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2004.05.31

あの空に映える勇姿は!

 日曜、今日から天気が崩れるはずが、なぜかピーカン。次男が寝返りを完全マスターしたので、一家揃って蒲田の姉宅へ。帰りに、東急の屋上で遊ばせるも、うだるような暑さに閉口する。
 疲れていたので21時には寝るが、これもじと~とした暑さのため0時には起きる。

※ 知事との懇親会費問題6委員が後援会に返還
【 松葉弁護士(61)は、返還理由について「知事との癒着があるかのような疑惑を持たれれば、後援会へ迷惑をかけることになるため」としている。】産経長野版30日

 とんでも無い弁護士先生ですね。迷惑を掛ける相手が「県民」じゃなくあくまでも知事の後援会なのですから。オンブズマンのなれの果てがこうだとしたら悲しい。

※ イラクの左目失明少年、来日し手術へ

 この偽善は誰が金を出している話なのか良く解らないんですよね。最初はテロ朝の報道ステーションの企画に橋田さんが乗っかったという情報が流れたのですが、そうでも無いらしい。今ではいかにも橋田さん原案のように伝えられているけれど、そうとは思えないんだけどなぁ。
 私はこれが偽善だと思うのは、たぶん日本のNGO等も関わっているのでしょう。でも、ロシアから火傷少年を連れてくるのとは全然違うわけですよ。
 イラクで傷付いた子供たちは大勢居る。そしてたぶんこの少年の眼は、日本でなくとも、エジプトやサウジ、ひょっとしたら隣国ヨルダンですら治療が可能かも知れない。彼を一人日本に連れてくる資金があれば、もっと大勢の負傷した少年を近隣国で治療できるかも知れない。
 日本のNGOはしばしば、政府援助の非効率を批判するけれど、どうもどっこいどっこいな感じがしますね。

※ スイカップアナ全国デビュー

 なんか性格きつそうだなぁ(-_-)。それ以上の感想はない。魔性の女タイプですね。ま、これから都会のお水で磨かれるんでしょう。

※ CX報道2001

 榊原@元財務官、小泉をしてテレビの使い方がどうのこうのと分析するが、どうしてその分析が田中康夫に向かないのか。ヨイショしか無いのか、この人には。黒岩&島田、岡田@民主党を捕まえて、盛んに真紀子&康夫と連携しろとけしかける。この連中には記憶とか、学習効果ってもんは無いのか? そもそも新潟選出の田中真紀子に、拉致問題で小泉を批判する資格があると思っているんだろうか。

※ テロ朝サンプロ 泰阜村礼讃

 康夫ちゃんの住民票の件は全くスルー。頑張っているのは良いんだけれど、2割自治で、やらなければならないことは老人福祉だけじゃないわけですね。その辺りに触れずに、ここだけフォーカスしてもどうかと思うんですよね。

※ サウジ、人質救出に……

 18時のNHKニュースを見ていてメガテンになる。ななんと、あそこでSOFを降ろしているタンデムのヘリは!?(^O^)/ つい土曜の宴会で、「さすがにもう引退しただろう」と聞いたのにどっこいまだ現役で頑張っている。ただし、あれは軍用機扱いではなくて、サウジ内務省が、消防と救難目的で買って、今でもそちらが主で使っているらしいですが。
 しかし、サウジですらこうも治安がガタガタになると、この国の体制もあまり長持ちしそうにないですね。

※ 報道特集 中朝国境に拉致被害者が?

 中朝国境の炭鉱町で、拉致被害者を目撃したという情報でして、情報の信頼度としては、五分五分なんだろうけれど、拉致した日本人全員が使い物になるはずもなく、むしろ半分以上が使えなかったことでしょう。となると、そういう人々は、監視が緩やかな、朝鮮社会に、ちょっと要注意人物という程度の監視の下で暮らしている可能性がある。
 となると、今後は、彼らがいずれ脱北する可能性もあるわけですね。そういう拉致被害者が、脱北者を使ってコンタクトを取って来る可能性がある。日本政府なんか当てにならないから、現地の朝鮮族からなる救出部隊を編制して送り込むということも十分に考えられるでしょう。
 ひとつアイディアなのですが、被害者家族の元には、そこそこの金額の募金が集まっている。それで、広告を打ったらどうでしょう。「拉致被害者を脱北させたら1千万円の報酬を支払う」と。一時期、日本人妻を脱北させたら大使館が金出すなんていう噂も広まったけれど。官製メディアの中国では、ペーパーでの広告は無理だけれど、ネット上の情報までは取り締まれない。エリアとしては正反対だけど、香港辺りに乗り込んで、派手な記者会見を開き、それをメディアで流す-ネットに載る-中朝国境の脱北ビジネスで稼いでいる連中に伝わるというルートで、うまく行きそうな気がするのですが。

* 今日は、「拉致解決、軍事オプションの放棄はナンセンス」というテーマで書こうと思っていたんだけどまた明日。

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2004.05.30

北をどうするのか?

 土曜午後、もう当分太陽は拝めないと思ったので、次男をベビーカーに乗せて長男と丸井屋上へ。午後3時から4時まで、たった一時間遊ばせただけなのに、長男が日焼けする。
 ベンチに座って、週刊ダイヤモンドの憂国阿呆談を読む。
 康夫ちゃんがブレザーの襟に付けているバッジが増えているんだが、この人、ブレザーを勲章だらけにして北朝鮮の軍人さんの真似でもするつもりだろうか。
 床屋談義はイラク情勢ばかりで、長野県政ネタはひとつも無し。この人のバイトは、長野県政の自慢が前提じゃなかったのか? ま、ブッシュ=小泉=田中康夫てのは本当に似た者同志だと思う。この頃は何もかんも他人に丸投げして引きこもる所まで似てきた。小泉は観劇に、康夫は美食に、ブッシュは牧場にと。
 イラクの泥沼をしきりに批判してらっしゃるが、いやイラクの泥沼も長野県政の泥沼も一緒だって。で、それが巧く行くと幻想に浸り、外に向けて吠え続けている所も一緒。長野の場合、その共同幻想に中央のメディアが同調しているだけの違い。ブッシュはまだそれをなんとかしようとする努力が窺えるが、長野の場合は最早それが全く無い。知事さんご本人は、しきりに逃避モードで、県政など上の空でバイトに励んでらっしゃる。

 夕方、川崎、いつものバーでオフ。直前にヨドバシに立ち寄りサブノートを物色。
 東芝は、このボーナス・シーズンに、サブノートを出さなかったんだが、ひょっとして何かの切り札を用意しているんだろうか。

※ 金曜、朝まで生テレビ

* 司会はなぜか宮崎哲弥。大学の教鞭を執っているくらいだから司会をやらせたら巧いだろうとは思っていたが、やっぱり田原総一朗よりまともだったし、初めてにしては十分な及第点を上げられる。
* 日垣(グリーン車大好き)隆、一見真っ当なことを言っていそうで、焦点がずれまくっていたような気がする。米支援問題ですらすら数字が出てくるのは良いんだけど、それってもう終わったことだし、些末な問題でしょう。それに、重村氏から即座に否定されていたけれど、平壌は、日本で小泉の支持率が上がったことなんて構っちゃいませんよ。
* 宮台真司。期待して見てたのに、珍しく全く駄目だった。戦略的コミュニケーションだの世論の誘導だの、およそ現実感の無い机上の空論ばかり。やはりこの人に、国際政治のセンスまで求めるのは無理があったか。
* 勝ちゃん。正直、あの悲壮な表情でテーブル叩いて怒鳴りまくったシーンには一瞬凍り付いた。極めてテレビ向きのキャラだとは思うが、あれはキチガイに刃物だと思う。だからテレビってのは怖い。あれがまともな意見だと錯覚させてしまう。ああいうファナティックな連中が戦争が起こして来たんだよね。

※ 北朝鮮、援助で救えるのか?

 番組中、国益とは何か? という議論があったけれど、テレビで北朝鮮に絡めて、国益の議論をするのは無理があると思う。せめて元帥を招いて、「国益に照らせば拉致問題などどうでも良い」と言わせるべきだったけれど、さすがにそれはスカパーでは言えても、地上波では本音はなかなか言えない。韓国が拉致問題を全く棚上げしているのは、彼らの国益に照らしてそれが妥当だと判断しているからですね。
「一人でも外国で自国民が不運な目に遭遇したら、それを助け出すのが国益だ」という実に美しい議論が番組中、堂々とまかり通っていましたが、これは間違いです。イラクでの人質問題でも書いたけれど、たかだか自国民一人二人(あるいはそれが百人単位でも)のために、対外関係を危うくする値打ちがあるかと言えば、そんなものは無いし、現実問題としてそんなことのために戦争は冒せないわけです。

 北に関して国益を論ずるならば、道は二つあって、生かさず殺さず、あの体制の維持に尽力すれば、こっちは経済援助の額も知れているし、防衛費の増強理由にも使えるという説と、いや、民主化してこそわれわれの生活も安定し、防衛費も削れて、長期的には、そちらこそ国益になるという説があって、恐らくはどちらもそれなりに説得力があるでしょう。
 しかし、ここに、国益ばかりでは無い、人類社会の公益というテーマが絡んできて、われわれが国連憲章や日本国憲法を遵守するなら、何は置いても、北の独裁体制は変革すべきでしょう。私はいつも、あらゆる独裁政権は軍事力を行使しても打倒すべきだという立場の人間なので、当然後者を取ります。そして幸い、北に関しては、何も軍事力なんか行使しなくとも、体制を打倒するアイディアはいくらでもある。

 北に経済援助して、少しばかり国民を豊かにして、内からの革命を促すという作戦は、全く平和的で魅力がある。しかしこれには一つ穴があって、北朝鮮では、国民全てが飢えて暮らしているわけではありません。拉致被害者の家族に見られるように、平壌で暮らす特権階級は、十分に満ち足りた生活と教育を受けています。彼らに対して、米を何十万トンか恵んでやった所で、彼らは、親の仇から慰謝料をふんだくってやった程度の認識しか持たないでしょう。
 われわれが国家戦略として、経済援助による体制変革を目指すならば、情報鎖国に(も)置かれている平壌以外の民衆に、情報も一緒に届ける必要がある。けれども、遺憾ながら、北朝鮮はそれを戦争行為を受け止めるでしょう。
 たとえば向こう10年、消極的な経済援助を行ったと仮定します。平壌市民は日本の米を食べられて、ますます肥え太るでしょう。しかし、それが地方の飢えた民衆に届く可能性は低いし、たとえ届いたとしても、それは金体制の基盤強化には繋がっても、民主化には貢献しないでしょう。
 万に一つの可能性で、中国のように豊かになれたとして、われわれは北京の政治体制がどういう代物で、チベットで何が行われているかを忘れ去っているけれども、北京に対する政治忘却のような態度で、北朝鮮と接することが出来るのか?

 では援助をせずにこのまま締め上げたら、北は倒れるのか? 日朝貿易の総量なんて、北朝鮮の麻薬ビジネスの総額と比較すれば微々たるものです。それに、いくら日本が冷たい態度を取っても、韓国が必ず救いの手を差し伸べるでしょう。
 北を資金面で締め上げるには、中朝国境の麻薬ビジネスの取締と、一定の海上封鎖が必要になる。これも北は戦争行為と受け取るし、最悪の場合は、板門店から援助品が続々と北上する可能性だってある。

 北朝鮮で革命を起こす手はある。一番現実的な案は、やはり中朝国境に難民エリアを堂々と作って、集団亡命を促すことです。しかしそれをやるにしても、韓国と中国を口説かなければ物事は前進しない。金正日は、この二者とうまいこと付き合っている。自国民がそっくり難民となって良いのか? と脅しを掛けて。
 言ってみれば、新興住宅地にやっと一戸建てを構えたサラリーマンの元に、遠い親戚がボロを纏って現れ、「俺は今、職が無くて、浮浪者やっている。この辺りをうろちょろされたくなければ、いくらか恵んでくれ」と迫るようなものです。時々、小遣いを与えるしかない。

 北朝鮮の人民にとって何より不運なことは、そういう、ちょっとリッチだけど、貧乏な親戚までは抱え込めない隣人が周囲にいることです。この議論を進めるためには、まず、北が倒れた後の経済再建をどうするのかの青写真を描いた上で、じゃあどうやって倒すのかの具体策を論ずるしかないけれども、さすがに地上波ではそこまでは無理でしょう。

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2004.05.29

後藤雄一都議、貴方もか?

 金曜、女房が歯医者に出掛けたので、親父が寝ている間からずっと次男と二人。30分抱きかかえていたが泣きやまないのでやむなく起きてミルク。煩いので午後はベビーカーを押して散歩に出る。来週はずっと曇り模様でそのまま梅雨に突入しそうなので、この青空ともしばらくお別れらしい。

http://www2.diary.ne.jp/user/122532/

「普段は特定の権力に対して熱狂的な意見を語られている御方が、議員さんに呼ばれて喜んでいるように見えて滑稽に思える。それよりも、新聞記事と2ちゃんねるを比べて「どっちも匿名だろ」と言い切る姿、本当にプロの作家なのか。少なくとも新聞社が出版している以上、その内容の責任は新聞社に帰属し、誰が書いていようが、読者は意見や反論を伝える事ができる。要は匿名かどうかが問題じゃないのではないか?いくら、固定ハンドルネームだからと、無責任にモノをいえる屑掲示板とは違うのではないか」

 私のことらしい(~_~;)。サイトを見ると、凄く多芸な才能の持ち主の人らしいんですが、「特定の権力」というのが何を意味するのはちょっと解らないんですが、政治家のことを指しているのか、あるいは時の政府のことを指しているのか。「熱狂的」というのは、勝谷さんのような人の表現には使って構わないかも知れないけれど、私の文章は別にそうでもないと思いますけれどねぇ。
 男にとっては、政(まつりごと)というのは、戦争や喧嘩みたいなものですからね。単純に萌え……、じゃない燃えるんですよ。それをして滑稽だと仰るのであれば、その通りでしょう。はたで見てりゃ何でこの連中はこんなことにしゃかりきになるんだろうという世界のお話ですから。

 私は政治に積極的に関与したいと思ったことは一度もありません。今でもそれは自分の本分じゃないと思っている。自分より資質に優れた人々が一杯いるから。いや、政治は面白いなとは思いますよ。たかが県議選ではあれど、首を突っ込んでみて、ああ選挙ってのはこんなに楽しいのかと思った。こんなに面白いことを、一部の好事家に独占させて、娑婆の皆さんは投票にすら行かないという現状は、全く、人生の愉しみを減らしていると思います。私はあの経験が無かったら、議員さんからコンタクトが有った時に、なんやかんや理由を見つけて固辞していたと思います。
 政治に首を突っ込もうという物好きが世間から揶揄され、嘲笑の対象となるのは、仕方ないですね。世間からそういう白い目で見られることが嫌で政治と距離を置く人々の圧倒的な多さを考えると、全く不幸なことではあれど、少なくとも日本の戦後政治は、世間から尊敬を得るような結果は出して来なかったから。
 ま、私は政治にしてもボランティアにしても、「自分の体力の範囲内で出来ることをしましょう」というのが昔からの口癖ですから、この社会を少しでもより良くするために、微力を尽くしたいとは思っています。
 そして、そろそろ、そういう行為を冷笑するようなことも止めましょうとは思うわけです。

「その内容の責任は新聞社に帰属し、誰が書いていようが、読者は意見や反論を伝える事ができる。固定ハンドルネームだからと、無責任にモノをいえる屑掲示板とは違うのではないか」

 しかし、これは二重に間違った認識だろうと思う。まず、読者は長い間、新聞社に文句を言っても、ほとんどのケースで、レスポンスが無いという現実に絶望してきた。自分の意見が、その記事を書いた記者に届いたかどうかすら確認出来ない状況が未だに続いている。暴力団の告発で命を狙われるというのならともかく、今時、匿名記事が許されるというのは、異常な状況です。全体主義的傾向を持つ国の官製メディアがやることです。
 BBS上においては、匿名の名無しさん同士であっても、その屑掲示板において、常に無責任な意見が支配しているわけではありません。私は2ちゃんねるという所は酷い所だと思うし、とっとと潰れりゃ良いといつも思っているけれども、これはその屑掲示板に対する単なる偏見です。そして、少なくともそこでは、大新聞の匿名記事と違い、発言者は、会話している相手のレスポンスを期待することが出来る。その点において、その屑掲示板は、今の日本のマスコミよりは、ちょっとは進んだ理想の元に回っている部分が無いわけではありません。
 しかし、このお方は、その屑掲示板は使っていないと仰るんだけれど、どうしてそこが屑だと断定できるのだろう。

※ 襲撃された3人の遺体確認 邦人記者の身元特定急ぐ

 小川さんは若くしてお気の毒だけれど、橋田さんは大往生でしょう。戦場記者として良くも今日まで生き延びた。無鉄砲な若造こそ真っ先にくたばる危険があったのに、彼は最後の最後に、人生の先輩としての順番に従って召された。神はサイコロを振ったのかも知れない。
 彼の唯一の心残りは、さして親しくもない(彼から見れば)若造が親友面してテレビに出まくって荒稼ぎすることだろうか。

 ただ思うのは、本来なら彼と同世代の還暦ジャーナリストがテレビに呼ばれて弔辞を述べるべきなのに、出てくるのは何処を捻っても20歳は若い勝ちゃんばかり。彼と供に戦場を駆け回ったジャーナリストたちは、出演を断って静かに瞑目しているのか? 違うんだよね。そもそも橋田さんという存在自体が、日本においては異端だったんだよね。彼の功績を語れる人物が、実は日本にはいない。

※ 外貨預金、利息過大表記で警告 公取委、新生銀などに

 これは詐欺だろう。

※ オウム井上被告に死刑判決…控訴審で「無期」覆る

 全く納得できない。どうして井上が死刑で実行犯の林が無期なんだ。

※ 後藤雄一 東京都議
http://www.gyoukaku110ban.jp/

 康夫ちゃん、週末の記者会見で珍しくボロカスに扱われたせいか、たまには構ってくれよとばかりに勝谷氏にお電話掛けたらしいが、松葉弁護士は、週20万円からいきなり80万円の任期付き幹部職員に登用で、これはご本人の上司より待遇が良かったりする。これで松葉弁護士の口封じは完了です。これは副知事並みの報酬でして、「副出納長兼会計局長」という肩書きだそうですから、まずは、ご自身が任命されていた「長野県」調査委員会への県費の支出は妥当だったかどうかを会計検査して貰いましょう。

 私たちは、田中県政がスタートしてから、人間の本質を垣間見させるような場面に次々と遭遇してきました。共産党県議団の石坂千穂氏などはその典型でしょう。一人の共産党県議が、単なる利権の走狗でしか無かったことがこの半年間に暴露された。あの共産党が、金銭にまつわる行政の不正支出を隠蔽し、妨害するかのような言動をするのですから。彼女は今でも、長野県の監査委員会という要職にいらっしゃるはずだが、彼女の業績と言えば、皮肉なことに、監査以前の新聞第一報時点で、スクープした「信毎はけしからん!」と発言した後、その不正支出に関して「問題なし」と高らかに宣言した、この一件のみです。他に彼女が名を連ねる監査委員が仕事をしたことは一度として無い。

 東京都議の後藤雄一氏と言えば、都政に纏わる世田谷行革110番を率い、都の不正支出をビシバシと摘発し、石原都知事にとっては目の上のたんこぶのような誠に頼もしい存在です。
 ご自身のホームページ上では、毎日のように情報が更新され、都の不正が告発され続けている。ところがその彼は、今回の接待問題に関して、どうやら会費を田中知事の後援会に返却なさったらしい。政治家のくせに彼は説明責任ひとつ果たそうとしない。しかし、このスキャンダルに関する記述はまだ一切無い。所詮は彼も、他人の懐には厳しいが、ご自分のことには極めて寛容な利権政治家の一人に過ぎなかったということだろうか?
 貴方は、選挙において田中知事の支援を受けたかも知れない。義理はあるでしょう。でも、貴方から告発され続けている人々も、某かの義理を抱えていたはず。自分に対してだけ別のスタンダードを適用するような政治家が、他者に清廉潔白を強いるのは茶番で白々しいことです。なぜ一言、「判断を間違った」と言えないのか? 貴方が普段都政に問うていることはそれではないのか? 自らの説明責任を棚に上げる政治家が、他人に説明責任を求めるなど滑稽で笑止千万なことです。

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2004.05.28

議員会館へ

 木曜朝10時、議員さんからの電話で起こされる。これから来てくれとのことなので、慌ててここしばらくの安保関連ニュースをおさらいし、ネクタイして電車に乗る。
 年金からイラク、北朝鮮情勢等を夕方までレク。ある事情があって、私の役割がだいぶ重くなったことを自覚する。
 帰りに渋谷で下車、さくらやの地階でパソコンを見るが、品揃えの後退に愕然とする。身売りするさくらやの業績不振のせいだろうか。いや、渋谷はもうパソコンなんか買うための町じゃないんだな。でも、久しぶりにFMVのサブノートLOOX Tに心惹かれる。あれはちょっと良いかも。特にキーボードが良い。
 帰宅して長男がへんてこな格好の親父を見て「パパ、何処行って来たの?」と訊くので「天下国家のために脳みそ絞って一肌脱いで来たんだ!」と鼻息も荒く胸を張る。蒸し暑い一日だった。

* ところで、サマワの状況(今の状況をして「悪化しつつある」あるというのはデマゴーグだ)ですが、もし自衛隊が犠牲者を出すとしても、それは政府にとっては折り込み済みのことなんですね。数名の犠牲は。問題は、現状、極めて安定している状況が、政権移譲前後に、急速に悪化する危険を孕んでいるということです。武装勢力はイラク全土での蜂起を目論んでいて、しかも一方で米軍に押されてもいる。そんな中で、まるで両者合意のサンクチュアリみたいに全く平穏な地域がポツポツとある。しかし、別に合意した上での平和地域では無いですから、これは今後、草刈り場となって、サマワが本当の戦闘地域になり、世界の壊し屋、米国海兵隊が入ってきて滅茶苦茶になる恐れがある。オランダが武装ヘリを投入するのも、それへのシフトですね。
 しかし、オランダがもし大きな犠牲、10人単位の犠牲を払うような状況を強いられた時に、彼らが撤退しないという保証は無い。その段になったら、日本は、宿営地から出てサマワの治安任務も肩代わり出来るのか? 一応の出口戦略は準備しておくべきでしょう。

※ 家族会へのバッシング?

 スポーツ新聞に言わせれば(ネット上で流行っているということなので2ちゃんのことなんだろう)、匿名による批判は卑怯なんだそうだが、だったら新聞も無署名記事は止めて、全ての記事を署名記事にして欲しい。それをやったら話を聞いてあげても良い。

※ 鹿屋市開発促進協議会が桜島架橋を要望

まこてふとか話よ(~_~;) それが出来たら桜島は鹿児島のベッドタウンとして発展するだろうし、垂水も少しは浮揚するだろうけれど、鹿屋は関係するかなぁ。それでだって鹿児島市内まで2時間半で無理だと思うけれど。

※ 自殺:カンニング疑われた高3男子 埼玉・所沢

 2時間に及ぶ教師の取調があったらしいけれど、死んじゃ駄目だよ。世の中、もっと厳しいことはいくらもあるんだから。ただ、この取調は異常だと思う。というのは、カンニングという行為は、結局は自分を貶める行為に他ならないわけで、明確な被害者が存在するわけじゃない。それはカンニングした君に返ってくるんだよ、という程度に留めれば済む話で、何が何でもお前がやったんだろうと白状させるのが目的だとしたら、それは刑事ドラマの見過ぎでは無いかと思う。

* 所で、先週発売のニューズウィークに面白い投稿がありました。これは、ごく普通のアメリカ市民が一頁の周辺雑記を投稿するというなかなかユニークな頁でして、私はいつも愉しみにしているのですが、先週は、自分はちゃっかりエール大への入学を果たした女子高生の受験競争物語でした。
 アメリカの大学は日本より門が開かれているわけですね。何しろブッシュみたいなパープリンでも、親父が金持ちなら有名大学に入れる。
 一方で、平民は、それなりの学業が無いと合格通知は貰えないわけです。そこで、どんなに凄まじい競争が繰り広げられるか。たとえば、学校で一人しかない推薦を取るために、ライバルが何処を志望しているかを、職員室に忍び込んで願書を漁って知るとか、楽しいはずのハイスクール生活の後半において、どんどん人間関係が崩壊していく様が描かれていた。
 私はアメリカ式の入試卒業システムが良いと思っていたけれど、ひょっとしたら日本式の一発一回の入試で判断するというのも、意外に公平で負担の少ないやり方かも知れない。

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2004.05.27

出世が止まらない!

http://www.avis.ne.jp/~ryuusei/
 まずは日記の訂正から。↑柳田県議のサイトによれば「長野県」調査委員会に支出された税金は757万円6000円だそうです。一人頭100万円という計算になりますが、どうも最新のニュースでは、松葉@弁護士、大塚@元日経氏を県の顧問にして月20万円支払うようにした理由は、この経費ではとても調査など出来ないからと言う理由らしい。

 不思議に思うのは、この人たちは、どういう算段の元に引き受けたんでしょう。それで自分らはどの程度身銭を切るつもりだったのでしょうか? 松葉さんは今軽井沢で隠居生活ですよね。他のメンバーは東京から通って来るしか無い。普通に考えれば、それをボランティアと割り切って行える人は、ごく僅かですかですよ。それこそ、大学の先生としてサラリーをきちんと得ている醍醐氏くらいのものだったはず。そういう連中に、手当の算段もなく依頼する側も無責任なら、引き受けた後で、こんなんじゃやってらんないと泣きつく側も無責任でしょう。

* 日経サイトの全国面に、住所認定の問題で長野市議会が県に抗議したというニュースが載っています。康夫ちゃんは、御用学者の聴聞で、「こんな事態になるとは思わなかった」と述べた。たぶんこれは本音でしょう。
 行政というのは、一度走り始めるとなかなか止まらない。止まって引き返す勇気を持とうと訴えて知事になった男は、自分自身の言動に関して、それを撤回して県民に詫びるという姿勢は一切持ち合わせていない。彼は少しは自分の矛盾に気付いているんだろうか?

※ ミュージック・マガジン

 水曜午後、書店回り。ミュージック・マガジンという雑誌にかなり辛辣な勝谷批判が載っていると聴き、読むつもりだったが縁のない雑誌だけに失念する。
 何か、れいのイラク自作自演説に纏わる批判らしいけれど、公安筋から怪しい話を掴まされたら書くか? 書かないか? かというのは、週刊誌記者に取っては悩ましい話で、こんなのガセじゃねえか? と鼻が効いても、公安との付き合いを考えて書いたりするんですよね。それは何も公安に限らず、政治でもそうで、こんなのあり得ないと解りきっていても、そこから派生する「政局」に期待してありもしないことを書いてしまったりするわけですね。それが記者さんの悲しい性です。

※ 出世が止まらない! 読んでいるだけなのに……

 書店で見つけた「課長 島耕作」のポップ。これを考えついたコピーライターはまちがいなく出世するね。何というか、あまりのスケールの大きさに絶句してしまった。

※ パラグライダー救出

 怖いですよね。あれ電線に絡まってはいるけれど、上からローターの爆風で外れちゃう危険があるわけで、そうなったら救出に降りているメディックも巻き込むことになりますからね。
 スカイ・スポーツが盛んなスイス辺りでは、非常に目立つボール状の目印(一見するとカラス避けに見える)を空中線に張ったりするんですが、日本ではそれが無いんですよね。台風とかで、それが電線破断の原因を作ったりするから。

※ 本社・FNN合同世論調査 拉致「前進」63.6%

 結構凄いな。この数字は何を意味するんだろう。前進は前進だけれど、想定しうる最もミニマムな前進ですよね。国民にとって、拉致問題は日朝関係を考える上で、重大なポイントではあっても、唯一のポイントでは無いということなんだろうか。それはそれで真理ではあれど、もし国民が冷め始めているとしたら、何より外務省に間違ったシグナルを送りそうな気がする。

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2004.05.26

泰阜村役場は憲法違反

※ 水曜テロ朝朝刊瓦版

 小泉さんが北の報告に期限を設けなかったことで、大谷&勝谷コンビ、朝(7時12分)から、怒鳴りまくり。いえね、私は些末な問題だと思うけれど(なぜなら、対する北朝鮮側には「援助」は待てないという彼らにとっての区切りたい期限があるにも拘わらず日本はそれに応じていないから)、この人たち、せめてテレビに出ているという自覚は無いんだろうか。何で朝っぱらから、カメラに向かって不機嫌に怒鳴りまくる必要があるんだろう。テレビ向けのキャラと言えばそれまでだが、そうやって怒鳴っている相手が、彼ら同様に怒って「嫌がらせメール」を拉致家族に送ってくるという相手だから始末が悪い。
 この国は辛抱が足らんようになったと思う瞬間は多々あれど、それを煽っているのが自分だという自覚を持って欲しいですが。

 「拉致国民運動で議員さんが来るけれど、明らかに選挙目当てで来る人も……」7時32分勝ちゃん弁
 
 拉致国民運動でコラムニストさんとか来るけれど、明らかに……(以下略)

※ 救う会あてに千件以上のメールや電話、3分の2は批判

 言うまでもなく、受け手の意に沿わないからと言って、それが全て「嫌がらせ」を前提としているものではないし、「抗議」を意味しているものでもありません。

 結局、言葉は悪いけれど、国民は、イラクでの人質事件で味を占めたんだよね。ただ私は、拉致家族には、それを抗議する権利があると思う。今回の交渉は長期で見れば今後の展開があって、まだまだ長い道程の途中ではあれど、短期で見れば、明らかに日本の負けは疑いようが無いことも事実ですから。

※ カレンダーガールズ

 のテレビCMを見た。正直に言うが、あたしはあの婆さんらの裸を美しいとは全然思わない。どんなリップサービスに励もうが、芸術的視点を発揮しようが、あれはテレビで流すべき代物じゃない。君らは、ブヨブヨの初老男性の裸が出てくる映画のCMを見たいか?

※ 宝くじ 4.400枚盗んで当たりは8万円。

 まさに宝くじと言われる所以ですな。あたしゃ買わない。

※ 郵政公社、最終利益は2兆3000億円 郵貯運用で膨らむ

 トヨタの稼ぎが霞んでしまうような金額だけど、いったいこれは誰がどう使うんだろう? とてつもない規模の底無しな行政の闇の中に吸い込まれるんだろうか。

※ 康夫ちゃん、住所認定問題

 繰り返しますが、これは居住権の問題じゃなく、課税権の問題なんです。でも課税権の問題として議論すると、議論の余地なんか全く無い。そりゃ行政サービスを受けている所に税金を納めるのが当たり前という結論しか見出せないから、あの御用学者な連中は、そこは巧妙に避けて、居住権の問題に逃げた。換言すれば、「手術は成功したが、患者は死亡した」の典型でして、目的と行為を全く履き違えている。彼ら御用学者の三人にとっては、手術を成功させる(院長のお眼鏡に適う=人選して接待もしてくれた知事の意向に沿う)ことが唯一の動機と目的であって、患者が死のうが生きようが(=地方自治と租税の根幹を揺るがそうがどうなろうが)どうでも良かったということです。
 何しろ、「好きな所に税金を納めたい」という当初の目論見は完全に破綻して、嘘でも「そこに俺は住んで、通勤しているんだ!」という居住の実態を証明することに拘る羽目になったわけで、何から何まで、この問題を巡っては、茶番と誤魔化しの連続だった。

【 しかし、知事の住所をめぐる騒動は、村内にも波紋を投げかける。村役場では、住所不定の男性が住民登録を申請して却下されたほか、「(知事同様)村長宅に間借りしたい」などの問い合わせもいくつかあったという。】中日新聞

 これも二重の意味で、滅茶苦茶な話でして、そもそも村長は居住の実態が無いにも係わらず、田中康夫の住民票を自宅に変更することを受け入れた。その一方で、他人は排除するとなると、じゃあ志しを康夫ちゃんと同じくする村長の住居や納税に対する意識は全くの嘘っぱちだったということです。もし村長が、田中康夫知事と理想を同じくするならば、知事の住民票は受け入れるが、他の人間はお断りするなんて差別が許されるはずはない。これは万人が平等に扱われることを定めた憲法と、あらゆる行政法に反する行為であり、泰阜村のダブルスタンダードな行為は、明らかに住民を差別した地方自治法違反です。
 加えて、こんなことをやるということは、知事だけ別の基準で厚遇したということであり、それはなぜか? ということになるのは明かで、県警はやはりこれも、村長を含めて公選法違反で動いているはずです。

【 現時点で泰阜村民となった感想について、知事は、「県庁所在地から離れた所に視察でなく、行事に参加することで初めて、県内に点在する人々の思いを実現できる。リラックスしながら新しい発想や活力が生まれ、県民を向いて仕事をするエネルギーになる」と述べた。】読売

 参加した行事は、運動会一件と、ほんの道路清掃事業一件。別に泰阜村ということに限らないが、そもそもこの人、長野県内では一切いかなる消費活動も行ってはいない。理髪とネイルサロンは青山、服はミラノ。そんな人間が「県内に点在する人々の思いを実現できる」などと嘯くな。

【「意見書を虚心坦懐(たんかい)にお読みいただければ、ご理解いただけると思う」】康夫ちゃん弁。中日新聞

 虚心坦懐だそうで、この人ほど「虚心坦懐」というフレーズからかけ離れた人間も珍しいわけで、そりゃ北朝鮮の将軍様が、国際社会に向かって「信義」だの「人権」だのを叫ぶほどに滑稽なことです。

※ 懇親会費の知事後援会負担 公選法に触れる可能性 信毎

【 知事はこの日、「政治活動の一環だ」と説明。しなやか会事務局担当者は「誤解を受けないためには会費制でやるべきだったかもしれない」とした。松葉弁護士は「今の時点では話せない」としている。】信毎

 これは重大な発言でして、いや、それが「政治活動」の一貫なら良いんです。それは政治家田中康夫の勝手だから。ま、その範囲内にしても、これは公選法違反に問われるわけですが、しかし、その政治活動に知事自ら、確か400万円くらいの予算を付けていたはずです。だったらこれは業務上横領ですよ。県民は速やかに、その予算の執行停止を裁判所に訴えるべきでしょうね。
 で松葉弁護士のノーコメントの発言は意味深でして、この人はもうそれが公選法に照らして真っ黒だという自覚があるからこそ口を噤む作戦に出たわけですね。弁護士もピンキリですがまことに迂闊な方ですね。県民はこの人に毎月20万円もの顧問料を払うそうで、長野県民の懐の広さには関心するばかりです。

 更に面白いのは、共産党県議団という、旅費横領事件に際しては、スクープした信毎をして、石坂千穂県議団長自ら病室の知事の下に切歯扼腕して馳せ参じ、「信毎は何とけしからん!」と縷々訴えて、今や長野県最大の利権政党へと成長出世した人々ですら、こんなことを述べている。

【「長野県」調査委員を非常勤特別職にしたことは、第三者機関としての委員会の公正性・中立性の上からも再検討して下さい。】共産党県議団サイト

(※ 所で、旅費疑惑問題では見事にケツをまくってバックレた石坂県議団長、貴方のサイトは、しばしば「詳しいことはあとで……」となるが、その後で、支持者や県民が納得する説明責任が果たされたことは年明け以降とんとないのですが……)

※ TDS

 火曜朝、女房が長男の顔を見て、眼が充血していないか? と問うので見てみるが、特に気にならず。前日、丸半日外にいたので、日焼けではと判断する。大丈夫だろうと電車に乗って1年半ぶりくらいに浦安TDSへ向かう。ところが更に、途中ニコタマで乗り換えた時に、私が胸に抱いていたカメラマンズバックのベルトが長男の左目を打ったという。気になるがとにかく行くしか無い。持参した私の目薬を差して誤魔化す。
 空いている。インパーク後、お船の前でお茶、アクアトピアに二度乗り。一番奥のインディアナ・ジョーンズの隣にあるユカタンうんたらで昼食。値段とボリュームがなかなか釣り合っている。好きなレストランだ。息子、眼を痛がるので、ちょっと帰宅を相談するが、まあ今日中に眼科医へ行ければ良いだろうといったんペンディングにする。
 目やにが酷いので、救護所へ向かうが、さして役に立たず。ゴンドラに待ち時間ゼロで乗る。キャストも暇そうだ。通年でこの空き具合ならここのバイトも悪くない。

 港の反対側の帆船エリアで長男を遊ばせる。子供が育つのはあっという間だ。ついこの前までは、そろりそろりとしか遊べなかったのに。今はもうひょいひょいと障害物をジャンプして遊ぶ。
 2時半の講談社提供のポルトうんたらのショーを見る。いつの間にか全ての台詞が日本語になってストーリー説明もある。でもそれって、ただの植民地主義賛歌じゃないの?(~_~;)。
 長男、相変わらず目やにが酷く、帰宅しての病院行きを決める。お茶を飲んでから、女房と次男をパークに残し、長男の手を引き、ベビーカーを押して3時半、モノレールに乗る。でも5時間半はパークにいたんだよね。
 5時半頃、地元の病院へ。何でもアレルギー性の、たぶん花粉症の類の結膜炎だろうということで点眼薬の処方を受ける。長男が、ご褒美が欲しいというので(子供はなぜか医者行った後はご褒美があるものと思っているらしい)、TSUTAYAで平成版ウルトラセブンのビデオを借りる。
 女房、なかなか帰宅せず、8時前、セブンの2本目を入れた頃やっと帰宅する。本来なら、TDSからランドの花火を見上げている時間帯に丸井フードコートで遅い夕食。結局、風呂入って机の前に落ち着いたのは、10時半。夜までパーク内にいて帰宅する時間帯とたいして変わらなかった。

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2004.05.25

Winnyこそ時代錯誤な技術

※ 浦安上空は回避、羽田空港再拡張で国交省が修正案

 ちぇっ(-_-) パーク内での退屈しのぎになったのに。

※ toto不振→五輪選手の強化費、3か月間ストップ

 サッカー人気が一段落したこともあるけれど、toto自体がちょっと複雑過ぎるんじゃないだろうか。

※ 県職員に悩みやストレス、自殺者増加で県は検討組織発足へ NBS

 まあ、外面だけの癌細胞を取り除けば良い話で、誰か下克上と供に辞表を叩き付けるくらいのことをすれば良いわけでしょう。

※ 不良品DVD-R

 先週、パソ・ショップで25枚入り、2.300円くらいのDVD-Rを買ったですね。プリント面に「sky」のロゴがある。いわゆるノンブランドと言って良いんでしょうけれど、x4倍速までオッケーみたいなことが書いてある。
 それを東芝のRDで焼いたら、エラーメッセージが出まくる。一度としてまともに終了したことは無いが、これまでは、エラーメッセージが出ても、きちんと焼けていた。

 それで、何処でも話題にならなかったけれど、実は先週の金曜日だったのかな、日テレの夕方のニュース番組で、長野県議会、県政会の政務調査費のレポートを放映していたんです。10分もの長いレポートでして、実は全然知らずに、ただいつもの癖でニュースを録画していたら気付いた。何で今頃なのかさっぱり解らないんですが。
 それはともかく、それを抜いて康夫ちゃん関係専用のRAMに入れようとしたら、すでに一杯になっていたので、一端RDに追い出して、Rに焼こうとした。なんと、3枚続けて失敗。最後のファイナライズに近づくと転ける。たまたま一枚、同じくノンブランドだけど他社製のディスクが一枚残っていたのでそれでチャレンジしたらうまく行ったけれど。ロット不良だろうか。続けて焼いたらまた失敗したので、まだ10数枚余っているけれども諦めた。

※ ジェンキンスさんの身の上

 ジェンキンスさんの年齢を考えると、老い先短いのに軍法会議は嫌だというのも当然の話で(しかし我が儘な人だ)、一方で、アメリカには渡しませんとか確約すべき問題でも無いんですよね。
 これは言ってみれば、よど号の乗っ取り犯がヨーロッパから拉致されてきた女性と結婚したようなものです。それが、女房が帰国できるから、旦那もそちらの国へどうぞと言われて、日本政府がはいそうですか、と言える筋でもない。この例えのように、ジェンキンスさんはテロリストじゃない、という意見もあるだろうけれど、戦争中に敵側に逃げたということは、とんでもない利敵行為ですから。ジェンキンス氏が逃げたのは、一応休戦中なんだけど、軍法的には、戦時下として裁かれるし、彼はその後、反米のプロパガンダ映画にも堂々と出ている。そんな人物を老いたという理由だけで、一切、自国の法を介在させることなしに無罪放免に出来るはずも無いわけで、説得方法としては、これは軍法会議は避けられないし、それはアメリカ政府への引き渡しと収監を意味するけれども、貴方が牢屋に入ることは無いよう全力を尽くすし、それは可能であると、小泉さんは言うべきだったんです。

※ ノルウェー軍車両にロケット弾、兵士1人死亡 カブール

 米軍の精鋭はイラクへ抜かれたし、マスコミもイラク派遣記者のサポートで手一杯ですから、アフガンはもう全くのブラインドゾーンと化してしまっているんですよね。
 バグダッドで記者が身動き取れないのであれば、せめてアフガンに派遣して、どういう状況なのかレポートを送って欲しい。

※ Winny弁護団への支援金、1000万円を突破

 そんな金があるんならきちんと商品を購入して欲しいものですが。Winny(これをP2Pと置き換えても良い)って、全然新しい技術じゃないじゃん。個人のHDDとはいえ、一つあれば済むものを、不必要にいろんなHDDにファイルを置きまくるし、それをやりとりするために膨大な回線負荷をネットワークに強いている。こんな時代錯誤なシステムがありますか? 匿名性に拘る余り、その他の全てに膨大な犠牲と無駄遣いを強いて、ネットワーク・リソースの有効利用に真っ向から反する仕組みになっている。
 著作権がどうのこうのと偉そうな主張をする前に、せめて万人の所有物であるネットワークに負担を掛けないシステムを開発して欲しかった。
 時代はP2Pへと主張する人々がいるけれど、こんなはた迷惑な思想を普及して欲しく無い。

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2004.05.24

学習効果の無いマスコミ

 外交交渉を世間やメディアから一切隠蔽して展開することが出来たら、グーテンベルグ以降の戦争の半分は抑止できたんじゃないかと思うのですが、国中が朝から晩まで「失敗だ、失敗だ」と連呼していると、こりゃもう北の思うつぼですよね。失敗したということは、小泉さんも認識しているだろうから、次の展開を待ちましょうよ。今怒ったからと言って、何がどうなるわけでも無いじゃないですか。
 今朝、各紙の世論調査結果が出ていますが、れいによって国民一人が冷静というのは皮肉なことです。出来ることと出来ないことの区別が付くのは、国民だけだったというわけです。

* しかしマスコミも酷いなと思うのは、今回もまたまんまと北の情報操作に引っ掛かって、事前に、何人の情報が明らかにされるとか、テロ朝みたいにあろうにか誤情報のテロップを流したり、臨時速報を出したりしたコラムニストとかいらしたわけですが、この人たちは全然懲りないんだね。
 前回も散々、北がディス・インフォメーション作戦を繰り広げて、日本国内の期待感を煽って、ど~んと突き落とすことに成功したと、マスコミ自ら分析しておきながら、今度もまたけろっと忘れて、情報操作に引っ掛かるんだもの。あなた達、マッチポンプやるんなら、きちんと自分で火消しして欲しい。

* ところで、あの子供たちは、北ではエリートとしての扱いを受けていましたから、結構な教育も受けていたんですね。今更総連系の学校に行くわけにもいかないから、半年かそこいら家族と暮らしたら、韓国に留学させて、学校だけは、きちんと出させてから、日本に再訪して頂くというのはどうでしょうね。
 中途半端な教育のまま、日本語を覚えさせるという理由で、中学校とかに編入させるのは気の毒なことだし、いずれは独立して働かなければならない。現状のままでは、せいぜい出版社の翻訳くらいしか就職先は無いでしょうから。

* 昨日のテロ朝サンプロを見ていたら、田原(太鼓持ち)総一朗が、重村さんが淡々と喋っている途中にキレて怒鳴り始めるという、まあいつものパターンがあった。いつまでテロ朝は、こんなボケ老人を使い続けるんだろう。
 それに、平沼さんですか、この人、総裁レースにいるらしいんだけど、ペルーのフジモリ氏が日本国籍を持っていることをして、「姑息にも」などと言う。この人はその前のCXの報道2001にも出て同じ内容のことを喋り、その時には、「巧妙にも」と言ってらした。仮にも友好国の元首を務めた人間を捕まえて「姑息」などと無礼な言葉を使うような不見識な男は政治家失格です。

※ CDG2で崩落事故

 昨年出来たと言っているからターミナル2のホールEでの事故らしいんですが、ターミナル2って、私は割と好きでして、基本は継ぎ足しなんだけど、将来設計を見越しての継ぎ足しなものだから、単純な作りなんですよ。迷う心配がない。ただ、サイバーなデザインなので、確かに無理して作っているかも知れない。この頃のヨーロッパの空港の流行は、天井から採光するために、総ガラス張りに近い作りなんですよね。中でも特にCDG2のサテライトは天井が高く明るくて気持ちいいですね。
* フランクフルト空港なんて、あれ継ぎ接ぎだらけでRPGのダンジョンですからね。いつまで経っても中央部分は変わらないし、あの雑然とした雰囲気が好きだという変わり者もいるけれど、でも椅子が全然足りて無いじゃん。

* 昨夜チャンネルを捻っていたらCXでモナコGPをやっていましたが、この時期にコートダジュールに行くと、カンヌとモナコGPをセットで楽しめるんですね。ただ、あの人たちは何処に泊まるんだろう。ニースからあの危ない道路を毎日通うんだろうか。

※ 年金未納の筑紫哲也キャスター、24日から復帰

 無節操な人だ。別にこんなことで番組を休む必要は無かったと思うけど、要するに、視聴率が下がったってことだよね。それで番組的に、早めの復帰となった。
 アメリカでも、ダン・ラザーみたいに70歳過ぎた爺さんが居座っていて、そう言えば彼の前に、アヤトラ・クロンカイトという怪物もいたけれど、筑紫さんも田原総一朗も、そろそろ若い世代に道を譲るということを考えて欲しいですね。政界の世代交代を呼び掛けるなら、まず塊より始めよですよ。

※ 財務相「原油高、回復段階の日本経済に影響」

 ここの所、原油価格は乱高下しているんですが、基本的には、サウジの増産が効いて来ますから、通年で見ると、常に下げ圧力下にあります。アメリカの大統領選が終わるまでは、増産に励んで協力するというのがサウド家の方針ですから、日本経済に影響を及ぼすほどの高騰は無いでしょう。
 それで、この財務相の発言は、アメリカ向けなんですよね、「話が違うじゃないか?」と。早速、サウジは増産に入ることを明言しましたが。

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2004.05.23

成功に繋がる失敗

 土曜、お昼過ぎ、長男を連れて丸井屋上。異様に寒いせいか、子供たちもまばら。雨が降ってきたので、地階に降りて京たこ焼きを買って帰る。店員が京言葉で応接してくれるとは思わなかったが、中国人の青年だった。今時、ピッキング盗でもやれば時給はこの10倍にはなるだろうに、なかなか見上げた青年だと思う一方、ひょっとしたら夜は別の貌かもと思ってしまう所に、今の日本社会の中国人留学生に対するもやっとした不安と病理がある。
昼の日朝会談が終わったというニュースが伝わってから、ずっとテレビに齧り付く。ただし、ニュースにはたいして興味が無かったので、スカパーPPVでフルメタ!1話~12話 を見る。いや凄いアニメだ。

※ 家族5人帰国

 成果としては、最もミニマムなレベルに留まりましたが、ま、こんなものでしょう。ただまあ、これだけの結果を得るために、首相訪朝という最高のカードを切ってしまったのは、後々においても批判されるでしょうね。切り札を安売りしたと。
 外交交渉として勝ち負けを言うなら、これは金正日の一方的な勝利です。彼は最小の手駒の放出で最大の利益を得た。私は、ビジュアルな成果に拘る小泉さんの悪いところが出たなと思っているけれど(カメラ映りが全てのどこぞの県知事みたい)、最終的な成果を得るために、北朝鮮との外交パイプを維持することを優先して、日本がやむなく折れた結果だろうと認識しています。下手を打ったなとは思うけれど(よど号ハイジャック犯の引き渡しはどうなった?)、先のある話だから、強く批判する気にはなれない。私は、北との関係は放っておけと思うけれど、家族にしてみればそうも行かないから、政府も辛いところでしょう。
 ただ、状況をちょっと拙くしたなと思うのは、北側は、今後、「俺たちは家族も帰してこれだけ譲歩したじゃないか?」と強く出られるけれど、日本側にはしばらく強く出られる状況は無いんですよね。

 死亡扱いされた家族としては、何の成果も無かったと言って良いけれど、次は、北がいつ、死亡扱いの被害者に関して、情報を撤回するかですよね。参院選はもう目前ですから、(これを挽回する)次の小泉さんのウルトラCは、投票日直前に、北から「実は生きていたことが解った」という言質を引き出すことです。それが果たして可能かどうか……。
 ジェンキンズさんの説得に小泉さんは失敗したらしいけれど、これは曽我さんの情熱に掛けるしかない。日本が、ジェンキンズさんと娘を拉致被害者としてカウントし続ける限りは、北にとってこの家族はお荷物になるわけで、彼らが日本へ行くことを少なくとも妨害はしないでしょう。だからあとは、曽我さんの説得如何の話になる。
 本当に、まだまだ長い道のりの途中ですから、一喜一憂せずにねばり強く交渉して貰いましたょう。
 報道は各社「帰国」とか「祖国」とか言っているけれど、これは帰国でも祖国でも無いんだよね。彼らにとっては日本は全くの外国、それも敵国ですよ。彼ら彼女らは密かに日本人としての気構えを教育されていたわけでもないから。家族が供に暮らせるという当たり前のことが実現されるけれども、彼らが日本社会に溶け込むには長い時間が必要でしょう。
 でも、現実というのは残酷ですよね。ああやって、幸せを回復できる家族もいれば、何一つ原状回復を得られることなく、希望だけ持たされて時間だけが経過していく家族も一方では残されるわけですから。

※ 「華氏911」にパルムドール

ヨーロッパのブッシュ嫌いも深刻ですね。そんな内容だとは思えないけれどなぁ。

※ 田中康夫、中抜きで収入減らし

 本来なら、先日の高額納税者発表で、田中康夫の名前も出るべきでした。ちなみに、この高額納税者の発表というのは、国が侵している数々の国民のプライバシー侵害の中でも最も深刻で重大なものです。他人の懐に手を突っ込んで、あいつの稼ぎはいくらいくらと、まるで懲罰か何かのごとく個人の固有名詞を大々的に公表するのですから。国税庁はいつまでこんな人権侵害を続けるつもりだろう。

 それはともかく、康夫ちゃんの稼ぎを類推すると、間違いなく名前は出るはずです。それはもう、高額納税者リストに名前が出る最低収入ランクから、知事のサラリーを引いた後の金額の中に、ラジオ、テレビ、原稿料は全く納まり切らないのですから。逆算して行けば簡単に、稼ぎの誤魔化しがあることは解る。
 ではなぜ名前が出ないか。実は知事のメディア活動を取り仕切っている人物がいるわけです。サイトに堂々と、知事の出演を仕切っていると掲げている。この人は、長野県のいわゆるソフト利権にもありついている人で、どうやら康夫ちゃんはここをプロダクション扱いとして、稼ぎは一端ここへ消える仕組みにしているらしい。

 さて、先日の接待疑惑調査の委員会が、接待疑惑にまみれた事件ですが、これは、金の支払いに関して、経緯はどうだったかを解明する必要があるでしょう。なぜならこれは昨日書いたように、公選法や政治資金規正法に抵触する恐れがあるから。

大事なことは、
1.精算に関して、どの時点でいつ、誰がどう言い出し、切りだしたのか?
2.松葉謙三弁護士の「後援会から払いますから」という発言はどの時点で出たのか?
  また、彼は誰とどういうやりとりをした後にこのような発言をするに至ったのか?
3.田中康夫が、何の説明も無しに払おうとしたことを松葉弁護士がフォローしたわけではないのか?

 というのは、この松葉弁護士というのは、長らく行政のオンブズマンをしてらしたから、どういう行為が、公選法に抵触するかは、弁護士の中でも詳しい方でしょう。むしろこれまではもっぱらそれを追求する側だったはずです。
 彼はたぶん、ある時点で、この出費は拙いぞ……、と勘づいたはずです。それが、3月17日の食事中のことだったのか、それとも彼は他にも、長野県の要職に就いていますから、いつかの時点で、そういう支出のされ方があることを知り、こりゃ拙いということを知ったのか、そこがとても重要になって来る。
 康夫ちゃんは今頃、メーリング・リストで、口裏合わせに励んでいる所かも知れないけれど、何しろ、メンバーの半分は、内部告発で名を挙げた人々だから、情報は直ぐ漏れて来るでしょう。

 いずれにしても、これは議会と地元のメディアがタッグを組まなければ駄目ですよ。神奈川県では、議会が検査特別委員会、いわゆる98条委員会を作って、ガンガン松沢知事を責めました。長野県議会では、てっきり先の旅費不正支給で、百条委員会が作られるものと思っていたのに、あんな露骨な不正受給ですら県議会は動かなかった。確かに東京のメディアの田中康夫翼賛体制は酷いけれど、そこは県議会も筋を通して、自分たちで追求するという姿勢を明確しないと駄目でしょう。
 片っ端から委員を呼び付けて、心ある東京のメディアに、「接待疑惑追及委員会に接待疑惑?」の大文字を躍らせてやりましょう。

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2004.05.22

田中康夫、疑惑続々

※ 政治資金規正法違反の恐れ

 田中康夫後援会は、二つあります。ありました。一つはペーパー団体みたいなもので、これは再選挙後に解散した、ということになっている。まだ続いているという噂もあるから、真相のほどは解らない。政治家の後援団体なんてものはおおよそそんなものです。幽霊団体が多い。
 ところで昨日の時点では、どちらの団体からこの懇親会の支出が為されたのか判然としなかった。公には、残った団体は「しなやかな信州をはぐくむ会」ひとつだから、ここから出たのでしょう。昨日私は2ちゃんねるの康夫ちゃんスレで、「お前はしなやか会からそれが出たと断言できんのか?」と虐められたんだが、産経が今朝の長野版で、その事実を確認してくれました。有り難う産経新聞! 産経はこう書いています。

【 しかし、「しなやか会」は、海外での五輪招致活動に深くかかわって、当時は“ミスター長野”とまで称された長野市在住の経済人が副会長を務めている。醍醐氏はこの点についても、県調査委の公正、中立性に疑問を投げかけている。】

 ミスター長野が、くだんの疑惑の渦中にいる人です。
 不思議なことが一杯あって、県は依然として、「県は一切関与していない」(県経営戦略局)と、同じく産経の記事では言い張っている。一方で、しなやか会の方は、「現在は専従の事務局員がおらず、回答できない」と支払いの事実を公には認めていない。
 これはなぜか? つまり、これはどうも政治資金規正法や公職選挙法に抵触する恐れがあって、県はそれに巻き込まれることを恐れているし、康夫ちゃんもそれを考えて、この会合のことを一切スケジュールに載せなかったのでしょう。委員の一人は、長野県民ですから、これは県民への饗応に当たる可能性もある。たぶんこれまでも、この手の宴会に後援会からの支出がなされていたはずで、収支報告書の解明が待たれる所ですね。

 あと、私はこの委員の人たちに言いたいけれど、長野県だって東京事務所があるじゃないですか? 平河町の赤プリの隣で利便性この上無し。そこに集まれば良い話。たった一回、顔合わせで会った後に、一ヶ月間活動を休止して、その後、知事さんの接待で宴会というのはどういう神経なんでしょう。不正を糺すための委員がろくな仕事もせずに、権力者の懐柔策にまんまと乗り、その不正に嵌ってしまっている。
 この人たちは、いったい何をやる気だったのでしょう。単に田中康夫に乗っかって名前を売ること以外、興味が無かったのだろうか。この委員会はこのまま自然消滅するでしょうが、解散は一寸待って、議会で特別委員会を作り、彼らを一人残らず参考人招致して貰いたい。
「県民の願いに応えられるものを報告することが大切。多くの委員は大変な倫理観を持って(調査を)行っているから、懸念は当たらない」信毎

 彼らには一寸の倫理観も無かったことが、この一件で暴露されたわけだが……。

* 明日は、康夫ちゃんの稼ぎの絡繰りに関して書きます。
  なお、今日中に、康夫ちゃん頁を編集します。

※ 頓挫した長野出勤

 来週の康夫ちゃんの日程です。

5月24日(月)
=塩尻分室=
5月25日(火)
=塩尻分室=
5月26日(水)
=塩尻分室=
5月27日(木)
10:00~ 特別会議室 部長会議
5月28日(金)
13:30~ 都内 関東地方知事会議

 ちなみに月曜日の夜はTBSラジオのバイトですから、来週、県庁にいるのは、木曜日だけですね。それも金曜は午前の予定が入ってないから、木曜の夕方にはもう新幹線に乗って東京へバイト行きかも知れない。
 御用学者を連ねての住民票の検討委員会が終わった途端にこの体たらくですよ。実際、泰阜村から長野へ通うなんて、東京のテレビがいる時以外は全く無理なんですから。
 いや、田中康夫はどこにいたって何も仕事していないんですから、彼がどこにいようが彼の勝手です。県政には何の影響もない。その内、東京分室や軽井沢分室が出来るでしょう。でもね、この人の仕事してますというパフォーマンスのために、部下が塩尻に呼び付けられるわけです。幹部が毎日、資料を持って塩尻まで通うわけです。交通費等の金銭の問題じゃない。単に、人材の無駄遣いでしょう。長野県民は、県庁の幹部を半日電車や高速バスに載せておくために税金払っているわけじゃないでしょう。
 新聞も議会も、こんな出鱈目は徹底して叩かなきゃ駄目ですよ。

※ 小泉出発

 朝起きたら、花曇りで且つガスった羽田を離陸して行くシーンがテレビに映っていたけれど、この交渉を暗示するようなシーンでしたね。ただ、アホな代表女性記者が「期待して良いんですね!」と最後に迫ったのはどうかと思うが。
 外交交渉というのは、一瞬で決まるものじゃないし、ただ一回の交渉の成否を持って国内世論が左右されるとしたら、それは相手を利することはあっても、こちらの外交上の利益にはならない。長い道のりのまだまだ途中にいるんだという冷静さを持たないと。
 われわれの最終目的は、北にべったりとする韓国をいかに御して北朝鮮のレジューム・チェンジを鉄砲使わずに成し遂げるかなのですから。2200万の国民を、あま収容所から解放することです。

あと、日本国民にとっては、核はどうでも良いわけです。ただ世界的には、核そのものも問題だし、ミサイル技術を含めて、そちらの方が大きな問題だということを忘れるわけにもいかない。百人単位の特定失踪者まで含めれば、われわれはまだ、富士山へ向かう登山バスの車中ですよ。

 小泉さんは、笑顔は見せないとか、握手は片手でとかくだらんことに拘っているらしいけれど、ここは余裕を見せて笑顔でもって、「いやぁ、別にうちらおたくと国交を結ばなくても構いはしないんだよ。国民が拉致拉致と煩いから来たけどさ、別にあんたの国のことなんてどうでも良いんだよ。米遣せ? ああ、古米なら余っているから、好きなだけ取りに来てくれ。でもキャッシュだよ、偽札じゃないドル札でね」と嘯いてやれば良い。

※ 今週、気になったニュース

 六本木の再開発事業がいよいよスタートしたというニュースがありました。
なんて馬鹿なことをしてくれたと思いますね。国民の財産である公有地を二束三文で売って、平均的所得の国民には無縁なマンションだのホテルだのブティックだのを入れるんですから。
 私は、「東京にセントラルパークを!」と訴えているけれど、あの面積はつくづくもったいない。もし東京にセントラルパークがあったら、都会人の生活にとてもない潤いをもたらすだろうにと思いますが。NYやロンドン辺りに行った人間でないと、公園の偉大さって解らないからなぁ~。どうだろう、修学旅行を廃する代わりに、高校生程度の年齢になったら、国が金を出して欧米の都市計画の研修旅行に行かせるというのは。もう南京大虐殺記念館は良いよ。戦争の悲惨さを学ぶ前に、子供たちが知るべきことは山程ある。

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2004.05.21

調査委員会を調査するための~

※ 長野県調査委員辞任
まず、下記から。
【4月10日(土)(中略)諏訪地域のCATVとして世帯加入率100%を誇るLCVの特設野外スタジオでインタヴューに答える。黒曜石を求めて縄文時代、各地から人々が集う交易地として栄えたと思われる和田峠の麓で山出しされた御柱の壮大さを語り、美麗なる清水県議の奥様から、私、隠れ田中ファンなんです、と言われちゃいました、と何気で最後に付け加える。】SPA!ペログリ日記006号より

 実は、ここにある、清水長野県議の奥様の発言を巡って、そういう事実は無いと県議が経営戦略局を通じて知事に抗議していた件で、康夫ちゃんからの謝罪があったらしい。
↓ 下記が清水県議のサイトです。
http://www.yanbo.jp/

 ペログリ日記には、この手の、ご婦人方から「親愛の情」を告白されたとか、昔ペログった相手と多数どこそこで「邂逅」し、という話が山程出てきますが、そのほとんど全てが、ご本人の妄想に過ぎないことは、古くからの康夫ちゃんヲッチャーにとっては既定のことですが(所詮、性愛を売りとする物書きのホラ話。目くじら立てるよなことではない)、でも政治に絡んでこんな嘘書くのは拙いだろう、康夫ちゃん。

※ 醍醐委員、辞任を表明 「長野県」調査委員会

 これはとても重大なニュースでして、まず長野を離れて、東京都議のスキャンダルに発展する恐れがある。
 主に長野オリンピックの帳簿疑惑を解明する目的で、「長野県」調査委員会というのが出来ました。何で「長野県」が「」で括られているかと言うと、長野は「信州県」に改称したらしいというアホな理由からですが、これに名を連ねているのは、下記のメンバーです。

委員名簿
松葉謙三 弁護士・全国市民オンブズマン連絡会議元代表幹事
喜多村洋一 弁護士
醍醐聡  東大大学院教授(財務会計論)
後藤雄一 東京都議 世田谷行革110番代表
黒木昭雄 ジャーナリスト・元警視庁警察官
岩瀬達哉 ジャーナリスト
大塚将司 ジャーナリスト

 ことの発端は何かというと、この委員会の初会合は、2月の27日に開かれました。場所が、長野だったか、東京だったかはちょっと手元のスクラップでは解りませんでした。この席上、委員会の会長に、大塚@日経氏を選んでいる。事務局長に松葉氏。
 それで、醍醐教授が怒ったのは公表されている所では3点あるらしい。

1.知事は連絡のためと称して、自ら、自分も含むメーリング・リストを立ち上げた。
2.会合の酒席代を、知事の後援会から支出された。
3.調査委員である二人、大塚氏と、弁護士の松葉氏が県の非常勤特別職になり、各月額20万円の報酬を受けている。
 よって、委員会の独立性が保たれないものと判断した。

 これはどれをとっても無茶苦茶な話でして、まずメーリング・リストの話は、これは監視ですよね。自分もメンバーのグループを立ち上げるのですから、それはもう「調査」の意味が無いでしょう。この委員会は必ずしも前政権時代の帳簿疑惑だけを調べるわけではないのですから。
 大塚氏と弁護士先生の特別職の話にしても、月20万円も払うのは、事実上の雇用関係ですよね。こんなことを、弁護士はともかく、よくジャーナリストの大塚氏が了解したなと思いますね。
 それで、2番目の酒席です。

 これは不思議なことに、実は県のスケジュール表には全くありません。経営戦略局は、これが私的なものか公的な集まりだったかは解らないと、言っているらしい。
 私のスクラップにある県庁の公式発表では、前後の日程は以下です。

*3月16日(火)
  8:30~ 特別会議室 部長会議
*3月17日(水)
  9:00~ 知事応接室 人事活性化チーム打合せ
*3月18日(木)
  9:00~ 知事室(1F) 産業活性化・雇用創出推進局打合せ
  10:00~ 西庁舎301 市町村交流職員自治ゼミナール
  13:00~ 知事室(1F) ソフトブレーン 宋氏
  13:30~ 〃 社会部打合せ

 つまり、東京にいたとすら書いていない。

中日新聞ではどうか?
*知事の1日
 17日 終日、人事活性化チームなど打ち合わせ

 ↑たった一行です。

ペログリ日記ではどうか?
【3月17日(水)
 前週の本会議一般質問を終えて県議会は委員会3日目。その昔は「『脱ダム』宣言」の撤回を願う県議諸氏から土木委員会への出席を求められたが、昨今は噸と御無沙汰。代わりに部局長が質問攻めに。終日、庁内で打ち合わせ。
「週刊文春」3月25日号が販売差し止めの仮処分決定を受ける。】

 ここでも、前後の日付を読んでも、東京にいたとは一言も書いていない。

 それで、この人たちの初会合は、2月の27日に開かれました。次がいつだっかは知らない。とにかく、3月の17日に、東京で宴席が設けられたわけです。知事を含めて8人が集まったそうなので、全員が出席したのでしょう。懇親会費用は八万円余で、一人頭1万円ですよね。接待と考えればそんなものでしょう。でもそれをいざ支払う段になって財布を出そうとしたら、事務局長の松葉弁護士が、「それは知事の後援会から出ますから」と遮ったという。松葉弁護士はひょっとして知事の後援会とも繋がりがあるんでしょうか?
 この委員会がターゲットにしているオリンピック帳簿疑惑の核心にいるのは、言わずと知れた、知事後援会の大物であり、県経済会の大物、吉田@アポロ氏です。いくら何でも、委員会の初会合から一ヶ月も経てば、この人たち、帳簿疑惑の裏事情くらいは知るでしょう。固有名詞は出さないけれど、その裏事情を委員にブリーフィングして歩いた人もいる。
 にも関わらず、この連中は、その代金が知事の後援会から出ると聞いた時に、疑問に思わなかったのか!? 
 岩瀬達哉、この人は、今日本で一番年金問題に詳しいジャーナリストです。年金問題で引っ張りだこですから、そもそも彼は、こんな委員会に首突っ込んでいる暇なんか無いんです。この人は、そんな絡繰りの中で飲み食いすることに疑問は持たなかったのだろうか?
 日経の大塚将司と言えば、数々のスクープを飛ばし、最後は日経の経営陣と差し違えたジャーナリストの鏡のような男ですよ。それが、こんな無茶苦茶な状況で、知事から月20万の小遣いを貰って、「知事に任命されている以上、(委員会は)県から独立してはいない」などと馬鹿げたことを言っている。貴方はもうジャーナリストとして筆を折りなさい。そんな肩書きを掲げる資格は無い。
 黒木さんだってさ、警察の食料費疑惑を暴いてきた人じゃん。それが何ですか? この体たらくは。東京都議の後藤雄一、彼はついこの前、どこかの都の建物の冷蔵庫にアルコールが入っていたことをちまちま追求していた。貴方の倫理感では、都政下のことは許せないが、地方のことはどうでも良いのか? 行革110当番なんて偉そうな看板は引っ込めてくれ。

 余談ですけれど、この件でいろいろググってみました。やり方は、「長野県 黒木 醍醐」という風に、「長野」と、あと委員の固有名詞を適当に入れると一杯出てきます。たとえば下記を見て下さい。

房総地域研究所
http://www013.upp.so-net.ne.jp/bosoken/domoto017.html
女性大分
http://www.josei-oita.jp/06.html

 いろんな地方で、「長野の田中康夫知事は、こんな凄腕所を揃えて、不正を追及しようとしている、それに引き替え、我が県は……」、という調子です。つまり全国的には、そういう受け止め方なわけです。この人たちは、たぶんその委員会がどんな体たらくにあるかは興味を持たないし、田中康夫の目的だって、ただ単に、雛壇に有名所を備えて全国ニュースにすることにしか興味が無い。実はその委員だって、そのインナーとして、某かの役得に預かることしか眼中に無かったというわけです。
 長野県議会は、早急に、この委員会を調査するための委員会を作るべきだ。私が、新幹線自由席代の実費経費で委員に立候補します。大塚将司をその席に呼び付け、公衆の面前でハリセン振り回して、恥を知れ! とひっぱたいてやる。
(*なお、本日中に、この項目は、超久しぶりに康夫ちゃん頁に追加します。誰でも艦他人参照できるように)

※ 米軍空爆で40人超死亡、衛星TV「誤爆か」 イラク

 これはシリア国境で、たぶん国境越えのテロリストを警戒していたアパッチ・ヘリのロケット弾攻撃に晒されたのだと思うのですが、今週放映されたスカパーAXNの、ザ・エージェンシー2に、似たような話がありました。芥子の栽培王でもあるアフガンの偉いさん(カルザイにそっくり)がCIA本部を訪問中、テロリスト集団が、山岳地帯のある家に集結中という情報が入る。でそこを爆撃するんだけど、その場にいたのは女子供と、その偉いさんの麻薬ビジネスのライバルの家族だけだった。テロリストなんて一人もいない。すわそいつが偽情報をアメリカに掴ませて、ライバルを潰させたんだな、とCIA幹部は激怒するんだけど、実は裏があって、その情報がCIAの耳に入るよう仕組んだのはイランで、目的はその偉いさんを失脚させることだった……、というオチです。
 恐らく、この情報をアメリカに遣した連中は、国境地帯の警備をうざったく感じていた連中だろうと思う。

※ テレビ朝日の女子アナ2人(含む岡田洋子)が結婚することが20日……。

 くっすん。残るは川瀬真由美一人か。

※ あいたた(>_<)

 栃木での突入ですが、テロ朝だけが撮ったビデオに凄まじいシーンが映っていた。閃光手榴弾が、なかなか部屋に入らないわけですよ。たぶん三発目がやっと部屋に入った。
 何と一発目が投じられてから、突入するまでに6分も掛かっている。そもそも何のためにスタン・グレネードなんか使ったんだという話。ただ押し入るために、拡声器を持って、「突っ込むぞ!」と怒鳴っただけじゃん。ま、閃光手榴弾を使って見たかったのでしょう。
 これは、たぶんSATじゃないんだろうな。神奈川県警なのか栃木県警の機動隊だったのか。

 それで、まず一発目はどうなったかと言うと、梯子の下の方から投げたらしいんだが、それが窓どころか、頭の上の梯子にぶつかってころころ落ちて来て、投げた隊員の目の前1メートル以内で爆発する(必要とする全長以上の梯子を利用すること自体がそもそも非常識)。もっと悲惨だったのは二発目で、その隊員なのか別の隊員なのか、気を取り直して二発目を投じようとしたら、操作を誤ったらしく、手の中で、何かを捻るような動作をした瞬間に爆発した。たぶんあれは、指の骨を何本か折ったはずです。結構酷く砕けたに違いない。警察はみっともないからあの時の負傷は公表は出来ないはず。
 気の毒なのはその梯子の下の方に取り付いていた隊員で、愚かにもヘルメットのバイザーを上げていたせいで、ひょっとしたら彼、網膜に負傷したかも知れない。
 あのビデオをコピーして、全国の警察に配布すべきだと思う。素人に武器を持たせるのは自殺行為だなとつくづく思った。

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2004.05.20

いつまで続く、この戯れ言政治

※ 新潮45「現地独走スクープ! イラク人質事件犯人グループ直撃 「三人は立派に任務をこなした」渡辺也寸志

 渡辺也寸志さんがどうのこうのという前に、「新潮45」と言えば、オウム、世田谷一家惨殺事件で、一橋文哉という、毎日の記者集団と言われているけれど、まるで見てきたような嘘をドキュメンタリーとかスクープとか銘打って載せて来た前科バリバリのフィクション雑誌でして、言っちゃ何だけと、楽しく読める物語という程度にしか思えない。

※ 横田めぐみさん、金正男の教育係?

 産経は今日スクープ扱いなんですが、別に真新しい情報じゃないんですよね。ただ私はガセだと思っています。

※ バンダイビジュアル、DVD「トップをねらえ2!」を9月24日発売

 なんだかキャラのイラストを見るとあまりにも今風で中年@オヂは全く萌えられない。

※ 警官隊が突入、組員と女性は拳銃自殺…立てこもり事件

 実はこれ報道が錯綜していて、すでに死んでいたという情報もあれば、女性を撃ったのがいつ誰かもはっきりしない。たぶんこれから神奈川県警と栃木県警の責任のなすり合いの泥試合になるのでしょう。
 あと、人質の女性は22歳ということですから、愛人では無いんでしょうね。ちょっと訳ありの人だったのでしょう。

※ 日テレ同行拒否問題

 そんな重大な情報だったのであれば、そもそもどうして政府から漏れたのか? ということの方が圧倒的に重大だと思うんんだが。

※ 長野市行政訴訟へ

 四街道市に乗り込んで合併反対のトークショーを開いた件ですが、住民投票では、「反対」という結果が出たようで、これは私は当然だと思いますよ。第一に、こんなもん投票すれば、よほど貧乏な町村でないと、「賛成」の結果が出ることはまずないでしょう。一方で、四街道市が千葉市と合併するメリットがあるかと言えば、何も無いですよ。そもそも、この合併は、地方の郡部の体力の無い所を合併させて、行政サービスの効率を上げることが目的であって、こんなもの都会でやることには何の意味も無い。ただ合併特例債を消化したいがための合併と見られても仕方ない。
 四街道市の人口は8万人。余所を吸収合併するならともかく、これだけの人口を抱えていて、千葉市に吸収合併される必要なんて何も無いでしょう。
 ただ、私は地方に於ける合併は強固に速やかに進める必要があると痛感しています。

http://www.tbs.co.jp/uwasa/20040516/genba.html
 日曜日にTBS系列で放映された、「噂の東京マガジン」を見たんですけれど、これは酷い話でして、上のURLをクリックして貰えれば出てきますが、三重県の紀勢町での出来事です。使う予定も無い新庁舎を12億円も使って建てた。工事には町長の土建会社が関わっている。
 紀勢町と言うところは、町税収入が52.341円なのに、一般会計予算は、651.623円だそうで、12倍の予算を組んでいる。それでこんな無駄遣いをバカスカやっているわけです。こういう出鱈目が、この半世紀、日本中の地方で繰り広げられて来たわけです。
 この人たちに自助努力を求めるのは無理ですよ。村社会では浄化作用も働かない。だったら、人数を増やして、ちょっとでも衆目の監視の輪が広がるようにするしかない。人数が増えれば腐敗の芽も増えるけれど、それを正そうとするモーメントもそれだけ働きますから。

 週刊現代がこの康夫ちゃんと堂本知事の鞘当てをして「どっちもどっち」と書いていますが、タイトルとは違い、記事の中身は相変わらず康夫ちゃんべったりです。
 それで、最初、彼は、「堂本知事が電話して来て文句を言った」と述べた。堂本知事がそれを否定すると、今度は、先週のラジオで、わざわざ長野では流れていない時間帯に、「副知事に電話して来た」と述べた。それが週末の記者会見になると、「千葉県の副知事が長野県の副知事に抗議の電話を掛けてきた」とまでトーンダウンした。
 最初から狙った発言で、出鱈目をぶち上げて、もうその情報は訂正しようが無いほどに流布された後で、少しずつトーンダウンしてゆく。いつもの手法ですけれど、何しろこの人はサイコパスですから、自分がいかに汚い手口を使っているかの認識が全く無いんですよね。せいぜい、豪腕小沢を真似てメディアを操っているという程度の満足感しか無い。

※ 知事住所「泰阜」なら行政訴訟の意向 長野市長

 御用学者を集めての税金の無駄遣いの委員が出す結論ですから、初めに結論ありきで、そもそも委員長自ら、こんなこ言っている。
【そして委員長の土屋公献・元日弁連会長が最後に意見を述べ「一定以上の居住実態があれば本人の意思を尊重すべき」】SBC

 そもそも居住の実態が泰阜村な無いから問題になっているのに、この弁護士先生は一帯、何を持って「居住実態」と仰っているんでしょうか。
 しかも、これは長野のマンションを引き払うという行為によって、そもそも田中康夫が最初に掲げた、「自分が納めたい所に税金を納める」という目的がすでに喪失されたわけです。この部分は彼は一方的に敗北して、ただ自分の行為を正当化するためだけに、本末転倒なことに、住居を引き払うという、自分の理想に真っ向から反する挙証行為に出ざるを得なくなった。
 で、この委員会は、「納税」という肝心の部分は逃げまくって、住民票という矮小な部分に特化して話をしたようですが、長野市が起こす裁判では、当然長野市側は、納税という部分にフォーカスして、総務省の全面的なサポートの元に闘うことになるんでしょう。そこでは康夫ちゃんの御用学者なんてお呼びじゃないですから、結論は早めに出るでしょう。
 いつまで続く、この戯れ言よ、というお話です。

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2004.05.19

大谷昭宏に引導を渡す

※「在任中の日朝正常化」小泉首相が首脳会談で表明へ

【 小泉が辞めようと辞めまいと関係ないわけですよ。本末転倒なんですね、いろんなことが。何がほんとうに大事で何がどうでも良いことか。順番が間違えているわけですよ。たとえばこれだけ散々イラクで……(聴き取れず)、アメリカの靴舐めているんだったら、本当は一番のハードルであるアメリカに対して、ジェンキンズさんをどう扱うかと言うことを小泉さんは徹底的にやってそのハードルをクリアしてから行くべきなんですよ。それをだけど放ったらかして行くわけですよ。そのことが、お嬢さんと三人帰ってこないことが国民の世論の中にどう棘のように……】水曜テロ朝朝刊瓦版、6時08分勝ちゃん弁。

 ジェンキンズさんの件に拘るのはまさに本末転倒でして、全くどうでも良いことです。
 なぜなら、これは第一にアメリカの主権の問題ではあれど、今が最良の時の日米関係を考えれば、その時、つまり軍法会議云々の時点で片づければ良い話ですから。
 軍法会議の行く末としては、恐らくはMIA扱いの彼に対して、せいぜいが、年齢を考えて不名誉除隊が改めて言い渡される程度でしょう。そんなもん小泉がブッシュに電話一本掛ければ済む話。それどころか、外務省の北米課長がアーミテージに電話一本掛ければ済むでしょう。
 単に、アメリカは自分たちの主権の問題だということを明確にしたいから、今はしのごの口籠もっているだけの話です。
 問題は、前立腺癌が進行しているというジェンキンズさんと、日本政府が接触して、まあ一端アメリカ側に身柄を引き渡して、軍法会議に掛けられることになると思うけれど、そこはよしなに取りはからうから、われわれに全てを委ねてくれ、と説得できるか否か。つまり、アメリカがどう扱うか、アメリカとの交渉は全く些末な問題であって、より大きな問題は、日本政府が彼と接触して説得できるかです。

 それで、小泉政権が仮に、向こう2年くらい続くと仮定すれば、国交正常化も可能かも知れないけれど、そうするということは、この、人類史上で最も過酷な独裁政権の延命に日本が加担するということですから、私は誰それの政権内にというレベルの話には反対です。そもそも、一寸先は闇の日本の政界事情で、そんなことを約束できるはずもない。
 人質をそこそこ奪還できたら、あとはのらりくらり時間稼ぎして、政権の終わりを加速させるべきです。

※ 大谷昭宏に引導を渡す 7時半テロ朝朝刊瓦版

1,【 国民の象徴の人格を否定する動きがあった。これはどういうことか、国民の象徴の人格を否定するということは、天皇制云々はともかくとして、国民に対する重大!な背信行為ですよ! はっきりさして頂きたい。誰がどういう時に何を言ったのか。そうでなければ、メディアを通じたと言うことは、皇太子様は、こんな状態だってことを国民に報せようと思ったわけですよね。並みならぬご決意だったと思う。そのことはお帰りになった後もきちんと国民は受け止めていく、はっきりさせていく。メディアはその努力をすべきだと思いますね。】 大谷弁

2,【 あのね、たとえばこう置き換えてみましょう。自分の所の社長さんが、あるいは常務専務さんが外遊している時に、その不在時に、実はああだったこうだったと、秘書室とか部下が、べらべら喋ったら、帰ってきたら、この連中はたいへんな譴責を受けますよね。あるいは社長が直接話さないのに、社長はこう思っているんだろうと外に向かって勝手に記者会見で喋るとたいへんなことになりますよ。企業なんて成り立たないですよ。それやってんですよ。
 特に、天皇陛下が皇太子殿下のご発言をどう思ってらっしゃるか、われわれは本当の話、はっきり言って陛下が直接お話にならないと、信用できませんよ。それをですね、あたかもこう仰ったああ仰ったと本当はね、下の役人が喋るということ自身がかなり問題だと思います。】 勝谷

3,【 くわえてですね、今のわたくしたちの時代では無かった。と皇太子様が仰ったと、いうことを皇太子様がいない時に言ったと、社長が海外に出ている時に、あの、拙いことやっちゃったのは、われわれではなくて前社長の時代でしたと、あるいは前々社長の時代でしたと。そういうこと言う人間がいるか?―― 】 大谷

4,【 へっへっへ。社会通念としておかしいよ。】 勝谷

5,【 じゃあ、前社長と前々社長はどうなるんですか。結果、天皇陛下は、お二人をお招きになって事実関係を聞いてらっしゃると言うじゃないですか。一帯、今の宮内庁は何を考えているんだと。そもそもたいへんわたくしは不埒な態度だと思うんですね。】  大谷

6, 三反園氏が、宮内庁は雅子様のことを考えて……とぶつぶつ

7,【 年金問題もこの問題も、実は同じなんですよ。どういう奴らがこの国のシロアリが食い潰そうとしているか、ということを国民と、本当に大事なものとの間に、全部、変なものが挟まってそれが実はこの国の屋台骨を食い潰しているという現状を、トータルで、実は年金とこの問題は別じゃないということを考えて欲しいです、国民。】 勝谷

8,【 わたくしは、この国のあの役人支配ってのが、この国をどうしうよもなくしていると思っているんですけども、とうとうですねぇ、皇太子様までがそれを口にせざるをえないほど、役人がぁ、大手を振って不遜な態度で歩いている国になってしまったと。今回の皇太子様の発言に関しては、やっぱ、この、役人の傲慢不遜な国を、わたしたちが考えるきっかけにすべきだと思いますね。】 大谷

9,【 日本国の主は誰なのか! 】 と勝谷氏一喝。

* や、国民だと思うぞ。主権在民は憲法にも明記してあったと思うが。

 あたしの祖父は、昭和天皇の御真影を抱いて殉職したけれども、もし爺さんが生きていたら、絶句したと思いますよ。数百万の同胞を犠牲にしてアジアを焦土と化した戦争から半世紀も経ってみれば、何の反省も自覚も無い、脳天気に王制を賛美して、官僚機構を罵倒して良しとする、かつての軍部のような不埒な集団が、またぞろ現れて朝っぱらからテレビで、堂々とメートル上げて吠えているんですから。

1.「国民の象徴の人格を否定するということは、天皇制云々はともかくとして、国民に対する重大! な背信行為ですよ!」大谷

 ボケ爺さん、よしてくれ。この程度のことで、いちいち「国民に対する背信行為だ」なんぞとでかく出られちゃ、わてら国民はたまらん。こんなことで天皇制を弄んで欲しくない。

2.「自分の所の社長さんが、あるいは常務専務さんが外遊している時に……」勝谷

 勝谷センセ~、天皇制と会社組織を一緒にするのは、そら無茶ですわ。第一に、社長が不在の時は、留守部隊が顧客に対してフォローするのは当たり前のことで、それがなっとらんという理屈が成り立つなら、そもそも外遊を前にして、物議を醸すような発言をした社長に思慮が足りなかったということだ。
 それに、「社長はこう思っているんだろうと外に向かって勝手に記者会見で喋る」と、こういう事実は全く無いだろう。宮内庁だって、帰国したら話を聞かなければと言っている。皇太子の本音はこうだと述べた官僚はいない。

4.「社会通念としておかしいよ」勝谷弁

 第一におかしいのは貴方の社会通念であり、第二に、そもそも天皇制に社会通念など通用するわけも無し。

5.「わたくしは不埒な態度だと……」大谷弁

 この人も、昔は天皇制に反対だったらしいけれど、功成り名を遂げて、勲章でも欲しくなったのか、そのヒエラルキーに近づいたと錯覚したのか解らないけれど、まあ、ネット上で、皇室や天皇制に限りない敬意と尊敬を表するのは、まあ黙ってみとけばいい話です。個人の自由だから。あたしだって、イラク派遣部隊が帰国したその場には、せめて皇族の一人もいて欲しかった。でも貴方、テレビに出て、「不遜」だなんてフレーズを使わないでくれ。あたかも国民に、皇室への無限の尊敬を強いるが如き表現をすな、曲がりなりにもジャーナリズムの世界で喰って来た人間が。

6.「宮内庁は雅子様のことを考えて……」三反園弁

 奥さんには気の毒だけれど、国民にとって優先するのは、あくまでもお世継ぎのことであって、彼女の健康じゃない。それを考えるのであれば、お世継ぎ問題に関して国民世論を形成するしか無いでしょう。女帝で構わない、愛子様を大事にしましょう! というバッジでも作って、テロ朝はキャンペーンを張れば良い。
 しかしまあ、日本のジャーナリズムも、メディアも死んだと思いますね。朝から晩まで、皇室への忠勇ぶりを競って出演者が声を張り上げるような不幸で無様な時代になるなんて、どこかに亡命したいですわ。

※ 立て篭もり

 イングラムのマック10ですよね。あんなのが日本で出回っているんですね。いやあ、他のサブマシンガンならともかく、あれは拙いだろう。あれで引き金引かれたら逃げようが無い。ただ、カバー後ろの部分に色が付いているように見えますから、何かのスペシャル・バージョンですかね。
 しかし栃木県警は、犯人より神奈川県警に怒っただろうな。犯人が立て篭もり癖があるということも調べずに、こんなことをやられて。
 無垢の人質を捕っているわけじゃないから、犯人が疲れるのを待てば良いでしょう。でもこの犯人の年齢を考えると、くらってせいぜい7年でしょうね。耄碌する前に、あと2回は娑婆に出て立て籠もれる。

※ アルカイダ幹部国内に 衝撃、厳戒下の潜入

 日本にいたのはほんの7ヵ月、ほとぼりが止めるまで極東の辺境に身を潜めていたというのでもなさそうなんですよね。拠点作りが目的だったのか、金儲けか、マネーロンダリングか。日本でことを起こそうとしていたとは思えないけれど。

 今日は、康夫ちゃんと堂本千葉県知事の件に関して書くつもりだったけれど、デムパ・フルスロットルのテロ朝朝刊瓦版に時間を取られたので、また明日。

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2004.05.18

後出しジャンケンで逃げ勝ち

 疲労困憊、キーボードの叩きすぎか、いつもの右手薬指が腫れて痛い。やむなく中指でピコピコ、キーボードを叩く。ユンケル10本ぐらい飲みたい。

※ 後出しジャンケンの応酬

マスコミもグルになっての後出しジャンケンですよね。小沢一郎の最大の欠点がまた出ましたね。ゴールを目前にして、や~めたと放り出すいつもの悪い癖が出た。
 日本新党の細川代表を彷彿とさせますが、こういうことが二度三度続くようだと、とても日本国の宰相には担げない。政権を獲るのが目的か、自分のイメージに固執したいだけなのかさっぱり解らない。
 マスコミでも、小沢さんに直接年金問題で質問した人はいるんですよね。そん時彼は、執行部に訊けと逃げた。一方で独自に調べた記者はいなかった。菅辞任が本決まりになった頃、政治部の記者さんや週刊誌は何やっていたんでしょうね。
 いずれにしても、これでマスコミが作り上げた彼の豪腕イメージの虚像に傷が付き、党内的にも政界的にも求心力は一段と低下するでしょう。それこそ彼には、もう一度党を割る程度のエネルギーしか残っていない。
 マスコミがいくら豪腕だなんだと持ち上げても、もう世論は釣られないし湧かない。

※ 国民年金未納:小泉首相、予備校時代に「未納」の可能性

 テレビの解説に出てくる人々は、大学は免除の範囲に入るけれども、予備校はそうじゃないと仰るんですが、大学より社会的地位が低く、かつ身分も不安定な予備校が、その免除の範囲には入らないなんてのは変な話で、それこそ、昔の文部省の規定を杓子定規に当てはめるのはどうかと思いますね。

※ 「皇太子殿下は発言の説明を」 両陛下が側近に意向示す

 「天皇、皇后両陛下から、側近に対して改めて皇太子殿下から具体的な説明がないと、国民も心配しているだろうとの趣旨の発言があった」

 事実上の叱責ですよね。週刊現代が、宮内庁内の反応を、国民感情から乖離しているかのように批判調に書いているんだけど、国民の中には、お世継ぎとして、奥の院の出来事を果たして国民に訴えることが適切なのか? と考える人々もいるわけで、これはこれで宮内庁はもとより、天皇の正直な感想でもあるのでしょう。
 昨日月曜のテロ朝朝刊瓦版を見ていたら、白鳳大教授の福岡政行まで、陳腐な宮内庁叩きで口角泡飛ばしてましてがっかりしましたね。
 開かれた皇室を言う前、われわれはまず、まともなメディアを手にする必要があるでしょう。北朝鮮じゃあるまいに。

※ 米艦女性シャワー室で盗撮?カメラ発見 横須賀基地

 これは「指揮艦」という珍しいカテゴリーの軍艦のことで、民間人に運用を委ねるテスト中だと言うんですが、無線で映像を飛ばしたということは、いざとなれば、CICの映像だって、無線で飛ばせちゃうということなんですよね。それを船越のマンションの一室で傍受される恐れだってある。

※ インターリンク新型

 さっきパソショップに行ったらDVD内蔵のインターリンクが入っていた。ちょっとがっかり、キーボードがどうしようもない。あの右のシフトキーは叩けないよ。これなら、レットノートのキーボードの方が遙かにまし。
 月曜夕方、東芝のRDのことで専用サポートに電話したが30分まったく繋がらず、やむなくサイトで別の番号を探してみるかと東芝のサイトに飛んだら、何とマニュアルがPDFで公開されている。良い時代になったもんだ。

※ AOLジャパン身売り

 あの巨人がと思うと隔世の感がありますが、ニフティやBIGLOBEという巨人の前には、あまりにも無力だった。

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2004.05.17

田原総一朗 引退の時期だ

※ 田原総一朗、懺悔

 別に、彼程度の納付ミスだと、全然謝罪する必要なんか無いんですよね。ま、記念に謝罪シーンは録画して永久保存しましたが。しかし正直、この人の年齢と耄碌ぶりを考えると、ブラウン管から永久に消えることこそが視聴者への何よりの謝罪だと思う。
 謝罪の後の塩爺の、「そもそも金持ちゃ年金なんか宛にしないからこんなミスを犯すんだ」という評論が、この問題の真理を衝いていた。

※ イラク 派遣陸自1次隊110人が帰国 北海道・旭川

無事で何より。ご苦労様です。でも、もう一回くらい行きたいと隊員のほとんどが思うんじゃなかろうか。

※ サドル師派:内閣法制局が「国に準じる者」と解釈

 以前から、時々トンデモな法解釈をする連中だとは思っていたけれど、この論理に従うなら、敗戦直後の日本のヤクザだって「国に準じる者」になってしまうじゃないか。
朝日新聞は「サマワ情勢急激に悪化、2日連続の銃撃戦 民兵側に死者」とか書いているんだけど、あんなんただ、仕事にあぶれた若造連中が、「出入りだ!」という煽りに乗せられて騒いでいるだけじゃん。しかも対応しているのは、オランダ軍というより地元の治安警察。そして心配するような状況にはない。

※ 北朝鮮に米25万トン

 これは結局、家族8人?の一人頭いくらの身代金という計算になるんですが、ちょっと払いすぎかなという気がしないでもないですね。まあ小泉さんはだいぶ強気らしいので、うまく行くことを祈りましょう。

※ 高額納税者発表

 例年に比べるとちょっと早いような気がしますが、しかし惨憺たる状況ですね。なんて貧乏な国になったんだろう。それとも皆さん、節税の技術が向上したということだろうか?

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2004.05.16

孫正義、悪徳の栄え

※ 病気休職中に海外旅行10回 兵庫の中学教諭、処分検討

 凄いですよね。病欠はすでに6年に及ぶのに、給料の8割を貰っていたというんですから。月勤8日の県知事並みに悪質です。あたしなら、海外旅行なんかせずにこっそり塾でバイトするぞ。これ、どういうケースなら失職となるのか? の自治体ごとの内規も一緒に明らかにすべきだろうと思いますね。
 彼が何かの難病で、普通に自宅療養していたにしても、これは明らかに異常な厚遇だと思います。というのは、日本には曲がりなりにも福祉制度があって、市民はそれを受給し、その保護の範囲内で文明的な生活を営むことを憲法と法律によって保障されている。所が一方で、公費天国社会では、この手の度を過ぎた過保護がまかり通っている。これは何を意味するかと言えば、当の公務員が、わが国の福祉制度が全く役立たずであることを自覚しているから、自分の身内だけは、過度な身分保障を与えて守り合いましょうと励行しているということなんですよね。

※ 康夫ちゃん、民主党代表代行に?

 ただのアドバルーンでしょうが、ぶっちゃけ、私は何の興味も無いです。これが、参院選立候補含みでの話であれば、長野県民的には万々歳でしょうが、現状は単に、県知事を兼務のままのいつもの腰掛けということになるでしょう。
 小沢さんの党首就任にしてもそうだけど、この政党は恐ろしく非民主的な政党ですね。選挙の洗礼も受けていない、そもそも民主党員として党費を支払っているとも思えない人間を、代表代行として担ごうなどという話が平然と出てくるんですから。
 元になった年金問題の三党合意にしてからが、全く党員の意思決定を経ない執行部の独走だったわけでしょう。執行部が勝手に右往左往して自滅するのは往時の社会党と一緒ですね。

 民主党内における田中康夫はどういう存在かというと、全くのアンタッチャブルです。そもそも普段の代議士先生の会話のネタにすらならない。なぜかというと、彼の存在は小沢一郎という旗頭とセットになっていますから、田中康夫を批判すれば、小沢一郎の虎の尾を踏むことになる。小沢本人を批判して睨まれるのはまだしも、何やらよう解らん小判鮫みたいなタレント知事を批判して小沢一郎に睨まれるのは、全く馬鹿馬鹿しいことですから、批判する気もないし、逆に田中康夫を誉めるという行為は、小沢一郎への安っぽいリップサービスという意味合いしか持たないから、そのポーズとしてのスタンスしか持ち得ないわけです。
 これは実は不幸なことで、田中康夫が言っている国政改革にも、使えるものは当然あるわけです。もっと突っ込んで調べて戦略を練れば物になるものも無いわけではない。でも議員みんなが、そういう後ろ向きなアプローチなものだから、まともに取り合う人間がいないわけです。関わり合ってもろくなことは無いという雰囲気の中では、誰にとっても不幸な結末しかもたらさないと思う。田中康夫個人は、中央でスポットライトを浴びる機会が増えてウハウハだろうけれど、少なくともそれで民主党の国盗りに寄与することは無いし、いわんや、小沢さんは何考えてんだか……という、倦怠感を議員さんに蔓延させる原因になるだけでしょう。小沢一郎としては、自分の強面なイメージを払拭するためのピエロ役程度の認識なんだろうけれど。もう少し考えて欲しいですね。本気で国を盗ろうというつもりなら。

※ 乳母車海に転落、乳児死亡 曽祖父が離れたすきに

 このお爺さんは88歳だったそうで、これはそんな年齢のお爺さんに預けた親の責任でしょう。昨日は、線路際で婆さんと遊んでいて、轢かれて死亡という事故もありましたが、うちも他人のことは言えないけれど、結婚時期、出産年齢が上がったせいで、それこそ、80歳前後のよぼよぼまで長生きしなければ、孫の顔を拝めないという現象が日本では起こっている。身内だからと言って、そういう世代に子供を預けられるかと言えば、正直、私は自分の爺さんに息子を預けるくらいなら、通りがかりの茶髪の兄ちゃんの方が遙かに安全だと思っています。

※ ソフトバンクの闇
http://www.itmedia.co.jp/internet/runner/0211/sp1/part1b.html
(↑これ、今読むと、彼らが全く違法性を認識していないことが解る)

 今、2ちゃんねるでは、「ネットランナー」はいつパクられるんだ? という噂で持ちきりです。たぶん、それは無いでしょう。ソフトバンクは大きいし、そこに手を出すと、さすがにマスコミは言論表現の自由への侵害だと騒ぎ出すだろうから。
 東大助手の逮捕時に、証拠物件で押収したパソコンの隣にずらりと「ネットランナー」が並んでいたけれど、あれが京都府警の限界でしょう。あれで、ほどほどにしとけよ、と孫正義に警告した。

 私は一度もネットランナーを読んだことはありません。ずっと、ちゃねら~御用達雑誌という程度にしか認識して無かったのですが、バックナンバーのタイトルとか見ると、まさにファイル交換推奨雑誌ですね。それを出しているのがソフトバンクだとも知らなかった。
 でも考えてみれば、高速回線なんてのは、ファイル交換でもやらなきゃ、普通は必要無いわけです。その高速回線を普及させるために一番確実な方法は何か? と言えば、コンテンツの提供ではなく、高速回線にすればファイル交換で、あんな映画や、こんなミュージック・クリップがただで手に入りますよ、と宣伝することです。
 言ってみれば、ファイル交換の隆盛は、孫正義のBBビジネスを展開させる上で、極めて好都合な現象だったと言える。Winnyに関するサイトの数多くは、Yahoo-JAPAN傘下のフリー・ディレクトリに置かれていた。雑誌でも宣伝されていた。
 あのソフトバンクが、ファイル交換を積極推奨しているという現実は、出版業界に安心感を与えて、今でもパソコン関係の棚に行けば、ファイル交換の解説本や雑誌で一杯です。少なくとも書店を見る限りは、「自粛」は全く無い。
 Winny を最も積極的に煽ったのは孫正義その人で、幇助で誰かを逮捕するなら、作った本人よりも、それを広めたソフトバンクの方が遙かに罪は重いでしょう。言ってみれば、東大助手は裏ビデオの製作者。それを作って世に出すことによって、性の解放を訴えたかったかも知れないけれど、彼にはそれを普及する力は無かった。それに飛び付いたのが、裏ビデオで荒稼ぎする歌舞伎町のビデオ・ショップ「ソフトバンク」で、彼らは、その裏ビデオをディスクに焼き付け、入手方法、利用方法をこと細かに解説した本まで出して、さあ注文と商品は、この高速回線でやりとり出来るよん、しかも全部タダだよと煽った。こっちの方が遙かに悪質だと思う。
 でも孫正義は、今回もまた果実だけ手にし、著作権業界をぺんぺん草状態にしてバックレるわけだ。京都府警、敵の大将はでかいぞ!

※ 懲戒処分の元一等書記官、NGOからも現金受け取る

 変な事件で、貰った現金は10万円。一等書記官ということはキャリアなんでしょうね。で、海外勤務のキャリア外交官の貨幣価値で言えば、10万円なんて端金ですよ。たぶん1万円の価値もない。彼らにしてみれば安物のワインを一本買えるかなという程度の認識の金額。
 なんでそんなのを受け取るんですかね。よほど小金を貯めなければならない事情でもあったのか。
 それで、NGOにたかるという姿勢は、国民から見れば常軌を逸しているんだけども、この連中にしてみれば、元を正せば、その金は税金から出ている。税金から出たものは、自分に裁量権があるという外交官特有の驕りがあるからですよね。
 そしてこれはどうしても外交官の贈賄という方向へ目が行きがちだけれど、NGOの責任と、財務状況の透明性確保という部分にも視線を向ける必要があるでしょうね。貧乏な連中が良いことをやっているんだから、ある程度どんぶり勘定で回すのはやむを得ないという発想もそろそろ改めるべきでしょう。

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2004.05.15

文明人の美徳

※ インターネット地獄めぐり 石丸元章

【 それにさ、「自己責任が……」なんてほざいている勝谷誠彦なんて、取材者としての半生を文藝春秋という会社責任で生きてきたわけで、現に、今のヤツの取材だって保護してくれる会社があって成立しているわけジャン! 誰が航空チケットの予約やってんだよ。そういうヤツが、若いカメラマンに自己責任だとかよく言うよ。ああいう、灘高→早稲田→文春社員記者の〃取材記者〃なんて、オレから見るとジャーナリスト以前に〝受験巧者〟に過ぎないんだよ。世の中には、受験勉強より1日でも早く現場に出たいという、バカで無謀でアホ丸出しのガキみたいな若いヤツがいて、オレはそういうトンマやゴロツキをいつだってどこだって、いままでだってこれからだって、全員全部全肯定する。それがオレのスタンスだ。】雑誌sabra 009 5月27日号
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/9776/gensho/

 記録としてここに残しておきます。この↑石丸元章という人はドラッグの世界ではなかなか有名な人らしいですね。サブラのこのエッセイ、この頃、面白く読んでいます。グラビア誌なのに、時々こういう面白い人材を発掘して来るんですよね。

【 残念ながらこの男にジャーナリストとしての資質はない。学歴と文才さえあれば朝日新聞くらいには入れたかも知れない。ま、無い物ねだりですが(笑)。】
http://www2.diary.ne.jp/user/154269/

 こちらは、さるさる日記にある殿下の日記です。私は普段、全く読んでいません。勝ちゃんのスレで、ここだけ引用されていたので、全体を読もうと久しぶりに読みに行きました。これは郡山氏に関する捨て台詞です。

 私は、正直、この文章を読んで、反吐が出そうなほどの嫌悪感を憶えました。郡山さんの家庭というのは、母親が離婚なさったのか、ある時点で片親になったみたいですね。彼がいくつくらいの頃の話か存じませんが。彼が自衛隊に入った理由も知りません。大学に行かなかった理由も知らないし、そもそもそんなことには興味もない。家庭の経済力のことを考えて、大学進学を諦めたのかも知れないし、単に興味が無かったのかも知れない。ただ自衛隊に入りたかっただけかも。この際、奨学金やバイトでだって学校には通える、金の問題を出すのは甘えだという話は置いておきます。事情はひとそれぞれだから。
 時々、こういう乱暴なことを言う人がいるんだけど、この業界で暮らしているみんなが朝日新聞に入りたくて朝日で仕事したくて、でもそれが出来なかったヤツは負け犬だみたいなことを、実は朝日的な論調を嫌っている素人さんが仰るのは皮肉としか言いようがない。
 業界のセンスとして言えば、まあ朝日で仕事ができるにこしたことは無いわけです。はくは付くし、何より払いは良いから。今時、朝日程、多くの媒体を抱えている会社も珍しいから、必然的に活動の場として、朝日を狙うのは、フリーにとっては、ごく当たり前のことです。それは朝日の論調がどうのこうのというのとはあまり関係無い。まず仕事を得るのが第一だから。

 2ちゃんねると言うところでは、揶揄や皮肉、煽りにルールはありません。でもそれは、匿名の名無しさんだから許されることです。
 素人さんの文章に噛み付くのは、正直良い気分ではないし、殿下のように、日常を抱えながら、ボランティアで拉致問題解決に尽力している人を批判するのも気が退けるけれど、ここは彼が関わっている国民的な運動の名誉のためにも、越えるべきでない一線は越えて欲しくない。
 殿下の日記にあるように、郡山さんの思想信条は、私とも相容れないものでしょう。彼はカメラマンであって文章を書くのが商売じゃないから、どうも自分の考えを他人に伝えるのがそう巧いとも思えない。でもね、同世代の半数以上が、受験勉強に励んで親のすねをかじって大学に通っていた頃、6年間も制服を着て、薄給で国防に尽くした若者を捕まえて、「学歴と文才さえあれば朝日くらい入れたかも知れない」なんて無礼千万なことを言って欲しくはない。
 貴方は人生の勝利者かも知れないし、彼は歪んだ左翼思想の持ち主かも知れないが、貴方のその生活を、国境で防人に立ち、災害派遣で泥まみれになって守ったのは誰だ? その事実は否定しようがない。最低限の敬意は払って欲しい。

 戦争の形態は、この100年、大きな闘いを経るごとに汚くなって行きました。日露戦争当時、日本軍がロシアの将兵に対して取った態度は、後世に語り継がれる立派なものでした。第一次大戦当時は、まだ闘っている双方にいろんな条約を遵守しようという理性があった。第二次大戦で、大量虐殺の効率化が進行すると、だんだん敵に対する名誉ある扱いという意識が薄れていき、イラクではこのザマです。私が心底軽蔑するのは、あるいは文明人のモラルが崩壊したなと感じるのは、敵に対して一片の尊敬すら感じさせない扱いをする人々と遭遇した時です。
 寛容や名誉は、文明人の美徳だと心得たい。そこから解放されてただ醜悪な本音を吐露できるのがネットの魅力だと思っているとしたら、それはネットというツールの悪用に他ならないと思う。

※ 辻元元衆院議員、参院選に無所属で出馬の意向

 なんて懲りない奴! 執行猶予中の身の上で、そんなにバッジが欲しいかよ。

※ 「病身の妻の元に早く」最終弁論の日に温情の猶予判決

 もう二時間ドラマ決定だね。裁判長役はキンキン辺りでどうだろう。検事役には小林稔侍、犯人役は、哀川君、君がぴったりだ。ああでもみんな良い人ばかりで事件性が無いか。しかしなぁ、普通、被告が有罪に同意するなら、判決もこのくらいスピーディであって良いと思うけどなぁ。

※ 英軍虐待写真は偽物、デイリー・ミラー紙が編集長解任

 これは、まあ英軍による虐待はあったけれども、ディリー・ミラーに持ち込まれた写真は贋物だったという話なんですね。それで、これを実は本物だと思わせることになったひとつの理由は、米軍の虐待写真と、ほとんどタイムラグなしに出てきたからですね。こんな短時間で、でっちあげ写真なんか作れるだろうか? という部分で信用されてしまった。ま、でもさすが、ネッシー写真偽造の国というか、モンティ・パイソンの国というか、いるんですね、こういう仕事をパパッとやってのける連中が。

※ 以下、本日のYahoo-JAPANニュースより
・“スイカップ”ベール脱ぐ…古瀬絵理、民放デビュー会見
・デカメロンパイ!? 大迫力…揺れるHカップ、松金洋子
・“完熟パイ”も負けません!秋吉久美子、濡れ場“熱艶”

 マスコミはひょっとして乳房コンプレックスか?(~_~;)。
しかし、スイカップ・アナの記者会見をテレビで見たが、正直、2ちゃんあった以下が至言だと思った。

    「若い頃の矢野顕子にしか見えん」

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2004.05.14

それって地雷?

※ 筑紫さん、降板?

 昨夜、NEWS23を生で観ていまして、突然神妙な顔つきになった途端、筑紫さんもキ:y=ー ────( ゚∀゚)・∵;;───━ターン 状態で解りましたが。まあ、さすがに朝日の年金を貰えることが決まっていただろう年齢で辞めたお人が年金払おうかなんてことは考えないだろうな。国の年金なんか貰わなくても左うちわで暮らせるんだから。しかしマスコミの人間に年金払ってますか? と訊くのも何だかなぁ。

 ただ、これは国会議員のほとんどのケースもそうだけど、会社員時代は何もかんも会社が手続きしてくれていたから自分は関わらず済んだケースですよね。それが独立した途端に雑事を自分で処理しなければならなくなった。
 日本の雇用システムはいろいろ便利なことが多いと思いますけれど、たとえば昨今、納税にしてからが、納税者意識が芽生えないから、会社員も自ら確定申告に赴くようにしようじゃないかという意見が多い。国税の負担を一挙に増すから国はうんと言わないけれど、一方で、会社が雇用形態の煩雑さを嫌って、安いバイトや契約社員に流れているのも、行政が様々な手続きを会社に強いているからですよね。
 この際、それらの手続きを一切会社から取り上げ、保険から確定申告まで、会社員個人の自己責任においてやりなさいということにしたらどうでしょう。
 しかしそれを実現するには、国民総背番号制の導入が不可欠なんですよね。それは政界にも国民にも反感が強いから、なかなか前進しない。

 小泉さんも、強制前に未納期間があったとかで、でも社会保険庁には問い合わせしていないということは、本当は、強制以降も未納があったということでしょう。ニュース・キャスター界でも皆さん未納期間があったご様子で、見事に地雷と化してしまいましたね。
 菅さん自ら、「未納三兄弟」とか騒いで自分の首を絞めてしまったけれど、まったく不毛な騒動ですね。キャスターのひとりくらい、こんな魔女狩りは誰の利益にもならないということを堂々と主張すれば良かったのに。

※ 小泉訪朝

 大きな賭ですよね。最低でも、5人の家族の帰国という結果を勝ち取らなければならないし、それで拉致問題は終わりという北の構図に乗っかってしまったら、小泉さんの付きもこれで終わるわけですから。問題は、この人が訪朝して、自分に都合の良いニュースしか聞かされていない金正日にきちんと日本側の要求を突きつけられるかですよね。
 までも、これは日本の勝ちなんだろうな。北がギャンギャン吠えるのは、あれは負け犬の遠吠えですから、いよいよこの問題も解決へと向かうことでしょう。

※ サドル師軟化の兆し?

 結局、サドル派を巡る攻防というのは、世代間戦争なんですよね。爺さん連中は、米軍を通じて若造を潰そうとし、若い世代は、サドルを担いで、旧世代を一掃しようと目論んだ。

※ ジェットコースター乗り過ぎは危険?脳など障害の恐れ

 戦闘機パイロットにしてみれば、今頃そんなこと言われても……、だろうなぁ。
きっともう十数年も経てば、空自パイロットに労災認定するような時代になるのではなかろうか。

※ 「ランボー4」、監督はジョン・ウー か

なんだか嫌だなぁ。筋肉モリモリのランボーがマトリックスしちゃって、あげくにそのバックに白い鳩が舞うんだもの。

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2004.05.13

ユマニテ?

※ 中国の海洋調査船、また尖閣諸島沖で調査活動

 「奮闘7号」とかいう調査船らしいんだが、出たり入ったりして、全く海保を笑いものにしてくれているというか、調査目的ではなく、単なる挑発では無いかと思える行動を取っている。そろそろ威嚇発砲くらいして警告した方が良いんじゃないだろうか。こんなことを複数の船舶、複数のエリアでやられて、これが挑発でなくて何だと言うんだ。年金問題所じゃないぞ、都知事!

※ メキシコでUFO?

 光が等間隔で移動している所は、大気圏に突入して割れちゃった隕石や流星の類なんですよね。でも尾を引いていないし、ちょっとスピードが遅すぎる。一方で知的生命体の介在を窺わせる飛び方では無いから、何かの自然現象でしょう。
 しかし、どうしてこの頃のUFOは中南米にばかりに現れる?

※ 宮内庁長官発言

 木曜朝のテロ朝朝刊瓦版で、田中康夫のケツの穴を舐めなめして暮らす郷土の恥、二木@ゲンダイが、宮内庁長官が去年の6月に、雅子にはやっぱり第二子を、12月には、紀子にはもう一人第三子と発言したことをして、「何様だと思ってんだ!? 人格、存在そのものを否定している」とか吠えていたけど、そうかぁ? 別に男子ということに関わらず、結婚した夫婦にせめて二人目をというのは、この少子化のご時世、お上の率直な願望であって、国民に範を垂れるべき立場にある王族にそれを求めるのは非常識なことでも、人格を否定しているわけでもないと思うぞ。
 ただ単に、下世話ですわな。一人目の子育てで四苦八苦している夫婦に「やっぱりもう一人いないと寂しいんじゃないの?」と迫るのは大層なプレッシャーだから。

※ スイカップ古瀬アナ初民放 TBS系「世界ウルルン滞在記」

 30日放映だそうで、あたくすはすでにビデオ・デッキに録画予約を入れました。
今夏中にはぜひ水着のショットも拝ませて貰いたい(^O^)ワクワク てかこの人、どんなフェイスなのか不鮮明な写真しか無いんだよね。まずは胸じゃなく顔を拝ませて貰わないと。

※ 自閉症
http://www.mainichi-msn.co.jp/

 毎日新聞に、先月下旬、「自閉症児の父として=神戸金史(社会部)」という非常に優れた記事が掲載されまして、これがなかなかほろりと来る記事で、毎日のサイトで「自閉症」と入力して下さい。1頁目の下に出てきます。URLが長いので記述を躊躇いました。毎日という所も、政治的スタンスを離れると、良い記者が一杯いるんですよね。
 こういう難病患者の家族の手記というのは、珍しくも無いけれど、やはりプロの文章というのは、抑制が効いて、かつ伝えなければならないツボを抑えていて、読み手の共感を誘う。
 それに対する反響が下記にあります。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040512-00000188-mai-soci

 自閉症がもたらす症状が非常に多岐にわたること。そしてそれがひょっとしたら虐待の引き金になっているのではないかという指摘もあります。自閉症因子というのは珍しくもない。本当は、そこいら中に、症状を持った人々が居るけれども、なかなか表には出ない。自分なりに調べたつもりだったけれどまだまだ知らないことがたくさんあった。
 いずれ脳機能の解明が進めば、こういう病も無くなるのでしょうが、徹底して異質なものを排除し、均質、横並びで豊かになることを優先して成長を遂げたこの国で、異質なものを受け入れる、自分たちとは違う人々と供に暮らす環境が当たり前のこととして整う社会を願いたいものです。合い言葉は「ゆまにて!」ってか。

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2004.05.12

君側の奸をでっち上げる営業右翼

※ 天皇家への礼讃を競う愚

 水曜テロ朝朝刊瓦版、大谷&勝谷コンビ、皇太子発言問題で宮内庁&マスコミ叩き。正直、辟易、うんざり。たかが次のお世継ぎの女房のことじゃないの。メディアがぐたぐたいう必要があるのか? こういう時に、王家への忠勇ぶりを発揮して、人前で我こそは忠君なりと吠えて見せる奴らにゃ全く反吐が出る。
 あんたたちが本当に皇太子やその家族のことを思っているなら、天皇制を廃止して彼らに京都へお帰り下さいと言うのが筋だろう。長らくご苦労さまでした。今後は一切、皆様の人生に介入はしませんと。天皇家に国家への隷属を強いる発想自体がすでに彼らの人権を踏みにじっているのだということに気付きなさい。脳みそ空っぽなポジション右翼よ。

 所で、この件ではもっぱら、宮内庁の中の人々が「君側の奸」などと叩かれているが、そもそも、ワイドショーがここ数日煽るように、子作りのために外遊を減らしたことが心労の原因になったにしても、ま、その事実はあるだろうと思う。しかし、男の子のお世継ぎが欲しいというのは、宮内庁の奥の院の願いであると同時に、国民の大多数の本音でもある。彼らが取り立てて国民感情から乖離した行動を取っているわけではないし、国がこの不況時に皇族方が外遊に励めばそれはそれで批判されることを避けられない。
 皇太子は、あまり抽象的な表現で奥の院を批判するよりも、具体例をもって、私たちはこういうことで周囲と対立して、悩み、それで雅子が体調を崩す原因になったとはっきり言って欲しい。
 それを皇太子が言わないことをして、皇太子の立場では、これ以上の発言は無理だとかほざく営業右翼なワイドショーのコメンテータとか出てくるだろうけれど、あそこまで厳しい発言をしておいて、具体例が無い、一方で宮内庁の役人も真相を外には語らないだろうということを考えると、これは真相を知らないマスコミと保守的な国民がタッグを組んでの宮内庁との不毛な空中戦に陥るだけで、あまり前向きな解決になるとは思えない。
 まあ、長い人生、こんなこともありますわな。民には民の、王には王の悩みがあるものです。

 君主制の歴史は、君側の奸をでっち上げては異論を排し、まつりごとをわたくししようとする売国奴の歴史であると言っても過言では無い。そのことを肝に銘じましょう。彼らに取っては、王族の人生など本当はどうでも良いんです。王家を利用して自分がのし上がることが目的なのだから。その精神は、かの国で将軍様を褒め称えることを競う人々のメンタリティと全く同じだということを知っておきましょう。

※ トヨタ税引き後利益、日本初の1兆円超

 これ、日本市場でもトヨタは業績が良いのですが、もっぱら北米市場での稼ぎですよね。で、その北米の景気を支えているのは日本人の税金です。ドルも支える、国債も買うから、とにかくイラクをなんとかして、大統領選を乗り切れというのが日本政府のメッセージだから。
 国民の税金で支えて儲けたのだから、もう少し積極的にトヨタは社会事業に貢献して、利益を国民に還元すべきだと思いますね。直接的に、福祉その他への寄付を増額させるのも良いし、滞っている首都圏の道路建設に金を出すというのはどうでしょう。
 そして、更に安い車の生産に乗り出すとか。首都圏の道路事情は、実はまだキャパがあります。首都圏のそれを悪化させているものは、主に路上駐車ですね。それと、東西を繋ぐ動脈が一端都市部に入るからです。この二点が改善されれば、二台目のマイカーが首都圏で流行る余地がある。第一に、路上駐車問題には、トヨタの専用銀行で、駐車場建設に乗り出せば良い。外環道に金出しても良い。
 もう一点、カローラをもう一段安くして、パソコン並みの値段とメンテ費用の車って出せないものでしょうか。見栄えなんかどうでも良いからセカンドカーが欲しいという世帯に買わせれば良い。
 トヨタに出来ることはまだまだ多いと思う。この大きな儲けを内部留保せずに社会還元して欲しい。

※ MS会議 NHKクローズアップ現代

その前夜の、東京都で始まった、施設へ預けざるを得なくなった子供たちをなんとか親元へ帰すべく行政が取り組むレポートも良かったですね。ま、たとえ知事が週休4日でも、職員に害を為さなければ、行政は粛々と回るという、どこかの公務員虐めしか頭に無い県とは大違いです。
 それで、「会議が変わる」というテーマで、案の定トリンプのMS会議が取り上げられていましたが、これ、長野県庁に導入しても駄目でしょう。民間は、明かな業績でもって全てが判断される。現実に儲けを延ばしてきたという経営者の前には、誰も抗することは出来ない。しかし、あの社長が何ら業績を上げることなく、週三日をバイトで潰して会社には居ず、東京でのパトロン探しに血道を上げ、だらだら訓辞で部下に虐めを行い、もっぱら社業に関係ないことばかりでマスコミで自分の宣伝ばかりやっていたら、そらそもそも、そんな会議をやっても部下が付いてくるはずもない。
 当然、そんなアホな社長の言うことを聴かない部下は、アホな社長によって左遷されるわけです。所が、9割方の社員が、うちの社長はただのアホだし、そんな奴の言うことは聴く必要はないと考えたら、どうせ給料が減るわけでも無しと、みんな左遷を受け入れるわけです。そして、ただアホな社長の言うことにハイハイと答えるだけのアホな社員で本社が占められる。
 そんな環境下でMS会議を毎朝開き、検閲済みの議事録を社員に公開したからと言って、いったい誰が気に留めるか?
 そんなことも解らずに、MS会議の形だけ導入して、その理念を置き去りにしたとしたら、その社長はほんにアホだとしか言う他はない。プロパガンダを何一つ実務レベルに昇華させられない男の悲劇がここにある。

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2004.05.11

前進する拉致問題

※ Winny問題の側面

 もっぱら著作権の問題だけクローズアップされていますけれど、トラフィックスの問題にもフォーカスを当てて欲しいですね。このファイル交換のお陰で、日本のネット回線の3割4割が影響を受けていると言われている。ファィル交換ユーザーはそれだけ他のユーザーに負担を掛けているわけで、こういう部分はプロバイダーがスクラムを組んで、ファイル交換は止めてくれと、主張したらどうだろう。てか、日本のプロバイダーが一斉に契約者に対して、流して良いバイト数に制限を掛ければファイル交換は消えるんじゃなかろうか。

※ 拉致問題

 月曜夜テロ朝のTVタックルで、平沢議員が、先の訪中極秘会談に関して、5人の家族以降の、死んだとされる拉致被害者の問題に関しても、ある程度の言質を取って来たようなことを言ってました。すでに新聞等ではちらほら報じられています。北側が調査のミスを認めたという形で。
 二人の訪中をしていかにも単なるスタンド・プレーだったかのように「売名という卑しい根性がある」と詰ったコラムニストな方もいらっしゃいましたが、これは小泉とエロタフの親密な関係を知っている平壌が、事実上、小泉が背後にいることを承知で求めた会談でした。当然小泉総理も了解済みのこと。

 で、北の目論見は、この拉致問題を、5人の家族の帰国で封印したいわけですが、日本はそうされては困るから、ブツブツ言っている。で今回のエロタフ、平沢の極秘訪中会談は何だったかと言えば、ま、5人の家族を帰せば、見せ金程度の援助はしてやっても良いし、家族の帰国の形式にはたいして拘らないけれど、本格的な援助開始や国交樹立は、あんたたちが死んだと言い張る残りの被害者が帰ってからだよ、ということを念押しして、平壌がそれをしぶしぶ飲んだというわけです。
 平壌としては、時間が経てば日本に帰った親の辛抱も切れるし、世論の感心も薄れて日本が折れるだろうと思ったけれど、全然そうならなかったことが、目算を外す結果となった。
 ま、横田めぐみさんがどうなっているのかは未だに解らない。キム・ヘギョンという子供も良く解らない存在で、未だに父親は出てこないし、母親とどういう別れ方をしたのかさえ明らかになっていない。彼女の父親は将軍様で、横田めぐみさんは、将軍様の慰みものだったと臭わしたコラムニストな方もいらっしゃいましたが(その後拉致被害者家族に取り入る変わり身の早さはさすがです)、ま、それは無いでしょう。父親はたぶん工作員関係の人間で、娘のキム・ヘギョンもその候補者として育てられている可能性があります。
 北のスパイ養成というのは、凄まじくて、工作員リクルーターが車で街を流すんですね。それでこれと目に止まった子供をその場で拉致して、以降そのままスパイ養成学校に入れて育てる。親子の関係なんてのは、かの国では、あってなきがごとし。あるのは、将軍様と人民の関係だけですから、そんな無茶ことも許されるわけで、ある日、親子の連絡が取れなくなったというのは、あの国でも実はあり得る話だったりする。
 で当面の問題は、果たしてキム・ヘギョンの立場はどうなるんでしょう? とても日本に帰ってこれるとは思えないんですが。

※ サマワでオランダ兵1人死亡、手投げ弾攻撃受ける

 昨夜、確かテロ朝での第一報は不肖・宮嶋氏の報告で、その中では、顔面に喰らって一人死んだようだということだった。この時点ではまだオランダ軍は何のコメントも出していないし、現地警察の情報もはっきりしなかった。
 だいたいこういう時には、現地からの第一報は錯綜するものだけれど、宮嶋氏の第一報が一番正確だった。恐るべし、不肖! じゃあ不肖・宮嶋氏はどこからニュースを得たのか? たぶん現地の派遣自衛隊部隊から速攻で警告が行ったということでしょう。

※ 中央、上智大生が大麻密輸=帰国子女、シンガポールから-1億円売り上げか

 いやぁ、これ学生さんにアンケートでも採ったら面白いかも。官憲に発覚する可能性はあるかも知れないが、ごく短期に1億円儲かるとしたら、君は大麻密輸に手を出すか? 下を見ても3割程度はオーケーしそうな気がする。でも、その儲けた金を投資に回すでもなく外車買ってパーと使ってしまうのが、学生さんだね。

※ 芋焼酎「森伊蔵」偽装、須賀知事「極めて遺憾」

 これは母方の故郷にして桜島の付け根の垂水の酒造会社の焼酎です。これは実は田舎ですら幻の焼酎でして、全く入手できません。垂水というのは、どういう理由でか、水が非常に美味い所でして、そういった所が評価に繋がっているのでしょう。
 でも、私はアルコールの目利きは出来ないけれど、他にも美味い焼酎は一杯ありますよ。オークション人気で買い漁るのはどうかと思いますね。

※ 痴漢冤罪、罪状認否で5ヵ月拘束

 着ていたコートがドアに引っ掛かってそれを外そうとしていたに過ぎないものを痴漢と誤認されて逮捕されたケースです。これは保釈金が払えなかったというケースとは違うんでしょうね。一方で、ミラーマンのような著名人は、保釈金払えば出してやるなんてのは差別ですよね。

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2004.05.10

Winnyの先に来るもの

 日記は、向こう2、3日、夜の公開になります。
15時起き、長男煩くて起きる。週末、女房実家に持って行ったウルトラ大百科が見あたらないと騒動に。探すが出てこない。結局、車の中で開いて、足下に落としていたらしいことが夜になって判明する。

※ 「雅子のキャリアや人格を否定するような動きがあったことも事実」

 これ、キャスターが勝手に付け加えたのかと思ったら、皇太子が会見の席上、堂々と言っているんですよね。ちょっとびっくり。やっぱり宮内庁という所は凄い。東大出の外務省キャリアを否定できちゃうんだもの。もっとも、最初聴いた時には、私の頭の中では「(2ちゃんねるで)雅子のキャリアや人格を否定するような動きがあったことも事実」と聞こえた(~_~;)。

※ 交換ソフト「Winny」開発の東大助手を逮捕

 凄いですよね。47氏の正体が「東京大大学院情報理工学系研究科助手」、私はまた京大辺りの世間をすねたエンジニアだろうかと思っていたんですが。情報工学分野の総本山の研究者ですからねぇ。ほとぼりが冷めたらすぐ防衛庁はリクルートに動いて欲しい。
 ただ、兵器開発でも言えることですが、それがあまりに非人道的だからという理由で開発者を逮捕したからと言って、一度広まった兵器を回収することは出来ないわけです。どんどんコピーされ、更に優れた人殺しの武器に生まれ変わるだけ。
 結局、開発者を逮捕するというのは、官憲の自己満足にしかならないんですよね。法律を作ってファイル交換自体を禁止しないと。それでも手を出すユーザーはいるだろうけれど、100万単位で国民が違法行為に日夜励んでいるという状況は大きく改善できるでしょう。
 ただちょっとこの人も迂闊なのは、匿名のまま名声を得ていれば良いのに、いろんな所で、著作権法に挑戦するような発言を繰り返していた。
 毎日新聞は、これでWinnyが壊滅的打撃を受けると書いていますが、それは無いでしょう。一度ファイル交換のうま味を知ったユーザーがそう簡単に手放すとは思えない。
 利用者と官憲の攻防は今後も続くんだろうけれど、次に、製作者が完全匿名なファイル交換ソフトが現れたらどうするんだろう。やっぱりモグラ叩きを続けるんだろうか。

※ バイオVGN‐U50
http://mail.jp.sonystyle.com/cgi-bin16/DM/y/maBD0IbYqW0NTN0BE2t0By

 バイオのラインナップとしては、久々に大きなモデル・チェンジですね。
 最後のバイオUから1年以上音沙汰ないなと思っていたら、ソニーはこんなのを作っていた。画面がもう2サイズ大きくて、HDDが40ギガで本体のインターフェイスがもう少し充実していたら、購入を考えるんだけど(それってただの駄目出しだったりして(~_~;))。でも私は、こういうサイバーガジェットを作ろうという精神は好きだ。ソニー再生の道筋はきっとこんな所にあるんだと思う。
 それで、作りは面白いとは思うけれど、たとえばキーボード、ドッキング・ステーション込みの重量はいくらになって、その時の電力消費はどのくらいかの数字も欲しいですね。ソニーは、PDAの乗りで作ったんだろうけれど、バッテリー消費にディスプレイがほとんど関係無いことを思うと、もう少しモニターを大きくしても良かったのではと思います。そしたらただのタブレットPCになってしまうけれど。
 東芝さんは、もう一回リブレットを作ってくれないかなぁ……。今の技術で作ったら良いものが出来ると思うんだけど。

※ ニューヨーカー

 軍用犬を裸の男性にけしかけている写真がまた公開されましたけれど、まだ続きがあるとか言っているんですよね。嫌らしいことに、この雑誌、2、3日置きに写真を公開するらしい。きっと留めは、動画の公開だろうと思う。一部に、デジカメじゃなく、動画から静止画を抜いたようなショットが結構あるんですよね。今ではすでら、これらの拷問方法が、国防長官の承認済みだったという情報も出てきている。ラムズフェルドは、いずれ何処かで責任を取らされることになるんでしょうけれど、イラク情勢全般としては、米軍は双方に死体の山を築きつつも、とりあえず反抗のピークはしのいだと見て良いでしょう。現状では、このまま沈静化に向かいそうな気がします。

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2004.05.09

脳死状態で将軍様を称えるテレビ

 日曜13時起き。薬のせいで前日から下痢。それを防ぐためのビフィズス錠らしいんだけど、私の場合は全く効果無し。
 菅直人、終日テレビに出ずっぱり。それにしても新聞辞令の酷さよ。こんなのファシズムじゃないか。

※ CX報道2001

 最後まで康夫ちゃんの出演を許さなかった番組がとうとう、康夫ちゃんのヨイショに回る。これで康夫ちゃんも思い残すことはないね。死人も蘇らせるメイクの威力とはいえ、すこぶる血色良く元気そう。
 番組は、まるで時間が止まったようなマンセーぶりだけど、そもそもこの番組って、あらゆる出演者に対してごまのすりまくり、褒め殺しの極致美を具現する番組だから多くは望むまい。榊原@ミスター円もポジション・トークに徹してヨイショを連発。
 でもね、地方から国に挑むとか言うけれどさ、この番組はどうなんですか? 地元とは全く違う、バラ色の知事像を中央メディアの威力でもって押しつける。国がやっていることが地方への押しつけと言うなら、この手の東京キー局がやっていることも、実は中央から地方への価値観の押しつけに他ならない。

※ 登山ガイド宅を家宅捜索 鹿児島県警、屋久島死亡事故

 まあ起こった事態を考えると、ガイドの責任の免れられないだろうなぁ。でも、連休中だからって無理して沢登りなんかしなくて良いのに。

※ チェチェンで爆発、大統領死亡

 どうするんだろうな、ロシアは。あんな所、独立を認めたからって、たいした影響はないと思うんだけど。

※ 虐待問題、米のジュネーブ条約軽視姿勢を問う声続出

 土曜のスカパー・パックインでも、元帥が口を酸っぱくして主張してらしたけれど、元を正せば、これはアフガン作戦に於けるグアンタナモ基地への収容が、あらゆる権利を踏みにじって強行、しかも今も継続していることが原因です。
 グアンタナモでは、テロリストかただの通りがかりか解らないアラブ人が、ろくに屋根も衝立もない所で、もちろん弁護士すら付けられずに3年以上も抑留されているわけです。まるで北朝鮮の拉致監禁並みの犯罪行為です。しかし、それでも国内の世論の反発が少なかったものだから、イラクでもしたい放題やってのけた。

 ただ難しいのは、チェチェン紛争もそうだけど、ジュネーブ条約というのは、敵も法令を遵守することを前提になりたっている。紳士協定みたいなものです。
 それを戦場でも無い場所で市民を標的に殺人行為を冒す連中に対して遵守を強制できるのか? いやまあ、普通の犯罪だって、そういう理不尽な状況下で発生し、それでも最低限の権利が与えられるわけです。それを思うと、アメリカに外国人差別があってのことだろうけれど。
 遵守できる国際法規の制定を一度考えた方が良いかもしれませんね。

 日垣氏のメルマガネタはいったんペンディング。どうにも時間が取れない。必ず書きます。

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2004.05.08

リンディ・イングランド二等兵

 金曜お昼、耳鼻科へ。クラリス200錠、トランサミン、リンゲリーズ、ビフィズスの四種類プラス、トローチにうがい薬の処方箋が出る。

※ 福田官房長官辞任

 まだ詳しくは掛けないし、固有名詞も出せないが、私が政権の中枢から入手した極秘情報によれば(←固いぞぅ(~_~;))、今回の辞任劇は福田長官の自作自演……。おっと、ここはやはり小沢一郎が引き金を引いたと見るべきか。やっぱり小沢さんが、菅さんに辞任を迫った時点で、福田さんは、道連れに出来るとふんだわけだ。こらもう先に辞任した方が勝ちだから。
 しかし新聞辞令も凄まじいですね。誰が仕掛けているんだか。これで民主党はガタガタ、政界再編の引き金をもう一段進めたいというのが小沢さんの本音でしょう。
 ただ私は、いくら年金改革を今扱っているからと言って、そもそも制度がいい加減だったことが原因なのですから、この程度のことで役職辞任なんてのは大げさだと思いますよ。与野党供に。魔女狩りのように思えてならない。とりわけ菅さんのケースは、全くのケアレス・ミスじゃないですか。でやっぱり批判が渦巻く原因は、とりわけマスコミの連中は、フリーと会社員の身分を行き来することの大変さの認識が無いからですよね。彼らは、生涯会社員として過ごせるから。

 所で、あれは朝日なのか、全国の知事の状況を調べ、未納期間があった知事の名前を公表しているが、その中では康夫ちゃんは未納期間は無いことになっている。でもこれって、国会議員のそれと同様に、全部自己申告なんですよね。もし本当に、この情報を明らかにする必要があるのであれば、社会保険庁の名において、政治家や自治体首長の納付状況を公表すべきでしょう。

※ リンディ・イングランド二等兵

 イングランド二等兵は、ウェスト・バージニア州の小さな町のトレーラーハウスで育った。貧しかったが、彼女には向上心があり、高校を優秀な成績で卒業した彼女は、大学へ通う学費を稼ぐ目的で陸軍に志願した。そして、任地のイラクにおいて、若い伍長と恋に落ちた。――と、ここまでは、ジェシカ・リンチと似たようなもの。しかし彼女は、残念ながら悲劇のヒロインにもなれなかったし、現状では、自伝を書いて儲ける目処も無い。なぜなら、彼女は軍に拘束され、軍法会議を待つ身の上だから。
 米陸軍第372憲兵中隊に配属された彼女は、婚約者である伍長と供に、イラク人捕虜の虐待に加わった。そう、あの流出写真で、煙草をくわえながら、捕虜を下品に指さす女兵士、それが彼女であり、婚約者と供に、逮捕された7人の内の二人となった。
 彼女は、任地で妊娠し(前線での妊娠は、米軍の女兵士に取って後方離脱の最も確実な手段である)、フォートブラッグへ配置転換となり、そこで逮捕された。ちなみに、現在出回っている流出写真のほとんどは、婚約者の伍長が、記念に撮影してCD-Rに焼いたものがソースらしい。
 彼女はもちろん、アメリカにおいて、ジェシカ・リンチを越える「スター」となった。もし保釈されることがあれば、独占インタビューで大金を手にするチャンスがあるかも知れないが、彼女の将来はリンチほどに明るくはない。せめて彼女が無事に出産することを祈ろう。

※ マイケル・ムーア、ディズニーに蹴られる

 とっくに決まっていた話をムーアがカンヌに会わせて華々しく公表したようですが、こんなもの、配給会社を何処にするかを決めた段階でムーアが最初に仕掛けたに決まっているじゃないですか。ディズニーがそんなもの配給するわけはないんだから。アメリカのエタンーティメント業界では、しばしばこの手の、「どこそこの大物に蹴られた」という「勲章」を宣伝文句に使いますから、アメリカではどっちもどっち程度のニュースにしかならない。てか、これはウブなディズニーがまんまとムーアに引っ掛かったというのが真相でしょう。
 ドラマ「ウェスト・ウイング」にも、ある過激な映画のホワイトハウス内での上映が決まっていたのに、いざ脚本をチェックしたらとても大統領が付き合えるような代物じゃなかったものだから、やんわりと上映を断ったら、製作者側が、ここぞと噛み付いて、まんまと宣伝に成功するというエピソードがある。

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2004.05.07

行政運営に於ける合理性

※ 福田官房長官辞任

 ちょっと何が本音なのか良く解らないですね。あの人のキャラって、時代劇に出てくる嫌味な官僚役にぴったりなんだけど、今度悪代官役で何かご出演して貰えないものだろうか。

※ 米ポルノ業界、HIV感染4例目を確認

 てかあんたたちナマに拘り過ぎ。映像美学も何もなしに、ただ獣のごとくやりまくるだけのビデオなんざ作らなくて良いって。少しは日本のAVを勉強して欲しい。ま、ぶっちゃけ私が日本のAV鑑賞に割いているエネルギーを100とすると、いわゆる「洋ピン」(一定世代以上でないと通じない言葉だ(~_~;))に割くエネルギーは1かそれ以下です。だから、そんなんでアメリカ・ポルノ界の全てを語るなと言われるとそれまでだけど、それにしても、アメリカ・ポルノ界の創造性の無さには辟易とする。あれは、塩とペッパーを振れば、何でも食えるというアメリカの料理と同じですね。アメリカ社会以外には全く通用しない。ハリウッドだって、金掛けた脳天気大作ばかりじゃなく、たまには良いものも作る。それは裾野が広いからですね。世界中から才能が供給される。でもアメリカのポルノ界にはそれが無い。だから進歩が無い。クリエイティブになれない。クリエイティブなセンスに恵まれないから、勢い本番行為のボリュームで誤魔化そうとする。

※ 千葉の合併問題巡り田中知事来援、堂本知事と批判合戦

これは微妙なところで、私は彼がそれを長野県下でやるのはイリーガルだと思っています。なぜなら、市町村合併という微妙な問題で、県知事が合併反対の旗を振るのは、市町村にとっては、上部の行政からの押しつけと写るから。それでいて国も同じ方針なら良いけれど、県と国が明後日の方向を向いて意見してくれば、当事者の市町村は股裂き状態に陥るしかないから。
 他県にしてみれば良い迷惑だろうけれど、私はこれ、「他県の問題に口出すな」と言っても、まず康夫ちゃんには通じないし、むしろそうやってメディアに取り上げられることこそ、彼と、彼を呼んだ人々の狙いなのだから、もう少し正面から、田中康夫の主張の何が間違いであるかを批判した方が良いと思いますね。これではまんまと敵の術中にはまるだけ。

※ 県幹部職員辞令交付に5時間!

 これを報じたSBCの記事には、タイトルの最後に「!」マークまで付いていました。実際にはこれ、休憩を挟みながら6時間近い行事となった模様です。これ、当事者にとっては、単なる虐待だし、県民にとっては、人的資源の無駄遣いに過ぎない。何でも、この時間を掛けることによって逸失した人件費は500万円に上るそうですが。
 年間365日しかない。公休日を入れると、公務員の実働は200何日ですよね。それで一日を潰すということは、本来働いている時間の0.5パーセントが、この不毛な独演会に居続けることによって喪失したわけです。何しろ喋る方は他にやりたい仕事も無い。暇を持て余していますから、こういうことでしか、話題作り出来ないし、部下に対して堂々と普段の意趣返しも出来る。
 ただ、彼や取り巻きの県幹部に自覚して欲しいけれど、合理性の無い虐めに走っても、失うものは大きくても得るものは何も無いわけですよ。それこそ、癌で明日は無いぞと陰口叩かれながら5時間も6時間も頑張ったという本人の満足感しか残らない。
 そこに居ることを義務づけられた人間にとっては、それがどんなに有り難い話だろうが、県政なんか何の興味も無い腰掛けのタレント知事からこういう虐めを受けたという記憶しか残らない。あまりにも不毛だと思うのは、県知事に本人には、合理性という意識は全く無いわけですよ。彼はまあ、そのことを突っ込まれると、れいによってあれこれ弁解するんだろうけれど、世の中には、通る弁解と通らない弁解というのがあって、「ユマニテ」騒動だのこういうケースは、通らないわけですよ。ただ単純に合理性が無いんだから。そういう時に、知事さん、貴方にも言い分はあるだろうけれど、それは無意味ですと、きちんと諫言できる幹部がいないと駄目ですよ。
 この件は、幹部職員の反感を増幅させ、人的リソースをそれに縛り付けることによって、県民の利益も損ねたという二重の損害を長野県に与えている。

 吉村県政当時、毎年新年になると、幹部が知事公舎に祝賀のご挨拶に行列を為すという習わしがあったらしい。田中康夫を擁護するために、このネタを繰り返し披露するグリーン車大好きなジャーナリスト氏がいらしたが、この行事は、それに匹敵する愚行です。あちらは曲がりなりにも休日期間中の幹部の自由意志だったが、こちらはそうじゃないし、何しろ日常業務の中でのことだけになおさらたちが悪い。

※ そんな事実は無い

【 日本最後にして最悪の談合組織が大手メディアであるということを私はいつも書いてきた。海外での記者会や警察署での記者クラブそして田中康夫さんの脱記者クラブ宣言とそれをめぐる各社からの卑劣なイヤガラセ合戦で私はそのことを肌で感じてきたがこういう談合休刊日があると現場を知ることができない一般読者の方々も彼らの談合体質を身をもって味わうことができるのである。】勝谷氏木曜日記より

 記者クラブを廃止したことによる各社からの卑劣なイヤガラセ合戦があったという事実はありません。記者クラブを廃止したせいで、借りてきた猫のように大人しかった長野県庁詰めの記者さんらは、更に大人しくなっただけのことです。
 まあ康夫ちゃんが、記者クラブの廃止を打ち出して以降、マスコミから(普通に)批判されたことをして、ほんの一部のメディア(朝日、読売)を味方に出来ないのは、彼らの意趣返しだと思い込んでそれを吹聴したのを、ちょうちん持ちな連中が真に受けただけかも知れませんが、少なくとも、紙面に現れる形で、イヤガラセなどは無い。何の根拠も証拠も無いことです。
 この人、ついこの前も、アホな公安情報を掴まされて、人質事件の自作自演説に踊ったばかりなのに、全く懲りない人ですね。まがりなりにも筆で食べているんだから、何をしてイヤガラセがあったと判断するのか、証拠を挙げて欲しいものですが。

 それに、談合休刊日に号外を出した朝日を罵ったのはついこの前のことじゃないか? マルチ・スタンダードなこのもう忘れたんだろうか? 
 ええとこのボンボンには解らないだろうけれど、田舎の新聞販売所は、複数紙を配っていますから、彼が愛してやまない配達の苦学生に休みを与えるにはそうするしかない。いいじゃん。新聞も週休二日とは言わないまでも、そろそろ週一休みを取るくらいのことを考えても良い時期でしょう。

 日垣氏メルマガ・ネタは長くなるのでまた明日。さ、耳鼻科に行って来よう。

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2004.05.06

荒天の連休終わる

 木曜朝、親父のバッグをチェックしたら、やたらと重い。どうせ読む暇なんか無い文庫本が3冊、なぜか昨日買った消しゴム、血圧計にひげ剃り。このシェーバーというのがまた凄い。何をどう作ればこんなにでかく重たくなるんだろうと思うほどに馬鹿でかい。ひと昔前のハンディ・ムービー並み。2日3日髭を剃れんでも死にはせんと、次々とバッグの中身を放り出して家を出る。

 南武線京急線で羽田へ向かう。川崎のサラリーマンって、シルバーシートの真ん前に白杖持った婆さんが立とうが、乳児を抱えた母親が立とうが我関せず。田舎じゃ絶対にあり得ないことで(たぶん外国でも無い)、こういう目に遭遇すると、都会人のモラルは潰えたなとつくづく思う。
 13時のJAL便にジジババを乗せる。チケット・センターで「スマイル・サポート」なる老人ケア・サービスを依頼する。だが集合場所がどこだか解らない。全日空の場合、6番の柱と決まっているんだが、何やらカウンターの女性はムニャムニャで、要領を得ない。結果的にそれは、チケット・センターの真向かいに、カウンターという形できちんと存在したんだけど、何故この程度のことを口頭で説明できないんだろう。
 日航と言えば、他業種に接客業のアドバイスで人材派遣するほどのベテラン会社なのに、日航ですらまともな接客が出来ないとなれば、あとはマニュアル主義のファーストフードやTDRくらいでしかまともな接客にはお目に掛かれないということか。
 田舎への土産を到着空港から宅配扱いするために、近くにいた案内の女性にカウンターは何処ですか? と訊いたら、「解らないから訊いてきます」。これもすぐそばにあったのだが、何で案内役の人間が知らないのだろうと思って、「ひょっとして宅配サービスの利用者が少ないのでしょうか?」と訊いたら、「いえ自分はまだここに配属になったばかりで、しかも先月カウンターの一部変更があったため知りませんでした」とのこと。いやぁ、それで貴方がそこに立っているのは意味無いでしょう。せめて貴方が知っておくべき情報は事前に抑えておいて欲しいぞ。
 時間があったので、出発フロアの奥のギャレリアの喫茶店でお茶する。こんなスペースがあるなんて初めて知った。天井が高くて気持ちいいが、禁煙席に衝立やファンがあるわけでなし。やたらと煙草臭い。
 所で、羽田というのは、致命的にどうしようもない部分があって、たとえばエスカレータは、荷物もベビーカーも使うなと警告しながら、ギャレリアの上の階に上り降りするためのエレベータは三基しか無く、いつも客を積み残して動いている。全く需要を満たしていないのに、増設しようという動きもない。下の階に授乳室があるんだが、これも首都の玄関とは思えないほど狭いらしい。なんとかならないものか、この空港は。

 12時半にスマイル・センターにジジババを連れて行く。案内の女性がつつーと歩いた後、「あ、お手をお持ちしましょうか?」と婆さんの左手を持って歩き始めるのでキレそうになるが我慢する。きっとこの連中は、日航の社員じゃない。東急エージェンシーかどこかの、それも契約社員だろう。多くは期待すまい。
 目が見えない人間は、介護者が自分の前を歩くことを極端に嫌う。それは、足を出した瞬間に、相手の後ろ足にぶつかる危険があるからで、介護の鉄則は、斜め後方より肘なり腰に手をあてることなのだが、この連中は全日空にしてもJALにしてもその鉄則をまるで知らん。盲人は手を引きゃあ良いだろう程度にしか認識していない。うちの親父並みに役にたたん介護者だ。

 用事があった女房は先に帰ったので、次男のベビーカーを押して帰宅、車中、半分は寝ている。駅で女房長男と合流、丸井フードコートでラーメン。ここのラーメン、500円もする割には全然美味しく無いんだよね。太麺のせいだろうか。耳鼻科に行きたかったが、この辺りの町医者はどこも木曜が定休。
 14時帰宅。そのまま倒れる。爆睡と行きたかったが、長男すこぶるハイテンションにて、昨日買ったばかりの「ウルトラマン大百科パート2」を開き、歴代ウルトラマンの名前を大声で復唱する。あんたら、ジオン軍のキャラか!? どうしてウルトラ兄弟が30人も50人もいるんだ。
 次男、結局5月連休中は何処にも行けなかったが、昨日、婆さんの財布にて7.000円もするデカレンジャー・ロボをゲットしてご満悦。どうしてこんな値段なのだろうと思うが、たぶん搭載されているLED光源のせいでは無かろうか。電球ものだと半年も持たないが、LED光源ならうちの息子に孫が出来る頃まで遊べそうだ。

※ 三菱ハブ事故

 これは三菱の責任だけクローズアップされているけれど、国に責任は無いのでしょうか? 三菱は過去にリコール隠しがあったわけで、それを認識するなら、国は他にも隠蔽や誤魔化しがあることをその時点で疑うべきだった。
 さらに言えば、自動車というのは、高度成長期以降、一貫して日本経済の牽引役であったわけですね。しかも今では主要輸出産業の根幹でもある。にも関わらず、国の責任において、国の機関で、それらの商品の安全性をテストする体制が全く無い。
 日本の自動車産業が発展した理由は、それが国の保護下に無かったからだけど、そろそろ、業界任せで無い、消費者本位のチェック・システムを作るべきでは無かろうかと思います。

※ 自衛隊ヘリ近づきテント飛ぶ 米軍岩国基地で6人けが

 岩国での事故で、ホストは米軍、ゲストが自衛隊なんでしょうか。MH-53Eのローターの爆風に飛ばされたみたいですが、これはやっちゃいかんですよ。それやって良いのはSH-60まで。あんな大型ヘリでそれやったら、観客は吹き飛ばされるかも知れないくらいのことは考えないと。
 ただ、私は田舎のショーに帰った時も感じましたけれど、アメリカで基礎訓練を受けたロック岩崎は、基本的に米軍のレギュレーションで飛んでいますから、絶対に観客の上は飛びません。欧米のレギュレーションというのは、どんなポジションでアンコントロールに陥っても、絶対に観客席には墜ちないことを前提にしている。だから日本のそれと比べると、ちょっとショーとしてつまらない部分はあります。
 でも、例えばT-4ブルーは、最後のコークスクリューで真正面からアプローチして来る。鹿屋では、AH-1Sや、地元の救難ヘリが観客の真上を最後に飛ぶし、P-3Cだって、お構いなしに観客の上空をパスする。
 いつか、日本のエアショーの、この甘いレギュレーションが原因で、数十名の観客の犠牲者を出す大事故が起こることでしょう。私らがいくらレギュレーションを厳しくすべきだと主張しても、なかなか受け入れられない。

※ 米軍民間人攻撃?

 フランスのテレビ局が公開する前に、ABCが公開したというアパッチヘリの赤外線映像ですが、あれは米軍のROEで言えば、全くの合法ですね。映像の一番最初に、人間が何か竿状のものを抱えて走って空き地に置くか、放置しに行くシーンがある。ものが何かですが、端っこに、何かぶら下がった蓋のようなものが揺れているんですよね。それを見ると、どうも携帯式対空ミサイルに思えなくもないけれど、対空ミサイルにしてはあまりにも軽々と持っているし、センサー部分の膨らみが無い。その点からすると、弾頭を装着していないRPG発射基かなとも思える。
 前世紀以前のいろんな国際法規に照らすと、ちょっとグレーゾーンな攻撃ですけれど、あれで軍法会議に掛けるの無理でしょう。いずれにしても、この戦争の難しい側面を窺わせる映像でしたね。
 しかし、30ミリ砲でミンチにした後の人間って、まったく原型を留めていないというのが、当たり前のことながら凄い。肉片が飛び散って、それが反応するだけなんだもの。胴体らしき部分すらモニター上では判別できない。

 本日は、康夫ちゃんの5時間(虐待)辞令交付、勝谷氏の、そんな事実はない、「長野記者クラブ解散イジメ」、批判者を排除する日垣氏メルマガ等を書く予定でしたが、また明日。

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2004.05.05

鹿児島新報廃刊

※ 英軍捕虜虐待写真に偽造疑惑?

 銃や帽子が違うという疑惑が持ち上がっていますが、何しろ、傭兵が一杯入っていますから、そんなに大きな問題かなと思いますね。型落ちした銃や、制服が彼らに支給されていても不思議は無いし、最前線では、兵隊は自分の好みに合わせて、勝手に武器や装備を調達することは珍しく無いですから。

※ 鹿児島新報が自己破産へ 多額の負債抱え行き詰まる
http://www.kagoshimashinpo.com/

 ちょっとショックなニュースでして、鹿児島には、南日本新聞と鹿児島新報の二つの地域紙がありまして、しかし実質的には、南日本新聞が圧倒していて、鹿児島新報というのは、全国紙程度のシェアしか無かったのですが、それでも巨人・南日本新聞と張り合い、第二県紙としての役割を担ってきた。
 サイトに関しても、南日本新聞より遙かに充実した作りでした。明日から更新が無いと思うと残念です。昨夜アップされた紙面に、ここに至る悪戦苦闘振りが掲載されていますが、結論を言えば、不況が進み、なんとかここまで持った岩崎産業の体力もいよいよ限界に来てしまったことですね。景気回復を待って、なんとか復活して欲しいです。

※ 車谷氏らに賠償求め提訴へ 誌上で「下品な文章」

 読み手を極めて不快にさせるニュースでして、マスのメディアを制した人間が、同人誌の書き手を相手に、言いたい放題のこと書いて、しかもそれを編集レベルでチェックしない。

「それにしても女性の文章は下品な文章だった。さぞや人品骨柄の卑しい人なのだろう」

これは、84歳の女性俳人から盗作を指摘されて、それをあっさり認めた上での負け惜しみなんだが、盗作の事実を認めた時点で、弁解はともかく、少なくとも相手の人格を非難する資格などは喪失しているわけで、本来編集者が、先生、これちょっと大人げないですよ、と諫めなければならないのにそれが無い。他社では起こりえない状況では無かろうかと思う。
 何がわれわれ同業者を不快にさせるかと言えば、物書き全員が、マスの世界に生きることを免罪符にしているわけではないし、いわんや、影響力の大きさで自分より声の小さい人間を威嚇し、圧殺しようなどとは思っちゃいない(でもグリーン車が大好きなビッグマウスな人はそうかもぅ)。マスに訴える手段を手にした者にこそ、強い自己抑制を求めたい。

※ 問題行動を起こす子は睡眠時間が不規則

 そっか、俺の人生に問題行動が多かった原因はこれか(-_-)。ところでうちの4歳児は、この頃、人を蹴るわけです。特徴的なことは、親を蹴る時には、それなりに蹴るという意思表示をして蹴るんだけど、見ず知らずの人間に蹴りを入れる時には、まったく素知らぬふりをして蹴りを入れるんですね。とりわけ電車の中で、自分が占有しているつもりの隣に誰かが座ってくると、明後日の方向に顔を向けながら、盛んに足で蹴り入れている。だもんだから、親もなかなか気付かないんですよ。

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2004.05.04

Dash to freedom

 今朝、CNNを見ていたら、「Dash to freedom」という派手なタイトルで、トマス・ハミル氏の救出を報じていた。なんて脳天気なと思っていたら、そのすぐ後で、ハミル氏の自宅から数十キロしか離れていない、同じミシシッピ州の兵士の留守宅に訃報が届いたというニュースも報じている。以前ならCNNはこんなバランスを取るようなことはしなかった。
 ところで、このハミル氏。絵に描いたような米国の田舎のファーマーですね。43歳。消防士を辞めた後、農場経営に乗り出すけれども破産、いろんな仕事をこなすもうまくいかずに、ハリバートンのリクルートに応募してイラク行き。所が奥さんの心臓手術のために一端帰国し、それでまた借金が膨れあがった。
 恐らくこの人の元には、全米中から寄付が集まって、借金は返済できるんでしょうけれど、農場経営で破産というのは、90年代以降のアメリカ社会の暗部を象徴する出来事で、アメリカ人自身が、この事件にある種の後ろめたさを感じているのが報道から見て取れる。

※ 予備役の練度

 アメリカでは、れいの捕虜虐待に関して、派遣されていた第800憲兵旅団が予備役で訓練不足だったからだと伝えられ、当の部隊側が、軍は予備役に責任転嫁していると抗議する状況になっています。
 この状況下においては、血の気の多い正規軍の若造集団を派遣するよりは、実社会での経験を持つ予備役に任せた方が遙かに賢明なわけで、日常生活に戻れば、良きパパであり、良き管理職である人々ですら、戦場では狂気に目覚めるという事実を直視すべきで、もしこれが正規軍だったら、事態はもっと酷くなっていたでしょう。

※ 4月29日木曜日 鹿屋エアメモ

 朝7時半、装備を背負ってタクシーに乗り込む。事前予想人出は7万人だけど、雲一つ無い快晴なので、もう少し増えるだろうと予測する。史料館正門でタクシーを降りる。お台場から引っ越した二式大艇の組み立てはぎりぎり間に合ったらしい。何処に置かれているんだろうと思ったら、史料館の外、道路を挟んで旧国道側の芝地に置いてある。それは良いんだけど、機首の真ん前にソテツとか植えられているせいで、障害物無しに機体の写真を撮るのが結構難しい。どうしてあれを移動しないんだろう。

 開隊50周年の看板が掛かる基地ゲートを潜る。プログラムを受け取るとどひぇ~!? ブルーは2時半からとある。実は最後にブルーが新田原リモートで飛来した6年前、来年は鹿屋からの離陸になるからと聞いていたのだが、その後の事故で全てはご破算に。さらに鹿児島県出身の空幕長が誕生したことで、鹿屋は後回しにされた。
 エプロンに出ると、おお! T-4ブルーがいるじゃないか! しかし、あの塗装、そろそろデザインを変えてはどうだろう。ロープ際はすでにあらかた場所取りされて埋まっている。うーん、ブルーの追っかけがいるとは思っていたが、皆さん、凄い装備。こんなん仕事で揃えたら大赤字、趣味でなきゃとても揃えられないぞ。まだ場所取りするだけの空間は僅かに残っていたが、そこまでの情熱は無いので、さっさと展示機を撮影する。
 今回、ブルーが来るせいで、ホストは手を抜いたのか、米軍の飛来機はゼロ。空自はいつものラインナップだが、イーグルはいない。このオープンハウスに帰る度に思うんだが、ひょっとして新田原と鹿屋って仲が悪いんだろうか。ちなみに、イーグルや米軍機の飛来が無かったのは、酪農の牛が驚くからということになっている。
 今回は、さらに残念なことに生徒隊のドリルも御近所幼稚園の鼓笛隊も、基地同好会の太鼓も無し。佐世保からブラスバンドが来ただけ。
 しかも、いつもなら基地所属機が一通り上がっての観閲飛行並みの派手な編隊飛行があるのに、それも無し。基地から上がったのは救難ヘリ一機のデモと、P-3C4機のデモフライトだけ。この他には、熊本の飛行クラブのパラシュートと、ロック岩崎、陸のAH-1Sのデモだけだから、全くスカスカ。一機がデモし終わったら、30分くらい何のイベントも無い。はっきり言います、群司令。連休の最中で隊員も休みたい時にご苦労なことではありますが、あれは全くの手抜きです。ブルー人気におんぶして、こんな手抜きのイベントをするくらいなら、ブルーなんて呼ばなくて良いです。
 昼前、M君より電話。まだ鹿児島市内の家だと言う。ブルーは2時半からだから急がなくて良いと応じる。昼休みは何しろ1時間半前後イベントが無いので、一端荷物を纏めて昼食エリアへ。いつもの黒豚の串焼き500円とポカリスエットで軽く腹ごしらえする。
 午後は、ロック岩崎、P-3C4機の機動飛行で始まる。VX1000でまともに撮るのは初めてだ。M君やっと到着、EOS-10Dを預けるも、全くの見ず知らずのオジサンに捕まり、世間話。あたしは、田舎の人間に関してひとつだけ我慢ならんことがある。頼むから、用もないのに見ず知らずの人間に話し掛けないでくれ!(-_-)。
 すでに西日となった中で、T-4ブルーが離陸する。うーん、しばらく見ないうちに、更に洗練された感じがする。でもあの塗装はそろそろ……。それにカラースモークはやはり復活して欲しい。
 米軍機がいないので、帰りの離陸を待つ必要もなく、みんな帰り始める。M君と、二式大艇の写真を撮り、史料館の真向かいにある物産センターの休憩所でお茶する。
 M君、いい歳して250ccのバイクでやってきたらしい。タイヤを見ると何やらごつごつしている。今、オフロードに凝っているんだとか。お前それ、結婚する方が先じゃないのか? と諭そうかと思ったが、無駄なので止める。

 タクシーを求めて坂を下っていると、何やら聞き慣れないエンジン音が。なんとジープに先導される陸の指揮通信車が走ってくるではないか!? 国分だか都城への帰途らしい。公道走行シーンなんて滅多に撮れるものじゃない。しかも、こっちは歩きなのに、渋滞しているせいで3度も追い越せた。
 帰宅してニュースを見ると、主催者側発表の人出は12万人とある。それはオーバーにしても、8万人は来ていたかな。地元の意向で、人出が見込めるこの時期に前倒しされたんだけど、何しろ飛行機代が一番高い時期から家族みんなでは帰れないし、隊員も気の毒だから、従来の5月下旬にぜひ戻してほしい所です。

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2004.05.03

勘違いの二重奏

 日曜、海自OBの叔父夫婦と昼食。スタトレ丸ごと2日間、やっと終わる。ほっと一息。

※ 国家に責を問うなかれ

 週刊アスキーの歌田明弘氏の「仮想報道」の現在発売号は2ちゃんねる批判です。
繰り返し述べますが、私は平素、歌田明弘氏を尊敬しているけれども、彼は田中康夫県政誕生時、彼にインタビューしたは良いが、K嬢サイトを賑々しく紹介する一方、私のサイトを何らの補足説明もなしに嫌々URLを記述するという、ネット界の住人にあるまじき恥ずべき差別行動を取った人間であり、私はご本人から本件に関する説明があるまで、ずっとこのことを「歌田明弘」の汚点として彼の固有名詞を書く度に記述します。正直、この人に、ネット界のバランス感覚など論じる資格があるとはとうてい思えない。

 私はこのコラムにある2ちゃんねる批判には7割方同意しないでも無いけれど、パウエル発言には、みんな誤読がありますね。
 パウエルは、彼らリスク・テイカーを称賛しはしたけれど、その中に自衛隊も入れているし、実は自衛隊とイコールで米軍もその中に入っている。そして、いざとなったら、国は彼らの救出に(軍事力を行使してでも)全力を尽くすべきだというロジックにも裏打ちされている。パウエル発言というのは、立派だけど、実はイラク戦争に反対の立場を取る人間にとっては、とうてい容認できないエクスキューズがついての発言なわけです。彼らはそれを黙殺してパウエル発言を称賛している。

 左がかった人々は、往々にして国に無限責任を問うから、同胞が海外で災難に遭遇したら、国は全力を挙げて救出すべきだと要求する。ところが、じゃあそれには軍事オプションも含まれるんだね? と訊くと、口籠もるか、「それは困る」と言う。
 そして右の人々は、リスク・テイカーを批判する一方で、国家は軍事力を行使してでも、彼らを救出するのは当然だと主張する。
 この二つはどちらも間違っています。国に無限責任は無いし、国家が国外で軍事力を行使することは極めて限定的でなければならない。
 この問題で、正しい発言を行っているのは、元帥ただお一人です。

http://www.smn.co.jp/kanehira/
 このコラムでは、金平記者のメルマガが再開されたという嬉しいニュースもあるんだけど、金平記者も全く同じ過ちを冒して、国が助けるのが当たり前だと述べている。

* 救出遭難における自己責任
http://www.pref.nagano.jp/hisyo/press/20040428n.htm

 康夫ちゃんの先週末の記者会見は、田中知事に敬意を払ってくれるお気に入りの記者に囲まれ、非常に和気あいあいとした会見だったらしいですが(ヘドが出るよなテキストですよ、記者さん等)、年金を払っていると何度も繰り返しつつ、実は未納期間があったらしいことを言外にゲロしちゃったりしているんですが、面白いのは、後半部分で、長野県が、山岳遭難での救難費用を被害者に請求することにした一件で、記者から突っ込まれて、全くしどろもどろな答弁をしている。
 イラクの人質に対する自己責任批判を舌鋒鋭く口撃するわれらが康夫ちゃんも、いざお膝元で発生する遭難事故に関しては、自己責任を問うて、金払うのが当然だなどと開き直っている。私は、一貫して、ヘリ代金は行政サービスの範疇だ、金を取るべきではないと述べてきました。
 この人たちの自己責任原則と、国家の義務を巡る発言は、どいつもこいつもしどろ。あんたたち、一から勉強して出直して来てくれ。どうしてこう幼稚な議論が堂々とまかり通るんだろう。

※ イラク人捕虜虐待

 正直、この事件は、今後のイラク情勢を占う上で、致命的な影響を及ぼす恐れがある。駐留が長期に渡り、しかも展望が開けない。一方で、兵隊の数は増えないのに、収容人員は天井知らずで増える。日本の刑務所がここ10年直面した現象と同じような状況ですね。それが半年かそこいらであっという間に拡大した。ある意味、起こるべくして起こったことで、対策を取ろうとしなかった米軍トップの責任でしょう。
 言葉が解る兵士はごく僅か。そんな中で、相手に自分の意思を伝達するには、恐怖でもって支配するしかない。恐らくは今後もこの手の虐待はこっそりと続くでしょう。収容人員を減らせる目処もなければ、通訳を増やせる目処も無いんですから。
 所で、この公開された写真で一番屈辱的なことは何かと言えば、やっぱりフレームの中に女性兵士がいることでしょう。フセインの拷問だって、肉体の拷問が主でしたから、あそこまで屈辱的なことはしなかった。あれはまあアラブ社会全体に対する侮辱でありレイプだと思う。

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2004.05.02

 イギリスよ、お前もか

 テロ朝、朝生、代わり映えのしない面子で、何か古臭い、しかも結論が出きった話をしている。「国家として国民を救うのは国家責任」だなんて、そんな勇ましいことを言って良いのか? せめて元帥を出して、邦人保護に国家の無限責任は無いということを喋らせるべきだった。
 土曜、22時寝で0時には目が覚める。5時まで起きて、また寝て7時半に起きる。基本的に鼻の方が完治していない。軽度の鼻づまりが起こるせいでなかなか熟睡できない。
 お陰で起きている間中、睡魔に見舞われる。ここ四日間、終日眠気が取れない。

※ 米英兵のイラク人捕虜虐待、アラブ諸国から非難

 朱に交われば赤くなるの典型というか、所詮、アングロサクソンはこの程度の人権意識の持ち主と言うべきか。昨日の朝、CBSニュースのサイトにアクセスしたら、混んでいるのか動画をダウンロードできない。夕方になってやっと成功。最初見た瞬間は、ただのやらせじゃないかと思った。日本のテレビ局では、対応が別れましたね。テロ朝は、あまり過激な写真は出さなかったけれど、TBSはまんまだった。
 まあ戦争が長引けば、軍隊の士気もこんなものでしょう。そもそもアメリカでは、アルカイダ絡みで、とんでもない不当勾留がグアンタナモ基地で続いている。全体的に人権感覚が麻痺しているみたいですね。この国は。

※ 川崎大師

 10年振りのご開帳だという川崎大師へ。京急の大師駅に着いてから延々と参道を歩かされる。あのロケーションをして、大師駅を名乗るのは詐欺じゃないかと思う。人出はまあまあ。でも、同じ川崎市にこんな場所があるなんてちょっとエキゾチックかも。
 帰宅したら、同時間帯に小泉総理が来ていたことを知るが全く気付かず。それこそ、パトカーすら見なかったし、境内でもほんの数名の制服警官を見ただけ。
 ただご開帳に並ぶ人々の数は半端じゃなかったから、その時間帯、一般人の足止めがあったということだろうか。

※ 動物文学の戸川幸夫さん死去 イリオモテヤマネコを発見

 合掌

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2004.05.01

居眠りなんてたいしたとない

※ 人質二人会見
「拘束されたのが他の人でも、政府に対して撤兵を願うのは当然のこと」郡山さん弁

 申し訳ないけれど郡山さん、貴方のその考えが変わらない内は、海外へ出ないでくれ。迷惑だから。
 変な会見でしたね。まるで何処かの県知事のトークショー会見を見るようで、記者からの質問はほとんどない。一方的に喋りまくるだけ。おまけに拍手するプロ市民な連中がいる。
 相変わらず、何が世間を不快にさせているかに鈍感な連中が情報をコントロールしようと背後で糸を引いている。

 公安がしきりに自作自演説で事情聴取したような発言がありましたが、ま、お茶目な公安がそう信じていたというのはともかく、警察という所は、あらゆる犯罪において、まずは被害者を自作自演で疑うものです。

※ 帰京

 初めてVX1000と三脚を持って帰ったせいで、帰京時はこれに女房実家への土産が加わりとんでも無い重量の荷物になる。私が持っている一番大きなカメラ・ザックで帰宅したんだが、当然入りきらないので、羽田に着いた後は、三脚をザックに結び、パッキングをし直したんだが、それでも、50メートル歩いては休憩してゼーゼー。三脚くらい宅配すれば良かった。

※ 羽田空港・滑走路侵入:死亡の容疑者から覚せい剤反応

 犯人が素人さんで良かったねという事件。これが目的と意思を持つ犯人だったら、滑走路上に居座り、離着陸途中の旅客機を巻き込んで滑走路は一週間閉鎖。最悪の場合は、ジャンボの500人が犠牲になっていた。

※ 全日空機長、乗務中居眠り=国交省立ち入り検査時

 そんなに大きなニュースだろうかと思うんですよ。この人たちは、朝は始発の7時から終便の9時10時台までの勤務となると、激務は激務で、国際便より国内便の方がむしろタイトですから、居眠りくらいするでしょう。国内便での乗務時間制限はどうなっているんでしょうね。
 でもシステム自体が、パイロットはよそ見も居眠りもするだろうことを前提にアラームのシステムを組み立てているわけで、目くじらたてんでもと思いますね。機長とコーパイ二人が一緒にコクピットで船を漕いでたなんて珍しくも無いでしょう。

※ データ流出:「Winny」で防衛庁の秘密文書など閲覧可能

 これは、幹部自衛官がファイル交換やっていたせいで、うっかり流失したということらしいんですが、まあ学生さんや、貧乏サラリーマンがファイル交換に頼るのはまだ許せるけれど、公務員にやって欲しく無いですに。欲しいものはきちんと正規の料金を払って入手して下さい。

 今日は週刊アスキーの歌田明弘の地球村の事件簿に関して書くつもりだったのだけれど、長くなるのでまた明日。本来なら今は生活リズム修正フェーズのまっただ中で、昼間は寝ているはずなものだから、終日、異様に眠い。眠い一方で横になっても長い時間眠られない。

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