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2004.01.02

謹賀新年

※ 年越し

 31日、夕方寝。日付が変わってから起きるつもりが、午後10時に目が覚める。民放三局は格闘技らしいが、ビートたけしが司会のテレ朝は超常現象特集なので、後半部分を見つつマルエツで買った年越し蕎麦を食べる。テレ朝はネ申!(~_~) 番組終了後、がらにも無く近所の神社へでも行こうかと思い立つ(と言っても高津区内で一番大きな神社へ赴くことにする)。生活圏のまるっきり反対側方向なので、これまで1度も訪れたこと無し。ウェッブマップで場所を確認する。チャリンコで行こうかと思ったが、ここは御利益を考えて、背中にカイロを貼り歩いて行く。着いたら、すでに長蛇の列が道路まで延びている。地元の警官数名とミニパトが出動。さっさと帰りたかったが、皆、午前0時を待っているらしく、やむなく行列に並ぶ。何しろ地元のことなので、親父連中は皆飲んだくれ、若者たちはどいつもこいつも一心不乱に携帯でメールを打っている。
 年が変わって30分後、やっと本殿までたどり着く。行列にして300人前後か。その列がちょっとずつ補充され、その規模をキープしている。家内安全を祈念し、1.600円の破魔矢を買い、甘酒を頂戴して帰宅。超常現象特集の前半部をビデオで見た後、朝ナマのビデオが回っていることを確認して再度寝る。結局起床は午前5時。
 2日朝一のテロ朝ニュースで川瀬真由美アナを拝む。こいつは新年から縁起が良い。そういえばクリスマスのCX系明石家サンタには例年通り八木ちゃん(結婚して渡米、今は西海岸のド田舎にいるらしい)が隣にいたが、やはりテレビの水は捨てられないか。

※ 朝ナマ

 1時半から6時半までの5時間15分という長丁場のため、パナのデッキで録画後(スカパーはウルトラQで塞がっていた)、CMカットの1.3倍速再生でウォークマン(120分テープに2分の1速録音)に落とす。こうすると、およそ3時間弱で聴き終えることが出来る。年賀状の到着を待ち、朝ナマを聴きながら南武線に乗る。特に印象に残るトークは無し。せいぜい、ラスト付近の森本氏の「米軍の戦力展開は限界に来ている(ここは生で見た)」という辺り程度か。
 女房実家、出がけに昼飯に餅を焼いて食べたばかりだったが、別腹の蟹があったので無理に食べる。長男を連れて近所の超弩級ショッピングモールのフードコートでアイスクリーム。帰りにトイザラスに寄るも、息子が欲しかったらしい金ぴかのトーマスのガチャガチャは人気商品らしく、見事にカラッポ。長男「お店の人に訊いてみな?」(←まんま)と言うが、無いものは無いからと、ウルトラマンのガチャガチャで納得させる。隣のジーンズ屋にてフリーホールのベルトをゲットする。普通のベルトの三倍の値段だった。
 帰宅後、ジェットビートルの製作に取りかかる。う!? これは辛いぞ(*_*)。老眼の眼では、メガネを掛けたり外したりを繰り返す必要がある。しかし昔取った杵柄、あっという間に作業は進む。とりあえず外側を完成して寝る。誰だ、この頃のプラモは接着剤要らずだと言った香具師は。
 深夜零時起き。次男をワッチしつつ朝ナマの残りを聴きつつ、プラモのデカール貼りに取りかかる。はっきり言って本体の組み立てよりたいへんだった。こんなのデカール貼り専用のピンセットが必要だろう。
 完成写真は斉藤さん頁に貼り付けたです。
 ちなみに大晦日にテレビ朝日に集まった日本の痴性の皆様……、と書こうと思ったけれど、尊敬する先生も若干名いらっしゃるので「知性の皆様」は下記の通り。

パネリスト:
阿久津 博康(岡崎研究所主任研究員)
勝谷 誠彦 (コラムニスト)
姜 尚 中 (東京大学教授)
工藤 雪枝(ジャーナリスト)
穀田 恵二(日本共産党・衆議院議員)
小林 よしのり(漫画家)
高橋 和夫 (放送大学助教授)
武見 敬三 (自民党・参議院議員)
原口 一博(民主党・衆議院議員)
宮崎 哲弥 (評論家)
吉田 康彦(大阪経済法科大学教授)
福島 瑞穂(社民党党首・参議院議員)

*森本 敏 残念ながらこんな番組には合わない人だと思う。
*村田 晃嗣 この所私が惚れ込んでいる赤丸急上昇中の保守系論客。はっきり言って、この人一人いれば保守派の他の出演者は要らない。彼の国際政治の認識力と、森本氏の軍事知識がタッグを組めば、最強だと思う。元帥にすら十分対抗できる。朝ナマの出演者の中で、唯一その発言を安心して見ていられる人で、近年見ないまっとうなキャラだ。
*武見 敬三 CNNキャスターの頃から見ているけれど、彼を出すのであれば、同じくCNNキャスター出身の民主党の首藤信彦氏も出すべきだ。きっと良い議論が出来ると思う。でもこの二人が議論している光景って一度も見たことがないんだよね。仲悪いんだろうか。
*姜 尚中 この先生あっての朝ナマだと思うが、やはりこの人や藤原帰一が東大の教授陣に名を連ねているのは、我が国にとって、ある種の国難だと思う。
*阿久津 博康 まだちょっとどういうスタンスの人か良くわからない。今後化けるのかどうか……。
*工藤 雪枝 正直、出なくて良いです(-_-;)。言っていることの要旨は正しいんだが、それを訴えかける話術というか論理構成に今ひとつ説得力が無い。テレビ向きのキャラじゃない。
*高橋 和夫 パタナイズされた中東専門家の見本のような人で、この人の話は話半分に聞くべきだと思う。
*吉田 康彦 意外とこういうスタンスの人々の話を聞く機会は少ないので、もうちょっと喋らせるべし。
*福島 瑞穂 出すな。社民はバカ揃いだとの誤解を世間に与えかねない。
*小林 よしのり ほとんど喋らせてもらえないのにどうして彼はこんな番組に出てくるんだろう。私は彼の発言のすべてに賛成する訳ではないし、少々ファナティックなところはどうかと思うが、もっと彼の考えを聞きたい。
*宮崎 哲弥 出なくて良い。この人の喋くりには人を不快にさせる要素のすべてが凝集されていると言ったら偏見だろうか。80年代バブル文化人の典型的な話し方をする。人の話は聞かんで、誰も訊いていない自分ワールドな話を蕩々と喋って嫌われるタイプだ。
*勝谷 誠彦 貴方のためになっていないから出るべきで無いと思う。ほとんど喋る機会も与えられず、日頃の威勢の良さにしては突っ込みのタイミングをみて喋りまくるでもなく、気の毒だなとこの一年思っていたが、今回解った。この人は、遺憾ながら国政の重大事に関して専門家とディベートできるようなベースの教養を全く持ち合わせていない。「威勢が良いだけの夕刊紙」レベルの表層的な知識だけでグレーゾーンの話が全く出来ない。新聞をネタに床屋談義は出来ても、時事問題に関して意見を異にする人間を相手に突っ込んで議論するだけの知識は全くお持ちでない。少なくとも31日のテーマに関しては、イラク問題はもとより北朝鮮問題においてすら福島瑞穂並みの薄っぺらな知識しか持ち合わせていないことが解った。率直なところ、彼ほどの東奔西走の仕事を抱えた状況で、時事問題を掘り下げて考えるのは思考作業として明らかに無理があると思う。

※ ドコモが見解、「クローン携帯は存在せず」日経
 「クローン携帯」は存在しません――。

本当かよ……。これが事実なら、やられたの他社製品だとドコモが名指ししているようなものだが。

※ 小泉靖国参拝

 駐韓大使も駐北京大使も、呼び出された途端、押っ取り刀で相手国外務省に赴き(北京で呼び出されたのは臨時代理大使なので、たぶん大使クラスはみんな休暇で帰国中だね)、何を言ったか知らねど、顔には「お宅様が仰るとおりです」と表現して引き揚げたのだろうが、こういう時には、二等書記官辺りが、「わが国はただいま正月の祝日でありまして、三が日が開ける月曜の5日辺りにお伺いするということでよろしいか?」くらいの抵抗をまずすべきだ。これでは宦官では無いか。

※ 人工膀胱

 2日早朝、朝ナマを聴き終えた後、康夫ちゃんが人工膀胱手術を公表した直後(11月下旬かな?)のTBSラジオ・アクセスのテープを聴く。
 彼はこの所、しきりに自分のオペは「人工膀胱では無い」と連呼しているが、この番組中(皮肉なことにテーマは終末期医療―自宅で最期を迎える―)でも、番組冒頭一分辺りで「人工膀胱にしようと……」と発言し、以降「人工膀胱」という言葉を連発している。
 それが神の御技によって創造されたもので無い以上、「人工」という言葉が使われることに間違いはない。いったい何の躊躇いがあってこんなくだらないことにこだわるんだろう。
 あと、これはプライバシーだし、私にとっても長野県民にとってもどうでも良いことだが、愛する彼氏が生きるか死ぬかの手術をしている時に、術後数日後でなければ見舞いに来ない恋人ってのはどういう付き合いなんだろうかと思う。普通なら仕事を休んで付き添うぞ。フランクな恋人関係でしょうか。
 もう一点。手術前から康夫ちゃんの看病と体調管理は実母が掛かりっきりなんだが、彼女の存在に関してはほとんど触れられることはない。
 で、長野を「信州県」に改称する? どうぞやって下さい。きっと地図や教科書の書き換え需要を喚起するための出版印刷業界への利益供与でしょう。ま、この手のパフォーマンスは、名称改称にいくら税金が掛かるかを試算してからにして欲しいですね。この人の思いつき人事によって捻出される不意の異動手当は、たぶん年間一千万の単位に及んでいるはずです。人事全体の予算案の中に巧妙に隠されているだけで、とんだ無駄な予算を組まされていることを県民は知らない。

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コメント

マスコミ板のスレでレスしたいと言っていた者です。コメントを書いていたら2000字を超えそうな気配なので、とりあえず村田晃嗣関係で見付けた面白い文章へのリンクを貼っておきます。長く書いても良さそうならまた改めてレスしようと思います。

http://www.doshisha.ac.jp/kyouiku/christ/chapelhour/chapel02/kiri/kirisu06.html">http://www.doshisha.ac.jp/kyouiku/christ/chapelhour/chapel02/kiri/kirisu06.html
http://club.pep.ne.jp/~y.hosoya/booksreview/forrestal.htm">http://club.pep.ne.jp/~y.hosoya/booksreview/forrestal.htm

投稿: 名無し三等兵@軍事板 | 2004.01.02 21:41

アカデミズムのゲットー内に住んでいる者の掟なのだろうが、このマンセーぶりはウザ過ぎる。

投稿: GMイイ! | 2004.01.03 15:29

 同志社での発言、あんまり字が小さいんでエディタにコピペして読んでしまいましたが、いやぁ、テレビってバカの巣窟だと思うけれど、やっぱり人材を捜してくる眼力のある人々っているんですね。

投稿: 大石 | 2004.01.03 19:38

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