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2006.04.12

格差是正=悪平等?

※ 「若者よ怒れ」 新宿ロフト代表の平野悠さん
http://www.asahi.com/life/update/0411/005.html

 今日書きたいのは、このロフトの話じゃなく、久々に、日垣隆大先生週刊エコノミスト敢闘言のお話です。現在発売号は、格差是正のナンセンスさに関して書いてらっしゃるんだけど、久々にこの人の、極論対比で物事を単純化してバッサリと斬り捨てる乱暴な部分が良く出ている。
 たとえば、一日で10億稼ぐようなトレーダーと、フリーターの格差を是正しろと言うのか? みたいな乱暴な話が続く。
 格差を是正するためには、結局は富める者から搾取して貧しい者に分け与えるしかない。それは今の時代にはナンセンスだろう、みたいなことも仰っているんだけど。
 私は何度でも書くけれど、資本主義制度の枠組みで経済が回っているということは、必ずしも資本万能を意するものではない。ヨーロッパは、アメリカ式な資本万能社会には、とうにノーとはっきり言った。
 この問題は、社会主義か、資本主義かの二者択一を迫るものではない。われわれは資本主義を育みつつ、全員にまま公平なチャンスを与える努力を払うべきであって、それは政策の努力で可能なことです。日垣先生は懐疑的なご様子ですが。私が不思議に思うのは、日垣隆という人物は、それゃ優れて資本主義的な性向を持つお人ではあるけれど、少なくともこの人は小泉改革や竹中路線をそんなに誉めているとは思えない。でも彼が今週の敢闘言で書いていることは、竹中の言い分そのものなんですよね。

 政治に出来ること、やるべきことはまだ山程ありますよ。それを放置して自由放任するなら、この国には、一人勝ちしている格差の上の階級すら生き残れないと思う。格差是正=悪平等、あるいは富める者からの収奪と考えるのは無責任だし、努力の放棄でしょう。

※ 「めぐみさん夫は拉致韓国人」DNA鑑定で政府確認
http://www.sankei.co.jp/news/060411/sha056.htm

 どうすんだろう。韓国政府は、ずっと自国民の拉致に蓋して知らん顔して来たのに。

※ NHK受信料、義務化も 総務省、放送法改正を検討
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060412-00000008-kyodo-bus_all

 どうしてもこの人たちは民営化だけは嫌なんだよね。NHKにしても、現状のまま子会社をバカスカ作って、特殊法人並みの扱われ方が快適そのもの。でも義務化と言えば聞こえは良いけど、実質「税金」ですからね。全く言語道断な話で、民放界や、それを実質支配している新聞社の都合で、「民営化」論議が圧殺されることだけは阻止すべきだと思う。

※ A級戦犯合祀に介入できず=靖国参拝批判に反論-小泉首相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060410-00000056-jij-pol

 ちょっと小沢さんの言い様は不用意だと思う。靖国にあれやるなこれやるな、という資格は政治には無いんだもん。靖国が政治による不当介入だ、と訴え出たら、国側に勝ち目は無いでしょう。

※ スカイマーク社長「組織の機能不十分」 参考人招致 トラブル釈明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060412-00000019-san-soci

 こういう場で言って良いことといかんことの区別は付けて欲しいけれど、まあぶっちゃけそうだと言われればそうでもある。

※ 5歳児が緊急電話、取り合われず母死亡 米国で訴訟に
http://www.asahi.com/international/update/0411/017.html

  凄いなぁ。うちの長男はもうじき7歳だけど、まだ電話のかけ方なんて教えていないし、110番も知らない。

※ クジラ激突急増は米軍の強力ソナーが原因?
http://www.zakzak.co.jp/top/2006_04/t2006041119.html

 それ、妄想ですから。

※ 新型戦闘機にステルス性能=年内に途上国へ輸出-中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060410-00000007-jij-int&kz=int

 不思議なのは、自国内配備はどうするのか? という肝心の話は無いんですよね。この程度の戦闘機なら、BAEのホークで間に合うと思う。

※ 今野敏・吉川賞パーティ

 最初は二次会から顔出すつもりだったが、帝国ホテルのローストビーフは美味いから、みんなで食べに行こう! という話になり、受賞パーティから参加する。確かに美味い! 富野監督と押井さんが並んで座っている。デジカメ持ってくれば良 かったと後悔する。そのまま二次会。こんなにも作家仲間から祝福された授賞者は、向こう10年、もうどんな賞でも出ないと思うな。同業者から慕われるのは喜ばしいことですよ。だいたい誰が賞取ってもパーティなんか絶対出ない私が行くほどだもん。その何処でも煙草に火を点ける性格だけ改めてくれれば言うこたぁないんだがなぁ……。
 二次会での作家の参加は、20人ちょっといたかなぁ。錚々たる面子で、キャリア順じゃなく売れている順番でのスピーチなんだよね。あたしなんか最後も最後。でも後で考えてみると、あれは売れている順番というより、最近銀座で遊んでいる順番だったようにも思えてきた。

  昨夜は朝まで銀座で過ごすつもりだったが、二次会の途中で女房から次男が具合が悪いとメール。やむなく編集者に送って貰って貰う。夕方、二度吐いたらしい。でも帰った時点では、熱はたいしたことはなく、水分も取っている。朝六時、40度近くまで熱が上がって、ジュースのコップを持つ両手が小刻みに震えているので、朝一で病院に連れて行くことにする。

※ 火曜

 女房が朝から出掛けるというので、4時間寝て次男の子守り。突然ぷ~ん、と臭って来たのでウンチを取ろうとソファに寝かせたら、酷い水下痢。肩からソファに至るまで真っ茶色。処理のしようがないので、シャワーを浴びさせる。その後私が出掛けるまでもう一回下痢していたような。
 ノクチのパソ・ショップで、メルコのSDカード1Gが5千円しない。ものはもうなかったが、今週いっぱい注文を受け付けるというので、尋ねてみたら「スピードが遅い奴ですね?」と言われる。まあたかがコンパクトデジカメ用だしなぁ……、と思って注文しようと思ったら、どこかから現物が出てくる。
 最近なぜか急速に財布のキャッシュが無くなるので(ーー;)、カードで買う。
 そのままタイトーステーション。今日も今日とてスカカード祭り! キシリア少将なぁ……。ジオン軍なら使い道があるんだけどなぁ。コジマ、使えねぇ……。カレン・ジョシュア。パイロット特性は高いけど、08小隊には何の思い入れもないしぃ。今頃、ジェットコア・ブースター出ても、スレッガーさんの専用機があるし。ジオン軍のモビルスーツが二体出るも、相変わらず連邦軍モビルスーツに縁無し。

※ メルマガおまけ 失われた世代

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コメント

小沢の目指しているものは靖国神社法案の復活なんじゃないですか?
あれは1974年に衆議院は通過していますし、当時の内閣法制局長の答弁でも一応合法となっています。この法案時の政権担当派閥を考えたら決して不自然でもありません。
国家管理になるわけですし、その時点で政教分離とか関係なくなりますからね。

投稿: | 2006.04.12 10:14

大石センセイのうちのお子さん、病気多くないですか?
これくらい普通なのかな。
何かベースにあるのかしら。

投稿: | 2006.04.12 10:28

「極論対比で物事を単純化してバッサリと斬り捨てる乱暴な部分」

 私は日垣氏なる人を知らないので、何ともよく分からないのだが、一般論で言うと、二通りのケースのどっちだろうかと思案してしまう。

 その1
 人間の脳は元々省エネの構造をしているので、単純な分析や答えを欲しがる傾向がある。ワンパターンとかオールオアナッシングとかレッテル貼りの類である。この人がそういう人なのだろうか?

 その2
 その人はもっと頭脳の機能が高くて、色々考えているのだが、わざと一般国民の単純思考を利用しようとして、こういう発言をしているのだろうか?

投稿: 早隠居 | 2006.04.12 10:41

>財布のキャッシュが無くなるので
財布がガタノゲリなのは判ります。
アーケードがお財布携帯に対応すれば良いんですね。あ、M-1000買い換えないと駄目ね。

投稿: sionoiri | 2006.04.12 10:59

陸ガン(Ez8の方でしたっけ?)あるんだからカレンさんもOKだと思うんですけど・・・(汗

投稿: | 2006.04.12 11:29

> クジラ激突急増は米軍の強力ソナーが原因?
> それ、妄想ですから。

説明というかコメントもお願いしますよ。妄想の一言でバッサリと斬り捨てられても…

投稿: | 2006.04.12 12:13

だから日垣が言ってるのは、格差が政治のせいと言ってる奴、全然具体的な話できてねーじゃん、ということなのでは?
 結論はあくまで「時間割給与」というパラダイムが通用しなくなりつつある、てことなんですけどね。

ていうかさ、ここのブログ見てる人で実際の「敢闘言」と見比べてる人ってどんだけいるの?
 こと「敢闘言」については、大石さん、あなたの誤読ぶり、嘘でっち上げぶりはひどすぎるよ。いくら日垣が落ち目とはいえ(笑)、そういう批判はあんまりだ。

投稿: きり | 2006.04.12 12:13

> クジラ激突急増は米軍の強力ソナーが原因?
> それ、妄想ですから。
うーんどうかな、伊豆なんかでやっているイルカの追い込み漁でも、「水中につっこんだ金属棒をハンマーで叩く」程度でイルカの行動を制限できます。
「米軍の強力ソナー」が原因というのは検証されてませんが、妄想というほど妄想ではないのでは?

投稿: あんぶっしゅ | 2006.04.12 12:37

つか首相になった時点で靖国参拝しないことを明言し国立追悼施設建設を実現すれば、靖国の存在意義はなくなる。それで充分でしょう。
小沢の目指してるのは小泉ー安倍ラインのすくい上げたプチ保守・プチウヨ層にうんざりしてる層のメッセージってのは穿ちすぎですかね。

投稿: | 2006.04.12 12:42

> クジラ激突急増は米軍の強力ソナーが原因?
> それ、妄想ですから。
妄想かな~
アメリカ製のソナーって探知能力を上げるためなら、その他の影響はどうでもいいよてな感じで、自然に悪そうだし

投稿: | 2006.04.12 13:08

>国立追悼施設建設を実現すれば、靖国の存在意義はなくなる。
ここまで有名になったら無理でしょう。
騒がなければそうなっていた。靖国神社が一番喜んでいるでしょう。

投稿: | 2006.04.12 13:37

>米軍ソナー

 別に最新のソナーでなくとも、海中で人工音を発生させるのですから、生物に何らかの影響を与えても全然不思議じゃない。

 一方で、鯨にとって海面付近を泳ぐというのは、ごく当たり前の行為です。時速80キロで突進してくる鋼鉄の塊のことなんか彼らの知識の範疇には無いわけで。この両者を何か関係有るかのように言うのは、ちといかがなものかと。

投稿: 大石 | 2006.04.12 16:38

>小沢の目指しているものは靖国神社法案の復活なんじゃないですか?

小沢氏のあの自信ありげな言い方をみると、自分もその線のような気がします。

投稿: よし | 2006.04.12 16:53

> こと「敢闘言」については、大石さん、あなたの誤読ぶり、嘘でっち上げぶりはひどすぎるよ。

 嘘がどこかにありましたか? 仮に誤読があったとしましょう。それは「嘘」や、「でっち上げ」とは根本的に違います。「嘘」や「でっち上げ」というのは、相手の悪意の上になりたつ「作為」であり、それは誰でも簡単に指摘することが可能で、その手の作為が私の読者に通用するはずはない。

# 何処に「嘘」で「でっち上げ」か、ぜひご指摘して下さい。これは私の日垣批判の信頼性に係わる重大事案ですから、過去に遡っても結構ですから。

 所で誤読は、往々にして作文の意思伝達能力の不足等に起因するものであり、それは読み手の読解力のみならず、執筆者の責任に帰するところ大です。まず貴方様は、その辺りの「誤読」と、「嘘」、「でっち上げ」は根本的に全く別次元の概念である、という分別を身に付けてから、誰かを「嘘」「でっち上げ」と罵られるのがよろしいかと。
 日垣隆への批判に嘘や誤読があってはならず、仮に誤読があったとしてそのご指摘は歓迎しますが。ま、書き手の意思伝達能力という問題は誰だろうが常にあって、日垣先生のそれは異様に、論外に、極めて低い、と私は指摘せざるを得ません。

>全然具体的な話できてねーじゃん、ということなのでは?
 結論はあくまで「時間割給与」というパラダイムが通用しなくなりつつある、てことなんですけどね。

 なるほどそういうことですか。所で、これも矛盾していませんか? 極めて好意的に解釈して、日垣氏がそういう方向の話へ持っていきたかったとしたら、その話を、同じ紙幅を費やしてすべきだったでしょう。具体的な話が出来ていない点に於いては、日垣氏も全く同様かと。

投稿: 大石 | 2006.04.12 17:00

>時速80キロで突進してくる鋼鉄の塊のことなんか彼らの知識の範疇には無いわけで

猫が車に引かれるときの理屈もそういう感じらしいとどこかで読んだ記憶があります。
猫はギリギリで避けようと思っているのだけれど、猫世界的には車みたい速いスピードの生き物は存在しないから目測を誤って轢かれる、と。

投稿: | 2006.04.12 17:02

 電波利権といい、新聞再販制度報道といい、新聞社とその子会社であるテレビ局は、官に頼ろうという姿勢しかないのですね。規制緩和や民営化礼賛記事ばかり載せている日経新聞が新聞特殊指定問題になると、突然、規制継続一点張りになるのは喜劇としか思えない。
 「学問のすゝめ」(福沢諭吉)には、
「日本には政府だけがあって国民がいない。人々は政府の権力に頼って利益をむさぼるか、あるいは政府の権力を恐れるかのどちらかで、自分で産業を興そうという気はまったくない。慶応義塾が民営で、政府から独立しているのは、率先して範を示すためだ」
という文章があって、まさに新聞社にこれを読ませたいと思いましたね。論説委員レベルなら読んでるはずですけどね。

投稿: Inoue | 2006.04.12 19:02

>>米軍ソナー

確か、大型の爆雷に相当する音量があるとか、
ハワイ沖だかで試験中に実際にひっくりかえって錯乱するイルカが出たとかでないとかで
GPが大騒ぎして、結局米国領の沿岸では使わない事で決着が付いた奴では…

まぁ、実際には水銀が神経に廻って脳味噌が逝かれたクジラやイルカが多数出ているだけかもしれませんが…(;´Д`)

投稿: Artane. | 2006.04.12 19:36

最近気が付いたことは、「冷戦に勝利したのは初歩的な古典資本主義ではなくて各種の修正を施した資本主義2.0であった」ということを忘れて旧バージョンを掘り起こしてる連中がやたらいるってことですな。
というか、新古典派ってパレート最適とナッシュ均衡の区別が付いてないような気がするんだが。

投稿: 緑川 だむ | 2006.04.12 21:01

水銀が神経に廻って脳味噌が逝かれたクジラやイルカが多数出ている>

は〜・・・・

たぶんこの人は、その水銀の出所は愚かな人間であると誤解なさっておいでなのだろうな・・・・

投稿: | 2006.04.12 21:52

食物連鎖で上位になる海洋生物…マグロなどの大型魚やクジラなどの哺乳類…への有機水銀の蓄積はここ四五十年のあいだに顕著になった問題なのですが…(;´Д`)

現に、最近九十九里で集団座礁したクジラの肉からも異常に高い数値(許容値の十倍以上)の有機水銀が検出されていますし、
工業化している国で水銀の対策が始まったのはここ数十年で、後発の工業国ではまだ、十分な規制基準が整っていない場合が多い。

# 今は鉛が次の問題になっていて、やっとEUが電器製品からの鉛廃止を実行に移した状況で…

食物連鎖による濃縮を考えると、クジラなどに有機水銀を突っ込んだのは我々人間が一番の戦犯だと思いますけど。

投稿: Artane. | 2006.04.12 22:37

>米軍の強力ソナーが原因?
 低周波ソナーが原因かどうかは兎も角、海自も16DDH以降のフネ、コレが標準装備になっていくんですよね。日米共に浅い海での対潜戦、備えてますから。
 数年後、国内の平和団体等が、海自を攻撃する絶好のネタになりそうですね。
>新型戦闘機
 中国は、自国で使うつもり無いのでは?
 元々この飛行機、80年代にパキスタン等へ輸出する目的で、米国の技術援助(天安門以降、援助打ち切り)のもと開発が始まった物ですから。

投稿: 名無し二等空士 | 2006.04.12 22:43

>小沢

昔から小沢が政策に強いって印象は全然ないんですけど、今回の靖国関係の発言も誰か入れ知恵した人間はいそうだけど、基本的には小泉の反対をいっとけば良いっていういつもの話なのでは。
それにしてもマスコミがバカ騒ぎしたわりに国民は冷めたものですね。各種世論調査でも民主党の支持率は数%しか上がらない。実は前原前代表就任時の方が民主党の支持率は良かったし、新代表に期待するって数字も高かった。あんな馬鹿馬鹿しいメール問題でって正直思うけど、後世から見たら実はあれが民主党の致命傷でしたって事になるんでしょうね。

投稿: | 2006.04.12 22:51

 民主って、党首といい、国対委員長といい、どうしてこう自爆癖があるんだろう。本気で天下布武するつもりがあるとは思えない。

投稿: 土門見人 | 2006.04.12 23:26

やっぱり誤解されておられるようで。

自然界から排出される水銀量が主で工業化等によるものは従といっている場合も多い。まあ、WHO環境保健クライテリアでは半々位になっていますが。
水銀は昔は定量分析が困難で、近年きっちり分析できるようになったから取りざたされているだけで。
また、有機水銀なんて無機水銀から生物学的に「自然」に生成するものなのですがね。
局地的な水銀汚染と、全球的な水銀量を混同してはいけませんね。
厚生労働省のトータルダイエットスタディによる水銀摂取量が過去10年以上横這いであるのも一つの証拠ですね。
自然界から放出される量にヒトが放出する量を加えてせいぜい2倍、最近見られるようになった事象というよりも、太古の昔から起こっていた事象であり、若干頻度が高まった程度でしかないと思いますが。
ちなみに「鹿児島」は桜島の影響で大気中の水銀量は若干高めであったかとおもいます。
その影響で・・・

投稿: | 2006.04.13 00:11

そのうち、自然淘汰で高速移動物体にも対応可能なクジラや猫が生まれるのでしょうね。

投稿: | 2006.04.13 00:22

>水銀
日本では蛍光灯を不燃ゴミで捨てますが、アメリカでは水銀対策で専用回収業者に出すらしい。蛍光灯の水銀だけでもすごい量ではないのかな?
日本製電池は水銀ゼロになったけど、大量に輸入されている格安中国製電池は水銀含有でゴミになっている。
と思うと、「自然界から排出される水銀量が主で工業化等によるものは従といっている」と言われても、馬鹿なもので、もう少しわかり易く、説得力のある説明をしていただけると助かります。

投稿: | 2006.04.13 02:15

>時速80キロで突進してくる鋼鉄の塊のことなんか彼らの知識の範疇には無いわけで

高速船って静かなんですかね。知識はなくても接近してくる未知の音に反応して逃げたりしないのかな? それとも、猫のように立ち向かって衝突?
話としては、ソナーの大きな音で音が良く聞こえなくなる、なので船の接近に直前まで気付かない、突然の出会いで出会い頭の衝突。の方が自然。

投稿: | 2006.04.13 02:23

>冷戦に勝利したのは初歩的な古典資本主義ではなくて各種の修正を施した資本主義2.0であった

 日本共産党によると、敗北したのはマルクスの言うところのオーソドックスな共産主義ではなくて、スターリンが無理やり後進国ロシアで建設してしまった共産主義0.5だという話ですよ。
 「本来のナントカ」というところがミソで、今だ実現されていないものを理想化して、現実を否定する根拠として使うなら、何でも批判できる。

投稿: Inoue | 2006.04.13 02:25

現実に竹中の信奉する新自由主義は世界各国で連戦連敗を重ねていますが。
まあ、竹中にとっちゃ見限られている新自由主義は「本来の」新自由主義じゃないんでしょうね。くわばらくわばら。

投稿: | 2006.04.13 02:43

>冷戦に勝利したのは初歩的な古典資本主義ではなくて各種の修正を施した資本主義2.0であった

つうか、ソビエトも経済運営は資本主義でした。
経済活動が、支配層に限られていただけで。

自ら経済活動を行えなかったソビエト人民は資本主義から見れば、奴隷でした。

投稿: | 2006.04.13 07:22

>未知の音に反応して逃げたりしないのかな?
船が急に向きを変えたりするのが出来ないように水生生物も急に方向転換とかは出来ないのかもしれません。
だから耳で音を聞いているのだけど予想以上に速く近づいてくるので対応しきれずに衝突するとか。

投稿: | 2006.04.13 09:12

さて人柱隊、昨日は国民新党政治資金パーティー行って来ました。懇親会挨拶は綿貫党首、亀井(静香)、田中知事、菅代表代行、社民幹事長の順でしたから康夫ちゃんは菅を差し置いて僕チン大満足のことでしょう。18:31から18:37まで六分間の挨拶。内容は「(僕チンは)頭でっかちの議会に可愛がられているのでその頭でっかちの(気に入らない)県職員の課長連中をしなの鉄道に出向させて切符切りをさせています。さらに(嫌がらせで)リポートを提出させているのですがそれに必ず書かれているのが保線のすばらしさです。(んなわけねーだろ。そもそもお前そのレポート一切読んでねーだろ)経験とカンによる保線作業はすばらしい。アメリカ型の数値によるマニュアル管理は全然ダメダメ。」と鉄道関係者が聞いたらトンデなデンパを飛ばしていました。

全体の印象として国民新党→銀河帝国正統政府
民主,社民の取り巻き野党→トリューニヒト一派
を彷彿させましたね。皆さんもっと現実に目を向けましょうよ。
後、先生次回作ではこのパーティーは結構狙い目かもしれません。出席者が綿貫、亀井、田中、菅に鳩山、渡部、羽田。それに森(前総理)野中に古賀、平沼、宗男に荒井etcと一発かたを付けるもサイレントコア使うも好きに料理してやってください。
追伸 ニューオータニのローストビーフは不味かったです。

投稿: デコイ | 2006.04.13 09:28

>>ソビエト

ソビエトの経済形態は…これは今の中国や北朝鮮も同じだと思いますが…確かに資本主義・それもノーメンクラトゥラなどの支配階級が乗っかって支配していた典型的な階級社会ではあったと思います。
ただソビエトが違ったのは建前が「マルクス・レーニン主義」であったので、医療や教育などのセーフティネットは比較的しっかりしていた。
従って、労働者階級は現在のアメリカに於ける移民やブルーカラーなどの下層階級よりは(同じ奴隷状況とはいえ)ましな生活は出来ていたようです。

この事が「資本主義2.0」を生み出すまでに西側の支配階級を譲歩させた決定的な理由だったと思うのですが、
ソビエトが崩壊し始めて勢いが無くなってきた前後から、「レーガノミクス」「新自由主義」などと言う「古典資本主義への回帰派」が勢い付いて、階級史観を軸に見ると今や19世紀半ばまで社会の状況は後退しつつあるのではないかと思うのですが。

それを受けてか、ここ五年で中南米では親米政権が続々と倒されて経済形態が構造改革派の唱えた社会主義に近くなってるあたりは見落とせないと思いますよ。

これから先の先進国はマルクスの唱えた革命理論=高度な資本主義の行き着く先は階級間の闘争とその過程での革命によって労働者が経済の支配権を獲得する結果になる…がどの程度まで通るかというテストケースが始まるような感じもします。

まぁ、実際に革命云々が見えるような状況になるまでには短く見ても数十年、下手すれば百年近いスパンで回っていくとは思いますし、その前に古典資本主義への回帰が止まって「資本主義2.0」の改良である「資本主義3.0」(仮称)に移行する可能性も大いにありえますが…

投稿: Artane. | 2006.04.13 09:31

南米に関して言うとあれは単なる反米であり、「攘夷」でしかない。一時的なカウンターパンチになるだろうけど、その効果が弱くなったときどうなるか。

正直私もアメリカは好きじゃないけど、反米で結束することで活路を見出そうとする連中も「悪の枢軸」の思想を逃れられないのは明確です。

王を倒した民が王より賢明であるかと言うとある意味では王同様愚劣な部分もある。その部分をクリアできないで、やれ革命だなんだのいっても、所詮はポルポトの運命、「お前たちのような堕落した民衆は・・・」と「革命にめざめた」人たちが「未開の民衆」を叩いてゆくと言う運命を逃れられない。

でも面白いですな。

社会主義も資本主義も駄目という事が明確になった方が社会ももっとましになるでしょう。

投稿: ペルゼウス | 2006.04.13 10:26

南米はようやくアラブ並になってきたのだよ。
サウジを見ろ、今や大金持ちじゃないか。

投稿: | 2006.04.13 11:11

>国民新党政治資金パーティー

 昨日(も)サボって上京と話題になってましたが、これですか。この人の党も金集めパーティとかやるんだろうなぁ。行って見たい(~_~;)。

投稿: 大石 | 2006.04.13 11:43

>高速船とクジラ

船尾に衝突ってのもアリなんでしょうかね?
なんとなく不思議な感じだけどw

投稿: | 2006.04.13 12:31

>ただソビエトが違ったのは建前が「マルクス・レーニン主義」であったので、医療や教育などのセーフティネットは比較的しっかりしていた。

 教育はどうだか知りません。医療については、そりゃ帝政ロシアよりはましになったでしょうが、米国よりもはるかにレベルが下でした。旧ソ連時代に向こうの医療を視察した米国の医療関係者に言わせるなら、
「この程度の医療なら、米国でも無料だ」
とコメントしてます。
「ソ連経済の歴史的転換はなるか」

投稿: Inoue | 2006.04.13 12:43

教育システムは優れたようですね。
なにしろ成績で人生が決まっちゃうから勉学に向ける熱意が違う。
ロシアになって教育システムはシャレにならないほどガタガタに崩壊しているそうです。

投稿: | 2006.04.13 12:50

>高速船とクジラ

こんどは流木説まで出てきましたね。
フジでイサクちゃんがコメントしてた。

投稿: | 2006.04.13 18:21

>教育システムは優れたようですね。

システムよりも、優秀な教授による、わかりやすい教科書によるところが大きいかと。

ロシア人の数学の教科書は良書が多かったです。

投稿: | 2006.04.13 19:55

しかし、科学的に根拠があることを誤ったイメージだけで語っている人が多いねえ。
天然由来の水銀の排出量は2700〜6000トン/y
人間活動由来の量は3000トン/yと推定
環境保健クライテリア 118 無機水銀 4.ヒト及び環境の暴露源 を参照
http://www.nihs.go.jp/DCBI/PUBLIST/ehchsg/ehctran/tran2/24mercury-inorg.html

投稿: | 2006.04.13 21:42

 トリューニヒトがあのまま帝国内で安泰だったら、それこそ時間をかけて銀河帝国を立憲君主制の議会制民主国家に変身させ、結果としてヤン以上に大きな業績を人類史上に残せたかも知れないので、信濃のタコ坊と一緒にするのはいかがかと……

投稿: 土門見人 | 2006.04.14 00:55

 どうやら毎日新聞は「小泉=竹中ラインは新自由主義で規制緩和をしてきた」と思っているらしいですが、ウソです。
 細かい規制緩和はしましたよ。それをリストアップして、小泉政権の成果だと胸を張る一方で、相続税の減税とか、大店法の規制強化(緩和ではない!)をやったことは等閑に伏してるんですね。竹中はともかく、小泉はその事実を認識しているかどうかすら疑わしい。
 しかも、それらは自由競争を後退させる一方で格差を増大させるという、最悪の政策です。

投稿: Inoue | 2006.04.14 02:08

格差拡大の一因はやっぱり中国の極低賃金で文句も言わず朝から晩まで働く労働者の存在が大きいんじゃないかなあ。

で、Inoue様。実のほうがどうあれ、小さな政府、民間に出来る事は民間にと言う考え方は新自由主義と極めて親和性が高いものですよ。
実際には民営化しても官僚の天下り先になったりしてマトモに機能しないどころか尚更性質の悪いものになりかねませんが。
結局社会主義に続いて資本主義も袋小路に迷い込みつつあるってことですかね。

投稿: | 2006.04.14 10:03

>新型戦闘機にステルス性能 中国
ところで中国がF117程度のステルス機を開発するなり導入なりして配備するまでの時間的猶予ってどの位あるでしょうか?
その技術が米国一国にあるうちは優位状況が変らず問題となりませんが、核がそうだったように他国に同様の技術が広がるともう誰にもコントロールできない。

現状ステルスのインターセプトは非常にむずかしい。それは米国にしても同じでE2Cなどの空母艦載機のAEWでは到底対応できない。光学系捜索あるはIRSTにしてもレーダー程マルチパーパスでないわけでこのまま事態が推移すれば盾と矛の矛が突出した時代になるでしょう。

その場合、台湾海峡はおろか周辺海域にもろくに米国はトラの子の空母機動部隊を展開できない状況に陥りパワーバランスが崩れてしまう。このパラドクス的な脅威を米国はどう考ているのだろう?あるいは技術的ブレークスルーの算段があるのか?

>土門さん
「なるほど」byパトリチェフ
 新説銀英伝ですね。(W

投稿: デコイ | 2006.04.14 12:09

※大石さんへ、「敢闘言」の件について
まず言っておきますが、私は毎日ネットを閲覧できる生活環境にないので、ご了承ください。

 さて、今週の「敢闘言」ですがまず、大石さんの言う「一日で10億稼ぐようなトレーダーと、フリーターの格差を是正しろと言うのか?」「(前略)それは今の時代にはナンセンス」という記述は、日垣はしていません。
まさか、あくまで”みたいな”と書いているから直接文章中に出ていなくとも問題はない、とは言われないですよね?それが通用するなら、比喩使っていくらでも日垣の文章の”イメージ”を悪くできてしまう。
それ以前に大石さんがやってる、「引用」でなく、「みたいな」とつけて勝手に自分で話まとめて、それに対する批判書くって、それトートロジーでしょ。大石さんが「資本主義制度の枠組みで経済が回っているということは~」と言いたいがために、今回の「敢闘言」を資本主義崇拝の話にまとめるって、そりゃ無理あるわ。

 あと、大石さんが俺に言ってる、
>>全然具体的な話できてねーじゃん、ということなのでは?
>>結論はあくまで「時間割給与」というパラダイムが通用しなくなりつつある、てことなんですけどね。
>なるほどそういうことですか。所で、これも矛盾していませんか? 極めて好意的に解釈して、日垣氏がそういう方向の話へ持っていきたかったとしたら、その話を、同じ紙幅を費やしてすべきだったでしょう。具体的な話が出来ていない点に於いては、日垣氏も全く同様かと。
 については、「あんた何いってんの?」ですませたいとこですが、まあ言っておきましょうか。
・「なるほどそういうことですか」「好意的に解釈して」と言われてますが、つまり俺の言い分が正しいとお認めになるわけですか?ていうか負け惜しみ?違いますよね?
・大石さんは「メタな批判お断り」な方ですが、今回の敢闘言はまさしくメタな話、現パラダイムの不通用、という話なんですわ。なら、現代における格差是正が立ち行かなくなってる、という話をその結論の前に出していくのは「あり」なんですよ、文章として。
・で、現パラダイムへのメタな観点からの話なのに「具体的な話が出来てない」って批判されてもな。そこで「具体例」出すなら、今回みたく「現状の問題点」になるでしょう。

ところで今後、「過去に遡って」話する時はここにコメント付けてった方がいいですか?それとも最新の日?

投稿: きり | 2006.04.14 14:09

>ところで今後、「過去に遡って」話する時はここにコメント付けてった方がいいですか?それとも最新の日?

どこかのブログでも借りて、トラックバックを送るのが、お互いに便利かと。

投稿: | 2006.04.14 21:28

>Inoue 2006/04/13 12:43:26様
>米国よりもはるかにレベルが下でした。旧ソ連時代に向こうの医療を視察した米国の医療関係者に言わせるなら、
>「この程度の医療なら、米国でも無料だ」
>とコメントしてます。
この発言ですが、それはあくまでも「ソ連が存在していた時代の米国」の話です。現在は民間保険に入れる人間の割合が減少の一途をたどっているので、当時のソ連の医療制度よりも悪化した状態に置かれている人間の割合がずいぶん増えているかと。なので、底辺に目を向ければ医療はソ連よりも悪化しているといえるでしょうね。まぁ、アメリカはアスピリンやらの強力な薬が平気でコンビニで売っているお国柄ですので、大病しなければ問題ないかもしれませんが。

でもまぁ、時期的にソ連が自爆したころからアメリカの医療制度が悪化の一途をたどるようになったのはある意味興味深いお話ですねぇ。ソ連に対抗するべく整備したセーフティネットが崩壊するようになったってのは言いすぎですか。しみじみ

投稿: うみゅ | 2006.04.18 02:20

 すみません。コメント貰ったのに気付くのが遅くなりました。

>現パラダイムへのメタな観点からの話なのに

 残念ながら私にはまったくそうは読めませんでした。単に、極論を引っ張って来てためにする、いつもの日垣先生のお作法以外に私が読み取ったものは何もありません。
 というか、もし「現パラダイムへのメタな観点からの話」ということであれば、別に日垣先生に限らず、私たち表現者が日常行っている作業は、あらかたそういうものでしょう。
 私だって、偶にそれやるわけですが、できればそういうことは避けたいと、ブログで皆さんの批判を頂戴するわけでして。

投稿: 大石 | 2006.04.18 05:55

わかりました。これ以上やりとりしても、すれ違い続けるだけのようですね。
ただ、ここでの「ためにする」は用法がちょっと間違ってませんか?と、一言申しておきます。

投稿: きり | 2006.04.18 15:52

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