シベチョウの全快を祈る!
水曜、暑い! 高津駅前の書店に赴くが、悪の巣窟週刊ディアゴのスタトレが無い。毎週3冊から4冊がこの書店に入るんだが、なかなか競争が激しい。だいたい水曜だと一冊残っているか否か。凄まじい風が吹いているので、マスクで完全防御した上で、やむなく溝の口ノクティ7階の文教堂へと赴く。週刊文春は影も形もない。暑さのせいか気分が悪い。時々軽い目眩にとらわれる。
気球での太平洋横断チャレンジの手記が載っているという「群像」を買う。こんな文芸誌を買うのは何十年振りだろう。著者名なんて誰も知らない人ばかり。
「熱気球遠征の顛末」という手記を寄せた石川直樹さんてなかなか文章が巧いですね。上がっていく途中で、バルーン内の温度計が働かないことに気付いたり、酸素供給のパイプが折れ曲がってて意識を失ったりと、かなり壮絶というか、そもそも極めてクリティカルな状況をクリアしつつ飛び始めたことが読み取れる。
挙げ句に着水した後は、ゴンドラがバルーンに引きずられてしかも浸水が始まる。良くこれで助かったもんだなと思うけれど、ひとまずどんなトラブルに見舞われるか経験を積んだことでしょうから、次へ向けて頑張って欲しいですね。
結局これは、ヴァージンのブランソン会長が、やたら金掛けて作ったキャデラックみたいな気球で太平洋横断を成功させちゃったものだから、記録的には、世間の興味を惹かないのが不幸ですよね。記事を読むと、良くこんなハンドメイドで無茶やるなぁという思いもするんですが、これ難しいのは、実験が出来ないんですよね。飛行機なら、テスト・フライトを繰り返せるけれど、バルーンで高く上がってしまったら、それはもうジェット気流に乗るしかない。乗っちゃったら洋上着水しか無いから、テストのしようが無い。
どうなんだろう。対馬辺りに持ち込んで、関東での着陸を目指してテストするというのは、気流が弱いからなかなか風に乗れないかも知れないけれど。
夜になっても軽い立ちくらみを時々感じる。これは長嶋さん状態か。国会向けのペーパー作りに取りかかるも情報が極端に少なく、難渋。結局深夜まで片づかず。昼前にやっと上がる。
※ 国産小型旅客機開発へ専門委、500機販売目指す
まるでゾンビみたいだ。50機だって至難だと思うが。
※ ファントム・パイロット CBSニュース
ベトナムで撃墜され、7年半捕虜生活を送り、内臓疾患を抱えて帰還、数ヶ月後に自殺。でもDCのウォールには名前は無いということで、遺族が名前を刻んでくれと求めているというニュースでした。こういうケースって、結構あるんだろうな。ただベトナム帰還兵にしてみれば、あそこで死んだ者と、とにもかくにも祖国の土を踏めた人間は別なんですよね。
※ 新幹線薩摩田上トンネル騒音問題、住民説明会開催
月曜日のテロ朝Nステで別な場所での騒音問題をレポートしていましたが、凄いんですよね。見上げるような高さにある高架のほぼ真下なのに、移転費が出ない。JRの規定では、真下でなければ移転対象とならないらしく、今、集団移転を前提にJRと協議しているらしいのですが、これはちょっと気の毒ですね。田舎にとって、静けさというのは、当たり前の特典なわけですから。
※ 東大、助教授を免職 指導学生に暴力、現金10万円奪
突発的なインシデントかと思ったら、かなり長期に渡り学生に暴力を働いていたようで、東大て所は、ロボットを研究しているんじゃなく、人間はいかにしてロボットと化すかを研究していたんだろうかと思ってしまったんだが。
※ 桃色ゲリラ
この人たち、サイトまであるんだけど、テロ朝の夕方のニュースだったけかな。代表のママさんメンバーがイラクを訪問するというレポートで、いや、私は貴方が芸術家としてイラクの芸術家の現状を案じて連帯したいという考えを称えたいけれど「日本が初めて軍隊を出した国、手を汚してしまった国」という表現は止めてくれ。
※ 週刊文春に関する社説。
全国紙の社説を全部読みました。
産経90点
読売80点
毎日65点
日経50点
朝日0点 ←何を言いたいのかさっぱり解らん。
【 今回のケースでは仮処分ではなく、長女側が起こすプライバシー侵害の本訴訟の判決を待っても十分目的は果たせるのではないか。】産経
【 だが、「表現の自由」を振りかざしてプライバシーを侵害するようなことが横行すれば、かえって民主主義社会の根幹を崩しかねない。】読売
【 メディアにプライバシー保護の責務があることは言うまでもないが、私たちはゴシップ記事を読む自由もまた守られるべきであることも忘れたくない。】毎日
それにしても、web朝日の社説はどうしてあんなに深い所にあるんだろう。よほど自信が無いのか。
※ 茶川賞100万部突破
ま、ベストセラーに良書なしです。火曜日早朝のとあるワイドショーにて、原稿料の研究をライフワークにしてらっしゃるグリーン車がお好きなジャーナリストさんが長々とこの印税のお話(有料メルマガがスタートした頃のお話)を解説してらっしゃいましたが、ま、ちょっと不毛ですね。
これ、今、住民税と合わせた日本の最高税率は50パーセントです。しかし、予定納税というたいへん親切な仕組みがあるんですね。例えば定価千円で印税10パーセントだとすると、手元にいくら残るかと言えば、1億円じゃありません。まあ上を見て3千万ちょっとでしょう。森村誠一氏が「悪魔の飽食を売った時、手元に残った稼ぎが1割しか無かったんですから。世間が思う程、ブロックバスターを飛ばすというのは、美味しい話じゃないんですよ。
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コメント
あんまりコメントがないので。九州からです。
文春ですが某大手コンビ二には入荷してません。東販から入荷が無いそうです…ほんとかぁ?時系列的にぎりぎりセーフだと思ってたんだが。
投稿: とも | 2004.03.19 00:27
鹿児島新報のウェッブ・ニュースを見たら、問題なくいつものように入荷したけど、どこでもほとんどが予約販売になってしまい、事実上、店頭には出なかった所が多いとか。ちょっとなんだかなぁ、なニュースでした(~_~;)。
投稿: 大石 | 2004.03.20 02:49