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2004.02.10

訓練レベルの救出作戦

※ エイリアンvsプレデター…勝つのはどっちだ
 8月全米公開、今秋日本でも公開へ

 良いのか、これ期待して(~_~;)。蓋を開けたら、ただのB級ゲテモノ映画だったりして。

※ 宿泊拒否のアイスター、学生の抗議文をHPに掲載
 「学生の氏名や住所、メールアドレスもそのまま掲載された。」朝日

 確信犯ですね、アイスター。私なら、住所は載せないけれど、メアド程度は晒しちゃるかも(~_~;)。幸いまだそこまでやった記憶は無いけれど。決して誉められた行為ではないし、たぶんまた法務省からお小言が行くんでしょうけれど、行動を起こす側の覚悟というのも求めたいですね。インターネットが普及して、見ず知らず同士がメールのやりとりを出来るようになってからと言うもの、プライバシーは無担保に守られるという誤解が利用者に蔓延している。
 このケースはマルチなことやっている大企業対、元ハンセン病患者というマスコミが喜びそうな図式で展開しているから、アイスター側に一方的な非があると皆思うだろうけれど(あたしもそう思うが)、だったらこれ、そのサービスの受益者でも無い一消費者が、企業が背負うだろう公共性公益性社会常識に期待して抗議するということに無条件の正当性が認められるというものでもない。企業にとっては、俺っちの商品なんか買わない第三者から文句言われる筋合いはねえだろうというレベルの話になるわけで、それなりの覚悟はすべきでしょう。
 しかしまあ、嫌がらせの晒し上げにしても、普通はそこまでやらんわな(~_~;)。どういう連中なんだか。

※ 無資格ガイド横行

女子高生はみんな売春している。サムライはまだいる。仕事に失敗したら切腹。中国には粗悪品ばかり売っている……。
 ま、最後のは困るがそれ以外はオッケーだろう、てか、アジアの外人さん相手なんだから、日本は徴兵制を施いていて、近々国民皆兵制に移行し、政府はひた隠しにするが実は核兵器もたんまり隠し持っている……、なんてこと言ったら逆効果か(~_~;)。

※ サマワにハエ

 これはやはり日本の伝統品、蚊帳を急送するしかないだろう。仮に千人が駐屯するとして、必要な補給物資を一人頭体重の半分の一日40キロと計算すると、×の40トンですか。ハーキュリーズ二機がクェートから毎日二往復すれば生活物資は間に合う。サマワの宿営地は、TDLとほぼ同じ広さだそうですから、横に仮設滑走路を引けば良い。離陸時は空荷で軽いんだから、そう立派なものは要らない。クウェートからピストン輸送すれば良いでしょう。
 問題は、クウェートまでの物資輸送。今、全日空も日航も苦しいんだから、両社から二機ずつレンタルして、 それはカーゴ便でなくても良いから、クェートへの直行ルートを確立させるべきでしょう。でも財務省って、ロジには無理解な所なんだよね。日本人は昔から軍隊のロジには興味を持たない。

※ 何人死んだら撤退?

 10人死んだら踏み止まるか? 20人なら撤退か? という論議がありますが、実はこういう問題には法則があるんですね。横軸に経過日数、縦軸に死者数を取ります。たとえば、国民の許容範囲を仮に15人としましょう。支援発足直後、たとえば明日14人の死者を出したとします。これはまだ我慢するしかない。所がその棒線は、右下がりになっていく。1年後に5人死者を出したら、もう1年もやっているんだし、撤退の理由は経ったということで、部隊が引き揚げることになるでしょう。実際には、この法則はもう少し複雑です。毎日のように死傷者を出すとなると、累計の死者数も大きなファクターになりますから。米軍が今陥っているジレンマがそれですね。

※ BK117C-1 福井県防災ヘリ 「Blue Arrow」

 いやぁ、BK117C-1の大活躍でしたねぇ(^o^)。BK117も、長いことセールス的にはふるわなかったですが、逞しくなったもんです。ま、大学には、経緯を調査してきちんとした報告書を出して貰いたいですね。

 現状での私なりの検証です。
1.出発直後、すでに大雪に祟られ、行程の半分以前でスケジュールが大きく破綻した。
 本来ならここで下山する判断を下すべきだった。
 (たまたま下山困難なルートを登攀中だったかも?)
2.未経験者がいる場合、最も未経験な者の体力とスピードに全員が引きずられる。それをカバーするだけのチーム力を持たなかった。
3.14人もの大所帯パーティでありながら、無線機が一台しかなく、しかもバッテリーが切れかけていた。これは致命的なミスと言える。(ほんとに一台しか持ってなかったのか?)
4.食糧が早々と尽きた。
 これは、メディアに誤解がある様子ですが、別に食い物が全部無くなったわけではなく、調理しなくても食べられる食料を優先的に処理したため、結果的に、煮なきゃならない食料が残されたという次第です。恐らく、冬山という認識が甘く、せめて食い物くらいまともなものを食べようと、鍋セットでも持って行ったのでしょう。若干判断ミスがあったかも知れない。
5.テントが雪の重みで潰された。風もあったか?
 これは恐らく、持参すべきテントを間違えたのだと思う。冬山用ではなく、オールラウンド用のドームテントを持参したのでしょう(雪さえ無ければこの高度の冬山でもだいたいはこれで済む)。これもちょっと致命的だったと思うけれど、一人でもベテランがいれば、設営場所をきちんと選択するなり、早めに雪洞に切り替えるべきだという判断が出来たでしょうから、指揮官の判断ミスの可能性が高い。
 過去の学生パーティの遭難事例で多いのが、実は、ビバーク・ポイントの選択ミスでして、とにかく吹雪かれて視界はゼロ、全く身動きが取れなくなってからビバークに懸かるので、しばしば最悪の場所でビバークし、それで状況を悪化させることが多い。

 全般的に見ると、早め早めの判断が出来ていない。気が付いたら、スケジュールのほとんどを使ってコースの半分しか進めなかった。気が付いたら大雪だった。気が付いたらテントが潰れていたと、要所要所でことごとく判断ミスを冒している。パーティを率いたリーダーの資質に問題があったように思える。

 救出する側にとっては、極めて楽チンなミッションでしたね。天候回復を待てば良いだけ。絶壁にへばりついているわけでもなし、高度も高くない。気流がとりわけ乱れるような地形でもない。こういう時に、マスコミさんは、「命を繋ぐ無線!」とか、いやあ、寒い中、天気も悪く寝ずの番もしてご苦労様でした。完璧な救出作戦でしたね! と誉めますが、私はそんなことしません。救難のメッカ小松が近いから、何処かのヘリが一、二機不調に陥っても全然困ることもなく、まるで訓練みたいな任務でした。警察、防災ヘリにとっても、後衛を自衛隊がしっかり守っていたから、たぶん余裕を持ってミッションに臨めたことでしょう。救い出す側にとって、これほど歓迎できる状況は無かった。
 しかしこういう任務からも反省点をきちんと洗い出し、次の、より困難なミッションに備えなさい。こういうシビアなことは私しか書けないから敢えて誉めない。国民とメディアは賛辞を送るだろうし、危険な部分もあったろうけれど、貴方たちが備えるべきなのは、こんな楽チンなミッションではない。もっと命懸けな状況に直面して、もっと無茶したアホどもを救出しなければならない瞬間がいつかきっと来る。

* 日垣さん、遭難救出の分析にはせめてこの程度の掘り下げと基礎知識は動員して欲しいぞ。「天気予報で解らんかったのか?」で済めば遭難事故など起こりゃせん。

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