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2009.06.05

足利事件は国策捜査だった

 京都教育大の事件に関して、更生は刑務所の役割というご意見がありますが、まず今回の事件に限って言えば、実刑を食らう奴は一人もいないでしょう。刑務所の出番はありません。第二に、刑務所は罰と更生をバランスするための施設であって、必ずしも更生に重きを置いているわけではありません。近代刑法はそこに重きを置くし、日本の刑務所は、再犯率に関しては、先進各国でも成績は良い方だろうけれど、初犯の学生を放り込んでためになるとは私には思えない。
 第三に、刑務所でそれを果たすことも社会のコストです。レイプ犯全てを刑務所に送り込みますか? もちろん社会的には、8割9割の無垢な市民が「それで構わない」と判断するでしょう。私だってそうです。自分の街にそういう人間が執行猶予付きで暮らしているよりは、刑務所でせめて半年なり一年なり放り込んで欲しいと思う。しかし、そうしないことには、理由はあるんです。刑務所の受け入れ能力=そこに国民が支出できる司法コストには限界があるし、彼らを収監したことで、彼らの日常生活はそこで断絶し、娑婆に出た後それを再スタートさせるためには社会的なコストが掛かり、なお再起に失敗して再犯に走ったらそのコストを被るのはまた社会です。われわれはその天秤の中で処罰を考えなければならない。
 そこに、彼らの更生に責任を負います、と表明する人々がいてくれるのであれば、私は喜んで耳を傾けます。

※ 事故のエールフランス機は空中分解か 仏紙、緊急信号を詳報
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090605/erp0906050024000-n1.htm

>事故機は悪天候の中、通常より遅い「不適切な」速度で飛んでいたとして

 それが人為的な操作でのことだったのか、他の要因によるものか知りたいですね。その辺りの情報はかなりあるはずなのですが。

※ 【足利事件】「捜査は妥当だった」「思い出したくない」 栃木県警元幹部ら
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090604/trl0906041213005-n1.htm

 思い出したく無いなんて、無責任極まりないですよね。
 この事件は、ここ最近相次いだ冤罪事件、志布志冤罪事件、富山冤罪事件、あるいは数多の痴漢冤罪事件と似て非なる所があります。富山事件と共通しているのは、国選弁護人がろくな仕事をしなかったこと。そればかりか一審での弁護士は無罪を訴えた被告人を詰っていさえする。国民注視の大事件であったにも拘わらず、やる気のない国政弁護人が警察側主張に沿った弁護を展開して状況悪化を加速させた。これは富山事件と全く同じ構図です。
 逆にこれらの事件と全く違う点は、まさにこれが国民注視の大事件だったことです。マスコミは、この連続幼女誘拐殺人事件の全過程をつぶさにフォローしていた。
 田舎の選挙違反事件、婦女暴行事件、痴漢事件なんて、マスゴミは記者クラブで貰った逮捕情報を疑いもせずに右から左に流すだけです。実名を付けて。それが真犯人か否か、そもそもそんな事件が本当に存在したのかも含めて、誰も注意を払わない(志布志冤罪事件は、そもそも選挙違反自体が鹿児島県警がでっち上げた架空の事件だった)。起訴された後、裁判所まで足を運ぶこともないでしょう。

 所がこの事件は違います。全国紙が注目していた。事件が県境を挟んだせいで、捜査は事実上、警察庁が陣頭指揮を取った。
 当時、菅谷元受刑者の捜査を極秘に進めていた県警は、地元メディアに一切悟られることなく逮捕準備を進めていたのに、なぜか中央の警察庁から捜査情報が複数の全国紙にリークされる。それをリークしたのは、当時、警察庁刑事局捜査一課長・山本博一、警察庁刑事局長・國松孝次の二人です。
 警察庁は、当時導入を計画していたDNA分析機の予算要求を大蔵省に要求して一度拒否されていた。彼らは、DNA検査の威力を国民に認知させるための大きな事件を欲していた。
 国松孝次氏のその後に関しては、全国民が知っている通り。山本博一氏は、その後栃木県警本部長へと栄転し、この事件の陣頭指揮を執る、上がりは大阪府警本部長ですから、大出世ですよ。

山本 博一
昭和42年 4月 警察庁入庁
平成 2年 9月 栃木県警察本部長
平成 5年 8月 警察庁長官官房総務審議官
平成 9年 3月 警察庁交通局長
平成10年 1月 大阪府警察本部長
平成11年 6月 関西国際空港株式会社 常務取締役
平成16年 6月 社団法人新交通管理システム協会 理事長(現在に至る)

*社団法人新交通管理システム協会 理事長
http://www.utms.or.jp/

 去年6月の時点でもまだこのポストですから、これだけ長いこと務めていると、億単位の退職金をせしめてそろそろ次へと「ワタリ」でしょう。
 逮捕直後、最初に彼を15時間も威圧し暴力を振るって取り調べた橋本文夫警部も、警視に出世。今頃は地元企業で悠々自適の第二の人生でしょうか。残念ながらググッてもその後の様子は出てこなかった。捜査関係者は真犯人を野放しにし、二人の人間の一生を奪い(逮捕2週間後に父親は死んでいる)、無垢な国民を踏み台にして栄転して行きました。
 これはまさに、国策捜査でした。刑事事件に於ける国策捜査です。でもその時リークして貰ったマスゴミさんは、国松さんの所にコメントを取りに行くようなことはしないでしょう。あるいは、天下り法人のトップを務める山本博一氏の責任を問うて辞めさせるようなことはしないでしょう。彼らは同じギルドの仲間だからです。
(せめてあの時、捜査情報をリークして貰った記者は名乗り出るべきだろうが、たぶんそれもしないだろう)

 マスゴミは逮捕を急がせた。文系バカの特徴で、DNAという聞き慣れない科学用語が出て来た途端に思考停止に陥った。しかし、日本警察が大事件で証拠のでっち上げを躊躇わない組織であることは、駆け出しのサツ周り記者ですら知っていなければならないことです。仮に今日、何かの事件が起こり、DNAが一致したという警察情報があったとしても、それが真に容疑者のものかどうかは全く別の問題であることを記者は疑って掛かる必要がある。
 彼らは裁判までフォローしたはずなのに、この事態を許した、せめて一審が終わった後に、まともな弁護団が結成されるべきだったのに、そのチャンスも逸した。この国策捜査に加担したマスゴミの罪は重い。
 冤罪被害者は自分の人生を失い、父親を急死させ、裁判所がもたもたしている間に、ほとんどの事件が時効を迎えてしまった。この一件では、裁判所の判断ミスがあまりにも大きいことも無視できないでしょう。もし、この事件が、県警が描いたとおりの2人の殺害に関して起訴されていたなら、死刑判決が出ていた可能性が高い。彼はすでにこの世に存在しないことになる。栃木県警のへまで、彼が死刑になることを回避できたのは不幸中の幸いでした。

 DNA鑑定が過ちを犯したかのように言われていますが、これは間違いです。あらゆる検査技術には限界があり、そもそも証拠となるべき物証の真贋すら怪しい我が国の刑事司法制度の中では、科学鑑定に全ての責任を負わせるのはナンセンスです。今回、むしろその技術が彼を救ったとも言える。
 仙台筋弛緩罪殺人事件はつい昨日の事件です。犯人逮捕直後から、マスゴミが冤罪説を報じた希有な事件です。にも関わらず、警察鑑定は、押収した証拠物件の試料を全量破棄するなどという警察鑑定の国際常識からかけ離れたことを未だにやらかしている。
 この国の刑事司法制度は、まだまだ闇の中にある。それに加担して冤罪の山を築いて来たことの責任はマスゴミにもある。それを忘れないことです。
 貴方が冤罪で逮捕された時、マスゴミが自宅や会社に殺到して貴方の生活を完膚無きまでに破壊するでしょう。彼らは決して市民社会の味方ではないし権力の監視役でもない。せいぜい彼らは、国家権力の番犬(それも実は、腕章を巻いた匿名集団だったりする)に過ぎないことを認識しておきましょう。

*↓所で、本事件に関するこんな秀逸なルポジュタージュ(pdf)があります。
http://www.gfighter.com/images/shop/19DNA.pdf

 日垣隆@盗作バックレ野郎大先生も、愚にも付かない自己啓発本の書き手になる前は、良い仕事をしていたんですよね。最近、勝間和代の発言に触れるたびに、凡庸な彼女なんかより、日垣隆の方が5倍は面白いのになぁ…‥、と思うのですが。あ、褒めすぎた(^_^;)。

※ 静岡空港が開港 総事業費1900億円、遅れ3カ月
http://www.asahi.com/national/update/0604/TKY200906040086.html

 いったいこれどうするつもりなんでしょうか(^_^;)。県の持ち出しは、建設費を別にすれば、毎年2、3億で済むという算段らしいけれど、もちろんそれが10億とか膨らんでも静岡県程度の稼ぎがあれば負担は問題ないんだろうけれど、ただエアラインの側は、直接アカを税金で被って貰わないとだらだらと続けられないでしょう。
 つか県は、JRに新幹線駅を作らせる目処があるんだろうか? 要はその一点なわけですが。

※ データを「10億年」保持可能:カーボン・ナノチューブ利用
http://wiredvision.jp/news/200906/2009060323.html

 そんな先のことはどうでも良いですから、DVD-Rのロット不良やRAMの信頼性、我が家で焼いたCD-Rの9割が読めなくなっている現状を解決して下さい!
 業界さんは容量アップには熱心だけど、今だ信頼性があるメディアの開発に成功して無いじゃないですか? 先日もRAMが一枚駄目になって、Rより格段信頼性が高いはずのRAMでなんでトラブルが起こるんだよ…‥、と絶句しました。

 ↓その他の話題はメ-ルマガジソにて

※ 無重力は見かけほど楽じゃない、宇宙飛行士の7割以上が頭痛の症状
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200906041113
※ 地中から「不発弾」火を噴く、解体作業員びっくり…横浜
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090605-OYT1T00037.htm?from=main4
※ 【コラム】独島戦争、韓日友好の最大の障害物
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=116234&servcode=100&sectcode=140
※ 再犯の恐れ…対応苦慮 中国誘拐団の日本入国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090604-00000517-san-soci
※ 小泉チルドレン厳しい現状 杉村太蔵議員、不出馬を表明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090605-00000107-san-pol
※ 陸上自衛隊で炊事競技会
http://www.mbc.co.jp/newsfile/news-v/00148387_20090604.shtml

※ 前日の空虚重量71.6キロ

 やっと続けて眠る。この一週間しんどかった。
 ベランダのプランターに植えたキュウリを4本収穫。多少曲がってはいるものの、店頭販売品と比較して全く遜色ないサイズ。つい昨日、キュウリの形になって来たなぁ…‥、と思っていたらあっという間に巨大化する。
 収穫量も多いし、ベランダ菜園としてお勧めできるのでは無かろうか。

※ 有料版おまけ D-Day Memorial

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コメント

>データ
機械の体は螺子を取り替え続けることで永遠の命を得られる。
だから、コピーあるのみ。社寺だって、古材だけでない。
>静浜基地
百里みたいにならないで、国が買い上げて、静浜が移転が妥当か?
http://www.geocities.jp/alltransforum/taka/050719.html
>戦跡
沖縄か小笠原くらいですからね。戦車を駆るには、狩場は狭いのが日本。
http://www.panoramio.com/user/2088250&comments_page=1&photos_page=4
>胡瓜
花粉の受粉がうまくいってよかったですね。

投稿: pongchang | 2009.06.05 10:31

>【足利事件】

テレビのワイドショーで被害者が「当時の検察・警察関係者は、絶対許せない」と発言しているのに、その関係者が全く登場してません。どうして?

復讐される恐れのない「バンソコウ・大臣」とか「読み間違い・総理大臣」なんかは、ウンザリするくらい、各局・各番組で繰り返し放送するのに。

検察・警察関係者だと、たとえOBでも、現役からの無言のニラミガ怖いのかな?

しつこく、当時の組織図たどって、下から上まで、現場から中枢まで曝せよ!!

ったく、だらしない。マスゴミめ!!

もつとも、当時も今も、ほんとは共犯関係?

投稿: MI-6 | 2009.06.05 10:40

国松氏、「ミスター危機管理」こと佐々敦行氏と組んでドクターヘリ利権
を漁ってますな。「空飛ぶ救急車」ですから本来消防のマターなのに、
業界団体が警察官僚OBに仕切られて、消防関係者が閉め出されている。

投稿: 同業者 | 2009.06.05 10:55

>テレビのワイドショーで被害者が「当時の検察・警察関係者は、絶対許せない」と発言しているのに、その関係者が全く登場してません。どうして?

この事件は日テレもテレ朝もTBSも冤罪として最初の裁判の高裁時代から動き何度も報道していましたよ。
山本氏が出たかは憶えていませんが国松氏は少なくとも日テレ、テレ朝には名前が出たのは憶えています。
特に日テレはアクション2008でこれを集中的に取り上げたので結構見た人が多いのではないでしょうか。
逆に、フジテレビはギリギリ最後まで報道しませんせしたね。まあ、フジサンケイ人脈の福嶋章が一審での精神鑑定した絡みで色々あるのかもしれませんが。

投稿: | 2009.06.05 11:46

>DNA鑑定
裏は取れていませんが、当時の鑑定方法は常に同じ結果が出るんじゃなくて、何回かやってその内容疑者に適合した結果のみ挙げたとか。この方法で鑑定された証拠が含まれる事例で、死刑が既に執行された例(飯塚事件)があるようです。証拠が全部鑑定で破壊されている(理由は前述のとおり何回も鑑定したから)ので、今回のように精緻な方法による再鑑定は行えません。もし、これが冤罪だったら(証明方法はないけどね)、死刑制度が崩れますね。

>静岡空港
県の説明では、空港建設費はインフラなので償還という考えはないそうです。でも、今時の自治体で借金がないなんてあり得ないから、一定の割合で建設費の中に県債の部分が含まれるはず。それらの利子と元本を合わせれば、毎年数十億円が必要だという話もあります。鈴与も、この不景気に本業だってやばいだろうに、航空会社(FDA)なんか作って良いのかね。路線がマイナーなところばっかりで専業でも苦しいのに、数年で撤退するんじゃないですか。バックにスズキがあるかも知れないけど、スズキだってGM破産のあおりを受けているようだし、時期が最悪だったね。でも静岡の地理的条件では、時期にかかわらず無理な空港だとは思います代。

投稿: | 2009.06.05 12:37

>もし、これが冤罪だったら(証明方法はないけどね)、死刑制度が崩れますね。

崩れないでしょ。崩れるのは鑑定と刑を課すまでの手順。

刑の執行と、刑を課すことは別の事ですお。

投稿: | 2009.06.05 12:43

>足利事件
>裏は取れていませんが、当時の鑑定方法は常に同じ結果が出るんじゃなくて、何回かやってその内容疑者に適合した結果のみ挙げたとか。

DNA鑑定の詳細については、二審から被告の無実を主張し弁護に当たってきた佐藤博史弁護士に対するインタビュー記事
http://allatanys.jp/B001/UGC020006020090508COK00288.html
が参考になります。
長いですが以下、引用します。
ーーーーーー
 最初のDNA鑑定は科学警察研究所(科警研)が行ったものですが、検出されたDNAのバンドは太くて歪んでいます。これで犯人と菅家さんのDNA型が一致すると認めることには誰しも躊躇を覚えると思いますが、当時は誰も疑問を感じませんでした。
 しかし、当時のDNA鑑定でも、一致する確率は1000人に1.2人(833人に1人)で、事件当時の足利市の人口をもとに性犯罪可能な男性を男性の半数と仮定して計算すると約50人が該当します。つまり、当時のDNA鑑定が正しかったとしても、菅家さんは50人の該当者のうちの1人に過ぎませんでした。
 しかし、その後、科警研がDNA型のデータを集積するにしたがって、一致する確率は低くなってきました。つまり、1000人に1.2人(833人に1 人)が、1000人に2.5人(400人に1人)、1000人に5.4人(185人に1人)、最後には1000人に6.23人(161人に1人)に変化したのです。
 要するに、菅家さんと犯人の型は日本人に比較的多いものだったのです。該当者の数も、当初の約50人から、約103人約224人、約257人に増えていきました。しかも、犯人は足利市内に居住するとは限りませんので、足利市周辺(佐野市、桐生市、館林市、太田市、田沼町)の人口をもとに算出すると、当時でも該当者は約136人で、それが約283人、約612人、約706人と増えていったのです。
 つまり、当時のDNA鑑定が正しかったとしても、犯人と同じ血液型とDNA型の人物は、足利市とその周辺で約700人もいて、菅家さんはその1人にすぎなかったのです。しかし、当時は誰もそのようなことを考えませんでした。当時は、私たちの言う「DNA鑑定神話」が支配していたのです。
 しかし、以上は当時のDNA鑑定が正しかったことを前提にした議論です。問題なのは、当時のDNA鑑定は間違っていたのではないかということです。
 科警研が行ったDNA鑑定は、MCT118と呼ばれる遺伝子の部位を対象とする鑑定法で、MCT118法と呼ばれていますが、科警研のMCT118法では誤った判定がなされる危険性があることが当時から指摘されていました。DNA鑑定を行うための基盤になるゲル(寒天のようなもの)と物差しに当たるマーカーにそれぞれ問題があったのです。
 1995年には科警研も当時の判定が間違っていたことを論文で認めました。しかし、当時の判定と正しい判定には規則性があるといい、16型は18型、26型は30型であるとしました。
 当時のDNA鑑定によれば、犯人と菅家さんのMCT118型は16-26と判定されたので、科警研の論文によれば、正しい判定は18-30だったことになります。菅家さんと犯人のMCT118型は、16-26ではなく、同じ28-30だというのです。
 しかし、弁護団が菅家さんの毛髪を用いて行ったDNA鑑定では、菅家さんのMCT118型は18-29で、18-30ではありませんでした。日大の押田茂實教授による鑑定がそれです。
ーーー以上引用ーーー

なお、控訴審で控訴棄却になった理由として、この弁護士自身も反省の弁を述べています。
http://allatanys.jp/B001/UGC020006020090508COK00288_5.html

簡単に言えば、上の引用にある「押田鑑定」は、控訴審のあとに行われたのです。自白に不自然な点があること、目撃証言が自白と矛盾していること、自白から否認に転じた内容に一致するレシートが見つかったこと、などから、弁護団は無罪を確信し、DNA鑑定をやり直すことを考えつかなかった、ということのようですが。

裁判所がDNA鑑定を盲信することはないだろう、と弁護団は考えたため、DNA再鑑定という選択肢を思いつかなかった、ということなのかもしれません。

それにしても、ここで國松孝次氏が出てくるとは思いもよりませんでした。情報に感謝します。

投稿: sweden1901 | 2009.06.05 14:11

国策捜査とは言いますが、大石さんの頭の中で「国策捜査」とはどのような定義になっているのでしょうか?
言葉だけは流行したものの、未だ正式な定義付けがなされている言葉ではありませんし、多くの人もその辺は曖昧なままです。
ですのでまずそこをはっきり明らかにして貰わないと意味が正確に通じません。
そもそもの主張が空回りしている印象を受けます。

投稿: LL | 2009.06.05 17:37

DNA鑑定ばかりが問題視されていますが、一審で精神鑑定をし、二審でも証拠採用された福島章の精神鑑定で「代償性小児性愛者である」と鑑定したことがDNA鑑定以上に大きいんじゃないですか?

投稿: | 2009.06.05 18:24

>刑の執行と、刑を課すことは別の事ですお。
森英介現法務大臣は就任直後の昨年10月死刑執行命令書にサインをした。足利事件と同様MCT118型検査法DNA鑑定による証拠のみで犯人とされ、無罪を主張していた被告 久間三千年死刑囚(当時70歳)は死刑を執行された。2006年の確定判決から2年しかたっておらず、再審請求の準備もされていたという。
こういったケースでは法務大臣はサインを見送るものだと思っていた。
なによりもまず、最高裁は職権でこの飯塚市の事件のDNA再鑑定と再捜査を命ずるべきだ。
たとえ森英介が殺人幇助罪で告発される恐れがあろうとも。

投稿: 痴本主義者 | 2009.06.05 18:31

この場をお借りして、コミックマーケット76(09夏コミ)当選報告
8月16日(日)コミケ3日目(最終日)  西1ブロック "ま"36-a

>大石センセ
 かねてより連絡しておりました「同人誌用の原稿」を正式に依頼致したく。

 ・・・原稿料は出せないんですけどね(~_~;)

投稿: サイレントコア事務局 | 2009.06.05 19:27

>「同人誌用の原稿」
カレンダー!スレンダー!カレンダー!ゴージャス!カレンダー!

投稿: pongchang | 2009.06.05 20:03

>韓日友好の最大の障害物

 誰もそんなもの、望んじゃいない。少なくとも、玄界灘のこっち側のまともな神経をした人間であれば。

投稿: 土門見人 | 2009.06.05 20:05

先日の処刑は冤罪が疑われている死刑囚に対し行われた。
麻生内閣の森法相は非常にマズいことをしでかした。
判決からたった2年で死刑執行。しかも再審請求準備してたのでその前に執行。


>久間さんは一審より一貫して無罪を主張した。
>公判においては自白、物的証拠もなく、
>動機も明らかにされないまま死刑判決が下された。
>唯一の根拠となったDNA鑑定も、
>複数の鑑定結果がそれぞれ異なっていた中で、
>科学警察研究所のおこなった1つの鑑定結果のみが採用された。

http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=538


アムネスティへの寄付金は増額せざるを得ない。

投稿: | 2009.06.05 20:42

韓国人や民主党信者やブサヨは自分たちはネットウヨよりも理性的だと思っているけど、事実に反する事を事実と思い込み、他人から間違いを指摘されると攻撃的になり、病的な被害妄想を抱く点ではネットウヨよりも同類もしくは重症な部類に入るのではと思います。韓日友好を叫ぶ前にこの点を検証してみては?特に週刊金曜日を読んでいるプロ市民やブサヨは特にこの傾向は強いように思えます。こんな事を書くと差別主義者とブサヨやプロ市民は攻撃的になりますけど

投稿: | 2009.06.05 20:44

>代償性小児性愛者である
このことと実際の殺人事件は必ずしも結びつきません。そういう人たちは、他にも大勢いるでしょう。しかし、被害者の着衣に付着していた男の体液については、その内容が直接事件と結びつく蓋然性が高いのです。その直接的証拠ともいえるモノが、菅家受刑者とは異なるDNAであったら、それはすなわち”別人”ということですよ。証拠上の価値は全然違いますよ。それが同じモノだとだまされたから、菅家受刑者に対する有罪の心証を補強する材料にされた訳です。最初から体液が別人のモノだとわかっていたら、そんな性向は全然審理の対象にされませんって。

投稿: | 2009.06.05 21:30

>>2009.06.05 20:44 さん
>韓国人や民主党信者やブサヨは自分たちはネットウヨよりも理性的だと思っているけど、事実に反する事を事実と思い込み、他人から間違いを指摘されると攻撃的になり、病的な被害妄想を抱く点ではネットウヨよりも同類もしくは重症な部類に入るのではと思います。

ブサヨですが何か?(笑い)
と言うか余りに脈絡がなさすぎてドン引いたんですが?

投稿: 業界インサイダー | 2009.06.05 21:33

>準強姦

本日のは、趣旨が理解できました。法の裁きを受けた後なら、「更生する」という人たちがいるのは、喜ばしいことです。どんどんやってください。

ただ、リソースも実績も設備もノウハウもないくせに、本当にできるのか?と思いますがね。

投稿: エヌ氏 | 2009.06.05 21:49

つうか、誰も精密司法については問題視しないのね。
冤罪を避けるために、さらに精緻な証拠や用い、審理を徹底するって、自分の尻を抱えて持ち上がろうとするに等しいんだけど。
とっとと司法取引制度を入れて、ムダと危険を回避できるよーにすべき。

投稿: truly_false | 2009.06.05 22:56

>冤罪を避けるために

自分の毎日の行動をカメラとマイクで記録して、どこぞのサーバーに上げておくといいかも。

認知に不安のある人には装着を義務付けるとか。

投稿: ほるほる | 2009.06.05 23:32

今日の話題に全く関係ありませんが、こんなのがありました。

農作業用ロボットスーツ 高齢化にITで「救いの手」(6/5)

http://www.nikkei.co.jp/bb/?genreID=b5&newsItemID=MMBBc5000005062009

投稿: pfe | 2009.06.05 23:35

>久間三千年死刑囚問題

これは完全に森法相がやらかしちゃったケースですね。
タイミングとしても最悪です。

今更事実を調査するわけにもいかないし、調査しなければ「疑惑」として延々と言われ続けることになりますし。

さりとて事実を調査して冤罪だったなんてことになったら取り返しがつかないし。


そして目の前には、重要法案があっさり終わって一か月近く暇な国会がある、と。

正直、森法相はさっさと絆創膏貼ってなんとか還元水をあおって自決するべきだと思いますね。
さもなくば、延々と蒸し返されて国会で火だるまですよ。

投稿: ez | 2009.06.06 01:36

もし万一冤罪だったらどうなるんでしょうかね?
証拠は残っていないらしいけど。

足利事件と同じDNA鑑定、92年の飯塚事件も再審請求へ

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090606-OYT1T00089.htm

投稿: MS | 2009.06.06 09:47

死刑判決を下したのは裁判所です。行政は法律に則って粛々と手続きを進めるだけです。ただ、物証主義といっても、警察、検察が証拠を捏造する可能性があるので怖いですよね。証拠捏造は極刑にしてもらいましょう。狭山事件は、最初の家宅捜査でなにも出てこなかった。それが、2度目の家宅捜査で被害者の筆記具が都合よくでてきたんだっけ?蟹江の事件であとから押し入れに母親の遺体があったなどというのもあるから必ずしも捏造とは言い難いですけどね。

>京都教育大

さて、こちらは、逮捕された6人の容疑者の家宅捜査は行われたのですか?警視庁なら痴漢や芸能人が裸で大声だしただけで宅捜査です。輪姦のような凶悪犯で家宅捜査なしなんてことないですよね。余罪や、口封じのための写真、○画など出てくるかもしれないし、大麻、デートドラッグなどの保持も考えられます。他、性的嗜好もパソコンなどから明らかになるでしょう。
もっとも、証拠隠滅には十分すぎるほどの時間を「教育」大学が与えてくれましたから、なにも出てこないな。(藁

投稿: kouda | 2009.06.06 10:52

>>証拠捏造は極刑にしてもらいましょう。
ところが、その証拠捏造を捜査する警察や検察は信用できるのか、という命題がそこに。
そこでまた冤罪が発生したのでは話にならない。
多重に検証システムを持ち続けるコストもバカにならないし、結局、一定の誤差を許容しつつ、最悪でも後でリカバリー可能なシステムを構築すべきという辺りが落とし所じゃないかな。

その意味でいうと、死刑制度は原状復帰の不可能性という意味で、論理的に最悪ということになるけど、しかし遺族感情ってものもありますしねぇ……。

投稿: 義忠 | 2009.06.06 11:33

有料版おまけつながりで。
3~4年くらい前の今頃だったでしょうか、先生がノルマンディにいて
「なぜここにいるかは、来年の作品に反映される予定です」みたいなことを
書いていた記憶があるのですが、どの作品に反映されたのでしょうか?
ここ数年の作品でノルマンディがでてきた記憶はないのですが、
上陸作戦ということなのかな?

投稿: | 2009.06.08 20:56

飯塚事件の久間さんはどうしてこんなに早々死刑になったんでしょう?無実だからこそ最後まで再審を請求し被害者にも謝罪しなかったんだと思いますが。他人事ながら考えるとゾッとします。裁判官と森法相は何とも思ってないのか?

投稿: うめ | 2009.06.10 21:59

この国の「三権」で大盤振る舞いで机の上に足置いて威張っている「三権」は、司法ぐらい。公務に携わって「税金」を頂いている公務員は「謝って」終わりでなく、即、「懲戒免職」し「刑」があれば、名前を「公表」し社会的な制裁も受けてもらう。公務員に対し「甘い・ヌルい」職権で虐められ苦しいでいる人沢山いる。「懲戒免職」の社会的な制裁をしてほしい。

投稿: アジャマ | 2009.06.11 09:54

足利事件は、私にとって思い出したくない事です。幼い頃、この人自転車に乗り、黒いメガネ、長靴姿で「かくれんぼしょう。」って、誘拐しょうとした男の人だと、私は今でも思ってます。トラウマは、消えない

投稿: 思いだしたくない | 2009.06.16 19:44

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