小田嶋先生のブログが朝日の捏造記事&田中知事絡みのテーマで更新されました。
http://takoashi.air-nifty.com/diary/
所で、この事件、ちょっと興味があるのは、この記者が長野支局に赴任したのはいつ頃のことなのでしょう(そもそも彼は本社採用? 地方採用?)。というのは、れいの週刊朝日のオリンピック裏帳簿連載に、どっぷり関与している可能性があるのではと思っています。この連載が始まったのは、去年の6月ですよね。その時期以前に彼が赴任していたとしたら、田中と二人三脚で、あの連載に関与していた可能性が出てくる。この連載は、一貫して「本誌取材班」という形で連載され、誰が書いたかがマスクされている。朝日叩きが生き甲斐のちゃねら~の皆さんは、あの連載にも注目した方が良いですよ。
朝日は当然、彼が関与した記事を全部検証することになるんだろうけれど、果たして田中との関係にまで踏み込めるのか。
田中ってのは、とにかくスクープをくれますから、出世しか目がない連中には便利な男なんですよ。とりわけ中央から来た連中にとっては、それなりに注目もされているし、長野のことなんて実はどうでも良いし、批判して煙たがられるよりは、懐に入ってスクープを飛ばした方が、自身と会社のためにはなる。
実の所、この両者の関係というのは、日頃、田中やバカっ谷が批判している記者クラブの論理なんですよね。記者クラブの一番悪いところが、それが存在しないはずの長野県庁で起こっている。
*この朝日の捏造記事問題は、記者個人の問題から、田中康夫と朝日との癒着関係へとフォーカスが変わりつつある。
※ 「経営戦略局が指示」 元土木部長が百条委で証言
http://www.shinmai.co.jp/news/20050831/KT050831ASI000004000022.htm
入札中止「知事の意向」 前土木部長が異例の対応証言
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news001.htm
「知事側近から入札中止指示」 元県土木部長が証言
http://www.sankei.co.jp/edit/kenban/nagano/
この記事のポイントは二つです。
第1に、知事が経戦局経由で土木部に伝えたとする業者側の都合がどこまで事実か?
第2に、仮にそれが事実だったとして、その複数の業者とやらは、どうして当事者の土木部に要請せず、知事に直訴という手段を取ったのか?
この二つは、ちょっと矛盾しているわけです。所管は土木部なのに、なぜか知事さんは経戦局経由で命令している。もし、業者からの陳情が事実だとすれば、その業者はどうして土木部には訴えずに、知事になんか話を持ち込んだのでしょう? もし知事への陳情が事実だとしても、恐らくそれを行った業者は、複数ではなく、特定の一社でしょう。
知事の側に、経戦局を間に入れなければならないやましい気持ちがあったということです。その業者との付き合いに関して、知事の側に後ろめたさがあったということを証明している。
所で、長野県庁のウェッブサイトにはこんなのが今載っています。
*知事部局等の「下水道事業に対する知事後援会幹部の働き掛け等に関する調査特別委員会(百条委員会)」への対応状況
http://www.pref.nagano.jp/keiei/kouhout/100j/100j.htm
2 知事部局等が百条委員会に費やした従事時間・経費について
(1)百条委員会関係業務従事時間
ア 7月末現在 知事部局・教育委員会事務局 510時間40分
イ 従事時間内訳 (別紙 「百条委員会関係業務従事時間集計表」)
(2)百条委員会関係業務経費
ア 7月末現在 知事部局・教育委員会事務局 39,482円
百条委員会に掛かった経費を逐一報告するらしい。情報公開への熱心さは誉められるべきであれど、あんたの下らんイベントや思いつきに職員が振り回された無駄な経費も積極的に公開して欲しいもんだ。
だいたい、こういう意趣返しをしようと知事が言い出した時に、みっともないから止めなさい、と忠言できる部下がいないというのは、組織として死んでますよ。
この問題は、公文書毀損だけなら、在宅起訴で済むでしょう。これはもう動きようのない事実なので、先の公選法違反と同じで争点は無い。ただ、所詮形式犯だから、在宅起訴以上のことは難しい。
しかし今度、この下水道問題に関しては、三点セットが揃う可能性が高い。
1.業者働きかけに関する贈収賄
2.公文書毀損容疑
3.百条委員会での偽証罪告発
まず1ですが、これは実際に捜査当局が動かないと、請託の有無、金銭の流れ等を証明するのは難しいでしょう。田中が証拠隠滅を指示しまくっているというメール等を出させる必要がある。ただもし検察がやるとなったら、本筋は、こっちになるはずです。
2の公文書毀損は、これはもう実際にそれに係わった職員の固有名詞も出ているから、もう真っ黒。問題は、形式犯に過ぎないから在宅起訴止まりだろうということ。
3.の偽証罪告発は、これは田中本人を百条委員会のフィナーレに呼んで、実際に証言させる必要がある。これは在宅では済まないけれど、今はまだ雲を掴むような話なわけです。
ただこの三点セットが揃うと、さすがにどんな田舎の検察でも動かないわけにはいかないし、もちろん在宅では済まないでしょう。
田中が今必死になっているのは、とにかく自分の大物ぶりを演出して、検察が手が出させない環境を作ることです。公党の党首であり、自分は辻元や宗男と違って、全マスコミを味方に付けている。お前らそんな大物の俺様に手を出せるのか? と脅しを掛けることです。
選挙が終われば、雲散霧消することは解りきっている泡沫政党の党首に、選挙後も留まり続けると述べているのは、その辺りのことを睨んでいるから。
※ 「毎日かあさん」論争、表現の自由か教育的配慮か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050831-00000106-yom-soci&kz=soci
ちょっと両者ともに神経質になりすぎているような気がするんですけれど。編集抜きで呼び出すとは何事か? と言っても、学校側がそんな業界サイドの事情を知っている必要もなく、従って配慮する必要もない。それに、いかにも、いちいち学校に呼び出すなという本音が見えて嫌な感じがする。義務教育の問題のかなりが、親の放置と、学校とのコミュニケーション不足に起因することを思えば、学校に呼び出されたくらいのことで過剰反応すべきじゃない。そこは堂々と意見を戦わせれば済むこと。
他方、人権に煩い毎日が、学校名や個人を特定出来るような形での漫画を出すはずもなく、ここは学校やPTAサイドの過剰反応でしょう。むしろ、おらが町や学校が舞台になって名誉だなくらいに考えれば良いし、それがフィクションだろうがファクトだろうが、親には学校の現状に対して外にアピールする権利がある。それがたまたま商業メディアという形を取っただけ。
行政側の事なかれ主義が前面に出ているのは頂けない。少なくとも、それで学校や生徒が、どういう不利益を被ったのか、あるいはその可能性があるのか合理的な主張をしなければ駄目でしょう。教育的配慮という都合の良い便利な言葉で逃げて欲しくない。
西原さんにしても、プライバシーには配慮している、教育現場で今何が起こっているかを読者が知るのは、現場の皆さんにとっても損ではないと、まず理解を得るべきだった。
※ コアマガジンの月刊誌で名誉棄損、伊東美咲さんら勝訴
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050831-00000315-yom-ent
11万円ですよ、皆さん。11万円。訴えがいつだったか知らないけれど、訴訟費用だけで、たぶん一千万円前後は出ているでしょう。それがたったの11万円! こんな、やり得を許すようなアホな判決が未だにまかり通っているなんて信じられない。当然控訴すべきだ。
※ デル社に罰金30万円 違法採用事件で川崎簡裁命令
http://www.asahi.com/national/update/0829/TKY200508290315.html
やり得と言えばこちらもやり得。こんな大会社が相手なんだから、罰金3億でだって高いとは思えないぞ。この手の罰金に、せめて法律制定以降の物価スライドを適用して、一律引き揚げるなんてことは出来ないんだろうか。
※ 次世代DVD:東芝が米国発売を来年3月に延期
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050901k0000m020156000c.html
ひょっとして勝負着いた?
※ 皇室の「御料車」、日産車からトヨタ車に
http://www.asahi.com/national/update/0831/TKY200508310301.html
何の興味もないが、これに纏わるプロXは激しく見たい。
※ 次世代型ミサイル、日米共同開発に30億円を概算要求
http://www.asahi.com/politics/update/0831/008.html
何処から見ても、対中シフトですよね。北のミサイル防衛に名を借りた対中シフト。
※ アート・ガーファンクル、大麻所持容疑で検挙
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20050831it01.htm
ちょっと驚いたのは、あんなに薬物にルーズなアメリカなのに、大麻程度でも掴まるんですね。
※ メルマガおまけ NIFTYのスパム対策
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