週刊新潮広告の謎を解く
シャトルのニュースを見ていると、今のボーイングvsエアバスの闘いをイメージさせますよね。
シャトルは、理想を求めて突っ走った結果、べらぼうな金食い虫になった。対するソユーズは、既存技術を着実に利用し続け高みを求めずに成果を出し続けた。シャトル初飛行時からの打ち上げと、ソユーズが宇宙空間に上げた総重量を比較したら、どっちが大きいんだろう。あるいは費用対効果にはどのくらいの開きがあるんでしょうね。
ボーイングvsエアバスで言えば、エアバスは断然NASAですよね。ボーイングは、技術的には常にエアバスより一歩も二歩も前進しているんだけど、やっていることは、どちらかと言えばソユーズ。堅実経営。
※ 新潮広告
昨日の捜索依頼に、多くのコメントやメールも頂戴しました。深謝申し上げます。南日本新聞と、鹿児島で配られている全国紙の広告コピーも送ってもらいました。それで解ったことは、以下です。
地方で配られる新聞、全国紙、ブロック紙、いわゆる県紙にしても、一面の端から端まで使った広告は、首都圏全国紙以外ではあまり無いのではと思います。中日新聞がどうかは知りませんが。
それで、地方で配られる全国紙は、いわゆる総合版ですね。首都圏の朝夕刊セットでは無く、朝刊のみの配達です。
余談ですが、上京して私が一番不便に思ったのは、新聞のラテ欄です。地方配りの総合版のラテ欄には、明日の番組表まで載るんですよ。それがあると、当日の視聴漏れをだいぶ防止出来る。とりわけプロ野球シーズンの番組延長なんか、前日に明日は中継だから、その後の番組は押すな、と解っていると、ビデオの予約ミス等を防げるから便利です。
せめて、夕刊のラテ欄には、翌日の番組表を掲載すべきだと思うんですけどねぇ。
それで、結論から言いますと、
1.地方で配られている全国紙総合版の週刊新潮の広告には、田中康夫の文字があった。
2.しかし、いわゆる県紙的な存在の新聞には、恐らくどこの新聞にも、田中康夫の名前が無いバージョンの広告が出された。南日本新聞の広告にもありませんでした。
これが同じ横幅の広告でも、縦のサイズは違うんですね。全国紙総合版の新潮の広告は、ほぼ正方形に近い、つまり縦長ですが、信毎のは、縦が短く、横に長い錯覚を覚えます。
つまり、この手の広告には、最低3パターンあるということですね。首都圏の朝夕刊セット用広告、これが端から端まで使うので、一番掲載される情報量は多い。続いて、全国紙総合版。で、県紙の広告の縦横比率からすると、県紙広告の広告面積って、全国紙のそれより、かなり小さいんじゃないでしょうか。極端な話、五分の三程度。そのために、文字数も削らなければならない。
ではなぜ田中康夫の名前が落ちたのか? 現時点では、信毎の意図は入ってないのでは? と思っています。考えられる原因としては二つです。
第1に、田中康夫のニュースバリューがもはや無い。この限られた項目の中で、地方紙向けは、どれか項目を落とさざるを得ないと判断した時に、田中康夫の固有名詞を削ることに抵抗はなく、それが妥当だと思われた。
第2に、これは全く逆に、まだまだ地方では、田中信仰があって、今でも地方議会で、長野県庁詣でをやっている馬鹿な連中がいますよね。これ不思議な話で、田中康夫を訪ねてくるような地方議会の議員さんって、だいたい異端児ですよね。その地方の翼賛議会でも浮いている人々でしょう。だったら、あなた達が会って勉強すべき相手は、そういう翼賛体質から脱却した長野県議会の議員であるべきなのに、なぜか県知事にへいこらしに行く。おかしな現象ですよ。
で、新潮が、その地方の雰囲気を察して、わざと田中の固有名詞を落とした可能性。
ただ私は、合理的に考えて、後者の可能性は薄いな、と思います。で、記者や編集者って、基本的に全国紙や中吊りのことしか気にしませんから、地方紙でどんな広告が載るかなんて、たぶん気にしなかっただろうと思います。レイアウトは、代理店に任せたことでしょう。ですから、新潮というより、レイアウトを弄った代理店が、田中康夫のニュースバリューを見切ったということです。これはこれで知事さんにとっては、あまり歓迎できる現象じゃないでしょう。
あの記事を書いた記者さんも、いざ肝心の信毎に、田中康夫の固有名詞が落ちていることに気付いて、驚いたのではと思います。
※ 「ホンダジェット」を米で初公開 開催中の航空ショーで
http://www.asahi.com/business/update/0730/004.html
これ、本当にビジネスとしてやるつもりなのかなぁ。今、リージョナルの世界って、価格競争に突入しているんですよね。ひと昔なら絶対買えなかった価格で、双発のビズジェットが買えるようになった。そんな中に後発で入って来て儲けが出るんだろうか。
※ 藤沢市長が抗議、飛行自粛求める 米軍ヘリ不時着
http://www.asahi.com/national/update/0731/TKY200507300608.html
なんて合理性の無い市長でしょう。それで無理して飛び続けて何処かに墜落するよりはましでしょうが。こういう時には、無事で良かった。次はぜひ海水浴で来て貰いたい、とか洒落たこと言えば、米軍も一目置くのに。
※ 中国最大のハッカー組織、近く日本攻撃の可能性
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050730i414.htm
凄いなこれ。自分たちがハッカーだという名乗りを上げている中国人が3万5千人もいるとしたら。どうして当局は取り締まらないんだろう。
※ 「9条の会」講演会に9500人 大江さんは詩披露
http://www.asahi.com/national/update/0730/TKY200507300570.html
「求めるなら 変化は来る しかし 決して 君の知らなかった仕方で」
ここはやはり詩で返礼すべきなんだろうが、うーん、
「求めなければ、変化は来ない……」、後に続く行で良いのが思いつかない。
大本営発表だから、9.500人は無いにせよ、いったいどういう人々が集まったんだろう。
※ 先日の地震でのコメントに対するレスポンスあり↓
http://resort.way-nifty.com/tdr/2005/07/20050723_fdb8.html
※ メルマガおまけ 玉川高島屋にて500円の夏休み
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