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2005.11.14

兵士の帰還

※ 松野康典氏(産経新聞長野支局長)訃報
http://www.sankei.co.jp/news/051113/dea022.htm

 昨日の段階では、産経に一報は無くて、なぜか毎日新聞の長野版に第一報があったのですが、44歳で肝不全だそうで、地方支局としては、日本で一番面白い場所を仕切ることになって、さぞかし仕事に燃えていただろうことを察すると、無念なことでしょう。
 実は、8月下旬に、支局長署名の記事が産経の長野版に二日続けてアップされまして、ちょっと異例なことで、どうしてだろうと疑問だったのですが、ご本人としては、遺稿の覚悟があったということなのでしょうか。謹んでご冥福をお祈りします。
 ブログの方に、別稿として、その二通の遺稿を添付します。出来れば産経本紙のサイトで、遺稿があったら公開して欲しいです。私の方は削除しますから。

※ 「つきまとわれ怖い」と友人に相談 町田・高1殺害事件
http://www.asahi.com/national/update/1114/TKY200511130166.html

 未だにテレビ人の無責任さが許せない。そらまあブログや2ちゃんなんて所詮影響力も知れているから、多少の先走りは、無いに越したことは無いにせよ、まだ許せる。それを散々、テレビで二人は付き合っていたと嘯き、だれも謝罪もしない。
 これ、人権救済機関に、専門部局を立ち上げて、犯罪被害者が直接抗弁できない状況にあると判断される場合は、自動的に弁護士が選任されて、プライバシー確保や名誉保持の手段を講じられるようにすべきだと思う。どうして一人マスゴミだけが、人権無視を許されるのか理解出来ない。

※ 58%が拷問を容認 米調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051114-00000031-kyodo-int

 これは、たぶん日本で同じような世論調査をしても、似たような数字が出ると思いますね。それもテロとかじゃなく、普通の犯罪捜査で、警官が取調室で暴力を振るうことを容認するか? と設問しても、たぶん3、4割の回答者が容認するんじゃなかろうか。

※ 「兵士たちの帰還」NHKスペシャル
 イラク駐留米州兵部隊▽帰国直前の戦死▽重傷兵・家族と再会

  泣いたね。兵士が帰還するシーンを見て泣かざるを得ないのは、負け戦だからですよね。
 アーカンソー州4千人の兵士のイラクの現場や帰還の模様をレポートするんだけど、洗濯機のベテラン組み立て工だった州兵の親父が、迫撃弾の破片を受けて、生死を彷徨い帰還する。空港で出迎えるのは家族だけ。息子が奮発してリムジンをレンタルして、パトカーが一台先導して自宅まで帰る。御近所がほんの十数名集まって出迎えるんだけど、顎を砕かれて顔面はポパイ状態。左腕の神経が断裂して、腕は上がらず、頭部にも損傷してちょっと会話も怪しい。国からは月30万円貰っているんだけど、ほとんど治療費で消えていく。工場はもちろんクビ。こういう時に、デスクワークに配置換え出来ないのがいかにもアメリカですよね。
 つくづく、初期で国連を関与させられなかったことが悔やまれる。全体の犠牲者は、アメリカという軍事国家に取っては些細な数ですよ。どうってことはない。ホワイトハウス前で抗議活動する人間が、あの国でたかだか200人しか行かなかったりするんだから、アメリカ国民の関心がいかに薄れているかが解る。
 ま、アメリカはこのまま傭兵会社等に移行させて、戦闘服を着た軍人は、今後とも減り続けるんでしょう。それは中間選挙、大統領選挙を睨んで加速する。そして、この失敗が、次の戦争へと活かされるわけで、どこかに教訓があると信じたい。

※ 故後藤田正晴氏 地元の徳島市でお別れの会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051114-00000010-maip-pol

 別にニュースバリューなんか全然無いのに、芸能人の嫁が喪服着ているからテレビは全国ニュースで流すわけだ。なるほどこんな奴が政界ででかい面していたから徳島自衛官変死事件とか起こったんだな。その政治風土に、不作為の根源はありということか。

※ クローン犬のスナッピー タイム誌の「今年の発明」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051114-00000022-kyodo-soci

 それって発明と言えるのか? 単に生命倫理に対する挑戦としか思えないんだが。

※ 「国立大は安い」今は昔? 入学料では私大と逆転
http://www.sankei.co.jp/news/051114/sha035.htm

 へぇ~、こんなことが起こりうるんだ。

※ マッカートニーさん、宇宙飛行士に「目覚まし」ライブ
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20051112i503.htm

 ポール、最近ちょっと節操なく稼いでやしないか?

※ メルマガおまけ CUBE3&大化の改新

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コメント

国立大学は入学金と授業料は無料。ただし相当優秀でないと入れませんというのが本来の姿だと思いますが。その変わり無料な分、卒業予定数と入学数に差を付けておいて、入学後も頑張らないと放校という制度も導入してくださいよ。
そもそも、私立大より高いのなら、もう国立じゃなくて(今は独立行政法人か)もいい訳で、私立になればいいと思いますが。だいたい、東大と京大で大学予算の半分は持っていくだから、地方大学は県立と合併して県で運営すべき時期じゃないですか。医科大もあんなにいらないでしょう。

投稿: 孔子 | 2005.11.14 12:40

死者の名誉が毀損された場合に、本来なら家族が対処すればよいのでしょうが、傷心のなかでテレビなんか見ていないでしょうからね。見ていても適切な抗議などできやしない。他に頼れるとしたら学校及びPTAがありますがこれも能力にムラがあります。兎に角、マスコミはヤリ得でヤクザと同じです。都教委は逮捕された男子生徒と高校に臨床心理士や心理カウンセラーを派遣する方針を決めたらしいです。朝日の論説じゃないが人権は生きている人のためにあるだ。<皮肉

投稿: | 2005.11.14 13:07

 マスコミやネットでブサヨク論を並べるアホ教授の奉職先を見ると、大概地方の国公立大なんですな。(非武装中立論を未だに憲法学の教科書に書きつづる司法試験委員がいたりする)淘汰も切磋琢磨もないもんだから、身分保障にかまけて、アカピーと岩波がセンターの世界の中心でアホを叫んでいる。

 いっそ、国公私立大学を全部サバイバルレースをやらせて、淘汰してしまえ。

投稿: 土門見人 | 2005.11.14 15:26

自衛隊も民営化してPMCに外注しちゃえば?

投稿: | 2005.11.14 17:47

>私立大より高いのなら、もう国立じゃなくて(今は独立行政法人か)もいい訳で

そもそも、独立行政法人になっちゃったから、こう言う結果じゃないんですかね?

モノ作り日本を支えてきたのは、けして、都会の大学出のお金の計算が上手なエリートさんばかりではなかったワケで。
日本の産業の下士官として、底支えしてきたのは、誰かさんの言うところの「地方の国公立大」出だったんじゃないのかなぁ。
いや、日本の産業は金儲けだけで後はいらないってんだったら、ドモンさんの目指す方向性であっていると思われまえすけど。

投稿: y-mat | 2005.11.14 18:01

 思想の多様性を保つため、過去の文化芸術の継承のために古臭いヘーゲル哲学やギリシャやアラビアの専門家は必要です。そいつらを淘汰してしまったら、たとえばアラブ諸国の世情を、歴史や思想のレベルできちんと伝える人間がいなくなります。
 私立大学は学生集めがシビアですから、語学教師は英語だけでいいからドイツ哲学者は要らない、パソコン教える情報系の学者は必要でも数学者は不要という調子で、基礎学問を担う人間がいなくなってます。

投稿: Inoue | 2005.11.14 18:30

そもそも、国立にしろ私立にしろ大学運営上の経費を補うだけの学費を求めること自体が問題なわけではなく、余り裕福ではない受験者およびその保護者に高い負担がかかることで就学率低下になることが問題なわけですよね。
ならば、単に学費の全額を国が「学生本人」に貸し付ける制度を拡充させれば良いだけではないでしょうか(希望すれば全ての学生に対して適用すべきでしょう)
そして、国立大はその大学及び学部の偏差値を基準にして学費を設定するべきです。
東大卒と地方大では将来に「卒業証書」から得る(平均)利益に差があるわけですから値段の設定に差を設けても問題にはなりませんし、その値段設定に見合わなければ自然と偏差値が落ちて適正に向かうわけで、下手に国や大学が値をつけるよりも現実を反映したものになるでしょう。
国力維持などと奇麗事をいっても、所詮、個人個人にとって大学は肩書き稼ぎでしかないわけですから、将来リターンを得た時点で返済することに何も異論は生まれないと思います。
国が無償の援助をすべきなのは研究レベルでの話で、そこには手厚く投資をし、それこそ国力維持に邁進してもらいたいと思います。

投稿: | 2005.11.14 18:51

産経長野支局長>中国の史記風に言うならば
「憤りを発して死す」というかんじでしょうか?
ご冥福をお祈り申し上げます・

投稿: なかなか寝ない人 | 2005.11.14 19:06

>過去の文化芸術の継承のために古臭いヘーゲル哲学や
>ギリシャやアラビアの専門家は必要です
アラビアは現在の所、戦略的に必要だけど、ヘーゲルは不要。陽明学の塾が藩校である必要の有るや無しや。昌平坂(朱子学だけど)では今でもちゃんと講座が有るが
http://www.seido.or.jp/lecture/index.php
国立である必要は薄い。松竹のほうが国立劇場より有用なのといっしょ。

>物作りを支えていたのは
もちろん広く工学部の人材は有用であったし、ただそれは大学出に限らず、工業高校もそうであるでしょう。
http://www.kahoku.co.jp/news/2005/11/20051114t12046.htm
むかしは集団就職しても今は人材が動かないらしいけど。

投稿: sionoiri | 2005.11.14 19:51

「地方の国公立大」を出ていますがね、社会に出て日本の学問のレベルの高さは企業や一流大学のエリート達ではなく、どっちかというと三流四流の大学の研究者たちが支えている事を痛感しましたよ。

エリートは確かに金がかかっているから金を出しただけの成果を返す。

でも、それでは裾野がひろまらないし、レベルを高くするのも行き詰まるんですよね。

地方などの国公立大学や三流・四流と呼ばれる私学の研究者たちの研究が日本の学問の裾野の広さやレベルの向上、そして国公立大学の安い学費が研究者の後継者作りにどれだけ貢献してきたか、エリートにはわからないと思いますよ。

投稿: Artane. | 2005.11.14 21:42

 今、報道ステーションを見ているけど、被害者になったら最後、プライバシーなんて皆無になるんだね、この国では。
 これじゃセカンドレイプでしょ。マスコミによるレイプだ。

投稿: | 2005.11.14 21:59

つか、地方の三流大学の研究者がその大学の出身者とは限らないわけで。本当の三流四流大学だと研究者として使い物にならないし、まれに優秀な卒業生は箔付けもかねて一流二流大学の研究室に一度は入るし。

投稿: | 2005.11.14 22:28

都市と地方、一流と三流の対立より、理系の作った財産を文系のアホどもが食いつぶしているイメージの方がはるかにしっくりきますね。

投稿: | 2005.11.15 06:48

投稿: sionoiri | 2005.11.15 07:07

日本育英会も貸付金の回収率が悪くて困っていると聞きますが、それで免除対象が随分引き上げられてしまったんです。昔は学校の先生になったら免除だったのが大学の教員でないと駄目になったり。仰有るように国が利子を補填して銀行などで学費を貸し出す奨学制度の拡充が必要ですね。同時に自衛官1任期で短大、2任期で大学への奨学金を出す制度も。それと医学部は国立だと相当お金を掛けてますから、医者にならない奴からは制裁金でも取って欲しいモノです。

投稿: 孔子 | 2005.11.15 15:01

>Artane.さん
地方国立や、私学の研究者といっても、多くは旧帝大出身者です。
帝大のポスト数は限られているので、
帝大→私大、地方国立→帝大に戻るというサイクルでキャリアアップしていくのが普通です。
ポストの確保という意味で、地方大や私大が研究を支えているというのは間違いありませんが、エリートうんぬんは間違いです。
無名私大にいる優秀な若手研究者も、たいがいエリートです。

投稿: | 2005.11.15 15:28

>医学部は国立だと相当お金を掛けてますから、

単に私立と公立の学費を比較して、「同じ教育をしているのだから同じコストがかかっているはずだ」という前提で試算しているんです。
 しかし、医学教育の中身を知るものにとっては、そんなに金がかかるというのは信じられない。4年生までは他の理系学部とさして変わらない「講義、試験、若干の実験実習」という形式で、コストは似たようなものでしょうし、5年以降の病院実習にしたって、大半の実習の場である大学病院の多くが黒字なのですから、実習を引き受けてもまだ儲けてるんです。

投稿: Inoue | 2005.11.15 16:45

 医学科は定員増加を政府が厳しく抑制していて、希望者が多くても増やせないから、売り手市場になってしまって、学費が高いというだけじゃないでしょうか。その証拠に、同じ私立でも、最低と最高では学費が2倍近く違います。

 政府が奨学金を出すべきだという意見は全く賛成。焦げ付きがあるといっても、旧大蔵省資金運用部が郵政や年金資金を焦げ付かせているのにくらべたらかわいいものです。

投稿: Inoue | 2005.11.15 16:50

オーストラリアの「大学税」、あるいはイギリスの卒業後学費納付制度の導入はどうでしょうか。大学を出てから一定の所得を稼げるようになった時点で学費を国庫に納める。移行期の計算が面倒そうですが。

投稿: | 2005.11.15 19:08

 3年分前倒しで育英奨学金を完済した身としては、おこっちゃまくん激怒モードである。

投稿: 土門見人 | 2005.11.15 20:01

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