あ、圧倒的じゃないか!
※ 首相指名選「小泉」に340票、無所属15人も投票
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050921it13.htm
あ、圧倒的じゃないか!…… 良くテレビとかで、「国民は白紙委任状を与えたわけじゃない」とか言う人がいらっしゃいますが、私は負け惜しみだと思いますよ。気持ちは解るにせよ、この結果はそういうことですよね。そもそも、議会制民主主義自体が、多数派に白紙委任状を与えるという意味だと思うのですが。
あと、口数が多くて不興を買っているらしいれいの若造ですが、良いじゃないですか。昨日、テロ朝朝刊瓦版で、大谷氏が「カメラの前で外車ディーラーなんかに電話して……」とか怒ってたけど、別に有権者は、お行儀の良い優等生の若手エリート官僚みたいなつまらないキャラクターを政治家に求めちゃおらんでしょう。どうせこの人、一期で消えるんだから、しがらみなく、その一期分だけでも、自分の信念に従って行動して欲しいですよ。
それにしても腹が立つのは、辻元の笑顔。憎い! 憎くて溜まらない。
最近、やっぱり俺はもう旧世代なんだな、とつくづく思うわけですよ。というのは、私より若い皆さんは、自民党の勝利というのを、全く冷静に受け止めているんだけど、やっぱり私は許せないんです(~_~;)。そこいらへんは、何処かのコラムニストみたいに壊れたりはしないけれど、それでも、心情的に絶対この状況は看過できない! という怒りと焦りがあるわけです。その辺りは、55年体制下で好き放題した自民党の記憶があるせいかも知れないけれど。いやまあ一方で、社会党も随分好き勝手なことをやって自滅したわけですけれど。
自分が自民党をこうまで毛嫌いする理由は、果たして、一応はメディアの一員で、反権力というプライドがあるからだろうか、それとも、かつての金権と派閥政治どっぷりの自民党を知っているからだろうかと思うと、やっぱり後者なんですよね。ここでももちろん、いわゆる革新政党が持っている組合とのなあなあ体質とか、メディアが滅多に報じない、革新側のダーティなお家事情というのも一杯あるわけですけれど、少なくとも彼らは今、政権を持っていない。
で、私自身は、自民党は変身を装うことは出来ても、変身出来るわきゃあ無いと思っているわけです。それは今回の選挙でも、地方を見れば解る。ただ悔しいけれど、今回、自民党に投票した都市部の浮動層って、その辺りのトラウマはもう無いんですよね。もう突き抜けちゃっている。
※ <訃報>後藤田正晴さん91歳=元官房長官、副総理・法相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050921-00000022-mai-peo
NEWS23の筑紫哲也は夏休みのはずなのに、わざわざこの訃報のために復帰して、多事争論で「護民官」とかヨイショしていたが、冗談は止せ。後藤田が内調ペーパーを利用してどれだけ恐怖政治で田中支配に貢献したことか。後藤田正晴がいなければ、田中支配はもっと早くに終わっていただろうことを思うと、その罪は重い。それを護憲を装ってマスゴミと持ちつ持たれつのズブズブの関係でまんまと大物政治家としての演出に成功した。この男を持ち上げたマスゴミの奴らも、その罪万死に値する。
※ NHK「新生プラン」に反響4600件
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20050921i313.htm
昨日、これを報じる民放各社のニュースを一通り見たけれど、ただの一局とて、「だったらそろそろ民営化を考えた方が良いんじゃないの?」とか言った局は無い。更に言えば、その民放を抱える新聞各社にした所で、一言もそんなことは書けない。いざNHKが民放化したら、大打撃ですからねぇ。
でも国民が望んでいるのは、もう民放化ですよ。これからは、NHKの民放化阻止を企む大新聞&民放連合とも国民は戦わなきゃならない。つまり、NHKは大新聞&民放の庇護下にあるということです。
※ 住基台帳「限定公開」に…総務省が報告書案提示
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050921ia23.htm
これ、駄目だと思うんですけれど。誰がどういう基準で報道機関を認定するんでしょう。もし大学が、小銭を稼ごうと収集した名簿を売り歩いたらどうするんでしょう。当然そういう事態が発生すると思うんですけど。
※ 脳脊髄液減少症:交通事故が原因と認定 福岡地裁支部
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050922k0000m040123000c.html
これは損保会社が悪役になっているけれど、悪いのは厚労省ですよね。そういう病気と因果関係があることを厚労省が認知しようとしないんだから。
※ 火星に3年間で2本の「溝」、活発な侵食活動
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050921i403.htm
だから言ったじゃないか! 火星には――以下略
※ 産経紙面をそのまま月額315円でネット配信
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0509/20/news095.html
成功してくれると良いけどなぁ。ちょっと様子見しよう。
※ 銀座
水曜夕方、高津駅前書店。新潮45は結局入荷しなかったことが判明。WiLLより売れてないのか。エコノミストとダイヤモンドのコラムを読み、月末の航空雑誌を買って電車に乗る。銀座で降りるも、住所を持っていたから大丈夫だと思ったが、店を探し出せず。 _| ̄|○ 。住居表示がやたら少ないんだもの。20分うろちょろした後、結局お店に電話を掛ける。
とある業界の席に招いて頂き、貴重なお話しを仰山仕入れる。帰りの電車でJウイングスの60K量産初号機納入の記事を読む。ふむふむ、ほうほう……。てこれ、ペーブホークじゃありませんか? きっちりリプレースを完了できると良いけど。きっと米軍からSOF用途機としてオファーが来ると思いますね。最高スピードが落ちたみたいだけど、ここいらへんは大丈夫なんだろうか。
続いてS氏のモスエア・レポート。古いお付き合いなんだが、たまにしかお会い出来ない。へぇ、あのフルクラムがクルビットねぇ。パリかFarnboroughに来てくれないかなぁ。さりげなく新型ヘリの小さい写真とか載っているんだもの。モスクワに道場持っている某氏に拝み込んで旧KGBのガードマン貸して貰って行こうかしら。
※ メルマガおまけ トラウマになる不気味生物
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コメント
しかし本当に虫唾が走る物です>笑顔辻元
総連、民潭、パチ屋と並んでピースボート辺り
も国税庁の強制査察が入らないかなあ・・・
なんか叩けば埃が出てきそうな気がしますし
投稿: 北極28号 | 2005.09.22 10:13
ピースボートは査察に入られると困るからNP
O法人認定が受けられなかったそうです。NP
O促進法筋元青海頑張ってたみたいだけど、
ご愁傷様w
何つーか、あれに関してはおフランスを見習い
爆破してもらいたいものですなあw
投稿: めそ@心の同盟国 | 2005.09.22 10:21
ホントは凄い「れいの若造」(↓
クイズひまつぶし
アイルランドの禁煙事情と当日券でセンターコートに入れた話
http://www.asahi-net.or.jp/~pb6m-ogr/bit050.htm
>このことを国体の少年の部で全国優勝したことのある杉村太蔵氏に申し上げた
>ところ、同氏がムスターと打ち合った経験によれば、スピードにはそれほど差
>はないが、スピンのかかり方が全然違っているため、打ち返すのが大変だった
>とおっしゃっていました。
※ムスター
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC
テニスサークルでコーチをしていた模様(↓
テニスがうまくなりたい方に(パートV)・・・国会議員になるってマジっすか、コーチ?
http://www.asahi-net.or.jp/~pb6m-ogr/bit056.htm
>去年春にあるテニスサークルでお知り合いになった、杉村太蔵氏は国体少年の
>部で全国優勝したことがあり、しかもテニスを個人的に教えていただけるとの
>ことでしたので、それ以来、月に1回くらいのペースでかみさんと二人でレッ
>スンしていただくことにしました
投稿: truely_false | 2005.09.22 10:33
私は、野田聖子の笑い顔が一番いやだったなあ。
辻本?一桁議席で吠えたところで、なにもできんでしょう。
>自民党
私は先生より若いけど、自民党というよりも、この状況に嫌悪感は十分持っています。
権力の交代が無ければ、行政の腐敗と無作為はさけられない。
マスコミが信用を失いつつある今、変わりうる敵が居ない政府なんてのは、内部の心ある人にとっても不幸なモノですよ。
これじゃ、特に官僚的分野に限って言えば、王朝政治と変わりないんです。
国が滅んだ後に、はじめて彼らの醜態が暴露されるような末路が待っているのかもしれない。
投稿: nanasi | 2005.09.22 11:52
お亡くなりになった方は、確か、地元あげての違反で、三木派の候補を破って初当選したんじゃなかったかなー そんなトラウマがあります。
投稿: honya | 2005.09.22 11:55
>SH-60K
M社としては、仕事が薄くなった固定翼の技術屋さんを成長が見込める回転翼部門へシフトさせたんですが、やはりかなり苦労したそうです。SH-60Kの武装関連を担当した方は、かつてF-15のラ国で武装関連を担当した方でしたけど、専門外の駆動系まで任されてしまい、ギヤボックス(ここは名航ではなく名誘が担当、同じM社でも名航と名誘は全く違う会社と思う位風通しが悪い)のドライラン試験(オイルを全部抜いた耐久試験)では何日か前から寝れなかったと仰っておりました。
ASuWには74式車載機関銃とAGM-114Mを運用可能ですけど、74式に関してはどうせ威嚇用だから曳光弾だけで良いやと技本の開発室の2佐殿が語っておられましたね。
投稿: keenedge | 2005.09.22 12:11
プロジェクトX終了だそうだが……防衛ネタはやらないだろうな、左翼のNHKは
ヤキマ演習地米軍を唸らせた驚異の命中率 世界第三位にランクされた90式戦車開発に向けた技術者たちの苦闘!
とか
まあそのへんか。F2は失敗作みたいな按配で、国産兵器でオッケーなのは何があったかな。
投稿: | 2005.09.22 14:19
>新潮45は結局入荷しなかったことが判明。
一応貼っておきますが、
そんな『新潮45』に、
『田中康夫長野県知事について』の記事を書いた人の、
ブログみたいです。
『ジャーナリスト上杉隆のブログ
東京脱力新聞』
http://www.uesugitakashi.com/
そこの2005年09月17日の、
『田中康夫知事 恐怖政治で死屍累々 新潮45で』
http://www.uesugitakashi.com/archives/50082533.html
>そこで、インタビューでは、これまで取材してきた疑問の数々をぶつけてみました。
>でも、田中さん、ほとんどまともに答えてくれませんでした(涙)。
>具体的な質問には、「新潮社のメンタリティーは変わったなー」と繰り返すのみ。
>さらに突っ込むと、新潮社社長(佐藤隆信)の名前を出して、親密さをアピール、暗に圧力を掛けようとします。
投稿: naga | 2005.09.22 16:34
>権力の交代が無ければ、行政の腐敗と無作為はさけられない。
これって、マスコミの作ったファンタジーでしょ。
政権が変わっても、行政の内部に無知な連中が政権につけば腐敗も無作為も変わらない。
銀河帝国だって、その内部を改革したのはラインハルトであって、ヤンではない。
投稿: ほるほる | 2005.09.22 17:03
過去、公職選挙法ナニモノや、ウチは市民やから守らんでもええねんとばかり、違反になるポスター貼とかやり放題だった辻元陣営、今回はえらく大人しかった模様。もっとも、一時的なネコ被りだとは思うが。とは言っても、根が無法者だから、府警も隠し玉の一つくらいは持っているかも知れない。
で、忘れた頃になって出されて、
「何でやねん!」
「意外と、辻元も甘いようで」
投稿: 土門見人 | 2005.09.22 18:32
米国みたいに政権交代すれば官僚もごっそり入れ替わる国で汚職がないかって言うとそんなことありませんしねぇ。むしろチェイニーなんか見てると自分が政権に関わっていられる内に取れるものはみんな取っとけ、みたいなあせりすら感じる(w それこそ韓国みたいに政権が変わるたびに大統領がお縄に付く国もあるわけで、とても政権交代が抑止力になってるとも思えないですし。逆に、戦後日本同様、長く一党優位政党制の続いたスウェーデンは欧州でも汚職に対して厳しく、また少ない国として知られてますし。
投稿: | 2005.09.22 20:06
刺客で入った連中や小泉と取り巻き連中のの人を見下したようなアホ面見てると、辻元や宗男のほうがずっといい眼してると思いますけどね。
こいつらは某かを残すだろうという輝きのある眼をしていると言うか。
買いかぶり過ぎなのかな(´・ω・`)
投稿: Artane. | 2005.09.22 20:27
>60K量産初号機
アレは、米海軍で配備の始まるMH-60Rストライクホークより、凄い機体かも知れませんね。厚木で実物見ましたが、60Jとは雰囲気からして別物でした。
60K、対潜ミッション機器は高性能ですし、なんと言っても、海自初?の対地攻撃可能なミサイル、AGM-114M(台湾でも、対舟艇・島嶼戦用に配備が始まる様です)の運用も開始されます。
投稿: 名無し二等空士 | 2005.09.22 20:32
あと、そもそも他の先進国だって、政権交代なんて、そんなしょっちゅう起きるものじゃないわけで。そりゃ2,3年おきに政権交代が起きるなら少しは抑止になるかも知れないけど、それじゃとても国政が前に進まないですし。コールは16年、ミッテランは14年、サッチャーとメージャーの保守党政権は18年。今のブレアやシラクもなかなか粘りそうだし(既に後継問題が取りざたされてますが、どうも政権交代までにはいたらなそうだし)、あの不人気のシュレーダーでさえ、もしかしたらもしかするって状態。
今、権力の座にある人間に、15年後に政権交代があるかもしれないぞ、なんて言っても、あまり腐敗の抑止にはなりそうもないと思うんですがね。
投稿: | 2005.09.22 20:33
そうだなあ…イタリアは、おもいきり不安定だけど、
腐敗は…だし。
投稿: | 2005.09.22 20:45
NHKの民営化は、雑誌メディアでも書ける
所と書けない所に分かれますな。
新聞で書いていたのは東スポのコラムのみです。
投稿: | 2005.09.22 23:04
政権が変わっても官僚が変わらないから同じこと。下手にやってばれたか、わからないように上手にやっているか、ということでは。
投稿: | 2005.09.22 23:36
>長く一党優位政党制の続いたスウェーデン
あそこは社民政権でしたからねえ。日本の土着保守政権とは性質がかなり異なるのでは?
>ミッテランは14年
コアビタシオンは?シラクに首相の座を奪われましたよね。シラクもジョスパンに獲られてるし。
>そりゃ2,3年おきに政権交代が起きるなら
そもそも日本は国政選挙の間隔が短すぎるんですよ。欧州並みに4、5年に1度のタイミングでやれば十分な立法期間を確保しつつ政権交代の機会と緊張感を提供できます。
>15年後に政権交代があるかもしれないぞ、なんて言っても、あまり腐敗の抑止にはなりそうもない
これ、「2大政党制」を巡る議論でもよく感じるのですが、日本人はどうも「政権交代」の概念について誤解があるようです。肝心なのは政党政治家の側にも有権者の側にも与党側が気を抜けば次の選挙で野党に逆転を許すかもしれないという「期待(expectation)」が共有されていることであって、実際にどれくらいの頻度で政権交代が実現するかとか与野党の議席差がどれほど大きいかとかは副次的な問題に過ぎません。この「期待」(緊張感と読み替えてもいいかもしれません)が共有されているか否かが政治過程上の各アクター(政治家・官僚・利益団体等)の行動を実際に左右するのです。
投稿: | 2005.09.22 23:56
>自民党
私は20代半ばですが「55年体制下で好き放題した自民党の記憶」のせいでやはり自民党は毛嫌いしてしまいますね。政策とかそういうもの以前の問題で、そもそもの体質が生理的に合わない。
2ch等を見ていて同世代の人間がその辺りのトラウマなしに自民党を支持しているのを見ると、ああ55年体制も遠くになりにけりと思ってしまいます。(同様の感想は中朝に対する2ちゃんねらーの過敏な反応を見ていても抱いたり。冷戦時代の極東ソ連軍の記憶はもう皆ないんでしょうね。)
投稿: だい | 2005.09.23 00:44
>日本の土着保守政権とは性質がかなり異なるのでは?
おっしゃるように、結局、その国の政治の腐敗ぶりってのはその国の政治風土が決めるもので、それこそ土着政治を劇画化したような韓国を見ればわかるように、政権交代そのものはあまり関係ないんですよ。
>コアビタシオン
うーん、コアビタシオンってのは政権交代なんだろうか・・・まぁ下手な与野党対決よりイガミあうから、チェック機能は果たせるのかなって気もしますが、結構裏では馴れ合ってたみたいな話も聞きますし・・・
>期待(expectation)
こういう意味では確かに民主党の役割はあると思いますけどね。まぁあまり小さくなりすぎず、2ch風に言えば、永遠のNEXTとしてがんばってもらいたいかな、と。
投稿: | 2005.09.23 00:44
>その国の政治の腐敗ぶりってのはその国の政治風土が決める
これは「土着」という表現を使った自分が悪いんでしょうが、単なる風土論・文化論ではなく制度的要因や構造的要因が重要であって、単純な比較論は通用しませんよと言いたかったんです。スウェーデンの場合は比例代表制(政党本位で全国的な選挙競争)と社民党優位という組み合わせでしたが、日本の場合は中選挙区制(候補者本位で地域割拠的な選挙競争)と保守党優位という組み合わせだった。同じ一党優位体制でも内実は全く違っており、これが腐敗の有無を分けてます。
>コアビタシオンってのは政権交代なんだろうか
コアビタシオン体制下では国政の実権が首相の手に渡ることを考えると実質的に政権交代と言っていいでしょう。フランスのような半大統領制の国では大統領派が議会の多数を握っているか否かで大統領制モードと議院内閣制モードの間で揺れ動くと言いますから、ミッテラン(大統領)の権力がシラク(首相)の手に握られた時点で政権交代と同等です。
>期待(expectation)
>こういう意味では確かに民主党の役割はあると思いますけどね。まぁあまり小さくなりすぎず、2ch風に言えば、永遠のNEXTとしてがんばってもらいたいかな、と。
永遠に政権交代が現実性を帯びないのであれば、それは一党優位体制です。自民党政権が永続するという「期待」が全アクターに共有されているということですので。逆にたとえ現在1桁の議席しかなくても次の選挙で政権獲得が有り得る政党があれば一党優位体制の政治過程は実現しないでしょうね。(カナダは90年代に入ってから自由党の1人勝ち状態が続いてきましたが、一時は2議席まで落ち込んだ保守党が潜在的なライバルとして存在し続けたせいで自由党の地位も安泰とはいきませんでした。)
投稿: | 2005.09.23 06:59
>スウェーデンの場合は比例代表制(政党本位で全国的な選挙競争)と社民党優位という組み合わせでしたが、
イタリアは近年選挙制度改革する前は比例代表制でしたが、それ以前のイタリアがとても腐敗が少なかったとは言えませんし、一党優位体制でも社民党なら良いのであれば、それは政治風土、ないし政治文化の違いであって、結局政権交代と腐敗はあまり関係ないのでは。
>永遠に政権交代が現実性を帯びないのであれば、それは一党優位体制です。
いえいえ、そこは期待(expectation)ですから。カナダの保守党が2議席になっても期待を維持したように、日本の民主党も永遠のNEXTとして期待だけは維持するのが役割かと。
投稿: | 2005.09.23 09:34
自民党っていうか経世会なんでしょ>毛嫌い
今は清和会が政権交代してる状態をみんな知ってるからアレルギーも薄い。
2ちゃんねらは反中韓の姿勢であればOKなんですよ。
韓国政権が反日パフォーマンスで支持率上げるのと一緒w
投稿: | 2005.09.23 11:01
爺眠党が農協や医師会、土建業との癒着関係を断ち切るつもりなら支持しないでもないが、今の状況ではとても支持出来ない。
いくら小泉が一人で頑張っても、結局は圧力団体との関係で政策が歪められるでしょ。
投稿: | 2005.09.23 13:00
>イタリアは近年選挙制度改革する前は比例代表制でしたが
イタリアの比例代表制は非拘束名簿方式(候補者名が書ける)で、キリスト教民主党内での派閥抗争を助長する制度でした。あそこは極端な多党制のもと連立政治が常態化していて、連立パートナーにどの政党を選ぶかでキリ民党で党内抗争が酷かったと聞きます。中選挙区制でこそなかったものの日本と同じで政党本位の競争になってなかったってことです。
>一党優位体制でも社民党なら良いのであれば、それは政治風土、ないし政治文化の違いであって
結局は選挙競争の形態が政党本位か候補者(派閥)本位かという構造的な要因ではないでしょうか。政党間競争の場合、多くの場合それは政権交代の可能性をimplyしています。(党内での擬似政権交代というガス抜きが存在しないため。)
>日本の民主党も永遠のNEXTとして期待だけは維持する
10年くらいは次点政党として期待を維持できるかもしれませんが、あまりに長期化すると政権交代の現実性なしと別の期待が共有されて一党優位体制に移行しますよ。(cf.1960年代半ば以降の社会党。)それに小選挙区主体の選挙制度で果たして一党がそれだけ長く優越的な地位を維持できるか、今回の変動の大きい浮動的な選挙を見ていると疑問です。
投稿: | 2005.09.23 23:07