日勤教育
本日の日記は短縮版です。一晩中、2ちゃんねるの掃除に追われて疲れた。
外交に密約は付き物であれど、まったく寝耳に水の話で、もしこれが事実なら、国民に対する重大な背信行為でしょう。事務次官の首が飛んでも不思議じゃない。仮に事実なら、外務省の責任問題になるから政府としては否定するしか無いんでしょうね。
※ 日勤教育
昨日、自殺者まで出したその日勤教育の中身をテレビ各局が放映していましたが、これは、人間工学じゃなく精神論ですよね。良くて、極めて陳腐な精神論、その実、単なる虐めに他ならない。今時、人間工学も心理学もへったくれもない。極めて前近代的な精神論で、社員の教育訓練が務まると思っていたらしい、この会社の教育システムに唖然とする。これは何処から見ても、管理職の一方的な自己満足ですよね。
人間の命を預かる現場で、どうしてこんな理不尽で不合理で非科学的なことがまかり通っていたんだろう。でもこういう所がまだ日本中の会社にごまんと残っているんだろうな。
※ 近鉄バス横転3人死亡
フランスでの事故でも思ったけれど、バスの横転事故で、助かる座席と、死ぬ危険が高い座席というのがあるはずだが、何処で分かれるんだろう。単純に窓だけの座席は危険だとか、そういうことだろうか。
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コメント
>日勤教育
まったく酷いのを通り越して唖然ですよね。
これは、会社もそうですが、国土交通省の責任も
あるんじゃないですかね。このままうやむやに
ならない事を願いますが。
投稿: | 2005.04.28 09:09
決意書なんてどれ程効果があるかなんて
ちょっと考えれば中高生でもわかると思うんですけどね。
なぜ、だいの大人達がそんなこともわからなかったのだろう?
非科学的な精神論がまかりとおる会社組織が大規模旅客業者だとは空恐ろしい。
投稿: | 2005.04.28 09:43
> 日勤教育
ある意味では現場重視の結果とも言えます。
JCOのバケツの例もあります。
現場の創意工夫に任せるといえば聞こえは良いですが、
費用も時間も惜しめば行き着く先は精神論です。
投稿: 元県民現都民 | 2005.04.28 11:17
バスの件で・・座る場所もあるでしょうが、なによりベルトの着用です。車外放出なんてどう考えてもおかしいです。これは高速走行時には義務化されてるはずなんですが・・もっとしつこくPRするべきだと思います。(すみません話題ずれで)
投稿: ichi | 2005.04.28 12:18
日本はいまだに失敗から学ぶという思想がないことをJR西日本の日勤教育が教えていますね。『失敗学』を学んでいない組織は、幾らでも同じ失敗を繰り返します。
投稿: 孔子 | 2005.04.28 12:49
しかし、日勤教育を否定すると、また別の問題が出てくるのでつ。
かつて、大西瀧次郎中将が、海軍航空隊の事故続発に頭を痛めて、骨相学を採用手続に取り入れたら、事故が減ったというエピソードがありました。本当かどうか分りませんが。
こういう職種には、能力や適性の面で向かない人間が一定数いるのであって、事前のテストや面接だけでは排除できない。とすると、実務中に問題が出た段階で排除するしかないのですが、日本的組織では、良い意味でも悪い意味でも情が理由となって誰もやりたがらないのですね。
仮に、日勤教育を止めて、科学的手法によって不適格者を排除し始めたら、絶対に組合は(日勤教育以上に)猛反発するでしょう。労働裁判続出ですよ。単に失敗に学ぶとか、そういう問題以上に、日本的組織の性質に由来する問題だと思う。ま、これが本当の「失敗」なんでしょうけど。
投稿: 土門見人 | 2005.04.28 18:15
土門氏元気?
組合がガンだというのはよく判る。未だに国鉄の悪いところを引きずっている。しかし、技能向上、技能維持は、こういう仕事の常。単にお仕置きをして怖がらせても、技能は向上しないですから、金を出して指導者との同乗教育などの機会を増やすしかないのでは。根性で電車は止まらないし、精神論じゃどうにもならん。
要するにJR西日本は訓練には金は出したくない、失敗したらしごいてお終い。事故が発生したら、運転手に責任を負わせるだけ。これじゃ、また十年後に大事故ではないか。信楽高原鉄道事件から15年目。
投稿: 孔子 | 2005.04.28 20:36
何でも完璧が実現できる訳でないし、資質に関して言えば
本当は車を運転してはいけない人も沢山免許を持っている。
でも現実はそうでないと社会が回らないから、そのリスクは
甘受しないといけない。しかし、だからといって、努力は
放棄してはいけないでしょう。組織の長は最終的な責任を取る
からこそ、地位と権力を与えられている訳で、地位と権力だけは
欲しいが責任は知らん、で、尻尾の先だけ切っているのが実態
ですよ。運転士の技量の差を平均化できるような教育管理体制、
自動化システムによるサポートの努力を怠ってきたのは事実で
これはトップは処分ですよ。
投稿: | 2005.04.28 20:44
パソコンのマニュアルでも日本のものはIQが100ないと理解できないといいます。
人間に能力があることを前提としているのが問題の根にあるんでしょうね。
投稿: | 2005.04.28 23:06
ここはFDRだったのか・・・。
投稿: | 2005.04.29 09:27
今回の事故の社長会見を見ていて、ふと小林源文氏の作品で、ロンメルが着任して、海岸の陣地構築を見て回っているシーンを思い出しました。
指揮官は本来、現場を死ぬほど見て回って、自分の能力で可能な限り想像力を働かせたり、問題にし対して、足らない戦力で大きな改変をやるような、不可能命題に挑み続けなければならないんだろうなあ。
やはり、ものすごく能力が要る立場なんですよね。
西日本の社長さんは、事故を起こした状況の改革をやる意志の様だけど、組合やら資金やら、果たして出来るんでしょうか。
と言うより、そういう事が出来る人は、自分で物事を作り出せない日本人には、いないんじゃないでしょうか。
やっぱり衛星国で居るくらいが適当なのが、日本社会か・・・。
投稿: 名無し | 2005.04.29 09:28
>>ここはFDRだったのか・・・。
をっと~(~_~;)
投稿: 大石 | 2005.04.29 09:32
>と言うより、そういう事が出来る人は、自分で>物事を作り出せない日本人には、いないんじ>ゃないでしょうか。
この事件の場合、単純にあの異常なダイヤを緩めるだけでいいでしょ。
投稿: | 2005.04.29 11:23
ダイヤと今回の事故との直接因果関係は何ですか?
後続列車が事故列車にツッコンだのならともかく、
暴走運転をした直接の原因は社内懲罰など含めて本人のメンタル面などでまだわかないでしょ。
むしろ運転手をはじめ組織の管理運営体制の問題であってダイヤは2次的要因にすぎない。
投稿: | 2005.04.30 08:37