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2004.04.22

米軍、今後の戦死者の推移

 水曜お昼前、長男と供に病院。初めて親子して診察室に入る。これからこういうことが日常茶飯になるんだろうなぁ。長男は晴れて放免。私はブルフェンが無くなり処方箋はクラリスとトローチだけに。週末にまた再診を求められる(-_-)。初めての薬局で薬を貰う。詳しく説明してくれるのは良いんだが、声が出ない、明らかに喋り声が掠れている人間に対して会話を求めて来る。「あんた、俺は声が出ないんだ!」と怒鳴ってやりたかったが、何しろ声が出ないんで、喉を指さしながら「喋るの辛いんですけど……」と応える。ああた、目の前にトローチを置きながら、世間話レベルの会話を喉の病人に求めないでくれ。
 夕方、熱が7度まで戻るが薬を飲むほどでなし。終夜7度に手が届くところをキープ。喉の荒れは酷く、声は全く出ない。食欲もなく相変わらずお粥。
 夜遅くになって鼻水と鼻づまりが発生、あっという間に進行する。一度横になったが全く眠られずにやむなく起きる。2時に寝るも、ほとんど眠られず、5時には起きる。バグダッドに入って勝ったと思ったら、思わぬ所に伏兵が潜んでいたという所か。

※ ビール券消える?

 これは拙いだろう。警察への賄賂と言えば、ビー券が定番。ビー券なら何百枚ばらまこうがまず贈収賄で上げられることは無かったのに、これからどうするんだろう。

※ イギリス人の節操

 ベッカムの愛人とされる元秘書がテレビにまで出て大騒ぎ。いったいこの国の連中てのは、どういう頭脳構造を持っているだろん。秘め事はタブロイド紙で稼ぐための手段であって、快楽ですらどうでも良いってことだろうか。

※ ブッシュ氏 支持率で優位 米の複数世論調査

 仮に、今月の米軍戦死者が150名に上るとします。それが11月の大統領選まで続いたとすると、トータルの戦死者は1.000名を僅かに越える。今日までの戦死者を加えると1.700名超です。この数は、通算でイラクに展開する全兵力の1パーセントに満たないことでしょう。実際には、それを越える数の負傷者、疾病者の離脱があることを思えば、近代軍の損耗率としては、ぎりぎり受忍限度内という所です。
 しかし戦死者の数だけだと、この程度の数ではアメリカは耐えられるんですよね。何しろ景気も良いし。年末へ向けて景気後退という材料が出てくれば、ブッシュが負ける可能性もあるけれど、日本の財務省がアメリカ経済を買い支えている間はそれも無い。しかも同時に日本経済も浮揚しているから、アメリカ経済が今後一年以内に減速する可能性は皆無と言って良い。そうすると、なかなか外交政策では票が動かないアメリカの大統領選の現実を見ると、ブッシュは経済の実績だけで乗り切ってしまうような感じが強い。

 所で、極東の黄色人種のことなんざ本当はどうでも良いル・モンドにまで、日本政府の三人に対する扱いが冷たいと叩かれていますが、日本のマスコミは、なぜ日本政府がことさらに彼らを批判するのか、その発言を封じたがるのかをもう少しちゃんと書いた方が良いと思いますよ。
 それは、あそこで邦人が犠牲になれば自衛隊派遣の足を引っ張ると要らん強迫観念で凝り固まった人々が政府にいるからで、そういう部分まできちんと報ずべきだと思う。それが、彼らからネタを取っていた人々のせめてもの責務でしょう。

※ 「米国は単細胞」 中曽根元首相がイラク問題で批判

 言っていることがあまりに真っ当すぎて、驚く。やっぱりこの人、議員バッジが無い方が良いじゃん。でも、今頃、息子から泣きが入っているだろうな。俺もそろそろ安倍ちゃんみたいに三役か大臣のお声が掛かる頃だからって。
 それにしても、イラクの米軍指揮官って、どれをとってもネオコン並みに頭がパー。どいつもこいつも口先だけ。その口先が災いを拡大するという認識すら無い。たった3年間の政権下で、米軍は軍隊までバカ揃いになってしまったとしか思えない。あんなアホ共と自衛隊を心中させるのは真っ平ですから、今はひたすら英軍を拝み倒しておくことです。
 この戦争が終わったら、アメリカが勝つにせよ負けるにせよ、ラムズフェルドは、マクナラマラ以下のアホ長官と言われることは間違いない。

※ バスラで連続爆弾テロ

 三人の誘拐のバックに生き残った情報機関がいるのではないかと推測されていますが、このバスラでのテロはあまりにタイミングが良すぎる。連続だし、比較的穏やかだったエリアだし、どうやら、イラク全土を俯瞰して、次はどこに比重を置いて作戦展開すべきかを考察して指示を出して実行する人々がいるらしい。どういう連中にそれが可能かと言えば、モスク破壊も辞さず、宗派に関係なく行動できるとなれば、旧政権の情報機関しかいない。
 しかし、テロ目当ての地下組織としては良くやっていると思うけれど、権力奪還が目的のプロの仕事としてはどうなんだろう。欧米の新聞のトップを飾るのが優先で、地に足が着いた抵抗運動のようには思えない。彼ら自身が国民の支持を得ているわけではないから、国民の組織化がなかなか出来ないことが足かせになっている。
 米軍もアホだが、対抗する側もそんなに優秀なわけじゃない。ここが、米軍はアホだが、それ以上に北の指導部が狡猾で、かつ南側の民衆の気持ちもがっちり掴んで闘争を繰り広げたベトナムとの決定的な違い。

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