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2004.01.08

長野県共産党県議団長に捧げたい真っ当な市民感覚

※ ボーイング、旅客機販売で初の2位転落か エアバス逆転

 エアバスが340を出してボーイングに挑もうという姿を鮮明にした頃から、逆にボーイングは斬新さを無くしましたね。エアバスはこの間に、340と300クラスの間をつなぐシリーズを次々と発表したけれど、ボーイングはそれを777一機種のストレッチで済まそうとして失敗した。ボーイング自身の失敗は、これはもう原因ははっきりしていて、官依存の軍用機メーカーを次々と合併吸収してしまったことです。あれで民需メーカーとしての緊張感をすっかり無くしてしまった。

※ 米コンチネンタル777機がミッドウエー諸島に緊急着陸

 恐い! ヒューストン行きってことは、客の半分はオーランドへ向かう家族連れですよ。ミッキーに会いに行くつもりが、ミッドウェーでバードウォッチングだもん。しかもあそこは観光客の上陸自体厳しく人数制限されているから、救援機が来るまで、のんびり外で過ごしましょうというわけに行かない。最悪の場合、機内から出るなですよ。
 しかし、そもそもツインエンジンで太平洋を渡るなんてこと、民航機でやっちゃあかんです。私らグアムすら恐ろしいのに。

※「金出せるわけない」82歳女性、はたきで強盗追い払う

 最初聴いた時には、何と豪快な婆さんだろうといたく感心した。次に聴いた時には、息子はお医者で~となっていたので、ちょっとムッとした。次に映像を見て立派な家を見たら、たかが80の婆さんごときにと……と心変わりしていた。ま、これが庶民感情ちゅう奴やね。

※ 宮城の別人女性を誤認逮捕=名前と人相で-アリバイ判明し釈放・警視庁

 これは防犯カメラの映像その他で犯人扱いされたけれども、その時間帯勤務中だったことや旧姓のだぶり、真犯人がすぐ見つかったこともあり、釈放ということになったけれども、防犯カメラを理由とした誤認逮捕は過去にもあった。警視庁はたぶん、アリバイが出てこなければ、このまま誤認逮捕と認識しつつ押し切ったと思う。こういうケースは、きちんと公安委員会が、なぜこういう間違いが発生したかを検証して教訓を得ないと、またどこかで同じ過ちを犯し、今度は取り返しが着かないことになるかも知れない。

※ 未承認医薬をネット販売、容疑の19歳逮捕 会社も設立

 やったことはただの薬物販売なんだが、それで1億稼いで、先物取引の元締めみたいなこともやっていたとか言うから凄い。こういう人材をこそ無試験で経済学部へ入れ、しっかりした教養を授けて更生させるのが文明社会の責務だと思う。

※ 韓国トランプ詐欺手口

 これが、蛍光塗料みたいなマークをカードの裏に塗って、それを帽子に仕込んだCCDカメラで読み取り、別の部屋の人間が耳に仕込んだイヤホンで伝えるというんだが、このイヤホンというのが凄い。大きさも形状も、今市販されている腕時計用の最小のボタン電池とほぼ同じ(と言っても、相当大きな量販店に行かないと売っていない、少なくともうちの近所では入手不可)。もちろんアンテナ線なんて無い。あんなの初めて見た。

※ 長野県政ごたごた続く。

 昨日の信毎記事の「ぶっちゃけこりゃ拙いからこれからは改める」という県庁取材の記事に関して、青山出納長という康夫ちゃんのお気に入りの幹部(事実上県庁のナンバー2にして県庁を回している張本人。副知事の阿部ちゃんはどうやら長~い冬眠に入ったらしく姿が見えない。一年中冬眠しているという噂もあるが)、信毎の記事は「捏造だ」と緊急会見。ま、これはもちろん康夫ちゃんの指令によるもの。ところがその場にいた信毎記者さんは「名誉毀損だ」と逆襲。珍しいシーンがあったらしい。テキストはすでに県庁サイトの一番目立つ場所にアップされています。映像まである。よほどお怒りらしいが、部下は冷めきっているということは認識しておいた方が良いと思いますよ。
 しかも青山さんは、この会見の中で、県庁の一般職を含めて、うちはずっと私用が絡む絡まないに関係なく、このどんぶり勘定で旅費を出して来たんだというようなことを開き直っている。一般職の皆さんは、普段シブチンな出納が下っ端をダシにして嘘こくな! と怒っている。

 カワードな康夫ちゃんは相変わらずダンマリ。今回もまた「説明責任」という言葉は自分だけには適用されないとお考えらしい。サイコパスの典型例ですね。
 こんな大問題になっているのに、東京のメディアはワレ関せずで、「信州国、いいじゃないか」礼賛モードがまだ続いている。何かの意図が働いているのかねぇ、この国の大マスコミには。

 共産党県議団は全くの腰砕け状態で、日頃の勢いは微塵も無し。旗開きの報告すら無い。
 石坂千穂県議団長のウェッブサイトの昨年の年始の更新状況は下記の通り。
*************************
2003年01月08日 財政改革推進プログラムへの提言
2003年01月07日 消団連新春賀詞交歓会 (1)
2003年01月05日 降り続く雪の中で消防出初式 (1)
2003年01月04日 「新春のつどい」で決意新たに
2003年01月02日 新成人の顔は輝いて (2)
*************************

 2日からは、休み明けの6日が抜けただけで毎日更新です。ところが今年は、2日以降、一週間も更新が止まっている。この問題が田中与党の共産党県議団にとっていかにやっかい事になってしまったかが窺われる。
 でも、共産党って、駄目なものは駄目だと言ってきたから、いつも固定の支持者を得て来たわけでしょう? それが出来なくなったら、貴方たちの存在価値は、社民党以下ですよ。

 そんな、毒まんじゅうを食っちまったらしい愛すべき千穂タンに、ある共産党長野市議の極めて真っ当な市民感覚に基づく言葉を捧げましょう。
http://plaza.rakuten.co.jp/nobuyukiharada/diary/
【 我が党市議団は、出張の旅費は、長野から出発し長野へ帰るまでが、公費扱いなので、私用で途中下車はいけないとしてきた。
 公費を使っての行政視察や出張は、たとえ1円でも明朗性が求められる。】

 いくら共産党でも私用での途中下車くらい認めればと思うが、それが公費である以上、たとえ一円でも明朗性が求められるのは当然のこと。
 仮に民間で許される状況があったとしても、それが税金で成り立つお役所で許されるはずもない。仮に一般職で許されることであったとしても、より高い倫理性が求められる特別職で許されるはずもない。いわんや組織のトップたる県知事に至ってはなおさらです。田中康夫には、退院したらまず道徳の教科書でも音読して貰い(彼はこの正月、何かのくだらん作文の音読を全職員に命じた)、口癖である説明責任とノーブレス・オブリージを学んで頂きましょう。

http://gendai.net/contents.asp?c=025&id=33
 ↑田中康夫のケツの穴を舐めて暮らす郷土の面汚し二木啓孝率いる日刊ゲンダイに「殺人事件を自殺で処理した驚愕すべき長野県警と公安委員会」というのを書いているが、自らは一言も説明責任を果たそうとしない男の下で働く人々に、いったい貴方はどんな説明責任を求めようと言うのか? バカも休み休みに言いなさい。

※ たったひとつのたからもの

 水曜午後。長男を連れて書店。週刊アスキーをゲットするつもりがどうやら今週までお休みみたい。ビッグマウス日垣の週刊エコノミスト敢闘言を読む。自著の大袈裟な宣伝。私も自分の作品に関してこういう大風呂敷を広げる度胸が欲しいものだと思う。この人、暇ネタ書いてない時は、たいがいただの自分自慢なんだよね。この世界の人間は、自著に関しては、宣伝は出版者任せ、宣材みて大げさだよなぁ……、と思いつつ中身で勝負というのがほとんどだが、いきなり「俺って凄いだろう」と開き直るお人は、割と珍しいと思う。

 しかし、なにやら書店に似つかわしくないBGMが流れている。耳を澄ますと小田和正だ。

 あなたにぃ♪あっえぇてぇ、ほんっとうにぃ、よかぁったぁ♪~、ば~いじゃすらっくぅ。

 歌声に惹かれて近寄ると、平積みの棚が作ってあってベタベタ写真を貼り付けたポップが立っている。「明治生命のCMで流れた……、ダウン症として生まれ余命一年と宣告された子供とその親子の思い出の写真が~」うんたら。
 「どうぞご自由にお使い下さい」と張り紙されたバスタオルと、バケツが床に置いてあるんだ。もうここまでされては泣くしか無いだろう(~_~;)。中年@オヂ、借り物のバスタオルを手に取り、愛くるしい写真の数々やポップを読みつつ親子して滂沱と泣いたね。店員に向かって「すんません、バ、バケツがいっぱいになったんで代わりを!?」とか言っちゃったもん。
 気の毒だとは思うけれど、それってビジネスのネタにして良いようなことなんだろうか。それは社会に対して命の大切さや家族の愛を伝えることに果たして貢献しているんだろうか。
 残念ながら私は、人の生き死にに関して作家らしい表現が出来るようなセンスは持ち合わせていないので、ぜひ小田嶋先生の最新の日記をごらん下さい。

 丸井フードーコートでアイスとコーヒーを買い、屋上へ。ママさん連中が椅子を占領する傍らでコーヒーを飲みつつSAPIOとニューズウィークを読む。今日も米軍は迫撃法団(←あったら凄い(~_~;))で相当数の重軽傷者を出しているらしいが、NWの記事によると意外とこの迫撃砲攻撃が後方部隊の戦場トラウマを引き起こしているらしい。治療は、安全で快適な後方基地に後送して三日三晩何もさせずに休息を取らせることらしい。ひとまずはこれで何とかなるんだよね。一時しのぎではあれど、それで前線に戻れる。

 夜、女房実家より次男が帰ってくる。この半月ほどで500グラムほど体重が増えたらしい。まるで親父並みだ(-.-)。長男、時々キレて凄まじい嫉妬心をむき出しにして手を焼かせる。はっきり言って新生児より始末に負えない。でも時々「これからずっと四人だね」と目を輝かせる。新生児の百面相は何時間見ていても飽きない。この20年、株券一枚手にすることなく、畳1枚の不動産を手にするでもなく資産上はどこから見ても負け組人生だが、今が幸せの絶頂だろうと思う。これから3年間、たっぷり親孝行してもらおう。
 日に20回と長男と次男の名前を呼び間違えるようになる(-_-;)。

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