海保長官は引責辞任せよ
今日の日記は康夫ちゃん関係でべらぼうに長くなっているので、興味のない人は、下は読まなくて良いです。
※ 「出版禁止」事件 私はこう考える 週刊文春
【田中康夫 朝日、読売を嗤う】
県庁における記者会見の場に於いてすら言論の自由を一顧だにせず、ぬくぬくと東京マスコミに守られている男に言論表現の問題であれこれ言う資格など微塵もない。てか、議会の最中にこんな原稿を書いている暇があったら仕事しろよ! あんたが今守るべきは言論の自由ではなく県民の生活だろう。
※ ハマス、対米テロを明確に否定 ランティシ氏
ま、この人たちも、少しは自分たちのケツに火が点いていることを自覚できているということでしょう。
※ ネット記事:見出しに著作権認めず 読売新聞が敗訴
うーん、何だか高裁ではひっくり返りそうな気がするなぁ。
※ 尖閣諸島・魚釣島に中国人活動家? 7人が上陸
なんたる大失態! 領土問題というのは、既成事実の積み重ねですから、何かをそこで成し遂げたという事実を作られたら負けなんですよ。
海保は、日本人がそこに上陸することは一生懸命妨害し、ここしばらく完璧に阻止しておきながら、なんでこんなことを許すのか? これじゃまるで、日本人の上陸は駄目だが中国人はオッケーだよ、とシグナルを送ったようなもの。任務を全うできないのであれば、尖閣の警備を海自に譲りなさい。私は、11管本部長と海上保安庁長官の引責辞任を求める。
※ 札幌恵庭OL殺人事件 テロ朝夕方ニュース
世の中に冤罪事件は数多あって、たいがいの事件は、素人にもこれは冤罪だろうと判断がつくものです。所が、これは難しい。腕組みして、どうなんだろう……、と呟くしかない。現状では、私はこれをして冤罪事件と考えるのは辛いなぁ……と思うようになっている。
昨日のレポートのポイントは、事件現場の目撃者と、ガソリンスタンドの監視カメラの映像(検察側は諸刃の剣になると判断して証拠申請しなかった)からして、被告がこの時間でガソリンスタンドに入るのは不可能といのうが一件。ただしこれはそんなに大きな時間差と言えるだろうか? というものだった。
もう一件は、被告が被害者の私物を焼いたとする現場を通りかかった住民が、被告がそこで焼却処分したとされる日には、そんな燃え滓は無かったというもの。そもそも警察に監視されている中で、そんなこと出来るはずも無いだろうという。これは一審から話になっていた。ただこれも証言としてはそう強いものかなという気がする。
で、私がこれを冤罪として考えるのは辛いと思う最大の根拠は、ポリタンクの中の灯油の処理なんですよ。冤罪説寄りの番組中では一切触れないんですけれど、一番肝心なのは、じゃその中身は何処に行ったんだということになる。でこれに関する被告の証言が二転三転するんです。最終的には、捨てたという証言に落ち着くんだけど、これがとても法廷を乗り切れるような展開じゃないんだな。
※ 再犯の恐れなし 週刊エコノミスト敢闘言 日垣隆
神戸の少年犯に関して、外に出した側が、「再犯の恐れなし」と判断していることに怒ってらっしゃるんです。そんなこと言ったって、少年犯の一定数は再犯に走るじゃないかと。
たぶん世間のおおよそも、同様の感想を持つだろうと思います。それは少年院だけに限らず、刑務所も同様でしょう。ただ私が感じるのは、刑務所にしても少年院にしても、あるいは少年院以外の医療更生施設にしても、100パーセントの更生を求めるのはナンセンスですよ。
その議論を行うのであれば、先進諸国のデータと比較して、日本の刑務所や少年院の再犯率の多寡を議論すべきだと思う。その中で、もし日本の少年院出所者の再犯率が他先進諸国と比較して高いというという事実があるなら、さらに上を目指して改善すれば良い。
で、「再犯の恐れ無し」というのはどうなんだろう。更生教育に当たった専門家は、たぶんそう信じているんでしょう。世間がそれを真に受けるかどうかは別にして。彼らは心の底からそう信じて社会を説得したいという熱意もあるでしょう。
ただ社会にとっての事実は、彼は更生したから娑婆に出てくるわけじゃなく、法律で抱え込める期間の限界に来たから、娑婆に出されるという事実しか恐らく無い。だから世間に取っては「再犯の恐れ無し」というのは、誤魔化しでしか無いんですよね。でも、この言葉に噛み付くのは、単に言葉尻を捉えるという行為に過ぎないと思う。
上を見ても再犯率は25パーセントです。これは、検挙された数字上の話ですから、実際には遙かに多いでしょう。それでも更生した少年等もいるわけで、社会はそういう所も見るべきでしょう。それが法治国家のあるべき姿です。
※ 水曜テロ朝、朝刊瓦版より
*7時20分
長さん、お通夜のニュースが延々と続いた後、
「勝谷さん、みんな辛かったでしょうねぇ?」とアナからしみじみと振られ、
「そうですねぇ。やっぱりチームというのは、スマップのなんとかも言っていたけれど、ほんとに誰が欠けてもやっぱり腕一本、足一本失ったようなあれが、ほんとにもう、心臓を取られたような、特に、この人はもう心臓でしたからねぇ。あのだけど渥美清さんの時に思ったけれど、かなり凄い役者さんが亡くなっても、こんなに来ないんですよ。あの参列者ってのは。だから笑いってのは人々に心に残す感動の凄さってのはやっぱり失って解るもんだね」としみじみと喋る。
泣けた!。・゚・(ノД`)・゚・。。よっ! さすが稀代のコラムニスト、勝谷誠彦!(←ここ8倍角で読んでね) あんたにゃ笑いの偉大さが解っている! ぜひ昨日の勝ちゃんの日記も合わせて全ての日本人に読んで貰いたいね。たかがコメディアンのニュースにこんな時間を割くなよ……なんて心ない連中に聞かせてやりたかったよ。
あと、どうでも良いが、ゴラン高原PKOは、今後とも世界で最も安全なPKO活動だということを断言しておきたい。何故に陸の西部方面隊が今東ティモールとゴラン高原の二件を同時に抱えていられるか(というか運悪く重なったらしい)と言えば、ゴラン高原PKOが全く軌道に乗っているからです。
※ 長野県議会組織改編案否決
テロ朝朝刊瓦版 6時12分 勝ちゃん弁
読売新聞の結構でかい記事で康夫ちゃんのカラー写真入り。
「長野県人事ドタキャン!」いうタイトルでした。
【 根回しなんてものは本来必要ないわけで、その~、あの~、それがその人事案がいいのか悪いのかということを堂々と論議するためにあるわけで、その前に根回しやっているというのはおかしい。ところが今長野県は10会派あるんですけれど、その内の8…、8会派ぐらいが野党で、毎日の朝食会をお開きになって、そこで議会同士が根回しやってやがるわけですよ。うん。そいでね、これも完璧にですね、どっちかというと、個人的感情レベルの争いになっている。議会は議会で最大与党がですね、前の田中さんの不信任案の前後にですね、コンパニオンのお姉ちゃんを上げてぇ、ドンパチやっててしかもそれを議会の政務調査費から出してたとかね、そういうことがどんどん明らかになっててですね、ま、県会議員の皆様もどうしよと思っているわけですよ。で今度こういうとこでまた逆に意趣返ししているわけですよね。非常にその政局、政策論議以前のね下らないレベルのね、この中での8割ぐらいあるわけですよ。もちろん2割ぐらい論議しているわけですよ。そのへんのこと県民は良く見てますよね。うん。】
「田中知事は自分が嫌いなのか? 改革が受け入れられないのかと表現していますが?」 とアナからふられ、
【それがね、だからもうひとつ俺が言いたいのはね、これあのう、なに同情を誘おうと思ってこの記事書いてんだろうと思うけど、子供お別れ会もすませたからなんとかってね、役人てのはね、ああた、知事に言われたらですね、明日行けとなったら行くのに、そのために給料を貰っているのに、身分も保障されているわけでしょう。会社もそうですよね? 何を言ってんだと! 思いますよ。】
でここで、大谷さんが、「議会は一週間前に報されたというが、どうして職員はそういうの知っているの? 議会も知っていたってことじゃん」、とノリノリで発言。勝ちゃん、ボルテージを上げ、
【 税務調査費はそういうことを調べるのに使ったらどうだよ! コンパニオンを上げるんじゃなくて!】
正直、こんな下らん、しかも一方の情報は隠蔽した話を公共のデムパで流して欲しく無かったりするんだが。まず、その政務調査費問題に関して触れるのであれば、そら旅費の寸借詐欺事件に関しても触れなきゃさ。そっちが最初なんだからさ。
1.この朝食会は、いわゆる知事与党の共産、トライヤルを除く会派で構成されているんですが、何しろ会派がここまで多くなると、何らかの調整機関は必要でしょう。ただ、なんかK嬢の中の人(~_~;)も怒っているみたいだけど、この朝食会は一枚岩かというと、全然違うんだよね。昨日は、次の議長選定に関して、旧県政会のごり押しを嫌って、土壇場で副議長の投票結果がひっくり返るという珍事があった。
2.これは議会にしてみれば、その人事案が良いかどうか? という問題じゃない。もちろん根回しの問題でも無い。県から固まった案が提示されたのは、2月議会が始まる11日前です。周辺の県でも、似たことはやっているんです。いわゆる組織のフラット化。でも、半年以上を準備に掛けているんですよね。本来なら夏頃に公にして、議会はもとより市町村と調整して、それで12月議会に諮るべきこと。
勝谷先生は「根回し」がどうのこうのと言っているけれども、議会側のたとえば柳田県議は、「大幅な改変なのに、市町村などと綿密に調整する姿勢が県になく、拙速だ」と述べて、来年度一年間かけて県会や市町村と協議すれば良いと提案しているんです。別に改変に反対しているわけじゃない。
自民党の萩原団長も、「今議会で承認が必要なら、昨年十二月には成案をまとめ、県民に本当に必要なものが何かを議会側と綿密な打ち合わせをすべきだった」と述べている。
私はこんなネーミング遊びの組織案は全く駄目だと思うけれど、議会はそれは飲むけど、それにしても拙速だろうと優しいお言葉を投げてくれているんですよ。
朝日が昨日の記事で優れた解説を書いている。
【県議会は23日、田中知事の改革の鍵を握る議案に次々と「待った」をかけた。県組織改編の条例改正案では、知事自身が自民党県議団の説得に乗り出したが、日ごろの「議会軽視」をかえって印象づける結果となった。】24日朝日
日頃、議員さんが反論する術を持たないマスメディア上で、ボロクソに罵っている相手を、たった数分間訪ねて頭を下げて、「根回し」したぞというポーズをとっちゃ、そりゃ、自民党県議団は、お前ここを一歩出たら、またボロカスに書くくせに何のつもりだ? ということになるだろうし、挨拶されなかった他の会派だって気持ちが良いわけが無い。まさしく議会軽視が態度に出てしまった。そういうことじゃなくしてさ、本当にそれを通したいのであれば、議員と一人一人接触して、自分はこういうデザインを持っているんだと時間を掛けて説けば良いじゃないか? その労を惜しんで朝から晩までバイトに励んでいる男の言うことをどんなお人好しが聞くと言うんだ。共産党くらいのものだぞ。
あと康夫ちゃんのこれ
「県議の方たちは直截(ちょくさい)に意見を言わなくなり、議論が分かりにくくなっている。田中康夫が嫌なのか、改革が嫌なのか、両方とも嫌なのか。最初から否決ありきの愉快犯のような議論を県民は望んでいない。(理念から)条例を含めた施策という各論に入ってきたため、ますます理解いただけなかったのかもしれない。」
世界の誰だろうと、あんたから「直截に意見を言わない」なんてことを言われたかぁ無いだろう。議員はちゃんと、かくかくしかじかという理由で反対したんだということを述べているのに、それには全く答えない。で全国ニュースでは、結局康夫ちゃんのこんな誤魔化しの台詞と「根回し」というキーワードが一人歩きするんだよね。
あと勝ちゃん日記の後段部分。民間企業だって内示はある。それこそ、家族を置いて衣のうひとつで次の任地に向かうしかなかった海自だって今はちゃんと内示がある。民間企業で明日からどこそこへ行けなんて突然言われたら人権問題になるぞ。
ただ、私は別な意味で、この県職員たちは全くだらしない、緊張感に欠けていると判断します。マスコミは事実関係をはしょっているけれども、内々示があったのはいつかと言えば、23日ですよ。その同じ日に、県議会の委員会で、この組織改編案は否決され、本会議でも否決が予想されていた。そりゃまあ、そもそもその内々示が遅いとか、脈のあるなしで異動かどうかはとっくに解るだろうけれど、少なくとも、この組織改編案が議会を無事に通る見込みが少なかったことを思えば、あなた達お役人なら、そういう状況も想定して今日を迎えるのが当然のことじゃないですか。
※ 長野県包括外部監査人クビ
クビは仕方ないでしょう。情報漏洩ばかりが指摘されていますが、この人、時間が無かったからと、県議の会派全てを調べられなかったんですよね。しかも今年が2年目ですか。それを来年は1.600万円で引き受けるつもりだったらしい。で、てっきり全ての会派を調べるんだろう。それで時間が無くなったんだろうと思ったら、今年は4会派だけだったらしい。それでいて、県民クラブは、監査日程が確保できなかったとか言っている。県民クラブが実はこの情報漏洩に一番怒ったわけで、それで向こうの協力を得られなかったこともあるんでしょうが。なんかこんな巨額な、ひょっとしたらこれ一本で食べていけるような予算を付けて貰っていて、どうしてこんないい加減なことになったんだろうと不思議でならない。
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