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2004.11.12

深く静かに海自の演出

 木曜お昼、酷い疲労感で、昼食後横になる。2時間近く寝たはずだが、疲れが取れないまま起きる。

※ わざと対応を遅らせた海自

海自がなぜ海上警備行動に拘ったかが今ひとつ謎ですよね。別にこんなの必要は無いんですから。海自に、該当潜水艦を攻撃する意図があろうはずもなく(そんなことをしたら、最悪、沖縄近海でのメルトダウンを誘うことになる)、せいぜい発音弾で脅す程度でしょう。そんなことは実は珍しくもない。
 じゃあなぜ海自は、海上警備行動発令に拘ったのか? しかも、とっくに領海外へ出た後で。そのターゲットが、コースを変えた時点で、何時間後に領海に入るなということは察しが付く。なのに、彼らは報告を遅らせたわけですね。この時点で海上警備行動発令となれば、那覇基地から、普段は積んでいない爆雷を搭載したP-3Cが上がって、領海内にいる間に、それを至近に落下させて警告したでしょう。そしたらさすがに相手は浮上するしか無いけれど、海自にはそんなことをする気は更々無かった。

 恐らく、夜明け時の段階で、海幕や内局の中で、議論があったんでしょう。いつもの領海侵犯だけど、いつものように知らん顔して見逃そうか? それとも、「こんな破廉恥なことは初めてだ!」とか騒いで予算獲得のネタにすべきか? と。
 最終的に、これを政治マターにして、予算獲得の手段にすることに決まったわけですね。それに、ファルージャ絡みで注意をそらせられるようなニュースを欲しがった官邸が乗っかった。財務省辺りじゃ、今頃、苦笑いでしょう。海自は予算欲しさに露骨な演出をしたと。

 しかし、今回の事件で、中国の潜水艦は恐ろしくロートルだと、メディア的には宣伝されました。でも、今の中国に最新鋭の潜水艦を売りたがっているのは、何もフランスだけじゃありません。ドイツ、スウェーデン、ロシア。ロシアはともかく、ドイツ製の通常動力潜水艦が入ってくるようなことでもあったら、かなりやっかいなことになるでしょう。それはそれとして警戒しなければならないことです。

※ 「レイプ・オブ・ナンキン」の著者、自殺か

 私、鬼じゃありません(~_~;)。そう礼儀知らずでもないつもりですが、アラファトの死に関しては、日本人の税金でたんまりと貯め込んだ男が晩節を汚して死んだという印象しかないし、アイリス・チャンが死んだという第一報に接した時は、疲れもふっ飛び、とても晴れやかな気分になったことは白状せざるを得ない。

※ アラファトの死を悼むフリ

 世界中のマスコミが、アラファトがどういう人間だったかは百も承知している。それ以上にパレスチナの民衆はアラファトと、その女房らを嫌っていた。でも、アメリカ以外のメディアは親PLOだからそんなことはおくびにも出さずに、悲嘆にくれるパレスチナを演出するし、外国人相手ですらベラベラとアラファトの悪口を喋る民衆も、それが旗頭だと割り切って、カメラの前では、さめざめと泣いてみせる。あの虚構の世界が、パレスチナ問題の根の深さというか、欺瞞を浮き彫りにしているような気がする。

※ シュワちゃん

 NEWS23でスタジオでのインタビューに応えていましたが、さすがショービズの人間だけあって、全く淀みなく喋る。こういう人には、専門のスピーチ・ライターがいて、事前に特訓するわけですが、それにしても上手い。間違いなく、彼は米国大統領の座を狙ってますね。地元での評判もなかなか良くて、手堅い運営をしている。もし4年後、シュワちゃん対ヒラリーの対決になったら面白いですよね。れいの、「米国で産まれた者でなければ大統領にはなれない」という問題も、新たな立法でクリアされそうだし。
 感心したのは、ショービズに戻る気は無いのか? 映画出演の依頼もあっただろうにという筑紫さんの問いに、確かに依頼はあるが、自分は、カリフォルニア州民のために全力を尽くすと明快に述べる。
 支援者の浄財でパークハイアットにしけ込み、バイト三昧のどこぞの県知事とはまるで違う。シュワちゃんは、奥方の方がスペシャル・オリンピックを後援していることもあって、その支援もしたいと訴えていましたが、康夫ちゃん、絶好のプロパガンダの機会を逃して、ブラジルへの観光に旅立って行った。
 バイト云々のことに関しては、やっぱり日米に於けるメディアの格の違いと、有権者の民度の相違ですよね。アメリカのメディアは、そういう所をしっかりと見張ってて、たとえば知事就任当時、加州で森林火災が発生していた時、ハワイでこっそり家族で休暇を取っていたことをきっちり批判したし、メディアを使ってバイトなんかしてれば、有権者はガンガン抗議もする。本人はもとより、当のメディアにも。日本には、メディアにも有権者にも、そんな民度は無いから、為政者が好き放題する。

※ 南京大虐殺巡り削除へ 本宮ひろ志さんの漫画で

 個人的には、ちょっと嫌な展開で決着したなと思っています。私は、本宮氏は確信犯だったと思っているので、ここの何処に嘘があるんだ? と闘って欲しかった。こんな結末になるのであれば、最初からやらなきゃ良いのに。
 劇画の世界では、時々不思議なことが起こって、活字以上に多くの人間が関与するのに、それが世に出るまで、誰も重大ミスに気付かないということがままある。それほど忙しいということなんだろうか、それともこの人たちは世間のニュースには無関心ということなのだろうか。

※ メルマガおまけ 米国は陰謀だらけ

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コメント

>劇画の世界では、時々不思議なことが起こって、活字以上に多くの人間が関与するのに、それが世に出るまで、誰も重大ミスに気付かないということがままある。

あのゴルゴ13でも信じられない誤植が結構あったりする。
イランの件ではネクタイをしたイラン政府の高官が出てたし。
イランではネクタイの着用はご法度なのに。
しかし今回抗議した人達って左系のプロ市民と同類であることに気が付かないのだろうか?

投稿: 悪党の最後の逃げ場 | 2004.11.12 21:19

>間違いなく、彼は米国大統領の座を狙ってますね。

間違いなくって...米国生まれでない彼は大統領にだけはなれないはずですが。映画の大統領役のことですか?

投稿: | 2004.11.13 00:34

「新たな立法で」の部分読んでませんでした。失礼しました。

投稿: | 2004.11.13 00:35

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