長野、住基ネット叩き迷走す
月曜、女房が美容院に出掛けたため、悲惨な午後を過ごす羽目に。土曜日曜の疲労が溜まって異様に眠いのに、長男も次男もやたら元気。
※ 鳥インフルエンザ:浅田農産、大量死中に20万羽引き取り要請
しかし、豪快な社長さんやねぇ(~_~;)。この人を逮捕起訴するなんてことは出来るんだろうか。
※ 首相、韓国大統領の批判に「違いを認めあう姿勢が大事」(朝日)
> 「三・一独立運動」記念式典での演説で「日本に忠告したいこと」として、過去の歴史問題や日本の有事法制について韓国側が言及しないからといって問題が解消したと考えてはならないとし (共同)
>「ここが最東端」韓国KBS、抗日記念日に竹島で生中継 (朝日)
日本側は言及しないことによって、韓国のくだらん挑発に乗らんことを暗に表明しているわけだが。
ま、はっきり言って、こんなくだらんことをやらせて国民のナショナリズムを煽って、国民の目を内政から逸らそうとしているのは、お宅さんなわけで、日本を巻き込まんで欲しいとか思うわけだ。
それに、有事法制問題まで出される筋合いは無いぞ。
※ 恐竜絶滅とは無関係=メキシコのいん石落下跡-掘削調査で判明・国際チーム (時事)
この隕石落下原因説が広く知られるようになってからも、ずっと、恐竜の絶滅のピークはなだらかで、一回の隕石落下が絶滅をもたらしたものではないという反論はなされていたのに、なかなかメディアは受け入れなかったんですよね。さてこれが有力な反証となるかどうか。
※ ROBO-ONEスペシャル
さっきお昼のCXのニュースでやっていたけれど、親子でプログラム書いて二足歩行ロボットを作っているんですよね。競技会の後援がバンダイなんだもの(~_~;)。ああいう少年が将来ガンダムのパイロットになるんだろうな。
ところで、ここに出てくるロボット、二足歩行とは言っても、ちょっと仕掛けがあって、どのマシーンも足の裏に面積の広いプレートを宛てているんですよね。そもそも倒れにくくなっている。真の二足歩行は、点で立てるようにならなければ駄目ですよね。せめて30秒のつま先立ちを競技参加の絶対条件にしたら、これを二足歩行ロボットと認めても良い。
※ 長野・住基ネット検証の闇
議会に備えてやっと長野県が住基ネットの報告書を出しました。ま、これが本当に最終報告書となるかどうかは解らない。これまで散々リークだ中間報告だと出されてきたから。
で、これはテスト結果の他にもいろんな問題があって、以下列挙します
1.実験行為者の資格問題。
たとえばこういうのがある。
「地方公共団体における情報セキュリティ監査の在り方に関する調査研究報告書」
http://www.soumu.go.jp/c-gyousei/daityo/index.html
(↑日曜付で、長野の報告に対する総務省の見解がアップされていますが、まあクソミソに叩かれています(~_~;))
1)監査はスキルや品質管理体制の観点から個人より法人にすること。
2)監査対象と直接利害関係がないこと。
3)入札等によって契約先を選定すること。
4)監査計画を事前に定め承認を得ること。
http://www.soumu.go.jp/kokusai/031225_12_z1.html
これは2ちゃんねるで通りすがり氏が探し出して来たものですが、どれひとつとして要件を満たしていない。(実際はもっと細々と決められている。これは要約)
1)監査はスキルや品質管理体制の観点から個人より法人にすること。
長野では個人だった。
2)監査対象と直接利害関係がないこと。
住基ネット問題の審議会の委員だった。
3)入札等によって契約先を選定すること。
随意契約だった
4)監査計画を事前に定め承認を得ること。
最後まで秘密だった(たぶん行き当たりばったりで、しかも侵入できなかったものだからテストは成功するまで複数回に及んだ)し、承認を与えうる立場の人間もいなかった。
2.680万円の随意契約。
この業者には、随意契約で680万円もの税金が支出された。壊れた橋を補修しなさい、ついては入札やっている暇は無いから、お宅やって下さい、ということとはまるで違う。業者とはいえ、相手は個人です。別にタンクローリーやセメントを調達する必要があるわけでもない。必要なのはせいぜい交通費くらいのものですよ。民間サラリーマンの年収に匹敵するような金額を随意契約で払う理由は何か? 経費の明細を議会は要求すべきだ。
技術に対する報酬の算定は難しいわけですね。ただ、ウェッブ制作で法外な料金をふんだくる業者っているでしょう。でも私は思うのは、IT化というのは何かと言えば、コスト削減ですよ。だったら、ウェッブ・デザインだって、主婦が家庭の内職で出来るようになるべき。ところが実態は、住基ネットみたいにべらぼうな金が掛かるわけです。
世間に、ITてのは良く解らんから、こんだけ金が掛かるのは仕方ないという認識があるとしたら、ちょっとそういう発想は改めるべきだと思う。
そもそも、今日まで報告を引っ張るのであれば、ちゃんと競争入札すべきだった。単純に、自分に都合の良い結果を出してくれるエンジニアを、身内から選定して、たっぷりと謝礼金を積んだとしか思えない。テストとしての公平性に何らの考慮もされていない。
3.論外のテスト
住基ネットは無線LANに繋いではいけないことになっているらしいんですが、この業者さんは、わざわざ役場に自分の無線LANを持ち込んでシステムを構築し、それで「ハイ、侵入できました」みたいなことをやっている。初めに侵入ありき。
4.ソーシャル・ハッキングを無視
それで、今回の実験で明らかになったことは、真っ昼間に役場の職員が堂々と住基ネットシステムの設定を弄って、それもキーボード作業だけじゃなく、実際に扉を開けたり鍵を回したりした上で、ハッキングできました。だから住基ネットは脆弱だと訴えているようなものです。ソーシャル・ハッキングは防げないと言っても、こんなことは現実的にほぼあり得ない。しかも康夫ちゃんは、屋上屋を架して、税金を遣って自前のネット・システムを構築するなんて馬鹿なことを言っている。今度は誰に利権を授けるつもりだ?
県内でしか使えない住基ネット・システムを作ったってさ、それの元を取ろうと考えたら、それこそ、病院の診察券や納税部分まで自治業務に関わる部分を全部カバーしないと、全く元を取れないでしょう。それこそ櫻井よしこが嫌っている国民総背番号制を県内で実現するということになる。国民総背番号制は駄目だが、県民総背番号は歓迎するとでも言うのか?
田中康夫がやろうとしていることは、言ってみれば、運転免許証は偽造されるから、長野県は独自の運転免許証を発行しますと大見得切ったようなもの。県境を越えたら、ただの紙屑になる。
しかも、このテスト結果の全てを肯定したとしても、指摘されたことの全ては、所詮ソーシャル・ハッキングです。職員の悪意あるハッキングに関しては、それが住基ネットだろうが自前のシステムだろうが、あるいは今の市町村の役場内だけで回っている住民票システムだろうが、防ぎようが無いわけです。それが住基なら駄目だが、長野県が独自で構築するシステムに関しては、ソーシャル・ハッキングに対しても鉄壁ですなどという保障は何ら無い。
この住基ネットを巡る問題は、最初から最後まで、全くの出鱈目だった。その証拠に、この問題に入れ込んでいた毎日新聞のここ数日の紙面の扱いを見てご覧なさい。あれほど「住基ネットはハッキングされた!」、と熱心にマッチポンプに励んでいたのに、驚くほどに扱いが小さい。彼らの筆を持ってしても、フレームアップのしようのない、呆れるばかりの結末だったということです。
* 暇な人は、今朝の朝日の声欄をご覧下さい。
康夫ちゃんの住民票移動に関する投稿が掲載されています。
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