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2004.10.14

シンクレア・ネットワーク

 木曜、次男、5時過ぎには起きる。6時には日記を書き終えるつもりだったが、以降この時間まで次男の相手をする羽目になり、予定が大幅に狂う。

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20041013dde012070077000c.html
 康夫ちゃんのツアーの同行レポートです。中日新聞のヨイショ記事と違い、参加者が、ぐっと少なかったのはなぜだろう?

※ 楽天監督決定

 をいをい。やる気満々だった掛布の立場はどうなるよ?

※ 西武、堤退陣。

 何処までが本気の退陣かはれいによって怪しいわけだが、そもそもこれ、上場の資格を持ち得ない、個人商店のまんまだったということだよね。

※ 埼玉の集団自殺、ネットで募集、全国から集まる

 昨日、朝のテロ朝ワイドショーで、鳥越さんが、自分は今医者通いしているんだが、病気で苦しんでいる人々を目の当たりにすると云々、というありがちでかつお約束なコメントをしていたけれど、そんなんで自殺を思い留まるわけもなし。
 ただ、私が個人的にもの凄く不愉快に思うのは、こいつらは死ぬ時すら仲間を募らないと死ぬ度胸もない。挙げ句にネットという、本来、人類社会に福音をもたらすツールを自殺衝動の核に据えているのが、何とも腹立たしい。
 この手の、ツールや他律的な自殺者に関しては、その遺体を法医学研究に捧げるなり、海に放り投げて魚の餌にするとか、鳥葬にするとかどうだろう。お前らの死に関して、社会はいかなる尊厳も与えないことを宣言してはどうだろうと思う。

※ <日本ビクター>最終損益・経常利益とも大幅下方修正

 私がもしビクターの株主だったら、経営陣に退陣を求めます。この白物家電ブームに乗り遅れ、DVDのハイブリッドデッキ市場で置き去りにされた罪は万死に値する。その間にいったいどれだけのビクター・ユーザーが他社製に転ぶ羽目になったことか。一度失った顧客が戻って来るには十年はかかりますよ。ビクターの復活は、経営陣に責任を取る意志があるかないかだと思う。

※ 北朝鮮人権法案

 日本に来ているアーミテージが、この法案に関して説明していたけれど、仮に大統領がサインしても(サインは無いと私は思っているけど)、「人権状況の改善が無ければ援助停止」という内容には、ちゃんと抜け道が作ってあって、「ただし人道援助を除いて」という付帯条項が付いている。日本を含めて世界中がこの20年やって来たことはまさにこの人道援助であって、その人道援助の枠組みの中で、北朝鮮の独裁政権が生き長らえてきたという事実を忘れるべきでは無い。
 つまり、ここで重要なのは、その人道援助によって生き長らえたのは、北朝鮮の人民ではなく、金正日と、それに繋がる一握りの特権階級に過ぎないという事実を直視すべきでしょう。

 昨夜の報ステで、中朝国境地帯で暮らす孤児など脱北者のレポートが流されたけれど、彼らの存在を、この10年間、周辺諸国は、ないものとして黙殺してきた。その行為を、文明人として恥じ入ることの出来ない外交は駄目だと思う。
 中朝国境地帯では、小学に上がるか上がらないくらいの孤児が、これから零下20度の寒さを凌がなければならない。15歳の娘は、一人で住み込みの仕事を強いられ、女は身体を売るしかない。そりゃ中国も頭に来ますよ。

※ 集英社・週刊ヤングジャンプの「国が燃える」休載

 正直、凄く苦い展開ですよね。たぶん本宮ひろしの絶頂期には、こんなことは絶対に起きなかった。彼は抗議を突っぱねて、たとえ掲載誌を代えてでも最後まで書き終えたと思う。著者が、恐らくは確信犯として描いたことに関して、それは「間違いだ」と指摘する権利はあると思うけれど、徒党を組んで抗議するよなことじゃないでしょう。

※ シンクレア・ネットワーク

 このネットワークはテレビ局かと言えば、必ずしもそうじゃないんですね。言ってみれば、日本に於ける共同通信が、テレビ・ネットになっていると思えば良いんでしょうか。自社番組も持っているけれど、基本は地方のネット局に番組を流す会社。共同通信と違うのは、次々とそういう地方局を傘下におさめている所で、その辺りは、日本のネット局よりもっと力は強いのかも知れない。

 大統領選の第3回ディベートは今朝10時から、CBSのアンカー、ボブ・セーファー司会で行われます(どうでも良いことだが、セーファーをシーファーと表記する人々もいる)。それを前に、このシンクレア・ネットが、ケリーを批判する高速艇うんたらの連中のベトナム戦歴疑惑の主張を一斉に流すらしい。というか、この時間帯だともう流れた後だろうか。
 TBSの金平記者は、ご自分の日記で怒ってらっしゃるんだが、それってどうなんだろう。TBSの普段のサヨな論調を思えば(それがいかんというつもりは無い。それが無ければ私はTBSなんて見ない)、身も蓋もない批判のような気がするんですが。だって提携局のCBSは、ブッシュの州兵疑惑で大チョンボをしたばかりじゃないですか。

※ 矢野徹氏逝去

 81歳でいらしたとか。何だか、うちの親父が80間際で、滅多に田舎を出ることもなく、たぶんSFなんて一生読まずに老いていくのに、この人は日本のSF界の草分けとして活躍なさった。たぶん、最高に面白い人生だったんだろうなと羨ましく思う。合掌。

※ メルマガおまけ 松田聖子&フロリダバス

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コメント

>徒党を組んで抗議するよなことじゃないでしょう
 そう思います。
 怒りを原動力として、自分が正しいと思う作品でも描いて見せろよと思う。
どこでも抗議って大流行だけど、結局他人任せって事なんだよね。
 こういうのって、民主主義崩壊の一歩じゃないの?

 幼稚だよ、つぶすだけで何も作らない。
自分たちの醜さも、それが歴史にどうのこるかも、見えてないんだろうな。

投稿: ソクラテスの弁明 | 2004.10.14 12:23

※ 集英社・週刊ヤングジャンプの「国が燃える」休載
大石センセが言うように批判するのはまだしも徒党を組んで抗議するようなことではないと思いますね。

抗議してる奴らっていつも自分たちが正しいと思い込んでる連中が多いような気がしますね。

投稿: 悪党の最後の逃げ場 | 2004.10.14 12:29

個人的には抗議の是非以前には興味はあんまりないのですが、ある意味なぁなぁで休載になる出版社側の弱腰というのが気になりますね。これだけすんなりと筆を折らせちゃうと
「わざと休載させて筆禍を演出した」
みたいなアフォな陰謀論が出てきそうな気が……というヨタ話はサテオキ、結局それが左側からのものであれ右側からのものであれ、ちょっと大きな声を出す相手を気にしすぎる部分はあるんとちゃうかと。

投稿: 有芝まはる(ry | 2004.10.14 12:58

>本宮ひろし

徒党を組んで・・・という件は同意しますが、
本宮ひろしは、最近少々変ではないですか?

湾岸戦争の頃はフセイン賞賛とは言わないが、
民衆から慕われる、そう劉備と言うと大げさだけど
そんな雰囲気のフセインを描いていた。

そういやアレも集英社だっけ。

私にとっては彼は男一匹ガキ大将で充分です。

投稿: k.n.f | 2004.10.14 22:33

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