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2006.07.17

天国と地獄

 今日は祝日なんでしたっけ? 一方は暗く、そして一方は妬ましい話。

※ <秋田男児殺害>「娘愛してなかった」食事なし汚れた服
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060717-00000012-mai-soci

  給食が一番のごちそうだったとか、涙なしにはこの話は聞けんとですよ。果たして、この子は、地方だからこうやってネグレクトされたのか? 明らかにネグレクトされているという状況に、どうして私たちはもっと注意を払えなかったのか? 公営住宅に入るということは、それだけ稼ぎが厳しいということですから、もう少し、行政の監視の目が合っても良かったような気がする。
 せめて、公営住宅に居住する場合は、子育てに関して、行政が監視しますよ、ということを付帯条項にすべき時期なのだろうと思うわけです。
 一日も早く、子育ての「社会化」を推し進めるべきですよね。

※ 27才1,200万円! 国民の働く意欲削ぐ講談社の異常賃金
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=444&e=2

 国民の働く意欲を削ぐんじゃありません。物書きの働く意欲を削ぐんです!
でも、講談社の給料が良いのは今に始まった話じゃなく、私がデビュー時点で、すでに社内の青色申告勉強会が有名でしたよ。
 ただ、あの頃と今が確実に変わったのは、あの頃は、やっぱり給料は二の次だったんですよ。だから名物編集者が上から下まで一杯いた。今はもう、とりあえず、要領が良くて運良く入社できました、という連中が増えてしまい、昔みたいなとんがった人間がいなくなりましたね。
 昔の編集者は、身銭切って有望な新人に投資したものだけれど、今の編集者は、とりあえず売れた作家から原稿取れればいいやという姿勢ですから。

 ところでこの話、斜に構えて読むと、27歳で、そのサラリーを得るのは間違いなのだろうか?

※ 衰弱知りながら給水停止・保護申請却下 障害者が孤独死
http://www.asahi.com/national/update/0716/SEB200607160041.html

 なんだかこれも講談社の件と比べると、天国と地獄みたいな話だけど、私はこれは家族の責任だと思います。子供との関係が複雑だから……で保護していたら、たちまち制度はパンクするでしょう。どこかで福祉は切らざるを得ない。どこで線引きするかとしたら、家族のいるなしで線引きするのは致し方ない。それは極めて合理的な行政判断だと思う。
 ここで問題とされるべきなのは、その状況が認知された時に、家族に対して、行政はどう接したか? という程度だと思う。

※ 単3電池で有人プロペラ機飛んだ! 世界初、160本で59秒
http://www.sankei.co.jp/news/060716/sha076.htm

  くだらないけど面白い話だ。

※ メルマガおまけ アメージング!

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コメント

>単3電池で有人プロペラ機飛んだ!
これは、パナソニックの「オキシライド」のコマーシャル企画だったと思います。
前のテレビコマーシャルの中で、「次は飛行機に挑戦」みたいなフレーズが流れていた記憶があります。

しかし、逆に考えると人力飛行機の場合、すでに40キロも飛んでいる訳で、人力のすごさを改めて感じました(つまらない投稿で失礼)。

投稿: 成田の近くの住人 | 2006.07.17 10:07

※ <秋田男児殺害>
気になるのがTVのチカラの件。これ下手すりゃ殺人教唆の疑惑さえ出てくるんですが。
※ 27才1,200万円! 国民の働く意欲削ぐ講談社の異常賃金

1ヶ月働くだけで大学院博士前期過程分の奨学金を全部返せそうな給与水準ですね。
大体この年齢だと他の会社の場合この給与の4分の1くらいじゃないでしょうか?

※ 単3電池で有人プロペラ機飛んだ! 世界初、160本で59秒

JCOMTVで何回かOAされてましたね。この話。

投稿: 悪党の最後の逃げ場 | 2006.07.17 11:00

>27歳で、そのサラリーを得るのは間違いなのだろうか

給料で叩かれるのは官公庁、しかし官公庁が高いのは主に50過ぎの国家公務員の一部だけ。給与体系が世間一般と乖離しているとされるのは銀行等の金融とマスコミ全般。官公庁の給与が高いと叩く側のほうが給与体系が高いというのはどういう芝居なのかと。
はっきり言ってその半額で十分。消費者サイドからすれば、27歳社員にそれだけの高給を与える余裕があるのなら、もっと出版物の価格に還元してもらいたい。物書きで消費者サイドとは別の立場をもつ大石センセには別の意見もあるだろうけど。

投稿: 時をかける名無しさん | 2006.07.17 11:06

出版物の価格はあんまりどうこう言うつもりはないけれど、
社員に払っている給料のうち1/3でもコンテンツを作る方に
回せばいい、とは思います。中間に立ってる人間が儲かるのは
どこも同じか…?

投稿: | 2006.07.17 11:25

この講談社の給与水準を見る限り、既存メディアはお上に守られすぎじゃないかと。
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=444&e=2
因みにこの記事によると同じ年齢でソニーでは600~650万、キャノンでさえ良くて700万ですからこれはどう見ても異常すぎますよね。
あと普段週刊誌等で悪罵のごとく罵っている国家・地方公務員だと大体400万らへんだそうですし。
やはりこの異常な高給の元凶は再販制度の存在があると思いますが如何でしょうか?

投稿: 悪党の最後の逃げ場 | 2006.07.17 11:43

>ここで問題とされるべきなのは、その状況が認知された時に、家族に対して、行政はどう接したか? という程度だと思う。
これは納得できません。家族の中で虐待あるいはネグレクトされている場合はどうなるのでしょうか?
子供は社会化して保護すべきだが大人でしかも障害者なのに保護する責任は無いというのは筋が通りません。
予算削減のために生活保護の申請をあれこれ難癖をつけ門前払いをし餓死させた事例は少なからずありますが、これは相当悪質なケースです。

投稿: | 2006.07.17 11:48

>大人でしかも障害者なのに
「大人だと障害者なのに」と訂正します。

投稿: | 2006.07.17 11:51

>27歳1200万円

今元気があると言われている最高益を更新しまくっている製造業関係に勤めていますが、大卒5年目、院卒3年目ではどれだけ仕事ができても25万~30万/月、残業しまくって+10万/月が限界。成果ボーナス加えて考えるとソニーキャノンで優秀な人の600~700万というラインはリアリティがあります。普通な(さほど優秀ではない)社員だと400~450くらいが精々でしょう。
貰ってることの是非はともかくここまで違うとちょっと馬鹿らしくなってきますね。今は仕事に誇りと喜びがあるから良いけど。

投稿: P | 2006.07.17 11:58

>27才1,200万円

別に民間企業だからいくら取ってもいいんだけれどいも、この給料で採算が取れると言うことは雑誌や書籍の値段はまだ安くできると言うことかな?
巷間言われている出版不況との関係はどうなってるんだろう?

投稿: | 2006.07.17 12:08

電波利権にあぐらをかいているテレビやラジオ業界とか、再版特殊指定解除問題で、政治家に圧力かけて大政翼賛会なみの言論統制をする新聞社と違って、一般の出版社は自由競争で儲けてるんだからいくら社員に金を払ってもいいじゃないですか。
 問題があるとすれば、株主の権利がないがしろにされてることでしょうね。そんなに社員に払う金があるなら配当よこせとか、末端の編プロとかライターに金を払って、本の品質あげて売り上げ伸ばせとか。

 私が納得いかないのは、病院諸君にペコペコ頭下げてる大手製薬会社のMRの方が、大半の病院職員よりも高賃金ってことだなあ。研修医はもちろん、3~5年目ぐらいの医師よりもMRの方が賃金が高い。

投稿: Inoue | 2006.07.17 12:15

最近、雑誌の値段って上がってますよねえ。
特に新創刊なんかだと、1000円代の月刊誌が多い。
活字離れ本離れで仕方ないのかと思っていたんですが、これは・・・・。

おなじ出版界で、大手企業でも某コンピューター系最大手出版社なんかの内情は聞くも涙で、それが出版業界全体への認識だったので、意外です。
(本社は転々と転居を繰り返して次第に手狭になり、外資に買われた挙げ句売り飛ばされ、廃刊ラッシュで編集者の正社員は数えるほどまでに討ち減らされたとか・・・。
 まあ、バブリーだった業界に特化していた会社というのはあったんでしょうけど・・・。)

投稿: nanasi | 2006.07.17 12:37

>今元気があると言われている最高益を更新しまくっている製造業関係に勤めていますが、
>大卒5年目、院卒3年目ではどれだけ仕事ができても25万~30万/ 月、残業しまくって+10万/月が限界。

中途でどこぞに技術職で入っても電機業界だと年収の上限は残業代込みで400万円位…実際には残業込み込みで手取り300万程度…だと思います(中小の場合)。
大手だとある程度給与はあがるようですが、会社によっては出鱈目な設計を自分でやっておいて、外注に面倒な所を押しつけたりしてる訳で。

まぁ、そういう「労働の質の格差」はさておき、製造業の問題は一般労働者にお金が回らない体質ができあがっていて、
設備投資>役員報酬>>社員の給与
と言う優先度の状態がここ数十年定着しちゃってる事だと思います。最近では正社員を減らして外注や派遣を安く使って…と言うのも普通になってしまいましたしね。

まぁ、出版社は出版労連が相当がんばったからとりあえず大手の正社員はいいお金もらえる(とはいっても労働も厳しいことを考えると一概に高くもない)ようにはなってますが、
電機業界などの製造業は労働組合が駄目駄目だったので今の惨状がある訳で…大手なんかは社内労組の幹部経験者が役員にピックアップされるというのが普通ですから、一般社員の待遇改善とか外注の待遇の改善なんつー会社の気にくわない要求を労組が出す訳が無いorz

投稿: Artane. | 2006.07.17 12:40

追記。
ここで槍玉にあがっている「FRAU」と言うと、敗訴なファッション雑誌ではないかと思いますが(^^;
やっぱし、パブ記事を含めた広告収入がかなりあるから「裁量手当」も高いんじゃないですかね。

本の価格も価格だけど、講談社のような大手でハイソな雑誌を多く出している出版社が向いているのは読者やライターや作家では無くて、広告主様だって事の傍証になるような(;´Д`)

投稿: Artane. | 2006.07.17 12:48

 製造業の価格競争はすごいですね。あきばお~のメルマガで、7型ワイド液晶つきDVDプレーヤが9000円台で買えることを知ってびっくりしました。ベストゲートで価格を見たら、同じ価格帯の商品が10種類ぐらいあって、しのぎを削ってる。
 これって、1年前の激安DVDプレーヤ、5年前の携帯CDプレーヤの価格じゃないか。どうやったら利益が出るのよ?

投稿: Inoue | 2006.07.17 12:58

 講談社社員の賃金が高いという事実は否定できないが、その原因が「再販価格維持制度」だというライターの見解は間違っている。
 再販規制は、商品の品種が多く、多品種少量生産の出版業界では、さして供給側の利益に貢献しない。どんなに価格が安いからといってくだらない本を買うことはないし、高くても必要な本は売れる。
 むしろ、再販規制は、返本制度の維持に役立っている(このことは出版労連が再販維持のための意見書で述べている)。返本制度がないと、在庫リスクをかぶる小売店は、売れる本しか置かないから、書店における商品の多様性は著しく下がる。
 携帯電話やテレビ局と違って、出版への新規参入は完全に自由だし、金を出せば、シロウトが取り次ぎ会社を通して本を売ることもできる。
 ってことは、講談社社員の高賃金は、正当な企業努力の結果であって、株主以外は、誰も文句は言えないんじゃないですかね。

投稿: Inoue | 2006.07.17 13:17

>衰弱知りながら給水停止・保護申請却下 障害者が孤独死

 障害者年金貰ってなかったのかな?貰ってなかったとすると年金払ってなかったんだろうなぁ。

投稿: ¥e | 2006.07.17 13:21

 生活保護の機能不全は、ケースワーカが足らないことが問題の根幹にあります。ケースワーカ1人で50人ぐらい担当していたりします。40人学級で一斉授業するのだって大変なのに、あちこちにばらばらに暮らしている人を管理するのは大変だ。
 居宅保護を生活保護の基本に据えるという方針は、理念だけから考えれば美しい。貧しくても、貧しさの中身を選択する自由はあってしかるべきだ。飼っている犬の世話に生活保護費の大半をつぎ込んでいる人がいるそうですが、そのくらいは個人の自由でしょう。
 しかしですね、居宅保護をまともにやろうとすると、ケースワーカが何人いても足らないんです。下手をすると福祉予算の何割かがケースワーカの人件費に食われてしまって、間接経費の方が、物資買い付け費用よりも多いという、国連プログラム援助みたいなことになる。
 居宅保護よりも、施設保護を充実させる方が、金もかからず、上記記事のような悲劇も避けられるんではないでしょうか。水道の止まった自宅でがんばろうなんて人はホームレスぐらいでしょう。
 山本譲司元国会議員の「獄窓記」によると、今や刑務所が老人福祉施設になってしまってるそうです。出所しても行き場書がなく、刑務所に戻りたくて鉄道駅に放火した老人がいましたし。

投稿: Inoue | 2006.07.17 13:37

>27才1,200万円

まぁ突き詰めれば皆さんが書かれてるように
「幾ら払ってもええやん、儲かってるなら」
って事になりますね。
突き詰めていく過程で何やら色々とやる気が無くなっていくのもまた事実ではありますが。
ほんとな・・・すげぇな世の中はorz

>inoue氏
>DVDプレイヤー
規格が変わる節目だから在庫を吐かしてしまいたいんじゃないですかね?
古いタイプのDVDプレイヤーを持っていたくないから、なるべく採算ギリギリの価格で叩き売ってるのかもしれません。

そういえば自分のPCにもDVD+-RWのコンボドライブ付けましたが、これも安くなったなぁ。
ちょっと昔だったら手が出ない値段だったのに。

投稿: 偏頭痛持ち技術者 | 2006.07.17 14:26

>※ 27才1,200万円!

リンク先の給与明細を見ると社会保険料と所得税、地方税(住民税)で19万近く払っています。社会に大きく貢献しているのだから褒めてあげましょう。よくわからないのが「裁量手当」の36万弱でこれは毎月同程度でるんですか? 音羽屋一家はTBS、日本放送などの株を多量に保有している、していたんですよね。
本業の成績よりもなにを所有しているかが大事だったのか。

投稿: 玉造 | 2006.07.17 14:36

再販制のアホらしさはDVDとCDの現状を見れば概ね分かるでしょう。
価格統制に固執して業界自体が地盤沈下していっているのは出版も同じね。
受給による価格の調節はブックオフやアマゾンが中古品で代行していますが、アレが本来出版が取れたはずのチャンスロスです。

投稿: シャイロック | 2006.07.17 15:11

>子育ての「社会化」を推し進めるべきですよね。

 「と」印精神科医、香山リカたんの持論と同じですが、嫌われ鈴香のようなロクデナシなら、「社会が育てるから、あたしは育てないでいいや」と、逆方向に暴走する可能性は十分あると思われ。それこそ、カップめんすら与えなくなる。「社会に食わしてもらいな」という理屈で。
 自分の小学生以前の記憶では、昼間は親戚でもない他人の子をその親の事情で預かっていた例も近所にあったけど、事故でもあったら生涯賃金+慰謝料+αを請求されかねない今のご時世では、同じことは無理でしょう。せいぜい、隣近所でネグレクトが行われないよう警戒し、発覚したら実親から強制的に公権力が引き離すようにできるしかない。

 『日本沈没』の山場、過去のチョナンの「国のために戦うなんて、死んでも嫌だ」という持論の正反対になりましたな。いよ、日本民族を救うため特攻を決意した、民族の英雄草なぎ剛、君には金鵄勲章を授与しよう!(もちろん、これは皮肉。しかし、近い内によしりんがこれをネタにしそうな悪寒)
 せいぜいブチュ~までで、エロシーンがなかったことも評価できる。しかし、同じことをコウから言われたら、折れなら状況に構わず、五代君か、横島忠夫になってしまうだろうなぁ。(宿営用天幕の中でHされたら、某A庁としてはイメージダウンになるから、反対するだろう)

投稿: 土門見人 | 2006.07.17 15:40

 再販をやめると、返本ができなくなるから、在庫リスクを減らすために、書店は取り次ぎのセット配本は拒否して、個別に出版社から仕入れて、少数の売れる本だけを大量に並べるようになる。
 本は全国津々浦々の書店に2~3冊ずつでも並べられて、手にとって見てもらうことが、新規読者拡大に決定的に重要で、これがなくなると、読者層は縮小再生産にならざるをえないと思う。

投稿: Inoue | 2006.07.17 15:51

"某ハリウッド映画と、妙にそっくりなプロットになってしまった。これでまず、原作やオリジナル作品のファンはガックリくる。"
http://movie.maeda-y.com/movie/00765.htm
今週のダメダメにされてしまった「日本沈没」。原作と映画は別物と割り切りったほうがよかんべぇ~。

投稿: | 2006.07.17 17:10

Inoue さま
>本は全国津々浦々の書店に2~3冊ずつでも並べられて、手にとって見てもらうことが、新規読者拡大に決定的に重要で、これがなくなると、読者層は縮小再生産にならざるをえないと思う。

著者がネットで直販すればいいんじゃない。
少部数出版を請け負う印刷会社もありますし、コミケという例もあります。

データだけを販売して、複写ごとに料金を取るとか。

投稿: むのじ | 2006.07.17 18:42

 ネットでは手にとって見られない。最近、Amazonが中見検索サービスを始めましたが、文字だけで絵は見られない。
 店頭でのブラウジング(立ち読みとも言う)がどれだけ多くの新規読者を獲得しているか計り知れない。
 かつて、大塚英志は業界紙「新文化」にといて、コミックのパックを厳しく批判し、それが最終的には市場の縮小につながっていくだろうと予言しました。検証しようがありませんが、文字系の作家にくらべて、マンガやイラスト系の作家が雑誌連載に固執する理由はここにあると思います。小説なら店頭で立ち読みできるもん。
 最初に読んだ大石先生の小説も、特に何の予備知識もなしに、店頭でたまたま見つけて衝動買いしたんです。

投稿: Inoue | 2006.07.17 18:56

>本は全国津々浦々の書店に2~3冊ずつでも並べられて・・・

このシステムはもう崩壊してますよね
確実に売れるベストセラーな本だけが全国津々浦々居並んで
その他の書籍は少数の品揃えの多い巨大書店にしか行かない状態なのでは?
ぶっちゃけ大石先生のハードカバー本もその状態でしたし

投稿: AC-DC | 2006.07.17 19:23

全く、新興の祝日には国旗掲げる気にはなれないね。

投稿: すぐ戻ります(蚤の市) | 2006.07.17 19:45

腹の立つ話ではありますが、ここ10年は技術書か趣味の資料くらいしか買ってないのでまあどうでもいいです。
高校の頃いわゆる流行作家のものを読んでみて・・・なんだかなあと思っていらい、早川文庫しか買わない事にしました。講談社はカトカンの本と貞吉七番だから、これはいいや。
本当書籍ってバカ高いですね。ちょっと分厚い文庫本で1000円オーバーなんてザラ。

投稿: | 2006.07.17 20:13

ただ、地方は、書店の質が、東京に比べるとかなり劣るので、せっかくの「2~3冊」すら入ってこないことが多いです。こないだも、市街地にある、割と品揃えのよかった大書店ですら閉店と相成りますた。神保町が懐かすぃ…。

投稿: truly_false | 2006.07.17 21:50

 本やタウンで大石先生の本を検索かけてみたら、133冊(コミック原作を含む)のうちの100冊ぐらいは絶版。amazonマーケットプレイスなら古書で手に入れることができますが。
 出版社社員の給与だとか本の価格なんて些末な問題です。研究者でもマニアでもない、一般読者が、末永く本を読める状態を実現するシステムを考えるべきではないでしょうかね。
 電子データ化して売ろうとしても、P2Pに放流されたら終わりだし。

投稿: Inoue | 2006.07.17 23:01

>私はこれは家族の責任だと思います。

「現代の生活困難者の扶養は、こうして、そのかなりの部分が親族の手にゆだねられているが、この領域に対する国家社会の進出は、なお強く望まれている。」(「口語民法」自由国民社 改訂版三刷P.420)
に一票。
家族の扶養義務を外さないから、ホームレス化して行き倒れとか自殺とか、そういう選択を強いられる人が出る。

投稿: | 2006.07.17 23:03

>衰弱知りながら給水停止・保護申請却下 障害者が孤独死

関西に住んでるんですが。今日のラジオ放送で太平サブローがこの件を担当した役人のことを「こいつら全員、殺人罪じゃ」とのたまってたな。ニュースを読んでいたくらいだから出演者はみな、死んだ男性に長男、次男が居ることを知っているのにそっちは完全スルーで、終始行政の批判を延々やっていた。大阪はそういう受け取り方をするのがデフォ
のように感じさせる内容だった。

投稿: | 2006.07.17 23:17

再販制度があっても本屋はどんどん減ってる
みたいですね。
既得権益にしがみついて努力を怠るとiPODに
やられたSonyみたいになりますよ。

投稿: とおり | 2006.07.17 23:25

>家族の扶養義務を外さないから、ホームレス化して行き倒れとか自殺とか、そういう選択を強いられる人が出る。

ホームレス化して行き倒れとか自殺とかの選択肢を選びたくないなら、自分で家族を作ったり、地域と互助のシステムを作り上げれば良い。日本より貧しい国では、そうしているし、かつての日本はそうだった。

国家に何でも面倒を見させようというファシズム的な福祉政策は、家族制度や地域の互助システムを破壊して(だって、税金払って、払った税金以上のサービスを受けられるから)、個人をささえる後方支援を無くしてしまった。

必要なのは、家族の支援と、国家による福祉制度の廃止だと思う。


投稿: むのじ | 2006.07.17 23:30

世の中もうどうでも 好きなように何でもやってください
ミサイルが飛んでこようが27歳で1200万貰おうが
自分の子供を殺そうが,のたれ死にが出ようが
どうあがいても,世の中よくはならんでしょ
勝ち組だけ生きていけばいいじゃないですか
社会,政府なんて何もしてくれません
何かしてもらおうとも思いません
自分の力で生きていけない,稼ぎが悪い人間は自業自得です
いっそ死んでしまえばいいんです

投稿: 契約派遣社員 | 2006.07.18 00:40

>いっそ死んでしまえばいい
「生物界における弱肉強食こそ宇宙の法則であり、真理であると思います。すでに生の闘争と優勝劣敗の真理を認める以上、私には理想主義者の仲間入りをして無権力、無支配の社会を建設するというような幸福な考え方の真似はできません。また、しかも、生物がこの地上から影をひそめぬかぎり、この関係による権力が終止せず、権力者はぬくぬくと自己の権力を擁護して弱者を虐げる以上、そして私の過去の生活がすべての権力から踏みにじられてきたものである以上、私はすべての権力を否認し、反逆して、自分はもとより、人類の絶滅を期して、その運動を図っていたのであります」(朴烈大逆事件の金子文子)

彼女は人類絶滅を考え計画したわけではありません。狙ったのは病人(大正天皇)と坊ちゃん(皇太子)ですが、これさえ観念的、いや妄想的で事件は権力側の捏造です。最近、破滅型の人間が増殖しているように思います。いっそ死ぬ前になにかやらかすヤツが現れてもおかしくありません。

投稿: | 2006.07.18 06:42

あのーガリバー講談社など出版大手二社がこれだけの給与払えるなら規制解除だとか言われていますけど、こんなにもらえるのはホント音羽のトップの講談社だからで、これを基準に規制解除だ値下げだ印税アップだとやられたら中小出版社みんなつぶれちゃうよ。最上位企業で業界全体を語られるとつらすぎ。

投稿: | 2006.07.18 07:43

しかし講談社や小学館や「天下の」文芸春秋社とかの大手出版社ってテレビ局が制作会社に番組制作を格安で丸投げするのと同様に編集プロダクションに格安で丸投げしてるんじゃないですか?これじゃ彼らに新聞・テレビや公務員が高給取りだとか批判する資格なんかあるわけない。

投稿: 東京蟄居許可局 | 2006.07.18 15:55

>昔の編集者
http://www.chikumashobo.co.jp/cgi-bin/books_search.cgi?mode=det&c=1&e=.jpg&keyword=4-480-42235-8
これくらい、骨があればいいんでしょうか?

さて、日本沈没第二部
谷甲州さんがチーフで森下一仁さんとかあつまって、虫プロ状態でかかれたようですが、小松左京ブランドは強い。何年と本を出していなくても、8/1初版で8/10重版、圧勝!

でも、C☆NOVELSのチラシ。8月も横山さんだけなのね。

投稿: pongchang | 2006.07.23 08:21

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