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2009.02.09

景気刺激策あります

※ 無利子非課税国債、与謝野経財相が「研究に値する」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090208-00000018-yom-bus_all

 与謝野さんは、この番組中で、政府紙幣に関してこんなことも言ってました。
「政府紙幣は問題外。『円』という単位は使えないから『両』とかいう話になる。1万両で飯食いに行っても、店側は、そんなものは受け取れません、となる。じゃあ銀行に行って日銀券と交換してくれ、ということになったら、それは無利子国債を出したのと同じことになる」

 無利子国債には確かに積極的な感じでしたね。ただし彼は、「非課税」とは言わなかったなw。

 続いての番組で、このアイディアの発案者高橋洋一教授・現東洋大教授、この人はご存じの通り、竹中平蔵の懐刀で、何とNIFTY-Serve時代にはハンドル持ちのアクティブでもいらしたそうですが、インタビューに応じて「とりあえず25兆円やってインフレにならなければ、その後5兆円ずつ政府紙幣を刷れば良い。インフレが年率3%になったら止める。最初の25兆円ではまずインフレにはならない」と主張。

 ただ、スタジオにいた千葉商科大の斎藤精一郎教授は、「中央銀行が整備されてから、この手の政府紙幣を発行した国は無い。美味い話には裏がある。あそこでくれここでもくれとなって歯止めが無くなる。インフレにもなるし、日本だけやったら円安になる。それで円安になったら世界各国が俺も俺もとやり出して世界中おかしくなる」

* 所で、昨日は、過剰な金融資産をどう市場で使わせるか? という話でしたが、今日は、もっと確実でリターンがある話をしましょう。
 それは、私が昔から主張しているように育児手当の大幅引き上げです。私は以前から、一人生まれたら年間百万円の育児手当を出しても十二分にお釣りが来ると主張してきました。
 民主党が育児手当の増額というか支給を主張していますが、その程度の金額で人口の回復に貢献するとは思えない。そこで提案です。
 まず妊娠したら、病院の診断書を役場に提出し、出産準備金として、50万円を支給。出産したら、出産祝いとして50万円を支給。以降、一人につき、年額で100万円程度を支給する。ただし、それを目当てに育てられる以上の子だくさんになり、ネグレクト家庭が増えると拙いから、それを阻止するために、3人目以降からは減額する。あるいは、子供は学齢が進む事に金が掛かりますから、最初は低い金額でスタートし、支給金額のピークが15、6歳、あるいは大学在学時に来るようにしても良いでしょう。
 支給金狙いの出産&ネグレクトを防ぐために、5人目以降は出さないし、産んでは殺し、という犯罪を防ぐためにも、死亡に拠る減員があった場合でも、それは減額根拠の加算要因としてカウントする。この手の犯罪を防ぐためにも、学齢が上がるごとに支給額が増えるシステムの方が良いかもしれない。最終的には、国庫負担も少なくて済むだろうし。もちろん減税とセットでも良い。
 たとえばこれだと、今4人家族で、三人目なんてとてもとても…‥、と言っている家庭に、3百万円貰えるんだったら、三人目もチャレンジしてみようか、という動機を授けられる(こういうことを書く度に、くだらん突っ込みを入れる奴がいるので問答無用に削除&アク禁にします)。

 私は最近知って驚いたのですが、都会というのは、給食は小学校しか無いんだそうですね。びっくり仰天しました(^_^;)。全国の中学で給食を採用。もちろん全額行政負担ですよ。私はこれも昔から主張してきましたが、給食費を払えとか修学旅行費用を積み立てろなんてのは、義務教育、公教育の名に値しないでしょう。何なら高校まで給食を出しても良い。

 日本が抱えている諸問題は、突き詰めると、人口減にたどり着きます。年金問題、過疎化問題、限界集落、所得税から消費税への流れ。それらの全ての原因は、人口減、つまり子供が生まれない、ということです。人体にたとえるなら、身体の抹消がどんどん老化していくのに、新たな細胞や血管が出来るわけでもなく、そこを切り捨てることも出来ない。もう外出できないと解ったら靴なんか買わないでしょう。それが日本中で起こっている。
 資本主義というのは、突き詰めればネズミ講です。植民地、あるいはマーケットが永遠に拡大することを前提としている。そのシステムにガタが来ている。幸い、地方の隅々まで道路網が出来たのに、これからそれを保守するお金も、その必要性も疑わしい老いた社会がやってくる。土地は余りまくっている。都会のそれですら、山の手線接続20分を過ぎたら、不動産の価格維持が困難な状況になろうとしている。

 子供が急激に増えたとしても、われわれは今過剰気味にある、全国のリソースを有効に使えるでしょう。何の問題も無い。せいぜい産科医療が問題になるけれど、それはすでに今改善が始まろうとている。今こそ、子供を増やすことに、いかに国家のリソースを注ぎ込むかということを真剣に考えるべき時です。20兆も30兆も国家予算を使えるのであれば、全てをそこに集中投資すべきです。
 子供が増える、今年より来年の方がマーケットが拡大する、納税者が増える、消費者が増える、という確証さえ得られれば、民業はずっと拡大経営路線を取れます。失業者を出さずに済むし、給料も右肩上がりをキープできる。これは、この国で暮らす限り、お年寄りも独身者も、子供がいない夫婦も、全員がそれで利益を得られるという話です。
 「その子供が就業するまでは、まるっきりのコストに過ぎない、それまでは最短でも20年は掛かるでしょう?」、とか否定的に捉える必要は無いんです。ネズミ講は、孫会員が増え続けるという実感さえあれば、「親」会員は安心してお金を使えるのと同じ構造ですよ。酷いたとえですがw、資本主義なんて一皮剥けばそんなもんですよ。

 目的は子供を増やすということだから、そんな金は国庫の何処にもない、というのなら、現世帯はレガシーコストとして切り捨てても良いw。私は貰えないけれど、すでに今子供がいる世帯は除外、これから生まれてくる子供の世帯に限るという話でも構わない。ただそれは憲法上どうかという話になるので、現実的な所では18歳までの子供がいる世帯に対して月額5万円、二人いたら7万円、とかが現実的なのでしょう。国公立大の授業料は無論タダ。塾に通いたければ、それも補助。何ならスポーツ少年団や習い事も7割公費でカバー。
 えげつない話になるけれど、目的はひとまず人口を増やすことだから、5年くらいそれをやった後に、徐々に補助や無料な分を削っていっても良い。要は停滞期に入った経済をキックオフすることだから。
 更に現実的にするために、繰り返しますが、学齢が進めば進むほど金が掛かる、という現実に即して、支給金額のピークが18歳辺りに来るようにすれば良いんですよ。未就学児は月1万程度だけど、小学校で2万、中学で4万、高校生で6万とかだったら、子育て世代も満足できるでしょう。
 とにかく、結婚しなきゃ損、子供持たなきゃ損だ、と国民が当たり前に思うようなインセンティブを与えることです。それで全ての問題が魔法のように解決する。

 一方で、若者を優遇するというのも一つのアイディアだと思います。たとえばマイカーを持っている若者は、ガソリン代半額とかあっても良いし、不動産の賃貸にした所で、今は居住者の稼ぎや年齢、家族構成で賃料が変わるなんてことはあり得ないでしょう? それを、入居者の稼ぎでのスライド制にするとか、若者なら割り引くとか、行政が補助を出すとか、更に子供が生まれたら割り引いて、気づいたら賃料はタダになってました、みたいな話があっても良いでしょう。

※ 【仕事人】少子化問題の“救世主” 仲人・山田由美子さん
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/090208/sty0902080800002-n1.htm

>3歳下から上は62歳まで、1年間で80人以上とお見合いし

 そこの貴方や貴方! あんたらまだまだ精進が足りんよ、とプロは言うとります。

※ 捕鯨妨害船に新兵器「音のビーム
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/219990/

  これはナイス。確かにソマリアではこれで戦果を上げているんですよね。羨ましいのはさ、自衛隊でこういうのを導入しようとすると、利権は絡むし、まず技術評価が必要だと言うことになって、そこでは、外国軍隊での評価なんて一顧だにされないんですよ。
 それで時間を潰している間に、いつのまにか国内メーカーから、こんなん作ってみたんですけれど~、と性能は落ちる上にバカ高い商品が出てくるんですよね。
 私が海外任務の唯一の利点だと思えるのは、これはイレギュラーで緊急事態だから、ひとまず買って持っていこう! 評価は後回しで良い、という無理が通るんですよ。そこは海外任務が装備充実に役立つ所です。

 所で、この環境テロリストの問題は、抗議する相手を間違っていると思う。LAタイムズだかが少し触れたらしいですが、シーシェパードはなんでこんなパフォーマンスを繰り広げているかというと、アニマル・プラネットでの番組作りのためなんですね。
 だから抗議する相手は、アニマル・プラネットやそのスポンサーであるべきなんですよ。あんたたちは、こんな危険なヤラセ行為を囃し立てて番組を作っているのか? そんなものはドキュメンタリーの名に値しないでしょう? アニマル・プラネットは危険なヤラセ行為で番組を作ろうとしている、ということを世界にアピールすべきなのだと思う。
 だいたいシーシェパードもえげつないよね。とっととIWCから一抜けたで、クジラを捕獲している連中は無視して、白人が優越感に浸れそうなイエローモンキーを虐めてビデオ録っているんだから。人種差別が当たり前のオーストラリアがそれを支援することには何の違和感も無いけれど。

*「美味しんぼ」作者、ブログでシー・シェパードと豪を猛批判
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/game/090208/gam0902081936000-n1.htm

 これは何と頼もしい援護射撃でしょうか!

 ↓その他の話題はメ-ルマガジソにて

※ 【日本の議論】ケータイが発火? 「トンデモ使用」だけじゃない商品事故の実態
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/090208/dst0902081800004-n1.htm
※ 自動車教習所が窮地に! 「免許離れ」が深刻化(1)
http://www.toyokeizai.net/business/industrial/detail/AC/143ae853e7e302f7efc5d72306bc4c44/
※ 小学校に「学級委員長」不在の鳥取県、20年ぶり復活へ
http://www.asahi.com/national/update/0208/TKY200902080102.html
※ 8年間通報たびたび、警察介入に限界…隣人刺殺事件
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090208-OYT1T00467.htm?from=top
※ 盗んだのは154円入り財布… 海自一等海尉を逮捕
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090209/crm0902090042000-n1.htm
※ 戦力比較:エアクッション艇、数では北が有利
http://www.chosunonline.com/article/20090208000008

※ 前日の空虚重量70.1キロ

 今日も徹夜明け。一日置きに徹夜ですよ。この12時間は、カフェイン取りまくりで、時々心臓がばくばく言う感じがするんですよ(^_^;)。いや感じだけですから。
 昨夜のリハビリに関するNスペの冒頭を見ていたら、50歳で脳溢血か何かでリハビリしているという男性が奥さんと一緒に登場しましたが、もう私も気をつけなきゃ行けない年齢なんですよね。ただ、ああなったら確実に死にたいですね。絶対に助かりたくない。だって、死んだら保険金が下りるけれど、うっかり助かりでもしたら、仕事は出来ないから無収入、挙げ句に家族に負担は掛かり、おまけにリハビリが出来なくて病院からすら追い出されるなんて、そらもう男の選択肢として、死ぬしか無いでしょう。日本でも、リビングウイルというか、尊厳死の発想を普及させなきゃ駄目ですよね。岩に齧り付いても生きたいという人は良いけれど、家族を地獄に突き落としてまで生きたいと思わない人間は、潔く死ねるような制度を整備して欲しい。

※ 最近「○×が日本を滅ぼす」というタイトルの本が山ほど出ているらしいんですけれど、昔「買ってはいけないは買ってはいけない」とかいう本でひと儲けした会社があったじゃないですかぁ。買ってはいけないは嘘だとか書いてひと儲けしたジャーナリストもいたじゃないですかぁ。この法則に従うと、今、もっとも売れる本は「○×が日本を滅ぼすが日本を滅ぼす」と、「○×が日本を滅ぼすは嘘である」ですよねぇ。
 アマゾンコムの和書で検索すると、何と、「…‥が日本を滅ぼす」という本が67件もヒットする。
 私は敢えて「まだだ、まだ終わらんよ…‥」とアピールさせていただきます。ちょっと暗いかな(^_^;)。

※ 有料版おまけ 金属バットのあれこれ

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コメント

ちょっと怖いのですが。三人目から削減はどうかと思います。人口増加には3人以上は必要なのですし。そこは制限無しでネグレクトの取り締まりを厳しくやればいいのではないかと。

投稿: | 2009.02.09 11:59

うーん、取りあえず景気を刺激できればという”祭り”に乗ってくれる層が一番ネグレクトなどでヤバそうな気もしますが?
学生時代の同級生で、社会人選抜で入学された方曰く、コドモが成人し、生計を立てられる年齢から逆算し、子作りしたとか(^^;
その計画完遂の後、早期退職制度を使って、再び学校に通う・・・・・・と、そこまでの長期計画ではないにしても、後で梯子を外される可能性を考慮するヒトと、(コドモが)欲しいときに偶々お金が貰えるからというヒトのどちらに上手くインセンティブを与えられる制度設計が出来るかどーかでしょうね。
後、少子化に実効力の有る3人以上となると、保育所・幼稚園の待機児童、小児科医の充実などの他に、家庭では支えきれない分を、社会でどう受け持つか?というのも問題になってくるでしょうね?
単に、ご近所付き合いの復活に期待するのではなく、プロのナニー(乳母)を使うとか、おお、確かに新たな需要というスピンオフが期待できるかも(^^;

投稿: yoss | 2009.02.09 12:39

>与謝野

国民は怒るべきですよ。
景気対策には「これ以上赤字国債を増やせない」と言ってひたすら増額に抵抗していながら、
事実上の赤字国債である(将来税収を高利で前借りするだけの)相続税免除国債には乗り気だっていうんですから。

二枚舌もいいとこですね。
ドサクサ紛れに自分たちの相続税を免除させようってだけの話ですよこれ。

投稿: ez | 2009.02.09 13:06

>事実上の赤字国債である

事実上も何も、兌換券でなければ「赤字国債」であろうはずがない。
マネーサプライを増やしてインフレを起こそうってだけの話で。
インフレになれば800兆円の累積債務も瞬く間に解消。
ケインズからスティグリッツまで政府紙幣には肯定的ですけど。

投稿: | 2009.02.09 13:18

>ひとまず買って持っていこう! 評価は後回しで良い

そう思ってイラクで英国陸軍が使っていたHALOⅡ(Hostile Artillery Locator)を買っちゃって、後で日本で試験してみたら実は全然使えない代物であったということもありましたね。

ともあれ、外で場数を踏むのは良い経験になると思います。逆に他国の軍隊からGA隊が羨ましがられることも多々ある訳ですから。

投稿: keenedge | 2009.02.09 13:19

> 日本が抱えている諸問題は、突き詰めると、人口減にたどり着きます。

その通りではありますが、お金を出せばすぐに合計特殊出生率が増加(2以上)になるとは直感的に思えないのです。

やはり減る方向は変わらないのではないでしょうか?
そうなると、うまく人口が減る社会にソフトランディングすることを考えるべきなのではないのか?

現状の問題は人口が減ることそのものよりも、人口増加を前提としたモデルが無効になりつつあることが原因だと思うのです。

投稿: 酔うぞ | 2009.02.09 13:28

貴殿が喜びそうなネタ回しを一目置いている小田島氏がされてます。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090206/185277/?P=4

投稿: | 2009.02.09 14:07

>育児手当
優遇措置は当然なければならないと思いますが、支給金より、子供に関するものは無料と言う方がいろんな制限もあまり考えなくていいでしょう。(子供銀行券wを月毎、年何回か発行支給とかね。
親は無くとも子は育つ。で、最後の面倒は国が見ている。
老人に使うよりも時限だし、有意義ですね。

投稿: lor | 2009.02.09 14:16

>シー・シェパード

この団体は、アメリカですね。

このシー・シェパードの船が調査船に突っ込むのは、飛行機がニューヨークの高層ビルに突っ込んだのと、同じです。テロです。
このときは、アメリカはアフガニスタンに攻撃を仕掛けました。

同様のテロ行為である今回のシー・シェパードの行為に、テロとの戦いをかかげているアメリカや基地を貸しているオーストラリアが、知らん顔をしているのは、ダブルスタンダードも甚だしい。
白人の団体は、所詮この程度のものです。
倉庫から他人の鯨肉を盗んでも、罪の意識のない日本国内の団体もありましたが。

投稿: r | 2009.02.09 14:38

>人口減

逆に中高生をターゲットに出産奨励金300万円支給とかを検討してみては?

現状では性感染症予防目的の他に、禁欲的なモラルを重視したり、
DQN親のネグレクトによる事件から、やっぱり子供には子供を育てられないという結論で、
中高生には避妊を積極的に推奨しておりますが。

いわゆる戦闘的フェミニスト様の活躍によって、
女性の社会進出やそれに伴うワーキングマザーへの社会的なサポートはある程度は充実しました。
今度はそれをもっと若い年齢層まで拡大し、妊娠しても中絶や退学を強要されるのではなく、
学校内で託児所なり保育所を併設する等のサポートがあっても良いと思います。

ただ「とりあえずは出生率の回復を!!」というのであれば、出産と育児を別の問題として切り離して考えることも必要で、
それこそ「300万だけ貰って子供は乳児院や孤児院に捨てます」ってケースも考えられますが。

その場合は、地元の国会議員なり首長がノブレスオブリージュとして、
あるいは有権者へのイメージアップとして、乳児院や孤児院から養子をとり、
将来の2世議員や官僚様候補として立派に育てることを各党の公認候補の条件にするというのはどうでしょうか?
世襲だけれども血縁ではない2世議員で衆参のどちらかを半ば貴族院化させてみるのも良いと思います。
そして、将来は捨てられた子供達によって、この国に復讐・・・もとい好き放題、いえ、この国の将来を担っていただくというは如何でしょうか?

投稿: リラ | 2009.02.09 14:45

>最近「○×が日本を滅ぼす」というタイトルの本

ええ似た様な例で
「拒否できない日本」関岡英之
とか
「国家の罠」佐藤優

も同じです。
チョット読みかじったあとに、なんか凄い情報を目にした様な錯覚を起こさせるレトリック本ですね。
その昔高倉健・鶴田浩二の任侠映画を見て、映画館を出るときには6割方肩で風切ってるって奴です。

著者の策略にまんまと嵌ってしまって、自分以外が情報弱者に見えてしまう、日本では非常に感染力が強いウィルスです。根底には陰謀が浸食してますので処方箋が無いに等しいw
こういうのに便乗して国会議員のセンセまで取り上げるんですから、たいしたもんです。

投稿: nao_c/w | 2009.02.09 15:41

> 子供が増える、今年より来年の方がマーケットが拡大する、納税者が増える、消費者が増える、という確証さえ得られれば、民業はずっと拡大経営路線を取れます。

これを続けていったらいつかは破綻しますよね、資源の枯渇や環境汚染などによって。成長の限界については1972年のローマクラブの報告書の頃から言われてきたことです。

どうせ人類はいつかは滅亡するんだから今の繁栄を出来るだけ楽しんで太く短くぱーっと散ればいいということでしょうか? しかし、そういう行く末が間近だと予見できた時点で人々は絶望して、本当の行き詰まりが来る前に社会は崩壊すると思います。

私としては、細く長く、なにか持続可能な技術が見つかるまでは人類をもたせるほうを選びたいですがね。

投稿: | 2009.02.09 16:43

> インフレにもなるし、日本だけやったら円安になる。
インフレにするべきだし、円安にすべきだろうに・・・。例え円高トレンドを許容したとしても、企業の想定を上回る急激な円高は避けるべき。

先日の朝日の記事もそうだけど、彼らにはデフレとインフレの間に何か特別な状態(ただし名前は無い)が見えているのだろうか。

投稿: cybo | 2009.02.09 17:20

>人口減
これの対策としては、事故死・自然死なども勘案すれば、4人ぐらいまではOKではないでしょうか。
あと、補助金狙いの居座り強盗防止のために、
国籍条項は必須でしょうね。ww

>シーシェパード
「しーちわわ」との呼称が現在普及中のようです。ww
反撃されると逆切れしてる様は確かにシェパードとは程遠い!
でも、ちわわがかわいそうな気もしますね。

投稿: かーる | 2009.02.09 18:22

カリーの反しーちわわ・反豪は、鬼畜米英と同じで白人崇拝の裏返しです。何故大勢のジャップと違って、日本の罪を認めるウリを名誉白人にしないニダ!謝罪と賠償シル!だから。期待するとこっちの品位が下がる。それから、援護射撃ではなくて、掩護射撃です。我が社では援護といえば再就職支援を意味します。

投稿: 土門見人 | 2009.02.09 22:02

>インフレにするべきだし、円安にすべきだろうに・・・。例え円高トレンドを許容したとしても、企業の想定を上回る急激な円高は避けるべき。

それで得をするのは輸出産業だけ。
世界の総需要が落ちているのに、輸出産業のために金を使うのは無意味だし、円安誘導で甘やかされていた日本の輸出企業がかつてのような競争力を持っているとは考えにくい。

市場の変化に対応できない企業は倒産させて、構造改革を進めた方がよい。
借金を重ねて経済を活発にさせていた時代は終了しました。
これからは、より少ない消費、より多くの貯蓄、より高い生産性を追求していくべきです。


>人口減
↓大和総研の分析によると児童手当で子供を一人増やすコストは1億円。
保育所整備なら2780万円だそうです。
また、土地価格の下落は出生率向上に効果が高いそうです。


どうしたら子供を増やすことができるのか
http://www.dir.co.jp/souken/research/report/harada/07122601harada.pdf


投稿: ほるほる | 2009.02.09 22:12

>日本が抱えている諸問題は、突き詰めると、人口減にたどり着きます。
でも、永遠に人口増できないのも事実
どこかで飽和点があると思う
日本の人口、2億人ぐらいまではなんとかなる?

>資本主義というのは、突き詰めればネズミ講です。
言い得て妙です

なんか最近、共産主義もいいかもと思うようなってきた。危ない危ない

投稿: | 2009.02.09 22:38

>これの対策としては、事故死・自然死なども勘案すれば、4人ぐらいまではOKではないでしょうか。

落語「寿限無」のマクラで、「おーい、おかみさん、あんたんとこの子が井戸に落ちちまったよ」「じゃあ、又産むからいーよ」とあったのを思い出しました
そこまで気楽になれとまではいかないとしても、完璧に「(母)親」を演じ切れず、子供と家庭という閉じた世界の中で、社会から孤立したまま、自分が壊れる事を防ぐ為にか?、ネグレクトや代理ミュンヒハウゼン症候群に陥ってしまいがちな状況では、安易に「産めよ増やせよ」というのは、却って負担になるよーな

又、婚活に励むアラフォーに、張り切って高齢出産にチャレンジされるのも、「もうやめて!産科医療のライフはゼロよ」という状況では困るだけなので、リラ さまの仰るよーに、学校に託児所の有るような環境整備の方が、その後彼ら彼女らを雇用する方も、託児所必須でないと、ヒトを確保出来ないとなるので、「働きながら育てる」環境の整備にも貢献出来るのではないかと

投稿: yossi | 2009.02.09 22:42

>中之島公園の「最上」解体へ
>およそ100年前から大阪の中之島公園にたたずむ軍艦「最上」のシンボルの解体作業が9日から始まりました。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/mbs/20090209/20090209-00000016-mbs-loc_all.html

航空巡洋艦か?と思ったら、なんと初代(先々代)の通報艦でした。
 こんなのが保存されているとは全く知りませんでしたが、大和ミュージアムにて保存されるとのことで一安心です。

投稿: 治部少輔 | 2009.02.09 23:00

>中之島公園の「最上」解体へ
>およそ100年前から大阪の中之島公園にたたずむ軍艦「最上」のシンボルの解体作業が9日から始まりました。

在りし日の姿
http://homepage3.nifty.com/ki43/heiki5/nakanosima/nakan.html

投稿: yossi | 2009.02.09 23:39

少子化対策

誰かが、他の場所でも似たようなことを言っているのですが。

大学をある程度以上人口規模の大きい地方都市に、もう少し増やせたら少子化対策にもなるのじゃないかな。

首都圏や京阪神以外の場所に全国で50から100ぐらい、国公立大学を増やせたら、どうかな。

一般的に日本の家計の教育費用、特に大学教育の費用は非常に高い。学費以外にも学生のアパート代などもかかるので、家計への負荷が重くなりすぎる。

ならば、地方に大学を増やして、自宅から大学に通える学生を増やせば、家計への負荷を減らすことが出来る。そうして、学生人口をいくらか地方に堰き止めれば、東京の人間も進学率を上げられる。

教育費がいくらか安くなれば、もう一人子どもを生もうかという気にもなるかもしれない。さらに社会人への再学習用に大学の門戸を広げて失業者への職業訓練にも利用すればいい。では大学を増やすための予算はどうすると言われるし、それが大変ですがね。しかも大学教員が公務員だとすれば公務員が増えることへ難色を示す人も出そうですね。スタッフの養成にも時間がかかります・・・

投稿: まえやま | 2009.02.09 23:45

>地方に大学を増やして

ネットの上に作ればいいと思います。
ネット上で受講して、レポートや論文を出して、単位も取れる。

土地や建物が不要ですから安くできますし、講師も世界中から募集できます。

小学校からネット上で教育を受けられるようにすれば地域格差も小さくなるかな。

投稿: ほるほる | 2009.02.09 23:54

それから、子ども手当てよりも効率的な子ども支援もありそうな気がします。

私の思い付きであり、深く考えたわけでもないのですが。

高校や大学などの学校を卒業したら、「卒業税」とでもいうような、税を取るような仕組みを作れれば面白いと思う。高校を卒業したら、就労中は勤労所得の2パーセントを取る。大学を卒業したらそれに、6パーセント上乗せして税を取る。それを政府の教育予算にあてさせる。こうすれば、学校の学費を無料にしたり低額に出来るような気がする。

すると、昔、真面目に学費を支払ってきた人たちが、そんな税負担をしたくない、と言い出しそうだし、さらに中退者をどうするという問題がでますがね、この税を支払いたくないばかりに、卒業直前に中退するものが出そうだが・・・

しかし、それでも家計(親)に学費の負担をさせすぎるのは、やはり問題だと思うので。こんな仕組みがあればいいなと考えました。奨学金の変種みたいなものですが。

それから、医師や弁護士などの特別な資格にも、その資格の使用料を年度毎に教育費目的に政府が取るようにして、それも、学費の軽減や奨学資金にあてられれば面白いと思う。そうして医学部などの学費が軽減されればそういう人たちが再学習しやすいようにもなるのではないか。そういう仕組みというのはあるのかな。

思いつきでしかないですがね。

投稿: まえやま | 2009.02.10 00:09

> 「美味しんぼ」作者、ブログでシー・シェパードと豪を猛批判

明日、日産スタジアムに
「Beat The Terrorist Sea Shepherd Australia.」
の大横断幕を張ってみる。

「テロリストシーシェパードのオーストラリアをぶっ飛ばせ」
のつもり。
これで、合ってる?

投稿: | 2009.02.10 00:23

ほるほるさま

放送大学じゃだめですか?


2009.02.10 00:23さま

infoseekで翻訳すると
Beat Australia supporting the sea shepherd which is a terrorist.

「テロリストであるシーシェパードを支援するオーストラリアをやっつけろ」で、

こんな感じになります。

投稿: pfe | 2009.02.10 01:12

もとより人口増社会と言うのは幻想だよ。これは人口転換論としてほぼ認知されている。均衡か減少かというと理屈によると長いスパンでは均衡すると見られているのだけれど、アメリカを除き先進国ではいまのところどこも減少社会になってる。

投稿: | 2009.02.10 01:33

>もとより人口増社会と言うのは幻想だよ。
>アメリカを除き先進国ではいまのところどこも減少社会になってる。

統計を見ると減少になってるのはドイツぐらいでは?
限界だと思われてた北欧圏が、社会改革の成果が出て再上昇に転じてたりしますし。

歴史的に見ても、人口増加は階段状になってますから、今の社会制度と技術体系で人口増が止まることは、今後の再上昇を否定するもんじゃないと思いますがね。


投稿: ez | 2009.02.10 06:44

> でもドライアイスなんて絶対市販すべきものじゃないでしょう。
> 何でこんなものを一般人が入手できるんだろう。

問題の女性がどうやって入手したかは知りませんが、うちの近所のスーパーでは
レジを通った所にドライアイスを入れる機械がありますよ?
アイスクリームを買った時などに、レジ袋に入れて家まで保冷するためのものです。
一応、横に店員がいたりレジでコインを貰わないと使えなかったりしますが
それほど珍しいもんでもないと思いますけど。

アイスクリーム専門店なんかでも、サービスでくれるんじゃないかな?

投稿: | 2009.02.10 07:34

>少子化対策
先生は主に出産時・幼児期のことを考えられているし、野良妊娠なんかを避けるにはいいんでしょうけど、子供さんを持ったら本当にヤバイと思うのは、子供の学費に金がかかることなんですよ。「さいとー君、早めに私立入れたいんだけど…」とシングル幼稚園から大学まで国公立の私にアドバイス求めるなんてどうかしている相談を受けるんですが、一応「まぁ小学校ぐらいは、世の中清濁いろんな人間がいることは覚えておいたほうが良いから、小学校は公立はいいよ」とはいうんですが。
しかし、高給の花形職業ってやはりいいところ大学でないと駄目でしょう。そうなれば「うちの子に亭主のような人生させたくない」とかなったら、もう子供自体がローンの残金の多い持ち家や、賎業主婦と同じように家計の埋蔵不良債権ということもいえる。ささやかな親の幸せを犠牲にしてお受験という世界はまるでわからないのであまり見識はもっていないけど、どこかで「あんたのような親から仏陀が生まれるわけ無いでしょう」といわないといけないんじゃないだろうか(塾の総量規制のような馬鹿話は考えていません)。

投稿: さいとー | 2009.02.10 07:48

>一応「まぁ小学校ぐらいは、世の中清濁いろんな人間がいることは覚えておいたほうが良いから、小学校は公立はいいよ」とはいうんですが。
公立の小学校の先生に、「頭がよくなる」という手帳に書いてある3つのものを覚えて反復する「記憶法」を広める先生がおりましてね。
どうも国語の授業時間中にやっていたらしいんだけど、夏休みに子供集めようとしてバレたわけだ。
流石に文字通り反面教師として「先生」で清濁教えてもらうわけにもいかんから、個人として抗議しまして(最後にはPTAにもバレてPTAからも抗議されて)担任からは下ろされました。
でも公立って先生をやめさせられなかったみたいですね、当時は。
反戦教師とかわかりやすいのはまだいいけど、こんなのもまじっている場合もありますからお気を付けください。

投稿: | 2009.02.10 08:54

大学進学率は未だに50%程度だと思いましたが。

投稿: | 2009.02.10 09:39

>統計を見ると減少になってるのはドイツぐらいでは?
人口減少社会というのはいわゆる人口の増減率のことではないんだよ。生まれた子供が死なないとすれば、合計特殊出生率が2(均衡)以下であれば人口減少社会であり、その意味で北欧圏も例外ではない。社会が発展するに従って、多産多死から多産少死を経て少産少死に至るというのは人口問題を考えるにあたっての前提条件であり、実際にどの先進国もそのような道をたどってきている。問題は少産が過度状態となり均衡点付近にまで戻らない現象にある。経済を含む人口問題を考える場合、短期の増減率ではなくこうした長期的マクロな視点から社会政策を論じる必要があると考える。

第2節 人口減少社会の到来
http://www8.cao.go.jp/shoushi/whitepaper/w-2008/20webgaiyoh/html/i110000.html#i1120000

日本の人口はベビーブームという特殊要因を除き、戦後一貫して減少傾向にある(ここで、総人口の増加だけを見ると見誤る)。すなわち経済成長期にはすでに人口減少問題は始まっていたと言える。ヨーロッパは戦前から減少傾向にあり、流入の多い米国は日本より遅れて出生率が低下、世界人口の増加は人口転換を迎えていないその他の国々によるものである。

補章 海外の少子化の動向
http://www8.cao.go.jp/shoushi/whitepaper/w-2006/18webgaiyoh/html/i1610000.html

マルサスは人口の爆発的増加により供給が追いつかなくなることを懸念していたわけだが、実際には先進国はそれ以前に人口転換を迎えて、少子化と高齢化が問題となっている。

投稿: | 2009.02.10 14:44

あ、正確には2未満だな。

投稿: | 2009.02.10 15:00

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