長野県の公募職員に裏は無いか?
※ 産経vs朝日
【 ▼二日の朝日社説は、小欄の異議申し立てに「思わぬ批判をいただいた」と書いた。いかにも慇懃(いんぎん)な表現だが、「思わぬ批判」とは自分は絶対間違いないという無謬(むびゅう)性と、天下の朝日にたてつくとはという尊大さがヨロイの下からのぞいていた。】今朝の産経抄より
格下扱いされたと産経さんはお冠だけど、今日は産経は社説での反論は無いんですよね。こういうことはきちんときっちりと社説同士でかたつけて欲しいですね。さすがに朝日はもう取り合わないだろうけれど。
※ 外相訪中
日本のマスコミは、しきりに中国の外相や、元首クラスの訪日に拘っていますが、これはなぜかと言えば、外務省が、何が何でも、中国指導部の訪日に拘っているからですね。拉致問題で結果を出せないのであれば、せめて中国で点数を稼ぎたいから、北京を日参して土下座外交している。
でも日中関係て、今、何の問題も無いですよ。極めて良好な状態で、政治抜きで、日本は中国特需に湧いている。少なくとも国民は、そんな必要性を何ら感じていないのに、ひとり外務省だけが、こんなくだらん点数稼ぎに熱中している。霞クラブの連中も、チャイナスクールの言いなりに記事を垂れ流さずに、お前ら頭を冷やせと書くべきでしょう。
※ 公立校教諭、披露宴司会で副収入2千万円 教委処分要求
いやこの人は凄いですね。ブライダル・ショップで指導部長として新人研修にも当たっていたそうですから、よほどしゃべくりが美味いのでしょう。
でこういう人に限って、実はそのしゃべくりのセンスで教え方は巧かったりするんですよね。
18年間で、2千万円の稼ぎということは、年間で111万円です。一回5万円程度受け取っていたそうですから、平均すると、年間22回、結婚式の司会を請け負っていたことになりますね。月2回のバイトと考えれば、わりと楽なバイトでしょう。
てことは、たとえばテレビ局の局アナなんて人々は、一回のバイトに付き、下を見ても10万円は貰いますから、これはキー局から地方局に至るまで、局アナのバイトはなかなか美味しいという話になりますね。年間20回こなすだけで200万円の増収にはなる。
※ 外人部隊1万5千人
産経ですら「警備員」と書いているんだけど、なんでも今、イラクに入っている傭兵は、こんな数にも上るらしい。これはどのくらいの規模かと言うと、ま、だいたい西側の一個師団というのが、このくらいのサイズになります。日本の一個師団は、昔からアメリカの一個師団に比べると乗用車で言う所の、ミニ程度の規模しかありませんでしたが。酷い時期は、たった5千人の定員で「師団」を名乗っていた時期もあった。
イラクに展開している米軍の総兵力を考えても、実質5分の1を越える比率だと思います。私は、1万人に届くかなと思ってはいたけれど、こんな大規模に膨れあがっているとは思わなかった。
ただちょっと心配なのは、いったいこの人たちの交戦法規とかは誰が決めるんでしょうね。
※ シーア派衝突
米兵がサドルシティ(バグダッド近郊)のシーア派との戦闘で7名もの死傷者を出したそうで、爆弾テロ以外の戦闘で、これだけの戦死者を出すというのは、極めて異例なことでして、かなり大規模で組織だった戦闘だったことが窺えます。逆に言えば、シーア派は、それだけ命令系統がしっかりあるということです。これは同じくシーア派とのスペイン軍の衝突より注目すべきインシデントです。
これは、イラクの治安が悪化しているという単純な話では無くて、背後には、シーア派の分離独立指向が根強くあることを窺わせる。
引退してからは世界情勢には極めて楽観的な予測をするキッシンジャーが、この3月に、イラクは三つに分裂する恐れがあると警告していましたが、中長期で言えば、一番可能性が高いのは、このイラクの分裂です。
北のクルドも、イラク最大の油田地帯を抱えるキルクークへの人口集中を強めて、あわよくば独立を勝ち取ろうと画策している。
で、これら、シーア派、クルド族の狙いは、政権移譲がなった後に、そろーりと、独立運動を起こしても良いけれど、今の内に、「ひょっとしたらイラクは分裂させた方がうまくいくかもよ」という誘惑を米政権内に起こさせることが、この手の小競り合いを頻発させる狙いでもあるわけです。
で、私自身、実は分離独立させた方が巧くいきそうだけどな、という思いはあるのですが、シーア派だってバグダッドにいるのに、じゃあ南半分だけで済むのか。それは当然、イランと一体化して、新たな不安定化要因になる。スンニ派は、南と北を盗られたら、これはもう何の資源も無い所に置き去りにされますから、彼らとしては、内戦に訴えてでも、失った領地を奪い返すという挙に出るでしょう。分離を容認すること自体が、泥沼の内戦への引き金を引くことは避けられない。どう纏めていくかが正念場ですね。
※ 大阪遊具事故
起こったことは不幸としか言いようが無く、個人的には誰の責任という風にも感じていません。ただ、不思議なことに、あの手の遊具というのは、川崎には全くありません。私の田舎にはあります。私は、自宅から半径1キロ以内の全ての公園や、それ以上の距離にあるバスや電車で行ける程度の子供向け施設の遊具を知っていますが、見事にあの手の遊具は無いですね。可動式の遊具で、うちの近所に存在するのは、せいぜいブランコぐらいのものですよ。
都市においては、それほどまでに、行政は事故を恐れて遊具の撤去に一生懸命になってしまった。それはそれでたいへん不幸なことだと思います。
※ 長野県の公募職員に裏は無いか?
長野県という所は、よほど税収が潤沢なのか、民間人校長には、教頭が二人も付き(単にブレーキ役としてしか機能しないでしょう)、しかもうち一人は、康夫ちゃんが大好きなエアラインのOBです。
今度は、「公募任期付き10人」というのを、部課長級で採用しました。羨ましい限りの税収のご様子です。
これは県庁的には、素人さんを受け入れる羽目になってやれやれというレベルの話ですが、私から見るとプンプン臭いますね。バブルの頃には羽振りが良かっただろうけれど、このご時世ではあるいはリストラ対象だったかも知れないような業種の方もいらっしゃる。歯医者さんも今では大変ですよね。
これは表向き公募ということになっていますが、本当にそうでしょうか? 興信所でも使って彼らの背景を調べてみたら、この内の大多数が、康夫ちゃんの古くからの知り合いだったとしても、私は全く驚きません。今はちょっと左前に見える友人知人に声を掛けて、表向き公募という形にして職業斡旋する。その程度のことくらい、モラルハザード中の彼なら平然とやってのけるでしょう。
この公募の致命的なところは、メディア受けしそうな経歴の持ち主が並んでいるけれど、どう評価しても、彼らが配属されるだろう部局のスペシャリストでは無いということです。彼らの唯一の看板は、公務員では無かったという、それ一点のみ。本来なら、この手の幹部級職員の登用というのは、公務員ではないが故に、雇用が困難だけれど、その道のスペシャリストをどうにか配属して、更に優れた知識と経験を現場に注入することが目的であったはずです。それが多少ルールを曲げて、民間人の知恵を入れるという、そもそもの動機と目的です。
所が、田中県政下で起こっている幹部級職員の登用は、単なる失業対策以上のものではない。それは現、松本市長の菅谷さんの登用からしてそうでした。登用することの目的が何処かへ失せて、知事お気に入りの人々に幹部級の公職を斡旋することが目的と化している。どんな実績を上げるかなんてのは委細構わない。唯一の例外が、しな鉄の社長だけれど、それ以外で、なるほど、彼が外部から来てくれたことで、実績が上がったという部局は一つもありません。
こういうのを、人事を私物化して税金の無駄遣いをすると言うんです。
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