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2004.03.16

ホームレス宿泊所利権

【 星野会長は実現に向けて県のリーダーシップを求め、知事は「内容の多くはすでに実行に移したり、成果が現れ始めている事」と述べ「教養を超越した多くの県民からすると腑に落ちる」と持論を展開しました。】SBC

 これは康夫ちゃんのコモンズという訳のわからん言葉遊びに関する自画自賛コメントなんだが、「教養を超越」なんて言葉はもう神懸かりだよ。新興宗教の教祖がしばしば「超越」というフレーズを使うが、最早、田中県政は現世を超越しなきゃ理解できんステージまで上り詰めたらしい。

※ 航空機リース投資、資産家へ一斉課税…数十億税逃れ 読売

 いやこれは凄いわ。航空機リースの世界というのは結構うま味のあるビジネスだとは聴いていたが、なるほどこんな節税にも利用できるんですね。手口は単純だけどなかなかスケールがでかい。あくどいという以前に、こんなことを大っぴらに商品として売り出した野村証券はさすがだと思ってしまう。

※ スペイン総選挙野党勝利

 いろいろ分析は出来るんだろうけれど、これじゃテロリストの勝利ですよね。あげくに次期首相は、早くも、国連が入らなければ6月には撤退すると表明している。テロリズムは微妙に政治に影響を及ぼしてきたけれど、大戦以降の先進国の国政選挙を左右したというのは初めてでしょうね。いろんな意味で、スペインのこの状況は、他山の石にしなければならんでしょう。私は、別に与党が勝利すべきだったなどとは全く思わないけれど、これは極めて拙い選択方法だったと思う。
 もしあれがアルカイダの犯行だとしたら、奴らは、日本の参院選に合わせて次の計画を練って来るんでしょう。

※ 射撃能力認め殺意は否定 UFJ銀襲撃、1審同様15年 共同

 これは、れいの孤高の革命家の高裁判決なんですが、笑っちゃうよな裁判です。

【 小出裁判長は「被告がかなりの訓練を積み、相当高度の射撃能力を身に付けている疑いがあり、殺意を認定した1審判決には事実誤認がある」と述べ「ひざ下を狙っており殺意はなかった」とする被告側の主張を受け入れた。】

 被告は「俺は訓練を積んでいるから狙って撃てる。だから殺意は無かったことを証明できる」とへんてこりんな弁護をして、それが通ってしまった(~_~;)。それでも判決は一審のままで負けて貰ったわけじゃないんだけど。アメリカならあり得るけれど、日本でこんな認定が行われたのは前代未聞でしょう。今後は自衛隊出身者が銃器犯罪を犯しても、犯人は銃器のプロだからちゃんと外して撃った。ということが認定されるわけですね。

※ Qちゃん落選

 う~ん、私はQちゃんで行くと思ったけれどなぁ。私は新人にチャンスをという人間ですから、Qちゃんはもう良いだろうと思っていましたが、以前、陸連は散々、有森を選んだことを叩かれながらメダルを取らせたという実績があるから、陸連は今回も実績のあるQちゃんで行くだろうと思った。
 ま、Qちゃんには、オリンピック以外にも道はあるだろうし、選ばれた三人に頑張って欲しいですね。オリンピックで勝つことが目標の人間と、オリンピックに出ることがひとまず目標の選手と、どちらが吉と出るか……。

※ ホームレス宿泊所利権 TBS報道特集

 エスエスエスというNPO法人があって、ここの年間収入は35億円にも上るらしい。でここは、最初は取材に応じていたんだけど、途中から取材拒否に転じる。収入の大部分は、入所するホームレスに支給される14万円の生活保護費から10万円を家賃として貰って、そこから食費等を支出することになっている。建前上は、再就職のケア等もしなければならないんだけど、4人部屋で、ケアはほとんど無く、ただ飯が出されるだけ。
 過去に、生活保護費の支給ラインがシビアで、なかなかそれが降りないということを書きましたが、たとえば都や区は、住民が避難所設置に反対しているNPO法人に駆け込んだホームレスには出さずに、エスエスエスには二つ返事で出す。しかも彼らは、審査が通り易いように、病気をでっち上げて不正受給している。

 普通、14万円もあったら、アパートを借りられますよね。保証人をどうするかという問題はあるでしょうが。行政のやっていることってあべこべだなと思いますが、こんなの保証人制度を立ち上げて、直接支給すれば良いことですよ。で、その保証人制度をNPOに委託してこまめなケアをさせれば良い。どこか一箇所で共同生活させるにしても、果たして10万円ものお金を取るのが妥当かどうか疑問がある。ちょっと目が離せない問題ですね。

※ 松本新市長胃癌告白

 2/3を切除だそうで、スキルスでは無いということでしょうが、お気の毒という前に、これは詐欺でしょう。有権者に対する許し難い背信行為だと思う。こういうのって公選法違反に問われないんですかね。これは選挙民にとっては学歴詐称に匹敵する重大情報の隠蔽だと思いますが。公選法には、経歴に関する規則はあるけれど、健康状態に関する公開規則は無いんですよね。そろそろ付記すべき時期かも知れない。
 今、NHKで土曜深夜に放映されている「ホワイトハウス」が、シーズン・フィナーレに向かって、大統領が難病であることを国民に隠していたことをどうやってクリアするかということで盛り上がっているんですが、われわれ日本人にはちょっとピンと来ないんですよね。日本では政治家は自分の病気に関しては嘘を付いても構わないという風潮があるから。なんでこんなことでこのドラマは盛り上がるんだろうと奇異でならない部分がある。でもアメリカなら当選した翌日に癌の告白なんてしたら、有権者を騙したということですぐリコールの対象になるんじゃなかろうか。

 それで、3分の2を切除するのに「早期の胃癌」なんてことがあるわけが無いと思って調べてみたら、癌の部位が胃に留まる内は「早期癌」とかへんてこなことになっているんですよね。たぶん患者を安心させるために、言葉の誤魔化しでそうなっているらしい。

※ 田中康夫の走狗

【 田中さんを巡る出張費や住民票の問題など小坂機関紙信濃毎日を中心に情報が出されそれを中央紙が解説なしで垂れ流してきた。東京で読む人には何がおきているのかわからなくただなんとなく不透明なことが信州では行われているという印象を持たせたに違いない。 】勝ちゃん昨日の日記より

 なるほど自己に都合の悪い情報が出ればそれは誰かの「機関紙」になり、そもそも東京でほとんど報じられてもいない寸借詐欺事件が、「解説も無しに垂れ流されてきた」。ほう、それって何処の中央紙よ? 普段の共産党の言い分にそっくりじゃないか。中央紙が解説も無しに垂れ流して来たという困った事実があるのであれば、ご自身で訂正否定解説すれば済むことだが、今日まで黙殺して来たのは何処の誰よ? なんて腑抜けな男だろう。ことことに至ってすら、その「なんとなく不透明なこと」を自らつまびらかに出来ないんだから。首領様の判断と命令を待たなければもの一つ言えない輩が他人を捕まえて狗だなんだと吠えるか、普通。

* 木曜日だったけかな、TBSの夕方のラジオ(これが聖教新聞提供だったりするんだ(~_~;))で勝ちゃんがイラクの報告をしていました。ウルトラ・スペシャル特別ゲストの勝谷氏に聞くという大げさな企画で、しかし何と言うことはない強盗体験談に、司会者がオーバーアクションに聴き入るだけ。で月曜の康夫ちゃんの番組前にテープを消化しなければならないので一応聴いたですね。私が聴きたかったのは、勝ちゃんの話ではなく、同じくゲストとして出ていた宮台真司がどんな話をするかだったんだが、勝ちゃんの話自体、10分も無く、その中で宮台先生が絡んだのはたったの一度だけ。
 自衛隊の現地での広報体制をして、「また記者クラブを作って、日本と同じよなことを、現地のイラク人や外国人記者も入れなきゃだめだろう」とたったこれっぽっち。この人、きっと別の番組で局にいたんだと思うけど、俺、嫌だぞ、こんな陳腐なことを一言言うために、スタジオに顔出すなんてのは、あまりに陳腐なことを仰るのでげんなりした。やはりこの人には、教育問題だけ喋らせとけば良い。オールマイティを求める方が間違っているか。

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