少年法という幻想
土曜朝、身体が言うことを利かない。朝からビタミン剤とドリンクを飲む。
※ 「適応障害」 宮内庁公表 一連のストレス原因
結婚してもう10年以上ですよね。そんな人間を掴まえて帰国子女だったからとか言っても始まらないでしょう。ごくありふれた精神疾患を、世間に対して何とか穏便な病名にしようとする意図がみえみえ。
皇族に入る資質を万人が揃えているわけも無いけれど、さりとて、心を病むまでに特殊な世界だとも思えない。言ってみれば、ごくごくありふれた結婚10年で子供が女の子一人の母親が直面するありふれたプレッシャーや悩みが精神疾患に高じただけのような気がするんだが。
※ 年金情報目的外閲覧 議員・タレントら対象 職員調査
これは、信毎のヘッドラインでして、中には当然康夫ちゃんの名前もあるんでしょう。ただタレントということは、当然日本の各地方事務所で、他県在住の個人を覗いた連中がいるということでしょうから、ここまで解っているのであれば、何処の事務所の何某が、貴方の個人データを参照しましたという通知を本人に送るのが筋というものでしょう。
※ 悲劇の航海、阿波丸撃沈の謎-NHK
変なんですよね。霧が深くて潜水艦の舳先がやっと見える程度だったというのに、発射された魚雷4本は18ノットで走る船に全部命中している。いったいどの程度の距離と角度でどう撃たれたかまで検証してくれないと、この偶然説には頷けない。
※ 鯨の骨食べるミミズの仲間発見 米西海岸沖海底で 朝日
や、これは凄い。属レベルの新発見らしいんだが、僅か0.2ミリのオスが100匹単位でメスに寄生しているらしい。
※ 少年法に守られているという利敵行為
私が旅行中に出た週刊文春に「少年法無力なり 鳥栖少女わいせつ犯は17歳で男児殺害の過去」という記事が載りました。
所が、記事を読んでみると、この当時17歳の犯人(この時点で実は14歳の時に女児に暴行を働いて1年間の初等少年院送りと半年の保護観察処分を受けている)は、検察へ逆送されて、懲役5年から10年の不定期刑を受けている。
この犯人の場合、冷静に見れば、普通の刑法で裁かれても実は同じ程度の刑です。初犯だった少女への暴行なんて、山中に置き去りにするという凶悪な犯行でしたが、何しろ初犯なので、ひょっとしたら執行猶予が付いていた可能性すらある。
あれは水曜日辺りでしたか、れいの綾瀬の女子高生コンクリ事件の従犯の母親がテロ朝のインタビューに応えていましたが、犯人は、その後普通の刑務所へ移送され、都合10年を刑務所で暮らしたらしい。人間一人殺したとはいえ、従犯扱いとしては、むしろ10年というのは重い方でしょう。
マスコミはあたかも少年法が未成年の犯罪者を世間から守っているかのように言うが、ことほど左様にそんな事実はありません。少年法は、言ってみれば、マスコミからその実名を守っているだけです。この「更生」と社会復帰に比重を置いたシステムは、現行の刑法の範囲を越えるものでは何らありません。
たかだか氏名がマスコミに出ないという程度のことをして、マスコミは、何か少年法というのが過大に彼ら犯罪傾向を持つ少年を守っているかのように訴えるのは、第一に、彼らに誤ったシグナルを与えるだけです。「俺たちは少年法が守ってくれる」と。そんな事実は無いわけです。もう一点は、あたかも少年法自体に問題があって、それをとっ払いさえすれば全ては解決する。社会は安全になるかのような幻想を世間に振りまくことになる。問題の本質はそんな所には無いんです。問題は、量刑を言うなら刑法全体に潜んでいるわけで、これをパッケージにして議論しなければ、物事は解決しない。
少年法が誰かを守っているなんてのは、ひどい利敵行為です。アホな連中には一刻も早く、それに気付いて欲しい。
所で、昨夜のTBS系列のCBSドキュメントで、アメリカで刑法犯として裁かれた少年少女のその後を放映していました。
14歳で8歳の隣人を殺した少年が終身刑
武装強盗の少女グループに7年の実刑
17歳で産み落としたばかりの自分の赤ん坊を殺し(本人は死んでいたと主張)、15年以上か終身
刑罰の強化は時代の流れだと思うけれども、それでもそれで抑止効果があるかと言えば、たぶん無いし、まだ二十歳前後なのに、娑婆に出る当ての無い彼らを見ると、果たして罰を与えるだけが法の役割だろうかとも思う。
※ 日垣隆、私怨故の教育長叩き
日垣隆氏のペーパーやメルマガだけを読んでいる人間にとっては、普通にジャーナリストが、県教委の腐敗を追及しているように見えるかも知れないけれど、この件に関しては、どうもそうじゃない。
なぜなら、彼は、敢闘言に書いた不正採用に関して、本人からテープまで録っているというのに、それを暴露しようともしない。その内、雑誌にでも書くんでしょうか?
元を正せば、これは自分の兄弟を学校で殺されたという私怨があるんでしょう。それは良しとしましょう。その私怨が正しい方向に向かい、県の教育の改善に繋がるのであれば問題は無い。
しかし、彼は、飯田高校刺殺事件の検証委員会では、教育長に就任する前の瀬良氏と仲良く仕事していたわけですね。それがなぜ拗れたのか?
発端は、れいの議事録を使っての商売ですね。これは県議会で追求され、瀬良氏から、ほどほどにして欲しいという趣旨の発言を引き出す結果となった。教育長としては、これでも日垣氏の立場を尊重したつもりだろうけれど、日垣氏としては、当然無条件に庇ってくれるつもりでいた教育長に、こんなことを言われて、さぞ裏切られた気分だったことでしょう。
加えて、れいのグリーン車問題です。この件では、県教委は全く日垣隆を守ってくれなかった。たぶん日垣氏の頭の中では、誰かがわざと自分を刺すために情報をリークしたとお思いかも知れない。事実は、単なる偶然でした。県教委の人々の相当数がその事実を知っており、それが表に出るのはたぶん時間の問題だったことでしょうが。
日垣隆という人物には、この辺りの想像力が決定的に欠けている。田中康夫と酷似しているけれども、他人の不正には敏感だが、自分のそれには全く無頓着な所がありますね。何が悪いんだ? と開き直る癖がある。
それらの恨み辛みが重なって、今日の瀬良教育長叩きに至ったとしか思えない。私がそう思うのは、彼は、今日に至るまで、議事録の問題も、グリーン車の問題も、自らは何一つ説明責任を果たしていない。それでいて一方的に県教委を攻撃している。そう思われても仕方ないでしょう。自分は説明責任を果たさずして、他人にそれを求めるのはナンセンスです。
計算が出来ない人ですよね。ネット上の「噂の真相」に過ぎないとはいえ、業界関係者全員が読んでいるサイバッチ!で暴露されたことをバックレて、県教委を叩いても、それが何の説得力も持たない、とりわけ県教委相手では、彼が今後どんな不正を暴こうが、あの日垣隆が言っていることなど真に受ける必要も無しという態度が続くでしょう。そういう意味では、何を考えてか、教育長が内容証明を出したことは失敗だったと思いますが。
※ メルマガおまけ、Stormy
| 固定リンク
コメント