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2004.11.10

基本高水と百年確率の合理性

 さ、皆さん! 

「魚釣島奪還作戦」
はもうお手元に届いたかな(^O^)/ 時々、私のことを霞を喰って暮らしているように思っている人がいるかも知れませんが、私の稼ぎの99パーセントは小説です。ちなみに、日販の新書部門では、先週2位にエントリーされたとか。1位は、「小説鋼の錬金術師」だそうで、ま、これには逆立ちしても勝てませんわな(~_~;)。発売後すでに2週間経つので、在庫がある書店はもうほとんどありませんので、ネット書店等でお買い求め下さいませ。
 ニフテイのブログでは、ブロガーの写真を貼り付けることが出来るので、そこに、新刊の表紙をスキャンして張り付けました。われながら格好良いです。私は、サイトは軽ければ軽い方が良いという主義ですが、やはり写真が一枚あるとなしとでは、また印象が変わりますね。来月、ハードカバーが出るまでは、この表紙で行きます。

※ 基本高水を巡る論考
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news006.htm

 讀賣新聞の長野版に、脱ダム議論の理論的指導者で新潟大学の大熊先生のインタビューが掲載されています。掲載は昨日でした。なぜか読売のサイトは今朝は更新されていないので、今日一杯はこの記事が長野欄のトップ頁で読めるでしょう。

【七月の新潟豪雨では、百年に一度の大雨を想定したダムがあった川で堤防が破れて大洪水になった。ダム自体の能力は発揮したが、水害を防ぐまでの機能はなかった。むしろ、ダムに頼らなくても破堤さえしなければ、被害は少ないことが実証されたと、考える。  基本高水を超える大洪水が起きても、そこそこに安全な治水を考えるべきだ。私は床下浸水で収まるのなら、十分だと思う。】

 前半部は、素人を欺くレトリックに満ちた文章で、ちょっと何をかはいわんやです。後半部分の、「床下浸水で収まるなら十分だ」は、これなかなか耳障りの良い言葉だけど、平野部であっても、一戸建ての床の高さは隣近所様々ですよね。仮にそれが一定の幅に収まるという前提で考えても、床下と床上の差は、どのくらいなんでしょう。それは2メートルとか5メートルとかの話なんでしょうか。床下浸水する可能性のあるものは、床上浸水もありうるということでしょう。これも誤魔化しですよね。

 実は、今回の台風の水害で、「基本高水」という概念に関して思うことがありまして、これまでは正直、学者やエンジニアが決めた数字でよう解らんなぁと思っていたんですが、今回の水害で、なかなか良い線を行っているのではと思えるようになりました。
 というのは、今回、浅川流域では、その百年確率に近い雨が降った。にも関わらず、浅川はひとまず保ったわけです。これをして、ダムは要らない派は、なんだ、ダムが無くても百年確率の雨に耐えたじゃないか? と主張している。実際は雨の降り方という要素があって、ことはそう簡単では無いわけです。流域では、実際に氾濫もあった。
 百年確率というのは、本当はもっと必要かも知れないけれど、金も掛かるから、最低限、このくらいで我慢しましょうという数値です。それが過大か否かで揉めている。先日の台風災害を経た今となっては、この数字は、なかなか合理的なものでは無かっただろうかと思いますね。その辺りは、恐らく流域住民にしても同じで、百年確率と基本高水の問題に関して、具体的なイメージが抱けて、この問題を考えるのにプラスになったのではと感じる所です。

※ 土曜授業の復活

 今朝8時前のテロ朝朝刊瓦版で、勝つぁんが、上体を左右に揺らせながら、文科省のゆとり教育をやめろ、土曜授業を復活させるべきだと言ってましたが、私も土曜日の登校に賛成です(ゆとり教育という教育はすでに存在しないというのは過去に論じたのでここでは割愛します)。これは、公務員にも週休二日をきっちり取らせようということで推進されたけれど、今は教師もだぶついているわけですね。これ、教師不足じゃないんです。金が無いから教師を採用できないだけ。教師にしても事務官にしても、たとえば土曜日、リタイヤ組の教師や県職員をパート雇用して、土曜日は土曜日なりの一風変わった授業を施すなんてのはどうでしょう。たとえば、そこで雇用するリタイア組は、交通費程度のボランティア感覚でも良い。実際、10年以上前から、新任教育に退職者のパート採用をあちこちの自治体で行っていることを思えば、ハードルは高くないでしょう

※ メルマガおまけ 宇宙装&新潟産地

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コメント

>床下浸水
国交省基準では45cm未満だったと思います。

ちにみに、このくらいの水深なら歩いて避難も可能であろうということになっています。

投稿: Za | 2004.11.10 18:11

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