復興するイラク
※ 「白い巨塔」関西では視聴率39・9%
関西人、他にやるこたぁ無いのか?
※ 血に染まるジャケット、市民「信じられぬ」 陳総統襲撃
実はこのニュースが日本に伝わってきたのって、結構時間が経ってからなんですよね。2時間近く懸かっている。それだけ撃たれたという認識が、現地でも無かったということなのですが。
たまたま、スカパーのTBSのニュース・チャンネルを入れていたんですが、これも偶然、台湾の総統選特集で解説番組をやっていたんですね。で、私は3時半になったら定時ニュースが始まるだろうと思ってそのままにしていたんですが、これがずっと解説番組が続いていた。番組は現地台湾の特派員の電話インタビューになったんですね。所が、途中でお喋りのトーンが変わって、「どうも総統が爆竹で怪我をしたみたいだ……」というお喋りになった。それが国内各紙のフラッシュが流れる15分かそこいら前のことでしたね。
傷跡の写真が出ていましたが、たぶん犯人が引き金を引いた瞬間に、身体をかなり大きく捻ったんでしょうね。沿道の有権者の方を向くために。だから真っ直ぐ弾が入らなかった。強運の持ち主ですね。
※ イラク、復興着々
昨日夕方、12chのニュースを観ていたらインデペンデント・プレスの後藤(イケメン)記者が、イラク警察24時間密着取材というのをやっていました。
非常に力強いレポートで、イラク警察が、装備は無い、国民はみんな武装している。しかもテロに狙われる(11月以降350人が殉職)という、劣悪な環境の中で、賢明に任務を果たそうとしている姿が見て取れた。
私は先週末から日本のテレビ・メディアで報じられたイラク・レポートの9割方を視聴しましたが、どれをとっても「うまく行っていない」という否定的なルポしか送ってこない。所が、NHKやBBC、ABCがオックスフォード大学に依頼して行ったイラク国民に対する世論調査では、国民の56パーセントが、フセイン時代より生活は良くなったと答えている。しかも7割が1年後の状況を楽観している。
隣国のヨルダンとクウェートは復興景気に湧いている。道路はその車で大渋滞。復興する中で貧富の差が拡大していく。いくらメディアがテロを大げさに伝えようが、あるいはテロで犠牲者が出ようが、世界は、テロによる破壊を遙かに上回るスピードと圧倒的な物量でもってイラクの復興に取り組んでいる。
スペインが撤退しようが、ポーランド首相が過去の話を蒸し返そうが、韓国が増派を躊躇おうが、仮に米軍が撤退してももう時計の針が戻ることは無い。
われわれはイラクの真実を見なければならない。それは、テロで収拾が付かない戦地という姿ではなく、テロにもめげずに着々と復興を果たしているイラクという前向きな姿を見ることです。
イラクを巡る日本の報道は、スケールは段違いだけど、長野県政報道の実は裏返しです。イラクに関しては、否定的なニュースしか日本では流れない。長野に関しては、田中康夫にとって否定的なニュースはことごとく黙殺され、そこに王道楽土が完成されつつあるような礼讃報道しか東京では流れない。日本のマスコミというのは、そういうレベルにあるというもうひとつの真実も直視しなければならない。
※ 文春側の異議退け、出版禁止仮処分を維持 東京地裁
こんな下らない記事を巡って言論表現の自由を語らなければならないというのは難儀なことです。ただこれが認められてしまうと、今流されているゴシップ記事の大半はアウトになる可能性があるから、雑誌社にとっては致命的な意味合いを持つ。
私個人は、こういう判決は困るなという認識はあるけれど、それだけですよ。だからと言って、司法の判断が間違っているとも思えないし、もちろんけしからん! なんていう気も更々無い。
ビッグマウス《グリーン車好き》日垣先生が、珍しく号外を出して怒ってらっしゃるんですけれど、なんだかなぁ……ですね。
この人、昔からそうだけど、司法システム全体の問題を、しばしば判決を下す裁判官個人の資質のせいにするんですね。いつまで経ってもこの人は、こんな雑な論法を改めようともしない。誰かきちんと指摘してやれよと思うのですが。裁判官は、憲法と法律の枠組みに沿ってしか判断することを許されていないにも拘わらず、この人は、しばしば法理を超えた判断を裁判官に強いる。
それと差し止めの実効性が無いことに関しても、確かにこの記事についてはそうなんだけど、それ以降の取材と記事に明らかに抑制が懸かるわけです。被害者が期待するのはむしろそちらであり、識者が差し止めを懸念するのも、問題の核心がまさにそこにあるからですね。
いつもの私なら、ここに日垣先生の文章を引いて逐一批判するんですけど、今回ばかりは、この問題自体にほとんど興味が無いので止めときます。
しかし、何でこの人たちは、こんな目くそ鼻くそなニュースに感情的になるんだろう。だったら私も声を大にして言うけれど、こんな差し止め命令が何十本出されようが、われわれが守るべき言論表現の自由はびくともしない。
※ 独裁者の大言壮語 週刊SPA!
【 弱きを挫き、強きを助くマスメディアちゃんて意気地なしだね 】
さてこれは、脱記者クラブ宣言という今は昔の、田中康夫トークショー体制の完成を自画自賛する駄文なんだが、その脱記者クラブして自由なはず空間の中で、為政者にとって不都合な質問を行う者は一切指名されること無く黙殺されるという、恐ろしく意気地なしな康夫ちゃんのこともしっかり記憶しておこう。
それにしても、長先生の会見で叱責された県庁詰めの記者諸氏は、その後も行動を起こす様子もなく、何やらここも、目くそ鼻くそなレベルの話に堕落しているようでならない。
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