永遠に藪の中
※ ロス事件、突然の幕引き 三浦元社長、移送前は「闘う」
http://www.asahi.com/national/update/1012/TKY200810110198.html
昨日夕方、6時半かな、ニュースを見ようとテレビを点けた瞬間に、テロップが流れたんですよ。でその時間帯報道特集をやっていまして、これはこれで面白かったですね。マンションを買った途端に、会社を辞めざるを得なくなってローンを返せなくなったリーマンが、その道のプロを頼って更正を計るという番組で(おおざっぱに言うと、4千万のローンを組んで、それが返せなくなった。解決を依頼された仲介業者が2千万で買い取って、購入者の親族がそれに手数料分を上乗せして買い取る。購入者は、親族にその2千万分の賃料を払い続ける。ここでも1千万の債務が残るわけですが、実はこれは放っておけば、銀行から二束三文で債権回収会社に売り渡されるので、そこで10万で和解に持って行ける)。
ただ、サラリーマンといえども、ある程度は自己資金無くして住宅ローンを組んじゃ駄目ってことですよね。住宅価格なんて、買ったその瞬間、建てたその瞬間から、普通は担保価値は下がり始めるんだから、アメリカみたいなノンリコースローンで無いと痛い目に遭う。
それで、この自殺ですけれど、動機は、弁護士費用の問題等あったんだろうけれど(実は共犯者が司法取引しちゃった後でそれが耳に入って、という可能性もゼロではないけれど、ほとんどあり得ない)、永遠に闇の中なのでしょうか。ただ、環境が変わったことが、自殺の引き金になるのはよくある話で、留置場から拘置所に引っ越した途端自殺を図る容疑者は少なくない。そういう部分では、彼といえども、受け入れ側はもう少し要注意であるべきだった。
マスゴミさんは死人に口なしで、勝てる見込みが無いことに絶望して…‥、とか飛ばすんだろうけれど、ひとつ言えることは、彼の拘留は半年に及んだわけでしょう。私は一貫してこのことを批判して来たけれど、それはどんな図太い神経の持ち主でも、外国で半年も拘留されちゃ精神を病みますよ。
そこに関して言うと、果たして身柄移送という入り口論に拘ってずるずる時間を浪費させた弁護団の方針の善し悪しということも考えるべきだろうと思う。容疑者の人権には本来煩いアメリカなのに、延々と拘束し続けたことは、異常であった。テロ容疑者でもあるまいに、そこにアメリカが掲げてきた人権は無かった、と繰り返し述べたい。
いずれにしても、推定無罪であるべき容疑者を司法の管理下で自殺されるということはあってはならないわけで、私はオウム事件の麻原に関しても、きちんと精神的ケアをしろ、と主張して来たけれど、正常な精神状態で裁判を受けさせるというのは、司法が果たすべき最低限の義務です。
それで、共犯が存在して名乗り出ない限り真相はもう藪の中ですが、私はこの裁判、ロス地検に勝ち目はなかったと思っています。陪審員裁判で、これを有罪に持ち込むのは、極めてハードルが高かっただろうと思います。
ロス市警が、実はこんな新証拠がありました、と披露するなら別ですが、その可能性はまずない。
* 三浦元社長の帽子の文字、薬物の俗語に「別れ」の意味も
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081012-OYT1T00110.htm
移送のシーンを見ていて、何てプリントしてあるんだろう、と気になったのですが。いかにも彼らしいですね。
※ G7行動計画 市場関係者は一定の評価
http://www.asahi.com/business/update/1011/TKY200810110178.html
これは効果無いと思う。唯一市場が求めているのは、アメリカの行動であって、それが出来るのは、ブッシュとバーナンキしかいない。いつも書いているように、危機管理の鉄則で、いま必要なのは、トップが瓦礫の山に立ち、「われわれは現状を把握している。さあ取りかかろう!」と国民を鼓舞することです。言ってみれば、児玉源太郎の役回り。
でも、ブッシュが、馬鹿でアホのパープリンで金勘定が出来ないことはアメリカ人はみんな知っている。一方のバーナンキは、大恐慌研究がライフワークというふれこみだったけれど、彼は当初明らかに、ひょっとしたら今でも金利操作だけで何とかなると思っていたふしがある。アメリカ人が神様と崇めたグリーンスパンこそは、どうやら戦犯だったらしいと囁かれる状況では、誰も市場に届く言葉を持っていない。
だから確実にそれを止められるのは、来年2月オバマ政権がスタートしてから、あるいはオバマ政権の経済閣僚が発表されてからですよね。そこまで市場が持たないと思うから、ずるずる下げ続ける。
一方で市場も無責任で、日本というお手本があって、この後やるべきことは、みんな解っている。ただ彼らは、それを1/10、1/100のスピードでやれ、と言っている。ところが政治が動くには時間が掛かるわけです。国民も、なんでそんなことに税金を使うんだ、と怒るし。だったら、事態がどれだけ深刻か解らせてやろうじゃないか、と市場が過度に反応して、やけのやんぱちで下げ続けている。
↓その他の話題はメ-ルマガジソにて
※ 北朝鮮のテロ支援国家指定、米が解除 6者維持へ譲歩
http://www.asahi.com/international/update/1011/TKY200810110170.html
※ 金融危機で冷戦状態に 英がアイスランド銀行の資産凍結
http://www.asahi.com/business/update/1011/TKY200810110163.html
※ フォード・GM・クライスラー、ビッグ3窮地 再編の芽
http://www.asahi.com/business/update/1011/TKY200810110180.html
※ 滝クリにクリソツ♪ サヘル・ローズ初DVD
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/081011/tnr0810112343011-n1.htm
※ 前日の空虚重量 67.5キロ
午後散歩。久地駅マック、7割埋まっていてほっと一息。MP3プレイヤーに、小田和正の「自己ベスト2」を入れているんですが、後半が良いんですよね。特に「FLAG」なんて、彼にしては珍しく革命を唆す歌なんです。Youtube で「小田和正 FLAG」で検索すると出てきます。
帰りに、もう借りられるだろうと思ってTSUTAYAに寄ったら、みんなが考えることは一緒らしく、それより新しいのはまだあるのに「MYST」だけない。仕方なくその駅から遠いTSUTAYAまで歩く。
* 夕方、岡田克也民主党副代表がひだか剛氏の応援演説でノクチに来るというので、聴きに行く。
あんたみたいに一生遊んで暮らせる人間から老人医療がどうの、庶民の暮らしがどうのと言われてもピンと来ないんですけど。同じ金持ちから同情されるのであれば、庶民面した岡田さんよりまだ、成金丸出しの麻生さんの方が国民の受けは良いですよね。
途中で無線スピーカーが壊れるというハプニングはあったものの、盛況。選挙権があるかないか解らない若者が立ち止まって耳を傾ける姿は、政権党にとってはよろしくない傾向ではなかろうか。
※ 有料版おまけ MYST-スティーヴン・キング
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コメント
この際昭和・平成の迷宮入り事件総集編でも書かれたらどうですか。
そのかわりダイハード路線に転向する事になりますが。
売れるかどうかはわかりません。
投稿: | 2008.10.12 10:53
>唯一市場が求めているのは、アメリカの行動であって、それが出来るのは、ブッシュとバーナンキしかいない。
いや、市場はアメリカどころかG7の協調行動でも足りなくて、G20くらいの協調歩調を要求しているでしょう。実際、ポールソンもその実現に動いているわけで。それに市場がいちばん求めているのは、全体の損失をもっとハッキリさせることだと思います。
投稿: とおりすがり3 | 2008.10.12 11:10
>三浦
そもそもアメリカ人以外は人間じゃないんだから、「人権」なんてものはもともと生じる訳がない。
この件で一番喜んでいるのは再三に渡って三浦に敗訴した日本のマスゴミ。紙面じゃおくびにもださないけど、「やっとくたばったか、ロス市警GJ!」って感じでしょう。
投稿: 剣 | 2008.10.12 11:35
EPSONプリンタ;
PC側の設定を変えると黒インクだけでも印刷できる。
CANONでもたぶん同じでしょう。
そうしたプリンタは7~8年程前に既に発売されていた。
替えのインクも安価なエコインクが出ている。
特に目詰まりする事なく最後の一滴まで使える。
ただインクやノズル等が乾くのは難点かもしれない。
長期間放置しておくとクリーニング必至。
取説を今一度読み直す方が賢明かもしれない。
投稿: | 2008.10.12 13:10
>三浦
ガキの頃、例のフルハ●●ードが近くにあって、当時の奥さんは見たことあります。
様々なメディアに露出していて、半端な業界人の3倍くらい味のある雰囲気を出していたのが印象的です。それとレイバンのナスグラ!
「疑惑」「陰謀」「謎」を全て持っていった訳ですか。(なにも無かったかもしれないけど)
間違いなく映画化されそうですねえ。その人生が。
>米国 車御三家
所有者として言えば「米国しか見ていない車」ですからね。彼らの車は。
燃費とかサイズとか回転半径とかが(ry
故障が・・・装備が・・・とか言うのは「日本車」という素晴らしい車が気軽に手に入る日本人くらい。ヨーロッパ車も故障や装備は大差なし。
デザインはイイっすよ。対抗できるのはイタリアくらい。
当然、アメリカしか考えていない車だから、本国で売れない経済状態になると会社自体が傾く。
日本のバイクメーカーとは逆!
世界的なバイクメーカーが4社もあるのに、国内のバイク需要は右肩下がり。
でも会社の業績に影響はほとんどない。国内モデルなんて「義理」で作っているようなもの。
トヨタとホンダの株でも買っておくかな。定期預金代わりに。
投稿: 営業マネージャー(所長) | 2008.10.12 13:40
続報。
日本人ノーベル賞 物理学が7人と圧倒的に多いのはなぜ?
2008年10月12日(日)10時0分配信 日刊ゲンダイ
●今後は日本の快進撃が始まる、らしい
ノーベル物理学賞を日本人が独占した。「素粒子クォークは6種類以上ある」と予言した小林誠氏(64)と益川敏英氏(68)、「対称性の自発的破れ」を研究した南部陽一郎氏(87)ら3人の快挙は暗い世相の日本に久しぶりの朗報となった。
(中略)
ちなみに今後は日本人のノーベル賞受賞者が増えそうだ。科学分野に詳しいジャーナリストの遠藤謙一氏が言う。
「文学賞などを含めても日本人の受賞者はわずか16人。米国224人、英国75人、ドイツ68人の足元にも及ばない。欧州では日本人の優秀さが評価され始めているため、スウェーデン王立アカデミーは日本人の受賞者を増やすことを考えているそうです」
日本人の快進撃が始まる――?
(日刊ゲンダイ2008年10月9日掲載)
投稿: | 2008.10.12 13:56
>フォード・GM・クライスラー、ビッグ3窮地 再編の芽
何処でも良いから救済って、リーマン・ブラザーズと同じパターンでは?先が長くないね。
投稿: | 2008.10.12 14:19
フォードはマツダの株を手放して、その売却益を再建資金にあてる方針だ。ただし、売る相手は「日本」の企業。ある意味当然だ。そんな多額の買い物ができる相手なんて限られる。
米フォード:マツダ株売却を日本企業複数に打診
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a7jl1i7X7fpQ
投稿: | 2008.10.12 14:48
インドのタタ自動車が売却先候補として上がってるよ。
投稿: | 2008.10.12 15:03
マツダを買ってメリットがある企業ですな。
スズキやダイハツあたりかと。
投稿: | 2008.10.12 15:49
>インドのタタ自動車
新車開発失敗したし、株も通貨も下落しているし、そんな余力あるかね?
投稿: | 2008.10.12 16:42
>ダイハツあたり
トヨタじゃん。
投稿: | 2008.10.12 16:43
>GM
なにから、誰を護るのか?
退職者にたいする債務から、会社を護ることは、国としてできるでしょう。こと、オバマ陣営なら。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-28072420070926
合意はしたが支払いはまだこういった債務を肩代わりして票を買うことはできる。
Delphi年金凍結問題など全産業に広げて皆保険皆年金にむすびつける(と、アメリカは普通の国になる)。
>スピード感
いやぁ、日本は本当にドメスティックだった。
日本の経験には他国の金融システムの崩壊まで含まれてはいなかった。
投稿: pongchang | 2008.10.12 18:44
>欧州では日本人の優秀さが評価され始めている
だそうですよ。
欧州の人は考え方やものの見方が独特なので、
こうした傾向は不思議でも何でもない。
要するにそれだけ期待されているんですよ。
投稿: | 2008.10.12 18:55
株価下落のおかげで、株主優待制度が一番株価に比べて
コストフォーパフォーマンスに優れるのはどこでしょう?
倒産紙切れリスクは別にして。
投稿: | 2008.10.12 19:08
>日本の経験には他国の金融システムの崩壊まで含まれてはいなかった。
少しアットホームに過ぎたというのは否めないかもしれない。
揉まれていないとか、何事も日和見的だとか。
どのみち現在学問の世界にいる一部の人達は特大非難を浴びる事になるでしょう。
といっても既に充分そうなっているようですが。
逆に学生には格好の材料になるのが皮肉かな。
投稿: | 2008.10.12 19:20
はい、速報。
【集う】日仏初の共同学位プログラム協定調印式
2008年9月20日(土)3時14分配信 産経新聞
■5日、パリ・在仏日本大使館
「グローバル化が進む世界で活躍できる人材を育てる必要がある、日本の主要な大学はそれを目指すべきだ。鎖国しているみたいに日本語だけの世界に閉じこもっているのはよくない。何とかしなくては」
(後略)
ついにフランスまで出てきた。
日本が期待されている証拠でしょう。
投稿: | 2008.10.12 21:07
ここの常連だったりして
1等空尉「2ちゃん」5時間50分、懲戒処分 三沢
http://www.asahi.com/national/update/1012/TKY200810120036.html
投稿: dada | 2008.10.12 21:16
>ロス市警が、実はこんな新証拠がありました、と披露するなら別ですが、その可能性はまずない
だから自殺に見せかけて殺しちゃったんですよ(笑)(^^;;
投稿: | 2008.10.12 21:59
>だから自殺に見せかけて殺しちゃったんですよ(笑)(^^;;
自殺に見せかけたら、警察に疑いがかかる。
アメリカには多種多様な殺人サービスがあるそうですから(ソースは米国製のドラマと映画)、始末するなら、それに頼むはず(w
投稿: ほるほる | 2008.10.12 22:28
米国は明らかに金融自爆テロを起こしたのだから、世界はテロ支援国家に指定するべきだな。
投稿: | 2008.10.12 23:11
>これは効果無いと思う。唯一市場が求めているのは、アメリカの行動であって、それが出来るのは、ブッシュとバーナンキしかいない。
まず第一に、ブッシュとバーナンキ議長はポーリンソン財務長官は早々と手を打っています。政府系住宅ローン会社の2社に公的資金を投入して国有化したし、FRBは企業に直接資金を提供することまでやっている。
金融安定化法案を作成して上下院を通過させました。
第二に、ローンの証券化で不良債権は世界中に出回っているので、どこの国の金融機関も自国に時限爆弾を抱えて疑心暗鬼になっています。
もはやアメリカ一国の対応で済む話ではないのです。
アイスランドが銀行を国有化して、ロシアから資金援助を受けたのはその対応のためです。ドイツやイギリスが預金の100%保護を打ち出したのもそう。
>いつも書いているように、危機管理の鉄則で、いま必要なのは、トップが瓦礫の山に立ち、「われわれは現状を把握している。さあ取りかかろう!」と国民を鼓舞することです。言ってみれば、児玉源太郎の役回り。
当事者である投資銀行や、証券、銀行、CDSを引き受けたAIGなどの保険会社が証券化したサブプライムローンのリスクを正しく把握していないのに、政府が「われわれは現状を把握している」と言ったところで信用されません。
今回の事件は複雑な金融技術によって本当のリスクが見えなくなってしまったのが解決を難しくしているのです。
トップが大丈夫「我々は現状を把握している」と宣言すれば状況が好転するような簡単なものではありません。
もっと裏付けのある政策が必要です。
公的資金を投入することによって、金融企業の不良債権を買い取ってバランスシートから切り離すことによって、金融企業が手元に現金を確保する圧力を減らして、短期資金の流動性を確保することです。
投稿: | 2008.10.13 00:35
>だったら、事態がどれだけ深刻か解らせてやろうじゃないか、と市場が過度に反応して、やけのやんぱちで下げ続けている。
市場は一つに意志の下に目的を持って動くのではありません。
そんな動きかたはしません。
売り買いをする大勢のディーラーの行動の結果として市場の値動きが合成されるのです。
アメリカの不動産バブルがはじけて、狼狽売りとドルからの逃避が進んでいるだけですよ。
投稿: | 2008.10.13 00:45
いまさら、同じ処方箋を書き並べても仕方ないだろ。もう何日も前に書いて出してあるんだから。
何が書いてあるかは理解できなくても、処方箋に従わなければならないということは理解できたみたいだから、あとは処方箋の期限が切れる前にそのとおりに実行するだけだ。
投稿: | 2008.10.13 00:50