわけではない。でも議員みんなが、そういう後ろ向きなアプローチなものだから、まともに取り合う人間がいないわけです。関わり合ってもろくなことは無いという雰囲気の中では、誰にとっても不幸な結末しかもたらさないと思う。田中康夫個人は、中央でスポットライトを浴びる機会が増えてウハウハだろうけれど、少なくともそれで民主党の国盗りに寄与することは無いし、いわんや、小沢さんは何考えてんだか……という、倦怠感を議員さんに蔓延させる原因になるだけでしょう。小沢一郎としては、自分の強面なイメージを払拭するためのピエロ役程度の認識なんだろうけれど。もう少し考えて欲しいですね。本気で国を盗ろうというつもりなら。

※ 乳母車海に転落、乳児死亡 曽祖父が離れたすきに

 このお爺さんは88歳だったそうで、これはそんな年齢のお爺さんに預けた親の責任でしょう。昨日は、線路際で婆さんと遊んでいて、轢かれて死亡という事故もありましたが、うちも他人のことは言えないけれど、結婚時期、出産年齢が上がったせいで、それこそ、80歳前後のよぼよぼまで長生きしなければ、孫の顔を拝めないという現象が日本では起こっている。身内だからと言って、そういう世代に子供を預けられるかと言えば、正直、私は自分の爺さんに息子を預けるくらいなら、通りがかりの茶髪の兄ちゃんの方が遙かに安全だと思っています。

※ ソフトバンクの闇
http://www.itmedia.co.jp/internet/runner/0211/sp1/part1b.html
(↑これ、今読むと、彼らが全く違法性を認識していないことが解る)

 今、2ちゃんねるでは、「ネットランナー」はいつパクられるんだ? という噂で持ちきりです。たぶん、それは無いでしょう。ソフトバンクは大きいし、そこに手を出すと、さすがにマスコミは言論表現の自由への侵害だと騒ぎ出すだろうから。
 東大助手の逮捕時に、証拠物件で押収したパソコンの隣にずらりと「ネットランナー」が並んでいたけれど、あれが京都府警の限界でしょう。あれで、ほどほどにしとけよ、と孫正義に警告した。

 私は一度もネットランナーを読んだことはありません。ずっと、ちゃねら~御用達雑誌という程度にしか認識して無かったのですが、バックナンバーのタイトルとか見ると、まさにファイル交換推奨雑誌ですね。それを出しているのがソフトバンクだとも知らなかった。
 でも考えてみれば、高速回線なんてのは、ファイル交換でもやらなきゃ、普通は必要無いわけです。その高速回線を普及させるために一番確実な方法は何か? と言えば、コンテンツの提供ではなく、高速回線にすればファイル交換で、あんな映画や、こんなミュージック・クリップがただで手に入りますよ、と宣伝することです。
 言ってみれば、ファイル交換の隆盛は、孫正義のBBビジネスを展開させる上で、極めて好都合な現象だったと言える。Winnyに関するサイトの数多くは、Yahoo-JAPAN傘下のフリー・ディレクトリに置かれていた。雑誌でも宣伝されていた。
 あのソフトバンクが、ファイル交換を積極推奨しているという現実は、出版業界に安心感を与えて、今でもパソコン関係の棚に行けば、ファイル交換の解説本や雑誌で一杯です。少なくとも書店を見る限りは、「自粛」は全く無い。
 Winny を最も積極的に煽ったのは孫正義その人で、幇助で誰かを逮捕するなら、作った本人よりも、それを広めたソフトバンクの方が遙かに罪は重いでしょう。言ってみれば、東大助手は裏ビデオの製作者。それを作って世に出すことによって、性の解放を訴えたかったかも知れないけれど、彼にはそれを普及する力は無かった。それに飛び付いたのが、裏ビデオで荒稼ぎする歌舞伎町のビデオ・ショップ「ソフトバンク」で、彼らは、その裏ビデオをディスクに焼き付け、入手方法、利用方法をこと細かに解説した本まで出して、さあ注文と商品は、この高速回線でやりとり出来るよん、しかも全部タダだよと煽った。こっちの方が遙かに悪質だと思う。
 でも孫正義は、今回もまた果実だけ手にし、著作権業界をぺんぺん草状態にしてバックレるわけだ。京都府警、敵の大将はでかいぞ!

※ 懲戒処分の元一等書記官、NGOからも現金受け取る

 変な事件で、貰った現金は10万円。一等書記官ということはキャリアなんでしょうね。で、海外勤務のキャリア外交官の貨幣価値で言えば、10万円なんて端金ですよ。たぶん1万円の価値もない。彼らにしてみれば安物のワインを一本買えるかなという程度の認識の金額。
 なんでそんなのを受け取るんですかね。よほど小金を貯めなければならない事情でもあったのか。
 それで、NGOにたかるという姿勢は、国民から見れば常軌を逸しているんだけども、この連中にしてみれば、元を正せば、その金は税金から出ている。税金から出たものは、自分に裁量権があるという外交官特有の驕りがあるからですよね。
 そしてこれはどうしても外交官の贈賄という方向へ目が行きがちだけれど、NGOの責任と、財務状況の透明性確保という部分にも視線を向ける必要があるでしょうね。貧乏な連中が良いことをやっているんだから、ある程度どんぶり勘定で回すのはやむを得ないという発想もそろそろ改めるべきでしょう。

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コメント

キャリアの場合、真壁氏のように定年間際になっても
一等書記官なんてことはまずありません。
入省10年程度で就くポストですから。
外務省はヘンなひとが多い役所ですが、キャリアかどうかは
必ずしも関係ないと思います。

(参考)
http://www.rieti.go.jp/users/tarumi-hideo/">http://www.rieti.go.jp/users/tarumi-hideo/

投稿: branch | 2004.05.16 13:27

 もうそんなお歳の人だったんですか。
何かノンキャリが金の亡者になるのは外務省の特質なんですかねぇ。天下り先も限られるし。

投稿: 大石 | 2004.05.18 15:03

 初めまして。だっしーと申します。
 以前からメールマガジン(とサイト)の方で日記を拝読しておりました。田中康夫関連の記事(+日垣隆氏や勝谷誠彦への批判など)を特に興味深く読んでおります。

 実は、当方の8月30日のブログに、大石さんのこの日記を紹介させて頂いておりました。今日このブログの存在を知ったので、こちらにリンクを張り直しさせていただき、トラックバックも入れさせて頂きました。素人の拙い日記書きのトラックバックはご迷惑だったかもしれませんが、どうかご容赦下さい。

 大石さんの日記、これからも楽しみにしております。簡単ではございますが、以上ご挨拶まで。

投稿: だっしー | 2004.09.02 17:33

だっしー様、有り難うございます。
このブログに関しては、今日までサイト上にリンクを張らなかったわけですが、小さすぎるフォントサイズの変更ができないものですから、それでここにこのまま居着いて良いのかな? どこかに引っ越した方が良くはないか? という疑問を抱き続けたせいで、遅くなりました。今後とも引越の可能性はあるので、相変わらず試用期間が継続するのですが……。

投稿: 大石 | 2004.09.03 14:31

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