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2004.03.31

これで裁判員制度はオッケー?

 火曜夕方、冒険作家クラブ幹事会で音羽、ざんざ降りの中を帰宅する。

※ 仙台筋弛緩剤事件

 有罪判決は予想していたけれど、証拠調べがこんなにぞんざいで良いんだろうか。
新聞各紙がもう少し、詳細な判決報道をしてくれるかと思っていたけれど、それも無いんですよね。筋弛緩剤の鑑定がでっち上げであることは、科学的根拠に拠っているわけですね。裁判官は化学上ありえない鑑定の証拠能力を認めて、しかも再鑑定が不可能になった状況に関しても頬被りしている。
 弁護団が「犯罪捜査規範を蔑ろにする」と非難しているけれど、全く同感です。アメリカなら、この一点を持って無罪になる。

 所で、この裁判は、検察と弁護側の対立が激しいながらも、裁判員制度のモデルケースとするために、双方が裁判の迅速化に協力して、3年間で一審判決が出ました。普通なら倍の6年はかかっていたことでしょう。

【 検察、弁護側、裁判所は協力し、「三年以内の判決」を目指した。公判前の争点整理を積極的に行い、週二回の集中審理を行った。それでも、初公判から二年八か月、公判も百五十六回に及んだ。】読売社説

 年間50日、平日に裁判所に通えるかと言えば、夏冬休みを入れると、やはり週二回は仕事を休んで出廷しなければならない。これはとても現実性のある話じゃないですね。

※ 磐田市長娘失踪事件

 どうだかなぁ。ま、こういう結末がみんなにとって一番ハッピーだということなんだろうな。そっちの世界で「プレ捨て」と言うらしいんだが、今後は、プレステの仕上げは青木ヶ原でポイというのが流行るんじゃないだろうか。

※ 新ウイルス「NETSKY・Q」は危険度「中」

 いやぁ、昨日は酷かった。普段は滅多にウィルスなんか来ない公開アドレスが20本ばかり直撃された。今日は静かなもの。

※ 巻末ふろく、アニメ風さし絵… 関心引く教科書に腐心

 違うと思うんだよね。面白さを教科書で追求する必要は無いでしょう。あれは無味乾燥だからこそ価値があるわけで、それを工夫して興味を持たせるのは教師の役割であり親の務め。面白さなんて、教室外の塾やテキストに任せておけば良い。

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