国家が養うテロリスト
※ 革マル派が出頭続々、逮捕6人黙秘で首ひねる公安部
これ、洗面道具とか持って、警視庁を訪れたりしてわざと捕まっているんだけど、自首じゃないことが、彼らにとっては大事らしい。たぶん、不況が長引いて兵糧が尽きつつあるんでしょう。だから、彼らの経済状況が改善されるまで刑務所で体調管理しつつ国家に養って貰いましょうということ。
日本には過激派にターゲットを絞った刑法はほとんどありませんから、破防法にしても上が7年ですから、当然既存の刑法で裁くことになるんだけど、この人たち、実はほとんど微罪で指名手配されていますから、いくら過激派に司法が厳しいとは言っても、上を見て3、4年で出てくるようなケースだけでしょう。彼らはその間、いつもの裁判闘争やって暇潰しも出来る。
※ 生後20日の長女にしっと 傷害容疑で逮捕の父親
最初聞いた時には、うちの4歳児以下だなと思ったけれど、7割方、虐待を正当化するためのただの作り話でしょう。はっきり言って、普通の男親は普段から構って貰ってなどいないし、そもそも仕事オンリーで構って貰いたいなどとも思わないから、疎外感を感じるなんてことは無い。
※ 女子高校生に売春強要 警視庁、少女5人逮捕
たぶん、この自殺未遂を計ったという女の子にも、何か大人に相談できない弱みがあったんだろうけれど、結局、警察にして学校にしても親にしても、大人が信頼されていないから、子供の間での犯罪が横行するんですよね。
※ 従軍記者訓練
凄いですよね。もうそういう時代になったんだもの。ただ軍隊の階級構造すら知らない人々にああいう訓練を施して、いざ戦場に連れて行って、真っ先に指揮官が戦死しちゃったら彼らはどうなるんだろう。兵隊が最期の一人になっても、20歳にもならないにきび面のプライベートの命令に従えなんていうことを部隊側は彼らインテリに誓約させることが出来るんだろうか。
あと、これは余所の軍隊と違って、日本の場合、記者さんに、階級だけじゃなく、ロケット弾と迫撃砲の違いも説明しなきゃならないわけですよね。防衛庁なりが音頭を取って、そろそろプレス向けの自衛隊入門ハンドブックのようなものを作るべきだと思いますね。半世紀くらい使えるように、軍隊のイロハを書き記した従軍記者として必須な情報を網羅したハンドブックを。
自衛隊や防衛問題が彼らにとってハードルが高いのは、結局、ちまたに溢れるヲタク雑誌や情報は、そのほとんどが素人さんには全く理解できない。かと言って、彼らは防衛問題だけフォローしているわけではないから、長い時間を掛けて基礎知識を身に付ける暇は無い。そういう広報というのは必要だと思うんですが。
※ 日米関係に過度に舵を切った。
年初のテロ朝Nステで、番組が始まってからの久米宏の若い映像と政治的な発言が流れていましたが、どれをとってもキモい発言のオンパレードで、本人も本人だと思うけれど、一方で、それを誇りを持って再編集して「それが正しい」と思って流すスタッフやプロデューサーがいるわけですね。こんな連中が日本の世論をリードしているつもりで胸張っているんだから、日本が変われるわけが無い。
で、上記の「日米関係に過度に舵を切った」という発言は、水曜日のNEWS23での東大教授・藤原帰一の発言です。これ間違いですよ。なぜならわれわれは、冷戦時代、アメリカと一蓮托生の関係にあって、ソヴィエトと対峙していたんだから。国境沿いでは民航機を撃墜され、海面下では食うか食われるかの潜水艦戦を繰り広げていた。冷戦時代の日本には、アメリカを助けて軍隊を外に出すような余裕が無かっただけの話。これは歴史的経緯を全く無視した発言です。
この人は坂本義和のポジションが欲しいのかも知れないけれど、いったいこの人は、誰の弟子でどういう引きで今のポストに収まったんだろう。東大の政治学では、こんな無能な連中ばかりが登用されて、外務省に無知無能な外交官の再生産を繰り返している。日本外交を批判する前に、自分らの存在こそが日本外交を駄目にしているのだという事実を直視して欲しいぞ。
※ 「嫌な記憶消せ」と前頭葉が指令…米研究で解明
そう言えば、田中康夫悦び組の一人でいらっしゃる有田芳生氏は、誰かを罵倒する時にしばしば「前頭葉肥大」という言葉をお遣いになるけれど、なるほどどこぞの県知事は、人一倍前頭葉が発達していたわけだ(~_~;)。
※ 長野県庁サイトは知事の私物か?
以下が、今の長野県庁のサイトのトップ項目です。
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1月7日付け「信濃毎日新聞」の「報道」に関する長野県の見解
仕事始め式知事あいさつ 知事の入院経過
住基ネット実験結果 速報
総合計画審議会中間答申「未来への提言」
生坂ダム殺人事件捜査に関する公安委員会報告書
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上の三項目は、ことごとく、知事のプライベートな話で、こういう情報は、知事個人の項目に追いやるべきでしょう。県民には他に優先して知るべき、知りたい情報がある。知事の入院経過なんて県民にはどうでも良いことです。誰がこんな配置を思いついたのか、これはサイトの私物化と批判されても致し方ない。
しかも、今、商業紙である中日新聞に連載されている康夫ちゃんの入院記にここからリンクも貼ってある。いやそこで、彼自身が焦点となっている寸借詐欺問題に関して説明責任を果たしているというのであれば、そのリンクにも意味があるでしょう。ところがそれはたぶん今後もないでしょう。自分一人は説明責任の埒外に置かれると思っている男ですから。
こういう所にも、田中県政が始まって以降酷くなった公私の区別の無さが現れている。
で、中日新聞に連載されている日記にしても、もしそれが出来るのであれば、本来なら県庁のサイト内でやるべきことでしょう。自分の身辺記や執務の状況を行政のサイト上で発信している自治体首長は、今では全く珍しくもない。ところがこの人は、金が絡まないとそれをやらないわけだ。こんなに金に汚い政治家って見たことが無い。しかも県民のことは念頭には無いんだ。東京のマスコミ人向けの発信ですから、彼らの目につくことしか考えない。だからブロック紙の中日新聞を選んだ。
もし私が中日新聞の県庁詰めの記者で、知事から「メールで送るからよ、日記を載せない?」とか持ちかけられたら、たぶん二つ返事で引き受けるでしょう。話題の人ですから。それが商売というものであり、それがメディアとしての第一の仕事でもあるから。
日記の中で旅費問題に触れないのはフェアじゃないだろうと指摘されれば、確かにその通り。でもそれは、新聞社が負うべきリスクでは無く、知事個人の政治家としての覚悟、あるいは誠実さ、県民に対する説明責任の問題に過ぎない。新聞社に責任は無い。私が担当者なら、むしろ田中康夫の人間性を際立たせる証拠として、放置します。何にも言わずに、「いやぁ、知事。いろいろ言われてますけど、反応が大きいというのが第一ですからねぇ、今後とも、旅費問題はスルーってことで全然構いませんよ」くらい私が言ってしまうかも知れない。
「心地よい疲労感」とかいつもの強がりが続いていますが、それくらい許そう。ただの病人なんだから。
しかし、私が中日新聞に望みたいのは、いくら後追いとはいえ、旅費問題の重大さを考えると、本来なら一面トップで追求すべき事件です。それが読者に対する新聞社の使命、良心として掲載すべきでは無かっただろうかと思います。知事の宣伝だけで、それが無いことをとても残念に思います。
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コメント
わたしはセクト、特に□○は大嫌いですが、
> 日本には過激派にターゲットを絞った刑法はほとんどありません
公安の仕事量を維持するため、長年Sに金やって養ってきたのを、
他に資源をまわしたせいで、Sが食っていけなくなったんじゃ
ないでしょうか。
投稿: 負け組 | 2004.01.09 17:06
この前書きそびれてしまったので。
>東大の政治学では、こんな無能な連中ばかりが登用されて、外務省に無知無能な外交官の再生産を繰り返している
藤原教授はどうなんでしょうねぇ。話によると師匠は坂本義和みたいですが、師匠と違って非武装中立のようなユートピアニズムとは一線を画してますね。私も彼の主張にはかなり抵抗があったんですが、『デモクラシーの帝国』の結論部を流し読みしたところでは「反米も脱米も逆効果だ。どんな姿勢を取ろうともアメリカとは関与し続けるしかない(大意)」という真っ当なことを言ってました。リーディングリストを見ても講義内容は標準的な国際政治学に沿っているようです。ただ、シラバスに「平和は兵隊が保つのか?」と書いていたり、授業中もそういうコメントをしたりするので、防大から東大に入った友人などは「俺には生理的に合わん」と言って講義に出なくなっちゃいましたね。
↓参考までに。
http://society.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1068734201/28-43">http://society.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1068734201/28-43
http://society.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1068734201/69-70">http://society.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1068734201/69-70
投稿: 名無し三等兵 | 2004.01.09 23:49
長くなりそうなので一度区切ります。
で、東大の政治学なんですが、昔は分かりませんが最近はバランスが取れて来ているんじゃないかと思います。上のスレにもありますが、東大法学部には藤原教授の他に北岡伸一という日本政治外交史を専門としている教授がいるのですが、彼は徹底した親米派です。外交・安全保障問題でよく発言していますし、読売にもちょくちょく寄稿していますね。噂では藤原教授とあまり仲が良くないとか。本当かどうかは知りませんが、講義やゼミの時にお互いに相手の発言をチクリと揶揄することがあるなんて聞きます。そういう意味では東大の国際政治・外交史は二極構造のバランス・オブ・パワーが成り立っているのかもしれません(笑)
それと一般には知られてないと思うんですが、東大には法学部の他に教養学部の国際関係論コースというのがありまして、そこも伝統的に国際政治学者(読売や中央公論に時々寄稿している東大の田中明彦教授など)と外交官(小和田パパや川口外相など)を多く輩出しています。こちらの方は法学部で坂本義和が頑張っていた時にリアリストの国際政治学者を擁していたようなんですが、最近ではどうもリベラルな傾向にある気がします。
まぁ、全体としてみれば心配するほど東大の政治学は偏っていませんよ、ということです。個人的には東大の授業内容よりむしろ外務省の採用方法の方が問題のような気がするんですけどね。これについてはまた今度、機会があったら書きたいと思います。長々といい加減なことを書いてすいません。
投稿: 名無し三等兵 | 2004.01.10 00:22
革マルが警察と結託するふりをしてディープスロートしていて、他の党派が「K-K(警察-革マル)連合」などとして革マルに徹底的に敵対していたのが90年代前半まで。
その後何らかの揉めごとで決別して警察無線の符丁鍵を自分達が掴んでいる事を自らばらしたのが確か96年か97年の秋。
今考えると、革マルはそれまで(その後も?)警察などのかなり深い部分までに浸透して総会屋まがいの事をやって稼いでいたのでしょう。
もう一つの食い扶持の旧動労(鉄労など)もトップの松崎氏はじめ執行部が革マル執行部と離反して、いまや革マルは完全に「食い扶持」を失っているのでしょうね。
で、それらの食い扶持で稼げなくなって地下に潜ってた人間を養えなくなったので警察に「預けて」しまってるのでしょうね(;´Д`)
公安筋や公安付けの記者に知合いがいないので(^^;以上は公式情報からの解析ですが…
あるて。
投稿: Artane. | 2004.01.11 04:20