自主防衛を考える
火曜、核家族の我が家はもうボロボロ(@_@)。家の中、夢の島状態。次男は朝一でまた病院。マイコプラズマ肺炎の疑いありと診断。病気の自覚が無い病人ほど始末に負えないものは無い。お昼前、次男と二人きりに。背負っていたらすぐ寝たので、ベッドに降ろしたら案の定すぐ起きる。以降2時間近く、泣き喚く。こっちは眠いという前に、眼がボロボロの状況で、目薬注しても瞼を開けていられない状況で、とても子供の相手どころじゃない。
14時前にやっと解放され、ベッドに倒れる。19時に起きたら、病院通いが祟ったのか、今度は女房が38度の熱で倒れ込む _| ̄|○ 。
※ 紳助から事情聴取、傷害容疑で書類送検へ
「殴ったことはいかんが……」、あるいは「手を挙げたのは反則だったが……」、とかいう声が芸能界に蔓延していますが、法治社会でそれ言っても仕方ないでしょう。スーフリの和田さんを擁護する時に、レイプはいかんかったが、とか、酩酊させてやったのはいかんかったが、女たちもバカだった、と言ってもしゃあないわけです。そういう時は、そもそもヤリサーの知識も無く飲み歩いた女がアホやったと言うしかない。でも「レイプは駄目だよ」と言った時点で、法は遵守しますということへの同意を宣言するわけだから、もうこの議論は負け。やられて当然だろう、ぐたぐだ言うなと言うしかない。
この事件でマネージャーを叩くなら、「なんであんた芸能界にいたの?」と言うしか無い。その上で、マネージャーなら殴り蹴られて当然だという論を展開するしか無いわけです。それを言えない奴らは黙っとけですよ。他方で常識の無さを売りにする連中が、一方で「いや法律は遵守しますから」とか言っても世間は白けるだけ。
日垣先生は、この事件に関して、彼女がこの一件を闇に葬らずに自分を守るには110番して、話を外に出すしかなかったということをメルマガで書いているらしい。私はその記事をまだ読んでないんだけど、この人も、刑事事件のルポに徹すれば、良い視点を持つ人なんだけどなぁ、センス無いことに手を広げすぎるし、田中康夫というカルトにはまっちゃうしぃ。
※ ライブドアの広告効果
てのはどうなんだろう。ホリエモンの顔だけは世間に知られるようになったけれど、会社としては、ソフトバンクのかなり安っぽい劣化コピーに過ぎないイメージを拡散しただけでは無かろうか。
※ 自主防衛を考える
ここの所、短い日記が続いたので(ほんに日記所じゃなかっただよ!ヽ(`Д´)ノウワァァン!!)、久しぶりに政治的な話題を。先週発売かな、憂国雑誌SAPIOのゴー宣を読みました。実は先週書店で見かけた時に、ああまだ沖縄のネタかと思って、パスしたんですが、ブログの方で推薦を受けたため読み直しました。ウルトラマンシリーズの金城さんの沖縄帰郷後のエピソードの話等あって面白かったです。
自主防衛の話をすると、すぐ「そんなものは高く付く」ということになるわけです。高く付くことは事実です。たぶん核武装云々の話も始めなければならないでしょうし。
しかしもし、韓国や中国で、「日本人は自主防衛は高く付くと論じている」なんて言ったら、連中はひっくり返りますよ。今の日本のこの武力でもってしてもまだまだ自主防衛出来ないというんなら、日本人はいったいどんだけ戦車や戦闘機を揃えれば満足するのか!? と。
つまり、自主防衛は、実は出来ているんです。正面装備を見る限りにおいては。フランスは、日本より防衛費が少ないのに、核の3本柱まで持っている。節操ない武器輸出が支えているとはいえ、ほとんどの兵器が国産で、空母まで持っている。アメリカ以外で、まともな空母と艦載機を運用しているのは世界でフランスだけです。一点豪華主義みたいなものですが。
将来的な人口減を睨むと、徴兵制云々という話も出てくるでしょう。沖縄を守るということになると更にハードルは上がる。それでも、実際に日本の軍事力は、今、自主防衛できるだけのレベルにあるし、日米安保があるからと言って、米軍が、日本と一緒に闘ってくれるかどうか解らないことも自明です。それは事実上、もう無いとみんな解っている。
自主防衛を巡る問題の核心というのは、従って、実は、「金が掛かる」云々の問題ではありません。この問題の核心は、自主防衛という言葉を、「日米安保」という軍事同盟の解消と定義した時に、ではそれは日本に取って有益なのか? アジアの安定に寄与するのか? ということです。その判断によって左右されることになる。
アジアにとっては明白です。こんな途方もない軍事力を持っている国が、アメリカの鎖から解き放たれて、自主外交だの自主防衛だの言い出されるのは迷惑な話でしょう。
では日本にとってはどうか? 自主外交の旨味はあるのか? 今のイラク派遣にした所で、日米関係が冷え込むことさえ覚悟すれば、有志連合から抜けることは出来ます。逆に言えば、安保が有ろうか無かろうが、国際社会から求められれば、兵力展開しなければならない状況は今後とも避けられない。
そう考えると、現状ですら、日米安保が縛っている部分は、実はさほど多くはない。われわれは安保同様に、国連の理想であるとか、日中関係であるとか、多くのしがらみに縛られている。それを勘案すると、実は日米安保という枠組みを脱したからと言って、さほど自由になれるわけではない。日米安保という枠組みの外に、日本の国家意志や民族の悲願が存在するわけでもない。モンロー主義を取って、内に籠もるという意味なら、それも価値あるだろうけれど、現下の国際経済が複雑に絡み合う中で、それはナンセンスなことです。
その辺りを複合的に考えると、自主防衛を選択したからと言って、得るものは実は限られているという現実も直視すべきだろうと思います。
ここで大事なのは、沖縄から米軍に出て行って貰う云々の問題は、これは安保を毀損することなく、二国間で交渉できることです。外務省にその気概が無いだけの話。
安保を破棄すれば、2千億の思いやり予算が浮くという話もあるでしょうが、米軍とのお付き合いと思えば安いものです。自衛隊は、米軍と密な付き合いをすることで、とても2千億ぽっちでは買えない情報や技術や戦術を手にしている。
核武装にした所で、小さな問題です。その気になれば、いつでもIAEAを脱退できるんですから。日本だけがそれを守っている間に、北は核武装し、韓国も実験やっていた。気が付いたら、日本だけが核兵器を持っていない。それでもって、日本を監視するためだけの機構に金を払い続けるとしたら、全くナンセンスな話です。
この問題は、「日本が脱退したら、IAEAの枠組みが崩壊する。だから核武装はナンセンスだ」という視点では無く、「事実上崩壊している枠組みに、日本はいつまで留まり、金を出し続けるのか?」ということです。何しろ、北の核に関して言えば、日朝、米朝の二国間の枠組みだって存在するわけで、その中で交渉すれば良いわけですから。昨日まで機能した枠組みが、今はもう崩壊しているという現実を直視すべきでしょう。>元帥閣下。そういう状況下で、核武装にフリーハンドを維持すれば良い。核はいつでも持てるし研究もするけれど作らないよ、という程度で良いでしょう。
※ メルマガおまけ 田代砲-最強の兵器形容詞は?
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