堕落した週刊朝日
火曜日8時半、顔を洗ってすぐ週刊朝日を買いにコンビニへ。無い。高津駅まで出たが無い。その後、女房にも探させたが7店舗に無い。てっきり今日発売のものと思っていたのに、昨日のうちに出ていたらしい。連休でも無いのにどうしてだろう。もともと週刊朝日はコンビニ売りの成績が良くないので、無い所は無いんだが、れいの小学生殺人事件での交換日記掲載で売り切れに拍車が掛かったらしい。
ちと疑問に思うんだが、こういう時に、執筆者である未成年者のプライバシーや著作権を編集部はどう考えるのだろう? メディアはすぐ顔写真や本名とかに神経質になるけれど、こういうものに関しては無頓着なんですよね。
やむなく週刊SPA!の勝ちゃんのコラムを読んで帰る。
「自衛隊復興参加の名目を御破算にしたポチ小泉の尻尾の一振」
言いたいことは解るけれど、牽強付会の度が過ぎている。私が担当デスクなら、「支離滅裂だ」、と原稿を突っ返します。吠えりゃ良いってものじゃない。特に後半部分に至っては、そこまでこじつけるかよ?……と絶句する。
*11時、改めて書店へ 「週刊朝日」長野、オリンピック裏帳簿出てきた?
雑誌が入手難の様子なので、康夫ちゃん頁にスキャンして張り付けました。あとで記事も書きます。
この記事の執筆は、「本誌取材班」となっています。私はこの業界の人間として断言しますが、この記事を書いたのは、記者ではありません。外部の人間でしょう。気になるフレーズが一杯出てきますが、何より、これを朝日の人間が書いていないという事実は、この3頁もの記事の中で、ただの1行たりとて、調査委員会の接待スキャンダルのことが出てこないことからも窺える。
恐らく7割から8割の確率で、この記事を書いたのは、田中康夫本人です。その根拠は、あとで、康夫ちゃん頁の方で書きます。こんなへたれな酷い記事をもし記者が書いたとすれば、彼らは恥ずかしくて自分の名前なんかてとても出せないでしょう。
ここで出てきた「帳簿」と称するものは、長野県民の念頭にある焼かれた裏帳簿とは全く別物でしょう。固有名詞も無い。
出てきた経緯もいつもの通りで、議会開催を前に康夫ちゃんが、マスコミに追求そらしのネタを提供しただけのことです。今回は、何しろ、この役立たずな「長野県」調査委員会の接待スキャンダルに、年金未納問題まであるから、本人の焦りも一段と強かったことでしょう。
何処から出てきたのか? こんなものは、ずっと県庁の中にあったわけですよ。当時NAOCの幹部として、裏帳簿を焼いた当事者連中は、そのまま田中県政に取り入って出世しているわけですから、どんな資料をいつ出すかは、彼らの胸三寸で決まるわけです。それはもちろん、康夫ちゃんがメディアを扇動する程度には使えるけれど、誰も傷付かない程度の資料しか出さない。
今後、これはどうなるかと言えば、ケツに火が付いているアホな調査委員連中によって、これがいかに重要な資料であるかのフレームアップが始まるわけです。しかし最終的な報告書では、「確かに許し難い資金の流れがあり、それに税金が支出されたが、固有名詞の特定には至らなかった」という結論で終わるわけです。
腑抜け共が、ジャーナリズムの面汚しだ。
※ 携帯電話を起爆装置に総書記暗殺狙った?
良くできた話だけど、アルカイダじゃあるまいに、携帯を起爆装置に改造する技術を現地の反体制な連中が持っていたとは思えない。なら連絡程度には携帯が使われたはずだという見方も出来るけれども、だったら、金正日の通過時間をあんなに大幅に見誤るはずもない。山の上からでも見てれば将軍様の専用車は解るんだから。
あれがテロだった可能性はあるけれど、携帯がツールとして使われたとは思えない。
※ 「君が代」強制批判のPTA会長、辞任に追い込まれる
辞任に至る経緯は、れいによってじめじめどろどろしているんだけど、子供たちの前でこの人、内心の自由だのと演説しているんですよね。これは完全にアウトです。もともとPTA役員なんかやる適性は無かったと思う。首は極めて妥当な判断です。
※ モハマド君が退院、橋田さんの妻と対面
橋田未亡人がテレビに出てパフォーマンスやる度に彼女に対する私の嫌悪の度合いが進行するんですが、彼女の頭の中に、旦那がイラク人通訳を巻き添えにしたという意識はどの程度あるんだろう。正直、あの幸せそうな表情が私は不快で溜まらない。
勝ちゃんは、橋田氏ネタでだいぶ稼いだみたいだから、イラク人通訳のご遺族に、いくばくかでも弔慰金として出して欲しいですね。故人の周囲にいる人物で一番稼いでいることは間違いないし、前回のイラク行きの最大の功労者は橋田さんコンビなんだから、皮肉でなく一肌もふた肌も脱いで欲しいです。
※ 80歳のブッシュ元大統領がスカイダイビング
陸軍の兵隊と一緒に降りたと言う話ですが、たぶんゴールデンナイツなんでしょうね。かつて日系の隊長がいたり、空中衝突で死亡事故(助かった側はその後奇跡の復活を果たした)を起こしたりと話題に尽きないチームですが。
風が強くて、予定を変えてタンデムで降りたという話になっていますが、地上はもとより、引いていたスモークを見ても、雲はあったけれど、風なんかほとんど無いんですよね。最初からそういう話だったということです。
※ アメリカとイスラム カリブの囚われ人たち 日曜NHK特集
グアンタナモに収監されているタリバン兵士らの物語。テッシーによる凄まじいレポートでしたね。よくぞNHKでここまで作れたと思う。あそこで起こっていることは、アウシュビッツと似たようなものですよね。残念なのは、ナチは裁かれたけれど、このアメリカ人が裁かれることは無いという事実。だから、イラクでアメリカ人が死んでも、今はもうあまり同情できないんですよね。以前は気の毒だなと思えたけれど。
※ パキスタンのイスラム過激派、イラクへ2千人派遣か
以前にも書いたけれど、パレスチナの自爆テロでは、自爆したにわか兵士を顕彰するシステムが出来上がっていました。街の壁に大きな肖像画が描かれ、周辺諸国の独裁者から見舞金が遺族に届けられる。カダフィやイラクのフセインもその一人でした。
所が、イラクにおける自爆テロでは、そういう顕彰どころか、そもそも自爆テロに走った人間の素性すら解らない。米軍はもちろん積極的には公にしないだろうけれど、探そうと思えば遺族が何処かにいるはずなのに、現状、メディアはイラク国内で探し出せていない。
だから、相当数の自爆テロの犯人は外部から入って来た連中と考えて良いでしょう。
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