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2005.03.12

歌田氏よりコメントあり

 まずは、昨日、歌田氏からブログにコメントを頂戴しました。ご多忙な最中に有り難うございました。内容に関しては、それってちょっと無理がありませんか? と思うけれど、判断は読者に委ねましょう。私としては、あれはベテラン歌田明弘にしてはミステイクじゃないですか? という意志を伝えたいだけですから。
 改めて2点。1)歌田氏は、ITから世相を見る、ITで文明を批評するという分野において第一人者です。ぶっちぎりの先駆者です。以前も書いたけれど、2番手のセンスを10とすれば、歌田氏のそれは100にはなる。ベスト10の9人を束ねても、彼一人のセンスには叶わないでしょう。ここ数年にしても、イラク、米国大統領選と、フェアネスな論評に尽くして来られた、と私はいつも感心して読んでいます。
 読者に対して、常に偏見の無い材料を提供して来た。それは私が田中県政の論評に関しても心がけていることです。田中をヨイショする連中は、勝谷誠彦を筆頭に、田中にマイナスになるニュースは徹底して黙殺するが、私は絶対にそれはしない、差別のない一次ソースを提供すると、始めた当時から心がけて来た。その哲学をブックマーク集にも反映したつもりです。それは私が普段、歌田氏のスタンスを尊敬しているからです。
 そういう人が、田中康夫というブームが起こった時に、私は、あれは明らかに一線を越えて思い入れの強すぎるインタビューと記事だったと思った。普段の読者にして見れば、私の一件が無くても、あれはどうなんだろう? と疑問符が付く論考だった。
2)それで、昨今IT絡みのネタは尽きないし、田中康夫は明らかにもう全国区で扱う旬なネタでも無いけれど、百条委員会も開かれそうだし、その後の4年間、長野県政を巡るネットワークの変遷という視点で、ぜひフォローアップをして欲しいと思うわけです。それが、わざわざ長野まで出掛けて、期待しつつヨイショした人間の責務だと思うから。マスゴミでは誰もそれを果たさないけれど、ネットの中にいるホープの歌田氏には、きっちりとその説明責任を果たして欲しい。

※ 現代日本blog論 日垣隆

 歌田氏の話に続いて、IT絡みで日垣先生の話をするのは、あまりに気の毒、アンフェアだと思われるかも知れないけれど(~_~;)、メルマガで、実質的にすでに2号、このネタの話が書かれているんです。最初は、ふむふむ、優れた日記論だな(それにしても何カ所か無知故の勘違いがあるんだが)と思って読んでいたんだが、驚くべきことにこの先生、ブログと、いわゆるウェッブ日記を一切区別してないんですよ。延々と日記論を、ブログブログと連呼して書いている。
 たぶん、ブログがどういうものなのか? コメント機能やトラックバックがどういうものかを全く承知せずに、さるさる日記もブログもひとくくりにして「ブログ」として日記論を延々と書いている。彼の思考の中ではそういうことになっているんでしょうね。まるで堺○太一先生が書くIT論みたいな珍妙さがある。
 こんな粗雑な話を月千円近くも払って読まされている人間が千人もいるんだと思うと気の毒でならない。この世の中には、まだまだ啓蒙しなきゃならんことが山程ありますね。
 そんなわけで、日垣先生、ブログと日記は似て非なるものです。次回以降は、ブログと日記の定義づけをしてから、ブログ論を書いて下さいね。ハ~ト

※ ホリエモン一勝

 昨日は、14時過ぎに寝て19時半に起きたわけで、その仮処分が出された瞬間のライブに乗れなかった。ホリエモンの記者会見は、ライブドアで生中継されたけれど、先日のロケット打ち上げと同様で、画面は真っ黒。何も映らない。だからスカパーのニュースバードで生中継を見ました。ホリエモンよ、顧客第1を言うなら、まずその自社サーバーをなんとかしてくれ。

 ま、ここまでは、フジも想定内でしょう。もともと無理がある増資だった。司法は独立性をもって正しい判断を下したと言える。この後、高裁最高裁と言っても、決定が覆るとは思えない。
 日枝会長の業務提携を臭わせる発言はやけに弱気だったりするけれど、この後、どっちの方が打てる手が多いかと言うと、私はCX側では無かろうかと思っています。ひとたび、ニッポン放送を捨てるという決断を下せば、後は焦土作戦なり何なり、選択肢もあるし、長期戦になれば、国力が物を言う。ホリエモンの兵糧は、やっと手に入れた南洋の油だけということになり、すでに国内にリソースは無い。その油だって、自由に使えるわけじゃなく、まず本土まで無事に輸送しなければならんわけです。
 それを考えると、ここはやはり、ホリエモンの顔も立てる形で、誰かが仲裁に入るのでしょう。鍵は、ひとつはリーマンで、彼らにとっては、どう考えてもこの勝負を続けることは日本でのビジネス展開に於いてマイナスでしか無い。村上ファンドにした所で、顔を売る以上のことが出来るとは思えない。その中で、ホリエモンが一人でやっていけるとは思えない。
 それで市場もまた学ぶんでしょう。敵対的な買収は決して良い結果はもたらさないと。考えてみれば、日本の大企業とアメリカのそれの資本は桁が違うわけです。トヨタだって、アメリカの大企業がその気になれば、いつでも買収される状況にある。でもそれが起こらないのは、敵対的買収は利益をもたらさないという経験則をアメリカのビジネス界が得たからです。それがやっと日本の市場にも伝わったというのが、今回の顛末でしょう。
 リーマンは、今回は大儲けできたけれど、結果的には自分の首を絞める羽目になったと思う。ルールはルールですから、それに備えなかったフジが痛手を負うのは仕方ない。ただこういう形で企業が防衛に戦力を割かねばならない状況は、市場自体にとって不幸なことですから、早急な法整備が必要でしょう。

※ CD-Rが読めない!

 困った。心底困った。NIFTYに置いていた、ある裏サイトの一つが、いつのまにか消えていた。NIFTYがころころサービスを代えて、ディリクトリを潰すせいで、しかもそれは女房のIDだったものだから、私が気付くことなく、去年消えていたらしい。トータル10メガぎりぎりのサイト。
 こういう時に限ってHDDにデータは残っていない。所が、珍しく、一番厳重に保管されているディスク・ホルダーの中に仕舞ったCD-Rにデータが残っていることが解った。焼いた日付は、2000年の3月とマジックで書いてある。まだ5年しか経っていないわけです。もちろん外面はピカピカ。
 所が読めない! ひとまず、ディレクトリ構造までは読める。それも、延々とドライブが回った後に。先日買ったばかりのIOのドライブが一番読みが強いかと思いきや、意外にもこれが駄目で、VAIO本体のドライブが一番まとも。それでも、ディレクトリの中の多数のファイルが読めないらしい。
 同時期に焼いたデータ保存用のノンブランドのCD-Rを読み込んでみたら、これが全滅だった。これ以上、良好な保存は出来ないという状態で保存したつもりなのにこれなんだもん。他にも大事なデータが入っているわけで、なんとかこれを業者依存で無く自力で救いたいんだが、方法は無いものだろうか。
 それにしても、いくら何でも5年で劣化は無いんじゃないの? 

※ メルマガおまけ ディスクアニマル

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コメント

 記憶媒体で一番耐久性がプローブンなのは大石さまが毎日生産なされている「紙の文書」ですよ。
 OCRでの読み取りが容易なコードに変換して、可逆圧縮してエラー訂正符号を付加して、インクジェットプリンタで印刷しておけばいい。水にさえ濡らさなければ1000年持ちます。
 どこかのベンチャー企業が作らないだろうか?ソフトウェアだけで対応できるんだが。(すでにある?)

投稿: Inoue | 2005.03.12 08:17

http://www.pauline.or.jp/fsp/fspj12.html
文化放送の歴史について
同業他社は一応宗教団体が大株主です。
同じグループの他社です。
名義書換が障害になった時は、売り抜ける相手として、出版界で大きな地位を占める仏教系の宗教団体でも…<免許の取り消しとかという究極の焦土作戦は避けられるぞ?

投稿: sionoiri | 2005.03.12 09:17

http://www.smart-projects.net/framepage.htm?http://www.smart-projects.net/isobusterdownload.htm FREE

上記ページにあるISO Busterというソフトなら読めるんじゃないでしょうか。私もいくつかこのソフトで書き損なったり、読めなくなったCDRを助けることができました。一度おためしあれ。

投稿: Country Gentlemen | 2005.03.12 10:29

HTMLを紙メディアでバックアップする場合、一番簡単なのはHTMLソースを印刷して残しておくことでしょう。画像等のバイナリーはBase64等でエンコードすればいいのかな。面倒くさそ…

もっとスマートな方法としては、2次元バーコードに変換する方法があります。
http://journal.fujitsu.com/248/48info.html
http://www.intacta.com/
@niftyのサービスは残念ながら終了していますが。

投稿: にゃ | 2005.03.12 12:14

>>上記ページにあるISO Buster

 有り難うございます。早速試しましたが駄目でした _| ̄|○
やっぱり、物理的なデータ消失は駄目みたいです。

投稿: 大石 | 2005.03.12 12:31

インクジェットではインクがひ弱すぎて1000年も持ちませんね。

投稿: 78 | 2005.03.12 13:39

石版に刻むのが最強でしょう。

投稿: ATM | 2005.03.12 14:38

読み込み速度が低く、レーザーの出力が高かった頃の、古いドライブで読み直してみては?
余談ですが、大石氏の作品を、今年は既に3冊も読めた事を幸せに思います。

投稿: とりんとん | 2005.03.12 14:52

>焼いた日付は、2000年の3月とマジックで書いてある
というのは、レーベル面への記載でしょうか?
レーベル面側の保護層はかなり薄いので、その際にわずかな傷が付いた可能性もあります。
最近よく見られるCD-R用のマーカーというのは、ペン先などを通常のものと変えてあるそうです。

以下のサイトを見ると、記録面よりもレーベル面を大事にしたくなりますよ(笑)
http://www.geocities.jp/noboru2000/DestroyCDR/


ちなみに、我が家で一番長持ちしたメディアは、13年間完全稼働したSASI-HDDだったりします。

投稿: 長月@ReadMe.毒 | 2005.03.12 17:26

単純にコピーできませんか?
つまり、リッピングに近い作業をするわけです。

もしくは、焼きソフトの「コピー」メニューを
使うとか。

私はそれで半分くらい(10枚中5枚)救済
したことがあります。ダメもとで。

投稿: Hachisuke | 2005.03.12 20:20

>>最近よく見られるCD-R用のマーカーというのは

 この頃売ってますよね。出た頃に飛び付いたんですけど、結局これもただの油性マジックなんですよね。確か、この手の専用マジックが出始めた頃に、傷もだけれど、油性は記録層に浸潤するからイクナイとパソコン誌等にはあったんですよね。

 読めなくなった原因は、台湾製にありがちな、接着面の劣化による内部剥離ではと推測しています。

投稿: 大石 | 2005.03.13 07:52

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