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2006.02.26

プレステ3のロードマップ

 昨日のスカパーパックインで、田中康夫のケツの穴をおいちぃおいちぃ! と舐めて暮らす日刊ゲンダイの札付き啓孝が面白いことを言ってまして、れいのメール問題。どうしてミンス執行部が飛び付いたかと言うと、野田国対は、前回の選挙で自民党議員に肉薄されたんですね。「藤田幹雄」という人です。この人は武部幹事長と親戚関係にあるらしい。
「藤田幹雄 武部幹事長」でググると、確かに面白いブログが出てくる。

 野田国対は、あのメールが出てきた時に、あ、なるほどあの金が俺の選挙区に流れて、俺を追いつめたのか? と即座に解釈して真贋を疑うことなく「やれ!」ということになったらしい。

※ 元モルガン銀行の藤巻健史氏予言 CX報道2001

「景気回復が進んでバブルになりつつある。しかし、財政赤字がこれだけ(800兆)あると、支払い金利の上昇が税収より先に来るのに、税収40兆円でそれが払えるのか?」

 株は4万円台の可能性があるんだとか。

 東大の神野教授弁。「税収構造を先に替えて景気回復に備えるべきだ。財政再建を急ぐ必要は無い。政府は資産を持ち利子収入もあるのだから、インフレ抑制にだけ注意すれば良い。財政赤字は景気上昇中は発生しない。問題は累積赤字であるが、これは内国債だけでであって、外国債の無い日本は、いわば家庭内借金しているようなもの。むしろ社会保障など、発生する諸問題の解決を優先すべきである。」

※ 海自情報流出:対潜しょう戒の海図ソフトも漏えい
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060226k0000m040133000c.html

 ああ、なんだか致命的な状況に陥りつつあるなぁ。実はあれも出ていました、これも出ていましたと……。毎日新聞は全部把握した上で情報を小出しにしているんだろうか。それとも防衛庁がショックアブソーバーを効かせているということだろうか。

※ プレステ3、発売延期か 次世代DVD量産の準備遅れ
http://www.sankei.co.jp/news/060225/kei050.htm

 そんなもの、この期に及んで間に合うわけが無いでしょうが。これは変な記事でして、肝心の何が原因で「間に合わないのか?」の核心部分の記事がない。チップが駄目なのか? それともそのチップの量産が駄目なのか? 真相は、ゲームとしての開発ツールを含めて、全部が駄目なんですよね。最悪の場合、BDの再生ハードとしての機能しか完成していない恐れがある。

 ただこれ唯一期待できるのは、今HDVという規格があるわけですね。これは、はっきり言って、ミニDVテープに、ハイビジョンを記録させるだけの規格です。じゃあホームビデオもHDD記録が当たり前になったらハンディカムはそっちへ移行するのか? というと、まずそうはなりません。なぜなら、HDD記録するということは、その後パソコンへ吸い出ししなければならないわけですね。データを移動しないと次を撮影出来ないし、HDDメディアをコンビニで買うわけにはいかないから。メモリータイプは別ですが、それでも光メディアほどのコストダウンは無理。
 所が、HDDからの吸い出しなんて、そんな面倒くさいことが出来るのは、ごく一部のハイアマだけです。プレミアなんて、ハイビジョンデータの編集には、最低2Gものメモリを推奨しているんですから。そんなの誰が買いますか。マーケットが限られているものにはメーカーは及び腰になる。

 つまり、家電メーカーとしての本命は、HDD記録のハイビジョン・ムービーじゃないんです。これはたぶんBDか、HD-DVDの光ディスク記録型のムービーになるでしょう。それを考えると、プレステ3は、個人が撮ったハイビジョン映像を配布するためのツールとしても、もの凄く魅力的な訳です。撮ってそのままプレステ3に突っ込めば見られるんだから。
 プレステ3が出て始めて、ハイビジョン・ハンディカムで撮影し、必要なら編集もして、配布する、というロードマップの雛形がここでやっと完成する。それを待って宇宙企画やhmpも、BDでハイビジョンAVの販売へと踏み出せるでしょう。
 私は、ハイビジョンAVの登場時期を、プレステ3が出て半年後と睨んでいます。
 ひょっとしたらソニーが黙殺するという形で、プレステ3のセールス開始と一緒に、数タイトルがコソーリとリリースされるかも知れない。親父にプレステ3を買わせるにはもうこれしか無いですよ。

「何、僕ちゃんはプレステ3が欲しいって? う~ん、でもプレステ2で間に合っているだろう? え? パパにも使い道がある?……。そ、そうだなぁ。これからは映画もハイビジョンで見たいしなぁ。ほっほっ(~_~;)。買っちゃうかぁ……」

※ 「売国奴の非難、楽しんでいる」=G・クルーニーさん毅然
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060225-00000117-jij-ent&kz=ent

 ご立派。でもこの「シリアナ」という映画は結構、複雑な話なんですよね。

※ 1500人取り残される ガーラ湯沢でゴンドラ停止
http://www.sankei.co.jp/news/060226/sha002.htm

 上部で取り残されるのは致し方なしとしても、ゴンドラ車中に放置は駄目でしょう。

※ NHK国際放送CM導入論、民放から反発 「本末転倒」
http://www.asahi.com/culture/update/0223/018.html

 うーん、海外でNHKを見ると、普通にCMが流れているような気がしますけどねぇ。いずれにしても、CM導入に反対する民放の反発は視聴者にしてみれば全く合理性の無い話ですから、ここは一日も早くNHKにCMを入れさせて、受信料制廃止へと持っていくべきでしょう。

※ 携帯注意され乗務員につば=日航機が1時間遅れ-鹿児島空港
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060225-00000082-jij-soci

 こういう人は滑走路上でハッチから突き落として下さい。てか、タラップまで戻れば警官が大勢いるのにどうして逮捕させないの?
 衆人環視の元で警察権力を持たない人間から叱られるというのは、人間として腹の立つ行為ですよね。ここをどう言うことを聞かせるか、という人間心理の研究をもっと深めるべきだとは思うけれど。

※ 「仙台松島へ航空自衛隊見学ツアー」

 という番組が土曜夕方にあると報告を受けていたんだが、週末出ずっぱりだったせいで失念す。金曜も土曜も朝一からの外出で異様に疲れた。昨夜は久しぶりに長い時間寝たんだが、全然疲れが取れない。

※ メルマガおまけ i.link & ガウスト

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コメント

>内国債だけでであって、…いわば家庭内借金しているようなもの
民主の河村が「国債残高、あれは財政赤字ではなく投資。民間が引き受けないから政府が肩代わり」と朝の民放ワイド番組で言い放っていたけど…HPには無いか。
>毎日新聞は全部把握した上で
「昔は記者は足で記事を稼いだ物だ。20世紀の末にインターネットのホームページで記事を漁る様になったが、今となってはキンタマウイルスが勝手にネタを蒐集してくれる。永田のガセだってあれだよ、ホリエモンのPCからキンタマが流した情報にはそんな事は一言も書いてなかったからだよ。」

投稿: sionoiri | 2006.02.26 10:30

>宇宙企画やhmpも、BDでハイビジョンAVの販売へと踏み出せるでしょう。

 よりによって、ハイビジョンでAVを見たいって気持ちがぜんぜん理解できません。よほど巨大なスクリーンに写さないと、違いなんてわかりませんよ。ハイビジョン開発当時のNHKの実験では25型ではほとんど変わらない、40型になって、ようやく違いがわかるんだそうです。
 自分より巨大な女体画像・・・そんなもの見たい人がどれだけいるでしょうか。

投稿: Inoue | 2006.02.26 11:09

>自分より巨大な女体画像・・・そんなもの見たい人がどれだけいるでしょうか。
GTSフェチの人は(;´Д`)ハアハアですよ。・・・・あんまり多くはないか。

投稿: ネコ七 | 2006.02.26 13:10

 SDTVからHDTVへ、一足飛びに移行するより先にやることがいくらでもあります。
 送出段階での16:9ワイドビジョン、ちらつきをなくすノンインタレース化、再生可能な色範囲の拡大、ダイナミックレンジの拡大。
 これらは走査線数を増やさなくても可能だし、データ量が極端に増えるというわけでもない。とくに最後の2者は、今の液晶テレビやブラウン管ではとうてい表現できません。たまに映画館にいくと、「動画ってこんなにきれいだったのか?」と驚きますけど、その感動の大半は解像度よりも色の鮮やかさです。パソコンやビデオの画像は、人の眼が感じられる色範囲のほんの一部しか再生できないんですから。
 CDに対してLPのマニアが文句つけてるてみたいですけど。

投稿: Inoue | 2006.02.26 13:32

>海自情報流出

そんなに「winny」やりたきゃ、それ専用に5万円パソコンでも買えばいいのにな。で、海自情報をゲットすべく「winny」でファイルを落とすとそれがまたキンタマウィルス詰め合わせってことなんでしょ。「神サイ」も「白夜行」もCMカットされたものが放送された翌日には流れていると聞く。ならば、たしかに便利だ。多忙な公務員が利用するのも無理はない。
金曜深夜番組で石破茂が例の中国国防大臣とその配下との飲み比べ自慢話。紹興酒を70杯飲んだが大事なことは喋っていないだって。こいつはキンタマより要注意だ。それにな「亡国のイージス」を10回見て毎回同じところだで泣いただと。そりゃ撮影に協力した手前褒めたいのはわかるが、オレ的にはあの映画、昨年のワースト・ワンだ。

投稿: 東京ocnソープランド | 2006.02.26 13:39

>東大の神野教授弁。

 同じ東大でも、井堀教授は全く違う見解のようです。
 家庭内借金であっても、妻のヘソクリを「後で返すから」とかいって夫が使ってしまって「やっぱり返せなくなった」(デフォルト)となったら、夫は二度と金を融通してもらえなくなるわけで、急の出費に対応できなくなって困るでしょう。

投稿: Inoue | 2006.02.26 13:47

>オレ的にはあの映画、昨年のワースト・ワンだ。
キャシャーンとかパッチギとかもっとダメなの色々あったじゃん。
噂どうりならフォーガットンとかもかなり凄い出来だったらしいし。

投稿: | 2006.02.26 14:26

もしもツアー 航空自衛隊 松島基地見学

C-1 に乗って松島まで移動。
ハンガー内で、2名だけ F-2 のコクピットに座らせてもらう。
1名だけ、ブルーのT-4搭乗体験(滑走までで離陸はしない)…の予定だったが、当日はあいにくの雪。後日あらためて、ということに。
隊員食堂で食事後、売店でお土産買って、その日は終了。
後日、1名+ガイドだけやってきて、ブリーフィング+体験搭乗、ってところでした。
記憶だけで書いてるので正確とは限りませんが。

投稿: | 2006.02.26 15:04

>キャシャーン

 は別格でしょう。この後半世紀は記憶に残る怪作です!

 フォーガットンはそりゃもう、あのあんぐりと口を開けてしまうおったまげぇ!? なシーンを拝むためだけでも見る価値があります、ええ。

投稿: 大石 | 2006.02.26 15:13

>財政赤字がこれだけ(800兆)あると、
>税収40兆円でそれが払えるのか?

藤巻って人はヤフー掲示板の捨てハン住人なみの知性しかないんでしょうね。一行目の財政赤字とは国と地方の債務総額で、2行目の税収とは中央政府一般会計における租税収入です。

投稿: Inoue | 2006.02.26 16:01

http://blog.livedoor.jp/takahashikamekichi/archives/12668033.html

財政赤字を家庭内の借金に例えるなら、↑こんな感じですね。

投稿: 斉藤久典 | 2006.02.26 16:17

>一行目の財政赤字とは国と地方の債務総額で、

ちがいますよ。
2005年3月現在、債務残高は国が888兆円、地方が205兆円、重複分をのぞいた総額が1,059兆円。たぶん長期債務残高だけを見てるのでしょうが、債務なんだから長期だけじゃなく、政府短期証券(FB)、政府保証債務、財政投融資債も含めなきゃダメでしょう。

投稿: | 2006.02.26 19:48

それ言い出したら、一般会計だけでも租税収入は44兆円ありまして、租税収入40兆円とは、あまりにもおおざっぱな言い方だと思いますね。

投稿: Inoue | 2006.02.26 20:05

>海自情報流出

これだけ大騒ぎになったので、漏洩した暗号やらソフトやら、すべて廃棄したのちに新しく作るしかないですね。実は、大きな欠陥のあるシステムだったので一新しようとしたのだが、財務省からケチが付くので出来なかった。そこでありえないような情報流出をやらかしたとかね。深読みしすぎかな。

>財政赤字がこれだけ(800兆)

意味がわならないのですが、借金が800兆円という意味ですよね。でも国が持っている資産は700兆円(最近、それを減らそうと言う意見が竹中から出ているようです。誰に売却しようとしているのやら・・・)。
これって4000万円の家を4000万円の借金で買った人と余り変わらないわけで、大した問題ではないでしょう。しかも家のローンと違って、国家は輪転機回して返せるわけだし。

>ハイビジョンAV

プロジェクター使って見ているとDVDの解像度では粗が出てくるので、ハイビジョンAVは期待。

投稿: XYZ | 2006.02.26 20:44

苦しいなぁw
債務残高888兆円を800兆、租税収入44兆円を40兆円は会話中の数字としては普通の表現。だけど、国地方合わせた“長期”債務残高774 兆円と国の短期合わせた債務800兆をいっしょにするのは大きな勘違いですよ。

投稿: | 2006.02.26 20:49

資産700兆円たって、その半分以上400兆近くは有価証券と貸付金。その大半が地方債、政府関係機関債、特殊法人への貸付の元本などなど、大半が不良債権化している疑いが濃厚。なのに引当金は2兆円程度だとか。それとは別に200兆近くの有形固定資産だって、国道や河川や箱物の用地建物に値段付けたって実際にそんなモン売れるモンなのかと小一時間。。。

投稿: | 2006.02.26 21:01

inoueという人はいつもは割りとするどいこと書く人だとおもってたんですが。。。

投稿: n | 2006.02.26 22:28

デビルマンは今世紀末まで語り草になるほどの怪作です。

投稿: | 2006.02.26 22:47

 この赤字を解消するには、
1 べら棒な増税
2 紙幣大増発によるハイパーインフレーション(終戦後は、自動的にそうなった)
3 債務不履行宣言
4 歳出削減による気の遠くなるほどの期間をかけた地道な赤字減らし(調所以上の図太い財相でなければ無理)

 さて、どれを取っても我が国だけでなく、全世界の経済がひっくり返るような結果になるが……

投稿: 土門見人 | 2006.02.26 23:19

定量的な話をしましょう。
プライマリバランスを取るには、井堀の試算では、
1.30%以上の増税
2.30%以上の歳出削減
3.前2者のミックス

ということになりますが、1と2が事実上実効不可能ですから、3しか取りえない。ミックスの割合は政治的な駆け引きしだいです。
 財政赤字は神野直彦の言うほど楽観的ではないが、返せないというほどひどくはない(それなら国債はすでに暴落して売れ残りが出ている)。
 とりえあず、現在やっておくべきは景気が回復したら自動的に増収になるように、所得税などの累進税の税率を上げておくことでしょう。消費税増税とか累進率のさらなるフラット化なんてとんでもない。

投稿: Inoue | 2006.02.27 02:30

景気が回復すれば消費税だって自動的に増税になるけど?なぜにそこに累進率???

投稿: | 2006.02.27 02:49

それと高齢化社会で財政の一番大きな負担になるのは福祉予算。そしてこのお金の額は景気に左右されない。福祉国家が一般に景気による変動が所得税や法人税に比べ少ない消費税に財政の比重を移してるのもそのため。
そういえばドイツも消費税上げを決めましたね。

独、来年に間接税3%上げ・財政赤字、GDPの3%以下に
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060222AT2M2201622022006.html

投稿: | 2006.02.27 03:01

 ビルトインスタビライザとかいう高校政治経済なみの話をしなくてはならんのかね>名無しくん

投稿: Inoue | 2006.02.27 04:51

>景気が回復すれば消費税だって自動的に増税になるけど
>景気による変動が所得税や法人税に比べ少ない消費税に

この二つの文章は矛盾してますしね。

 ツッコミはこのくらいにして、消費税に関する論議で決定的に間違ってる点を指摘してきましょうか。「福祉予算が景気と関係なく一定額必要だ」というのは事実ですが、だからといって「景気変動による変動係数が小さい税が福祉社会に必要」ということには全くならない。単年度ごとの収支の不一致は公債で補えばいいし、むしろ、そうすることで景気変動を緩和する機能が政府財政には求められている。
 景気悪化時の財政赤字は、同時に、非政府部門の収支を好転させているわけで、それ自体は悪でもなんでもない。

投稿: Inoue | 2006.02.27 05:05

>国地方合わせた“長期”債務残高774 兆円と国の短期合わせた債務800兆をいっしょにするのは大きな勘違いですよ。

 それ言い出したら、租税収入の総額は平成16年度で77兆円もあるわけですよ。財政赤字を誇大表示したい人たちは、政府債務については地方も国も一緒くたで、収入は国の一般会計だけに限定して、「どうやって40兆円の税収で800兆円を返すのか」という話をする。いくらなんでもこういう言い方はおかしい。

投稿: Inoue | 2006.02.27 06:41

>消費税に関する論議で決定的に間違ってる点を指摘してきましょうか。「福祉予算が景気と関係なく一定額必要だ」というのは事実ですが、だからといって「景気変動による変動係数が小さい税が福祉社会に必要」ということには全くならない。

別に間違ってはいないと思いますが。景気に左右されない多額の福祉予算が必要な少子高齢化社会の財政にとって、景気に左右されにくい消費税と大きく左右される所得税法人税とどちらに比重を掛けるべきかは、少子高齢化が進む先進国ではどこでもすでに結論が出てる話ですし、実際に各国そのように税制改革を進めています。福祉国家の代名詞のように言われるスウェーデンでも91年の「世紀の税制改革」によって、所得税法人税の最高税率の大幅な引き下げと間接税の引き上げなど課税ベースの引き上げを行ってきました。

>単年度ごとの収支の不一致は公債で補えばいいし

プライマリバランスを取るための財政の話をしてたのではないのですか?プライマリバランスを取るために公債を発行するとは、これまたいかに?

>財政赤字を誇大表示したい人たちは、政府債務については地方も国も一緒くたで、収入は国の一般会計だけに限定して

ですから、国の債務と国地方併せた債務を勝手に混同したのはinoueさんなのでは?国地方併せた租税収入77兆円と比較したいなら、国地方併せた債務1052兆円と比較するべきでしょう。

http://www.kh-web.org/fin/

投稿: | 2006.02.27 14:05

ハイビジョンAV賛成派です。
自分、パーツマニアなもんですので。
巨大な×××とか、ちょー巨大な●●●とか、、、
想像しただけで、イキそうです。

っても、フルHD持ってないし。
どうしたものかな?

投稿: | 2006.02.27 19:58

ハイビジョンAV賛成派です。
自分、パーツマニアなもんですので。
巨大な×××とか、ちょー巨大な●●●とか、、、
想像しただけで、イキそうです。

っても、フルHD持ってないし。
どうしたものかな?

投稿: | 2006.02.27 19:58

債務総額がいくらあるか、というのは租税よりもずっと面倒くさい議論です。租税に関しては、社会保険料の扱いぐらいしか異論しか出ませんが、政府債務については、公債総額だけという見方、特殊法人や旧国鉄債務などもくわえて勘定するという見方、財政投融資の焦げ付き(預かった金だから)も債務だという見方もあります。
 いずれにしても、国と地方合わせて800-1000兆円ぐらいに幅を持たせるのが適当かと思います。

投稿: Inoue | 2006.02.28 08:08

租税収入も幅を持たせた言い方で良いわけですね。
つまりお二方とも言ってることは変わらないと(笑

投稿: かいえん | 2006.02.28 19:21

いや、租税収入ははっきりした数字が出る、というのがinoueさんの主張なのでは?でも国の債務800兆と言うときは、国債、借入金、政府短期証券といずれも国債同様、財務省理財局が管理してる数字のはっきりした債務の事を言うのであって、今のところいくらに膨らむかわからない財政投融資の焦げ付きとかといっしょにするのはどうかと思いますがね。たぶんそれらを入れたら1000兆じゃ足らないのでは。

http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/siryou/sy1709j.pdf

投稿: | 2006.02.28 22:46

 社会保障給付が膨れ上がっていくのであれば、直間比率は間接税に比重をかけるべきです。
 しかし、積み上がった財政赤字を解消するためには、景気の悪い時はともかく、景気の良い時に飛躍的に税収の増えるビルトインスタビライザとしての累進性の回復が不可欠というわけです。
 二つの議論を分けて考えると簡単ではないでしょうか。…まあ、払う方は結局両方ですが。

投稿: rijin | 2006.02.28 23:26

つまり別の二つの理由から、直接税、間接税双方を上げれば言い訳ですよね。もちろん、財政論だけで言えば、なんにしても税金を上げれば財政は好転するわけですから、その通りでしょう。問題は政治的にできるかどうかで。それとまぁ、はっきり言って積み上がった財政赤字を短期中期で完全に解消できるとはあまり誰も思ってないというか。せめてプライマリーバランスを黒字化させて債務残高の発散を防ぎ、少しずつでも借金額が減っていけば良い方だと。そのためには景気に左右されない間接税の方が長期的な財政の安定にも適してるだろうと言うことでしょう。

投稿: | 2006.03.01 00:05

 政治的に増税が困難というのは確かです。
 絶好調と言われる景気の現在でもプライマリバランスが回復しないのは、やっぱり累進性が低すぎるんでしょう。…本来、景気が良くなって、所得が上位税率に移行する家計が増えれば、税収が急増して収支が改善するというわけですから。
 そういうわけで、好況下に間接税でプライマリバランスを回復するのは邪道だと思うんです。できなくはないでしょうけど。
 アナロジーというのは常に怪しいモノですが、創業期からでも借金をきちんと返していくんだという生活態度は美しいですが、儲けが出てからどっさり返し、景気の悪い時は借金で食いつなぐんだ、いずれまた良い景気になることはある、という業態も有りでしょう。
 景気の問題ではない、業態が儲けを期待できなくなった、国民は最早税金を払わない、税と国民の関係がそもそも終わってしまったというのであれば、また別のことを考えなければいけないんでしょうが。

投稿: rijin | 2006.03.01 01:15

今は国際的に見ても直接税の累進性は先進国でどこも大差ないんですよ。高負担のイメージのあるスウェーデンでも国地方併せて51%(地方とかによって57くらいまで上がることもあるようですが)日本は国地方併せて50%欧米が概ね40%台。この累進性で日本だけがこの財政状況ですから、日本の財政構造に(累進性とは別の)問題があると考えざろうえない。ちなみに法人税も同じような状況です。日本の場合、他の先進国との違いとしてどうしても消費税率の低さを見ざろうえない。それと「税と国民の関係」と言うことも確かにあるんですよ。スウェーデンの税制改革の時に、高すぎる直接税は結局、納税回避行動の横行を招くだけと言う議論があったそうですし、実際そういう状況もあったそうです。各国の直接税が似たような数字になっていくのも、これだけ国際化したために、低いコストで直接税回避をしやすくなってしまってるって事もあるようですし。

投稿: | 2006.03.01 01:51

貼り忘れてた。

http://www.oecdtokyo.org/tokyo/observer/216/216-05.html

>人々が実際に払う所得税 OECD Observer 日本語版
>あなたの考えよりも差は小さい
>さて,我々の「総合計」の税率に関する分析の結論はどうなるであろうか。一つの教訓は,様々なOECD加盟国に居住する最高の所得稼得者間の限界格差は考えられているより少なく,最高税率が示す程大きくないことである。事実,多くの国の限界最高税率は,所得への総合計の税率を考えると,フランスとトルコで所得の61%,デンマークとスウェーデンで62%,日本で65%,ベルギーで66%に上る。アメリカの納税者に対する総合計の最高税率は,彼らの居住する州により40%から48%になる。これは,多くの人が典型的な福祉国家と考えるスウェーデンにおける総合計で最高税率を支払う人々との差が,多くの場合アメリカの方が9%分低いことになる。

投稿: | 2006.03.01 02:56

 いや、だから、実効最高税率と累進性の話は違うんです。最高税率は一種静態的なモノで、累進性は動態的なモノです。景気の変動で税収に強く効いてくるのは後者ですよね?

投稿: rijin | 2006.03.01 18:39

一瞬わからなかったんですが、最高税率でなく累進性の話というのは、つまり、最高税率でなく、間の税率構造の話ということでしょうか?つまり限界税率の刻み方の問題?たしかに日本の所得税の税率構造ってのは極端なんですよね。

http://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je02/wp-je02-2-1-12z.html

納税者の8割が最低税率10%しか払ってない(国税)。10%20%を併せると全体の96%にもなる。この一番数の多い部分を半分ずつ高い税率に移動させ、イメージとしてはフランスあたりの税率構造にすると、大分税額も上がりそうですけどね。ただ問題はこれって思いっきり大衆増税でしょう。消費税率上げより現実には難しそうな。

投稿: | 2006.03.01 20:59

 だから、予め仕込んでおこうという話ですよね?
 景気が良くなって、収入が増える所得階層の税率が、自然と1段階上がるわけです。所得が上がるんで、ハッピーです。文句はあるでしょうが、一見して大衆増税には見えません。
 逆に言えば、税収が増えるような所得階層の分布変更が達成されるよう、政府が工夫するというのもありかも知れません。…こっちも邪道ですが。

投稿: rijin | 2006.03.02 23:15

いや、なかなかそう簡単ではないような。。。仮の数字で考えます。今現在国の所得税の第二段階の層・税率30%が年収900万から1800万。これをたとえば600万から1200万までを30%、1200万以上を最高税率、と言う風にずらすとすると、確かに好景気になれば一番増える層はこの部分でしょうから税収は増えるでしょうが、今現在年収600万700万の層にとったら今仕込んでる時点で10%の増税になる。この層はまだ中流意識を持ってる層でしょうし、なかなか難しいと。

投稿: | 2006.03.03 00:26

それと日本や欧州のように低成長時代に入った先進国では、そもそも好景気になると言ってもどの程度の好景気がくるのかも疑問なんですよね。景気の良いときだけ所得税で一気に稼いで債務を大きく減らすなんてことが本当にできるのかと。あのバブル真っ最中で最盛期の税収が60兆なんですよ。当時は今より所得税に累進制があってもこの数字です。あのバブルがもう一度来て累進制が戻っても所得税は10数兆くらいしか上がらないと見られてる。5年続いたって100兆にもならない。現実にはあんなバブルが日本や欧州先進国にもう一度来るなんてありえないでしょう。しかも景気は必ず後退しますから後退したら所得税のその部分の増収分は一気に萎んでしまう。やはり低成長時代の先進国の税制としてはどうなのかと。

投稿: | 2006.03.03 00:36

 国民の8割を占めるセグメントの税率を彼等にとっての不況下でいじっても、政治的抵抗ばかり大きくて期待できる効果は少ないですね。所得階層からいえば大きいように見えますが、所得税収に占める割合は半分以下、たぶん3割前後のはずです。
…理論的にはデフレで貨幣価値が上がった分だけ、控除の類を圧縮するのが正論ですが、次の選挙が戦えません。
 税率を低所得の方向にずらすのは、さらに労多くして功少なしかと思います。
 税率をやるなら、ずらすのではなく、上の方で細かくするのが現状にあっているように思います。900万円から1800万円を操作するなら、1300万円辺りに32%を設けるのなんてのもいいでしょう。応用編で、900万円〜1300万円は28%の減税をつけるなんてのもありです。短期的にも中長期的にも税収増が期待できます。…みんな頑張って稼いでくれると、国家財政にも貢献するという、アダム・スミスも泣いて喜んでくれるんではないというトラップです。
 また、不景気が長くなりすぎて、みなさん好景気の可能性にあまりにも懐疑的なので驚いてしまいます。コンドラチェフの長波は、日本の場合、バブル前の1985年頃がピークだったそうですね。どん底まで、たぶんあと2〜3年ですが、その後はまずまず上昇基調の景気循環に移行するはずです。(文句はコンドラチェフに言って下さい。)
 基本に戻れば、財政収支の問題は社会をどう設計するかという問題と表裏の関係にあることを考えるべきでしょう。所得倍増計画は、そのまま所得税三倍増計画でもあったわけです。

投稿: rijin | 2006.03.03 12:29

税収を上げると言う意味では悪いアイデアでは無いと思いますけど、ただ、「政治の話」をすると、所得税に対する重税感を今一番持ってる層がこの1000万超の納税者と言われてるんですよね。やはり国地方併せて税率が40%越え出すとどうしても不公平感が増してくる。そして彼らは社会的発言力も政治力も持ってる。早い話大手マスコミの中堅社員はみんなこの層だったりするわけで。税調も確かこの層の負担軽減てな事も言ってるし。実は政治的に一番増税の難しいところではないかと。

http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt16/20020522EIMI172222016001.html

http://snapshot.publog.net/dat.php?url=http://life3.2ch.net/test/read.cgi/live/1070938630/
【マタリ】世帯年収税込900-1300万の家庭4【マタリ】
33 :名無しさん@HOME :03/12/22 08:37
それより何より、この収入帯は搾取されまくりで
一番重税感があるらしいね。
今度の年金財源だって、狙い撃ちされているし。
政権手中に収めているカルト団体の信者は
年収400万以下が殆どだから、保護されまくり。
ムカツク。
所得税を減税して、消費税20パーセントキボンヌ。
34 :名無しさん@HOME :03/12/22 10:09
私も消費税20パーセントでもいいと思ってる。
所得税・保険年金を激減させてくれるなら。
所得税ほとんど0に近い人達に搾取されてるような気がしてならない。
収入少なければ、それなりに支出額は少ないんだろうけど、少しは
負担して欲しい。
35 :名無しさん@HOME :03/12/22 10:57
低収入の昔の同級生とか見てると、
自分がかつて、
まじめに校則守って塾通って受験勉強してた時
おまえら、何もせず遊んでいたよな…と
遠い目になってしまうわけで
それで今さら僻まれても知るもんか!!
てめーら、努力を積み重ねるって事を丸きりしないで
国に保護されてうちらにそれを負担させるんかい
36 :32 :03/12/22 12:22
>>33-34
おなじく、消費税は逆進性が強いというが、
こっちのほうが公平な税制だと思ってる。
どこぞの政党が言っている「大企業、金持ちから取る!」ってのは
このスレにいる人間なら大反対だよね?

いっそのこと納税金額に応じて参政権が与えられるようにして欲しいよ。
税金を200万納めた人間と、納税額0の人間の一票が同じってのは
なにか間違ってる。

投稿: | 2006.03.04 00:01

 戦略の要諦は少数者を創り出して、ここに攻撃を集中することです。他にはありません。
 政治的発言力の強いセグメントは弄り難いにしても、上下(でなくても構いませんが)二分して対立を煽り、半分ずつやれば操作できなくはありません。
 物事で、できない理由は山ほど思いつくことができますが、何かしなければならないのであれば、やる方法を考えたほうがいいんじゃないでしょうか。やらずにおいたのがこの体たらくなんですから。だいたい、所得階層が上に行くほど、可処分所得が大きくなることには変わりないんです。今で足りないなら、もっと稼いでさらに上の所得階層を狙って下さい。
 それと直間比率の話は別です。高齢化社会で直間比率を低くしておかないと、安定性が極端に失われて健全な予算計画ができません。
 消費税率20%の日がやってくるのは単に時間の問題ですが、その時、月収7万円の貧乏人でも、毎月ほぼ1万4千円の納税、年間収入85万円を可処分所得68万円まで削られるのと同じであることを考えたら、将来も今と同じ文句を言い続けることはできません。

投稿: rijin | 2006.03.06 17:34

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