百条委、偽証を認定
私、火曜日に「私が遭遇している問題を放置してくれないでください」というメールをセンターに送ったんだが、未だに何の音沙汰も無い。せめて解決策を模索中です、くらいの返事は欲しかったんだが、社長に直訴するよなクレイマーは放置プレイらしい。
※ 百条委、田中知事の偽証認定…公文書破棄問題
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060208-00000011-yom-soci
昨夜20時前後に、朝日も読売もサイト上で大きくこのニュースを報じました。久しぶりに全国区のニュースに名前が出て、露出命!の田中もさぞかし本望でしょう。日本新党に群がった連中は聞いてないよ~、状態でしょうか。
ただ、これは今後もハードルがあって、議会としてこれをもって刑事告発するか否かを決めなければならないわけですね。刑事告発したは良いけれど、不起訴処分で終わりました……、ではいかにもばつが悪い。もっとも、春に告発しても、不起訴で終わるか否かは、選挙の後になりますから、それで選挙に影響を与えることは無いでしょう。
今後、議会と地検の間で腹の探り合いが繰り広げられるわけですね。地検としては、そんなに筋の良い事件じゃないですから、手は出したくないというのが本音でしょう。一方で、他にネタが無いはずは無いし、クイズ番組に出て一千万円ものごっつぁんなんてのは、特捜部が掲げている「額に汗して働いている人々が報われる世の中に……」という哲学に照らすと、真っ先に叩き潰したい存在でしょうから、やる気のある検事が一人でもいてくれれば、光明のない話では無い。たとえばれいの8千万に上る自宅の借金返済等、その辺りを本筋に持ってくる自信があったら、議会に対して耳打ちもしてくれるでしょうが、私は、そう期待出来るものでも無いな……、と思っています。所詮田舎の地検ですから、無事に東京に戻れてなんぼのものですよ。だからこれまで、地方政治家は好き放題やって来られた。
【冷静に申し上げて、ある意味では『長野裁判』という名の下に、『東京裁判』よりも明らかに一方的で、半ば狂信的ともいえる、魔女狩りの歴史がこの信州の地で刻まれていく、という場に立ち会える数奇な運命をですね、私は県民とともに深く感謝を申し上げたいと思っております】産経
いや、冷静な人間は、こういう時に「東京裁判」だのガリレオだの大言壮語しやしないってば。それにこれが東京裁判だったらどんなに県民は歓迎することか。だって絞首刑だもんね。いずれにしても、この手の台詞は取調室で言って欲しい。
*働き掛け問題「破棄文書は公文書」 県会百条委認定
http://www.shinmai.co.jp/news/20060209/KT060208ATI090020000022.htm
【これに対し、林奉文委員(あおぞら)は「元課長は昨年2月の総務委員会の調査時から一貫して最初は私文書として作成したものだと言っている」とし、反対した。】
あおぞらさん、これは無茶でしょう。あれをして公文書で無いなんてことに同意したら、議会の見識が問われる。
*「知事ら法令を無視」県議会百条委、3問題の事実認定
http://www.chunichi.co.jp/00/ngn/20060209/lcl_____ngn_____000.shtml
偽証認定もさることながら、実はこれも無視できない問題で、この3テーマで、地方公務員法違反なり法令を問うて刑事告発できるかどうも大きな焦点になるでしょう。田中は、偽証認定で議会側が相当に無理していることは分かっていますから、今後は、この3テーマを焦点隠しするために、偽証認定に絞って反論して来るでしょう。県民は、この問題が隠されないよう要注意です。
ひとつ気になるのは、共産党県議団は、偽証認定に反対したわけですね。この3テーマの認定に関しても同じく反対したのでしょうか? 田中を距離を取っていた共産党県議団ですが、ここへ来てまた田中へのすり寄りに方針転換したみたいですね。というのも、夏の選挙を考えた時に、共産党県議団にとっての最優先事項は、自公が担ぐ候補者にだけは絶対に乗れないというお家の事情があるわけですね。だったら独自候補を立てるか田中に乗るかしかない。所がこの5年間、事実上の与党としての旨味が身に付いてしまった。今更勝ち目の無い独自候補を立てるのもバカバカしいから、少しでも可能性があるなら、また田中におんぶされて、政権与党の旨味を味わいましょうというのが、彼らの本音でしょう。
※ 分裂にっぽん・朝日
今朝のテーマは、60歳寸前で職を失った人々の再就職難物語でしたが、人生80年は生きなきゃならない時代なのに、どうすれば良いんでしょうね。いくら何でも、この世代に仕事を斡旋するのって、行政にしても大企業にしても至難ですよね。シルバー人材の活用方法というのが、偶にメディアで大きく取り上げられるけれど、残念ながらマスに訴求するほどのマーケットは持っていない。いっそ障碍者の雇用のように、一定の年齢以上を積極(新規)雇用したら、税制で優遇ということやったら効果があるんだろうか? それにしても人数が桁違いに多いですよね。
終身雇用が崩れた今、それに変わる枠組みを国が用意しなきゃ駄目だということですよね。終身雇用制の中での転職は個人の自由と責任の範囲内といえたけれど、報酬が年功序列で上がらない労働環境の中では、労働を巡る枠組みを国がきちっと定めて労働者としての権利を保護するしかない。
私、50歳過ぎたら作家なんてもうやっていられるかどうか(ヲタは卒業するっす(-_-))。どこか田舎に引っ込んで、憧れの隠遁生活を送るしか無いでしょうね。海辺に引越して、漁業組合に入れて貰い(これが意外と難しい)、毎日釣りして暮らしたい。種屋久へ帰還だな(^O^)/
* 記事後半の30代半ばで男で一つで子供の面倒も見なければならない男性の話ですが、これは行政が枠組みさえ作ればなんとかなりそうな気がするんですよね。たとえば駅近の保育所なり幼稚園を夜間使えるようにして、小学生までは預かって、食事も与えられるようにすれば良い。相当部分を子育てを終えた主婦のボランティアで回せば、食費だけで回せるでしょう。そういう支援システムを作れない行政って駄目ですよね。
※ 米、次世代戦闘機の開発計画縮小 F35、予算2000億円削減
http://www.sankei.co.jp/news/060208/kok042.htm
あれあれ……。こりゃ日本の出番か?
※ 空中に3次元像、プラズマで描写 産業技術研など開発
http://www.asahi.com/national/update/0208/TKY200602080259.html
またホロデッキに一歩。
※ メルマガおまけ WHY WE FIGHT
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コメント
昨日の数字出てました。
> 水【22】神はサイコロ 14.1__10.6__*9.5__*8.9__
なかなか上がりませんね~
投稿: 視聴率 | 2006.02.09 10:48
高齢者雇用については、雇用する企業側に助成金が出る制度が、すでに運用されています。
ご参考までに
http://www.jeed.or.jp/index.html
今後、先生がおっしゃるような動きが出るかもしれません。
投稿: ウィーン人 | 2006.02.09 11:19
「高齢者で仕事がないのはかわいそうだ」というのは多くの人の感情に訴えますが、それは大した問題じゃありません。どうせ稼働年数は60歳ならあと10年ないのだから、その間半端仕事でも世話しつつ福祉で面倒みればいい。その後は生活保護でも年金受給でもすればいい。
問題は「高齢者の雇用を守るために新卒採用が減って、フリーターとして20代を過ごさなくてはならなかった」70年代生まれです。
あと30年以上は働かなくちゃならないのに、団塊の世代の雇用のために、本格的なOJTを受けることができなかった。
フリーターといっても、大半の人の労働時間は週40時間を超えてます。そうしないと生活できないから。なのに、企業の基幹業務にはつかせてもらえず、アウトソーシング可能な半端仕事しかやってないから、何年やってもスキルが身に付かない。
この損失は莫大です。彼らはあと30年以上日本の労働者として生きていくのに、生産性が低いのです。
今、ネット上の「日本の論壇」では、和田秀樹が「法律で定年を延長しろ」という主張をしています。彼は老人を診る医者だから、老人のことしか考えていなくて、日本経済全体の生産性の問題は放置プレイなんです。定年が延長されたら、若年常用雇用がさらに圧迫され、フリーターばかりになります。
投稿: Inoue | 2006.02.09 11:25
はたして、ブログでぼやくという行為が”直訴”と呼べるのでしょうか。
日垣隆みたく、FAXか内容証明郵便でも使用なされては?
投稿: きり | 2006.02.09 11:47
>「高齢者の雇用を守るために新卒採用が減って、フリーターとして20代を過ごさなくてはならなかった」70年代生まれです。
もろにその年代(76年生まれ)だけど、いまひとつ実感わきませんね。私のまわりに卒業したけど就職決まらず、ずっとフリーターなんて人はいなかったし。
それと、ちょっと傲慢な言い方かもしれないけど、10年もなんでフリーターやってるの、と。ほんとうに、フリーターやるしか道がなかったのか、と。50歳でリストラされた人よりは、まだ展望が開ける年齢だと思うんですが。
投稿: nov | 2006.02.09 12:21
>きりさん
社長のブログにトラックバックすることは直訴にならない?
投稿: nanasi | 2006.02.09 12:22
>ひとつ気になるのは、共産党県議団は、偽証認定に反対したわけですね。この3テーマの認定に関しても同じく反対したのでしょうか?
見事に田中にすりよって反対したようです。
信濃毎日新聞
支持者らへの「利益誘導」 ぱけっと号問題などで百条委
http://www.shinmai.co.jp/kensei/2006/0007.htm
投稿: | 2006.02.09 12:44
F-35の件はbloombergがRolls-Royce still makes the lift system for the F-35 fighter, the Pentagon's most costly weapons program.と書いておりF-35Bがこけた訳ではないやに存じます。DD-Xのエンジンも俎上に上りまずが、そう影響はないと思います。
投稿: sionoiri | 2006.02.09 12:50
>>70年代生まれのフリーター
ちょうどそこの少し上の世代としては看過できない問題ですね(苦笑)
まぁ、90年代前半まではそこそこの大学や高校を出ていれば(終身雇用を前提とした会社への)就職が出来て、そこにかじりつくことも容易だった訳ですけど、
これが90年代半ばにもなると、普通のレベルの大学の殆どが卒業しても会社に就職するのが容易でなくなる。と言う事態に陥った訳です(留年繰り返してその時期に就職しているので実感としてある)。
その頃の企業・特に製造業というのは「価格破壊」の嵐のまっただ中で、それまで以上に労働者を減らし、安く長時間こき使うかに腐心していた訳です。
しかも、その頃派遣労働法や労基法が改悪されて、かなり容易に派遣業を立ち上げることができるようになってしまった。
そうなると当然新規採用は減るし、会社都合での解雇も激増する。
解雇のターゲットになったのは一つは当時四十台の中間管理職で、もう一つは入社して五年経つか経たないか程度の「若い」社員でした。
彼らの受け皿となったのは雨後の竹の子のように出てきた派遣会社や実務の人間はアルバイトでしか雇用しない会社(90年後半だと白木屋なんかが有名…店長もアルバイト待遇。と言う暴挙の先駆けだったように思います)だった訳です。
そして、正社員の労働環境は劣悪になり、そこから脱落した・させられた人達は更に不安定活苛酷な労働環境を選ばざるを得なくなるように追い込まれた。
これが、2001年頃までの構図。
さて、そこから先の状況はもっと不幸で、コスト競走(や経営者の金のぶんどり方)が更に激しくなって、正社員自体の雇用が十分にされなくなり、派遣会社からの派遣社員にクリティカルな業務まで任せて現業のコストを切り詰める状況が常態化してしまっている訳です。
つまりは、90年代半ば迄に就職できた人にはそれなりに選択肢があったけど、今の若い人達の殆どは就職の選択肢が、事実上無いに等しい。
これから何が起こるかといえば、団塊の世代が企業社会から脱落したことによる少ない正規雇用のパイの奪い合いと、苛酷な労働環境の中での負のスパイラルの強化ではないかな。と少し絶望的な結論になるのですが…
投稿: Artane. | 2006.02.09 12:55
バブル期採用の人も結構深刻。採用で苦労してないから人減らし期に気楽に辞めちゃって、肉体労働でしのいでたりします。
投稿: | 2006.02.09 13:41
>社長のブログにトラックバックすることは直訴にならない?
ならないでしょ、そりゃ。
直接、メールかコメント送って、初めて”直訴”と言えるレベルでしょ。
投稿: きり | 2006.02.09 14:53
JSFの代替エンジンなんて、なけりゃないで済んじまうもんですから、まっさきに削られるでしょうね。ぶっちゃけGEとRRに仕事を与えるためと、戦闘機エンジンをP&Wの独占にさせないためですから、F-35にとっては特に必要ありません。
投稿: K野木 | 2006.02.09 15:41
これだけ田中康夫ネタを振っても、それに食いつくレス数は限定されている。
これが、世間一般の田中康夫への関心度なのかもしれん。
「県民が県政に関心を持つようになった」なんて虚構を田中康夫県政の長所に掲げるお馬鹿者がきっとまた出てくるんだろうな。長野市出身(つか長野高校卒)の気鋭作家とされる小林照幸も例外じゃない。
投稿: | 2006.02.09 16:36
父子家庭のお話、こういう方々への対策は確かに必要でしょうが、
「相当部分を子育てを終えた主婦のボランティアで回せば」というのは、望み薄だと思いますよ。
いまどき子どもを短い時間でも預かるなんてことは超リスキー。
何かあった時の責任を考えて、ごく親しい知り合いのお子さんでもしり込みする方が多いです。
むしろ行政側が、ちゃんとした資格のある人を有給で世話する制度を作るべきだと思います。
投稿: | 2006.02.09 18:06
>バブル期採用の人も
身近に一人います。でもガテン系ってちゃんと働けば手取りは結構良いし、サラリーマンのような精神的ストレスがないんで、本人曰く、今の方が幸せだそうな。たしかに昔は精神的にちょっとまいっちゃた奴なんで、様子見てるとあながち強がりでもないみたいだけど。
投稿: | 2006.02.09 18:46
厚生労働省が「ファミリーサポート」という子育て支援をやっています。
1時間600円の有償ボランティアという形式です。が、金額よりもなにも、人様のお子を預かるということは、今の時代、いくつもの高いハードルがあります。
国の担当者の弁では「子供が大怪我をしたり、万が一後遺症や死亡の場合、見舞金じゃ納得しないでしょ、だから裁判で勝手にケリつけて、行政は一切タッチしない」。
プライバシーの侵害になるから、と、行政は受付の際に細かいチェックをしないから、どんな子が来るかもわからない。
恐ろしい制度でございます。
投稿: 史依 | 2006.02.09 20:06
>F-35
先月、計画縮小検討の段階で、ブレアが直談判して断られてましたね。
http://www.news-digest.co.uk/news/index.php?option=com_content&task=view&id=266&Itemid=3
しかしまぁ、共同開発謳っといて、口を出すな・技術は教えねぇ・金は出せで、出来たモノがブラックボックスの塊みたいな機体じゃ、大枚はたいた参加国、泣くに泣けないですねぇ・・・
投稿: 名無し二等空士 | 2006.02.09 21:33
今の地方分権は首長や議会がどんなデタラメをやっても、住民にはさして害がないから、関心がないのも当然でしょう。地方によってひどく差があるのは生活保護法の運用と介護保険料ぐらいでしょうか。
大阪市が2010年頃には財政再建団体になるそうなので、それを総務省がどう取り扱うかが見物です。住民が「痛み」を感じないなら、放漫財政でも大丈夫だということになって、モラルハザードがおきます。財政破綻したって、医療、治安、交通、教育などのシビルミニマム以外では中央からは特別に財政援助はしない、おまえらでなんとかしろということにしないといけない。
投稿: Inoue | 2006.02.09 22:47
>主婦のボランティアで回せば
なんぞあったときの対応はさておき、それほどカズがいないようにかんじますね。
投稿: 九州人 | 2006.02.09 23:02
>神はサイコロを振らない
黛姉弟のビンタの張り合いがあったけれど、あの二人(小林聡美と武田真治)のどちらかが左利きだったとしても、映像的には、二人が右利きでないと都合が悪いので、左利きの方に右手で張るようにとの指示があったと思う。
ビンタなんて単純な動作だから、左利きでも右手で張れるんじゃないのと思うかもしれないけれど、これが難しいんだよね。
左から張って次に右の往復ビンタなら連続運動なのでスムーズに行くのだけれど、いきなり右から張れと言われても全然力が入らないんだよね。
ギッチョの俳優は、こういう場合に、どういうふうに対応しているのだろうか?
投稿: | 2006.02.10 00:46
康夫ちゃんも小泉マジックみたいなのをやっちゃえば普通に通っちゃうんじゃないの?w使えそうなネタって残ってないのかな?郵政民営化みたいなわかりやすーーーいの。
投稿: | 2006.02.10 01:17
>名前: | 2006年2月10日 午前 01時17分
つ「脱ダム」
つ「五輪帳簿」
つ「入札改革」
全部やってしまいますた。しかも全部ブーメランで康夫に跳ね返ってます(笑
投稿: | 2006.02.10 18:53