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2004.07.24

南信州に吹き込む新風

 長野県知事にして作家の田中康夫がまたまたやってくれた! 一昨日は、テレビカメラを担いで入浴剤投入が疑われるホテルに電撃突入し、その現場を映像に収め、経営者から見事自白を引き出した。その一部始終が、映像として県民に公開されたのである。これぞまさに情報公開。どこぞのオンブズマン組織が毎年公表する情報公開度ランキングなどでは決して推し量ることの出来ない「皮膚感覚」の情報公開である。さすがに田中は目の付け所が違う。
 その田中が、今新たに二つの作戦を決行すべく動いているという情報が入って来た。ひとつは、田中が今心血を注いでいる南信地区の振興に関してだ。南信と言えば、オリンピック景気からも取り残され、長らく経済の疲弊に喘いできた。田中は自らその地に住民票を移すという画期的な行為によって、南信地区の経済発展に取り組むことを高らかに宣言したのだ。
 このシグナルをビジネス開拓の好機と受け取った、まさに田中が平素言うところの「勘所」に優れた旅行業者が見事食らいついて来てくれた。バスを仕立てての南信ツアーに、田中自らがツアーガイドとして同行するというのである。
 あの田中がバスの中でマイクを持ち、お得意の皮肉とユーモアで喋りまくる。そのバスの後ろをテレビ局の中継車や、新聞社の旗車が列をなしてついて行く光景が瞼に浮かんでくるではないか。その広告効果たるや、代理店に依頼すれば、数億円以上になるであろう。それをこの男は、そのおしゃべり一つでやってのける。いやはや役者な男である。

 そしてもう一つは、この夏のシチリア旅行だ。なぜ今シチリアか? 田中はきっとこう答えるだろう。「マフィアと戦ったシチリアの現状は、長らく旧体制にその存在を黙殺されて来た南信の状況と酷使している。シチリアにこそ、南信の未来を開く道標が示されている」と。
 確かに、シチリアは豊かな観光資源に恵まれながらも、マフィアのイメージがつきまとい、農業以外の産業が発達することも無かった。その状況は、南信エリアが置かれた状況と確かに似ている。そしてシチリアは今、マフィアの呪縛から脱し、新たな時代を切り開きつつある。もちろん田中は、「視察旅行」などと堅苦しいことは言わないし、自腹を切っての旅行である。そこがまた田中康夫の田中康夫たる所以である。プライベート休暇を装いつつも、一瞬たりとて県政のこと、県民の暮らしを忘れたことは無い。
 この暑い夏もまた、田中と、彼が進める信州革命から目が離せない!

             ば~い、サンプロ@相川、なんちってね(~_~;)。

 私は、小説一本で食えるようになる前は、経済誌でライターやっていたので、この手の毒にも薬にもならん提灯記事を書かせると、相川俊英より遙かに上手い自信があります。世間一般の人々は、こんなヨイショ記事、誰でも書けるだろうと思うでしょうが、決してそんなことはありません。毒にも薬にもならんヨイショ記事を書くには、かなりの才能と忍耐が求められます。どこぞのコラムニストなんかはこの才能に恵まれたお一人ですね。
 何しろ、それがヨイショである以上、嘘で塗り固められていますから、ペテン師の才能も持たなければならないし、その嘘っぱちな文章でも、読者の賛同を得られるだけの筆力を持たなければならない。それを真に受けるかも知れない衆愚を騙し続けるだけの忍耐力も必要です。相川俊英氏は、決してバカではないのです。彼もただ、食っていかねばならないという厳しい現実の前に立ちつくす一人のペテン師でしか無いのです。ただ時々彼は、勝ちゃんと違い、自分の良心に照らしてここだけは譲れない線をちらと漏らしてしまう癖がありますが、それではイケイケどんどんの経済誌のライターはやっていけまへん。
 実は昨日、ひょんなことを思い出しまして。田中県政がスタートした直後、「田中康夫の支持率が5割を切ったら、俺は田中礼賛に転向する」と宣言したことがありました。いや正直、あんなにボロボロの支持率でも、税金で毎年愛車を買い換えてもらえるし、バイトの旅費も税金から出るし、ウハウハ状態だから、とても辞める気にはならないみたいですが、正直、東京マスコミの支持しかない状況に陥ってまで、知事のポストにしがみつくなんてあの頃は思わなかった。
 まことに権力というのは麻薬ですね。

※ 哨戒機の後継機、米機導入含め検討…石破長官

 石破さんは、実は次の内閣改造では長官職を離れることが確実と見られていまして、内局もそれを前提に動いています。石破さんとしては、自分が長官職を離れる前に、何かひとつやっておきたい、防衛費の効率的運用に関して、彼が不必要と考える開発予算を削って去りたいという思惑があるのかも知れません。
 現実問題として、現有のP-3Cを一対一で新型機に交換できるような状況ではないわけです。調達機数はP-3Cの半分ぐらいに留まる可能性すらある。そんなものを国産開発して元がとれるはずもない。だとしたら、米軍の開発計画に乗った方が安上がりだろうことは彼にとっては明白でしょう。
 ただ、日本の航空業界の思惑とは別に、アメリカがボーイング737という、ほとんど半世紀前の古いドンガラをベースに開発する機体の要求性能と、日本のそれとは別なわけです。
 アメリカの要求は、どちらかと言えば、長距離進出能力と、国境監視のための洋上哨戒能力でしょう。しかし日本のそれは、当面は、不審船と密航船だけで良いとはいえ、将来的には、中国の潜水艦能力の向上はもとより、韓半島統一後は、韓国はもっと露骨に仮想敵国として日本を睨んでくるでしょうから、こちらの方の監視も怠れ無い。つまり、10年後、その必要(対潜水艦戦能力)はほとんど無いかも知れないけれど、20年後は別の話。アジアで新冷戦に突入しているかも知れないから、これは米海軍の要求とは合致しないわけです。それを果たして共同開発できるのか?
※ 日本の常任国入り支持は不変 米国務省、副長官発言修正

 まあなんだか、出来レースっぽい話ではありますね。そもそも憲法9条に何の関わりもなく、日本はイラクに兵隊も出している。「でもそれは戦闘は出来ないんだろう?」、とアーミテージは歯がゆい思いをしているかも知れないけれど、じゃあチベットに侵略した中国、チェチェンで殺戮を繰り広げたロシアは、イラクに兵隊を出したか? 戦争が出来る憲法に変えるということと、それでアメリカの軍事支援がフリーハンドになるか否かは実は別の問題です。イラクに関して言えば、あの時、英国はたまたまアメリカの側に付いたけれど、あの英国ですら兵隊を出さずにアメリカをいさめる側に回った可能性は十分にある。

※ 本当に浮く…「死海の湯」各地で人気

 箱根で入ったことがあったけれど、全身がひりひりしてとても一分と入ってはいられなかった。

 長期裁判:民事、刑事とも件数過去最低に 昨年末時点

 本当かぁ? たとえば、2年3年以内に判決が出れば、それはスピーディと言えるんだろうか? それが過去最低になったということに安逸すべきじゃない。現に一件でも長期裁判があれば、それは法の下の平等に反している、迅速な裁判を受ける権利を侵されているということですから、さらに強い改善を望みたい。

* 都合により、明日日曜の日記はお昼頃の更新予定です。

※ メルマガおまけ 六一〇ハップ

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