戦犯は保身しか考えない
※ そんなことはみんな知っていた、らしい……。
週刊SPA! の現在発売号の巻頭コラムは、勝ちゃんが、華氏911をご覧になった話なんですけれどね、冒頭に立花隆氏のロッキードのスクープを引いて、大手のマスコミの皆さんが「そんなことはみんな知っていた」と嘯いたことを批判してらっしゃるんですけれど、さてこの人は、田中県政が終わったら何て言うんだろう? 東京マスコミにとっては、正直、田中康夫というキャラは使えても、長野県政には何の興味もないから、たぶん田中康夫が東京に帰って来ても、「長野で改革を成し遂げた~」とか心にも無い冠を付けてヨイショするんだろうと思うけれど。
さて、ことオリンピックに関しては、日記とテレビで「中の人」が入れ替わっているらしい勝谷誠彦というお人は、田中康夫が長野から追い出された時、「そんなことは知っていた」と嘯くのだろうか? それとも、田中角栄に於ける早坂茂三的ポジションで居続けるつもりだろうか。
* ウェッブ上に記事は無いのですが、信毎によれば、仁科、茅野という、長野経済界の重鎮二人が、知事に苦言を述べたとかで、それによると、もう半年間、(県政の)様子を見るとからしいのですが、それをして、とうとう茅野、仁科の田中支援の両巨頭が知事に引導を渡したと歓迎する声が長野にはあるのですが、私は全然そんなことは思いません。
二人は、所詮、経済人です。経営者です。それがたとえ従業員五人の小さな有限会社であったとしても、経営者であれば、雇った人間が使い物になるかどうかは一週間で解る。それが4年経ってなお判断が付かずに半年間の猶予を与える、そんな馬鹿な話がありますか? いつの時点からの半年と言ったのか知らないけれど、つまり来年度の予算編成も、まだ田中康夫に委ねるということですよ?
茅野仁科両氏は、この4年間、県政を私し、壟断し、長野を滅茶苦茶にした。田中康夫以上のA級戦犯です。長野県民に対して、田中康夫の信任状を書いたのは他ならぬこの二人ですよ。この二人がどの面下げて今更、田中は駄目でしたなんてことを言えるもんですか。
その責任を何ら自覚することなく、まだ半年、様子を見ると呑気なことを言っている。今日も今日とて、新幹線でバイトに飛び回っている知事に、まだ半年間、猶予を与えるという。太平洋戦争だって、4年経って駄目だと解ったら、陸軍は東條を引っ込めた。にも関わらず、長野では、いよいよ東條が目覚めたなどと呑気な話をしている! 貴方たち、底抜けのお人好しですか?
そして、その半年後、いったい彼らはどうするというのか? ただ「眼鏡違いでした」と記者会見して後援会のトップを降りて県民に詫びるとでも言うのか。その程度のことで済むと思っているのか?
田中県政は、まだ2年もの期間を残している。眼鏡違いだったし、貴方は知事としての資質を持ち合わせていないからそろそろ辞めて下さい、ついては手切れ金として退職金はお支払いします。と伝えて辞めるような男じゃない。彼はどれだけ支持率が地を這っても、何度書類送検されても、知事の椅子に執着し続けるでしょう。それほどにあの椅子は居心地良いし、一度座らせたら、そう簡単に辞めさせられるものでは無いということ、長野県民は理解しなさ過ぎている。
東京のメディアは今でも、田中詣でを繰り返している。地元の支持率なんぞ知ったことじゃない。知事という肩書きでいられれば、東京でちやほやして貰える。これほど居心地の良いポジションを、彼のような快楽主義者が手放すはずがない。
この茅野、仁科という人は、そもそも運動とか意思表示とか一切しない人々です。彼らが最後に公式の場で田中県政について発言したのは、出直し知事選の決起集会が最後ですよ。そんな連中が、もう田中は駄目だからと、表だって行動するわけもない。つい先日も茅野さんは県庁で、環境がどうのこうのとつまらん用事で記者会見に挑んだけれど、県政に纏わる質問には一切ノーコメントだった。長野を代表する経済人が、県庁で記者会見するというのに、県政に纏わる質問はパッシングするなんて身勝手なことが許されますか? 所がそれが、あの大人しいだけの長野のメディアの前では通ってしまう。
この茅野、仁科の申し入れは何だったかと言えば、放置していても、2年経てば田中県政は終わる。3期目の芽は全く無い。そして誰かを担ぐという話が始まれば、当然、同時並行で落ち武者狩りが始まり、ハシゴを外される連中も出て来るわけで、それに備えて、狡猾な経営者が保険を掛けただけの話ですよ。自分らは要所要所で、田中県政にもの申していたが、あいつは聴く耳を持たなかった。それを信毎にリークして、証拠物件を新聞紙面上に残させた。それだけのことです。
今の長野県民の精神状態は、言ってみれば、北朝鮮を舞台に、革命ごっこを夢見ている脱北者みたいなものですよ。独裁政権は盤石で、援助を与えてその維持に手を貸す国外の勢力(長野で言えば東京メディア)も一杯いるというのに、こっそりと酒場に集まっちゃ、もうあいつは終わりだから次の指導者は誰それで行こうと、夢うつつな無駄話で盛り上がって、しかも満足している。こんなことだから、ペテン師に国を乗っ取られるような羽目になるんです。
※ 知事の1日
【16日【午後】1・45、減損会計導入方針を打ち出した第三セクター「しなの鉄道」の井上雅之社長。二人でテレビ局の収録に臨み、その後懇談。冒頭のみ取材が許される。「(経営再建に向けて)ぜひ井上さんの新機軸を。世界で最もお客さまのことを考えている航空会社ブリティッシュ・エアウェイズで学んできた人だから」と】
私もBAは好きですけれど、「世界で最もお客さまのことを考えている航空会社」、少なくともこれは真っ赤な嘘です。サービスという概念で言えば、何だかんだ言っても、日本のエアラインほど痒いところに手が届くサービスを行う所はありません。だいたいイギリス人の頭ん中に顧客サービスなんて概念は無いよ。せいぜい、ヨーロッパの他のメガ・キャリアに比べればましという程度です。
※ 北京駐在公使専用車襲撃
結構、ボコボコにやられていましたね。たまたま中国の護衛車にくっついて先行していた阿南大使の車と、交差点を渡る時に公使の車が引き離されてしまい、そこで暴徒に囲まれたみたいなんですが、へぇ~、同じ場所に出掛けるにも、二台出すんだ。外務省て金持ち。それぞれに同乗していたゲストは誰なんだろう。
どうせ役にもたたんチャイナ・スクールの皆様、日本国民のためにそのまま殺されていてくれれば、せめて遼東半島を……、あいや、もうちょっと日本が強く出られる理由になったのに。
※ 日本体操選手ヘアスタイル
なんか、世の中には、サッカー選手は茶髪だから負けたんだとか仰っているコラムニストな方もいらっしゃいますが、実は私は、体操選手のヘアスタイルを見て、なんてむさい連中だろうと思ったんですけれど、どいつもこいつも、揉み上げが伸び放題なんですよね。なんか見ててうざってぇなぁ……と、呟いてしまったんですが。
良く見ると、伸びるのが嫌だから、かなり上で切っているんだけど、上から髪の毛が伸びているんでうざったく見える選手とかいるんですよね。
※ メルマガおまけ 週刊誌4強、異変アリ
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