米自動車産業警戒水位へ
※ NHK:都議会自民党 番組の内容細部に「遺憾」コメント
http://www.mainichi-msn.co.jp/geinou/tv/news/20050406k0000m040067000c.html
なんだかこの番組もれいによって、制作スタッフがいわゆる進歩系団体との関わり合いを指摘されているんですよね。番組としては、管理側も登場させたから良いじゃないか? という論理だろうけれど、ひとつこの番組に抜け落ちていたのは、「君が代、歌いますよ、何で歌わないんですか?」という、もう圧倒的マジョリティの現場の普通の教師の意見は一切出てこなかった。あたかも教師みんなが君が代日の丸に反対して、ひとり管理側がそれを押しつけるような構造で番組を作ったのは問題だと思う。
※ スーダンPKOは文民派遣、陸自部隊は見送りへ
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050406i303.htm
ほっとひといき。先々週かな、CBSドキュメントで、このダルフールに於ける民族浄化の特集を放映していました。
【スーダン政府に支援されたアラブ系民族によるジャンジャウィードと呼ばれる民兵と地域の黒人住民との間に起きている民族紛争である】
上記は、Wikipediaに於けるダルフール紛争の解説ですが、ちょっと誤解を招く書き方で、現状は、ジャンジャウィードとスーダン政府が一体化してのアフリカ系民族の浄化らしい。民族紛争では無く、単なる一方的な民族浄化です。
まずスーダン政府の攻撃機が飛来して集落を焼き払った後に、四駆やトラック、果ては馬に乗ったジャンジャウィードがやって来て、男や子供はその場で虐殺、女はレイプして放置ということを繰り返している。
で、国際社会の脅しがやっと効いて、スーダンがPKOを受け入れることになったわけですが、何しろ、スーダン政府とジャンジャウィードというのは、事実上一体ですから、いつ背後から弓を引かれるか解ったものじゃない。
これは出なくて良かったでしょう。あと、日本政府は、アフリカ問題に関して、「申し訳ないが、いくら何でもアフリカの問題にまでは手が回らない」ことを国連の舞台で明言すべきでしょう。西欧列強の植民地支配の尻ぬぐいは御免だと言うべきです。
※ 竹島問題、4社掲載 韓国、強く反発
http://www.asahi.com/national/update/0405/TKY200504050308.html?t
ま、韓国民は、寝た子を起こしてしまったわけですが、いろいろ疑問なのは、扶桑社教科書ですら、最初は「不法占拠」の文字は無く、検定後だって、その文字が使われるのは扶桑社教科書なだけらしいんだが、どうなるんだろう。
前々から述べているんですが、日本史の教科書で扱うべきは、明治維新以降で十分ですよ。それ以前の律令制度なんてどうでも良いですがな。興味有る人間だけが学べば良い。明治維新以前で学ぶべきことがあるとしたら、元寇くらいのものです。それこそ、4月中江戸時代まで学び、五月以降は明治維新、二学期はまるまる植民地主義と太平洋戦争に充てれば良いじゃないですか? 日本史が分け隔て無く各時代を扱っているのは、自分たちが研究テーマとしているそれぞれの時代を利権とするアカデミズムの陰謀だとしか思えない。
* 所で、朝日を筆頭として、左翼な皆さんは、扶桑社教科書を親の仇みたいに言うんだが、そもそもその教科書の何処が問題なのかを詳しく教えて貰ったことは無い。
たとえばこの問題で検索してみても、「従軍慰安婦問題」の記述の後退とか出てくるが、それってもう他社の検定本だって無くなりつつあるわけで、扶桑社本だけを敵にする意味合いなんて全く無いんですよね。
※ 「財布盗、犯人はカラス」HAPPY NEWS大賞に
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050406i502.htm
これはもうプロX決定だろう。でも読売の記事はもう少し内容を詳しく伝えるべきだと思うが。今朝のTBSみの@絶倫番組で詳報していましたが、つまりは、カラスが真犯人だと狙いを付けたお巡りさんが、餌で誘き出してねぐらを突き止めたら、そこに財布があったという、イイお話しなわけです。
※ フォード、6月末までに米で1000人削減・新車販売が低迷
今日はGMの格付けが下がったというニュースも入っているんですが、一つには、長期化するドル安も影響を及ぼしている。一方で、日本車の好調は続くわけですね。原油高がこのまま続くと、燃費に無頓着なアメリカ人も、どこかで考えるでしょうし。
ちょっとこれは、牛肉問題も絡んで、要注意の警戒水位に入ったということでしょうか。
※ メルマガおまけ THREE DAYS OF THE CONDOR
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コメント
いまどき左翼といったら中日(東京)新聞でしょう。次は毎日。朝日なんて最近は読売と変わらんのじゃないですか。
扶桑社以外の教科書の動向ですが、4年前に「つくる会」が盛り上がってた時には総括されています。
http://www.h2.dion.ne.jp/~kyokasho/sokatsu.html
投稿: おーつか | 2005.04.06 15:06
近所の本屋さんで『神サイ』が平積みになってました。東急線沿線の駅近くにある小さな本屋さんです。本屋さん手書きの紹介も添えられていました。取次ぎレベルで話題になってるのかもしれません。中身を見て興味を持ちましたが、今は『紫禁城の黄昏』を読み始めたばかりなので・・・読み終えたら取り組もうかなと思っています。
> 朝日新聞
メディアに対する印象というのは様々ですね。
私の印象では、毎日新聞を右か左か区別するのは難しいです。社説は往々にして旧態依然の「進歩的見解」なんですが、解説や囲み記事は結構多様という印象があります。
イラク戦争の時には、必ずしも反米ではない従軍記者の記事を載せていたし、今朝も領土や教科書を巡る中国・韓国の動きに批判的なコラムを載せてました。また、女児への強姦容疑で逮捕された京都の牧師の本名「金保」を最初にウェブに載せたのも毎日だったように思います。朝日は未だに「永田保」という通名です。
投稿: 元県民現都民 | 2005.04.06 17:52
> 扶桑社教科書
実際に読めば、左巻きの人たちが喧伝してるような危険なものでもなく、さりとて復古調を期待する人たちが喜ぶようなものでもないことが一目瞭然です。
市販本があるんだから、各自確かめられることをお勧めします。
私の周囲でこの教科書を実際に通読した人は、口々に「全然普通」とか「問題ない」とか言ってました。その多くは朝日新聞を愛読するような方々です。まぁ、彼らは「内容はさておき」反対運動をする意義はあるというお考えのようですが。
扶桑社教科書の最大の売りは、装丁と写真とレイアウトの良さです。
さすが一般読者に売る本を作ってる出版社は違います。普通の本のように読みやすい。このことも、実際に読んでみた人たちが言ってることです。
投稿: 元県民現都民 | 2005.04.06 18:06
教科書で授業している高校って底辺校なんですけどね。教科書では受験に対応できませんから。
投稿: 井上 | 2005.04.06 18:12
すまんけど、私立専願高では受験に日本史は
理系も文系も大抵ないから普通に教科書で
授業してたぞ。
あれでも?
公民?歴史?にしろ大抵センター試験しか
受験には無いだろう?
センター試験は教科書で十分だろ?
投稿: | 2005.04.06 19:08
中学教科書だって話はどこに・・・
底辺とか受験とか、論点ずらしにしか見えないなぁ。
2chじゃあるまいし学歴ヲタは不要だと思ふ。
投稿: 元県民現都民 | 2005.04.06 19:24
検定のポイントは
・指導要領に沿っているか
・記述に誤りや曖昧な箇所はないか
に尽きるんで、
「この箇所は指導要領から逸脱している」
箇所を指摘すべきであり、内容が気に入らないだけで非難するのは筋違いってもんだが、それに気がつかないところに、サヨや、中韓鮮のDQNなところだ。
投稿: tact | 2005.04.06 19:42
>実際に読めば、左巻きの人たちが喧伝してるような危険なものでもなく、さりとて復古調を期待する人たちが喜ぶようなものでもないことが一目瞭然です。
アメリカ人に英訳されたものを読ませたら「普通じゃないか」という感想しか返ってこなかったと某ブログで紹介されていましたね。
投稿: だい | 2005.04.06 19:52
それ以前に神武の神話を長々と日本史で勉強させられる高校生や
憲法の意義も中途半端にしか教えない公民の授業をやられる中学生は
十分不幸だと思いますけど?
投稿: Artane. | 2005.04.06 20:24
問題の第二次大戦の記述にしても、
侵略性を否定はしてないし、南京事件として
民衆の虐殺にも触れてるし、その他捕虜や民衆の
虐待虐殺にも触れてるし、大東亜共栄圏構想も
侵攻の正当化の手段だったと認めてるし・・・
正直なにをここまで目の敵にするのか理解不能。
正直、国内にしろ国外にしろ、批判してる奴の
大多数は読んでないで伝聞やイメージだけで
反対してるとしか言いようが無いわけで。
投稿: たか | 2005.04.06 22:01
底辺高ってことはないんじゃないの?
それに、そもそも底辺高なら、授業の内容なんか
誰も聞いちゃあいないから、教科書の意義そのも
のがないし。
投稿: alg | 2005.04.06 23:17
そもそも気の利いた先生なら教科書に書いてあること以外のもっと面白いことを教えてくれますよ。私の高校の先生は、古代史なんざ発掘で変わることがざらにあるから、あんまり細かいことを一生懸命覚えても意味が無い、と教えてくれました。最近では「新発見」された遺跡が偽装だったりもするし。近代史も時代によって解釈が変わりますね。私の場合、教科書はテスト前にざっと流し読みして要点をマーキングするだけでした。
投稿: ya-mana | 2005.04.07 00:27
扶桑社の教科書が取り分け電波扱いされるのは、やはり「つくる会」の影響が大きいだろう
検定前の白表紙本ばら撒いたり経営的に必死なのは判るけど、ウヨにさえ支持されてない現状を西尾なんかはどう感じてるんですかね
投稿: IE | 2005.04.07 04:06
「教科書の内容がおかしいのかおかしくないのか、は論ぜず、書いている奴らが気にくわないから」でこれだけ世の中を騒がせてる連中がマスコミを壟断し外交に悪影響を与えているような状態が異常だ、ということは間違いないでしょう?
それに作る会の面々が持っている主張がいろいろあっても、連中が作り上げたものがあの程度の良識の範囲内にとどまる教科書であることこそ、注目すべきだと思う・・・
投稿: 名無し電波2号 | 2005.04.07 15:43
> 扶桑社教科書
歴史について知識も関心もお持ちでない方々が得々として御意見を開陳しておられるのは滑稽かつ哀れですね。
西尾氏の『国民の歴史』などから推察すると、「つくる会」の目的は、「日本国民が読むに値する理念と物語をもった教科書を作る」ということでしょう。単なる懐古趣味や復古主義から脱して、最新の研究成果も参照しつつ、物語性豊かな教科書を作ろうという姿勢は共感できると思います。それをウヨの自慰行為に準えるのは曲解もしくは無知と言わざるを得ません。
神話を頭から否定する向きもあるようですが、歴史叙述において神話は不可欠です。イエスやブッダや孔子やムハンマドには、必ずしも史実に基かない伝承が分かち難く纏わりついています。ローマ建国でも、フランス革命でも、アメリカの独立でも、神話や理念を含めて理解するのが歴史というものではないでしょうか。
昨夕のテレビで「事実を淡々と書けば子供たちは理解する」としたり顔で述べたコメンテータがいましたが、浅はかな勘違いというべきです。物語のない事実の羅列は歴史ではなく、理解することも不可能だからです。
扶桑社教科書に対する反発も、国旗国歌に対する反発と同様に、シニカルな揚げ足取りに終始しているのは残念なことです。反対派の言動には理念が感じられません。相も変わらずレッテル張り、決め付け、議論拒否のオンパレード。
リベラル勢力の知的退廃もここに極まれり、の感を深くします。
投稿: 元県民現都民 | 2005.04.07 16:01
>>物語性豊かな教科書を作ろうという姿勢は共感できると思います。
昨日から、ちょっと感じていることなのですが、神話は神話で大事だと思いますが、それを果たして高校生や中学生に読ませるべきか? と思うんですよ。少なくとも神話は中学の早い頃までで良いのではないでしょうか。
私は、中学の上の学年から高校生を前提に話をしているつもりでいたのですが、そこで受験も抱えた世代に何を教えるべきか? と考えると、限定された時間の中で教えられる項目は、総花的か、あるいは何処かの一時代に限定するしか無いのではないか? これまでは、どの教科書も全てを網羅すべきという方針で来たけれど、それは良い結果を招いていないのではないか? ということです。
投稿: 大石 | 2005.04.07 16:11
神話を軍国主義教育に利用した、のも事実ですから・・・。古代史として神話を学ぶ必要はないかもしれませんが、近代史を学ぶ中で神話の役割を考えてみる必要はあるのではないですか?ま、今のカリキュラムがそういうふうに組まれているとは思わないけど、それこそ先生の授業のやり方しだいでどうとでもなると思うんですがね。
投稿: ya-mana | 2005.04.08 01:22
> 限定された時間の中で教えられる項目は、総花的か、あるいは何処かの一時代に限定するしか無いのではないか?
大変難しい問題ですね。私の周りでも何度となく話題になってきたことです。歴史の因果関係を考える姿勢を身に着けるために時代を限定すべきだ、という意見はよく聞かれます。各時代の代表的事項を羅列するだけでは、歴史というに値しないというわけです。
大石氏の言うような「必修は近現代に限定せよ」という意見も、決して暴論ではありません。
ただ、私の意見としては、近現代は生々し過ぎて歴史の良さが分かりにくいと思っています。
十年一日のごとく歴史ネタで内政干渉を繰り返す近隣諸国を例に出すまでもなく、近現代は現に生きている人間たちの利害に直結しています。そのような「熱い」話題を冷静に学ぶのは難しいく、党派的な解釈の押し付けになりやすいのではないでしょうか。
投稿: 元県民現都民 | 2005.04.08 18:43
私の考える歴史の良さというのは、生々しいはずの人間の営みを、利害を超えた視点から眺めることができるということです。
そのためには近現代では近過ぎるのです。
被征服者から見れば、アレクサンダーもチンギス・ハーンもナポレオンもヤマトタケルも残虐な殺人者です。
でも、彼らを殺人者としてだけ捉えるのは一面的だと思います。
戦争も革命も殺し合いに違いありませんが、ペルシャ戦争、ポエニ戦争、十字軍、アメリカの独立、フランス革命など、どれも歴史的意義があります。
宗教を学ぶ際にも歴史的視点が有効だと思います。
事実よりも信仰が社会を動かすことがありますが、それはどういうことなのか・・・オウムや昨日のエロパウロの例を挙げるまでもなく、現実に近いと生々し過ぎて事の本質が捉え難いのではないでしょうか。
私は仕事柄いろいろな国の人と議論したり雑談する機会がありますが、そういう際にも歴史の知識は大いに役立ちます。
例えば、毛沢東には詩作の才能があったとか、デカルトは朝寝坊だったとか。
そういう何気ないエピソードから入ると、お互いの国柄について忌憚のない意見交換ができたりするものです。
教育には夢が不可欠だと思います。
必要だから教えるというのは分かりやすいですが、それだけでは魅力がありません。
「世の中には分からないことや不思議なことがたくさんある」という気持ちになるのが一番大切だと思います。
投稿: 元県民現都民 | 2005.04.08 18:58
素朴な疑問
その場合も毛沢東は、エロ牧師と同じことをしていたとは知っていても言えないのでしょうか?
投稿: | 2005.04.08 19:18
> その場合も毛沢東は、エロ牧師と同じことをしていたとは知っていても言えないのでしょうか?
相手を怒らせないと同時に馬鹿にされないのが肝要かと。「私は大躍進も文革も知ってるけど敢えて詩作の話をしてます」とい雰囲気を醸し出すことです。
投稿: 元県民現都民 | 2005.04.08 21:43
元県民現都民さんへ
ありがとさんです。
前言の詩作で、そこまで行間を読むべきでしたね。
いや、まだまだ修行が足りないね。
でも勉強になりました。
投稿: | 2005.04.11 09:59