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2004.03.19

長野、失われた4年間

 木曜霧雨になってから外出。パンク修理した自転車が高津駅近くでパーン! と派手な音がしてたぶん破裂(-.-)。やっぱ買い換えか。週刊文春、届く。うーん、なんてことは無い記事だけどなぁ。淡々とした事実経過に絡んで真紀子が場面場面でどう行動したかの記事で、少なくとも、書かれた本人がそう怒るような内容じゃないんだよね。

※ ブルセラ症:イギリスで牛6頭感染の疑い

 てっきり、分別盛りの中年サラリーマンに魔が差して発症する風俗病だと思った。

※ 外務省:テロ警戒 広域渡航情報で呼びかけ

 こういう時には、民主党の顔二人、つまり小沢と菅が外国人記者クラブに乗り込んで、「たとえ千人の犠牲が出ようとも、わが国では、テロリズムによって国政が左右されることは断じて無い」と啖呵を切って見せれば良いんです。そうすれば世界中に民主党の名前と、二人の野党指導者の名前が轟く。

※ 養豚場で飼育の40頭から豚コレラの抗体 鹿児島・鹿屋

 ファミリーマートで、3本で400円くらいの塩焼き鳥が売っていたんですね。私、これが大好きだったんですが。所がもう二週間ほど商品を見なくなった。焼き鳥自体コンビニでは見なくなった。鳥インフルエンザというのは、グリーン車が大好きなジャーナリスト氏が解説するように、さほど安全なウイルスではありません。消費者に感染する可能性はまず無いけれど、一度感染したら死亡率が相当に高いインフルエンザですから。ただ、鶏肉の消費を止めるようなことは無いと思うんですよ。
 これでまた豚肉を敬遠するような事態になったら、いったい何を喰えば良いんだろう。というか、蛋白源の消費低下で、数年後子供たちの身体測定をしてみたら、この時期だけ子供たちの発育平均値が前年より下がっていたという事態になりはしないだろうか。

※ 県観光情報センター 移転計画の予算削除へ 産経
 県議会商工委修正案「県庁、適地でない」

 これは今、日毎10人しか訪れていない施設を、5千万円かけて、知事室の隣に作ろう。ついては、それをやることで18万人もの来場者を見込んでいる。
 18万人ということは、康夫ちゃんがまず絶対にいない土日を入れても毎日500人もがそこに来るということです。そこで物販もやるらしい。
 確かに、県庁のあそこは観光名所と化しているけれど、一日500人はちょっと無理でしょう。で、なんでこういう話になるかと言うと、結局、この前もラジオで、長野では流れない時間帯に、「善光寺通りの飯は不味い」とボロカスに言ってましたけれど、この人はとにかく善光寺通りが賑わっていることが気にくわないわけです。ちょっとでも良いから、その客を収奪したい。
 で私は、この問題の大元の勘違いは、どうして行政が物産の展示即売なんかやる必要があるのですか? それこそ民間の仕事でしょう。そらあんたはここを舞台に自分のサーヴィス哲学を敷衍したいのかも知れないけれど、民間から客を奪ってまでやるべきことじゃないだろう。仮に1日500人もが訪れるショップが県庁に出来たら、それこそ善光寺通りで土産物屋が一軒潰れることになる。

 しかも八重田修・産業振興課長はこんな馬鹿なことを言っている。
「県庁は信州のシンボルで、多くの客が来る。アメリカで言うと、ホワイトハウスのような場所」読売

 どんな片田舎で、県庁がその県のシンボルになんかなることが好ましいというんですか。まあホワイトハウスはご愛敬として、この人たちは、まるで志村けん演じる所のバカ殿を担ぐ田代まさしのよなことを言っている。

※ 脱ダムの理念

【 砥川は本流と、支流の東俣川などに計五カ所想定。東俣川に同三十メートル前後の堤が必要になるほか、残りもいずれも二十メートル以上の高さを見込んだ。】信毎

 これ凄いですよね。計画通りのダムなら、一基で済むものを、どういうわけか、堰堤という名のダムを5箇所も造って治水に使うらしい。泥縄もここまで来ると、こんなこと真面目に考えて計算しなければならない職員が気の毒に思えてくる。

 それで、土木委員会に呼ばれた国土交通省出身の堀内成郎県砂防課長が良いことを言っているんです。
「ダムをやめれば安全度は下がる。災害に遭うかもしれないが我慢してくださいと住民に理解を求めるのが本当の脱ダムだ」

 脱ダムの理念というのは、最初からこうあるべきだったんですよ。所が、出だしから、「代替案はある」なんて大見得切ってしまったものだから、出来もしない代替案に固執する羽目になって、時間と労力を無駄に使い、毎年毎年、絵に描いた餅が議会に出されて顰蹙を買うことの繰り返しだった。
 今となっては、国交省のお役人こそが柔軟な発想に満ちているのに、誰かさんは相も変わらず頑なな空念仏で時間だけを浪費している。

※ えげつない毎日新聞http://www.mainichi.co.jp/area/nagano/news/20040317k0000c020005000c.html

 康夫ちゃんの選挙人名簿二重登録の裁判に関する17日の記事なんですが、こういう下りがある。
【 原告の中には保守系政党の県支部に所属する人もいるが「田中県政の当否を問うような政治的意図はない」と話している。】川崎桂吾記者

 たとえば議会チェックうんたらという集団がある。これは康夫ちゃん直系の別働隊です。でもそうだと書くメディアはひとつもない。これまでも議会に関する監視行動で、共産党系の人々とか当然出てくるわけです。でも新聞はそんなこと決して書かないわけです。先の交通費問題で、しな鉄出向県職員の名前が出た時もです。所が、こと田中康夫に関してそういうことをやると、毎日新聞は、県民の素性を暴くわけだ。ま、こういうえげつないことは、ネットにやらせておくべきでしょう。これをやるんだったら、毎日は交通費問題で請求者のプライバシー問題が生じた時に、やはり請求者の素性にも触れるべきだった。
 この川崎桂吾という記者の名前を、記憶しておきましょう。しばらく目が離せない。

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