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2005.01.31

アメリカン・スタンダードの落日

 すみません。昨日の89億ドルは、およそ千億ではなく1兆円の桁間違いでした。多くのご指摘を頂戴しました。この場を借りてお詫びとお礼を申し上げます。私これ、何の気無しに計算したわけじゃありません。それなりに桁を潰して行って、何度か照合した上で、桁を間違えたんですヽ(`Д´)ノウワァァン!!。確か、一時間つらつら考えてましたよ。

 また今日は、日記の掲載が大幅に遅れてしまいました。昨日23時に寝て、今朝は4時から仕事。でも途中睡魔に見舞われて、二度ばかり、部屋のライトを消して椅子に座ったままうとうと。12時にはなんとか日記をアップできると思ったけれど叶わず。明日は、普段通りに更新できると思います。

※ 陸に乗り上げ1カ月 タイ海軍のミサイル艦、海に戻れず
http://www.asahi.com/international/update/0131/002.html

 これはクレーン船を持ち出してどうこう出来るというレベルを越えていますよね。船内の備品を全部持ち出して軽くした上で、かつ、砂浜の上にコンクリで水道を作るしか無いでしょう。問題は、そのコストが、新造艦建造より安く上がるかどうかですよね。
 あと、日本にも協力を求めたいということらしいけれど、これは軍事援助に該当しますよね。国会で問題になりそうな。

※ Yahoo-メール

 NIFTY宛に届く、出会い系及び出会い系を装った振り込め詐欺メールの9割が、Yahoo-JAPANのフリーメールのアドレスなんですよ。****@yahoo.co.jp ですよね。あまりに酷いので、Yahoo-のIDは、弾くように設定しました。凄く気持ちいいです。
 SO-NET宛に届く奴は、まだ半々という感じですね。なぜかこの頃、海外からのスパムが増えてしまって、こちらはYahoo-だけ制限を掛けても焼け石に水という感じなのですが、ひょっとしたら、これも設定することになるかも知れない。
 時々、フリーメールで面白いネタを送って下さる方とかいらっしゃるので、こちらは残して置きたいんですが。

 それにしても、ソフトバンクの孫正義は、自分の所の商品で、日本全国津々浦々に、出会い系詐欺のツールを提供し、毎日莫大なコストと損失をネット社会に強いているわけだが、反省やお詫びの言葉は無いんだろうか? 集団訴訟とか起こされて当然だと思うんだが。

※ ニューズウィーク
http://www.fujisan.co.jp/Product/5766/
2005・2・2号「アメリカが死んだ日」

【アメリカが死んだ日 ブッシュは「自由の拡大」を唱えたが、もう世界は「自由の国」アメリカに憧れていない。アメリカ凋落の新たな証拠を各分野で検証した】

 過去に、何度も書いて来ましたが、ニューズウィーク日本版はニューズウィークじゃありません。アメリカの雑誌じゃありません。こんなもの、ただ「ニューズウィーク」の看板を借りただけの日本人に受けよう持てようと狙った甘ちゃんな編集雑誌であって、これを読んで、アメリカにも良心があるとか、まだまともなアメリカ人もいるなんてことを考えたら、大間違いです。はっきり言って、保守へ大きくぶれたアメリカの言論界では受け入れられないデモクラッツな連中の掃きだめみたいなものですから。

 この、先週発売の号も、そういう、また自虐なアメリカ叩きか……という先入観を持って読んだのですが、これが意外に良く出来ている。アメリカは、貿易相手国に、ひたすらアメリカン・スタンダードを押しつけて来たわけです。とりわけクリントン政権下で。変革を望む私たちも、それを外圧として頼りにしてきた。所が、それがベストな方法じゃないことが、もう世界的に知れ渡ってしまい、みんなアメリカ方式にそっぽを向き始めている。
 それをいろんなデータを用いて論証している。メインの記事を書いているアンドルー・モラブチックという人物は、プリンストン大学EU研究センター所長なので、ここでは日本のデータ等は一切使っていないんですが、もしこれに日本のデータを加えたら、アメリカ方式というのは、こんなにも使い物にならんシステムだったのかと、改めて浮き彫りになるでしょう。
 日本はここ十年、とりわけ竹中平蔵が登場して以来、アメリカン・スタンダード一辺倒で来たわけですね。それは、日本の通貨システムが、ドルと直結しているから仕方ないという部分もあるけれど、やはり何処かでアメリカのシステムを再吟味するために立ち止まる必要があると思いますね。
 たとえば保険制度にしても、開くばかりの所得格差にしても、明らかにアメリカが失敗している部分というのを、われわれはもっと大きく注目しなきゃならないと思います。
 首都圏では、明日辺りまで購入できますから、興味のある方はぜひ書店で探して下さい。

※ サマーズ学長

 ハーバード大学のサマーズ学長が、「女は理数オンチ」と口を滑らせて、すぐ撤回させる羽目になったことをNWJに書いてあるが、サマーズと言えば、宮沢喜一を、「あのチビが……」と口を滑らせた男ですよね。舌禍事件が絶えない。石原都知事が再三このエピソードを持ち出しますが。正直、彼がハーバードの学長に就任した時には、アホな……と思ったけれど、確かに経歴だけは凄いんですよね。ほとんど天才の部類。ただ人格が付いてこなかっただけ。

※ 共産党の新本部ビル完成 地下には災害に備えた貯水槽
http://www.asahi.com/politics/update/0131/001.html

 凄いなあ。きっと秘密の自己批判部屋とか、公安に襲撃された時の、秘密の脱出路とか完備されているんだろうなぁ。てか、公安は公安で、建設段階で半永久型の盗聴器を仕込んだに決まっているけれど。

※ メルマガおまけ 憂鬱な現実

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2005.01.30

イラク米軍、装備不足の理由

※ 米女優ストーンさん、マラリア感染防止へ1万ドル寄付

 ダボス会議でのハプニングなんだが、まるで映画の1シーンを見ているようだった。
もし自分がその場にいて、ハリウッド女優とお喋りできると解ったら、勢いに任せて「10万ドル!」とか右手を挙げて叫んでしまうかも(~_~;)。うみゅ、人生、何事も勢いだ。

※ 中国機、初の台湾乗り入れ 春節直行便の運航開始

 テレビ・ニュースを見ると、やっぱり中台は一衣帯水ですよ。日米が警戒すべきは、中台紛争じゃなく、中台蜜月だと解る。

※ すがやみつるさん
http://www.m-sugaya.com/netlife/

 昨日、私のブログにトラックバックを頂きまして、なんで俺みたいな甘ちゃんのブログ読んでんだろう、この方は(~_~;)。私とすがやさんの出会いは、Compuserve であるとか、私もちょっと係わった、Avalon (今でも使っている。実はメインのハードを新規更新したくない理由もこれが大きかったりする)というNIFTYのツールを通じてなのですが、ネットはギブ&ギブであるとかの、ネットワークに関する哲学のおおよそや、海外からのアクセスのノウハウのほとんどは、すがやさんから学びました。私がどうしても、すがやさんから学べなかったもの。それは人格です(~_~;)。

* 余談、実は私は長らく「トラックバック」を「トラックハ゜ック」だと思っていました(~_~;)。何でかと言うと、私がブログのメンテの入り口に使っているNIFTYでは、カタカナ表記なんですね。だから私のブログのメニューでもそうです。でもこんなに小さい字、濁点か○かなんてド近眼&老眼には解りはしませんよ。それで私は、「pack」だろうと長らく思っていた。普通、気付くだろう? いや、一度頭に入っちゃったものを修正するのって、この歳になると辛いですよ。
*アップロード後に見比べてみても、「バ」と「パ」って全く見分けが付かないんですよね。

※ 米大統領の次期公用ヘリ、3発の大型ハイテク機に 読売

 【 米海軍は28日、大統領の次期公用ヘリコプターにロッキード・マーチン社製の大型ハイテク機US101型を選定したと発表した。】

本当かなぁ、まだ一波乱ありそうな気がするけど。これの何処がロッキード・マーチン製だと言うんだ? F-15を三菱製だと言うようなもんだぞ。
 でも、結局、アメリカ資本主義流の、メーカーの離合集散が、技術革新には良い影響を及ぼさなかったということのひとつの証左となったということですよね。吸収合併以来、シコルスキーやベルが、いったいどれほどの新型機をマーケットに送り出したかを見れば解る。ワールドワイドでは、防戦一方だった。

※ イラク駐留米軍、装備品不足の理由 CBSドキュメント

 衝撃的な特集でしたね。米軍は今、道ばたのIED(improvised explosive devices)、手製爆弾に手を焼いているわけですね。

 しかし、そのイラク駐留米兵は、無線機も満足に行き渡らずに、モトローラのトランシーバーを本国から家族に買わせて送ってもらっているらしい。それに、M-4があまり良くないのか、アサルト・ライフルに至るまで、ベトナム時代のものを家族に買わせて使っているらしい。防弾チョッキに至るまで。ベトナム戦争時代、M-16が使い物にならなくて、米兵が家族に「M-14を買って至急送れ!」と手紙を認めた話は有名だけど、未だにこんなことをやっている。

 なぜ、ハンビーにベニア板の装甲擬きを着けなければならないのか?
 米軍の演習費用や、補修備品費用は、「軍事的運用資金」というものから出されるらしい。所が、平時が長く続いたせいで、この予算を、「政府助成金事業に」転用するルートが確立されてしまった。その政府助成金事業というのは何をする事業かと言うと、ジョギング・トラックの整備や、毒蛇の駆除、閉鎖された基地のメンテ等、日本で言えば、防衛施設庁がやるようなことを管理する事業らしい。
 そこに、昨年一年間だけで、89億ドルの予算が回されたと、マケイン上院議員らが嘆いてる。

 でも、ここまで見て不思議に思ったんだが、89億ドルっていくらよ? 1千億円くらい? 1兆円じゃないですよね? こんな桁扱ったことないから、もう全く自信が無いけど。月1兆円掛かっているというイラク駐留経費に対して、たかだか月に、7、80億円程度の予算が増えたからって、焼け石に水だぞ。

※ メルマガおまけ 携帯テレビ

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2005.01.29

刑法第258条(公用文書等毀棄)

 金曜、書店でWillを立ち読み。日垣隆先生の「どこからでも掛かってこい」(でも逃げまくるよん!)のコラムを立ち読みする。しょうもない、信毎の捏造記事問題が、いつのまにか、たかだか信毎社員発と思しき嫌がらせメールの話に化けている。信毎社長が日垣大先生にコンタクトを求めてきたというが、まったく信毎って会社も迷走状態ですね。買う価値も無い右翼の出来損ない雑誌なれど、証拠保全のために購入する。

※ 白バイ隊員コカインで摘発

 投書で発覚したということですから、何か裏があるんでしょう。部内で処理できない事情が何かあって、同僚なり上司なりの誰かが投書という形で訴え出たということですね。

※ 愛媛県警報償費問題

 地元の読者の方から、もうおったまげぇ!? な裏話を教えて貰いました。県民の一部、そして地元記者はみんな知っている話だそうなので、きっと来週の週刊文春か新潮どちらかには載るでしょう。ちょっと新聞やテレビでは書けないネタだから。もしまだ動いていないなら、早急に地元メディアとコンタクトするように。今ならまだ間に合う。でも週明けの週刊誌に間に合ってしまったかなぁ。どっちかと言うと、新潮ネタなんだが。

※ 社保庁解体へ?

 どうせ新組織へ吸収となっても実態は何ら変わらないわけだから、ここは他の公務員組織への教訓として、再雇用は一切しないという方針でどうだろう。ここで全員を一端解雇、再雇用という形式になっても、何も変わらないわけで、たとえば、年金のシステムは複雑だから素人には解らんなんていう話にもなるだろうけれど、民間から採用試験することになれば、生保辺りの知識を持った連中が猛勉強して殺到しますよ。
 公務員社会もへたしたら、お家断絶失業という状況がありうるのだという実例をここで作っておくべきだと思う。

※ NHK夜7時イラク関連ニュース

 Cease Fire! に「撃て!」の字幕を付けちゃ拙いだろう。
 木曜日のCXの深夜ニュースで、イラクへ派遣されたストライカー装甲車がバカスカ破壊されているシーンが出ていて、駐留米軍の最新鋭兵器が何の役にも立たずに、今頃、イスラエルの装甲ドーザーを真似た重機を持ち込んでいるとか。そんなことあんたたち1年半前にやっとけよ、全く。

※ 田中康夫トーンダウンの深層

 昨日、午前の記者会見では、れいの揉み消し事件に関して、更にトーンダウンして指示はしていないと「思う」とかで、基本的には、自分の記憶の不確かさに逃げ込む戦術に出た模様です。
 今朝の読売も追い掛けていて、実際に知事から揉み消しの指示を受けた幹部に直撃し、その事実があったことを書いている。
 昨日の記者会見のやりとりは、明らかに弁護士とすりあわせた上での発言ですね。たぶん周囲で、これは拙い、このまま田中にべらべら好き勝手なことを喋らせると、ボロが出て取り返しが付かなくなると判断した人間が、そのすりあわせをセッティングしたのでしょう。
 外堀は全部埋まった状態(関係役人の全員が自白状態)です。知事本人だけの記憶が不確かな状況で、「揉み消し」の指示は、もうこれは最終的には認めるしか無いわけですね。じゃあ何処に最終防衛ラインを敷くかと言えば、確かに「破棄」は「示唆」したが、それは「文書学事課」にも照会したし、そもそも「公文書」では無かったのだから、問題では無い、という所に防衛ラインを敷くわけですね。
 外堀が埋まった状態の弁護士としては、ここに逃げ込むしか無い。
 それが通るか? 無理でしょう。今後の焦点は、ひとつは「文書学事課」になります。ここの担当者の証言がまだ出てきていない。今康夫ちゃんは必死ですよ。春先の異動でポストをちらつかせて、何とか黙らせようとするでしょう。でも信毎はとっくに接触して、「圧力だと感じた」という言質を取った後でしょう。そんなもん、今既に職員幹部の信頼ゼロで、しかも一年半後にはもう県庁にはいない男に義理立てしても仕方ない。ポストを貰ったって、新政権が誕生すれば、田中派と見られて真っ先に飛ばされるんですから。

 2月県会を楽しみにしましょう。康夫ちゃん側も、副知事人事や、オリンピック帳簿問題等、サプライズを仕込んで陽動作戦を謀るでしょうが、それに惑わされないことです。本来なら、すぐさま百条委員会を立ち上げるべきことなんですけどね。共産党さんは、興味ないんですかねぇ。
 公用文書等毀棄罪の要件を満たすか満たさないかの議論はあるでしょう。でもちょっと分が悪いですね。それを毀損することの動機と目的はあった訳だから。公文書か否かに関しても、現場の担当者が、強く破棄に抗議したという事実がある以上、いかんとも誤魔化しがたい。
 更に警察や検察が積極的に動くには、「事件性」の有無、つまり金が絡むかどうかが問題になるでしょうが。それが無ければ、まあ書類送検程度で済むかも知れない。

*刑法第258条(公用文書等毀棄)
公務所の用に供する文書又は電磁的記録を毀棄した者は、3月以上7年以下の懲役に処する。

 康夫ちゃん、7年は長いよねぇ。

※ メルマガおまけ ミッシング・プレーン

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2005.01.28

ダーティ・ボマー上刊発売!

 新刊案内。ブログ頁に新刊の表紙を貼りました。それどころじゃ無いだろうが、原稿優先! と仕事に没頭している中、担当編集よりパブリシティして下さいとの催促あり。でも表紙をスキャンしている暇が無かったので、そっちのを送ってくれと頼んだら、本当は帯付きの画像が欲しかったんだが、帯を取ったものが届く。(さっき帯アリ画像が届いたので修正)
 それで、以前から気にはなっていたんだが、別にネットで売る程のものでもないと見送っていたアマゾンコムのアフィなんとかいうシステムを導入する。このアフォ~なんとかというシステム、別に私が選択した訳ではなく、NIFTYのブログがアマゾンコムのアフォ~と契約しているからです。別にそれでリターン(報酬が1万円に溜まったら送金して貰えるらしい)を期待しているわけじゃなく、NIFTYのブログの仕様で、一番簡単にサムネイルをトップ頁に置くには、これしか無いわけですね。
 別にアマゾンコムを儲けさせてやろうという気はないし、ノベルズはそこらの書店なら何処でも入りますから、店頭で購入して下さい。御近所の書店には入らない、アマゾンコムに口座を持っているという方だけ、ここから入って下さい。なお、ブログ頁のトップ写真は、一週間経ったらまた「神サイ」に戻します。

 さて、それで、「ダーティ・ボム」です。昨夜も報ステで、定期的に北朝鮮からウランを持ち出している人間のレポートがありました。あれは軍関係者ですね。あそこまで大っぴらにやっている所を見ると。
 ただ、そんなに心配することはありません。まず、われわれがその手の核種に接近できるチャンスはほとんどない。しばしば核廃棄物は人類が滅亡した後まで面倒みなきゃならないなんて話になって、それこそ銀座や新宿でばらまかれたら、東京を捨てるしか無いくらいの恐ろしいイメージを持たれがちですが、ぶちまけられた放射能物質は、いずれは拡散します。それがコンクリに埋め込まれでもしない限り。自然の拡散吸収能力は、実際偉大なものです。
 運悪く、その瞬間に通りかかって内部被曝でもしない限りは、そうたいして危険なものじゃありません。はっきり言って、それを煽るのは小説だけです(~_~;)。
 で、この作品、実はダーティ・ボムだけじゃなく、核爆発もあれば、それより更にやっかいな、「アレ」も起こったりするんだが、こういう所で出し惜しみせずに使えるネタは全部使ってしまうのが私です。正直、ダーティ・ボムだけのテロ小説なんて、今時私が書くにはみみっちいから。

 ただ、不思議なのは、未だにこのテロが発生したという公式な記録は存在しないことです。アメリカでは、過去に、エネルギー省の核テロ対応チーム、NESTが何度も出動しているけれど、これも公式には、合衆国市民の安全を脅かすようなテロ攻撃があったことは記録されていない。そろそろどこかで使われて不思議は無いはずですけれどね。

※ 陸自車両を浜に陸揚げ ホーバークラフトで

 おお! 平成のマレーの虎はエアクッション艇で上陸をば! ってこれまんま海軍陸戦隊じゃないか!。こ、これがせめて餓島や硫黄島にあれば、て言うのはナンセンスが過ぎるか(~_~;)。
 しかしなあ、この光景、せめて2週間早く見たかったぞ。

※ 欺瞞に満ちた愛媛県警食料費内部告発報道

 食料費問題に関して、現役の制服警官が実名告発した事件ですね。「自分が警官を辞める時、それは死ぬ時だ」と決意をテレビカメラの前で語ったものだから、県警は体よく、「自殺したり、他人を銃で傷つけたりしちゃ拙い」から、本人の安全のために、鉄道警察隊から、「通信指令室企画主任」という、昨日まで無かったポストに異動させて拳銃を取り上げた。

 マスコミは、あたかもそういう愛媛県警を批判しているかのように見えますが、こんなの大嘘!です。その証拠に、ただの一社とて、この問題に関して愛媛県警幹部の「面」を撮っていない。誰がどういう形で出したかもあやふやな県警の声明を読み上げるだけ。県警記者クラブは、テレビの前での記者会見すら要求しない。こんなヘタレで、県警べったりのマスゴミどもに、食料費疑惑の解明なんかできるわけはない。この実名告発警官は、県警とマスゴミの癒着によって、間違いなく潰されますよ。
 本当は、今日の日記のタイトルは、この項目にしたかったんだが残念。

※ 大阪市、年間56億円の特殊勤務手当を新年度から全廃へ
※ 大阪市職員厚遇削減、年180億円 互助組合補助も廃止

 上記は、昨日お昼の時点でのヘッドライン。そして下は、深夜になってから。底無しというか、ブラックホールというか、いったいどれだけの税金がこの底無し沼へと毎年消えていたのだろう。

※ 宇宙ステーションに謎の付着物、相次ぐ異常の原因か

 ほれ、宇宙は真空じゃないってことやね。何かがそこにいるんだよ。

※ メルマガおまけ ベンチュラ爆撃機隊31を追え!

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2005.01.27

公務員としての矜持は?

 私が催促したせいか、昨日、小田嶋先生のブログが2連ちゃん更新されたことをここに謹んで報告します。

※ <無担保ローン悪用>3年間で50億詐取か 指南役逮捕へ

 どうして私の周囲には、こういう金回りで知恵を付けてくれる人間がいないんだろうと激しく思う。 _| ̄|○

※ ホイヘンス クローズアップ現代

 溜息が出る。いったい日本の宇宙開発は、この10年、どこで何をやっていたんだろうかと思う。

※ 管理職採用、国籍条項は合憲

 うっかり、国籍差別は合憲とか飛ばしたメディアとかあったらしいが。判決前日NEWS23の特集を見た時には、同意できないけれど、仕事は出来るのに気の毒な人だなと思った。
 昨日は、夕方のニュースの前に寝てしまったものだから、起きてから、日テレ、NHK、テロ朝、TBS、CXと一通りこのニュースを見て、あの不快極まりない記者会見の原告のお喋りを何度も見る羽目になった。

「世界中に言いたい。日本には来るなと」NHK
「哀れな国ですね。日本に来て働くと言うことは、ロボットになるということです。人間として決して扱われない」NEWS23

 こういう時に、2ちゃんねら~みたいに、だったら退職金貰って、とっとと韓国に帰れよ! と罵るのは、たぶん大人げないんだろうと思う。けれど、さすがにこの判決後のコメントに映像として接すると、彼女に同情的な日本人ですら、「国へ帰れ!」と罵り返したくなるのでは無かろうか。
 たぶん、都庁と彼女の職場には、今日一日中、抗議と嫌がらせの電話やFAXが鳴り響くんだろうと思う。
 私が実は、昨日の判決を聞いた夕方の時点で、今日の日記に書こうと思っていたことは、「そんなに日本人になるのが嫌ですか?」という程度の内容だった。それでも、今の国籍条項緩和への流れが止まることは無いだろうから、彼女の裁判は一定の役割を果たせたということで満足して欲しいと……。
 あの言葉を聞いた今の私の心情は、都庁は、「公務員への信頼を毀損した」という理由で、彼女を諭旨免職程度で首にすべきだと思う。彼女の側は当然それでまた都を訴えるだろうけれど、たぶん都民は、その裁判を都側の立場で支持するでしょう。
 あの場で、ああいう発言をすることが、少なくとも在日同胞の利益にはならないという冷静な判断が働かない人間は、都庁だろうが民間だろうが、管理職たる資格は無い。都はむしろ、彼女に堂々と管理職採用試験を受けさせれば良い。それで面接の時点で、「貴方には公務員たる資質はありませんから」と落とせば良いとすら思う。

 この裁判は、そもそも高裁が彼女の訴えを容認した時点で、酷い間違いが起こったと私は考えるけれど、それにしても、あまりにも後味の悪い展開で終わってしまったのは残念だ。

※ イラクで米軍ヘリ墜落、海兵隊員31人死亡

 海兵隊のヘリコプターCH53ですよね。本来なら、今頃、オスプレイがものになって、こんなロートルなヘリは引退しているはずだったのに、オスプレイは使い物にならん、しかも戦費が膨らんでそもそもヘリの更新もままならないという状況で酷使されてゆく。

※ オレオレ詐欺団摘発

 これは、喜ばしいニュースのように一見思えるけれど、結局、末端の細胞を担っていた若者たちがばらけて、また余所で類似の犯罪に走るということですよね。組織のトップを摘発したからといって、その犯罪を減らすことには貢献しない。きっちりと、末端の使いっ走りに至るまで摘発逮捕して、法の下に適切な罰を下さなければ、蜂の巣をうっかり突いたような結果しか招かないと思う。
 たった14人の逮捕者の裏で、いったい何十人の下っ端が逃げおおせたことか。

※ 550万円の賠償命じた一審判決支持 桶川事件国賠訴訟

 妥当な判決でしょう。このケースに限定すれば、警察が怠慢だったということと、だから殺されたということに因果関係を認めるのは、かなり無理があるように思う。

※ メルマガおまけ CSI科学捜査班の真髄

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2005.01.26

田中康夫、児戯に等しい嫌がらせ

 火曜15時、溝の口マルエツ別館文教堂2階、おお! 先週末7冊も残って8日間一冊も売れなかったものが3冊まで減っているではないか。気を遣って下さった御近所の皆様に深謝申し上げます。と言いたい所だが、きっと、売れないことに業を煮やした書店側が、ひとまず4冊を返本したというのが正しい見方だろうな。(´・ω・`)ショボーン 残っていたら一冊買って減らすつもりだったがひとまず見送る。
 帰り、マックで8x円のハンバーガーをひとつ買って帰る。こんなに美味しいものが百円しなくて良いんだろうか? とうっかり敵の術中にはまっている自分に気付く。夕方6時寝の深夜起き。

※ 負け誇り

 週刊読売小田嶋隆コラム。小田嶋氏のブログが見事な三日坊主で止まったままであることをお嘆きの諸兄に捧げます。なるほどあれがセレブーかという面白いお話し。今、テレビに関する一番面白いコラムです。

※ 皇室典範見直し

 初めに女性天皇容認ありきで議論の流れが決まっているように思えるんだが。

※ エビジョンイル退任

 しかしまぁ、視聴者不在の妙ちくりんな会見だった。

※ 大阪市職員の過剰な福利厚生 中川博史記者 毎日
【 大阪市では歴代、助役出身者が市長に就任しており、関淳一市長も同様に、03年11月の市長選で初当選した。投票率は戦後2番目に低いわずか33・31%。関市長に投票した人は有権者の18%に過ぎない。残り82%の人たちに思いをはせると、市への怒りや不信感が今にも爆発しそうなことは容易に想像がつく。】

 ましかし、大阪市民も太っ腹ですね。普通なら、市長のリコールとか、不信任とかいう話になるんだろうが、共産党系組合員もごっつあんになっているから、こういう時に組織力を発揮できる人々がいないんだろうな。基本的に、この役場な人々には、プロ意識が無いってことですが。
 今日、最高裁で判決が出る都庁の在日韓国人管理職採用問題のレポートを昨夜のNEWS23で見ました。私は、管理職になるのであれば、国籍くらいとって欲しいと思うけれど、まあこの流れ自体は止められないんでしょう。
 それはともかく、こんな出鱈目を許しているんなら、フィリピン辺りでリクルートした若者を公務員として雇って水道メーターの検針に当たらせた方が良い。

※ 「ハリポタ」など好調、出版物8年ぶりプラス成長確定

 実は去年の後半辺りから、ちょっと復調を実感していました。それはもちろん個人的に売れたということではなく(そういう事実が無かったわけではないが)、昨今、縮小の一途を辿っていたノベルズの棚の専有面積が、徐々に回復しつつあることを実感できるようになったからです。
 出版業界というのは、不況が来るのも最後なら、景気回復の恩恵を受けるのも最後ですから、日本経済全般がそういうことなのでしょう。
 ただ、歓迎できる状況かと言うと、レンタルやMP3の流行で大打撃を受けた音楽業界だって、ミリオンが出る一方で、それ以外の落ち込みは酷かった。
 起こったことは何かと言うと、米経済に於ける中流階層の増減現象のようなものです。全体として経済成長は続いているんだけど、ほんの一握りの勝ち組の増加と、そこそこ中流だった階層が漸減してパイが維持されている。
 これ、経済と一緒で、中流階層がそこそこの裾野を持っていないと、業界全体としての活性化に繋がらないんですよね。周囲を見渡しても、そこそこ売れるという同業者はやはり減っている。

※ くにさき

 今朝のNHKで、艦内の様子が映し出されましたが、艦内通路が狭いせいで、朝の陸自部隊の出動時には、行列が出来ている。こういうPKO展開型で、他部隊を載せる艦艇の居住性は、もう少し考えなきゃいかんですね。やはりあのサイズでは、そこまでのキャパを取れないんですよね。ダメコン上は、通路を広げるというのは、浸水区間を大きくする危険があって歓迎はされないんだろうけれど。

※ シカト
http://www.mainichi.co.jp/life/family/syuppan/economist/050201/
 
 ↑月曜日発売の週刊エコノミストの田中批判?記事が全文ウェッブ上で読めます。まるで気の抜けたビールで、記事が何を言いたいのかすらさっぱり解らない。しかも登場する第三者は、知事べったりの内山氏おひとり。直近の話題たる山口村合併問題への突っ込みもないし、あたかも県民が誤解しているかのような書き方。せめてこういう記事は署名記事にして貰いたいぞ。あと、縁がないのでまだ読んでませんが、アサ芸にも記事がある模様です。

*「ありがとう長野県」越県合併する山口村の村長や有志が県庁訪問
http://www.nbs-tv.co.jp/news-daily/p/c2.html

 その大人げなさにおいて他者の追随を許さない長野県知事だったりするわけだが、せっかく山口村の村民が、県庁に挨拶に訪れたのに、会おうとしない。この後も、スケジュールを尋ねられているのに、都合が悪いと逃げている。口では長野が溶けていくだの何だとご立派なことを言いながら、県民の感情を逆撫でして、自分一人で一生懸命しこりを作っている。
 こういう時に、くだらん意地で突っ張る馬鹿な為政者に諫言できない組織は死んでいるでしょう。

※ メルマガおまけ モー娘とホリエモン

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2005.01.25

田中と小泉、似た者同士

 さ、全国的に、本日は「ダーティボマー」上刊・中央公論新社刊の発売日です。よろしく。私はまだ現物を見ていません。

 毎日新聞がNHK問題に関して、肩の力を抜いた、なかなか良い解説記事を連発している。こういう企画は好きだ。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/m20050125k0000m040148000c.html

※ NHK:海老沢会長の後任 橋本専務理事の昇格が有力に

 エビジョンイル会長は、ここしばらく凄くご機嫌が良いんですが、先日のスカパーパックインで、角間氏が、「彼が指名する人間が後継会長に就くようなら、院政が確立するということで、海老沢会長の勝ちだ」と仰っていた。こういう状況下で、じゃあ外から人を連れて来ようとすると、また政治介入だと叩かれるわけですね。これはもう海老沢会長の不戦勝みたいなもので、実はNHKや視聴者にとって良い展開では無いことも理解しておかねばならないでしょう。

※ 15・4%が「死人は生き返る」 長崎で小中学生調査

【「死んだ人は生き返る」と思っている子供は全体の15・4%に上り、小学生よりも中学生の方がその割合が高かったとする】

 こういう記事は注意して読まなければならなくて、本当にそう信じているわけじゃなくて、ファンタジーと割り切って、そうあったら良いよね……、という程度に応えているケースがかなりを占めるのではないかと思う。
 ただうちの五歳児を見ていると、仮面ライダーの橘さんは、死んだ後に歌手になるんだよね(CDデビューするらしい)、とか言うんだが、時々死の概念が解っていなかったりして、ビルのベランダから、トゥ! とか言って飛び降りたりしたら嫌だよな、とか思うんだが。テレビっ子に、死の概念を教えるのって結構難しかったりすると思う。少なくとも、自分の身近な所で、「死」という現実に直面しないと難しいのでは無かろうか。

※ ライブドア、年内にネット銀設立…西京銀と共同出資で

 ホリエモンがまたあのずんだれた格好で記者会見の場に現れたのを見て、「しょうもねぇな、こいつは……」と漏らしたら、女房があんたも外出時はあんなもんだろうとは言うが、作家のそれは背広とネクタイが支配する社会に対する反抗であって、多くの社員の命運を握った男が、それで何か得することがあるのならともかく、人前に出るときには、それなりに世間の規範に従う意志は示した方が良いと思うぞ。たとえそれが、既存社会に対する隷属を意味しても。

※ 田中と小泉、似た者同士

 昨日、田中知事は、豊田市にいたらしいんだ。どこかで視察が入っていたらしい。「豊田市 企業視察 小島プレス工業株式会社」何か奇異な感じがする視察で、何なんだろうと思っていたら、午後に名古屋市で公演が入っている。「講演」じゃない、この人の場合はただの芸だから「公演」です。それは中日新聞の動静記でやっと解る。
 こういう時には、まずれいのプロダクションが絡んで、公演が先に決められて、公務がそれに合わせてセットされ、交通費が出るんでしょうね。ここいらへんのことは、田中政権が終わって、絡繰りが明らかになったら、とんでも無い事実がボロボロと出てくると思いますよ。

 所で、通常国会です。なぜか知らねど、すでに民営化が決まっている郵政問題が最大の焦点になるらしい。そんなわきゃ無いだろう? 景気は減速ぎみ。この後にまた山程の増税が控えていて、イラク情勢も不透明、社保庁問題は何ひとつ解決していないのに、なんでたかだか郵政問題ごときが焦点になるんですか?

 小泉政権と田中県政というのは、手法的にとても似通っている部分があって、サプライズ症候群もそうなら、人事で世間の注目を浴びようとする姿勢も同じ、議会が近づくと、野党が焦点だと思っていることを封殺するがごとく、自らサプライズを提供して、メディアの焦点をそこへと持っていく。なぜか追求する側もそこに引きずられてしまう。
 この辺りの手法は、小泉と田中というのは、異様なまでに似通っています。ただ、田中康夫と小泉総理と比べて悪質さが若干違うのは、田中康夫は、「ここに焦点が当たったら俺は嫌だな、だから話題を逸らそう」という目論見でもってそれをやるんだが、小泉総理の場合は、そもそも国家国民にとっての焦点が何なのかを一顧だにしない。自分が興味のある問題しか片づけない。言ってみれば、田中は悪意あっての話題逸らしだけれど、小泉は、単に無頓着故の話題逸らし。
 もちろん、田中の場合は、所詮長野県民の問題であって、国政には関係無いわけだけど、小泉総理の無頓着は、国民の生活に直結するだけにたちが悪いし、その論法にまんまと乗っかる野党とマスコミもどうしようもない。焦点はそんな所には無い、待ったなしの問題に全力で取り組まなければならないということをもう少し明確にすべきだと思うんだが。
 とりわけ、郵政なんかどうでも良いの(良くは無いんだが、それはまたの機会に)に、その駆け引きに拘泥するマスコミは、全く救いがたいと思う。

 それにしても、田中にしても小泉にしても、これが一企業ならとっくに首になっているはずの代表取締役が、未だに首領として居座り続けることが出来るシステムって、根本的に改善の余地があるのではないか。

※ メルマガおまけ ネットにおけるパブリシティの限界

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2005.01.24

信毎、本丸に迫る(?)

※ 長野県管理職メール掲載
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/2240/1105801691/223

 この日記を書いている時点では、↑したらばBBSへの報告だけで、信毎サイト自身にはまだ記事の公開は無いのですが(10時過ぎになる)、信毎は定石通りの鮮やかな攻めで、揉み消しを請け負った管理職のメールを記事にしたらしい。当然、この後には、その管理職が、誰かさんから命令されたメールも抑えてあるわけで、防戦一方の朝日とは違い、準備万端、知事を引きずり降ろす覚悟での記事でしょう。つまり、この管理職氏が、実はすでに長野県庁にとっての「長井」氏化しているわけです。いずれ涙の記者会見を開くかも知れない。
 昨日のテロ朝サンプロで、ハンナン疑惑を巡って、公用文書毀棄容疑で市長が書類送検されたケースが紹介されたけれど、これで田中康夫は、最良でも書類送検は免れられなくなったと見て良いでしょう。
 6月には、衆院解散が囁かれていることでもあり、「支援者が勝手にやらかしたこと」で逃げればそう傷付かずにも済む。そろそろ辞表を書く潮時じゃないですかね。それで六月の衆院選に立てば良い。

※ 後援会顧問が決別宣言 支持者離れ加速か 越県合併対応で知事批判 読売長野
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/index.htm

 これは茅野さんのことなんだが、ラジオで初めて明らかにするようなことか? まずきちんと記者会見を開いて県民に詫びるのが筋じゃないのか? でもこの人、こんなことを言いながら、涙目の田中康夫に膝詰めで近寄られたりすると簡単に翻意して、じゃあもうしばらく支援しようとか平然と言い出す性格の人なんですよね。

 所で、田中康夫と言えば、その息子との一心同体ぶりが松本市民には広く知られているママです。軽井沢にお住まいの母親。その昔、マッカーサーは、母親と一緒に初めて陸軍士官学校を卒業した男と揶揄されたものですが、康夫ちゃんの母親って、なぜか場違いな所に顔出すお人らしいんですね。
 松本の支援者との間が拗れ始めた頃、母親から盛んに電話が掛かって来たらしい。「どうかうちの康夫をきちんと育てて下さい」と。いや、それはあんたの責任だったんじゃないのか? と呆れつつ、適当に話して電話を切るわけだけど、今でもそれをやっているのか、田中が会いたくない相手、話をしたくない相手に限って、母親が名代として出てくる。これは相当、後援会の中にいた人たちを失望、激怒させたらしく、実はこれが田中離れを加速させた原因のひとつになったということは、松本市民は皆知っているけれど、全県的にはあまり知られていないエピソードらしい。
 もちろん、ご本人たちは、親子ともに、それがいかに非常識な行動かということを今だ理解して無いことは言うまでもない。

※ 吉永光里さん逝去

 意外なニュース。まだ30歳前後のはずだが、20数万全自衛官が、貴方の死を悼むだろう。合掌。

※ 発信箱:第2次「慰安婦」論争として 山田孝男(編集局)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050124k0000m070110000c.html

 これを読むと、朝日の援護射撃を行っていた毎日がさじを投げた感じがするんだが。

※ 長野2連覇!兵庫を振り切る/駅伝

 やっぱり高地トレーニングの成果だろうか。鹿児島なんて順位すら解らない(地元ニュースで16位だったと知る)。なぜか鹿児島は、長距離は駄目なんだよねぇ。やっぱり忍耐力に欠けるのか。長野県民の忍耐力たるやギネスものだからなぁ(~_~;)。

※ JRA史上最高、405万円の大穴馬券 小倉競馬

【 ある日曜日の夜、家族みんなでNHKのニュースを見ていた。我が家では、夜の7時は家族皆でNHKニュースと決まっている。所が驚いた。ニュースでは、番組冒頭より、「大穴馬券!」と煽っている。これはまさに煽っているというしか言いようが無いではないか。  NHKと言えば、不偏不党、公平中立がモットーなのでは無いのか。しかるに、視聴者からの浄財でもって運営されている公共放送局が、あろうにか、競馬で万馬券が出た! と、キャスター自らはしゃぎ、庶民の射幸心を煽っている。百円が4百万円になる……。こんな夢のような出来事が実際にあれば、筆者も競馬場に通い、馬券なるものを買ってみたいと切望する。しかしもし、射幸心に目覚めた無垢な庶民が競馬に入れ込み、家計は破産、一家離散、銀行強盗でもやらかす羽目になったら、NHKは責任を負えるのか? このような行為が、報道の名の下に公共放送を舞台に行われたことに深い憤りを覚えると同時に、公共放送の未来を激しく憂えるものである。 】

 アカヒ新聞・声欄にて、赤井邦道・43歳 自営業川崎市高津区2児のパパ

 てかNHKよ。憲法番組で現役バリバリの森本敏と、朝日文化人のボケ老人を対立させちゃ、最初から勝負は見えているだろう。土井たか子を出すのはどう考えてもマイナスだし。経営陣としては、しめしめの展開だったんじゃないのか。

※ 日テレNNN24 ネット中毒

 ああもう……、こいつら病気だ。

※ メルマガおまけ 「あればいいな」が現実に…今後30年を科学者が予測

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2005.01.23

田中康夫、口利き文書揉み消しを命令

 すみません。著者も全く連絡を受けていませんでしたので、読者からの報告で知った次第ですが、「ダーティボマー」中公新社の取り上げず上刊が、昨日、首都圏の一部の書店に入ったみたいです。公式には、たぶん25日発売だと思いますが。表紙の写真もゲットしてないし、もちろん見本も届いていないので、サイトでの告知は、しばらく後になります。

 今夜の日テレ深夜のNNN24はなかなか面白そう。

「ドキュメント 05▽脳が壊れていく?急増!ネット依存の恐怖▽出会い、デート、母との会話…すべてが仮想世界▽ピークは午前0時…親も知らないゲームの中の自分」

 昨夜のNHKの憲法番組では大江健三郎がいつもの調子で喋っていたらしいんだが、どうでも良いと見なかった。馬鹿に刃物、NHKに平和憲法か。今夜の特集は見なければ。

※ 次男、大地に立つ!

 夕方、実姉宅へ誕生祝い。東急経由で行く。これが東急線はほとんどエレベータやエスカレータが無いせいで、ベビーカーだと行きも帰りもヘトヘト。それさえ我慢すれば、JR経由と時間は変わらないし、遙かに安く上がるんだよね。
 10時帰宅、入浴後、ベッドの上で遊んでいたら、掴まり立ちしていた次男が突如両手を離して万歳する。数秒間よろよろとバランスを取って直立している。それを何度か繰り返す。二足歩行まであと一歩だ!

※ 「入札働き掛け」文書隠匿か  県幹部「知事が指示」 
http://www.shinmai.co.jp/kensei/

【 また、公開請求への対応に携わっていた当時の県経営戦略局幹部職員は「二〇〇三年十月上旬、知事室で、知事から直接『(文書は)出さないように』と指示を受けた」「下水道課長に対し『個人的なメモではないのか』と投げ掛けることで、公文書ではないとの判断に誘導した」と証言。さらに「知事からはその後も側近職員を通じ『甘い。強くもみ消せ』と言われた」としている。】

 信毎のスクープです。まだ今日の新聞はアップされていないけれど、今日も続報があるしい。記事を読むと、まるで朝日とNHKの論争のようなやぶ蛇なものを思わせるが、県庁職員にとって、固有名詞の特定は簡単で、知事は、職員が勝手にやったことで知らんとか言っているわけだ。そんなことを私は露程も信じちゃいない、田中康夫というのは、そういう裏表がある男だから。「もみ消せ」は間違いなく彼の台詞だろうと思う。そもそもが、この手の、あるはずのものが「無い」とされたケースは、田中県政に関して(も)、全く日常的なことですよ。

 ところで、この問題、もし田中康夫が言うように、「知事思いの職員が勝手にやった」ということであれば、結局、田中康夫という男は、恐怖政治を蔓延させただけで、部下のモラルを向上させることが出来なかったということじゃないですか。それは言うまでもなく、上司である彼の責任じゃないのか?
 とまれ、これは県知事の名誉に関わることであり、当然遅くとも1年半後に誕生するだろう次期政権が真っ先に立ち上げるだろう「田中県政検証委員会」の目玉商品のひとつになるかもしれず、職員の皆様も、証拠保全や言動に気をつけた方が良いでしょう。
 田中はどう出るか? これ以上信毎の機嫌を損ねてやぶ蛇になっても、ろくなことは無いから、このままフェードアウトですよ。
 ただ、事実上、公文書の「揉み消し」を命令したことは、ひょっとしたら何らかの法令違反に問われる可能性がある。
 誰か長野県庁の「長井」さんみたいな人が登場して、覚悟の実名記者会見をやって欲しいですね。涙ぐんだりして。そうすると、あんな人やこんな人がまた実名で記者会見して、「俺は言っていない! テープを出せ」とか面白くなるのに。

※ スカパー朝日パックイン

 なかなか面白い回でしたね。元帥が、明言はしないけれど、録音テープに関して、まああるだろう。でなければ、メモ程度ではあんな詳細なやりとりは出せないと。(注、松尾氏は、メモも取らないという約束でインタビューに応じたと証言している)録音テープがあることは別に問題無いとか。
 この録音テープの存否ですが、たぶんあるんでしょう。しかし、今出せないものは、裁判になってもたぶん出せないでしょう。ではなぜ今出せないのか? 「録らないという約束があったのに録った」という信義違反に当たるというのは、全く小さな問題です。何しろ法律違反じゃないんですから。単純にそれは、記者と取材対象者の問題であって、いざとなったら、「録音はしない」という約束は無かったと白を切れば良いんですから。
 だいたい、相手が素人さんというのならともかく、吸いも甘い知った業界のベテランたるNHKの幹部が、「テープ録らないでね」「はい録りません」で、相手を信用したとしたら、それもまたあり得ない話。
 ただ、朝日サイドが、「すりあわせ」等を持ちかけた所を見ると、全てを公にするとしたら、かなり強引な誘導尋問もあったということでしょう。だから出せないのではと思います。

 元帥は、これ全編強気な態度でいらっしゃいましたが、NHK出身の角間氏が面白いことを仰ってました。NHKに政治家の圧力は日常的にある。けれども、それを受けた上層部から、圧力を掛けてきた政治家の固有名詞が、たかだかプロデューサ・レベルまで降りてくることは絶対にない。長井氏のレベルで、あそこまで圧力の内容を詳細に知っていることは無いとのことでした。

元帥は、安倍氏の発言をして、明白な圧力だと仰っているんだけど、NHKが、のこのこ出掛けていって、政治家に番組説明して、「公平な番組にしますから」と了承を求めた時に、それこそ溜息ひとつでも圧力になるわけですよ。あるいは、笑顔で「それは楽しみにしています」と応じたとしても、相手はそれを警告と受け取るでしょう。それって、政治家の責任なの? 呼び出したとか言うのならともかく。それは政治家の問題じゃなくNHKの問題に過ぎないでしょう。

※ メルマガおまけ ジャンクメールによる逸失利益

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2005.01.22

朝日新聞・失敗の本質

 金曜夕方起き、8日振りにマルエツ別館の文教堂に赴く。「神サイ」がまだ積んである。しかも7冊。前回訪れたのが13日の木曜日で、その時8冊あったものを1冊減らして7冊にしたわけだが、もともと入ったのは10冊のはずだから、倉庫から出すべきものはないはずだし、たった2、3冊売れただけで追加注文なんか懸けるはずもないから、この8日間、一冊とて売れてないということなんだろうな。 _| ̄|○ 。俄には信じられないが、そういうことなんだろう。なんて太っ腹な書店だろうm(__)m。ノベルズでこの売れ行きなら、三日で返本だぞ。もう作家なんて辞めて、田舎に帰るづら゚(゚´д`゚)゚。

 という一方で、新宿高島屋の隣にある、OL御用達の紀伊国屋では、40冊、50冊売れたりして、それなりにうまく行くところでは、ターゲッティングは正しかったんだがなぁ。確かに、溝の口では、OLという人種はまるっきり見かけないわけだが。

※ TBS社員7割子会社出向…安住、小倉アナも

 へえ~、というニュース。だってTBS社員の待遇って、民放各社の中でも常軌を逸した部分があったからなぁ。全然同情できない。

※ 週刊金曜日

「集中連載 大メディアの正体2 ヨン様から兵器展まで 貪欲なNHK商法」

 兵器展とは何のことだろうと思ったら、昨年秋の横浜での航空見本市の企画にNHKの子会社が関与していることを指しているらしい。で、前田哲男先生がぶつぶつ喋ってらっしゃる。そらなぁ、確かに飛来したブルーインパルスは空軍機だしぃ……、あれ兵器展と言われれば、否とは言えないけど……。

※ 通常国会開幕

 また春までの待機生活が始まる。通常国会150日間には、日曜祝日は入るんだろうか? 入らないとしたら、7月までってことだよなぁ。某党さん、直ぐ捕まる場所で所在をキープする待機日当、一日300円で良いんですが……。

※ 朝日新聞・失敗の本質

 以下は、誰が悪いという事実関係を無視しての勝ち負けのレベルの話ですが、昨日、19時のNHKは、またまた強気に公開質問状を出して、そこでは朝日側が「すりあわせ」を持ちかけて来たという暴露もあった。
 その後に、朝日は21時台に記者会見を開き、社会部長、広報部長ら4人が出席したのだけれど、肝心の記者二人は顔を見せなかった。そのハイライトを、報ステは冒頭で伝えたけれど、その中で具体論になると、「訴訟を考えているから応えられない」を連発するわけです。

「ジャーナリズムの取材倫理として取材プロセスと手法は明らかにできない」広報部長弁

 こんな珍妙な論理は初めて聞いた。企業や役所が不祥事を起こして訴訟になると、「いや、今裁判中ですから応えられません」と逃げるわけだ。メディアはそういう姿勢を批判して来たのに、突然、とうのメディアが、取材拒否の理由に訴訟を持ち出すなんて、最悪のパターンでしょう。
 最終的には、朝日は取材に当たった記者を出すしかないわけですよ。それをこんなことしていたら、もう戦力の逐次投入と同じですよね。最初にバーンと事実を出さなければならないのに、小出しにしてどんどん受け手の印象を悪くしている。
 すでに、会社として、危機管理のステップで動かなければならないのに、単に顧客無視の大企業の論理で動いている。これじゃ、どんなに朝日に正義があっても、勝ち目は無いでしょう。

※ NHKへの政治介入を考える

 で正直、私は、松尾さんという人も、いまいち信じられない。記者と2時間も話をしといて、ただ相手の誘導尋問に耐えるだけだったのか? どうも胡散臭い。この期に及んで朝日が一発大逆転を狙って録音テープを出して来るとは思えないけれど、一方で、この問題に4年前に関わった人物は、この松尾、長井氏だけじゃないんですよ。現在NHK顧問の、当時番組制作局長だった伊藤律子氏。この人もキーパーソンらしい。ところが、関係者で発言した人間があまりにも限られる。どうしてなのか? NHK側ももっと当時の関係者を出すべきだし、他社も、それらを当たって喋らせるべきでしょう。更に言えば、朝日だって、追加取材して、「あんな連中とはやってられん!」という、実名告発者を更に発掘すれば良いんです。

 所で、NHKの側の、本来の問題です。NHKに限らず、メディアというのは、放っておいても左翼な集団です。私はそれで良いと思います。左翼と、権力批判は違うという考えもあるでしょうが、権力に批判的であろうとすれば、ある程度、左翼的思想に依拠せざるを得ないと思う。とはいえ、NHKは公共放送であって、国民が皆、政権に批判的なわけではない。その通り。NHKはいつもそのジレンマに苦しみ揺れ動いてきた。

 政治家にお窺いを立てるのは、それでもやりすぎなのではないか? かといって、民放だってスポンサー筋の圧力には弱いし、ご機嫌取りは平素から熱心にやっている。NHKの比じゃない。
 それで、NHKの行為(政治家の発言ではない)は、果たして政治介入を招いたと言えるのか? NHKとしては、つまりこれは、保険なわけですよ。きちんとご説明して、了解を得ましたからねという、政治家向けの保険でもあるし、制作現場への保険でもある。いわば、政治家レクチャー機関説みたいなものです。簾の向こうで、天子様はこう仰った……、というようなものです。そこにNHKなりの自主性はあるのか? と言えば、これは、政治介入を最小に留めたいと思っている、NHK幹部にして見れば、そのレクチャーして回るという行為こそが、介入を抑止するための予防装置的な機能を持っているのだということになるでしょう。

 安倍氏の「公平な報道をして下さい」は、圧力なのか? あの時、NHKの経営幹部は圧力を欲していたかも知れない。でも、私はこれで政治家を責めるのはちょっと酷だと思う。政治家にだって発言権はある。それが圧力になるかどうかは、相手側の覚悟に帰する部分もある。
 少なくとも、あの時、NHKが政治家の言質を欲していたことは事実でしょう。単に、保守論壇が騒いだ程度のことで、番組を作り替えるなんてことはそうはないんだから。NHK内部で、滅多に行われない経営判断上の編集権を行使するために、彼らは政治家から圧力があったことにしたかったに違いない。

 ああいう番組が作られた時に、それを止める力学は、NHKの内部には無いわけです。じゃあ、バランスを取って、それに対抗する番組も作れば良いじゃないかと思われがちだけど、それは無理です。過去にそんなことがあったかどうかを振り返ってみれば良い。それが個人のクリエイトによって作られる以上、個人の政治信条を越えての番組作りは無理ですよ。日テレだって、日曜深夜のNNNドキュメントに対抗する保守的な番組を作ろうなんていう気概は生まれない。それはNHKだろうと民放だろうと。

 これは今後の改善策ということになるけれど、番組内容に関することは、NHKは政治家相手にはレクしない。もちろん批判も受け付けない。ただ、時々、公共放送としてどうか? という番組企画が進行してしまった時に、復元力を作用させるために、きちんと日常的に機能する、お飾りでない番組審議委員会を作って、そこに判断を委ねるようにすれば良いでしょう。
 ましかし、焦点はやはり朝日ですよね。

※ メルマガおまけ 儲けを出すためのビジネスモデル

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2005.01.21

ブッシュ政権2期目スタート

※ ブッシュ就任式
 をライブで見る。あの、連邦議会前のまるで空母のアイランドを思わせるど派手な演壇を見て、ひとこと、「ジ、ジオンの亡霊だ……」と呟く。あのギレンだって、ニュータイプの理想を説いたりしたもんなぁ。
 ま、演説自体は、気高く格調高い内容だったけれど。

※ 朝日、週刊新潮広告を拒否

 今回は拙いだろう。表現の自由を巡って騒動になっている時に、自らそれを踏みにじってどうするよ。
 録音テープは出せない、本田記者に会見もさせないのであれば、これは朝日の負けが決定。朝日としては、あとはどうやって広げた大風呂敷を畳んで問題を穏便にフェードアウトさせるかだろうな。

 それにしても、ブログの中って、同調化圧力が作用してしまっているのか、何処を見ても、朝日に批判的ですね。この問題を朝日の言い分が正しいという立場から検証しているニュース系ブログは無いものだろうか。

※ BSE起こす異常プリオン、肝臓などにも蓄積 読売
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050121i302.htm

 結構重大なニュースで、これまでは、BES検査の信頼性の問題等から、検査や年齢での判断にさして意味はなく、特定部位の除去こそが一番有効な対策だみたいな意見が相当の説得力を持っていたのですが、これが事実なら、特定部位以外の場所にも、どこでもプリオンが潜り込む可能性があって、特定部位除去の有効性に疑問が出てくることになる。

※ 文世光事件:最後に「バカでした」と死刑台に 文元死刑囚
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050121k0000m030133000c.html

 同情すべき部分は何ら無いけれど、なぜその引き金を引く前に気付かなかったんだろう。

※ 元秘書と堤女連れ?逃避行…渡部絵美セクハラ告白

 これもずっと以前から囁かれていた話で、ウワシンは時々書いていたようにも記憶しているが、さて、問題は、地検特捜部の捜査が堤義明まで及び、彼が一瞬でも拘置所に入るという、全国民期待の結末まで行くかどうかですよね。
 過去に何度も書いてきましたが、長野オリンピックの不正経理問題の核心は、焼かれた裏帳簿なんかじゃありません。問題の核心は国土計画です。もし、堤に復活の目が無く、今のコクドが雲散霧消するようなことでもあれば、その真相が少しは明らかになるでしょう。

※ 露出過多、日本アニメ風…漫画版「紅楼夢」中国で論議

 萌え画だよ、これ! 前々から香港には日本のヲタク文化が根付いていたわけですが、もう、中国の軍拡に対抗するにはこれしか無いだろう!(~_~;)。連中にとっちゃ、「萌え」はデカルチャーだ。日本には、ハリウッドは無いが、「萌え」があるでよ、大谷センセ。ついでに、「萌えフィギア族」も輸出したれ。大谷@ボケ老人のおまけつきで。

※ 恐竜時代にカモがいた…もしかするとダチョウの仲間も

 前から時々、書いてきましたが、「恐竜は6500万年前に絶滅した」とされていて、その原因は、巨大隕石の落下が巻き起こした核の冬だったとされている。でも実際には、恐竜は、その前後に渡って、白亜紀末の大量絶滅と言われる時期に、かなり緩やかにというか、緩慢に数を減らしたことが知られていて、その巨大隕石の落下時には、ちょっとしたピークがあるだけだとする説も支持されている。
 今回の発見は、その6500万年前という区切りの前後で、実際は鳥類も生き残ったし、想定されているより、かなり進化していた可能性があるということですよね。

※ 記者の目:東シベリア石油パイプライン計画 杉尾直哉 毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050121k0000m070150000c.html

 このパイプライン問題のシベリア側事情を知る上で、簡潔にして優れた記事です。読んでおきましょう。

※ メルマガおまけ パウエル退任、その業績はあったのか?

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2005.01.20

奇跡の北朝鮮スキーム

 火曜日、週アスを買った。週刊朝日と一緒に買ったんだが、やけに高いなと感じた。昨日、読もうと手にとって、何となくいつもとの違いに気付いた。「増刊号」だった。 _| ̄|○ 当分立ち直れそうにない。こんなたちの悪い錯視商法はやめろと言っているだろうが!? >アスキー。
*「スターシップ・オペレーターズ」というアニメが12chで、水曜夕方に始まっているんだが、どうなんだろう。初回は見た。2回目は見逃した。昨日は見た。今ひとつだと思った。キャラ絵は最低だ。

※ 尾行捜査の映像、法廷で50分公開 共産党ビラ公判

 公安部よ、たかだか日共のポスティングを50分も尾行してビデオを録っているほど暇を持て余しているのなら、即刻、公安部の看板を畳んで、ピッキング盗の捜査に専従してくれ。そのすんばらしい技術と豊富な人材をこんなにもくだらんことに浪費することを、国民がいつまでも黙認してくれるなどと思うな。

※ 大丈夫か? 筑紫哲也

 前々日、つまり火曜日の放送から気になっているんだが、筑紫さんのお喋り変じゃない? えー、とか、うーとか、特に昨夜の放送は酷かった。ドミニカ棄民のレポートの前後は呂律が回ってなかった。火曜日の放送の段階では、この人もこんな呂律が回らなくなって、そろそろ降板時期だな、くらいに思ったが、昨夜の放送はちと酷かった。プロンプターの原稿を読んでいるはずなのに、言葉が出てこない。小渕総理が倒れる寸前にも、あんな感じだった。TBS関係者、倒れる前に、一度精密検査を受けさせた方が良いんじゃないか?

* 所で、このドミニカ棄民レポート、結構長いレポートだったんだけど、どうして尾辻厚労相にインタビューしなかったんだろう。あれほど長いレポートなら、政治家尾辻がどれほどこの問題に入れ込んでいたかを知らないはずは無いと思ったんだが。立場上インタビューを断られたということなのだろうか。

※ スキミング犯罪

 ま、後40年生きても、たぶん一度もゴルフ場なんか近寄らないだろうし、仮にどこかでスキミングに遭っても、窃盗団のコストに見合う残高があったことなど一度も無いし、なんだか、月の裏側のことよりどうでも良いニュースに思えるが、ま、でも小金持ちにとっての一千万円と、貧乏人にとっての数万円は、同じ価値だったりするからなぁヽ(`Д´)ノウワァァン!!

※ 写真の男女、失踪者とは別人…「韓国在住の脱北者」

 個人的には、昨日、一番衝撃的だったニュースはこれなんだが。まだ男性の方は、拉致被害者の可能性もあるということらしいけれど、贋物を掴まされる可能性は常にあるわけで、問題はむしろ、鑑定の信憑性が根底から揺らいでしまったということですよね。どうすんだろう。

※ NHK元総局長、発言翻す 朝日新聞抗議「報道に根拠」

「昨日、ボールの投げ合いだと言いましたけれど、コート内のドッジボール状態になってきましたね」古館                                                               「ぜひ中川さんのお話し聞きたいですね」河野アナ                                         「そうですね」古館 テロ朝報ステ10時39分前後

 変な話で、日を追う毎に問題はクリアになってゆくのに、朝日-テロ朝のラインは、問題は複雑化し、しかもその核心は中川議員だという方向にどうしても持っていきたいらしい。

「なぜ逆の記事になるのか全く理解できない。『誰からも干渉されずに自主的、自立的に編集した』という発言は、全く無視された。記者の取材は、まず結論ありきで、既にストーリーが出来上がっていた」松尾武氏弁(現NHK出版社長)

 記者というのは、優秀な刑事と同じで、初めに結論ありきで取材しますよ。当たり前のことじゃないですか。優秀な記者(あるいは刑事)か否かは、取材を薦める過程で、もし自分の「読み」と違う線が出てきた時に、どこで軌道修正できるか否かでしょう。
 で、この日記を書いているのは深夜なので、今朝配られる朝日には何かこれまで明らかになっていない事実が載るかもしれないけれど、現状では、全員がバイネームで登場したにも拘わらず、一人朝日だけが、記者が匿名になっている時点で、朝日に勝ち目は無いでしょう。

 それで、実は朝日の記事も、微妙に軌道修正されています。最初は「圧力と感じた」という明快な内容が、「圧力とは感じますよ」に変わっている。これは微妙な差なんだけど。不思議なのは、これ、2時間も質問しているらしいんですね。それが何処でどういう形でのインタビューだったのかが今一つはっきりしない。
 ここで疑問なのは、2時間も話をするということは、少なくとも記者との間にある程度の信頼関係が無ければ、やらんでしょう。普通ならほんの五分十分で済ます。むしろ、どちらかと言えば、こちらの気持ちを朝日の記者に縷々訴えて聴いて貰うという感じだったのでは無いか? とすら思える。
 その点において、もし松尾氏が、本当に2時間も朝日の記者と嫌々お喋りしたというのであれば、果たして、こんな時間を喰うのか? という疑問が残る。その話がどこでどういう形で行われたのかの5W1Hが出てこないと、今ひとつ、この松尾氏の話の信憑性も欠けると思う。後で大事になって、ストーリーを軌道修正させた可能性は否定できないでしょう。

 で、後は、もしあるなら、本田記者が録音テープを出すとか、自身、名乗り出て会見に応じるかです。ただ、ここで、実は松尾氏の昨日の記者会見内容が全くの出鱈目で、朝日が当初報道したとおりの証言をしていたのだとしても、それはもう朝日とNHKの問題であって、安倍中川の問題じゃないんですよね。
 あくまでも、政治介入があったことにしたかったNHK内部と、そのストーリーが欲しかった朝日の問題であって、どうにも朝日の分の悪さは拭えない。

※ 「北朝鮮崩壊で中国に吸収」 米元特使講演
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050117-00000009-san-int

 これはもの凄く大きなニュースです。北朝鮮スキームという意味で言えば、六カ国協議が始まってから、最大のサプライズと言って良い。
 彼がいるブルッキングス研究所は、民主党系なんだけど、彼自身は、ブッシュ政権で北朝鮮問題の中枢にいたわけです。どこかアーカンソーの田舎議員が、何かの間違いで上院外交委員会に入ってしまい、口を滑らせたというのとは全く発言の重みが違う。
 これは言ってみれば、ブッシュ政権が、手詰まりの北朝鮮問題で、「いや、中国が北朝鮮を吸収合併してくれるんなら、中国の国境線が38度線まで降りてきても、アメリカは全然構わないよ」と本音を漏らしたということです。
 言ってみれば、日中韓米でサッカーのトーナメント戦をしようということになって、までも優勝は北朝鮮と決まっているわけだ。六カ国協議とは、実は北朝鮮に「承認」を与えるための儀式に過ぎないから。
 ただ、そこでアメリカはつまらん、これじゃ解決にも何にもならない、ただの時間稼ぎに過ぎないことを知っているから、突然、バットを持ち出して、「球蹴りじゃ、俺たち勝てないから、やっぱりベースボールにしようぜ」と言い出したよなものです。

 もちろん韓国にとっては、大迷惑な話だけど、このアイディアには、恐ろしく現実味がある。在りすぎる。まず、北朝鮮の支配層だって、いきなり南への併合では、人道に対する犯罪とかで、法廷に立たされたりする恐れがあるから嫌でしょう。その辺り、建て前共産主義の中国なら、うやむやにして貰えるかも知れない。同じく国を失うのであれば、責任を問われずに済む中国の方がまだましだと思う可能性は大きい。
 中国にして見れば、西朝鮮湾の地下資源諸々が欲しいし、自国の防壁を38度線まで下げられれば万々歳でしょう。2千万も、喰わせられない? いや、何もいきなり西側と同様の生活レベルを与える必要は無いから、中国なりの流儀で統治するでしょう。
 日米にとってはどうか? いろんな意味で大歓迎です。
 朝鮮統一に伴う経済支出で韓国が疲弊せずに済む。不安定な北朝鮮より、中国と付き合う方がまだ遙かにまし、フランカー戦闘機が配備されれば、防衛力整備の言い訳も立つ。
 アメリカにとってもそうです。極東の要としての、日米安保の重要性を今後とも喧伝できるし、何かと不愉快な態度に出る韓国に対しても、「そら、中国軍が38度線にへばり付くんじゃ、当面米韓安保は捨てられんわなぁ」と脅せる。
 韓国民は、もちろん猛反発するでしょうが、実は、併合よりも、いったん中国に吸収されて、向こうが勝手なインフラ整備しつつ、こっちは、中国に対して領土返還交渉しつつ付き合った方が、遙かに楽ですよ。

 この、北朝鮮をいったん中国に併合させるというアイディアは、今後、いろんな所で現実味を持って囁かれることになるだろうと思います。

※ メルマガおまけ リッピング

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2005.01.19

息子に殺された?金日成

※ 「実は学力低下が問題なのではなく、大人の調査能力低下が問題なのではないか」

 週刊エコノミスト現在発売号・日垣隆敢闘言より。先週は、「電車男」扉の2ちゃん用語解説から拾った言葉でコラムを埋めたり、メルマガを埋めたりしていたお茶目な日垣先生だが(そんなことに感動している、流行とは全く無縁の50歳のインテリは、極めて可愛いと思ったりするわけだが)、今週はレファレンス本のご自慢なんだが、ご自分の調査能力低下もご懸念なさった方がよろしいのではないか? 出鱈目を垂れ流しても、それを指摘されても決して修正などしないお人が、世間の調査能力の低下を憂えるのは滑稽だったりするんだが。
 調査能力には、不断の情報更新の努力と、誤った情報は速やかに修正する真摯さ、という条件も加えて欲しい。ま、無い物ねだりだ。この人相手には。

* 余談だが、NHK問題に関する日垣先生の視点は、この人にしてはちょっと凡庸だったかなと思う。

※ 総2階建て、世界最大の旅客機を公開 エアバス社

 ついに出来ちゃったよ~。これエアバスは試験機を4機作るんだけど、なんか疲労試験以外の3機はテストが終わったら売るようなとを言っているんだよね。

※ 自社株購入権は「給与所得」、最高裁が認定へ

 ま、無縁な話ではあれど、ちょっと夢のない話だな。それに、これはアメリカは文句は言ってこないんだろうか。

※ クルド人親子を強制送還=支援者「迫害の恐れ」と抗議

国連から難民認定したものを、法務省は収監した翌日にはもう強制送還しているんですよね。国連中心主義を言うなら、その判断を尊重しても損は無いと思うけどなあ。それこそ、本来なら強制送還だが、国連が難民認定しちゃったからという理由でも良い。こういうことがジワジワ効いて、政権の支持率を下げるということを認識して欲しいね。

※ サマワ、自衛隊の活動に満足61パーセント
          満足せず、34パーセント 共同通信調べ

 昨日のNEWS23で、久々サマワからのレポートがあって、日本のODAで、給水設備をあちこちに作っているんだけど、電力不足でほとんど稼働していない実態が映し出されていた。何もしない地元行政よりは、自衛隊はましだということで支持されているらしいけれど。
 それにしても、この支持率は、駐留部隊へのリップサービスと割り引いても、小泉さんより、もちろんどこぞの県知事より遙かに高い。

※ 北朝鮮で反体制運動?

 写真への落書き自体は、かなり捏造に近いものですね。額縁無しの写真がペタっと壁に貼ってあるでしょう。戦前の日本だって、御真影はそんなぞんざいな扱いはしなかった。たぶん、文言を書いた紙やポスターを持ち込んで、その場でペタっと貼り、ビデオを録ったのでしょう。
 でも、このニュースを報じたのが韓国人で、韓国国内でも北の民主化を願っている人々がいるという事実はほっとする。

 所で、このニュースで注目すべき所は、反体制運動が北の国内にある(かも知れない)ということではなく、檄文に書かれた、金正日によって粛正されたとする要人の名前です。交通事故で死んだことになっているナンバー2、妹の旦那の失脚、父親、金日成までもが、金正日によって粛正されたと書かれていたらしい。
 金日成は息子によって殺されたという説は昔からあるんですが、この頃、妙にこの説が信憑性を帯びてきた。それがもし北朝鮮国内で大っぴらに語られ始めているとしたら、これは金正日にしては、ちょっと赤信号でしょう。

* 北朝鮮問題に関しては、もっと大きなテーマで書くつもりだったんだけど、それはまた明日。ひとまず記事が無くならない内に、下記を読んでおいて下さい。↓

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050117-00000009-san-int

※ NHK問題

 昨日の「朝日は沈黙した」という内容の日記を書いたのは、夜だったわけで、昨日の朝刊の朝日メディア欄は、ほぼ一面潰して、この問題に当てられていました。
 記事を読んで解るのは、2点。昨夜のテロ朝報ステでも、古館が、中川さんに焦点が絞られたようなことを言ってましたが、朝日の戦略的には、もう安倍ルートはちょっと筋が悪いことを認識して、こちらは黙殺することにして、中川ルート一本に的を絞って反撃して正当性を主張しようということになったらしい。その辺りが、記者との一問一答のやりとりの公表で窺える。
 もう一点、この記者の固有名詞をなぜ出さない? 一連の取材を行ったのが、本田雅和記者だということははっきりしている。ことここに至って、取材記者の固有名詞を出さない理由が解らない。そんなに自社の記事に自信があるなら、本田記者に記者会見させれば良いじゃないか? 
 政治家二人は、ちゃんとカメラの前で応えている。NHKのプロデューサーも記者会見した。それが入社2、3年目の新人だとかいうのならともかく、ベテラン記者ひとり会見させないというのはどういうことか。NHKが関係者を出さないことを責められないでしょう。

 あと、小ネタ。

【 例のETVの従軍慰安婦問題特集で、実名で記者会見を行ったNHKのプロデューサーについて、彼の記者会見が終わった直後に会場でその勇気を讃えて(?)拍手が起きたことや、その場に撮影に来ていたテレビ局がTBSとテレビ朝日だけだったという事実なんかはこの地にいては知りようもない。】(TBS金平日記より)

 なんなんだ、この連中は(-_-)。私自身、天皇制では明らかにレフトだし、レフトな人々との付き合いも一杯あるし、彼らの言いたいことも解らないでもない。でも、やっぱりマスコミの中って、左翼に大きなシンパシーを抱いているそんなわれわれですら、引いてしまうような、ある種のカルト的思想信条に固まった人々が大勢いるんだよねぇ。所が、彼らが作る映像とか、記事とかには、それは出ないわけですよ。それは新興宗教の勧誘と似たようなもので、はたで見ていればかなり異常な状況というのが、商品化されるとうまい具合に隠蔽されてしまう。
 NHKがやるべきことは、その番組の改編前のものとの比較再放映じゃなく、あれを企画した連中をスタジオに並べて従軍慰安婦や日本の戦争責任や天皇制や自衛隊、憲法問題に関して、思う存分喋らせることだと思う。そしたら、国民の9割は、なるほどこんなトンデモ連中の主張を垂れ流す番組は、どんな公権力の介入を招いたとしても潰して当たり前だという認識を持つだろうと思う。

 結局、この連中はあれですよ。学園祭の著名人の講演とかで時々あるでしょう。セクトの連中が突如乱入して、聴衆を前にとうとうと革命演説とやらをして何事もなかったかのように去っていく。あれと一緒なんだな。とにかく、手段は問わないから、自分らのアピールが電波に乗ればそれで満足する。それが国民に対して説得力を持つかどうかなんてのはどうでも良い。だから左翼は衰退し、その間、保守勢力は、左翼退潮の根本原因に学び、民衆のマインドを掴むためにはどうすべきかを研究して、ことここに至ったんだと思う。

※ メルマガおまけ VODと次世代ディスク

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2005.01.18

もしも天安門が……

※ 阪神淡路震災10年

 人の命の重さに軽重は無いけれど、人口減の日本で突然死んだ6千人の犠牲というのは、60万人分くらいの重さと衝撃があったのではとつい思ってしまう。

※ 安倍氏が本社に抗議 謝罪と釈明、訂正記事の掲載求める

朝日の紙面からは、ほとんどこのニュースは消えて、実質的に白旗状態なんですよね。むしろ毎日の方がガンガンやっている。朝日にとっては、後は、何処でどう会社の顔を潰さずに謝罪して幕引きするかというレベルの話なのでしょう。

※ 小山田大 鹿児島県姶良郡出身
 TBS日曜、情熱大陸「指の第一関節で巨大奇岩をよじ登る世界最強クライマー」

 世界ランク1位だそうだが、化けもんだ、こいつは。いや、ぼっけもんと言うべきか。

※ 趙紫陽氏が17日、北京で死去した。享年85歳

もし、天安門事件が中国の民主化の契機になっていたら、その後の中国はどうなっていたんだろうかと思う。チベットから撤退しただろうか? たぶんそんなことは無い。ウイグル他の民族運動はもっと激化していたはず。経済は、統制が取れずに、もっと早く、どこかで躓いていた。
 唯一、前向きな状態に転んでいたのでは? と期待できるのは、恐らく民主中国は、北朝鮮との付き合いにうんざりして、援助なんかとうに止めていただろうから、何処かで北朝鮮の体制崩壊を誘っていたかも知れない。
 日中関係は、恐らく日韓関係のようにぎくしゃくしていたんだろうな。

※ ハドソン湾の氷

 これも、日曜のテロ朝深夜の自然番組。カナダのハドソン湾には、ホッキョクグマが棲息しているんだが、この所、出産する頭数が激減しているんだそうで、以前は、2頭3頭産んでいたのに、この頃はシーズンに一頭しか産まない。その理由は、ホッキョクグマは、氷が張っている間に、氷上でアザラシしか喰わない。氷が解ける間は、陸上で過ごすわけだが、その間は数カ月間、事実上絶食する。だから、氷が張っている期間が長ければ問題ないんだが、ここしばらくはその季節が年ごとに減っているので、絶食期間が長くなり、母親の体力が落ちているからだということで、地元の科学者も番組もそれを地球温暖化のせいだと結論づけていたんだが、どうも私は疑問に思えてならない。
 このハドソン湾の結氷期間の短縮度は、目に見えて減っているわけです。でも、たとえばオホーツク海で、そういう状況が、目に見える形で劇的に加速されたというニュースは一度も聞いていない。それはベーリング海に関しても。
 もしそれが地球温暖化の影響だというのなら、それは地球的規模で起こっていないとおかしい。ハドソン湾なりの何か別の理由があるのではと思えて仕方ないのだが。

※ メルマガおまけ ザ・プラクティス Police State

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2005.01.17

ETC

 土曜深夜のNHK地上波の「er」を見逃したことに昨夜になってやっと気付く。 _| ̄|○ 丁度、康夫ちゃんスレの立ち上げでバタバタしていた時間帯だったからなぁ。しかしNHKもこんな夜中にやることは無いと思うんだが。エピガイをチェックしたら、たいした話じゃないので、ま、良いか。それにこのシーズンは、やたらと暗い話ばかりで救いが無いし。

 したらばBBSの新スレッドはとても快適です。一度2ちゃんねる専用ブラウザに登録してしまうと、何の違和感もありません。こんなことならひと月早く引越しておくべきだった。予備知識なく訪れる人は、あそこが2ちゃんねるの外だとは気付かなかったりして。

※ NHK問題

 昨日のサンプロで、下請けのプロダクションは、政治家から圧力があったなんて話は今回初めて聞いたなんて驚いているらしい。それで朝日のコメンテーターの星浩氏が、生中継の安倍氏に、「でも、NHKがこういう問題で政治家にお窺いを立てるのは拙いでしょう?」と手を変え品を変え食い下がって言質を取ろうとするんだが、そらあんた、NHK側の事情であって、政治家の責任じゃないだろう。
 何か朝日は、訂正記事を出さずに済ませようと必死なんだが、中川氏に関しては、出だしでちょっと藪の中の感が否めないけれど、少なくとも安倍氏に関しては、朝日は訂正記事を出さざるを得ないでしょう。

※ またも特定失踪者写真 TBS報道特集

 一時間、丸々このレポートを放映していました。各局供、救う会の記者会見を受けて後追いしましたが、それにしても、どうしてこう鮮明な写真がボロボロと出てくるんだろう。
 二人とも金日成バッジを付けていない、写真のバックにジーンズ姿の人間が写り込んでいることから、中国側で撮られたのではないか? ということも指摘されていましたが、私は北の中である可能性が高いと思います。ジーンズ姿の人間は、そこへ観光に来た、韓国、もしくは中国側の観光客。じゃあなぜ二人が金日成バッジをしていないかと言えば、その観光客に混じって活動する必要があって、わざと外したのでは無かろうか。あえて言えば、日本人観光客を装って、外国人観光客と接触する必要があって。

※ ETC

 年末に、義父の車に乗る機会が何度か合って、不思議なことに、ETCのセンサーが入っているのに動いていない。一度目は、機械は付いたけれど、カードがまだ届かないとかいう話だったように記憶している。2度目は、カードは届いたけれど、まだ登録されていないという話だった。
 だから二度とも、高速に乗りはしたけれど、そのETCを試す機会は無かった。それで、先週半ば、たまたま同じ日に、テロ朝報ステと、CXクリたんハアハアニュースで、このETCの出鱈目な特集をやったですよ。
 国交省天下りとカード会社関係出向からなるORSEという機構を立ち上げ、セットアップ料を3千円もふんだくって、たちまち13億円荒稼ぎして、それが道路公団改革の目に止まったものだから、今はただにしたんだけど、販売店は、それを継続して料金に上乗せしたままだとか、なぜかセットアップに2週間も掛かるとか。
 それで、アメリカのレポートもあったわけです。あっちでは23ドルするけれど、それは保証金で、後に通行料で精算されるから実質無料だと。
 日本でも、運輸省ということになるのか、昔は安いシステムを開発していたんだけど、そのETCで、あれもできるこれも出来るよう各省庁の思惑が入り交じって、複雑な仕組みになったせいで、料金が上がってしまったと。所が、それが利用できるはずのガソリンスタンド等では、初期費用が数千万円かかるので、ETC対応のビジネスはナンセンスだということもやっていた。

 私、これ見てて、なんて日本のドライバーはお人好しなんだろうと思ったけれど、やっぱりこれ、日本人が豊かだってことですよね。そんな無駄金を道路公団に貢ぐくらい何とも思っていないから、それがユーザーの意識として、政治を動かすこともない。

※ メルマガおまけ レンタルDVD4&盗まれたウルトラ・アイ

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2005.01.16

田中康夫の出鱈目続々

 まず長野県関連の業務連絡から。2ちゃんねるのいわゆるアドバイス・スレが、続けて2本、連続投稿による病的な嫌がらせで潰れました。それで、残念ながら、運営側に対処する意欲が全く見込めないので、一時避難ということで、ライブドアのしたらばBBSに避難所を立ち上げました。ブックマーク集からアクセスして下さい。
 使い方は2ちゃんねるとまったく一緒です。利用者の側でこれ以上できることは無いというほどの強力な荒らし対策がなされていて、プロキシ経由だと書き込みは出来ない設定になっています。
 また、カチューシャなど、一部の2ちゃんねる用ブラウザでは、そのまま読み込めるみたいです。なぜか私のカチューシャでは読み込めないのですが。

 それで、スレッドの破壊行為を企む人間は、もう病気だから仕方ない。これ、どうしようもないなと思うのは、2ちゃんねるのアドバイス・スレに、日常的にアクセスしているのは、実はほんの百数十人です。上を見ても2百人いかない。その2百人を余所へ誘導するのは簡単なんです。何しろ、その百人、2百人にとっては、そのスレッドの知名度と同レベルに、私が管理しているブックマーク集を愛用しているから。
 ここで、2ちゃんねるのアドバイス・スレが機能しているのに、私が余所へ誘導しようとしても、これは乗ってくる人間は限られるでしょう。でもここに、現にもう全く機能していないという現実があったなら、それはもう何処か余所に行くしかない。普通、2ちゃんねるの他の板やスレッドならば、スレが壊滅したりサーバーがダウンしたりすると、誘導する人間も場もないから移動しようが無いわけです。でも、こと田中康夫スレに関しては、それを誘導する人間と場所があるわけです。
 昨日までは、その内飽きるだろう、運営側も対処するだろうと思って、我慢していたわけですが、荒らしている側の病人は、頭が回らないから、われわれは何も2ちゃんねるに固執する理由など無いという現実が見えない。
 それはさておき、2ちゃんねるがもう駄目だなと思うのは、ブログ云々だけでなく、一時期の混雑を脱したにも拘わらず、しかも以前は、それでも荒らしに対処しようという姿勢が窺えたのに、それが全く無くなったことですよね。衰退期に入ったことが、その辺りからも見て取れる。

※ NHK問題

 テロ朝報ステの安倍さん生出演で、安倍さんが盛んに、模擬裁判に北朝鮮のスパイが関与していたとか、それがどんなにトンデモな集会だったかを訴えたのは、戦術ミスだと思う。それとこれとは別問題ですよ。それがトンデモだというのと、そのトンデモな代物を扱った番組に政治的圧力を掛けて良いか否かは別問題。

 所で、昨日の朝日ニュースターのパックインでも、この問題は長い時間を使って話がされていたんだが、実はこのイベントとNHKにとって、肝心なことが一つ、語られなかった。わざと黙殺されていた。
 この、良く言えば「民衆法廷」を開いたグループ、バウネット・ジャパンの立ち上げに、NHKエンタープライズのある女性プロデューサーが関与していたらしい。言ってみれば、この民衆法廷自体が、NHKと一緒になって、あるいはNHKというお墨付きを背景に企画されたと見られても仕方ない。
 ところが、この問題を報じるテレビ新聞は、なぜかこの人の固有名詞に一切触れない。更に言えば、当時あれだけニュースになったのに、この民衆法廷の映像が今、一切出てこない。それは、右翼の批判に晒されていた彼女らが当時、取材に対して極めて過敏になって、事実上映像取材がかなり困難だったという事実もあれど、これはやはりおかしいんじゃないのか?
 政治家がその放映内容のトンデモ度をあれこれ批判するのは問題があるかも知れないが、少なくとも、マスコミ各社は、それがどんなイベントだったかを報じる義務があるでしょう。その映像が手に入らないはずはないし、内容に関して踏み込むのであれば、そのバックボーンに触れないのは、偏向報道そのものでしょう。

※ 田中康夫、いつもの誤魔化し
http://spa.fusosha.co.jp/oomedama/main.html

週刊SPA!コラムより 【 当初、長野舞台なる地元企業が担当のデザインでは哀しい哉、大型車両の移動絵本図書館は逆立ちしても映えず。それが証拠に、田中康夫県政の粗捜しに御熱心な、即ち創るよりも壊す方がお好みらしき県議諸氏とて思わず、件の「長野デザイン」を委員会の場で御覧遊ばされた瞬間に失笑を漏らされたレヴェルの代物。故に教育委員会もデザイン変更の必要性を認識するに至る。  にも拘らず、“明日を開く地元紙”を任じる「信濃毎日」は奇しくも委員会開催当日の朝刊で、県外人の安齋氏が起用されるとは如何か、と1年近く前のデザイン変更を問題視する批判記事を掲載。既に「スキー王国NAGANO」のキャラクター・わんだるま国王とジョナジョナでもお馴染みな安齋氏は日本全国津々浦々で御存知のソラミミストにして、日本航空やキリンビールのデザインも手掛ける第一人者。その彼が破格に安価な仕事をお引き受け下さる。   結果、多くの子供達に人気を博する移動絵本図書館と相成る。感謝こそすれ、貶めるべき謂われは無い、筈なのに、そうは問屋を卸さぬ誇り高き山国の新聞と議員なのかな。でもね、事前に「信毎」のみが情報公開請求した内部資料が手元に無ければ到底把握し得ぬであろう内容を矢継ぎ早に質問なさる県議先生は、若しや超能力をお持ちなのかな。】

 いつもの問題逸らし、誤魔化しで、ま、田中県政が終わったら、「田中県政検証委員会」が立ち上がって、田中県政の出鱈目が暴かれ、ひょっとしたらそれは百条委員会になったりするんだろうし、その場で問題有りとなれば刑事告発もされて、本人は法廷で弁明する羽目になるんだろうが、こんな誤魔化しが通用すれば良いよね、というレベルの話です。

 問題は2点あって、第1に、この問題点は、れいによって金が絡むにも拘わらず、それが知事の一言で、余計な出費が認められ、何の入札やコンペもやらずに、一人のデザイナーに決まったということです。
 問題の2点目は、田中康夫のいつもの論法で、「ここにこんな有名人がいて、電博経由ならこんなに掛かるものを、俺のツテで格安に仕事してもらった。感謝されて当然だろう」という開き直りです。
 所が、例えば安斎氏には、最終的に60万円くらい渡ったとされるデザイン料が、何に照らして安く上がったか? の説明や論証は一切無い。たとえば、日航のデザインなら、彼は一千万単位のギャラを受け取るかも知れない。でも相手は、地方の県庁ですよ。お役所相手のビジネスは、商売人にとっては、ひとつはステータスであり、ひとつはボランティアです。民間相手の仕事とは、桁が二つ違っても全く不思議ではない。けれど、それがたぶん地方の、こういう仕事なら、意匠費なんか出やしないのに、相応の報酬を受け取っている。ここで田中が誤魔化したように、「破格に安価な仕事」になったという事実は無い。
 これはインフィオラータでも言えることだが、そんなにデザインに拘るのであれば、まずコンペをやるべきだし、それが子供たちが利用するものであるなら、子供たちにデザインさせれば、子供も喜ぶでしょう。絵心のある子供の励みにもなる。なぜそれではいけないのか? の説明は一切無い。要は、田中が、自分の交際範囲を自慢するためだけに税金が無駄遣いされているということですよ。
 信毎も、こんなこと書かれたら、きちんと紙面で反論しなさい。あんたが言っていることはただの誤魔化しだろうと。とことん権力と闘う気が無いんなら、一応スクープだから、一通り書いておこうかなんてレベルの書き方は止めて欲しい。だから新聞はいつまでたっても田中に舐められるんですよ。
 彼が私や追撃コラムに決して触れない理由は、われわれがとことん反論するからです。そこでは一切の容赦はしないし、いかなる誤魔化しも通用しないから、彼は黙殺するしかない。逆に大新聞は、出鱈目な台詞で皮肉っても反撃しないから、自分がメディアと闘っているという構図を演出するためのオカズ程度にしか考えていない。

* それで、長野県では、任期付き職員の任期途中での再雇用というのを、突然田中が言い出したわけです。何でも適材適所になっていない職員がいるからだという。その方面のスペシャリストを連れてきて仕事をして貰うのが、任期付きの主旨なのに、今更、適材適所になっていないも無いでしょう。
 この任期付き、20人くらいいるんでしょうか、彼ら彼女らの前歴を見てみれば、選考基準は一目瞭然でして、田中が白金辺りのセレブなパーティに呼ばれた時に、こんなセレブーな紳士淑女と上等なワインが飲めたら、ペログリ日記のネタにもなるよな、という人選でしか無いわけです。仕事なんか出来るわけ無いでしょう。田中と同類なんだから。
 そんな知事のセレブ・パーティ仲間に、長野県民は、一人一千万円もの給料を払ってくれている。つくづく太っ腹な県民です。

※ メルマガおまけ レンタルDVD3

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2ch、田中康夫スレの避難所開設

アラシ行為で、自治板のアドバイス・スレが壊滅状態なので、
ライブドアのしたらばBBSに避難所を作りましたので、以降はそちらをお願いします。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/2240/1105801691/
↑長野県の田中知事にアドバイスしよう140

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2005.01.15

NHKの藪の中

 次男、やっと、「マンマー」を言うようになる。まだ意味は解っていないみたいだ。

※ 偽札対策、日銀新紙幣支払い促進

 自販機はどうするんでしょうね。JRのような体力がある会社の自動券売機ですら、新札対応できている機械はごく一部で、いつも券売機の前でうろうろする羽目になるのに。

※ 藪の中

http://www.wafu.ne.jp/~gori/mt/
↑ここに、木曜のテロ朝報ステ、安倍氏の出演シーンを文字起こししたものがあります。

 NHK長井氏の証言が、全て伝聞とは言え、かなり詳細なこと、そして逆に、安倍氏が明快にそれを否定していることを思うと、まだ公になっていない所で、誰かが嘘を付いているんでしょう。それは誰かと言えば、NHKの幹部でしょう。
 もうだいぶ昔の出来事なので、記憶も定かでは無いけれど、この番組は、実は放映前からすでに問題になっていた。模擬裁判自体に関して、保守側は最大の関心を払っていたし、NHKが熱心にレポートして、それで番組を作るらしいということも、問題視されていた。放映の直近の時点では、もちろん自民党議員の耳にも届いていただろうし、NHKの幹部としても、困ったことになりそうだという認識はあったでしょう。

 NHKとしては、番組を何とかしなきゃならない。でも全く潰すとなれば、これはこれで後々、視聴者からNHK批判のネタにされる。しかしこのまま放映するのは明らかに拙い。何処かで、政府側に対しても、「指導に従って、公平な報道に尽力しました」という担保を取っておきたい。そこで、中川、安倍の名前を方便として使ったという辺りが真相では無かろうかと思うわけです。この二人と会う、会話する、報告するということを番組改編のお墨付きにしようとした。
 そこにあうんの呼吸があったとかどうかは微妙なれど、安倍中川両氏も、新人議員じゃないんだから、NHKに対して余計なことを言えば、すわ圧力か! と後々問題になることくらい解るでしょう。そこに、本当は圧力を掛けて番組を潰して欲しいNHK幹部との間で、ある種のあうんの呼吸でもって、「予算説明に行く」-ついでの話として出す。こちらは「公平な報道を」と一般論でお茶を濁し、ただし現場には、政治家の圧力があった、局側の判断じゃない、という責任回避の構図が出来上がり、政治家側も、その絡繰りに納得した上で、番組内容が変わってゆくと……。

※ サムスン電子純利益1兆円 IT関連で世界最高

凄いなぁ。トヨタじゃん、トヨタ。韓国経済のパイを考えれば、あちらではトヨタなんてもんじゃない。トヨタとキヤノンとソニーが合体した以上の稼ぎを出したということですよね。

※ 旧ソ連抑留兵遺骨、身元判明 60年経て帰郷 志布志出身・馬場口さん 南日本新聞

先日、CBSドキュメントで、ベトナムでMIAの遺骨を探す地道な作業のレポートがありました。パイロットの未亡人が、手元に還ってきた、墜落の衝撃で曲がったマリッジ・リングを手にして涙ぐむシーンがあったけれど、あれ見てて思ったけれど、戦争は勝たなければならんですよ。一度始めた戦争は絶対に勝たなければならないし、勝てる算段の無い戦争は、どんなに国の威信が懸かっていてもやっちゃならん。戦争は勝ってこと、幾ばくかでも死者とその遺族の慰みになる。

馬場口さんは、9人兄弟の長男、小学校教師をしていた時に、陸軍伍長として召集、第2気象連隊所属。モンゴル奥地で抑留された翌年にはもう亡くなられたらしい。あまりにも長い出征だった。60年という人間の一生分を、異国の地で眠り続けた人間に、せめて故郷で安らかにお眠り下さいとしか言えないことに虚しさを覚える。

※ 父子DNA鑑定禁止の法改正案、独で賛否めぐり大騒ぎ。読売

【 同国の民間調査機関の推計によると、新生児の1割(約7万人)が戸籍上の父親以外の子だというが、女性の法相がこのほど、同鑑定を法律で禁止する意向を表明した。個人情報保護が主眼だが、男性や保守派知識人は「女性の浮気を助長するだけ」と反発しており、当地のマスコミは「新たな男女間闘争の火ぶたが切られた」と大騒ぎだ。 】

 以下の話は、いわゆる消息筋から入手した話なので、ここの読者にだけということで。もうだいぶ以前の出来事なので、時効と言うことで。
 1969年、アポロ11号が月に着陸するわけですね。所が、月の周回軌道に乗って裏側に回った時に、彼らはサンタクロースと遭遇するわけです。つまり異星人と。で、でも、良~く瞳を凝らして見ると、アポロに向かって盛んに旗を振っている連中がいる。みんなたすき掛けにしたショルダーバッグを持ち、ペンタックスの一眼レフを持っている。言うまでもなく、農協の旗だったわけだぁ! さあ困った。何しろアメリカは人類初の月面着陸を目指していたから。そこで、日米両国は密かに話し合いを持ち、農協のツアー団体などいなかったという隠蔽工作に走るわけです。しかし、嘘はいかんだろう、日本人の誇りの問題だと立ち上がった男がいた。言わずと知れた田中角栄です。田中はその事実を暴こうとした。だからロッキードで刺されたんですね。
 と、しかしこのダークな話には後日談があって、アポロ11号の前に、月の周回軌道に乗ったアポロ10号も月の裏側に入った途端、異常現象に見舞われたんです。なんと、透明で、粒子の小さいバブルに船体が包まれたと言うんです。月面を見たら、何と赤ら顔で陽気にビールのジョッキを酌み交わしている連中がいる。それはドイツ人だった。 _| ̄|○ 重力が小さいせいで、ビールの泡が漂っていたらしい。しかもあいつら、空気も無いのに宇宙服無しでビールを飲んでいる。さすがゲルマン、優等民族だぞっと。
 ことほど左様に、ドイツ人は、月の裏側にだっているわけだ。いいんや、いたって不思議はない。きっとナチの秘密基地が南極にあって、そこからツアー客を乗せたロケットが毎週末出ているに違いないわけだ。

 今回の津波でも、ドイツ人オランダ人スウェーデン人の被害がなぜか突出している。言うまでもなく、この連中の相当数の目的は売春で、さらにその相当数は少女売春なわけだ。時々東南アジアでの日本人男性のハーレム事件がニュースになるけれど、ドイツ人のそれに比べりゃ可愛いもの。世界を駆けめぐっている児童ポルノの大多数が日本発だなんて与太話は、だから自分たちの性癖を隠蔽したいヨーロッパ人の陰謀に過ぎない。南京大虐殺を持ち出してナチの民族絶滅や広島長崎を隠蔽しようとする連中と同じ手口。
 にしてもそれ、新生児の1割が戸籍上の親父の知らんガキだったとは、ドイツ女もなかなかやるじゃないか(~_~;)。

※ メルマガおまけ レンタルDVD2

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2005.01.14

MOOTWが来た来た!

 木曜お昼前、武蔵小杉のQBハウスへ。溝の口にも出来るという話はぽしゃったみたい。一番若い青年に当たってしまい、出来はいまいち、ハサミの音を聴いていると、お客にも解りますよね。下手くそな人のハサミには、リズム感が無い。

※ テロ朝朝刊瓦版

 なぜか金曜日に勝つぁんが出ている。でもって島田紳助のニュースもあったりしたが、当然スルー。

※ NHK問題

 実名告発の長井氏には申し訳ないが、チーフ・プロデューサーで、政治的判断が出来ない、良く言えばピュアな性格を見ると、その出来上がった番組内容は十分に類推できる。と思うと、これは圧力があったというのは不幸な話ではあれど、NHKにとっては、つくづく当初意図通りに「放映されずに良かった」という問題では無いのか? もしそれが予定通りに放映されていたら、保守勢力から、NHK反日放送局の証拠として糾弾のターゲットになり、恐らくは圧力を招いた以上の政治介入を招いていただろうことは容易に想像できる。
 あの局にあって、そういう部分で想像力が働かないのは、左翼の皆さんにとっても、ただの利敵行為としか言えないのではないか。

※ イラク帰還の米海兵隊員が警官隊と銃撃戦、射殺

 彼らが放り込まれた状況を考えると、今の方式でいくらケアしたって無理ですよ。こういう戦争では、人がいない砂漠地帯に町を創って、そこでまず数ヶ月間、長い時間を掛けてクールダウンするしか無いでしょう。数日、あるいは一週間のカウンセリングの真似事で済ませようとするから、こんな不幸なことになる。
* 彼の場合は、短期休暇の後に再度イラク出撃が控えていたらしい。誰かを撃ちたかったわけではなく、殺して欲しかったわけだ。

 所で皆さん、今年の軍事用語で一番流行るものは、「MOOTW」です。どう発音すれば良いんでしょうね。Military Operations Other Than War「戦争目的以外の軍事作戦」、現在のイラク型の戦争--、ではなく「作戦」を言います。詳しくは、「軍事研究」最新号の野木さんのレポートをご覧下さい。
 この辺りの話が、私の周囲ではイラク作戦が空回りし始めた頃から出ていまして、野木さんのレポートの中にもありますが、イラクでの作戦は、明らかに海兵隊向きではないわけです。どこからどうみても海兵隊の任務じゃない。それをどう効率よく、かつ犠牲を最小限に留めて目的を達成するかが、今後の軍隊のあり方に関して最大のトピックスになるでしょう。
 RMAは、従来型戦争では大きな意味合いもあるけれど、イラク型の戦争では、どうも有効で無いことは、犠牲と成果が証明してしまった。自衛隊も、今後は、RMAを飛び越して、MOOTWにどう対応するかが焦点になるでしょう。

※ 住民票問題の収支・・・泰阜村、61万円の赤字? 読売

 「泰阜村の松島村長が「維新塾」立ち上げ」こういうニュースもあって、主催は、県から税金が出ているNPO法人で、最初の講師は康夫ちゃんなわけだ。
 つくづく反省の無い村長さんで、この人は、不必要な赤字をこんな下らんパフォーマンスで出しておいて、村民に一言の謝罪も無しにまたこんな下らんことを始める。ニュースを作る前にやるべきことがあるんじゃないのか? 小さな村をオモチャにしているとしか思えない。

※ 広汎性発達障害(ADHD、LD、自閉症、アスペルガー症候群を含む)

 火曜日のTBS NEWS23でしたが、そんなに長いレポートでは無かったのですが、子を持つ親にとっては衝撃的な内容でしたね。われわれ、普通に子供を育てている親にとっては、脳機能に纏わる障害は、だいたい喋るようになって2、3歳で親には解るものだという先入観があります。
 ところが実際には、親も気付かないまま、小学校3年生になって(小学生の6.3パーセントが何らかの発達障害を持つらしい)、発達障害が解ったりするケースがある。それは専門医が診断すれば一目瞭然なんだけど、親や教師にしてからが、単に、注意力散漫や、怠け癖や、はたまた躾けの問題で、気付かないまま成長していたりする。そこでは、本当は脳機能に起因する学習障害なんだけと、単に成績が悪い、出来の悪い子供ということで片づけられ、本人は劣等感に苛まれて人生がうまく回らないままに成人して親元を離れるケースも多々あったのでしょう。
 それで、親も気付かないような発達障害に関しては、早期治療というか、早期教育が効果があるらしい。これを見て思ったのは、診断法を早急に確立して、全国一律で、早い段階でそれを見極めるシステムを福祉制度や公教育の中に組み込むべきだと思いますね。

* それにしても、自閉症という言葉はそろそろ変えた方が良いんじゃないか。

※ メルマガおまけ AI(TBS)&富豪刑事&レンタルDVD

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2005.01.13

小泉訪中の障害

 水曜午後、次男をベビーカーに乗せて散歩。マルエツ別館の文教堂にてやっと「神サイ」を発見する。なんでも営業さんが特別に文教堂に置いてくれるよう頼み込んだのだとか。いや、別に著者の地元に無いのは怪しからんとかいう話じゃなく、どうしてこの大きさの書店に無いのか? を疑問に感じていただけなんだが。
 8冊あったので一冊買って減らす。誰か2冊買ってくれたらしい。ちなみに、さだまさしと電車男の間に挟まれていた(~_~;)。勘違いしたOLさんが買ってくれると嬉しい。
 続いて、ノクティ7Fの文教堂。こちらには相変わらず無い。やはり入らなかったということだね。
 あまりに寒いので、上階の接続デッキで丸井に渡り、フードコートでコーヒーを飲みながら買ったばかりの「軍事研究」最新号を読む。ベビーカーを押した親父が、女子高生の中に混じって軍ヲタ雑誌に読み耽るという、ちょっとシュールな光景だったかも知れない。

 志方氏が、巻頭で、日中問題に関して、面白いことを書いてらっしゃる。朝貢外交ではないが、戦後中国に取っても、まず相手側に来て貰うことが外交の慣例であって、小泉総理が二度も平壌へ行きながら北京入りしなかったことを、彼らはクリントンの日本パッシング訪中と同じように捉えているのではないか? と。
 さてこの日中首脳の訪問問題、一般的には、靖国問題があって、小泉総理の訪中を北京が拒否していると喧伝されているが、事実はどうなんだろう。

 昨日も、自民党の訪中団に対して、「飯の前にまず靖国だ」と中国側は切り出したわけで、日本人としては、「だったら靖国の前に原潜領海侵犯と掘削リグと沖ノ鳥島問題だ」くらい言いたい所なわけだが、果たして中国側の真意は何処にあるんだろう。
 ただ靖国問題に関して言えば、北京政府が黙殺すれば済むことですよ。インターネットなんて放っておけば良い。それをやらずにいつまでもブツブツ言い続けるのは、他に思惑があるように取られても致し方ない。

※ 「iPodシャッフル」発表 容量512メガで99ドル

 うーん、そもそも音楽を聴く習慣が全くなくなったし外出もそう滅多にしないし、子連れで外出時の音楽はそもそも危険なわけだが、これは良いかもしれない。

※ NHK番組に中川昭・安倍氏「内容偏り」 幹部呼び指摘

 これは朝日のスクープらしく、ニュースが小出しに出ていて、ひょっとしたら今日以降もネタが出てくるかも知れないけれど、しかも偏向報道があったと、れいの女性国際戦犯法廷の連中はNHKを訴えて、NHKに対して却下、下請けの制作会社側に100万円の賠償が通ってしまったり(その会社は、NHKが企画通りの放映をしないことを知って途中で降りた)と、無茶苦茶な展開を辿っているんだが、そもそも裁判の体をすらなしていない、こんな唯我独尊の連中になんでNHKは関わったんだ? 政治が介入云々の前に、むしろ視聴者が、こういう政治的偏向を糾弾すべきだと思うぞ。
 それに、戦時性暴力の問題を放映するとなれば、保守側が抗議することは解り切っているわけで、NHKとして、よほどの覚悟と意思統一が必要であることは言うまでもない。NHKって妙な所で、左に偏っている割には、覚悟が無いんだよね。上から何か言われるとすぐ折れる。

※ 青色発光ダイオード、高裁が5パーセント認定?

 今朝のテロ朝朝刊瓦版で、テリー伊藤氏が、「高裁はこれ(業績の対価)を5パーセントと認定したが、これが出版印税なら……」という無茶な話をしていた。いや、私が何処かの出版社に帰属して、健保や年金、通勤手当諸々、しかもボーナスが貰えて失業の心配も無いのであれば(※ おまけに、いつものになるかどうかすら一切目処が立たない作品の取材費を出して貰えるなら)、印税なんて5パーセント以下で一向に構いません。
 この番組の出演者って、全員揃って一点の疑問も無く中村氏側なんだが、判官贔屓もここまで来るとちょっと救いようがないと思う。

※ 恐竜食べる哺乳類 中国で化石2種発見

 大型犬並みの大きさのものもいたということらしく、もし事実なら哺乳類の進化のテキストを大きく書き換える大発見ということになる。

※ DVD1枚の情報、5秒で地球半周 東大などが世界最速 朝日

 ちょっと不毛な実験では? と思う部分があって、記事には「インターネットを使って」とあるけれど、インターネットだって、途中にいろんな中継所を介することなく、契約先のプロバイダから直にデータをダウンロードしようとすると、相当なスピードが出せるわけですね。所が、ストリーミングを前提とするコンテンツ産業は、相変わらず、1メガや2メガのストリーミングの壁を突破できていない。システムの基本設計が、そこまでの高速化を見越していなかったから仕方ない部分はあるけれど、既存の渋滞をどう緩和するか? にもう少し技術を投下して欲しいとか思う。

※ メルマガおまけ レンタル映画諸々

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2005.01.12

技術者のインセンティブ

※ 振り込め詐欺:「戦車弁償代」と百数十万円、主婦被害
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050112k0000m040166000c.html

 いかにも北海道らしい犯罪だが、お母さん、いくら国が貧乏だからって、個人弁済させるほど窮しちゃおらんです。時々、個人弁済させたくなるポカミスでの物損があることは事実だが。

※ 中村教授「和解、納得していない」 青色LED訴訟

【 中村教授は今回の決着について「日本は大企業を重んじ、個人の権利を全く無視した国家であったのが証明されたと思う」「これからは講演等を通じ、理系を目指す人にはぜひ、実力が収入に反映される米国に来るよう勧めたい」と述べている。】 朝日

 金額的には、こんなものでしょう。裁判で勝っても2億まで減る可能性があったということだから。ただ、この人のこのコメントは、全く頂けない。エンジニアのインセンティブとなるもの、それを向上させるものは、必ずしも金銭的動機では無いことは、この裁判がクローズアップされた時の議論で、国内的にはもう決着が付いたことでしょう。
 「個人の権利を全く無視した」というのも甚だしい言い掛かりに過ぎず、貴方は、いったい、どうやって生活しながらその成果を出したのだ? と問いたい。アメリカ行きたい人は行けば良いんですよ。「実力が収入に反映される米国」という発想も単なる幻想に過ぎない。より正確に言えば、実力では無く「結果、成果という業績を個人が独占できる社会」が米国であって、その業績を出す自信がある人間は、渡米すれば良いんです。必ずしも「実力が収入に反映されるわけでしない」ことを自覚した上で。
 中村氏に極めて同情的だった日垣先生は、この決着をどうお書きになるんでしょうね。あの人のことだから、まあこんなもんだろう、私の予測通りだった……と、お茶を濁すんだろうか。

* 今朝の朝刊瓦版で、勝つぁんが、自分たちの言い分を載せた本を出した日亜は嫌らしい、というニュアンスで中村氏を支持していたが、それって、会社には言論表現の自由は無いってことか? SPA!の最新号コラムで、奈良の事件に関して、「軽々に表現の自由を奪うようなことを言うな」とマスコミを窘めた少女漫研出身文化人の立場と矛盾するよな気がするが(でもそれ、大谷さんの前で言って欲しいけどね)。

※ 「この男もまた、野に放たれたのである」

 週刊エコノミスト最新号の日垣隆先生のコラム敢闘言は、奈良の女児殺害事件をテーマに、『そして殺人者は野に放たれる』の自著宣伝なわけですが、それは良しとして、この事件を、まず触法精神障害者者の問題と同列に扱っても仕方ないでしょう。
 この人のいつもの論法だけど、弁護側が精神鑑定を言い出すというのと、それが通るかどうか? というのは全くの別問題。ドンキホーテの放火事件の場合は、それが通って、しかも無罪になる可能性がかなり高いけれど、奈良の事件に関して、あたかもそれが通ってしまう可能性があるかのように論じるのは笑止。牽強付会な話で、触法精神障害者の問題を論じる上でも、酷い誤解を持ち込むことになる。
 このコラムのオチは、上に書いた、「この男もまた、野に放たれたのである」となるんだが、敢闘言によれば、この犯人は、過去8件の性犯罪で執行猶予、その後の殺人未遂で3年の実刑を喰らったとある。以降、今回まで、殺人事件を含む事件は起こしていない。恐らく、余罪は山程あるだろうし、ひょっとしたら、何処かで幼女殺害の未解決事件を起こしているかも知れないけれど、少なくともこの犯人は、娑婆と刑務所、もしくは病院を往復しながら、殺人を繰り返していたわけではない。出所後も性犯罪を繰り返していただろうことは推測できるが、「野に放たれた」と言われると、ちょっと違和感がある。
 いずれにしても、触法精神障害者への対応と、性犯罪への対応は、これは別儀な話で、これを混同してヒステリックに論じると、両方への対応を誤る、極めて不幸な状況を招くでしょう。そしてまたこのジャーナリストも、「野に放たれた」ままなわけだ。

※ メルマガおまけ THE GUARDIAN&愛ちゃん&tmpファイル

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2005.01.11

祝! 鹿実サッカー優勝

 月曜お昼、正月らしいことをする機会が一切無かったので、高津駅近くのデニーズに赴く。ウエイトレスがしつこくフォアグラ、キャビア(数粒)添えの牛フィレを薦めるので、先日肉を食い損ねた敵討ちにと、1.700円というファミレスにしては、客単価の高いメニューを親父ひとり注文する。どうやら、クリスマス・メニューとして用意したらしいが、食材が余ったらしい。
 いざ出てきた肉は、まあメニューの写真の半分以下の大きさなわけで、これならマルエツで680円のステーキを買った方が良かったかなと思ったが、意外に美味で満足する。
 支払いは3千円、親父の食い物代が全体の三分の二を占めるという家族無視(-_-;)の外食になる。

※  PK戦制し、鹿児島実が優勝 全国高校サッカー

 9年振りの優勝だそうで、長いトンネルだった。でも優勝候補の御三家を自ら下しての優勝で、その価値は大きい。南日本新聞の号外をPDFで見る。天文館でパレードしなきゃね。

※ 南野法相「らい」ハンセン病の差別的表現を3回繰り返す

 法相の発言自体は、批判されて仕方ないと思う。現在それは別の名称に置き換わっていて、そういう人権上の用語用法の置き換えを率先して推奨している側としては、不用意な発言でしょう。
 ただどうなんだろうなぁ。出版業界では、「京城」という表現は御法度です。いやだって当時そう呼ばれていたのは歴史的事実なんだから……、と言っても、通用しない連中がいて、学術書の記述からすら削除、回収せよと主張する連中が一杯いる。
 でもハンセン病やハンセン氏病ならそれで良いんだろうか。日本が、この病を「らい病」として差別していたのは歴史的事実であって、関係者が不快に思うのは当然にしても、こういうことがあると、マスコミは、「らい」という言葉自体を更に封印してしまい、結果的に、そこに耐え難い差別があったという歴史的事実自体を糊塗することを加速してしまいそうな気がするんだが……。

※ 空自初の救援機、混雑で被災地に入れず引き返す

 本来なら、もう重症患者はいないはずなのに、未だにそれが続いている。想定外の状況がまだまだ続いている様子ですが、結局、こういう時に役立つのは、強襲揚陸艦機能なんですよね。「イオウジマ」みたいな。
 日本を筆頭に金を出し合って、東南アジアで災害支援船を運用させたらどうでしょうね。1万5千トンくらいの全通甲板で、型は「おおすみ」と同様に。EH-101を二機、エアクッション艇を二艇運用。兵器の代わりに支援物資を搭載して、クルーは各国からエリートを選抜。教育訓練は自衛隊が担って、指揮権はASEANで調整グループを作れば良い。

 先日書いた病院船の話でも、国内での災害を考えると、コスト・パフォーマンス的な部分で、それをやる前に出来ることもあるんでしょう。東南アジアにしても、そうかも知れないけれど、もし病院船より効率の良いシステムがあれば、それを積極的に考えれば良いですよ。病院船は、あくまでもシンボルですから。
 自衛隊の国際協力を本来任務に格上げするなら、その辺りのこともそろそろ考えましょう。中韓を別にすれば、東南アジアで、大まじめに軍国日本の復活を唱える連中もいなくなりつつあることだし。
 まずは大枠を作り、「病院船」(実際は手術室もある事前集積船と言った方が正確だが)という形のあるシンボルで世論を喚起して、じゃあそれをどう安上がりに済ませましょうか? という知恵を出し合えば良い。
 軍艦じゃないんだから、カリブ辺りで倒産したクルーズ会社の豪華客船を買い叩いて改装しても良いし。

* ちなみに、空路支援の態勢は、実はもう空自にロードマップが敷かれています。KC-767が入りますよね。あれは物量も搭載できますから。あれをただ増やせば良いんです。戦術輸送は、ハーキュリーズもあるし、いよいよCXもものになりますから。
 日本からの基幹輸送は、民航からカーゴを借り上げて、現地の大きな空港で、ハーキュリーズに積み替え、航空燃料が現地で不足していたら、767で給油に赴くと……。それを上空で裁くためにAWACSも出せば良い。
 残る問題は、現地までのヘリ輸送ですよね。ロシアの巨人輸送機が、平時の物量輸送でも大活躍していて、防衛庁も日常的に使っていて、全く抵抗は無いんですが、機数は限られるし、いつでも捕まるというわけじゃない。できれば、C-17クラスのものを、国際共同開発すべきだと思いますね。あるいは、いっそA380ですよ。ペイロードと航続距離だけは凄まじいから、あれをカーゴとして発注して、平素は世界中に支援物質を届ければ良い。

* 所で、私はウクライナの混乱に関して、一度も日記で書いたことはありませんが、実はウクライナは、とんでもない兵器開発とセールスの主要国です。ソヴィエト時代は、それこそ兵器開発、航空機開発の中心地でした。今、パリやFarnboroughに、大型機を持ち込むのは、ロシアよりウクライナの方が多かったりします。スホーイ27のエンジン、最新鋭戦車。ソヴィエト崩壊直後は、なんでこの飛行機をウクライナが出しているんだろうと首を傾げたものです。
 なおかつ穀倉地帯なわけですね。アメリカがこのウクライナの政治状況に関してとりわけ深くコミットしたい理由は、実はそこにあります。

※ 北朝鮮麻薬、中国シフト

 産経新聞が書いているんですが、去年後半の中国軍の鴨緑江沿いでの展開は、こういったことが積み重なってのことでしょうね。北京政府がいつまで我慢できるかでしょう。

※ 児童ポルノ規制

 テロ朝、スーパーモーニングで、さっきやっていたのをちらちら見る。一言、デムパだ。この連中が意図しているのは、人間の性的妄想をシステムで縛れと言うようなもので、いったいこの人たちは、それが可能だと大まじめに思っているんだろうか。

※ メルマガおまけ 使えない粘土

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2005.01.10

ドリーム・ビジョン

 日曜、家族が帰ってくるので、早朝より敗戦処理 _| ̄|○ まず6時から洗濯機を3回回してシーツや枕カバーを洗い、畳間に敷き放しだったら自分の布団も干す。仕事を片づけ、夕方、3時間掛けて居間に追いやった資料を片づける。
 7時前、家族3人帰ってくる。すぐ風呂に入れるも、次男は親父の顔を綺麗に忘れたらしく、凄く悔しそうな顔をしてずっと泣いていた。これがまた溜まらなく可愛いんだ(^o^)/

※ メーガン法の効果は怪しいかも。

 ここ数日、ブログ等のやりとりで、どうもメーガン法は、仮に効果があっても、それはたぶん相当に僅かであって、その人権上のハードルを越えるほどの利益は得られないのではないかという認識を抱きつつあるわけですが……。

* 日テレ夕方バンキシャ

 奈良幼女殺人事件の犯人の部屋を再現するというお決まりのパターンなれど、出来上がった部屋は、単に所有していたビデオが全部ロリビデオだったとか、押し入れにパンツで膨れたスクスイがあったというだけで、宮崎事件の時程の異様さ(世間にとって)は無い。
 ところで、スクスイをパンツで膨らませるというアイディアはどこがルーツなのだろう? いや、あれは性風俗というか、性産業的には、なかなか良いアイディアでは無かろうかと思った。関東では都知事のせいで風前の灯火とか言われるブルセラ産業があれで一儲けを企んだりしないんだろうか? でも考えて見ると、スクスイがパンパンに膨らむまでの量のパンツを確保するとなると、それこそウン十万の原資が必要ではなかろうか。

 で、昨日のバンキシャでは、アメリカに記者が飛んで、データベースでランダムで抽出した性犯罪者宅を尋ね歩くという企画もあったわけですが、番組中、それは「実質的な刑罰になる」、近代刑法の理念から乖離するのでは無いか? という批判があった。これはもっともな意見ですよね。
 ただ、アメリカで、3歳の娘をレイプした弁護士(←死ねや)がインタビューに応じて、彼は獄中で仏教徒になって更生したらしいんだが、カメラの前で正座して、「自分の場合、監視されているということで、性衝動を抑える力になっている」と述べていた。
 そういう、自分が赦されざる犯罪を犯したという反省を強いるツールとして、機能している部分も若干はあるんでしょう(が)。

※ 自治体警察の問題点

 それで奈良の事件は、犯人の住民票が大阪だったせいで、捜査本部が犯人に辿り着くのが遅れたわけですね。土曜のパックインでは、元帥が、公安捜査には、昔から県警の壁は全く無いのに、刑事捜査だけは分厚い壁がある。そろそろ自治体警察という枠組みを取っ払った方が良いのでは? と仰ってましたが、私も賛成です。

 これは歴史的に、いくつか問題があって、日本の警察機構は、元々は、明治維新の廃藩置県で失業する下級武士の受け皿として作られたわけですね。侍の失業対策だった側面が大きい。それで内務省を作って、幹部を薩摩閥で占めて、そこから各県警に薩摩武士を派遣したりして、警官用語として有名な「おい、こら!」が定着したりする。
 世界的にも、基本的に、警察は自治体警察です。ただ明らかにもう時代にそぐわない。しかしもう一つの問題があるのは、じゃあ縄張り意識は、県警だけかと言うと、隣の警察署との問題だってあるわけです。捜査本部を作る作らないで、死体を境界の川の両側で突き合ったりする。
 そういう部分を含めて、自治体警察をどう改善するかも考えねばならないでしょう。

※ 今年も荒れた「成人式後」=練り歩き、酒だる割り-市主催式典廃止の那覇市

 書店でSAPIOのゴー宣を立ち読みしたら、ラストに、沖縄の若者が希望だ! みたいなことが書いてあって、はぁ~、とか脱力してみたりしたんですが。もちろん、成人式で暴れるなんてのはごく一部なわけです。しかも今年の沖縄の成人式に関して言えば、式中に、荒れた所は無かった。式後に、れいの集団が荒れただけ。
 不幸だなと思うのは、沖縄だって頑張っている若者は、もうそんな現実を捨て去って、島を出るだろうし、ひょっとしたら国も捨てて暮らしているだろうに、なぜかメディアは、沖縄の展望の無さ、その境遇の中での、気の毒で、だから荒れる若者という図式を作りたがる。でもそこにあるのは、ただの甘えの構造ですよ。広島の荒れる青少年の問題と似たようなもので、戦争被害を言い立てる県民に限って、ろくな若者は育てられないという現実があると思う。

※ ドリームビジョン 日テレ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E3%81%AE%E5%A3%81

 戦闘機が空中で作る、独特の円盤形の雲の写真↑を撮ろうと南アまでカメラクルーが出掛けるんですね。サンダーシティ・エンターティメントという戦闘機ショーを行っている会社に協力を求める。ものは何を使うんだろうと思ったら。何とイギリスのEEライトニングですよ(~_~;)。エンジンを縦に並べた奴ですね。もともと単座か複座かしらないけれど、こいつの複座コクピットはサイドバイサイドなんですね。それを芸能界最速の男、井出らっきょが、ゲロ吐きながら撮影機の右席に乗って撮るという面白い企画。6千メートルから300メートルまで急降下して、それで音速を突破するわけです。たぶん条件が合致しなかったらしく、撮影には失敗したんですが。

 ところでこの雲、番組中では、音速の壁を破る時に出来ると説明して、実際に米海軍もそういう見解を取っているらしいんですが、別に音速突破で出来るものじゃないんですよね。Prandtl-Glauert Singularity という現象というか原因らしいのですが。

* それから、ダイヤモンド・エアサービスのガルフストリーム2(なんと耐空種別は特殊航空機 X てXって何よ?)で石原良純が、台風の目に突っ込むという面白い企画もあった。鹿児島沖で突入したらしいんだが、レーダーで覗いていただろう空自さんは冷や汗ものだっただろうなぁ。

 月曜朝、疲れが出てだるい、眠い。ここ一週間、ドリンクを飲んで頑張っていたんだが、もう緊張の糸が切れた。

※ メルマガおまけ 放っておけ特養感染

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2005.01.09

津波支援のあり方

 土曜、変わったものを食べたくて、9時頃、府中街道沿いのデニーズに赴く。こんな時間なのに、駐車場は結構満杯。肉を食べたかったのに、800円のアジの開き定食しか無い。 _| ̄|○ 。こんな小さなアジ、マルエツで3尾250円だぞ。トッピングで、それぞれ百円のソーセージとベーコンを食べる。
 私は、基本的にファミレス(24時間営業の)は行きません。コストパフォーマンスが引き合わないし、何より、駅への道中にファミレスが無いんですよ。これが結構大きい。溝の口も高津もありません。だから、夜中に、腹減ったからと、ファミレスに行くことはまずないですね。
 お昼、というか晩飯は、高津駅前で700円のラーメン。

※ 津波支援を考える

 今回の地震は、人類史上最悪の犠牲を払う自然災害になりましたが、これ自体はたいしたことじゃない。日本では、過去百年、関東大震災に始まり、6回、大きな津波で犠牲を払っています。産業革命以降、世界的に人口爆発が起こり、その波は、インドや東南アジアにも及んだわけですね。
 たとえば2百年前、同程度の津波が起こっていたら、数万人の犠牲で済んでいたかも知れないものが、今回はこういう数字になってしまったわけで、それ自体は人口爆発が原因であって、そんなに大げさに考える必要は無い。

 自衛隊の出動ですが、地震が年末に掛かったのは、最悪でしたね。立ち上がりが遅れた観は否めない。でもそれは致し方ないでしょう。当事国に当事者能力が無いというのなら話は別ですが、どの程度の支援が必要か判明するには、被害規模が解らないと動けない。該当国からの支援要請も必要だし。
 総務省が、ロシアの大型輸送機をレンタルして、東京と大阪から防災ヘリを送り込んだのは見事でしたが。
 私がちょっと引っ掛かったのは、インド洋帰りの護衛艦隊の捜索参加でして、腐乱死体を50体以上回収して実を上げたわけですね。これ自体は、立派なことだけれど、三隻いながら、動いていたヘリは一機だけだったとか、その後も漂流中の生存者が見つかったことを思うと、引き揚げの判断が早過ぎたのではないか? と思います。
 大晦日に間に合うようインド洋から引き揚げてきているんだろうと思ったら、聞いてみたら三が日の入港だったようで、恐らく、上級司令部としては、正月気分が抜けない内に、帰還させようという判断が作用したのでしょう。
 おおすみ型の「くにさき」も昨日出港したわけですが、元帥に拠ると、ヘリの機材を受け取るために、わざわざ横須賀へ回るそうで、現地着は一週間後という話になっている。
 国内で闘うための軍隊だから、無理は言えないにせよ、ヘリが国際援助で有用なシーンは今後ともあるでしょうから、もう少し改善の必要があるでしょう。

 でまあ、昨日のパックインでも、「病院船」の話が出ました。海自はもう地方隊は無くなるから、護衛艦は減るわけです。つまり海自が一番恐れる艦長ポストがいよいよ減るわけですね。ここで四隻くらい予算計上すれば良いじゃないですか? 民主党だって乗るでしょう。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~vandy-1/hsv.htm

 ↑これですよ。これ。ウェーブピアサー。双胴船はどうしても搭載量が減るけれど、5千トンくらいのを四隻作りましょう。乗員は、4隻で3百名。他に医療スタッフ。搭載ヘリ一機。二隻は、エアクッション艇を随伴させて、病院船、あるいは公衆衛生指導船として東南アジアで辺境医療に尽くす。一隻は、ドック。もう一隻は、常時日本沿岸で訓練と研修に当たると。それの補給専用に、一万トン・クラスの補給艦を一隻作って、東南アジアに展開する2隻との間をピストン輸送すると。
 病院船のことは以前から何度も書いているんですが、どうも海自の腰が重い。もし海自が興味を持たないんなら、海保で運用すれば良いですよ。艦長ポストが減って泣きを見るのは海自なんですから。
 海自と防衛庁に意欲が無いんなら、私は勝手に国交省に働きかけますよ。でもって民主党に後押しさせるよ。どこが運用するかなんてのは些末な問題だから、意欲のある所を国民は後押しするでしょう。

* そして、もうひとつ気になったこと。日本は、今後打ち上げる衛星に、津波の監視機能を持たせようと言っているんですが、たぶん日本の宇宙開発が順風満帆に進み、地球観測衛星の多くが無事に機能していたなら、もっと早くに、この津波発生を悟る術が確立されていたでしょう。
 あとあとになってみたら、この足踏みが、莫大な犠牲を払う羽目になったという意見が出てくるでしょうね。

※ スカパー朝日パックイン

 前半は、自衛隊の現地派遣を巡って、元帥節が炸裂。後半は、中国べったり。
 中国との相互依存が大事だと言ったって、それを蔑ろにしているのはあっちじゃないですか? 対米に関しては、二言目には、「追随外交だ」と詰る連中が、先の原潜の侵犯事件にしてから、番組中では、元帥のミスコース説が事実として採用されているんですよね。それに元帥。

 中国はフランカー戦闘機を「10数年経って150機とか……」0時50分元帥言

 日本だって、あの冷戦時代にファントムをイーグルに換装するって結構な時間が掛かったでしょう。しかもあっちの戦闘機は今後とも増え続けるわけですからね。こっちは増えないのに。今後10年間の軍事力の更新度を考えると、中国の方が上回るでしょう。
 元帥はなぜか今後10年の彼我の見通しには触れないんだよねぇ。中国とは仲良くするしか無いってのは同意しても良いけれど、だからって、潜水艦事件や、試掘問題で、一方的に向こうの言い分を容認するのはどうかと思うけどなぁ。それって、ただの中国ポチ外交じゃないか? と思うぞ。

※ メルマガおまけ スカパー新年の新作テレビ

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2005.01.08

あれもこれも効果ない?

 何か変わったもの食べたい……。コンビニ弁当でもなく、松屋の定食でもなく、マルエツにもヨーカ堂にも無いもの。何だろう。ステーキとか食べたいなぁ。丸井のレストラン街に行けば良いんだろうか。ワタリガニの辛口味噌漬け(ケジャン)を喰いたい。ググってみたら、瓶詰めとかで売っているんだよね。昔、渋谷のセンター街に、これを食べさせてくれる焼き肉屋があって、ワタリガニをこうやって食べるなんて凄いなと思った記憶があるんですが、もう10年くらい食べていない。
 ニコタマの高島屋にある牡蠣専門店にも行ってみたいが、所詮、バーだもんなぁ。一人じゃ行けないし、かといって家族連れでも行けないし。800円くらいする美味いラーメン食べたい。

※ 横峯さくら、宮崎移住 本拠地・鹿児島より交通の便

 鹿屋の人です。ゴルフには月の裏側のことより興味ないから知らないけれど、注目株のゴルファーらしい。引越の理由は「不便だから」。まあ仕方ないですよね。だって、空港まで2時間という状況を、この30年間われわれは改善できなかったんだもの。
 結局、道がちょっとずつ良くなったのは、ここ10年のことで、それまでの20年間は、みんな高速に懸けたんですよね。でもそれも蓋を開けてみたら、仮に全線開通しても、大回りしているせいで空港までの所要時間は、変わらなかったりする。
 皮肉な話ですよ。毎日、哨戒機が離着陸しているのに、市民が利用できる空港は遠いんだから。

※ 自衛隊、被災地に1万人を派遣?

 どこかのコラムニストがこんな主張しているらしくて、先日は、日刊ゲンダイの二木も、朝刊瓦版で言っていた。そこで、あれこれ計算してみた。
 まず、一番単純な試算です。平均体重70キロの兵隊を一日行動させるために必要な物量を体重の半分の35キロと仮定します。ここにはもちろん、現地での援助に必要な物資の量は含まれない。
 すると、一万人で、日量350トンですか? 350トンを、日本国内からピストン輸送するわけですね。これは可能でしょう。問題は、それを現地で、派遣先の部隊員に届けるためのロジですよね。これは無理でしょう。
 1万人の兵隊を海外に展開させるとしたら、場所が韓国なら、現地の発達したロジを頼れば良いだけの話ですが、東南アジアでそれをやるとなると、たぶん、道路整備から考えなければならないでしょう。それをやらずに済むとしても、恐らくは、半年は準備に要すると思いますね。その間、繰り返しロジの専門家を派遣して問題点を洗い出してと。
 米軍が、国の威信が懸かっているのに、イラクに、実質の戦闘員をせいぜい5万かそこいらしか派遣できずに、ロジすら満足に維持できていない現状を見ると、軍隊を海外に出すというのは、現代に於いても、もの凄い作業で、金ばかりじゃなく、労力が要る話なんですね。
 素人で、且つ、田中康夫にここしばらく、自衛隊に関する嘘八百を紙面で書かせている二木がそれを言うのは仕方ないけれど、勝つぁんよ、帝国陸軍がロジの目算も無く進軍して痛い眼に遭ったことを知っているお前さんがそれを言うなって。

ただ、日本の今回の支援に関して、私的に不満が無いわけじゃありません。それはまた次回にでも。

※ イラク戦費問題を考えるレポート・2chより
http://www.mizuho-ri.co.jp/research/economics/pdf/us-insight/USI008.pdf
http://www.mizuho-ri.co.jp/research/economics/pdf/research/r050101usa.pdf

※ メーガン法もホルモン療法も効果無い説
http://macska.org/index.php?p=60
http://macska.org/index.php?p=64#more-64

 まずメーガン法が効果が無いというのは、結論を下すには、まだ時期が早いでしょう。というのも、たとえば加州で、家庭のインターネットからその情報にアクセスできるようになったのは、実はここ1年ぐらいの話なんですよね。これまでは、図書館等のクローズドなネットでしか閲覧出来なかった。
 それで、ここにリストアップされた犯罪者だって、更に再犯を犯したという事実があっても、それは、極端に言えば、自分の娘が被害に遭ったということでは無いかも知れないわけです。どういうことかと言うと、ここでのアナウンス効果というのは、何か? を考える必要があって、それは犯罪を抑止できたという最も理想的な事実ではなく、その情報にアクセスして認知できた人間が、犯罪を回避できた可能性も評価すべきだろうと思うわけです。もし隣に凶悪犯が引っ越してきたことを認知できたとしたら、少なくとも、幼子を持つ家庭では、より警戒するだろうし、ひょっとしたら引っ越すかも知れない。
 つまり、その犯罪性向を持つ人間の再犯は防げないかも知れないけれど、自分がその犠牲になる確率は減らせる可能性が高い。
 犯罪件数という、目に見えやすい統計と、自分は無事だったという事実は、ちょっと分けて考えた方が良いかなと思います。

* 次にホルモン療法や去勢が効果が無いという説

 これも人権上のことを考えれば、問答無用に強制はできないわけですね。それを許容する犯罪者は、もともと再犯傾向は低いんでしょう。
 さて問題は、某県知事の事例です。あれを性犯罪者と仮定するなら、事実上、いかなる化学療法も、「女好き」という彼の傾向を去勢することは出来なかったわけですね。何しろ県議会の最中に議会も職員もメディアも県民もだまくらかして、女子大生のパーティに出掛ける訳ですから、生物学的観点に照らして性欲は無いはずの彼の「女好き」、そしてその目的を達成するためには、いかなる障害をもものともしないという本能を去勢することは出来なかったわけです。
 この辺りの事は、実は中国の宦官の歴史にもあるそうで、去勢されると必ず性欲が消え失せるものでも無いらしいんです。性欲だけでなく、権力指向が強まるとか、猜疑心が更に高まるという、まさにどこぞの県知事を見るような精神状態になることもあるらしい。
 余談ながら、菅谷松本市長の発言に、知事への処方箋というのがありましたが、まず、知事に必要な(真面目な)治療は、精神のバランスを保つためのホルモン療法でしょう。これがきっちり行われているかどうかということを、長野県民は大真面目に調べた方が良いと思いますよ。女性の更年期障害による精神不安とはちょっと違いますから。

 横道に逸れましたが、果たして、化学療法や去勢が効果を持つのかどうかは、今後とも研究を続けなければ、現段階では、はっきりと、「治療効果」がある、あるいは無いとは言い難いんでしょう。

 ただ、小児性愛者というだけで、死刑に出来ない以上は、人権とのせめぎ合いを繰り広げながら、効果があるかも知れない手法を頼って、私たちはコミュニティを守るしか無いわけで、一方で、欧米のように、たかだかパソコンにロリ画像が数枚入っていた程度のことで、アメリカだとFBIが出てきたりするわけですね。あれは異常です。それがある部分、組織犯罪の収入源になっているということと、その程度のことで、人の一生を台無しにすな、と私は思う。
 だから私は、日本に於ける、売買だけでなく、単なる所持でも罰則という動きには断固反対です。

※ メルマガおまけ 貧すれば……

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2005.01.07

反復性サプライズ症候群

 すみません。mixiのことを書いたら、ポツポツとお友達メールが届くようになったのですが今それ所じゃありません。まだシステムとか全く勉強できていないので、来週まで保留とさせて頂きますので、ご了解下さい。で、せめて一週間は勧誘メールを送らないようにお願いします。

※ ヒーローものゲーム、子供の攻撃性増加の可能性

 激しく同意。だから我が家ではもうゲームは買わないことにしよう。

※ 松本市長菅谷松本市長は田中知事の県政運営を「反復性サプライズ症候群」

 この、特に何かやりたいことがあるわけでもない市長さん、ネーミング・センスだけは上手いんですよね、康夫ちゃんより遙かに。
 去年、書くつもりだったんだけど、スルーしてしまったニュースで、陸自の松本連隊を、この菅谷市長が、就任以来一度も訪問していないという記事がありました。
 年間たぶん4、5回はイベントがあって、有賀前市長は今も参加なさっているのに、現職はいつも代理です。たぶん自衛隊が嫌いなんでしょう。
 彼の政治的スタンスに口を出すつもりは無いけれど、自衛隊員だって松本市に税金を納めて子供は学校に通っているのに、今時、こんな非常識なことが赦されるはずもないでしょう。
 何より、いざという時に、必ず影響が出ますよ。地震とかあると、自衛隊は自動的に待機に入ります。もしそれが地元で、大きかったりすると、当然、斥候を出すわけです。本来なら、それは災害派遣の要請を受けなければならないけれど、ひとまず、それを前提に斥候を出すわけですね。行政との関係がうまく言っていれば、後々何も無くても、自衛隊には素早い対応をして頂きました、という感想だけで済む。
 ところが、あの市長さんは、どうも自衛隊のことを快く思っていないらしい、まして、あのどこかの知事さんは、夕刊紙や週刊誌で、繰り返し繰り返し、自衛隊の行動に対して嘘八百ばかり書き散らかして訂正も謝罪もしない、となると、やっぱりいざという時に躊躇いが出ますよ。それはほんの4、5分の後れかもしれないけれど、その初動の後れが、どこかで致命的な問題に結びつくかも知れない。
 貴方の政治的なポジションはともかく、市民の安全を守るという義務を自覚するなら、もう少し自衛隊との関係にも、気を遣って欲しい。当然、市議会で突っ込むべき重大事案だと思うけれどなぁ。

※ ロリペドは駆逐できるのか
http://homepage2.nifty.com/otani-office/nikkan/n050104.html

 水曜日のテロ朝朝刊瓦版で、大谷氏がそれを口走った時、ああ、また言っちまったよ、この人……。という程度にしか私は思わなかったわけですが、長野県政ヲッチャーにとっては、ほんにただのボケ老人でしかないこの人を批判してどうなるものでもないと思ったし、実際、彼のサイトにアップされたテキスト↑を読んでみても、実は私はそんなに違和感は持ちません。

というのは、萌えとフィギアとロリ、あるいはロリペドは似て非なるものでしょう。この人は、これを全く同列に扱うというかなり大きな間違いを犯しているわけだが、果たして世間に対して、これらは別物なんですよ、という訴えが、どの程度の説得力を持つかと言えば、ほとんど持たないだろうと私は思う。
 更に言えば、奈良の犯人はどうだったか知らないけれど、小学校の登下校ルートに潜んで日夜獲物を物色しているような真正のロリペドの、恐らくはかなりが、自分の交際内の同性異性に対して、「自分は、フィギアも好きだし、萌えも好きだが、ロリペドじゃない。あいつらとは違う」と予防線を日夜張っていることでしょう。
 そういう、圧倒的に無垢なマスの中に、数匹の狼が羊の皮を被って紛れ込んだ時に、羊がいなければ狼も寄りつかないだろうという説は、世間に対して一定の説得力を持ってしまう恐れがある。とりわけこういう凶悪な事件が起こった直後では。
 そんなことのために羊を殺す必要は無いという主張は、ちょっと空しかったりするわけです。何しろ、その羊は、世間一般からすれば、単なる変態であり、小児性愛の変形に過ぎなかったりするから。

 ただ、大谷氏は、「外国の捜査機関がロリ画像の出所を辿ったら、それは全部日本からだった……」、みたいな乱暴な話をしばしばするわけです。
 この人が極めて迂闊な所は、ではそれらを規制したら、子供をターゲットとする性犯罪は減るのか? 母親はそれで安心できるのか? の肝心な視点がまるで無いでしょう。
 フィギアや萌えを法律で規制したからと言って、たぶん真正ロリペドは痛くも痒くも無いでしょう。彼らは自らの欲求を果たすために道を探すだけの話です。
 この手の犯罪を抑制するには、結局、人権問題に抵触することを覚悟して、メーガン法のようなものを導入するか、あるいはホルモン療法のようなことを考えるしかないし、それが嫌なら、登下校ルートから死角を無くすという運動を地道に展開するしかない。
 このボケ老人が宣うていることは、世間に対しては、受けはするんだろうと思うけれど、問題の解決策にはならないことを指摘したい。ただ、マスのメディアで世迷い事を述べられては、はっきり修正は難しいですよ。今更ボケ老人のスタンスを変えられるわけでもないし。
 その厳しい現実というのは、ヲタクな皆さんは、直視するしかないだろうと思います。

※ メルマガおまけ 清里めぐみと著作権

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2005.01.06

イラク戦費の誤算

 水曜お昼前、女房が次男を連れて一瞬帰ってくる。次男にスリスリする。元気そうでほっとする。実家の母親は、そろそろキレ掛かっているとか。そらなぁ、一瞬とて目を離せない一歳児と、とにかくちょこまか走り回って一瞬とて黙らない5歳児を5日間も抱えたひには、普通は寝込むよなぁ(~_~;)。
 食生活がだんだん酷くなる。

* 昨夜のCX深夜のクリたん(*´д`)ハァハァ のアオザイ風の衣装はえぐかったなぁ。昨夜からデジタル放送開始だそうで、欲しいなぁ(~_~;)。買ってもうちは映らないと思うが。

※ 被災児連れ去り例、多数 ユニセフが人身売買の危険警告

 こういう時って、だいたいデマなんだよね。

※ 米国防費、6年で300億ドル削減…米紙が伝える

 これは実はとても重大なニュースでして、早い話、イラク作戦が長引いて、戦費負担が、向こう10年の国防政策を揺るがしているということです。
 このままイラク情勢が推移すると、ミサイル防衛も足踏みしますから、これは軍需産業としては全く面白くない話です。
 早急にイラクの出口戦略を練って、戦費を各国でどう分担させるかの話も出てくるでしょう。それがアメリカ国内の経済界から圧力として出てくる。陸軍や海兵隊のポカのせいで、空海軍の予算が削られるのも腹の立つ話で、ペンタゴン内部で誰が責任を取るか? という問題にもなるでしょう。
 いずれにしても、月一兆円とか言われているイラクの戦費をどうするか? の問題が急速に浮上してくるでしょう(ただ、予算の推移を眺めると、隠れているものを計算に入れても、実際にはそこまで行ってないと思う)。戦死者は耐えられるけれど、戦費は、そろそろ持たなくなりつつある。結局これは、国防予算だけではなく、教育や福祉に至るまで影響を及ぼすわけですね。大統領選挙は終わったけれど、アメリカはもう中間選挙に備えなければならない、となれば、戦費の問題は早急に処理を迫られるでしょう。近々にイラク情勢が改善しない以上、日本は否応なく、湾岸戦争以上の負担を求められることになる。
 それを出す財政的な裏付けは無いから、やはり消費税率を弄るまで話は進むでしょう。そうすると、イラク情勢が、直接日本経済の足腰を直撃することになる。

 戦費負担より、自衛隊を出す方が遙かに安上がりに付くというのが、国策的な判断だったことを思えば、この状況は最悪のパターンですよね。

※ 住民基本台帳

 昨日の次男宛のDMに関して、それは人海戦術で住民基本台帳を閲覧しているのでは? というコメントを、メールとブログで頂戴しました。こういうのを公開状態にしておくことのメリットってあるんですかねぇ。プライバシー上、大きな問題があると思うのですが。

 あと、昨日、女房が言っていたんだが、女房の友達で、アメリカで結婚して暮らしている姉妹に子供が生まれたんですよ、あちらで。そしたら、なぜか日本からDMが届くんだそうです。もちろん、少なくとも非公的機関には一切個人情報は無いわけですね。国へ帰る時の飛行機会社にはデータがあるんだろうか?
 その人は、たぶん国の機関、法務省なり外務省なりでデータを売っている人間がいるのではと疑っているらしいんですが。こういうのは何処から漏れるんでしょうね。

※ 中高年の雇用

 少子化と移民の問題に絡んで、「だって中高年が失業している状況で移民を入れても仕方ないだろう」という意見があります。
 現実には、雇用の奪い合いは起きません。なぜなら、ここで言う中高年の失業率問題は、移民で想定される就業形態とは全く違うからです。
 社会問題となっている中高年のホワイトカラー失業者というのは、移民が就くような3K現場で就職活動なんかしないわけですよ。だから、実はホワイトカラーの就業を移民が圧迫することはまずないと言える。

 それはそれとして、中高年の失業問題って、どうすれば良いんでしょうね。どうもこれと言った解決策を思いつけない。ホワイトカラーの高技能者ですら、今や人材派遣や中国への移転や発注で間に合うようになりつつある。
 中高年の(3K労働は念頭にない)失業者をサルベージする妙案ってあるんだろうか? ということを考えると、やっぱり資本主義の宿命で、経済のパイを広げ続けるしか無いんですよね。そのためには、人口を増やすのが一番手っ取り早い方策になる。

※ メルマガおまけ まぐまぐのトラブル&春の新モデル対決

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2005.01.05

田中知事、山口村合併申請へ

 火曜夜7時半起き。起きてすぐ目がしょぼしょぼ状態で辛い。

 まぐまぐのトラブルで、今朝の日記を発行できません。今日中に発行できるかどうかちょっと不明ですのであしからず。

※ 受動喫煙で成績低下 読解や算数、米の研究 共同

 やっぱり! 俺がこんなに頭悪かったのは糞親父の…… _| ̄|○ 。

※ 偽1万円札、年末年始の全国で約500枚発見

 旧札がメインらしいんだが、早い話、いくら図柄や透かしを精巧にしても駄目だということですよ。店先で透かしなんか誰も見やしないんだから。欧米みたいに、ジグザグに紐を縫い込むとか、パッと見た目で解りやすくして、且つ偽造コストを上げるという方策を取らなければ駄目でしょう。

※ TDRの年パス情報漏れる

 漏れた情報が「十数件」という話なんだが、こんな中途半端な件数が漏れ出るというのは不自然。実際には、もっと漏れているはずだが、現状では、この程度ということにしておくという話なんだろうな。と思っていたら、今朝の段階では「14万人分流出」という数字になっている。

※ ベネッセよりDM

 次男宛に、あの、信じられないよな給料が出るというベネッセからDMが届く。うちの次男の個人情報を持っている所は、上を見てもたぶん五軒と無い。産院とホームドクターと、肺炎で大学病院に掛かったのは年末だから、これは無しとして、あともう一箇所くらい。たぶんこのうちの何処かが個人情報を売っているんだろうな。

※ ジャニーズと吉本

 吉本の会長が亡くなって、それ自体は、62歳という、まだまだ働き盛りでお気の毒なことなんだけど、芸能メディア的には、紳助問題と絡ませるわけですね。一連の紳助に関する報道とか見ていると、やっぱりあれは腫れ物ですよね。ジャニーズのタレントほどでは無いけれど、やっぱり腫れ物に触るような感じで、基本はヨイショなわけです。間違っても、紳助(ら)の暴力体質を野放しにしていた吉本が悪いなんて意見は出てこない。
 芸能界には、ジャニーズだけじゃなく、決して逆らえない、批判できない大物ボスとかもいるけれど、吉本がそのポジションに収まってしまうというのは、吉本的に良いことなんだろうか? お笑いの矜持と諦観に照らしてそれはどうだろうかと思うんだが。

※ 5歳児が新幹線「ひとり旅」、長野から東京 不明騒ぎも

 事情聴取に最初は完黙してみたり、将来間違いなく大物になるね。しかし、このニュースを全国の五歳児が知ったら、「僕にもできるんもん!」と豪語しかねないだろうなぁ。

※ 信濃毎日の主筆に中馬・朝日新聞元専務が就任へ

 懐かしい名前ですね。一線を退いて時間が経つので、その名前を記憶している人も少ないと思いますが、冷戦の絶頂期、朝日では、田岡か中馬かと言われるほどの防衛問題の論客でした。元帥が、どちらかと言えばスペック面や戦術論での社会部記者的な記事を得意とすれば、中馬氏は、政治部的な視点で、戦略面や世界情勢の大状況の中で、当時のアカイアカイ朝日にあって、ある種、飄々とした、現実を見てきちんとソヴィエトの脅威に対抗すべし的な論陣を張っておられた。信毎は良い人材に目を付けましたね。
 でも、誰かさんは爺殺しとして有名だから、今のうちに、その辺りをきちんと教えておかないとね。

※ 知事、山口村合併申請へ 「越県」実現の見込み【県民が選んだ選良の判断というものを県民の民意に近いと、より近いというふうに考えざるを得ないというふうに今日の朝の段階で思い立ったわけであります。】県庁記者会見録より

 昨日午後の記者会見では、世論は議会にあると「今朝思いついた」んだそうで(それにしちゃ、ねちねちとした声明文は、明らかに前日以前に推敲を重ねた用意されていたもの)、どこまで県民をバカにすんのか、呆れますわな。前夜は、深夜0時まで東京でラジオのバイトをしていた男が、年末は、長野に残りたいという人々のケアをどうのこうのと言いながら、年明けに、突然、さして寝てもいない頭で、「今朝(民意)を悟った」んだから、それはもう、あらゆる意味で、指導者としての資質を全く持ち合わせていないということでしょう。
 この越県合併問題を巡る半年の知事の言動は、最初からずっと行き当たりばったりその場しのぎだった。
 結局、目的は、自分のいろんなソフト利権や金銭疑惑追及に向くはずの、県議会の話題逸らしだったということです。それを9月、12月と2回やっちゃったわけね。また、来年度予算を巡る主要議会となる2月県会が直ぐ来ますから、それへ向けて、「県庁移転」とかの、予算所じゃなくなる陽動作戦、目眩ましのネタが提供されるでしょう。

 それで、この年末年始に何があったのか? 彼は珍しく、海外にも出ずに、その動静記も、全く公にならなかった。恐らくは、この間に、まず茅野仁科から、最後通牒があったということでしょう。もしこれを押し切ってだらだら時間稼ぎするようなら、これで君を見捨てるとの最後通牒があったはずです。同時に、選挙の票読みとかもやってみて、これはどうも有力な対立候補者が出てきたら、勝ち目は無さそうだということになって、ひとまず、茅野仁科に恭順の意を示すということで、合併容認となったわけですね。
 ただでさえ、レームダック状況の田中県政ですが、今後一層その度合いが強まり、一方、知事さんは、県内に居所は無いので、県外でのバイトに全力投球して、長野県政はこんなに前進している! と法螺吹いて国民を騙し続ける一方で、当の県政は全く停滞する状況が更に加速するのでしょう。
 県政ウォッチ的な興味は、2月県会へ向けて、今度はどんな話題逸らしのサプライズを仕掛けてくるかですよね。

※ メルマガおまけ mixi&皇太子夫妻外遊問題

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2005.01.04

人口動態に於ける合成の誤謬

 激しく仕事モード。やっとしんどい所を抜ける。何かここしばらく、青函トンネルを歩いていたような気分だ。全然出口が見えなかった。
 女房に、出来れば週末まで実家にいてくれと頼む。長男はジジババとゴジラなんか見に行って、それなりに楽しそうなんだが、女房は、次男のお守りで、しかも、昔の友達と子連れで会う予定を組んでいたらしいのに、ちえ熱とは言っても感染症には違いないから、それも出来ずに、当然パソコンも持参していないからひどく退屈らしい。

※ 島田紳助「引退だけはお許しを」

 番組のあとに記者会見があったわけだが、それを報じる記事を読むと、いかにも、吉本側の意向に抗しきれずに、不本意ながら番組に復帰したような言い方なんだが、これってフェアじゃないでしょう。もしそうなら、吉本の幹部が堂々とテレビの前で会見して、かくかくしかじかの事情で島田を復帰させることにしたと、説明責任を果たすべき。なぜこういう時にタレントにおっ被せるんだろう。

※ 「防衛省昇格」法案、次期国会提出へ…公明が容認方向

 当然のことで、この際、「国防省」と改名すべきだと思うけれど、あまり意味が無いと思うのは、省庁の格は、結局、官邸の閣僚会議で事務次官が座る席順で決まっているんですよね。それは半世紀前から固定されたままで、防衛庁はずっと下っ端なわけです。ここを動かさないと意味ないでしょう。

※ スマトラ沖地震で1日の長さが100万分の3秒変化?
【 ワシントン=笹沢教一米地質調査所のケン・ハドナット博士は28日、読売新聞の取材に対し、インドネシア・スマトラ島沖地震(マグニチュード9・0)の影響により、地球の1日の長さが100万分の3秒変化し、地軸の位置が約2センチずれた可能性があることを明らかにした。 】読売

 もう何が何だか良く解らないけど、事実だったら、きっと凄いことなんだろうなぁ、というニュース。年末に再放映された、人類進化の番組では、メタンハイドレートの大爆発とかで、急激に地球の気候が変わってしまうんですね。急激と言っても万年単位だろうし、本当にそれが地球激変の引き金になったのかぁ? という疑問もあるけれど。
 ま、どっちにしても、私が生きている間は関係ないと祈ろう。

※ 少子化の話

 ブログの方で、少子化は怖くないというご意見を頂戴しました。少子化は景気動向とは無関係だとか、少子化こそ、諸々のビジネス・チャンスだという説も、十分な説得力を持つと思います。この辺りの話は、これまでにも実は何度かして来たのですが。
 ただ、私が少子化のデメリット&メリットという視点で考えていることは、たぶん、メリットよりデメリットの方が大きいだろうというのが一つと、そのメリットを活かして、経済や高齢化社会の維持に貢献させる努力、あるいはハードルより、移民政策を取って、単純に人口増を計った方が、安上がりにつくし、簡単で確実でもあると思うんですよ。他民族流入によるコスト増よりは、メリットの方が大きいでしょう。
 たとえば北欧にしても、積極的な移民政策を取って、出生率の回復と合わせて、なんとか人口を維持しているわけですね。
 移民は入れない、子供は減り続けるという状態の国は、たぶん日本だけでしょう。少子化を受け入れて、それをポテンシャルとしようという国民合意があって、実際に国がそういう政策を主導していれば、それでもなんとかなるかも知れない。けれど、税制や年金ひとつとっても、少子化は止まる前提でやっているわけですね。そういう矛盾から脱しないと、日本社会が少子化メリットを享受するのは無理でしょう。

 現実問題として、今も、私が住んでいる高津区周辺では、バカスカ、マンションが建っているわけですね。小学校も幼稚園も足りないという状況がある。川崎市は、過去十数年、「どうせ人口は減るんだから」という理由を堂々と掲げて、諸々の整備を怠ってきた。でも人口は増える一方です。
 一方で、もう集落を畳むしかない地方の村々がごまんとある。少子化のメリットを都市部の住民が享受できる日が果たして来るんだろうか? という疑問は大きいわけです。この20年、子供は減り続けたはずなのに、どうして川崎では、未だに小学校が足りないのか? どうして田園都市線の劣悪な混雑は解消されないのか?
 この辺りは、ひょっとしたら合成の誤謬ですよね。そうなるはずだと思ってみんな動いたはずなのに、実際は、違う方向へと状況は展開してしまった。少子化と過疎化と都市部への集中が最悪のパターンで進行している。人口動態の三つの要素が、最悪の連携を取りつつ進行している。そんな気がしてならない。

 これがもう一つ悪影響を及ぼすのは、何しろ人が減って都市部が住みやすくなったわけじゃないから、都市部の住民にとっては、子供が減っている実感が無いわけですね。それで何かメリットを受けている実感となると、更に希薄でしょう。だから危機感が芽生えない。せいぜい田舎の高齢化で税金取られのは嫌だなという程度の認識しか生まれにくい状況がある。

※ メルマガおまけ 麻雀

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2005.01.03

日本、崩壊への序曲


謹賀新年

※ 大晦日から元旦二日&雑誌「サイゾー」

 31日、年越しは12CHの東急ジルベスター。このボレロ、ちゃんと零時に合うんだろうか? と思っていたら、ぴったり合うんだもの。さすがプロ。でもラストのマイスタージンガー超短縮番はいまいち何かが足りないような気がした。何かレシピのひとつを入れ忘れたように思えたのは気のせいだろうか。
 マツケン・サンバに備えてたっぷり寝た長男がまだ起きているので、1時前、長男を連れて溝の口神社。着いたらまだ行列している。結局、実際にお参りするまで一時間近く掛かってしまう。長男その間ずっと恐竜の話をしっ放し。帰り着いたら2時を遙かに過ぎていた。

 元旦、次男の熱は下がってくる。夕方、まだ明るい時間帯に義父の車で出発。道路はスカスカ。しかし、危ない自転車に何度かヒヤリとする。というのは、自転車や歩行者という立場で見ると、まだライトを点灯させる必要は無い明るさなのに、車上の人となっていざ道路を走ってみると、相手方から何かのアピールをして貰わないと、自転車が背景に溶け込む暗さなんですよ。しかも人間が黒系統の服だったりすると、更に見えにくくなる。これからはもう少し早い時間帯から点灯を心がけるとしよう。

 横浜に着くと、夜10時から教育テレビで、エンデュアランス号の漂流遭難物語の再放送があることを知る。去年、一番画質が汚いビデオで録ったものをDVD-Rに焼いてしまったので、さっさと帰ってリトライすることにする。
 次男の熱のせいで、一挙にしわ寄せが来て、仕事がストップ状態。前夜来、実家に泊まる泊まらないでずっと女房と喧嘩していたわけだ。何年経てばうちがサラリーマンじゃなく出来高商売だと解るんだ!? と叱責して納得させるも、デッキをセットするために、更に早めに帰ることにする。
 電車車中、雑誌「サイゾー」を読む。いやぁ、なかなか面白い。表紙がいまいちなので、これまで手に取ったことは無かったんだが、清谷氏が石破前長官にインタビューしてる記事があったので買ってみた。たとえば巻頭に、ビデオ・ジャーナリストの神保さんが書いているかと思うと、巻末では、あの山形氏が、その神保氏の環境論をこてんぱんに批判していたりするんだ(私は、環境危機は多少煽る程度が良いと思っているけれど、このパートは6:4くらいで山形氏に分があるかな)。同じ雑誌内で論争が出来る環境があるとしたら、これはなかなか面白い雑誌と言えるのでは無かろうか。「ムー」の編集長のインタビューも面白い。しばらく購読してみよう。

 電車の乗り継ぎが素晴らしくグッドタイミングで、20時過ぎには溝の口着。ひょっとして今年はついている? 女房から電話があり、次男に発疹が出始めたとのこと。
 二日早朝、次男の発疹はさらに広がり、不機嫌になって、電話中も始終うにゅうにゅ愚図っている状態。これで突発性発疹だと確定する。まったく、長男の時は、グアムだったし。つくづくうちの二人は、病院に行けない時に病気になる。
 二日、7時寝の14時起き。仕事、さして捗らず。夜のNHKの水スペ探検隊風自然番組があまり面白くなかったので、今しかないと、ながら見しながら汗だくになって仕事部屋の椅子の回りを片づけ始める。ヒーターを使えるようにするため。たかが8、9ヵ月で、どうしてこうゴミが出るんだろうと我ながら驚く。とりあえず居間の方に、置き場のない資料やゴミを追い出すが、まるで考古学の発掘現場のように探していた資料がぞろぞろ出てくる。しかし、追い出してみれば、よくもこんな量が、半径1メートル前後の空間に積まれていたなと感心する。
 掃除機を掛けて作業を完了すると、微動だにしなかった椅子も自由に動き快適そのもの! 居間にゴミやら資料が置きっぱなしなので、女房子供が帰ってくる前に、これをどう処理するかの問題が新たに発生する。

※ 島田紳助生謝罪

 しかし日テレも悪どいなぁ。最初は番組冒頭でという話だったのに、その番組冒頭では、女子穴が「番組内」でと。実際には最後だった。それを見るためだけに、普段全く見ない番組を録画する。
 「人生でないくらいほんとに深く反省し、今も、謝罪の気持ちでいっぱいです」とか言っているわけだが、本当に反省している人間が、会社から謹慎が解けたからというだけで、たった二ヶ月でブラウン管に復帰なんかしやせんでしょう。冗談もたいがいにして欲しい。
 遅い早いという話は、ちょっと不毛ではあれど、テレビの世界には、ワンクールという考え方がありますよね。せめて、春まで待って良かったのではと思う。春まで待てば、事実上の降板になる番組が一杯出てくるんだろうけれど、こういう形で復帰すると、口ではともかく、被害者側弁護士とまともに接触すら出来ていないように見える状況下で、加害者の「社会復帰」だけが先行するのは、私は大きな疑問を感じます。
 それは、被害者側弁護士の戦術上手というだけでなく、はなから誠意を放棄して事務所側の論理、早期の復帰という前提ありきで、被害者への謝罪という、一番優先すべき部分を、全く蔑ろにしているとしか思えない。

※ 中国、日本越境12鉱区…東シナ海ガス田開発

 れいによって外務省が隠していたのを読売が元旦スクープとしてぶつけたらしいんだが、こんなこといつまでもやっているから、対中問題で外務省が国民の信頼を失うんだということをそろそろ承知しないと。

※ 出生数またまた最低…2004年は110万人

年初ですから、それなりに大きなテーマを扱うべきなんだろうけれど、今年はこれしかないでしょう。古くて新しい問題です。しかもこれという解決策が無い。
 中国の台頭とか、エネルギー問題とか、不景気とか、年金とか円高とかも、出生率という大問題に比べれば、全く些末な問題です。他の問題の重要度を10くらいとすると、出生率の問題は、どんなに重大な問題の10倍以上に重大な問題です。しかも、これが年金や景気という問題の根底に居座っている。
 それで、どんなに政府が力を入れても、成熟社会では、出生率は減るんです。北欧で回復したなんて言っても、率は知れているわけですよ。ではどうすべきか? 移民を入れるしか無いんです。日本はこの後もずっとこんな状態で不景気が持続するという分析もあるけれど、それを解決する手だては一つしかない。出生率が回復しないのであれば、人口増を別の手段によって考えるしかないでしょう。それには積極的な移民政策しか無いんです。1千万人単位で入れて、この国で家庭を持って貰うしかない。
 今からでも遅くないから、早急に、移民受け入れへと政策を大転換すべきです。
 日本社会は、それと解っていながら、今、崩壊への序曲を奏でている。

※ メルマガおまけ 正月テレビあれこれ

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