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2004.04.07

士気上がる米軍

 火曜お昼、次男は検診で保健所。長男が付いていくと暴れまくるので、15時頃、散歩に出る。書店で週刊アスキーを買い求めるが、帰って来て電脳なおさんを読もうと開いたら、なんと増刊号だった _| ̄|○ 汚ねえぞ、アスキー。雑誌業界って、こういう錯視商法で雑誌買わせようと平気でやるんだよね。いつか間違えて増刊号を買ってしまう予感があったがとうとうやってしまった。でも、読んでみたら、これがなかなか良い出来(要するにIT版グッズプレス)なので満足する。
 週刊ポスト、「気が付いたら仕事が無かった」という魚住(フリー)アナ、インタビューを立ち読み。ま、人生てそんなものです。だいたいこの人、日テレ女子アナ陣でも屈指のお嬢様でいらしたから、人気も番組も独り占めするというのも何ですね。ま、しばらくはゆっくり骨休みして下さい。勝ちゃんの月刊現代、憂国阿呆談が載る週刊ダイヤモンドを買う。

※ 巨人、やっと初勝利

 ひとりほくそ笑む江川かな。

※ 塾通い嫌がる小2長男に腹立て絞殺、川崎の母親を逮捕

 現場は、先日私が花見に行った辺りですね。駅からはちょっと離れているんですが、246が近いので、車族には便利な所です。魔が差したんだろうけれど、何も殺すことは無いと思うぞ。この頃、一発ガツンと殴ったら気分良いだろうなと思うことは一日3、4回はあるが(-.-)。可哀相なのは、睾丸を切り取られた方の男の子ですよね。たぶん本当は女の子が欲しかったという本音がそうさせたんだろうけれど。

※ 月刊現代、イラクルポ

 なんだか、道中のほとんどを実際に取材したのは、勝谷さんじゃなく、現地合流した橋田信介さんで、橋田さんの後をちょこまか尾いて回っているだけの姿が微笑ましいですね。たぶんビッグマウス日垣なら、そんなことおくびにも出さずに全部自分の判断と行動力で動いたように書くだろうけれど、正直に書いちゃう所が、この人の憎めない所。
 『旗を建てて全裸で街を歩き回っているキチガイの類』の銃殺現場にてウイスキーを捧げたことをくどく書いているけれど、この人、けっこうやばい筋から相当の圧力を受けたんだろうな。それも、生命の安全に関わるほどの脅迫を受けたのではと思う。でなきゃいつもの癖で少々筆が滑ったくらいのことで、普通、そこまでやんないですよ。自分がいかにこの二人の死を悼んでいるかの表現に最大限のエネルギーを費やしている。自業自得なことですから、ちょっとどっちらけですが。
 中で、面白い箇所が一箇所出てくる。被弾した3人を引き取った警察に行って米軍誤射説の話を聞くんだけど、副署長が、部下のAKから銃弾を抜き取って、「運転手の死体から出てきたのは間違いなくこの弾だった!」と迫るシーンがある。現地警察は、米軍の誤射説なんて全く信じていない。
 元帥がこの米軍誤射説を語る時に、必ず出す証拠の一つが、「現地警察は米軍の誤射だと語った」という話がありますが、図らずもそれがここで否定されたというわけです。
 勝谷さんのレポートでは、地元の反米勢力が相手が誰か解らずに撃ち殺してしまい、それが後で日本人外交官だと解って、パニックになった。なぜなら金持ちの日本にこそティクリートに来て欲しかったから。そこで、町ぐるみで犯行の隠蔽工作が始まって、米軍誤射説が流されたらしいと、そういうことです。興味のある方は、ご一読下さい。

※ 士気上がる米軍

 戦場に於いて、兵士の士気を挫くものは、退屈です。状況に変化が無いことが何より兵士の士気を下げる。ここ数日のイラクの状況は、しかし兵士に明確な目標を授けるものです。戦闘による死者と、テロによる死者というのは、これはまた意味が全然違うんですね。戦闘で戦死者を出しても、実は士気を下げることはそうは無いんです。何しろ戦争に戦死は付き物ですから。兵士をまいらせるものは、爆弾テロや、迫撃砲攻撃に遭って理不尽な死を遂げることが何より兵士をまいらせる。今の米軍は士気が回復途上にあると言って良いでしょう。
所で、5日に死んだ米兵の内の4名は海兵隊員だったと公表されました。本来、殴り込み部隊に過ぎない海兵隊に、今だに治安任務をさせている。RMAも良いけれど、これからはこの手の平和維持任務が海外任務の大半を占めるだろうことを考えると、米軍全体の編成というのを考えて欲しいですね。
 イラク南部の英軍支配エリアでも暴動が起こって、行政施設の占拠もあったらしいのですが、すぐ出て行ったらしい。住民側には多数の死者が出ているけれども、英軍側に死者はいない。さすが長年、植民地経営に当たっていただけのことはある。そもそもこの占領行政の核は、英軍が担うべきだったんですよね。
 日本のメディアはシーア派が総決起しているみたいな報じようですが、ガス抜き程度の騒動にコントロールできれば良いというのが、米軍とシーア派指導層の目論見でしょう。

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