ロスト・ファミリー・子育てという権利
ここしばらく日記の更新が12時を回ってご迷惑をお掛けしましたが、そろそろ生活リズムがひっくり返るので、明日以降はタイマー設定で午前10時台の更新に戻したいと思います。
※ 米軍再編で新交付金、政府検討…進行状況に応じ3段階
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060408-00000105-yom-pol
V字滑走路ですか。発想としては解るけれど、それ税金の無駄遣いでしょう。あそこまでやる必要が解らない。単なる税金バラマキにしか思えない。
※ 二足歩行ロボット:モデルみたいな女性形公開
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20060408k0000e040022000c.html
お? いよいよですか。
※ 高所得ほど「養育費は負担」 高学歴期待し、熱心に
http://www.asahi.com/life/update/0408/003.html
「高所得」という言葉がくせ者でして、マスゴミの記者って、みんなサラリーマンでしょう。しかも高給取りサラリーマンだから、この辺りのことが解らないんですよね。
たとえば朝日新聞やTBSの社員が、年収1.500万円~2.000万円あるとしましょう。この(額面の)数字は、表現は不適切かも知れないけれど、真正であって疑う余地はそう無い。というのは、彼らには、その他にも、定期、タクシー代、住宅手当、潤沢な扶養手当とか付くから。取られるのは税金だけです。稼ぎは丸々残る。自分の仕事のために、身銭を切る必要は全くないわけです。ただし、マスゴミ階級で言えば、こういう恵まれた人々はほんの僅かなんだけど、それでも影響力で言えば90パーセントの世論形成力を持っている。
ところが、それ以外の自営業はどうかと言えば、高所得を維持するためのコストは自分で払うしかないわけです。だからうちみたいに、額面だけ取れば、そりゃ良い稼ぎの部類に入るんだろうけれど、可処分所得だのエンゲル係数だのを見れば、年収300万円、公営団地居住のサラリーマンと全然変わらないような生活をしている「仮面性高所得者」層はぞろぞろいるわけです。そういう私らから見れば、養育費は負担であるに決まってますよ。
子供の「高学歴」を期待してか? と言えば、それもちょっと違うような気がするなぁ。たとえば、都会だと、公立学校が駄目だという一部誤解だろうし、一部には事実もあるだろうけれど、その辺りへの偏見から私立に通わせたいと思うだろうし、やっぱり、われわれが田舎で公教育を受けていた頃と、環境があまりにも違いすぎるから、少しでも良い環境に子供を置きたいと願うなら、お金を遣うしか無いわけです。
※ 帰省にて
日曜日に、婆さんと孫と、昼食食べに行って、帰りにデパートに寄って、婆さんの財布からオモチャを買うわけですね。婆さんがしみじみと、「良い時代になったよねぇ、お前が小さい頃は貧乏でオモチャも買って上げられずに、デパートにひっくり返って泣いていたけどねぇ(この頃からヲタとしての蒐集癖があったらしいが記憶に無し(~_~;))」とか言うわけですよ。
1960年代の半ばから後半に掛けてのことですよね。うちの母は、何かというと、あの頃は給料が安くて……、と言うんだけど、もちろん子供たる私にはそんな実感は全く無いわけです。
40年前の地方公務員の給料って、そんなに安かったんだろうか? と思うのですが、どうでしょう、皆さん。私はその後、種子島で4年間暮らしたわけですが、貧しい友達は一杯いましたよ。子供心にも、自分が今暮らしているこの島は、金銭的には決して豊かじゃない、という自覚はあった。それこそあちこち破けた服を着てきても誰も気にしない。
その中で、公教育は、環境を変える唯一のチャンスだった。あんな田舎の普通の農家からでも医学部に行った兄弟とかいるし……。
貧しさを言うなら、みんな貧乏だったよな……、という記憶しかない。格差を目の当たりにせずに成長出来た、良い時代でした。
その点、友達があれもっているこれもっていると言えば、買わなきゃならないんですから、今の親は大変です。
いや、今日書くのは、「子育ては大変」ということじゃなく、「子育て」という権利の問題です。帰省が週末に掛かったせいもあるけれど、デパートやスーパーに行くと、やたら子連れのファミリーを目撃しました。田舎の特徴ですけれど、そこそこ大きな子供のファミリーが街へ出てくるというのは少ないんです。子供は子供だけで遊ぶから。東京じゃ、セキュリティの問題があってそれが出来ないけれど。だから、見かけるファミリーのだいたいが、よちよち歩きまでです。
何度も書くけれど、私の周囲はガノタ度は高いけれど、ファミリー度は異様に低いんですね。まあ物書きはしょうがない。不安定な商売だし、自分で選択した道だから。ただ、驚くのは、公務員の皆さんね、これぼと安定して稼ぎも良い連中がなかなか結婚しない。制服着た幹部自衛官なんて、国防に生命を捧げるのであれば、まずあんたら、結婚して子供作れよ! それに優る国防は無いだろう。自衛隊1の子だくさん隊員には防衛功労賞を授与すべきだと思いますね。
ことほど左様に、昨今の少子高齢化で、子育てというのは、もっぱら国民の「義務」として語られる側面が強いわけですが、私はスーパーの風景を見ながら、田舎にくればこんな幸福なファミリーが一杯いるのに、結婚もしない連中は気の毒だなぁ、と思った。
子育てというのは、やっぱり権利ですよね。人間が文明人として成長して暮らし、生涯を終えるために必須な基本的権利だと思う。その喜びを知らずして人生を終えようと諦めざるを得ない人々が大勢いるのは、大変不幸なことで、政治の怠慢だと思う。
最近、この不景気の間に就職しそこねて、フリーターとしてしか働き口の無い世代をして、「ロスト・ジェネレーション」という言われ方がありますが、実は同時に何が起こっていたかというと、その寸前に、かろうじて就職はできたけど、結婚は出来なかった、あるいは子供を作る余裕もなかったという世代がいる。ロスト・ジェネレーションの一回り上ですよね。
つまりこの国は、10年の長い不況の間に、まず就職できない世代を生み出し、さらに結婚や子育てができない世代を生み出した。私はこれを「ロスト・ファミリー」と名付けたいと思います。
年齢にして、20歳から40歳まで、この2世代は、文明人本来の権利を奪われた。
スーパーで、父親の腕の中すやすやと眠る生後半年くらいの赤ちゃんを見ると、もう一人くらい欲しいなと思いますね。女の子だと解っていれば……。
何しろ、小泉純一郎という男は、家庭観の無い男ですから。今の政治にそれを期待するのは空しいけれど、子育てする権利を国民から奪った政治の罪は重いと思うし、子育ては文明人として最低限保障されるべき権利なのだという考えを、もっと政治に訴えるべきだと思う。
※ 医師不足で産婦人科が休診中、名護に防衛医官を派遣へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060409-00000101-yom-pol
あの子宝な沖縄でこんなことがねぇ……。でも最近思うんだけど、お産は病気じゃないって言いますよね。昔は医師なんか立ち会わずに自宅で産んだものです。それは時として命懸けだったりするわけですけれど、最新の診断技術を持ってすれば、その命懸けな出産になるかどうかも事前にある程度は予測が付く。
こうまでしても産婦人科医がいないという状況を素直に受け入れて、じゃあ出産時の緊急医療にどう対応しましょうか? という辺りで知恵を出すしか無いのかも知れない。
※ 土曜
上野でちょっと年配者のオフ。早めに出てノクチ駅前のタイトーを覗くが、一台一台行列が出来ている。ああ、こら週末はあかんわ~。と諦めて電車に乗る。最寄り駅は上野広小路だったが、いやここまで来て、西郷さんに挨拶しないのも申し訳ないと思い、上野まで出て拝む。銅像の周囲は、浮浪者と、花見の飲んだくれで一杯。まっすぐ歩けない。ああ、なんだかここなら、銅像の掃除をしながら俺っちも誇りを持って浮浪者できるよな~、と一瞬思う。
彰義隊の墓があると聞いていたので探す。西郷さんの裏にあるんだ。へえ~。
さらに不忍池へと降りる。ここに来たのは初めのような気がするなぁ。しかし汚いドブ池。昔、さだまさしの歌に「檸檬」という名曲があって、お茶の水の辺りが出てくるんですよ。初めて上京した時に、わざわざ聖橋を見に行って、「こんなどぶ川にこんな小汚い橋……」と幻滅した記憶がある。
オフにて、誕生日が同じ人からまでプレゼントを頂戴する。恐縮。
帰り。吉原も近いことだし、一汗掻いていくかぁ(^O^)/ と目を付けていた上野駅前のゲーセンに入る。空気が綺麗! 誰も煙草なんか吸っていない。そうだよなぁ、これが当たり前のゲーセンだよねぇ。やっぱノクチは民度が低いわぁ。
筐体にはワンプレイ千円までと書いてあったので、500円玉二枚投資。使えんカードばかり出る。
ノクチ23時。煙害で10メートル先が見えないタイトーに入る。まだ混んでいた。一人待ってプレイ。滓しか出ない。ジオン軍カードは、そこそこ出るんですよ。ガルマ専用ドップだのマ・クベ専用グフとか。これまで出たジオン軍のモビルスーツは、すでに6枚か7枚になる。なのに、連邦軍では、量産型ジムがほんの2枚出ただけ。こんなんありなのかよ!? 今日は意を決して丸井の潜水艦屋行こう。
しかも連邦軍キャラに至ってはイーサン・ライヤーだのモスク・ハンだのトーマス(誰よ!? それ)だの、ほんに滓ばっか。
23時半前、まだ閉店まで30分はあるはずだが、蛍の光が流れ始め、あと十分で閉店だというので、1.500円の投資で出る。今日は2.500円投資して、合計10枚のカードが出たわけだが、滓なカードばっかだった。ムシキング千円レンコすればちったぁ使えるカードが出るぞ~。
牛丼屋にて腹ごしらえ。入った時は空いていたのに、食べ始めたら、ドドーと人が入って来て座れなくなる。へぇ~、牛丼屋ってこんな時間にこういう理由で混むのか……。
*ファーストのDVDがやっと出るらしい。買うつもりはありません。見たければ、ネットのどこかで常時配信されていますからね。いつでもガンダムには会えるから。
※ メルマガおまけ DMM
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コメント
「どうして、突然、僻地医療が破綻をはじめたか?」
については、以下のブログがシロウト向けに単純化した説明をしてくれてます。ご一読を。
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20060407
簡単に言えば、医師供給の統制市場を取り仕切ってきた医局人事システムが崩壊しちゃって自由市場になったもんだから、今まで低賃金長時間かつキャリアアップにならない職場でも耐えてきた勤務医が、好き勝手に就職活動をはじめたので、条件の悪い職場は干されてしまったということですね。
投稿: Inoue | 2006.04.09 15:54
名護市の例はまさに医局人事をやったということです。厳密には防衛医官は医局員ではありませんが。
現在、地方医科大学の医局は、医師を「派遣」するどころか、出城(関連病院)に出してた医局員を本丸(大学病院)に撤収させて篭城してます。手ごまとして動かす兵隊がいないんだから、もはや医学部教授の権力なんて大したことないです。医学部教授は地域の診療科を取り仕切る人事部長ではなく、大学の中だけで権力を振るう普通の大学教授になってしまいました。Ph.Dなんて持っても大していいことがないとみんな気づいてしまったので、それも低下していくでしょう。
投稿: Inoue | 2006.04.09 16:03
公務員はさっさと子を作れ・・・確かにその通りだけど、知っている独身の公務員、男も女も国家も地方も含めてみな仕事が忙しい人ばかり。平日の帰宅は夜遅く、土日出勤も珍しくないという人が相当いる。仕事に追われていてプライベートに費やす時間と気力が残っておらず、出会いの場も無いから、なかなか良縁に恵まれないと。昔なら職場や親類や仕事先のお節介焼きが縁を取り持つこともあったろうけど、今日びお見合いも廃れて・・というのは、前にオダジマンが言ってた説。一方で早婚の公務員もいて、こちらは学生時代からの交際の延長が多いとか。
官公庁の人減らしで一つ抜け落ちている、つうか前から話題にこそなっているものの重要視されていないのが、お役所仕事の質と人員。仕事の内容は様々で資料作成だけでなあく来客対応もあれば取立てもあり許認可もあり、でもって財政難ゆえに人手は減り、より高い仕事の質が求められで、ここ十年くらいで公務員の職場環境は大きく変わっているかもしれない。人を減らすのなら仕事も減らさなけりゃ回っていかないだろうに、人を減らして仕事を無駄に増やしているのが田中康夫の長野県庁。長野県庁で職員のノイローゼや自殺が田中康夫が知事になってから激増しているのはそうした面があるのかと。
投稿: 時をかける名無しさん | 2006.04.09 16:13
>40年前の地方公務員の給料って、そんなに安かったんだろうか?
35年前後の話ですが、うちのおかんは高卒で医薬会社に数年勤務、6つ上のおとんは大卒で公務員数年勤務で結婚時に給料の差がほとんどなかったらしいですから。まぁ、いろいろ条件があったとはいえ厳しかったかと思いますよ。
てか、公務員家庭にいた人ががこういうことを覚えてないんじゃ2chで全然実態知らない人から給料がっぽがぽな公務員師ね言われるのも無理ないわなぁ。今はバブルの崩壊等で民間よりよくなったかもしれないけど、ついこの間までほんと安かったんよ?
投稿: ¥e | 2006.04.09 16:25
私の爺さんなんか、戦争直後は郵便局職員をやりながら、その給料じゃ家族養えないもんだから、職権乱用して、郵便小包で統制物資を都会に送って副収入にしていたら、そっちの方がはるかに儲かったので、バカバカしくなって、逓信省をやめて流通業者になってしまいました。
本当に給料安かったらしいですよ。米を2日分とか3日分ずつ買っていたというし。
投稿: Inoue | 2006.04.09 16:58
>わざわざ聖橋を見に行って、「こんなどぶ川にこんな小汚い橋……」と幻滅した記憶がある
幻滅かいなかは個人の主観だが、橋は小さくもないし、汚くもないと思うけど。だいたい橋の下は外堀通り、神田川、中央線、中央快速、と走っているからそれなに長いんだけどね。興味のある方はレモンを放りに行ってみ。
投稿: 東京ocnソープランド | 2006.04.09 17:00
イーサン・ライヤーだのトーマスだのはともかく、ファースト至上主義者が偉大なモスク・ハン博士を忘れちゃだめでしょ
投稿: | 2006.04.09 17:14
>>制服着た幹部自衛官なんて、国防に生命を捧げるのであれば、まずあんたら、結婚して子供作れよ! それに優る国防は無いだろう。
>>自衛隊1の子だくさん隊員には防衛功労賞を授与すべきだと思いますね。
うちの近所の自衛官(故人)は5人の子供がいて、その内4人は自衛官になりました。
特に長男は少年自衛官で陸自に入った後、航空学生で空自に入り、今はパイロットです。
投稿: YOSHI | 2006.04.09 17:24
>制服着た幹部自衛官なんて、国防に生命を捧げるのであれば、まずあんたら、結婚して子供作れよ!
>>自衛隊1の子だくさん隊員には防衛功労賞を授与すべきだと思いますね。
まあ、子どもは1人では育てられないですから。
幹部は転勤も多いし、海自なんて艦船に配属されれば一年の半分は海の上な訳でしょ。
奥さん方の苦労を考えれば、「子だくさん」が理想的とは思えません。
投稿: | 2006.04.09 19:32
>お? いよいよですか。
そっち的には角度はマシになりましたが、大きさが……
投稿: 遊び人 | 2006.04.09 22:16
檸檬
http://www.cai-insect.jp/sada/
これですな。私花集というアルバムに入ってます。
投稿: さまださし | 2006.04.09 22:39
>40年前の地方公務員の給料
私の両親はその頃に東京都の学校事務に就職(その後父は教員に転職)しましたが、当時の教職員の給料は「30歳まで結婚できない」と言われるほど安かったんだそうです。美濃部都政で給料はかなり上がりましたが、その頃は高度経済成長期でもあり、民間企業の方が更に給料の伸びは大きく、相変わらず「給与格差」はあったようです。恐らく、現在でも50代の給与格差はかなりあるはずですよ。
如何せん、公務員の給料は税金から出ている為、不景気になると途端に「もらい過ぎ」とクローズアップされてしまいます。一方で、好景気でも公務員の給料を「少な過ぎ」と評する声は殆どなく、この辺が公務員の不満を招いているかと。まぁ、それでも東京都の公務員はまだまだ恵まれている方かとは思いますけどね。
投稿: 五月原清隆 | 2006.04.09 23:19
データの検証もない上での推論なので検討違いないな話かもしれませんが、最近は女性が外で働く事をより良いとする風潮があって、それは悪くは無い事なのかもしれませんが、男女共に20代前半から働き始めたら20代後半から30代前半は仕事がある程度出来るようになってきて、能力のある人なら仕事だけでかなり忙しい状態になるのではないでしょうか?
男なら年齢・時間という一点に絞るならば子供を作る・家庭を持つという事に対して時限は存在しませんが女性はそうではありません。
しかし先に書いたように仕事をきちんとしているなら結婚する・子供を作る・家庭を持つという事を考えなければいけない最終リミットの時期は仕事で忙殺されてしまう訳で、気付いた頃には既に手遅れになってしまうという女性は少なからずいるような気がします。
更に出来る人であればあるほど相手にも自分と同等以上のものを求めがちですが、同年代の出来る男性はもし子供が欲しいなら同年代(30代前後)の女性は出産に関する時限の問題からまず選ばないでしょう。
女性が働ける世の中になったというのはいいことだとは思うのですけどそれだけを至上としてしまってそこから来る人生に対してのリスクを何も説明してこなかった事が家庭を築く・子供を産み育てる事に関する一連の問題の隅っこ辺りにあるのじゃないかなぁとこの手の話を聞くたびに考えてしまいます。
更に最近は産めるけど産まないという事に誇り持っちゃってる人もいますし…死ぬ寸前とかに後悔しないんだろうか?
投稿: | 2006.04.09 23:23
人口問題研のデータからエクセルで23世紀中盤までのシミュレーションモデル構築したんですけどね。まあ、団塊ジュニアが結婚も出産もできない状態を作ってしまった以上、いまさら何やっても手遅れなんですわ>人口減
今世紀末頃に中国に侵略されて併合されるか、それがイヤならアメリカの準州になるかのどっちかしか残されてませんな。後者にしても、トシヨリしかいない残り滓のような国をアメリカが飲み込んでくれるかどうかあやしいモンですが。
投稿: 緑川 だむ | 2006.04.10 00:48
>好景気でも公務員の給料を「少な過ぎ」と評する声は殆どなく、
税金を納める方にしてみれば、公務員の存在は必要悪に過ぎない。
税金は少なければ少ないほどよいのだ。
なんで、好景気に税金の支出を増やす必要があるのやら・・・
投稿: | 2006.04.10 00:56
>今世紀末頃に中国に侵略されて併合されるか、それがイヤならアメリカの準州になるかのどっちかしか残されてませんな。
こういう発想しかできない残り滓ばかりならそうかもね。
投稿: | 2006.04.10 00:58
※米軍再編
沖縄の場合、本島の南に行けば行くほど反日、反米なんですよ。
理由としては沖縄戦で被害が大きかったからというのが通説なんですが、実態はその土地の気質であったりします。
そもそも「やんばる」方面はおっとり、開放的性格が強く、日本政府に対する協調意識や米軍人に対する嫌悪感ってのが薄い。
そりゃウェルカムって訳にはいきませんが、それに伴う地域振興策、若年層の雇用確保という条件が付けば、反対どころか誘致活動を積極的に行いたいというのが名護の本音なのです。
けれど村意識が強い沖縄で、コザ、那覇が拳を振り上げているところで容易に握手を交わすわけにはいかない。
で、何とか形だけでもいいから日本政府に「妥協」のポーズを取っていただけないものか、という要請の結果が今回の滑走路拡大策だったわけです。
日本政府は名護の村八分の中での協力姿勢を評価して地元の報酬を増やす形で答えたわけですね。
ですから「無駄遣い」というのは当てはまりません。飽くまで日本国からの恩賞の加増です。
沖縄中部、南部はこれからどうするんでしょうね。
原理主義が行き過ぎると自滅する典型でしょう。
移転が進み、地域経済への経済的打撃が表面化し初めて、自分達が自分達の首を絞めたことに気づくことになるでしょう。
そうなった後ではもう手遅れなんですがね、、、
投稿: | 2006.04.10 02:34
>日本政府に対する協調意識や米軍人に対する嫌悪感ってのが薄い。
訂正
日本政府に対する協調意識は強く、米軍人~
です。
投稿: | 2006.04.10 02:37
さださんは 精霊流し でも多くの人に間違った印象を刷り込みました。現実から作品への変換力の強さが本物の芸術家の能力なんでしょうね。
投稿: 6 | 2006.04.10 03:58
>いまさら何やっても手遅れなんですわ
有効な施策があったとしても、遅くとも80年代に対策を講じるべきだった。今じゃもう遅い。というか、今の段階で子どもが増えると、従属人口が年少と老齢の両側で増えてしまって、かえって国民の生活は苦しくなる。
もっとも、1億人以上の人口のある国なんて、アメリカ、ロシア、ブラジル、インド、中国、インドネシアぐらいしかないわけで、それらは全部広大な耕地を持つ(亜)大陸諸国です。この狭隘な土地に1億の国民国家が存在していることの方が異常で、むしろ人口の多さは戦略的な弱点と考えられる。
日本の食糧が輸入超過に陥ったのは総人口8000万の大正時代で、食事の欧米化以前です。たんに米を食わせるだけですら、耕地面積にくらべて人口が多すぎる。
食料自給率を農家保護の口実としてではなく、国防の一環としてとらえるなら、人口減少はむしろ戦略的には有利だ。兵隊の数で国力が決まる時代は終わったのだし。
投稿: Inoue | 2006.04.10 04:08
まー、もっとも、達成の見込みがない「食料自給率向上」が農家保護の口実でしかないのように、「少子化問題」だって、実は子育て支援の口実なんですよね。本質を建前で覆い隠しているから、微妙にねじれた政策が実行されてしまう。不妊治療への補助金だとか、小学生段階までの育児手当だとか。子持ち(予定)世帯が望んでるのはそんなことじゃないだろう。一に保育所増設であり、二に保育時間延長です。
保育所の総収容児童数は平成元年からこっち、15万人で止まってます。保育所総数が減る中、一保育所あたりの児童数を増やしていて、かえって状況は悪化している。(通園距離の増加、児童あたりの職員数減少)
投稿: Inoue | 2006.04.10 04:19
>ロスト・ファミリー
大石氏のこの話は人間としての基本的な喜びの権利を剥奪されている人が一定以上いるという事への問題提起であって中国に併合される云々とか人口は少なくなった方が宜しいとかそういう話では無いと思うのだけどなぁ。
あと大石氏へ
>ガンダムゲー
基本的に連邦はジオンに比べれば量産機の種類が少なく、ジオンは物語の必要上から強いパイロットが多いので、必然的にジオンのカードの方が良いカードは多くなる気がします。
別のガンダムカードゲーでもそうでしたしorz
きっとお約束でジムスナイパー系は馬鹿強いと思いますので(調べたらやっぱり強いらしい)それまで辛抱ですね(汗
投稿: | 2006.04.10 09:23
うちは30代前半子ども欲しくてもできなくて不妊治療中の夫婦なんですけどね。今不妊治療が保険適用外っていうのは本当に痛いですよ。体外受精だと一回30万で成功率2~3割なので、まあ100万は最低覚悟が必要。
貧乏人は子どもを持つなというのであれば、もう黙るしかないですが、生き物の究極の存在の目的って、次世代へ命をつなぐことだと思うんですけど、お金の問題でそれができなくなるのは悔しい。まあ家は借金してでもやりますけどね。
確かに子持ち世帯は不妊治療への補助は欲してないだろうけど、子持ち世帯以外の世帯もいるんですよ、Inoueさん。
投稿: 鈴木達郎 | 2006.04.10 09:59
>20代前半から働き始めたら20代後半から30代前半は仕事がある程度出来るようになってきて
そこで逆転の発想ですよ。仕事が出来るようになる前に子育てを終わらせるようにすればいいんです。要は、10代半ばから後半の間に出産して、30代になる前にある程度子育てを片付けておく、と。少子化対策なんてのは、究極的にはセックスで中出しさせる事なんですから、やりたい盛りの年齢層をターゲットにした方が効率的というものです。コンドームなんか配ってる暇があるんなら「たまひよ」でも配れってんです。
投稿: 五月原清隆 | 2006.04.10 11:12
そのとおり!と、言いたい所だが、女の子が釣れるようになるには免許が必要だったorz
投稿: sionoiri | 2006.04.10 12:49
>五月原氏
>仕事が出来るようになる前に子育てを終わらせるようにすればいいんです
10代だと遊びたい盛り全開ですから厳しいと思いますよー。
自分の父親の世代(50代後半)みたいに20台半ばちょい過ぎまで位に結婚するというのがやはり一番いいのかもしれませんね。
国民のメンタリティが変化して精神的な結婚適齢期と肉体的な適齢期が乖離しつつあったり、それを男性的価値観からの解放と一方的に賞賛する派閥があったり、それを鵜呑みにして人生を棒に振りつつある世代があったり・・・もちろん物質的金銭的な問題が中心だとは思いますが、他にも色々な要素が絡み合った問題なのだと思います。
>sionoiri氏
>女の子が釣れるようになるには免許が必要だったorz
精神・人格に重きを置かない女の子を振り向かせるにはそれなり以上の容姿が必要です。
容姿に重きを置かない女の子を振り向かせるには聖人君主のような人格が必要です。
えぇもう最近思い知りましたよorz
投稿: | 2006.04.10 13:33
中国に併合云々ならロシアの方が先らしいぜ。
人口減少が社会問題化しているロシアで、昨年1年間で人口が約73万5000人減り、減少幅が2004年の約69万4000人より拡大したことが、連邦国家統計局の23日までのまとめで分かった。少子化に加え、自殺や交通事故、アルコール中毒による死亡が減少に拍車を掛けている。
統計局によると、今年1月1日現在のロシアの人口は約1億4270万人。05年1月1日時点に比べ約0・51%減った。
政府は、このまま放置すれば50年までに人口が約1億人に急減すると予測、プーチン大統領も対策を指示しているが、医療水準の低さなどが背景にあり、対策は容易ではなさそうだ。(共同通信)
投稿: | 2006.04.10 14:08
>確かに子持ち世帯は不妊治療への補助は欲してないだろうけど、子持ち世帯以外の世帯もいるんですよ、Inoueさん。
不妊治療はあきらめて、養子縁組してください。AppleのCEO,S.Jobsだって、大学院生の母親から労働者階級の親に養子に出された人です。
「健康で文化的な最低限度の生活」をする権利は憲法が保障していても、「子どもを持つ権利」は認められていません。それは美容整形に保険が利かないのと同じく、個人の贅沢です。不妊治療に金を恵むぐらいなら、生活保護すら受けられずに病死していくホームレスをなんとかすべき。
投稿: Inoue | 2006.04.10 18:39
上の話とつながりますが、未成年の妊娠の66%、20-24ですら31%も中絶されてます。その後は12.3、13.8ですが、35歳以降は急激に増えます。
生理的にいちばん出産に適しているのは10代後半から20代前半ですから、この中絶の大半は、母体保護のためではありません。経済的な問題です。つまり、誰かが金を出せば済む話だ。
日本人の子どもを1人増やすには、不妊治療に補助を出すよりも、中絶を減らす政策(養子縁組や政府による養育)の方がずっと効率がいいのです。
あるいは、途上国から養子縁組をしてもいい。生まれたときから日本人として育てれば移民のような民族問題は生じない。
投稿: Inoue | 2006.04.10 18:57
だけどねえ、よっぽどの使命感と責任感が無い限り、自分が幸せにならないと
他人の為に頑張れないよ。
投稿: おめだ | 2006.04.10 19:01
うひゃー。Inoueさん、あなたは北朝鮮の官僚になればいい仕事ができそうですね。
あなたはペットと子どもを同じように捉えてておられるのではないですか?今不妊治療を受けている夫婦は自分達の血を分けた子どもが欲しいんです。愛玩の対象ではなく。
私も養子縁組が日本で増えればいいと思います。自分以外の子どもを育てると人間的に器が大きくなるといいますし。ですが今の日本の宗教的、文化的な環境では増えないだろうと思います。
投稿: 鈴木達郎 | 2006.04.10 19:13
私の場合は10年前であればあきらめるしかない状況だと医師に言われました。ですが今は技術的にまだ挑戦できる状態にある。そこであきらめはできません。
「子どもを持つために挑戦する権利」は「健康で文化的な最低限度の生活」に含まれていると私は信じますね。
全体効率を追求すればInoueさんの仰るとおりになるのは判るような気がします。ですが、その先にあるのはより多くの不幸な子ども達と家族のような気がしないでもありません。
そもそも中絶の話と不妊治療の話はまったく別ではありませんか?
投稿: 鈴木達郎 | 2006.04.10 19:21
なぜ「その先にあるのはより多くの不幸な子ども達と家族のような気がしないでもありません。」と考えるかというとですね、子どもが成人するまでに親が払う時間的、金額的、精神的コストは半端ではない。
自分の子どもだからそれをカバーして心のこもった養育ができるのではないでしょうか。
それと、経済的な問題が中絶の問題とは信じがたいですね。それよりも、安易な性行為の末、覚悟のない妊娠が増えたということでしょう。「まだ子どもを持ちたくない」「世間体から親が反対した」という理由のほうが経済的な理由よりずっと多いはずではありませんか。
投稿: 鈴木達郎 | 2006.04.10 19:39
母体保護法では、中絶理由として認められるのは、
「妊娠の継続又は分娩が身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのあるもの
暴行若しくは脅迫によつて又は抵抗若しくは拒絶することができない間に姦淫されて妊娠したもの」
となっておりますので、経済的理由以外には中絶理由は考えられません。他の理由ならそれは中絶ではなく堕胎であり、関与した医療関係者および産婦は刑法で罰せられます。
投稿: Inoue | 2006.04.10 21:02
>「子どもを持つために挑戦する権利」は「健康で文化的な最低限度の生活」に含まれていると私は信じますね。
それは「幸福追求を妨げられない権利」すなわち自由権であって、国家が保証すべき社会権じゃないのです。あなたが子どもを持つのは勝手だし、誰も文句は言わないが、不妊治療に公的援助を請求する権利は憲法上は保証されていません。(妊娠後の産科医療については、それがないと産婦の生命に危険があるから、生存権の一部として認めることはできる)
子どもの人権を保証するために、子持ち家庭への育児支援は必要だし、それは社会権として認められるべきでしょう。
投稿: Inoue | 2006.04.10 21:13
「少子化対策として」の不妊治療への公的な助成措置は要らないと思う.それはinoue氏の言うとおり.
だけど「効率が悪い」というのはあくまで不妊治療を「少子化対策」としてみた場合であって,それだけをして不妊治療への公的な助成措置が不要だとするのは乱暴に過ぎる.
>生き物の究極の存在の目的って、次世代へ命をつなぐことだと思うんですけど、お金の問題でそれができなくなるのは悔しい。
この気持ちはすごく理解できるし,こういう立場の人への公的な救いの手は(少子化対策としてではなく)あってほしい.
>AppleのCEO,S.Jobsだって、大学院生の母親から労働者階級の親に養子に出された人です。
だったらなんなんだろう.自分の子供を持ちたい人にジョブズは養子だったといったって,自分の子供がほしい気持ちは変わらないだろうに.
投稿: 真面目な軟派師 | 2006.04.10 21:43
養子縁組に必要なのは、大きい家だよ。
その証拠に、アメリカでは養子縁組が多い。
投稿: | 2006.04.10 21:52
自分はどうにかしてでも子供が欲しいという人たちの気持ちは分からないでもないけれど、そういう人には同時に養子縁組も考えてみましょうよといいたいです。
それ以外は真面目な軟派師氏の意見には全面的に同意です。
あと大石氏の子供を作る権利が剥奪されている云々は憲法条文や法律の話とは別の場所にあるものであって、鈴木達郎氏の話はそういう部分から派生したものなのだから、そういう意味でもinoue氏の話は乱暴だし、そもそも的を外しています。
>inoue氏
貴方が感情よりもデータや理論を重んじるのは結構だけれども、それを優先させることによって話の大事な部分をずらす事はすべきではないでしょう。
投稿: | 2006.04.10 22:07
美容整形に保険が効かないのは事実だけど、ワキガとか多汗症の手術とか例外はあるんだよね。はっきり言ってワキガが生命に危険を及ぼすとも思えないし、そもそも体質的にワキガの少ない日本人は気にするけど、西洋人には治療の対象として認められてないというし。あと、ホクロの除去なんかにも保険がきく。まぁいずれも例外的なもんなんだろうけど、そう言う意味では、不妊治療もボーダーライン上の話では。
投稿: | 2006.04.10 22:09
自分も、AID(他人の精子を使用しての体外受精)を考えるくらいなら、恵まれない子を養ってもいいかとは思うんですけどね。
妻は一度出産という行為自体を行いたいといっていて、最悪AIDでもいいといってます。
自分も実は、自分が無精子症とわかるまでは、あまり実子に執着しませんでした。ってゆうか子供自体ほしいと思いませんでした。ところが無精子症とわかった瞬間、なんとか自分の子供を作りたくてたまらない、そんな気分になりました。
先日睾丸の生検を行いました。袋を少し切って、たまたまの組織を削って精子の有無を確かめる検査です。痛くてたまりませんでしたが、後何回かはやることになるでしょう。
以前だったら逃げ回ってたと思うんですけどね。因果なものです。
投稿: 鈴木達郎 | 2006.04.10 23:05
まあ憲法というのは最高法規ではありますが
別に憲法に規定されていないことはしちゃいけないというもんでもないでしょうから
(憲法に反することをしちゃ拙いでしょうが)
その辺りは合意があれば保健認定していいんじゃないでしょうか。現行法で問題があるなら改定すれば良い。毒男の私には関係ありませんが。
養子縁組と言うのは良い制度でどんどん推進すべきだとは思います。毒男の私は審査で跳ねられるでしょうが。
只、労働力を必要とした時代なら兎も角、現代では子育てはコストに対するメリットが感情的なものしか無い以上、強制は出来ません。それが起因で虐待されても困りますし。
投稿: 紅 | 2006.04.10 23:18
若い奴等にざぶざぶ補助をしまくって「経済的な理由」と言う、今までは実質あらゆるケースに適用でき濫用できた言い訳を使えないようにし、中絶を実質禁止にする、と言うのは一つの考えでしょう。
只、少子化対策の実質的な目的は、将来の「質のいい生産力」の確保である以上、育てようという親の意欲が無ければスラムが広がる結果に終わるだけです。まだ移民の方が良い労働力になるかも知れない。どうせ撒くならば子育ての意欲のある層に撒いた方がいい。
政府による育成は・・・いやちょっとクメールルージュとか言う単語が頭に浮かびましたが、保育施設の確保と費用補助とかは思い切って進めて欲しいですね。子育ての経験のある世代が今後リタイアし始めますし、その再活用とかできませんかね。
投稿: | 2006.04.10 23:56
>自衛隊の子だくさん隊員には防衛功労賞
4/6日付朝雲にでてたのは防衛大学校4姉妹
ま、お父さんは海曹だから幹部じゃないし56歳だからロストジェネレーションでもないけど
この4姉妹のキャリアパスと子作りがどうなるかというのが、課題だけど
投稿: sionoiri | 2006.04.11 08:58
うちの兄嫁も親父が海曹で3姉妹でしたね。
自衛官、結構子どもつくってるんじゃない?
投稿: | 2006.04.11 11:39
鈴木さん>
私は先天性両側精管欠損なので、精巣内にはおそらく精子はあるだろうということで、精巣上体に細い注射針を刺し、採取したところ少数あったのでICSIにて受精、紆余曲折ありましたが3度目に授かりました。
子供も幼稚園に行きだしたので2人目を、と欲を出し再チャレンジしました。今度は精巣上体付近に見つからず、結局精巣生検にて数ミリ四方切り出して精子確認されました。しかしながら、種々の理由で結局断念する事になりそうです。
ちなみに、私の場合は、先生がよほど上手だったのか、ほとんど痛みはありませんでした。
仮に、受精成立しても紆余曲折あると思いますが、大事にされてください。
そうそう、分かった気でいる人など、お気になさらぬように。どうせ何言っても分からないんですから。
投稿: | 2006.04.12 01:30
↑の方。
ありがとうございます。
自分の場合はまだまだ時間がかかりそうです。
温かい言葉いたみ入ります。
投稿: 鈴木達郎 | 2006.04.12 10:36