« 人型ロボットの未来 | トップページ | テロリストの娘 »

2004.03.13

テロリズムに対する意思表示

※ 九州新幹線スタート

 多難な船出というしかないけれど、鹿児島-博多間が、東京-長野間とほぼ同じ時間で移動できるようになる。しかし、もしこれが全線開通とかしたら、鹿児島経済はいよいよ壊滅だろうな。たかだか普段着を買うために、猫も杓子も博多へ出掛けるようになる。

※ 少女ものの雑誌やDVD多数 群馬の女児殺人容疑者

 きっと来週の週刊新潮では「犯人は、週刊わたしのお兄ちゃんの愛読者だった」ていう記事が読めるんだろうな。所でこの犯人、初犯で、しかも遺体を前に泣き崩れたという話ですから、求刑は12年、もしくは10年で、改悛の情ありで、7年、5年で仮釈放という所でしょう。あと3回は幼女を殺せるというわけです。

※ 若いパパとママは大変です。Lモード

 今、NTTが流しているテレビCMですが、休日か夜に乳児が熱を出して親が途方にくれるんだけど、Lモードがある! と(~_~;)、で「若いパパとママは大変です」というナレーションが被さる。いやぁ、アホなコラムニストに唆されたドキュン親は、ドンキに薬買いに行くわけですが(~_~;)、真っ当な親はLモードじゃなくインターネットで調べるか消防署に電話して近くの病院を聞くでしょう。

※ 寒さ染みる?県庁省エネ対策 コーヒーメーカー撤去 長野

 このニュースはひとつ良く解らない部分があって、「ある民間団体」が、県庁の電気使用に関して調べた結果を元に、コーヒーメーカーや電子レンジを撤去することに決めたらしいんですが、どういう団体なのか一切公表は無い。民間人が調べること自体は何の問題も無いけれど、少なくともどういう人がどう調べたのかは公表されるべきでしょう。たぶん康夫ちゃんが名指しで指摘した康夫ちゃんの支持者ということでしょうが。
 これは県庁でワゴンカフェという障碍者のビジネスがスタートしたことで、そこのお茶を買わせようというのが康夫ちゃんの目論見であることは言うまでもないことですが、ま、バカな話だと思いますよ。顧客にそんな嫌がらせをしてまでビジネスを成功させて誰が喜びますか? しかも、職員の作業効率の維持という観点を全く無視している。
 電気代の節約を言うんなら、役にも立たず超勤手当ばかり浪費するだけの経営戦略局を「撤去」するのがベスト。いっそ泰阜村役場内に支庁を設けて、経営戦略局を移動したらどうか?

※ 泰阜村選管を提訴へ 知事の「二重登録」 異議申し立て長野の有権者 読売長野

 この問題を巡る裁判は、たぶん二段構造で展開することになるでしょう。ひとつは、有権者が起こすこの裁判で、もう一件は、長野市が起こすだろう裁判です。康夫ちゃん自身が県知事として居住地を判断する決定権を持ちますから、彼は自分の好きなように「泰阜村」に決めるでしょう。長野市はこれを看過できないわけです。長野市だって、県内での過疎と集中化で肥大化して行った街ですから、市民の半数以上は、周辺の郡部からの出身者でしょう。もしこれがお咎め無しなら、市民の相当数が本籍地に住民票を戻す恐れがある。だから長野市は裁判を起こすしかない。
 さて、泰阜村は明日にも弁護士を雇わねばならない。康夫ちゃんの住民税の納税額を推定しても、間違いなく裁判費用で足が出ます。あの村長さんは、たぶんそんなことまで考えずに受け入れたんだろうけれど。もちろん、その当てにしている住民税だって、一銭も入りはしない。これは泰阜村村長の、見事な計算違いです。彼は来年の今頃、裁判費用の支出を巡って議会でみっともない答弁を強いられるかも知れないし、村民からも、要らん裁判で無用の出費を強いたと、損害賠償を求めて訴えられる恐れすら有る。
 もちろん同じことが長野県にも言えて、康夫ちゃんは県費で弁護士を雇う権利があるわけですね。勝ち目が無いことは解りきっているけれど。これは彼の権利だから仕方ない。そうすると、その、たぶん下を見ても数百万円の弁護士費用がまた県費から出て行くわけです。無論最終的には、これも県民が県知事を訴えることは出来るけれども、認められるかどうかは怪しい。何しろ、県知事の権能を巡っての判断になりますから。そうすると、こんなに下らない知事の我が儘と、住民税欲しさの下心で法理を無視する村長の身勝手で、村民県民は、またしても税金の無駄遣いに泣かされることになる。

※ 韓国大統領弾劾

 これ、大事なポイントは、訴追が決まったというだけで大統領の首が決まったわけじゃない。現状では、その可能性は低いと判断したからこそ、大統領側は弾劾に物理的な反対をしなかったわけです。それが民主主義の手続きに則って行われる以上、ガタガタ言うようなことは無い。現大統領が最低ランクだということを理解すれば、次に誕生する政権は、どんなにヘタレでも今よりは増しでしょうから、韓国にとっても日本にとっても、この政権は一日も早く終わった方がよろしいわけですが。この混乱に乗じて北が南進してくる? そいつはまことに良い話ですね(~_~;)。絶好の機会ですから、今度は米中日露で包囲して独裁政権に終止符を打ちましょう。マッチポンプが商売のお人には言わせておけば良い。

※ スペインテロ、アルカイダ関与? ETAとの協力説も

 第一報を聞いた時には、バスクだと思いました。規模が大きかったので。今でも、アルカイダ説には疑問を持っています。犯行声明を出した「アブハウス・アルマスリ旅団」というのがいますが、あれはネット上にしか存在しないアラブを名乗る便乗犯愉快犯ですから。
 ETAが否定したというのも、何かの手違いがあって警告を出さず(ETAはいつも警告を出す)に爆発させる結果となり、その犠牲者の数におののいて否定したという可能性もある。あるいは分派行動だったのか。
 この規模のテロだと、当日の実働人員だけで、下を見ても20数名は必要になります。果たしてそんな数を集められるテロ集団が、ETA以外にあるだろうか? という疑問がある。それに自殺攻撃の片鱗も無い所は、アルカイダの手口でもない。
 所で、言い尽くされたことですが、アルカイダという存在は、一つのテロ集団を言うわけではありません。あくまでもテロ・ネットワークの総称をしてアルカイダと呼んでいるだけです。だから、例えば明日、赤軍や中核が、アルカイダを名乗って東京でテロを起こしても、日本人は奇異に感じるだろうけれど、海外では、「アルカイダのネットワークの一つが起こした事件」で通ってしまうわけですね。欧州のテロでアルカイダという言葉が使われる時には注意が必要です。

 さて勝ちゃん。何ですか、昨日の日記は。

>さあいよいよ狗が尻尾を振ったツケが私たち自身の目の前に迫り来ている。

 あんたが日本政府の外交政策をして、「狗が尻尾を振った」と罵るのはご自由だ。だが、それをテロと結びつけんなよ。一国の政策がたかがテロリズムごときに左右されて当然だと言わんばかりのマッチポンプじゃないか。自分が書いていることの是非すらも判断できん田中康夫に尻尾振って録をはむ狗が偉そうなことを言うな。厄年も過ぎたインテリが得意げに書くようなことか。

昨夜、マドリッドで行われた200万人にも及ぶ反テロデモを記憶しておきましょう。日本で同じことが起きれば、ことの善悪も判断出来ない輩どもが、メディア上で「アメリカのケツを舐めたからこんな羽目になったのだ!」と煽り始めることでしょう。わが国では、この手のテロの尻馬に乗る無知蒙昧な輩の跋扈をすら止めることは出来ない。
 狗どもがテロリストに尻尾を振ったツケが、私たち自身の目の前に迫り来ている。

|

« 人型ロボットの未来 | トップページ | テロリストの娘 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: テロリズムに対する意思表示:

« 人型ロボットの未来 | トップページ | テロリストの娘 »