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2010.02.07

東京一極集中を是とする

※ 【コラム】 米CNN「東京が世界一魅力的な都市である理由50」を発表
http://www.excite.co.jp/News/society/20100204/R25_00001205.html

 相当な皮肉が入っていますよね(^_^;)。この記事とは全然関係ないのですが、金曜日のWBSで、びっくりするようなレポートを流していたんですよ。それは「東京の一極集中は良いことだ」と。

 東京への人口の流入超過が、最近ブレーキが掛かり始めたんだそうで。東京都内への転入超過が去年は前年より32%も減少したらしい(前年は12%減)。

 中央大学大学院の細野教授の解説では、「そもそも、都会に若者を供給していた地方に、もう若者が居なくなった。くわえて、若者にお金を掛けて上京させる経済力が地方に無くなった」、ことが原因らしいのですが。

 ニッセイ基礎研究所のアナリストさんがインタビューに応えてこんなことを言ってました。「東京一極集中は、日本全体で見れば良いことだと思う。新しい需要を生む機会が増える。新しいサービスが生まれて、それが地方に波及する

 これに対して、細野教授は、「(都会は)子供を産み育てる環境が悪いから、人は来るが、新しい人口を作れない。悪循環になる。本来は(地域ごとの)ブロック型の集中が望ましいのではないか」というニュアンスのことを言ってらした。

* 私はこのレポートを見てびっくりしたのですが。つまり田中角栄の、列島改造論以降、地方から若者を吸いよせた東京の一極集中をいかに無くし、均衡ある国土の発展を目指すか? というのが日本の国是だったわけですよ。「一極集中は良く無いから、是正すべし」、というのが、官民マスゴミの共通認識だった。

 そのために、地方から若者を収奪した都会から、今度は税金を収奪して、湯水のごとく地方にばらまいた。それは正義だったわけです。そのことを批判するメディアは数多あったけれど、一方で、「東京に一極集中すべきだ、それが結局は地方のためにもなる」なんてことをメディアが言うのはタブーだった。
 それが本当に地方のためになるか否かはさておき、東京への一極集中が、日本が沈没することを免れる唯一の手段だなんて、口が裂けても言えなかった。
 このレポートも、実は「それが地方のためになる」という部分でエクスキューズはしているんだけど、WBSでこんなレポートを流すということは、これから経済界や政治を舞台にして、「もう疲れ果てて体力も無いから、地方を切り捨てよう」という議論が大っぴらに始まるという予告編みたいなものですよね。

 これまでは、若者を生み出して都会に送り込むということで、地方にも使い道はあった。所が、地方も過疎化が進んで、若者はやって来ない、逆に年寄りは増えるばかりで金は嵩む。あげくに一票の格差是正でやいのやいの言われて、選挙でも地方票が頼りになる時代は終わりつつある。表現は悪いけれど、女が歳取って産めない身体になったらポイ、みたいな話ですよね。
 ただ、私も薄々感じていたのですが、ソウル・オリンピックの頃の韓国の経済的な成功って、ソウル圏への極端な人口集中が大きな原因の一つですよね。日本は逆にその頃、どうやってこの一極集中を止めようか、地方に若者を戻そうか、と必死になっていた。
 これがヨーロッパの場合、都市への一極集中は緩やかなんですよ。今にして思うと、ヨーロッパは工業化社会が頂点に達する前に、そのお株をアメリカに奪われ、さらには日本に奪われたせいで、都市部に労働力を集める必要が無かったんですよね。ちょっとこの当たりは解釈と説明が難しいけれど。

* それで、私は今でも遷都論者です。那須辺りに政治機能を移すべきだと思っています。首都圏では、今中古マンションの売れ行きが良いなんていうニュースが最近ありましたが、朝夕の痛勤電車は相変わらずの一方で、ちょっとでも利便性が悪いとか、古いマンションの空き屋率が急上昇している。
 余談ですが、うちの高津区でも、南武線沿いにあったNECの工場跡(税務署の隣)に、どでかいマンションが出来たんです。10年以上前でしょうか。出来た当時、近隣の小学校がパニックに陥ったんです。とんでもない数の子どもがやって来ると解って。所が、それが一巡すると、嘘みたいに子どもがいなくなった(^_^;)。都会の中でもそういう代替わりが起こっている。

 下で、錦江湾に橋を架ける、というアホなニュースを取り上げましたけれど、鹿児島県て、ハコモノは少ない割に、意外に公共事業予算を喰っているんですね。人口当たりで割ったら、ベスト5くらいに入るんでしょうか? 恐らく離島振興分の予算が、それだけ喰っているんだろう、と思います。あるいは桜島の砂防対策(正直、あそこまで徹底してやる必要があるのか疑問)とか。

 私は、自分自身が、その田舎の出身ですから、「限界集落を畳め」、と主張しつつ、なかなか、地方を切り捨てろ、という話には乗れないんですよ。
 ただ、離島での生活を経験した印象で言うと、そんなに公共事業が必要だったろうか? と思います。屋久島のように耕作地が限られる場所には、観光がある。種子島は平坦な土地ですから、南洋向きの農業は出来るし、豊かな海からの収穫も得られる。奄美の状況はちょっち難しいけれど、(一時期)基地経済にどっぷりと浸かって苦しんだ沖縄とか、公共事業なんかに頼って、シャブ中みたいな生活を知らなければ、それはそれで地方の暮らしと経済があったのでは? と思います。
 だから私自身、納得した上で賛意を表明するわけではないけれど、メディアや経済人のエクスキューズとして、「それが結局は地方再生へと繋がるんです」ということを言いつつ、東京への一極集中を積極的に肯定する議論が、これから大っぴらに始まるのでしょう。

※ 「鹿児島-桜島」案検討へ 鹿児島湾横断交通
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=22024

 すんません(^_^;)。言って見ただけです。夢くらい見させてください!
 1300億であんな所に橋なんて架かるか!? だいたい誰が利用するんだ! 鹿屋市民、わざわざ桜島まで回って、挙げ句に渡った先は県庁も映画館も無い今やシャッター通りの天文館なんて、誰も利用しないよ。
 でも、地元の土建業者とか、すっごいみんな大まじめにこれ言ってんですよね。万一そういう話になっても、事業は9割方東京本社のゼネコンに持って行かれるのに。

※ パスをつないで満足…シュート忘れたFWたち
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2010/02/07/02.html

 だって、そこから出て杭を打たなきゃ勝負にならないスポーツを、「出る杭はひとまず打つ」ことをドグマとしている民族がプレイしているんだもんw。華麗なパス回しで時間を消費し、あとはがっちりとゴールを守れば、それで気が済むんじゃないの(^_^;)。
 でもこれいったい何十年言っているんでしょうか。私は岡ちゃん好きだけれど、ことサッカーに関しては、監督は外国から招聘した方が良いんじゃなかろうか。

※ ハイチPKO、陸自先遣隊が出発 復旧支援へ
http://www.asahi.com/politics/update/0206/TKY201002060337.html

 前々からちょっと気になっていたのですが、これは後から重機が届くことになるのでしょうが、当然、メンテナンスで、こっそりメーカーのエンジニアさんがお出かけになるんでしょう。
 そういう時に、国内の場合は、単なる出張サービスで済むけれど、国外の、しかも危険地帯となると、予防接種等は会社持ちで良いかもしれないけれど、もしそこで死亡事故に遭遇した場合、表向きには国家補償は出ないわけです。民間人ですから。これまでは、そういうメーカーさんは体力があるから、それなりに遺族への待遇も出来るだろう、という前提で来たわけですが、自衛隊の海外派遣が常態化して来ると、今の内に「軍属の扱いに関する法令」をきちんと制定しておくべきではなかろうか?
 日本て、公務災害の認定自体ハードルが高いし、民間人が公務協力して犠牲になった時の扱いも、ちょっと宙ぶらりんですよね。

※ 元理事長に逆らえず「がんの疑い」山本病院事件
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100207-OYT1T00186.htm?from=top

>肝臓の腫瘍摘出手術で死亡した男性(当時51歳)

 この事件、せいぜいありがちな架空請求事件という受け止め方で、起こった頃からあまり興味が無かったのですが、働き盛りの51歳で犠牲にと聞くと、驚きます。サポートなしに修行できるような簡単な手術だとも思えないけれど。
 こうなると、癌や心臓病、脳疾患など生死に関わる病は、健康保険の枠組みの中で、セカンドオピニオンの受診を義務づけて、何処でどういう治療を受けるかだけ患者が選択する形にするしかないですよね。同時に、外科医の手術件数を厚労省のサイトで確認できるようにして。さらに税金はかかる話だけれど。

 ↓その他の話題はメ-ルマガジソにて

※ 二輪の国内生産、瀬戸際 09年、28年前の1割以下
http://www.asahi.com/business/topics/economy/TKY201002050616.html
※ 中国:米大統領とダライ・ラマの会談に猛反発 批判を警戒
http://mainichi.jp/select/today/news/20100207k0000m030035000c.html
※ 立花隆が緊急寄稿(3) 小沢と検察、両者の会見から読み取れるもの=立花隆
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100206-00000301-gtwo-pol
※ 「鉄ヲタ専用車両でーす」暴走する一部鉄道ファンの行き着く果ては…
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100206/crm1002061201013-n1.htm

※ 前日の空虚重量71.7キロ

※ 本日パスしたネタ。

*【都市伝説を追う】明治神宮で話題のパワースポット「清正井」の秘密に迫る 行列は5時間待ち!?
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100207/trd1002070703000-n1.htm

 スピリチュアル・カウンセラーの名前が出て来た時点で気分が萎えマスタ。たまには、東郷神社のことも思い出してください。ご近所ですから。

※ 有料版おまけ 身に危険が及ぶネタの扱い&サードウォッチ終わる。

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コメント

>身に危険が及ぶネタの扱い
葬式鉄は、鉄道の安全運行という面から、怖いのは確か。脚立と次元が違う。10cmどころか1cmの安全距離も守らない。それに較べて、自転車も自動二輪も可愛い。
>那須
Mt.Jeansに行ってみました。
いやぁ、あそこまで行かなくても手前で良いよ。
足利とか館林くらいで十分。

投稿: pongchang | 2010.02.07 12:21

>「鹿児島-桜島」案検討へ 鹿児島湾横断交通

仮に架けるんなら、第三案の指宿-根占ルート(トンネルのほう)でしょう。
あすこなら南九州を満遍なく堪能できる(鹿児島空港→薩摩半島→大隅半島→宮崎空港のルートで)
アクアラインも、久里浜(か浦賀)から南総のどこかと結べば経済効果は高かった。

投稿: truly_false | 2010.02.07 12:57

>東京の一極集中は良いことだ
池田のびぃ無双も「国土の均衡ある発展を求める政策をやめ、労働人口を都市に集中することだ。」等と書いていますが、問題はそこで大地震が起こるとハイチ、場合によってはハイチ以下になる可能性すらある点。地震前のハイチに戻すより、地震前の東京に戻す方がはるかに難しい、つうか無理だから。

>二輪の国内生産、瀬戸際 09年、28年前の1割以下
前者はもちろんそうだけど、後者は主にブログ主の主観が大でしょう。じゃなきゃ必要悪でしょうがあれだけ世の中に原付が走ってないです。ちなみに国道の近所に住んでいるのでよく分かりますが、暴走行為はかなり減りました。地域性があるので南武沿線道路や246ではまだまだ生息しているかもしれませんが。
乗っていた身から感じるのですが、最近は拡幅等道路がよくなりすぎて、原付50CCのパフォーマンスでは足りなくなってきたので、まず「通勤専用車」アドレスV125等を原付免許で乗れるようにするとか制度の改正から必要ですね。

>葬式鉄
近場で近日中で言えば月末の500系。何せ新幹線だから今度こそ死人が出そうで。

>有料版
軍とカメラとバイクについては門外漢は過剰に叩かれる運命にあるので、書かなきゃいいじゃんということになります。

投稿: 剣 | 2010.02.07 13:19

>東京一極集中
増田悦佐氏が「内向の世界帝国 日本の時代がやってくる」で、そのような主張をしております。
ご参考までに。

投稿: 清谷信一 | 2010.02.07 13:23

>暴走行為は大分減りました

私はさいたま市の国道16号の近くに長い事住んでますが、こちらでもここ10年位で暴走行為はほとんどなくなりましたね。
子供の頃は毎週土曜や金曜の夜になると暴走行為の音で大騒ぎだったもんですが。

しかし翌日学校がある日には走らないあたり、変なところで真面目なんだなあ、そんなに教師や親に怒られるのが怖いのかなあと苦笑したもんでした。

投稿: 五月 | 2010.02.07 13:50

> サポートなしに修行できるような簡単な手術だとも思えないけれど。

 最近では、一般外科の修練に入って3〜5年目ぐらいから術者が当たり始めるようです。外科専門医修練カリキュラムに指導責任者の下に執刀すべき手術として記載されています。

 自分の頃は10年目でも滅多に術者は当たりませんでした。実際、10年目で現場を離れた自分自身は、外側区切除という比較的簡単な切除以外では助手の経験しかありません。しかし若手が志願不足で払底しているので、実力を付けさせるために急激にカリキュラムが前倒しになってきたようです。一概に善し悪しは言えません。


 術者はその患者さんの肝臓内部の血管の立体構造を、CTと術中エコーで頭の中に入れて手術をします。イメージできないと切り込んでいく方向と深さで迷子になり、時間も余計にかかり、また危険です。

 実質に切り込んでいく器械は良い物ができてきています。昔に比べると細い血管の処理は格段に楽になりました。超音波凝固や電気焼灼の効かない太い血管等だけ、結紮切離すればよいのです。

 術者は心臓血管外科専門で、肝臓切除の経験はどう考えても浅そうです。

 手術助手として入った医師の経歴を調べると、心臓血管外科の医局に入局して職業人生をはじめ、関西の市民病院で一般外科の修練を積み、何らかの理由で数年前から糖尿病中心の内科医に転身したようです。

 報道によると、肝静脈からの出血のコントロールができずに出血多量に陥ったということのようです。…記事がどこまで正確なのかは分かりません。肝門部の血管処理が甘かったか、肝静脈が下大静脈に流入する部分の処理が甘かったということが考えられます。ただし、助手であっても経験者であれば当然に肝実質に切り込む前に必ず行う処理であり、不自然です。


> さらに税金はかかる話だけれど。

 手術例数だけであれば、数年前から、社会保険事務局等にに情報開示を請求した出版社がデータ集として出版しています。普通に書店に並んでいますので、お手に取られることをオススメいたします。

 データ公開について指摘されている問題は、1)医師一人当たりの累積症例数まではわからず、熟練度の指標としては受け取れない、2)患者さんの抱えるリスクによる手術成績の比較が容易でない、3)患者さん側のリスクが異なる場合、そもそも比較することに意味がない、などです。

投稿: rijin | 2010.02.07 14:00

>東郷神社
神社としては、明るすぎて、なんか森厳さが無いんですよね・・・。(それは悪いことじゃないけど)
結婚式場としてはいいとこだとは思いますけど。

投稿: | 2010.02.07 14:50

>地震の前に戻す
戻すのは神戸も苦労していますが、それでも空襲やらオリンピックやら、東京はくぐり抜けています。
富士山の灰が降るとかいろいろネタはつきませんが、可塑性は東京の方があるでしょうね。
それでも大正の震災から東京大空襲までたったの22年。平成が22年なことを思えば、切開排膿の方が成長に欠かせないようにも思えます。震災前より既に昭和5年に人口を回復し、戦後も昭和30年には回復しています。
http://seenfromtokyo.blog94.fc2.com/blog-entry-56.html
それに引き換え大阪市は人口が一番多かったのが昭和15年
http://homepage2.nifty.com/tanimurasakaei/zi.htm
大阪府という区切りでは追い越しましたが、戦前の値を戦後ついに回復しなかったそうです。

投稿: pongchang | 2010.02.07 14:59

地方にばらまいた金は結局公共事業という名目の金で大手ゼネコンを通して東京本社に還流されるし
地方の製造工場のそれも結局法人税で本社のある東京に還流される。
地方にばら巻いた金は東京に戻るシステムが出来ている。
なのに強欲に発展して都会から若者を吸い上げた結果、地方が焼畑農業のように疲弊してしまい若者を供給できなくなりつつある。
東京がこのまま発展続けたければ東京で若者を地産地消しろってこった。
それが駄目なら東京にこそ移民をってことになる。

まあ、首都機能移転は、特に95年以降は大震災前提なんで、それへの対策無しに東京集中やれば、明日は東京がポルトープランスで日本終了だ。

投稿: | 2010.02.07 15:09

>癌や心臓病、脳疾患など生死に関わる病は、健康保険の枠組みの中で、セカンドオピニオンの受診を義務づけて、何処でどういう治療を受けるかだけ患者が選択する形にするしかないですよね。同時に、外科医の手術件数を厚労省のサイトで確認できるようにして。

よくわからないのですが、この論法は生死にかかわる病は、手術件数の多い熟練の医者を患者が選ぶのだというように読めるのですが...
これがあっているとして、その熟練の医者はいつ、どこで初めての「生死にかかわる病の手術」を行うのでしょうか?

投稿: Nori | 2010.02.07 15:48

>立花隆寄稿3について
検察はそんな取引はしないと思う。なぜなら、相手の政治家に「取引した」という弱みを握られてしまうから。政治家が引退・投獄を覚悟して取引をバラしたら、政治家にとっては一身の破滅だけだけど、検察にとっては組織の破滅になる。もう誰も検察を信用しなくなるし、組織の解体もあり得る。
今回の問題は、検察自身の捜査力の限界から来ていると思う。同じ捜査組織でも、警察の方が小沢さんに関する情報をつかんでいるでしょう。だけど、警察は組織上完全に政権に取り込まれる官僚組織なんで、こういう大物政治家には勝てないんだよね。
検察審査会は全然怖くないと思う。無理矢理な基礎は、裁判で負けるだけ。証拠が揃わない以上、下手に動くと永久に訴追できなくなる。

投稿: | 2010.02.07 15:57

 この事例とは別の話になりますが…。

 日本ですら、最初のうちは術者とはいいながら、先輩の指導医(前立ちとも呼びます)の言うとおりにあちこち必要な処理をしていくことになります。アメリカのfellow達の指導に当たるattending達は、手術中、ずっとしゃべりっぱなしです。操り人形のようなもので、自他共に独り立ちするまでの間は、その手術の責任は術者ではなく指導医が持ちます。

 そこを承知していただくなら、経験豊富な指導医のいる施設を探すという考え方は、あまり問題ではありません。

 そうでないなら、そして指導医の監督下ですら若い医者の執刀は許さないというのであれば、いずれ経験豊富な医師達が引退した時点で、日本の外科手術は終了することになるでしょう。

投稿: rijin | 2010.02.07 15:59

>東京への一極集中を積極的に肯定する議論が、これから大っぴらに始まるのでしょう。

上でも清谷さんが同じ著者の本があげていますが、増田 悦佐『日本文明・世界最強の秘密』では、日本は江戸時代から都市への人口集中が行われていたために江戸や東京は世界一の都市圏となり、欧米は人口集中に失敗したために大規模な都市圏を作ることができなかったと様々なデータを元に論証しています。

>これがヨーロッパの場合、都市への一極集中は緩やかなんですよ。今にして思うと、ヨーロッパは工業化社会が頂点に達する前に、そのお株をアメリカに奪われ、さらには日本に奪われたせいで、都市部に労働力を集める必要が無かったんですよね。

上記の書籍の中で、欧州は貴族達が街並みの変化を嫌って、街並みを工業化社会以前の状態で固定化したために、街をバージョンアップできなかったのが原因とか。究極の老害ですね。
それに加えて、馬車や自動車など都市部に集中させることが難しい交通手段を中心にしたため、鉄道を中心とした日本よりも効率が悪く犯罪の多い社会になっていると結論しています。

ソウルも日本が敷いた鉄道を嫌って自動車を交通手段の中心にしたため、欧米と同じような状況に陥っているともありました。

書籍の中で、若者の犯罪率が欧米の都市では景気に関係なく右上がり。東京やシンガポール、重慶などアジアの欧米よりも人口密度が高い都市では景気が良くなるにつれて右下がりになっていることも紹介され、過密型都市の安全性も論じられています。


>(都会は)子供を産み育てる環境が悪いから
その環境を作るための金を地方のハコモノに使っていたのだから当然。
朝夕の痛勤電車も田園都市線の複々線かなんて、政府支援があればとっくにおわっているはず。

駅ビルの高層化と駅ビル内の保育施設の設置を義務づければいいんです。


>でも、地元の土建業者とか、すっごいみんな大まじめにこれ言ってんですよね。

補助金で喰っている連中は、商売としての継続性を全く理解できませんから、どんな妄想にでも飛びつきます。
地方へのバラマキは、地方にそういう妄想家を増やしただけで、商売として継続可能な産業を全滅させた結果に終わりました。
東京本社のゼネコンに利益を持って行かれてしまうのも、商売人としても能力に欠陥があるからでしょう。

地方が衰退しても、日本には東京・名古屋・大阪という世界で10指に入る都市圏が3つもあります。この3つがリニアでつながれば、世界最大の都市圏に合成されるわけで、地方で暮らせなくなった人はこの都市圏に移住すれば問題有りません。


>※ 二輪の国内生産、瀬戸際
乗り心地や安全性で電車や自動車に負け、エネルギー効率で電動自転車に負ける中途半端な乗り物は滅んでも仕方有りません。


>地震前のハイチに戻すより、地震前の東京に戻す方がはるかに難しい
ほとんどの建物は耐震構造になっているし、関東大震災でも東京の西部には被害が無かったようですから(だから、西部には高給住宅地が残ってるそうな)、残った部分を生かせば復興は早いと思われ。東京の周辺には大都市も多いですし。

投稿: ほるほる | 2010.02.07 16:04

>大阪府という区切りでは追い越しましたが、戦前の値を戦後ついに回復しなかったそうです。
これよく言われるけど大阪府の人口に比べて市の人口が減っているのは、大阪市の市域が狭過ぎるので都市圏が拡大するにつれ中心業務地区の人口が減ったわけです。

投稿: | 2010.02.07 16:05

鉄分も多少はあるもので、行動は多少理解できますが…
名古屋だと去年の名鉄7000系パノラマカーがすごい騒動だったようで

ま、しかし…XC-2の初飛行を撮りに行った自分も似たようなものかと

投稿: YOSHI@名古屋ベイエリア | 2010.02.07 16:19

>二輪
駐輪場の整備ってのが優先ですよ。
それで趣味以外の分野=生活必需品としての利用者を増やす事です。
四輪に比べて二輪の方が趣味として使われている方が多く、それ故にダメな輩と真っ当な方々が同一視されるという悲しい現実があります。
やはり裾野を広くして、二輪を趣味として持っている人もいるし、悪い使い方をする愚か者もいるけれども、生活必需品としている人々からすると「圧倒的少数派」って状況に持って行かないとダメでしょう。

>鉄道好きの中の問題児
これは組織や集団でよく見られる解決法を取っていただくのが誰にとっても良いと思うのです。
大規模な組織や集団内において、組織や集団に属する大多数の評判や存在を脅かすような一部に対して、一般的に用いられるポピュラーな解決法である「粛清」というのが一番適しているのではないでしょうか?
大多数の鉄の皆さん!恐れずに「粛清」という解決手段を取ってみませんか?

投稿: 営業マネージャー(所長) | 2010.02.07 16:20

>地方にばらまいた金は結局公共事業という名目の金で大手ゼネコンを通して東京本社に還流されるし

ゼネコンの下請け構造や利益率というものをまるっきり理解していませんね。
大手ゼネコンにおける公共工事の比率はちょっと調べればわかりますがあまり大きくないですよ。利益の主体は民間の建設工事ですから。
もちろん公共工事も大事な利益の柱ではありますが、屋台骨ではありません。
地方で行なうゼネコンの工事には地元の建設業者が不可欠です。ちょっと考えればすべてを東京から運び込むことの不効率さがわかると思うんですがね。
建設業における下請けの重層構造とゼネコンのコーディネーターとしての側面をちゃんと見ればもうちょっとステレオタイプで無い発言も出来ると思いますが・・・なかなかイメージだけで話は進んでしまうようです。

投稿: 桂木 | 2010.02.07 16:28

>バイク
道具(を作る会社)が悪いんじゃなく、へんな道具にして変に使うやつがウザイだけですから、そこまでヘイトするなら根本的に「族構成員に日本国憲法人権の適用はない、なぜなら非人間だから」ぐらいまでアクセルを踏んでいいのではないかと。バカがつるむとろくなことがないのは、それが市民様でも暴走族でも変わりないところであり、9条なんかより先に結社の自由を廃止することが先決です。
先生は最近の若い者があまりに猪口才でスケールが小さく(こういうのは普通族にならないが)見るのもお嫌いなんでしょうが、私は連れ立ってハーレーで中年壮年ライダーがつるむ方を見るのがどうもウザクて苦手でして、こういう視点でも見える風景も違うと思うんですよ。そもそも鉄道・バスが発達していたって乗換えは不便でもあるし、ましてこんなところまで家が?というのは川崎で典型的に見る光景ではないですか。
亡くなったけど末期がんに罹患して移動をビッグスクーターにしたライターさんもいたし、最も手軽に年寄りや障害者、病人に「段差のない移動」を提供するコミューターでもありますし。種子島だと高校の指定バイク制度がありますしね(カブ)。

投稿: さいとー | 2010.02.07 18:07

>へんな道具にして変に使うやつがウザイだけですから、

もうネイキッドタイプの改造車に乗ってるのは地方でも希少種ですよ。若いのはみんなビグスク(の改造車)に靡いてます(あとは型落ちのセルシオ(もちろん改造車))
ときどき2~3台が寂しげに暴走してますが、あの連中で最後なんじゃないですかね。

投稿: truly_false | 2010.02.07 18:26

>エネルギー効率で電動自転車に負ける中途半端な乗り物は滅んでも仕方有りません。

たしか電動アシスト自転車じゃなくって電動自転車ってのは原付バイク扱いなんだよな?
なぜバイクメーカーはそこに新たな金鉱があるのに掘ろうとしないのだろう?

投稿: | 2010.02.07 19:24

>なぜバイクメーカーはそこに新たな金鉱があるのに掘ろうとしないのだろう?

電動自転車の作成・販売は難しくないし、ライバル企業も多いから金鉱では無いからだと思われ。

中国は電動自転車の最大の市場に
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0618&f=business_0618_082.shtml


もうけるのは電池メーカーじゃないかな。

投稿: ほるほる | 2010.02.07 19:30

なんか日本人のスポーツに対する考え方ってきもい。
あくまで日常のストレスを発散する対象でしかないわな。
他の国では自国に対する期待をふがいない結果で裏切られた怒りから切れる感じだけど
日本人はスポーツ自体どうでもよくてとにかく弱み見つけて自分以外も巻き込んで必死に叩く。
他の国では結果出すとちゃんと賞賛するけど日本はもうその頃には自分が叩いたことなんざすっかり忘れてる。
いかに薄汚い血が日本人に流れているのかわかる。第二次世界大戦の大敗で弱いものを集団で叩く腐った遺伝子が発生したのだろ。

投稿: | 2010.02.07 19:33

>東京への人口の流入超過が、最近ブレーキが掛かり始めたんだそうで。

30年ほどのデータでみないと何とも言えませんね。実際に減少がつい最近のことならば、地方に比べて東京の魅力が無くなったと言うことでしょうか。リーマンショックで一時的に東京に職が無くなっていたのかもしれません。

都市再生という言葉を使っただけで、地方切り捨てだと非難された小泉政権の時から考えると、時代が変わりつつあるのかとの観がありますが、一極集中はともかく、大都市をより効率の良い都市に作り替えることは必要でしょうね。

後は、どこに住もうが国民の勝手で、地方に残って大都市相手に商売するか、都会に出て一旗揚げようとするのかは、個人の選択でしょう。

投稿: くま | 2010.02.07 20:21

>他の国では自国に対する期待をふがいない結果で裏切られた怒りから切れる感じだけど

他の国?
自国に対する期待を裏切られた?

『他の国』に該当するのって、自国愛が強すぎる韓国くらいしか該当する国が無いようですけど…?


>日本人はスポーツ自体どうでもよくてとにかく弱み見つけて自分以外も巻き込んで必死に叩く。
実例を挙げて見せてよ(w

投稿: ほるほる | 2010.02.07 20:23

あきらかな釣りレスに食いつくのもアレですな。

投稿: abcd | 2010.02.07 20:26

東京に一極集中すると同時に、東京を日本全土に拡大できないもんですかねえ。
3Dテレビとか、光回線とか、テレイグジスタンスの基幹技術が整ってきていると思うのですが。
ああこれで不景気じゃなけりゃなあ。

投稿: | 2010.02.07 21:45

>首都一極集中
やっぱり最大の問題は大地震対応ですよね。
都内の職場が地域の避難場所の中核施設になっています。長年勤めていますが、おそらく万単位で人々が避難してくるその時に、誰がどのように対応するのか、そのための備蓄(水とか毛布とか)はどこにあるのか、などなど、話題になったこともありません。
建物の最低限の耐震工事はなされましたが、それ以上の防災対策や情報は皆無です。
同じ業種の横浜市の職場にもいたことがありますが、明らかに対策が遅れています。なぜなのか、不思議でなりません。
>セカンドオピニオン
家族が実際にそのような場面に遭遇しましたが、結局別の医師にみてもらうことはしませんでした。第二の先生が最初の先生と同意見ならばよし、もし違っていたら、どちらを選べばいいのか。思わぬ状況に動転しているところに、さらなる混迷を呼ぶだけだよなぁ、ということで。
できるかぎり有能な医者を求めたいのは山々ですが、有能な先生ならが絶対失敗しないわけではないし、長丁場となる治療では技術以外の部分も重要になってきます。
自分は正しい選択ができる、という能力と自信がある人以外には、セカンドオピニオンて、実はなかなかヘヴィですよ。

投稿: 彼岸過迄 | 2010.02.07 22:01

>二輪の国内生産、瀬戸際

日本国内は限界だもう売れないと言ってメーカー自身がEUやアジアに注力して来たんだから自業自得ですよ。ヤマハの社長とかハッキリとインタビューでそう言っていたしね。
どうにも同情のしようが無い。捨てた日本に捨てられただけですよ

投稿: | 2010.02.07 22:55

一極集中と言っても、政府の命令で人が集まってくるわけじゃなく、そこが暮らしやすいから、働くのに都合いいから集まってくるだけですしねえ。
横田基地周辺なんて分かりやすい例か。基地が出来た当初は民家も何もなかったのに今じゃあの有様だし。

もし遷都が実施されても人が移動してくれるようになるには相当苦労しそうですね。
まして遷都しても東京周辺がいきなり不便になるわけじゃないから人が集中するのは変わらないでしょうし。

投稿: 五月 | 2010.02.08 00:06

しかし、寄稿その3もひどい内容だね。
検察は正しいから逮捕・起訴するに決まってると思っていた。しかし、当てが外れて不起訴にした。すると今度は、これは検察もグルだ、何か裏取引をしたに違いないと言い出す始末。要するに小沢は絶対悪だ、とにかく自分の主張が絶対正しいのだからそれに反するものは何がしかの陰謀があると言いたいようだ。
だいたい、「なされているはずである」とか「あったらしい」とか「聞いたことがある」とかいかにも自分で取材しない擬似ジャーナリストっぽい憶測記事。小沢に不利なリークはなかったかのように批判せず、自分の憶測に都合の悪い結果には裏話をマスコミにリークしたなどと批判する。頼むから、もうこれ以上自分を貶めるのはやめてもらいたい。オレが持ってる良い思い出までが瓦解してしまう。

■立花隆の犯罪を告発せよ。
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20100127/1264527401

投稿: | 2010.02.08 02:47

>なぜバイクメーカーはそこに新たな金鉱があるのに掘ろうとしないのだろう?
自分で答えを書いてるじゃないか。それもたった1行上に。

投稿: | 2010.02.08 02:48

一極集中問題に限らないけど、この手の話に是を唱える人は一極集中することで自分もしくは自分の所属する団体に利益が望めるから是を唱えているわけです。否を唱える側もまた同じ。
そこに国家のグランドデザインというデコレーションを施して本音を糊塗しているだけですから、両論ある程度眉に唾付けて読まないと落とし穴に嵌って後で泣く事になるでしょうね。露骨な言い方をすれば、どちらの方が自分の懐が潤うかを自分の立場で判断するのが正しい姿勢。
まやかしの国家論に幻惑されるとここ10年の、そして現在も進行形の政治詐欺の悲劇を繰り返すだけです。

投稿: | 2010.02.08 09:54

地方で生まれた人間はいつ大都市圏へと向かうか

大人の場合:失業して地元にどうしても職が見つからない場合、正し妻子があるとよほどの事が無い限り地元を離れない。

未成年:就職か大学進学の時点で半分は地元を離れる、地元に受け皿がないから。一度地元を離れると、よほどの事がないと地元には帰らない。

18~22歳のあたりで自動的に地方から若年人口を吸い上げる罠があるわけですな。

投稿: KAZ | 2010.02.08 14:39

>「一極集中は良く無いから、是正すべし」、というのが、官民マスゴミの共通認識だった。

官も民もマスゴミも東京一極集中していますし、出て行くこともなく、それを良しとしていたかと。お前らは東京から出て行け、オレ達は東京に残るみたいな意識だったから、結局、進まなかったのでは。

官民マスゴミが集中しているのはやはり問題。地価高騰のコスト高にも繋がってるような。東京を首都として特別区化して、規制するとか強制的にしないと解消は無理でしょう。

一極集中はコスト高も当然ながら、リスクも高いので問題ですね。副首都を作って重都制にしておかないと災害時には成り立たないでしょう。名古屋と大阪とは比較的近いので、この間に副首都を置いて、災害時、後には首都にすればいいかなと思います。重都制だと東京は民間復興を中心にできますから。

投稿: momo | 2010.02.10 11:55

>東京への一極集中を積極的に肯定する議論が、これから大っぴらに始まるのでしょう。

これまで関西系企業の大阪から東京への本社機能移転がずっと続いていまして(その結果大阪の人口は減少)
大阪の地方都市化が完成しつつある今、もう伸びしろはないんじゃないでしょうか?

投稿: | 2010.02.10 23:36

>副首都を作って重都制にしておかないと災害時には成り立たないでしょう。

いったい、どんな災害を想定してるの?

関東大震災クラスなら被害地域は広く見積もっても東京都の半分強。
残った部分だけでも復興には充分でしょう。

>地価高騰のコスト高にも繋がってるような。
便利な場所に人や企業が集まり地価が高騰するのは自然な流れ。
大規模な超高層ビルをたくさん造れば、地価が高騰しても充分な居住区やオフィス環境を作成できます。


投稿: ほるほる | 2010.02.10 23:59

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