« ただの食わせ物だった岩瀬達哉 | トップページ | 礼節を無くした中国 »

2004.08.07

田中康夫、その人徳の無さ

※ ちょっとあくどい

 いやぁ、昨日の朝日のテープ漏洩事件、てっきり業界内に情報を横流ししたんだろうと思ったら、取材者の対立相手に流したという話で、これは酷い話ですよね。まさか隠し録りはされても、そこまでされるなんてことは思わないでしょう。
 でも、やっちゃうんですよね(~_~;)。この業界の人、「で、あっちは何て言ってんのさ?」とか言われたら、記者は喋りますよ。まあ、それを焼いたCDを渡すなんてことは滅多にやらないにせよ。
何しろ録音装置が小さくなっていますから、ここ10年、更に記者のモラルが低下したんでしょうね。そろそろ業界で、ガイドラインを作るべき時期に来ているのかも知れない。

 ただ、ここまで記者のモラルが崩壊しているということを時々目の当たりにすると、為政者からのリーク情報で新聞や雑誌の記事を作り、時には、原稿自らを書かせて、彼らに推敲させるなんてことは、躊躇いもなくしでかす連中だということが、世間にも解って貰えるでしょう。

※ 県庁エリートの死

 昨日、長野市で、働き盛りの公務員がお亡くなりになりました。36歳。車庫で軽トラックのエンジンを、ドアを開けてうっかり外から掛けてしまったら、たまたまギアが一速に入っていて、不運にも車と壁の間に挟まれたらしい。長野高校-信大-県庁3階の人という、典型的な県庁エリートだったご様子です。何があったか存じませんが、ご冥福をお祈りします。

※ 田中康夫、醍醐教授への恨み辛み

 本当は、このタイトルは、「床屋談義のなれの果て」とするつもりだったのですが、理容師さんから、以前、床屋談義という言葉を下らない会話の代名詞のように使うのはあまり愉快ではないのですが、というメールを頂戴しまして、ここに謹んで、日本全国の理容業界の皆様にお詫び申し上げます。

http://dw.diamond.ne.jp/yukoku_hodan/200407/index.html

 ↑週刊ダイヤモンドの憂国阿呆談、ペーパー(ペーパー部分は小泉批判がメインだけど全く読む必要はありません)にはなっていない部分です。ここの記事を、一番下へ降りてから1画面分、上へ遡って下さい。前半部分は全く読む価値はありません。互いに愚にも付かないヨイショ合戦で、50歳になろうってコンビが、「あんたは偉い」「いやいや貴方こそたいしたものです」で時間を浪費しているんだから、他に話すことは無いのかねぇ。

【 まず、委員の一人だった東大教授の醍醐聡が、僕や県の関与が強すぎて独立性が保てないといって辞めちゃったわけ。僕と委員たちの懇親会の費用を僕の後援会が払ったことや、委員のうち大塚将司、松葉謙三の二人が県の非常勤特別職になって月額20万円の報酬をもらってることを理由にね。不思議なことに、ご馳走様と帰っていったのに、後出しジャンケン(笑)。その後、この問題に関連して大塚、松葉の両氏も辞任した。外郭団体の見直しの際には、小倉昌男委員長の下で自分が団体統廃合の主導権を握れた醍醐は恐らく、三浦和義や安部英、辻元清美の弁護人も務める喜田村洋一や、年金問題や記者クラブ問題を鋭くえぐる岩瀬達哉、元刑事で警察の不正問題に強い黒木昭雄といったジャーナリスト、更には行革110番を主宰する東京都議の後藤雄一と、今度の委員会は強者だらけで、自分の意見だけで進められないストレスが爆発したんじゃないかな。】康夫弁

 「主導権を握れなかった」からというフレーズは、何処かにありましたよね。週刊現代です。
http://www.ne.jp/asahi/eiji/home/main/loft/20040607.jpg

 ここに出てくる匿名の「長野県職員」の台詞です。私がこの記事に関して6月に書いたように、やはりこの長野県職員は、田中康夫本人だったわけです。
 上の対談では、醍醐教授をして、もう敬称無しで「醍醐」と呼び捨てですよ。
 醍醐氏は、全くの手弁当で、外郭団体統廃合の委員会を纏めて報告書を出したわけですよ。潰されては困る人々の意見を忍耐強く聴き、圧力をはね除けて報告書を出した。その経緯はNHK特集にまでなって、田中康夫はその番組を自画自賛した。
 そこまで長野県に尽くしてくれた人間をして、反旗を翻したら呼び捨てですから、県知事以前に、彼には文明人としての人格というものがあるんだろうか? と首を傾げざるを得ない。長野県を代表する人間が、こともあろうに手弁当で県政に尽くしてくれた人物をして、掌を返して罵っていることに県民は怒らなければ駄目ですよ。あたかも県民みんなが、醍醐教授を罵っているみたいな話じゃないですか。
 それに、後になって、その接待費の返却や、委員辞任まで至った連中には田中康夫のモラルに照らして何の非もないのか? 悪党は醍醐一人なのか? 後藤都議は、週刊朝日のスクープを笑っているが、そもそも価値無いことのために、あんな下らんリーク記事で委員を空振りさせているわけですよ。

 田中康夫の怒りは当然でしょう。何しろ自分はこれでまた書類送検されることになるから。これは間違いなく公職選挙違反です。この問題に誰よりも詳しい、そして当事者でもある松葉弁護士は、ついぞ、これが公選法に抵触しないとは言えなかった。時間は掛かるだろうけれど、これは必ず県警が動いて、田中康夫は送検されます。回数も多すぎるし、田中康夫本人に、相変わらず全く反省の色が無いから。こういうことには警察は敏感なんです。自分たちを徴発していると受け取るから。

 たとえば、この対談の最後で、大塚さんが、自分たちは動くから金が必要だと言っているが、だったらそれはきちんと県議会を説得して報酬を出して貰えば良いだけのことです。それをやらずして、何か裏技で金を出させようというのは全く本末転倒な話で、そもそも県の不正を糺そうとする人々がやるべきことじゃない。そんなことは最初から解りきっていたことなのに。しかも、それと、接待の問題はまったく話が別です。彼らは単に、田中県政の闇に飲み込まれただけで終わったということです。

 もう一点、昨日の検証委員会の意見交換会で誰か質問してくれるだろうと期待していたのですが、他の委員は、県知事のこの発言に一体どう思っているんでしょう。同じように、あの東大教授は主導権を取れなかったから砂引っかけて出て行ったと思っているのか? もしそうなら、この連中もその程度の人材だったと思うけれど、これは同じく委員として知事に抗議すべき問題じゃないのか? 委員として看過すべき問題だとは思えないぞ。

 所で皆さん、この対談と称するテキストですが、私は、この部分は後日の田中康夫の単なる捏造付け足し、でっあげで、実際には、浅田との間にこの最後のやりとりは無かったと思っています。彼が原稿用紙に、浅田とのやりとりをでっちあげて編集部に送ってアップロードさせた。なぜなら、話が唐突過ぎるし、浅田は、田舎のこんな出来事にいちいち関心を払うような男じゃないから。
 対談記事をでっち上げるのが田中康夫の得意技ですから。彼の対談記事の最低3割は、でっちあげです。その場で全く話してもいないことを赤ペン入れて書いていますから。

※ 車で自殺する方法

 先日、殺人事件の容疑者が乗った車が突然燃え上がるという事故がありました。これは恐らく自殺でしょう。車を使った自殺というと、排ガス自殺を思いつきますが、あれって結構面倒なんですよね。排ガスを引き込むホースと、ホースの通り道を目張りするためのテープとか用意しなければならないですから。あと、首と外の木をロープで結んでアクセルを踏み込むという方法もあります。これは時々、首がスパッと切れてしまうのでグロ。
 あとあとのこと、例えば保険金や残される遺族の世間体のことを考えて、自殺と解らない方法で死ぬ方法もあります。一番簡単なのは、運転を誤ったことにして、崖下へ転落する。いわゆる転落事故として奇跡の生還を果たす事例のかなりは、実は事故ではなく覚悟の自殺が失敗したケースです。つまりこの方法は失敗する確率が高い。三菱自動車の事故隠しで、車が突然燃え上がるという事故が増えていますが、この中には間違いなく、事故を装った焼身自殺もあるはずです。車庫でエンジンを掛けて圧死というのも、昔から割とポピュラーな方法ですね。
 何にしても、死んで花実が咲くものじゃない。生きて闘ってこその人生ですよ。

※ メルマガおまけ 収入調査

|

« ただの食わせ物だった岩瀬達哉 | トップページ | 礼節を無くした中国 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 田中康夫、その人徳の無さ:

« ただの食わせ物だった岩瀬達哉 | トップページ | 礼節を無くした中国 »