長野県、17名も引き連れて大名行列慰安旅行
※ 議員もテレビ朝日出演自粛、自民党執行部が要請
これは、れいの民主党組閣名簿インタビューの一件に絡んでのことでしょうが、ちょっと大人げないと思うし、何より、テロ朝は、参議院選挙においてすら同様のことをするでしょうし、いわんや、次の衆院選では、見事に失念して、また自民叩きをやるでしょう。
ただ、テロ朝は汚いとか言うんじゃなくて、ま、汚いことは事実なんだが、政権政党は、そのくらいのハンディを負って当然みたいな矜持と諦観を持って欲しいですね。
※ 長野県、軽井沢のマンション計画を不許可に
【 長谷工コーポレーション(本社・東京都)が北佐久郡軽井沢町に計画しているマンション建設について、田中康夫知事が昨年12月、開発行為の不許可を通知していたことが15日、分かった。許可の要件である「町の同意」がないのが主な理由。同社は「町と県の指導、要望をすべて受け入れてきた。手続き上も法律上も問題はないと認識している」と反発している。】16日 朝日
康夫ちゃんが療養中の身の上でバイトに励みつつ降りかかる火の粉を払っている間も当然県政は動いているわけです。これもちょっと旧聞なニュースで何ですが、忘れてはならないニュースです。
それで、この問題は、たぶん訴訟になって、よほど左寄りな判事にでも恵まれないと、行政には勝ち目は無いでしょう。何しろ事後法で縛ろうという無茶な話ですから。
私個人は、今更軽井沢の景観も無いだろうと思うけれど、ひとつ考えなければならないのは、町作りというのは、10年20年のスパンで片づく問題じゃないんですよね。
それこそ2、3世代を掛ける覚悟で取り組み、守らなければならない。私は松本に通うたびにげんなりしたことがあって、それは駅前の風景です。長野駅前もそうですが、松本はアルプスの拠点なのに、他の都市とまったく変わらない、サラ金の看板が頭に乗っかる雑居ビルに囲まれている。せめて、高さと壁の色くらいは統一して欲しい。もちろん広告規制も含めて。
そういうことをやろうとすると、ことは10年20年では済まないわけですよ。何しろ、次のビルの建て替えを待つしかないということになるから。
私が、康夫ちゃんの規制案は全く拙速だなと思うのは、今、進行中のものを訴訟覚悟で止めたから言って、明日、軽井沢の景観が変わるわけでもない。そんなことにエネルギーと裁判費用を掛けるよりも、駆け込み申請はあるだろうけれど、時間を掛けて、景観をどう守るかの議論を行い、なるほど全員の同意は得られなかったけれど、議論は出尽くし、案も固まったなという所で議論を落として条例化すれば良かったんです。10年後の景観を守ろうでは無く、50年後、孫の世代になった時に、歴史に評価されるような仕事をすれば良かったのです。景観を守るということはそういうことですよ。
この人の思考に決定的に欠けているのは、結局それなんですよ。ダムを止めて孫子の代に自然を残しましょうと言ったは良いが、それを実現するために、おそよ現実味の無い代替案に固執して、その場しのぎだけ出来れば良いという所に逃げ込む。長期的なビジョンがまるで無い。そういうことを実現するには、パフォーマンス型の知事じゃ駄目なんですよ。ねばり強く住民の意思統一を図れるような地味な人でないと務まらない。
※ 私はなぜ所得税法違反に拘るのか?
昨日、長野県警に対する知事の刑事告発が行われましたが、県警は受理はせずに保留という形にするみたいですね。たぶん県警は、議会の動向を見極めて、もし百条委員会ということになれば、それが片づくまでは動かないでしょう。前回の公選法違反の時も、長いこと放置した。今回も、ぎりぎり強制捜査に入って県民に仕事している姿は見せるが、金額も少ないからと、略式起訴で済ませる恐れも無いわけではない。
このケースだと、県警が引導を渡すのではなく、本人と県民にゲタを預けるという形も取れるから県警が政治介入したと後ろ指刺されなくて済む。
それで、所得税法違反より、県民に対して詐欺行為を働いたのだから、当然詐欺罪や業務上横領だろうという主張もあるでしょうが、司法当局の捜査というのは、いつも本筋で行くかとと言えば、そんなことはありません。ロッキード事件以降、検察の体力も落ち、政治家だからとそう力は入れられなくなった。贈収賄で捜査すると裁判もやっかいになる。そこで、検察は、国税と組んで所得税法違反でやるようになった。金丸信がそうですね。贈収賄で告発しても所得税法違反で告発しても、逮捕立件議員辞職という同じ結果を招くのであれば、じゃあ名を捨てて実を取ろうという考えです。今回もそれで行くのがベターでしょう。
文筆業の確定申告を知っている人は私だけでしょうから(でもタレントの確定申告は知らん)、康夫ちゃんの確定申告にどういう絡繰りが潜んでいる可能性があるか書きます。
彼の担当税理士事務所は、今、非常に難しい判断を迫られているはずです。二重取りしていた旅費部分に関して、過去3年分の修正申告をしなければならない。しかしこれがジレンマなのは、修正申告しなければ、いつか税務調査が入って脱税ということになる。これはもう「見解の相違でした」で済むような問題ではない。しかし修正申告すれば、その事実は公表しなければならないから、いくらちょろまかしていたかが県民にばれる。
それで、ひょっとしたら誰も気付いていないかも知れないけれど、何しろ二重取りやっていて、知らなかった、秘書がやった、記憶にない、と連発している人のことです。交通費を、県庁と放送局両方から貰っていて、それはそのまま懐に入れる。その上で、交通費は、自分で払ったことにして、交通費として確定申告時の経費に計上している可能性がある。
つまり、新幹線1万円分の交通費が必要だったとしましょう。税金から1万円出させる。放送局からも1万円が当日なり後日出る。この時点で、康夫ちゃんの懐には1万円があって、スタジオで手取りか後払いか、1万円が別途に支払われるわけです。
税金から旅費が出た時点では、これは確定申告に記載する必要があるかどうかは私には解らない。何しろ表向きは公務ですから。公務に纏わる経費をいちいち確定申告する義務があるかどうかです。たぶん無いでしょう。税金から公務として出たお金だから。放送局から交通費の実費が出た場合はどうか? これは記載する必要はありません。必要経費が生じないだけの話ですから。いずれにしても、その他人から出た二件の交通費は、記載の義務が生じない可能性が高い。
その上で、実は自腹を切って交通費を出したように確定申告時に経費計上すれば、1万円余計に貰った上に、必要経費としてその1万円を所得から削れるわけです。
そんなみみっちいことを田中康夫がやるか? だって、ノーブレスなんとかが口癖の人だったのに、この体たらくですからねぇ。
長野-東京の新幹線代は、いくらでしょう。県庁の他の職員はいつも割り引き切符らしいけれど、正規だと往復1万5千円前後ですか。ちょっと乱暴な計算ですが、年間100日分の東京行きに、税金と放送局や出版社から全て二重に旅費が出ていたとすると、150万円が使わなかった旅費として康夫ちゃんの後ろめたいインカムになる。加えて、自腹を切って乗ったことにした金額、その同額の150万円を必要経費として落とせる。つまり、年間300万円も浮かせられる。3年間分に関して、その旅費分だけで1千万もの修正申告が生じる可能性があるということですね。
それで、監査委員会もまた動き出すみたいですが、この人たちは、何も仕事はしないわけです。何度、仕事させても「知事は誠意ある対応だった」「信毎はけしからん!」で済ませるでしょう。これはむしろこれで良いんです。新しいボロが出る度に、「知事からそんな話は出なかったぞ……」と連中は舌打ちするんだろうけれど、今連中が心を入れ替えて県民益の追求に乗り出したとしても、何しろ、彼ら彼女ら自身に調査能力が無いんですから。彼らはこのまま放置して、やる気がない所を県民に印象づけた方が良い。そうすれば議会に追い風が吹くから。
本番は百条委員会ですよ。ここに知事本人を呼んで、しどろもどろになったら刑事告発すれば良いし、どういう形になるか、とにかく税務調査が入るよう働きかければ良い。百条委員会に税理士を何人か入れて、過去3年間分のバイトの支払い調書を一枚一枚洗うくらいのことをする必要がある。
※ 他人の領収書添付 知事の昨春松本―福岡空路出張旅費 信毎
今朝の信毎のスクープですが、よほど、超割等の割引サービスをうまく組み合わせなければ、新潟-福岡、福岡-羽田は、松本-福岡の往復より高くつくでしょうから、金額的には、自腹を切ったかも知れない(誰かが別途旅費を出した可能性はもちろんある)康夫ちゃんがその差額を懐に入れられたわけではないでしょう、たぶん……。
ただ、私は以前からずっと主張しているのですが、誰か康夫ちゃんのマイレージを調べなさい。民間では、社命による出張に伴うマイレージ加算は、社員の役得みたいに扱われていますけれど、それでもこの不況で、そのマイレージで出張して来いという会社も珍しくなくなった。何しろ、県外出張の多い人ですから、マイレージの加算と利用がどうなっているか、税理士を入れて調べると面白いと思いますよ。
* しかし、私がこのニュースで一番驚いたのは、たかだか田中康夫がパイロットの制服着て、横にスッチーを侍らせてパフォーマンスするだけのイベント「空港活性化キャンペーン」とやらに、大名行列よろしく、17名も参加している。これは観光や空港利用促進に名を借りたただの県庁&利権関係ご一行様の観光慰安旅行じゃないか? 県民はむしろこちらの方を怒るべきだと思うぞ。ぜひ議会でもって、その17名がそれぞれどういう役回りで現地で行動したかをつまびらかにすべき。
※ NEC23インチ・モニターの嘘
この春の、各社フラッグシップ・モデルですが、私は、今、バイオを止めてNECを買おうかと思っています。ただし脳内妄想という形で(~_~;)。というのは、バイオのフラッグシップモデルの液晶モニターが小さいのと、NECは、DVD-RAMが使えるんですね。このポイントは大きい。
しかも、バイオが19インチ・モニターで47万円前後なのに、NECは23インチ・ワイドで40万円。これは断然NECがお得だと思った。けれども何か引っ掛かる。ちなみにバイオのオーダー・フォーム・サイトで、カスタマイズで組み立ててみたら、やはりモニターの値段が大きいことが解った。
それで、このNECの23インチ・ワイドは、何か臭いぞ……、と思ってサポートに電話したんですよ。「本当は何インチなんですか?」←これも変な質問だが。
そしたら最終的に、モニターの縦幅は、17インチより30ミリ長いです、ということだった。早い話が、実際は、18インチ程度のモニターを、横にちょっと延ばしただけらしい。それで23インチとか言っていると。ちょっと、それが熱気が失せた。これは拙いでしょうNECさん。購入後に、顧客から「これの何処が23インチだ?」とクレームが出ますよ。
でまあ、今ちょっと迷っていてバイオを本体だけ買って、モニターは一年後、サードパーティのを値崩れした所で買うという手もあるよなと思っています(脳内で(~_~;))。せめてバイオがRAMを採用してくれれば迷うことは無かったのですが。
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