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2004.10.16

狂気の集団

久しぶりに掲載された産経新聞の康夫ちゃんダイアリーより

http://www.sankei.co.jp/edit/kenban/nagano/
【ツアーを報じた各テレビ番組の放映時間、新聞の掲載記事の大きさ、週刊誌のページ数などを経営戦略局がわざわざ一覧にまとめ、会見前に広報するという、はしゃぎぶり。】

 お前は、大統領選挙でもやってんのか!?
 信州ブランド戦略チームという、税金の無駄遣いが専門の部局では、HDレコーダーをずらりと並べて、ニュース番組を全部録画し、知事様の登場時間を計測していたらしい。
 この連中、もう正気の沙汰じゃないぞ。税金を使って、田中康夫個人のパブリシティに励んでいる。やっている連中は、誰も疑問を持たないのか? こんな下らないことに日夜励んで。
 でもって、この連中と田中康夫は、いったい何を期待して、こんな下らんことにコストを掛けるんだ? 東京のテレビで、これだけ露出したから、広告効果がこれだけ出たとでも信毎に書いて欲しいのか? そのくだらなさは、電博のような広告代理店とまるっきり同レベルだろう。
 しかも、知事個人のバイトだったものが、いつのまにか県庁のサイトに掲載され、県の主催みたいになっている。だとしたら、疑惑のイベント・プロデューサーが参加したのは何? 県の職員もこのツアーに駆り出されたらしいが、はとバスはれいによって随意契約ということになるんだろうが、何を根拠にはとバスが選ばれたのよ?
 この連中、何もかんも出鱈目で、何の透明性も無いのに、下らん宣伝ばかりに血道を上げている。

※ 六カ国協議からの離脱を

 金曜夕方、日テレ・ニュースでは、日本に住む60人の脱北者レポート。番組中で紹介された二人とも、いわゆる在日同胞出身で、日本政府が発行した外国人登録証には「無国籍」と表示されている。続く夕方TBSニュースでは、またも新たな拉致被害者の判明。10時テロ朝報ステでは、ファン元書記の単独インタビュー。外務省が韓国政府に気を遣って、訪日を嫌がらせした姿が浮き彫りにされる。続くNESW23では、外務省が迫害の恐れ無しと判断して送り返したクルド人が、帰国後、トルコの軍警から肉体的拷問を受けていた実体をレポート。
 正直、一国平和主義というのは、こういう実体を言うのでは無かろうかと思う。

さて、拉致被害者は、増えることはあっても減ることは無いわけですね。外務省はそれを、今は、ひとまず死亡と通告された人々の安否確認が最優先だからと、黙殺しているわけです。で、現状で、ハード・エビデンスが存在する新たな拉致被害者が、3人から5、6人出てきている。いずれもこれは写真が出てきているから非常に固いわけですね。北朝鮮が意図的に出してきたことは間違い無い。その意図はともかくとして。では、われわれはどうすべきか?
 外務省には実質、新たな拉致被害者を認定する覚悟はまるっきり無いわけです。そろそろ、私は戦略として、六カ国協議を抜ける判断を下して良いのでは? と思っています。結局、他国と日本には思惑の違いがあって、更に日本政府と国民の間の温度差というのもある。てんで思惑がバラバラなわけですね。六カ国協議という大枠の中では、拉致問題は決着ということにしろというのが、同盟国のご意見でもある。
 そこで日本が、六カ国協議の枠内から出たら何か問題が起こるかといえば、何もありません。核の封じ込めは、日本抜きでも進めざるを得ないし、それが六カ国協議の主テーマです。そして、それが決まったにしても、北朝鮮は核開発を止める訳じゃない。
 だったら、六カ国協議の枠内に居続けることは、必ずしもメリットを生むわけではない。むしろ拉致問題で手足を縛られるだけです。そんなことよりも、日本国民にとって優先する拉致問題に絞って交渉を続けた方が良いでしょう。北にとっては、六カ国協議に拉致を絡めることによって棚上げさせようという企みもあるわけで、日本が六カ国協議から抜ければ、北は、核も拉致もと、二重の問題を抱える羽目になる。彼らに取ってはマイナスだけれど、日本にとっては、核問題は残った国々が片づけてくれるから何の損も無い。

 それにしても、大事なことは、一日も早く北朝鮮の政権を崩壊させることであって、今、われわれが優先して取り組むべきことは、北が倒れても、経済的負担をミニマムに留めるための戦略を練ることです。それをたたき台にして、ああ別に北が倒れたからってどうってことは無いよな、というムードを国内外に盛り上げること。
 パックインで声高に北崩壊の経済波及を訴える元帥なんてのは、北朝鮮民主化の最大の障害と言って良いでしょう。

※ メルマガおまけ ディック・チェイニーの娘他

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