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2004.03.29

尖閣、ポイントを稼いだのはどっち?

※ 報道特集 学校君が代問題

 この所、サヨ論調ではテロ朝にお株を奪われっ話の元祖鉄パイプ差し入れ局。さすがだ。でもこの君が代を弾きたくないという音楽教師の皆さん、全員首にして良いでよ。国民は支持する。「楽曲として不自然だから好きになれない」なんて、それは貴方個人がそう思うことは構わないけれど、好き嫌いで弾く弾かないを判断する自由は音楽教師個人には無いでしょう。それは生徒が自分で感じれば良いだけのこと。

※ パキスタン掃討作戦 成果なく終わる。

 アルカイダ・ナンバー2のザワヒリを包囲したとか派手なニュースがあったけれど、そんな大物がいるんならアメリカがパキスタン軍に任せるはずもなく、ガセだろうと思っていた。

※ <辻元・元衆院議員>支援者らに陳謝 地元での説明は初

 会見そのものは、十分に政界への復帰を臭わすものなんだよね。まあ、世間てのは甘々だからなぁ。とりわけマスコミは、未だにちやほやするから、こんな色気を見せるんだろうな。
 今朝のテロ朝朝刊瓦版で、福岡政行先生が「判断は有権者に、復活戦のチャンスを与えよ」、と主張してらっしゃいますけれど、酷い身内びいきだと思いますね。普段、マスコミ文化人は、汚職政治家が懲りずに立候補を繰り返して当選するたびに、その選挙区の民度の低さを批判して来たのに、どうして辻元だけセカンド・チャンスを与えよという話になるのか? 彼女は国民の税金をネコババした。どこかの企業から賄賂を貰って私腹を肥やしたというのより遙かにたちが悪い。マスコミが彼女に政治家としてのセカンド・チャンスを与えたいのであれば、せいぜい市議府議レベルにしといてくれ。少なくとも、国政の舞台で彼女を雇うのはまっぴらだ。あんたたち驕り過ぎだよ。

※ 仙台筋弛緩剤事件。

【「私と妻は一生、十字架を背負っていかなければなりません」】毎日

半田教授はこんなこと仰りながら、別に東北医大の教授職を辞すでもない。公判には足繁く通ってらっしゃるそうだけれど、今ひとつ、この先生の発言て信用できないんですよね。

※ 回転ドア、責任のなすりあい

 グリーン車大好き日垣先生は、親の責任だと主張してらっしゃるんですが、これは電車のホームでうっかり子供が線路に落ちるというのとは全く違うわけで、「安全であるべき場所」という以前の、危険性なんかあるはずもない場所で起こった事故です。
 しかも子供大人関係なく大勢が挟まれていたことが今では解っている。
 で私がこのニュースで注目していることは、森ビル側もメーカーも、対策は無いということで事実上放置したわけです。いやそれどころか、森ビル側は、柵を設けることで間に合うと思い、メーカー側は、その柵がセンサーに引っ掛かって誤作動するから、センサーのパワーを弱めるなんてことをやっている。合成の誤謬が生じたわけです。
 となると、このビル、他は大丈夫なのか? 地震や火災への対策は十分だろうか? という気がしてくる。森ビルと名が付いた所は、しばらくは避けた方が良いでしょう。

※ 報道2001 尖閣問題

「これで中国、アメリカ、日本との三角関係がよくわかる。アメリカの施政下にあったものを日本に移管したのだから、アメリカから日本のものだと中国にちゃんと言わなければならないのにそれを彼らは言わない。しかも、中国が軍艦を差し向けてきたら日米安保が発動されるのかどうかも、日本人は疑問に感じているのではないか」寺島実郎氏弁
「日本の中に反中国感情を持つ人間が増えた。中国政府が自国民を押さえきれないという無能振りを曝した。アメリカに「尖閣列島は日米安保の対象内」という、もっとも聞きたくない科白を言わせた」志方俊之氏弁

 実はほとんどライブで観ていたんですが、ながら見だったせいで、お二人の発言が全く記憶に入っていません。ここにコピーした発言は、上は2ちゃんの康夫ちゃんスレから、下も余所から拝借したものです。
 寺島さんの上の発言は、変というか基本的な事実誤認があって、沖縄の本土復帰は昭和47年です。中国と台湾が尖閣の領有権を主張し始めたのは、その前年。冷戦の最中の話ですから、米軍はそのまま自軍の防空識別圏に尖閣を組み入れた。宣言するも何も、敵対していた国に対して、ここは俺の領分だということを日米安保は明確に誇示し続けた。これ以上のメッセージがあろうはずもない。寺島さんが言っていることは、何事も中国にお窺いを立てなければ、ことを進めるべからずという全くの中華思想でして、言語道断ですよ。実効支配以上に優るメッセージは無い。だからこそわれわれは竹島と北方領土で悔しい思いをしているんですから。
 逆に言えば、この尖閣の問題を拗らせた最大の原因は、やはり日米安保なんですよ。モンデール大使がワシントンポスト紙の質問に、尖閣で日米安保は発動されるのか? と訊いたら言下に「NO!」と答えたことが、今日の混乱を招いた主因。当時は、沖縄米兵の暴行事件が相次ぎ、沖縄県民は米兵ゴーホーム!でモンデールも虫の居所が悪かったのでしょう。
 これが、後々中国に付け込まれる隙を作ってしまった。

 今回に関しては、結果として、下手を打ったのは北京です。愚かなことに日米安保を再確認させる羽目になってしまった。

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