大石英司の代替空港

※　長崎、小学校殺人事件

　広島、長崎と「平和平和！」と連呼する地域に限って、この手の残酷な少年犯事件が発生するのは、やはりその平和教育に原因があるのだと思う。物心着いた頃から、被害者意識を植え付けられ、それが被害妄想を生み、外への攻撃性となって現れるのでは無かろうか。

　しかし、辛いですわな。取材する側もされる側も同業者というのは。

※　携帯電話は禁止、すべて没収＝外国人との接触規制か－北朝鮮

　たぶんなし崩しにまた再開されるでしょう。外国人が利用可な状況は継続されるみたいですから、外国人が使えるものを特権階級に禁止できた試しは無いし、じゃあ何のためにアンテナのインフラを整備するんだということにもなりますから。むしろ当局が手を焼いているのは、国境地帯で、朝鮮族が持ち込む携帯でして、国境の向こう側との密輸ビジネスに使われている。それらは、軍の密輸を圧迫するようになりつつある。

※　ドミニカ移民

　月曜日にチャンネルを捻っていたら、ＮＨＫで国会中継をやっていました。そしたら、人の良さげな議員さんが、ドミニカ問題で政府を追及していました。民主党の議員さんだろうかと思ったら、これが自民党。名前も顔も全然知らない。夕刊や火曜の朝刊に記事が出るだろうと思ったら、これが一行たりとて出ない。参議院だったからでしょう。
　ちょっと酷いと思いますね。いくら退屈で、しかも読者に読まれないからといって、われわれの選良が国会でどういうやりとりをしたかは、最低限載せて欲しい。

　ドミニカ移民の話は、私も何度か書いているんですが、とにかく酷い話です。この議員さん、他の先生方は連休中は、おふらんす買い物視察とかに行くのに、物好きにもドミニカに行ってきたと仰る。ところが、彼は、事前に外務省に説明して、現地大使館の誰それに会わせてくれと申し出たにも拘わらず、彼が行った二日間だけ、なぜか疲労が溜まって、その職員は休んでいる。これが野党ならともかく、与党である自民党の議員に対して、外務省はこんな嫌がらせをやってのける。
　しかも、最後に、川口大臣に見解を求めるわけです。そしたら議員さん、途中で大臣の発言を遮って、「私は、貴方の答えを最後まで知っている。何なら教えてやろうか？」と、川口大臣が事務方から渡された外務省の公式見解のメモを諳んじて発言してみせる。
　こういうのは超党派で圧力を掛けるしか無いんでしょうね。あるいは、小泉さんの鶴の一声でも変わるだろうに、彼はマスコミが食いつくネタにしか興味を示さない。

　私は、見ていて結構感動しましたよ。今時、何のためにもならない、しかも外務省はどうせこのまま移民が死に絶えるのを待つという腹づもりなのに、朴訥なまでにこの問題に首を突っ込んでいる。この人はたぶん、ドミニカ問題の先生と呼ばれているんだろうけれど、それでいいでしょう。石原都知事は、たぶん東京の空を綺麗にした、とその一点のみで評価されるんだろうけれど、それで良い。どこぞの知事みたいに、ダム止めた～で、名を残そうとしたら、その実、とんでもない面積と数のダムが後世に残されたというのよりはましです。

　さてこの参議院議員さん、その名を「尾辻秀久」と言います。父親をソロモン海戦で亡くし、防大在学中に母を亡くして妹のためにいったん帰省、その後東大に入り、県議を経て、参議院３期目です。JICAの問題等も積極的に追求してらっしゃるらしい。鹿児島県加世田市出身。

http://www.otsuji.gr.jp/

　私の人生で、生まれて初めて、郷土が輩出した政治家を誇らしく思えた瞬間だった。

　ちなみに、当日の動画ファイルは、下記の参議院ＴＶから視聴できます。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php