ミサイル発射を読む
※ 北ミサイル「全部で10発確認」 露軍参謀総長
http://www.sankei.co.jp/news/060705/kok117.htm
船舶立ち入り制限、事前に情報入手 日本側、発射を察知
http://www.asahi.com/national/update/0706/TKY200607050629.html
北朝鮮、ミサイル追跡システムを中国から調達か
http://www.sankei.co.jp/news/060706/kok004.htm
要は何が発射されたかですが、もしテポドン以外のものが全部ノドンだとすると、これは液体燃料ですから、それを注入するための部隊と設備が要る。北は入れっぱなしにできる液体燃料を開発したと話す脱北者もいるけれど、ちょっと信じられない。
となると、ノドンの中に固体燃料(液体燃料デスタ)のスカッドが混じっていたり(報道ではそうしている所もある)、発射間隔というのは、その燃料注入部隊が展開できた時間のコスト・パフォーマンス等に拠るんでしょう。報道通りに、スカッドが間に入っていたとすると、これはノドンの即応戦力度は、かなり低いと見て良いんでしょう。少なくともスカッドほどの融通性は無い。 つことは、結構融通性が良いと判断していいのか。
* テポドン2、昨日お昼の録画のCBSニュースを見ていたら、あれは朝7半頃の生放送になるのかな、その中で、発射42秒後に、自爆なり誤爆なりした、と言っていた。とすると、これは発射直後ですから、自爆では無く誤爆の可能性もありますね。あるいは、飛びすぎてから自爆させるだけの技術力が無かったから、そこで自爆させたか。
ただ、観測船が出ていない所を見ると、もともとデータ収拾には興味が無かった様子が窺われる。自爆の可能性も大いに残る。
* コブラボール。間に合わなかったみたいですね。一発目が撃たれてから、30分後、のこのこ離陸している。そういう意味では、キティを小樽に入れはしたものの、米軍もちょっと隙を突かれた部分があったのでしょうね。
それにしても、北朝鮮は、心理戦だけは上手いですね。日本の記者団を平壌に迎え、万景峰号も入港。北のウォッチャーには、「いや、燃料なんて入ってないよ」と偽情報を掴ませ、ここで撃ってくる。少なくとも日本のメディアはまんまとしてやられましたね。
※ 東京慈恵医大青戸病院事件:執刀医の有罪確定
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060705dde041100051000c.html
この事件、これは事故か事件なのか? ということを考えたときに、患者側にとっては、明白な事件ですよ。腕も経験も無いのに手術を強行して、失敗したという事実をなかなか認めずに死なせたわけですから。
医師が人を死なせて「禁固2年、執行猶予4年」なら、これは患者も医者も気の毒でしたで済むかも知れないけれど、医師が患者を殺して「禁固2年、執行猶予4年」が果たして妥当なのか?
医師だって経験を積まなければならない、どこかで実験台になる患者が必要になる。でも、このケースで言えば、現場に指導する人間も監督する人間もいなかった。ぶっちゃけ盲腸を切るのに医学生に初めてメスを持たせて、それを誰も監督しなかったということですから、それが救急車で搬送されてきた患者ならともかく、こういうケースで、強行されたということは、病院の体制も含めて、その責任が厳しく問われるべきだと思う。
われわれが一つ混同してならないのは、医師不足の問題と、医療過誤の問題というのは、ある部分に於いては不可分に発生するけれど、全ての医療過誤を医師不足の問題に帰するとしたら、それは無理だと思う。
※ 頭から熱湯、2歳女児死亡…アザも十数か所
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060706-00000000-kyt-l25
ぐらしか~。滋賀県高島市って、近くのどこに空自基地があるんでしょうか。レーダーサイト? 補給関係? 3歳2歳8ヵ月の三人じゃ、母親が一人で育てるのは無理に決まっているんで、周囲の協力が得られなかったのは残念ですよね。それはそれとして、夫婦共々15年くらい刑務所に入れてやれ。残された子供は社会が育てるしかない。
このケースが非常に不幸なのは、折檻が続いていることを以前から隣近所は知っていたのに、誰もどこにも通報しない。やっぱり日本の社会風土からして、御近所がそこまで立ち入れないという雰囲気があるけれど、この辺りの児童虐待に関する法整備を徹底して薦めなきゃならんですよ。現実に、それを保護する機関はあるのに、法律が追い付いていない現状は、税金の無駄遣いですよ。
※ 有罪判決の翌日、同じ女児につきまとい 高裁が賠償命令
http://www.asahi.com/national/update/0705/TKY200607050579.html
なんだか、司法が全く機能していない感じがするんだが、なんでこれで逮捕収監にならないのか。極めて悪質なケースなのに。
※ 田中知事1418万円 県議平均1284万円 05年所得報告
http://www.shinmai.co.jp/news/20060703/KT060703ASI000002000022.htm
1.ミリオネアの賞金が500万円しか計上されていないが、残りの500万円はどうなった? 菅原さんと折半という形?
2.講演料など事業所得は経費が収入を上回りマイナス529万円
これ、石原都知事もマイナスでしょう? 要するに、サラリー貰っているから、別に原稿なんか書く必要は無いわけですよ。じゃあこの赤字は何か? というと、税金払いたくも無いから、たとえば講演で、新幹線代も交通費として出るのに、自腹でグリーン車乗って、その差額を交通費として計上、あるいは田中の場合は、ホテル代ですよね。そこで原稿書いたことにして、とにかくバカスカ高級ホテルに泊まって、それを経費計上して、ひたすら赤字を築く。意図的な赤字の演出です。
こういう所に税務調査が入ったら、微妙ですよ。会社経営と同じで意図的な赤字の演出ですから。税金払いたくないから仕事を減らす、経費をバカスカ使うというのは、どんな業種でもありうるわけですよ。全然非合法じゃない。まったくの合法行為。時々、この食事代、妥当ですか? この銀座通いは経費とはいえんでしょう? という話になる。ただ、普通は、自分の稼ぎを越えて経費は使えないから、赤字になることはまず無い。でもこの二人はそれが出来るわけです。
ここで、一つ極めて疑問なのは、政治家ですよね。それもそれぞれ長野県、東京都という決して小さくはない、東京に至っては、国家並みの財政を預かる知事が、自分の稼ぎに関して、意図的な赤字を演出して、納税額を減らしている。果たしてそれは政治家の倫理観として正しいことなのか?
3.あと、田中は、出直し知事選挙の時に、まるで江川の空白の一日みたいな芸当を駆使して、家の借金をチャラにしたわけです。8千万、どうやってチャラにしたかを公表せずに済むように小細工した。知事選においては、当然知事の資産公開とは別途に、資産状況を明らかにすることを有権者が求める権利がありますから、この田中の最大の金銭疑惑の8千万、どうやって帳消しにしたのか、県民もメディアもきちんと突っ込まなきゃ駄目ですよ。
※ メルマガおまけ ENT終焉で当然
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コメント
スカッドって液燃ですよね……
投稿: | 2006.07.06 11:30
あ、御免す。
投稿: 大石 | 2006.07.06 11:35
>ただ、観測船が出ていない所を見ると、もともとデー>タ収拾には興味が無かった様子が窺われる。自爆の可>能性も大いに残る。
実は韓国の調査船が…ゲフンゲフン。
投稿: M | 2006.07.06 12:07
着弾地点の監視船、4日展開=北朝鮮、ミサイル発射で-政府筋
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060705-00000066-jij-pol
観測船だの特別列車だの兆候はあっても、さすがに夜間に発射するとまでは読みきれなかったんでしょうかね?
投稿: 肉 | 2006.07.06 12:18
さっきフジでやってたオレンジ色の空。
これ、大町の人が糸魚川で撮影したらしいんだけど北のミサイルでほぼ間違いない?
あのおじさんいくら貰えるんだろう。<情報提供料
投稿: | 2006.07.06 12:22
>さっきフジでやってたオレンジ色の空
見てましたけど、そんなトンデモな……、と絶句しちゃいマスタ。
投稿: 大石 | 2006.07.06 12:24
>そんなトンデモな……、
そうですよね。あんな広範囲に・・・(;´Д`)
投稿: | 2006.07.06 12:49
読売新聞の記事によると「きりしま」が観測したミサイル追跡データを防衛庁に直接送信できないようで、US-1が「きりしま」のところまで、データの回収に行ったという記事が出ていました。
本当なんですかね。
投稿: 成田の近くの住人 | 2006.07.06 14:28
どなたか、昨夜のNEWS23を観た方はいませんか?
派兵拒否の米軍中尉の特集だったと思うのですが、観忘れてしまったので内容を教えてください。
以前に先生が指摘していた日本人士官の話かなと気になっているもので。。。
投稿: 行き台湾! | 2006.07.06 15:52
中途爆破で大量に撒き散らされた、ヒドラジンを含む雨が日本海側で観測されているとか噂がるけど、ホントかな?
投稿: | 2006.07.06 16:35
まずその噂の出どころはどこかな
投稿: | 2006.07.06 17:26
滋賀県高島市の空自、といえば、
ペトリオットの饗庭野(あいばの)分屯基地です。
陸自の今津駐屯地の裏手に饗庭野演習場があって、その演習場の端っこの山の上です。
ワタシの親父の田舎です。
ここへ登る途中の山の中へカブトムシを取りに行ってました。
投稿: 蛙 | 2006.07.06 18:56
↑↑ニュー速VIPが出所らしい。
私も信用しかけて色々書いたけど、実際には騒動に乗じて流されたガセ情報では無いかというのが色々見ての結論。
http://d.hatena.ne.jp/artane/20060705#1152107761
http://slashdot.jp/comments.pl?sid=323421&cid=973741
投稿: Artane. | 2006.07.06 19:01
ま、いくら患者の負担が減ると思われていても、いくら患者の利益が大いにあろうとも、少しでも死亡の可能性があり、誰もやっていなければ、新しい技術も薬剤も試してはいけないということです。
患者が苦しもうが、ましてや死のうが、公認された従来の方法でやるのがいいのです。それが裁判所の判断であり、大石氏のコンセンサスですね。
ちなみに逮捕された医師は、内視鏡下の手術で腎臓などの手術経験は十分に積んでおり、前立腺への手術が初めてだっただけですので、監督無しでの医学生が手術をするという例は、激しく誤っていますが、まあそんなことは小さなことです。
結局、どうあれ人が死ぬのだけが問題だと。
ああ、なんだ、死ぬような人間には手を出さなければいいんだ。なあんだ。簡単だね。
投稿: 小児科医 | 2006.07.06 20:15
>テポドン2
テポドン2、額賀長官や先崎統幕長の発言から、どうもトラブって日本海に落ちたみたいですね。北としては、アラスカ近くまで飛ばす気だった様で。
今回飛んだテポドン2のデータ、自前か米軍関連かわかりませんが、市ヶ谷にはかなり正確なモノ入ってるみたいですね。コブラボールが飛んでなかったとすると、SPY-1装備の日米艦艇(SPY-1装備じゃありませんが、米海軍のオブザベーション・アイランドも、5月末から日本海に張り付いてる模様)&テレメトリー傍受で掴んだ情報ですかねぇ。
そういえば、額賀長官ってテポドンのときも長官やってましたよね。会見の映像見ていると、既視感というか何というか・・・
投稿: 名無し二等空士 | 2006.07.06 21:39
やはり、一度ぶんなぐられたほうがいい>小児科医殿
「殴ったね!親にもぶたれたことないのに!」←そんな風に育ったやつにろくなのおらん。
と思い出した。要するにこれまでの主張は「成績よい子ちゃんの駄々コネ」だったんかと思う。
小児科医をおやめになるそうだが、医者様の世界にとどまるならともかく、社会人として使えん。
投稿: さいとー | 2006.07.06 22:25
>前立腺への手術が初めてだっただけですので、監督無しでの医学生が手術をするという例は、激しく誤っていますが、
どこが誤っているのですか?
アジやマグロをさばけることと、アンコウやボラをさばけるのとは違うと思いますけど。
>患者が苦しもうが、ましてや死のうが、公認された従来の方法でやるのがいいのです。それが裁判所の判断であり、大石氏のコンセンサスですね。
いいえ。小児科医さんのコンセンサスですよ。
他人と自分の論をきちんとわけましょう。
投稿: ほるほる | 2006.07.06 22:36
>今回飛んだテポドン2のデータ、自前か米軍関連かわかりませんが、市ヶ谷にはかなり正確なモノ入ってるみたいですね。
>コブラボールが飛んでなかったとすると、SPY-1装備の日米艦艇(SPY-1装備じゃありませんが、米海軍のオブザベーション・アイランドも、5月末から日本海に張り付いてる模様)&テレメトリー傍受で掴んだ情報ですかねぇ。
房総半島で試験中のFPY-Xとか予算化されて建造中の新型対空レーダサイトや「あすか」などで独自のデータを掴んでいたかも知れないし、
青森県車力の分屯地に米軍の移動式レーダが虎視眈眈と「この時」のために備え付けられていた訳で。
どっちにせよ、ミサイルの軌道に関しては今までよりも高精度のデータを掴んでいるでしょうね<自衛隊と米軍
問題はどこまでSIGINT,COMINT出来たか…ミサイル発射部隊や指揮系統の熟練度がどこまであがっているか掴めるので…ですが、コブラボールの上がりが遅かったということは…(;´Д`)
どーなんでしょ(^^;
投稿: Artane. | 2006.07.06 22:46
さいとーさん、批判するならアニメのセリフなんぞ使わず、自分の言葉で批判しなさいな。
青戸病院の医師は、
患者を害する目的で手術をしましたか?
患者の意思を無視して手術をしましたか?
内視鏡手術に全くもって経験がありませんでしたか?
そもそも刑法というのは、自ら意思を持って法を破る人間を掣肘するために編まれたものでありましょう?
その意味では、業務上過失傷害及び致死という罪状は、犯意が無いという事から刑法から見ても鬼子であるわけです。
なのに人を欲得や怨恨や劣情で殺した人間が、10年ぐらいで出所するところを、人を助けようと頑張って不運にもうまくいかず最悪の結果が出てしまった人間を厳罰に処して、どういう意味があるのです?
そりゃ、遺族の報復感情は満足ですね。あなた方も満足でしょう。
じゃあ、われわれは?
いちかばちかでは人を助けないほうが、我々の利益になるでしょう? 手を下さず死んでもそれは他人事。でも瀕死の人を一生懸命助けて死んだら罰せられるのですか?
だいたい内視鏡手術の経験が一切無ければ、そもそも手すら動きません。そんなにあれは生やさしいものじゃないです。ただ前立腺に対する術式が最初だったということです。私はあの医師に落ち度が無いとは言いません。ですが、じゃあもっと厳罰の刑事罰をあなた方が支持すると言うことは、国内未経験の治療は一切するなということに等しいですよ。
それにこういう種類の医療事故を厳しい刑事罰で再発防止効果があるのですか?
いやまあ、医療を行わなければ医療事故も起きないんで、それで良いというのなら筋は通っていますがね。
医師が治療を施して患者に不利益なことが起こったら厳罰にしろというなら、治療なんかしないほうがマシです。
とにかく人が死んだのだから許せないというなら、危険を冒して人を治すなんてごめん被るわけです。
そういう想像力がないのでしょうか?
あなた達の身体は、私の人生を賭けるほど価値はないですよ。だけど、信頼を寄せてくれて報酬も含めて礼儀を尽くしてくれれば、能力を尽くして診療はします。
だけど、結果保証しろ、人生を賭けて治せというなら、自分の身体は自分で面倒を見ろと言いますね。医者にかかるな、自分で治せってね。
投稿: 小児科医 | 2006.07.07 00:43
>東京慈恵医大青戸病院事件
以前、トラックバックのあった弁護士モトケンさんのブログで、地裁判決を取り上げたエントリがありますが、そこのコメント欄に興味深い意見が書かれてますね。
http://www.yabelab.net/blog/2006/06/15-170330.php
投稿: nov | 2006.07.07 00:55
↑
せめてもう少し論理整合性のある文章は書けないのか?
これじゃヒドラジン云々を煽ってるDQN連中と何も変わらんよ。
投稿: | 2006.07.07 01:00
>小児科医さん
貴方も仰っているように青戸のケースの医師にも落ち度はありますよね?
皆さんが仰っているのは、医師という職業に対して敬意を払っているから
命を預けているのに、手術のビデオを観る限り、到底プロとして誉められた
態度で自分の技術を適用していない事ではないですか?
アルコールが入っているのでうまくまとめられませんが
人の命を預かっていると認識しているとは到底思えず、
プロとしての自覚に欠けると言うことではないでしょうか?
自分の技術の限界を知っていれば避けられた事件だと思います。
よろしければ腎臓の内視鏡術と前立腺の内視鏡術でどの程度の違いがあるのか
ご教授ください。
投稿: pfe | 2006.07.07 01:58
青戸病院事件について知りたければ、小松秀樹の本をお読みください。直接、事件の証拠を読んだ著者が、細かく問題を分析しています。
青戸病院事件における直接の死因は手術ミスではなく、輸血の遅れです。通常なら十分間に合ったはずの輸血が、手続き上のミスが4つ重なった上に、血液配送車両がたまたま出払っていたという不運が重なって、決定的に輸血が送れた。
だとすると、システム上の問題なんで、個人をいくら罰しても再発は防げない。
投稿: Inoue | 2006.07.07 02:20
News23の内容ですが、「反戦翻訳団 Antiwar Translation Brigade」というサイトでわかります。
投稿: ボノボ | 2006.07.07 02:27
>到底プロとして誉められた
態度で自分の技術を適用していない事ではないですか?
手術中の発言や会話は、過失犯についてはどうでもいいことです。犯意がないのだから。
重要なことは、どのような処置が行われ、どういう現象が出現したかということで、鼻歌歌いながら手術しようが、眉間にしわ寄せて仕事しようが、それは本質的な問題ではないでしょう。
投稿: Inoue | 2006.07.07 02:47
着弾地点ですが、最初のうちは稚内西110キロと、
TV各社は報道していたのに、
いつからか、このことは全く触れられなくなりましたね。
誤報だったのか?報道管制でも敷かれたのか?
誤報だとしたら、訂正があるはずなんだけど…。
これが本当だとしたら、領海内じゃないかと思うのですが…。
投稿: ねこ | 2006.07.07 04:01
小児科医さん
>じゃあもっと厳罰の刑事罰をあなた方が支持すると言うことは
判決は、裁判官が下したのですよ。
> あなた達の身体は、私の人生を賭けるほど価値はないですよ。だけど、信頼を寄せてくれて報酬も含めて礼儀を尽くしてくれれば、能力を尽くして診療はします。
報酬だけで充分でしょ。
それとも、何か失敗や、犯罪を行ったときに「患者の信頼が足りなかった!信頼が足りなかった!」と患者に過失を押しつけるための伏線でも欲しいのですか?
本当に、想像力の足りない人ですね。
投稿: ほるほる | 2006.07.07 07:19
>稚内西110キロ
「ナホトカ市から数十キロ」に変更したマスコミが多いですね。それで、韓国のマスゴミはこの期に及んでこんな指摘をしているんですよ。
" この日ほとんどの外信はミサイル墜落地点を東海ではなく
「日本海(Sea of Japan)」と表記していた。"
http://kimura-nobuo.cocolog-nifty.com/laboratory/2006/07/y_6afd.html
投稿: 玉造 | 2006.07.07 09:05
>青戸病院の裁判
本旨と違う話ですが、
”執行猶予4年”という点が、とても気に
なります。
過失の交通事故などでは、発生確率から
再犯はないので運転、車で食べておらず
万全を期したければ免許を返上 または
運転をしないという考え方も出来ます。
運転の場合には、遅くなるけれど、リスクを
負わない方法は可能と思います。
医師の場合は手術をするなということなのか、
内視鏡手術などは経験も重要、ということは
これが出来る医師を減らしたという結論になる。
医師が手術を続けるなら、死亡という
リスクは必ずあります。
その時に、執行猶予中の事故ということで、
刑が執行されるのか、リスクの高い手術は
執行猶予中ということで周りが配慮するなら、
他の医師にリスク負担がおきる。
その辺りが、非常に気になった点です。
投稿: 外資社員 | 2006.07.07 09:21
>>玉造氏
竹島海域調査といい、まったく空気の読めない方々ですね。
投稿: 呆 | 2006.07.07 09:25
>領海内じゃないか
仮に稚内から110kmとしても領海は12海里(20kmそこそこ)なんで領海内ではないんですけど、ちょっと不思議なのは第一報は地図入りで稚内から110kmと報道していて、その後、稚内から550kmに変ったんだけど、そもそも550kmなら何も稚内を基点にする意味が無いということ。あと穿った見方で稚内から110kmが発射地点からの等距離で東京になるってもあったね。
ソースを貼っろうと思ったら昨日はけっこうあったけど今日は見当たらないね。
投稿: デコイ | 2006.07.07 10:21
>Inoue さん
十分な技術があれば鼻歌まじりで手術をしてもとやかく言いません。
私自身が命がけの手術を受けるならば、人格高潔なやぶ医者より、品性下劣な名医を選びます。
しかし、技術もないのに鼻歌まじりで手術をされたんじゃその姿勢(初めての手術に取り組むときの考え方)を疑います。
技術がないことに加えて姿勢にも問題があるのでは過失の程度に影響します。
情状面にも影響します。
手術中の発言は、姿勢を推知するための手がかりです。
投稿: モトケン | 2006.07.07 10:47
今日(7日)は更新は無いのかな?
投稿: エンピ | 2006.07.07 11:15
>ボノボさん
反戦翻訳団のサイトを教えてくれて有難うございました。おかげでスッキリしました!
イラクに派遣されてでも永住権が欲しい兵士からみれば、偉い人には偉い人なりの悩みもあるのでしょうね。。。
投稿: 行き台湾! | 2006.07.07 11:52
>弁護士モトケンさんのブログで、
すみません。該当記事を発見できなかったのですが、具体的にどんなことが書かれているのでしょうか?
投稿: 大石 | 2006.07.07 12:01
内視鏡事件ですが、報道をみていて気になったのは同じ話ばかり繰り返していることですね。
手術中の軽口とか、メーカーの人を同席させていたことは繰り返し報道されましたが、輸血問題は初耳でした。
内視鏡手術というものはどんな名人がやっても出血が止まらなくなることはあり得るわけでしょう。
出血後の処置のほうがよっぽど問題で、生死を分けた可能性があると思いますけどね。
それをかんがえるとinoueさんのおっしゃる輸血の遅れのことがきになります。
機械があれば、小松秀樹さんの本も読んでみます。
もちろん内視鏡手術の技術も問題と思いますし、なぜ開腹に切り替えるのに時間がかかったかは大変疑問ですが。
投稿: | 2006.07.07 12:14
大石先生へ
6月15日の日付で「慈恵医大青戸病院医療過誤事件判決」というタイトルです。
このコメントがこう、というわけではなく、複数の医師の方がこの事件について、コメントを書いています。なので、全体を読んでいただいたほうがいいかと思います。
投稿: nov | 2006.07.07 12:40
慈恵医大は、医師に責任を押し付ける事に成功したわけだ。メディアや医療関係者以外が「医師の問題」と繰り返し主張してくれる。慈恵医大にとっては、強い味方だな
名なしさんへ
青戸病院医療事故を書いたものは、「慈恵医大青戸病院事件」が詳しいですが、「医療崩壊」でも取り上げられています。両方とも小松先生です。
投稿: HISASHI@お昼休み中 | 2006.07.07 12:45
>ああ、なんだ、死ぬような人間には手を出さなければいいんだ。なあんだ。簡単だね。
その通りです。ただ、リスクを取らない者に成功はないでしょうから「役立たずの無能医師」と呼ばれ、それに見合った信頼や報酬しか得られないでしょうね。
「Who Dares Wins」なんて医者が知るわけ無いかw
>業務上過失傷害及び致死という罪状は、犯意が無いという事から刑法から見ても鬼子である
これは違うでしょう。
社会生活をおくる上で他者の権利に対する注意義務を怠った者を処罰・排除するのは法律の重要な役割だと思いますが。
投稿: くま | 2006.07.07 12:47
サンクス、コメント欄読みました。いやぁ面白いですね。以下が直リンです。
http://www.yabelab.net/blog/2006/06/15-170330.php#comments
「産まれました、男の子です」
この発言は、まあ、検察側の戦術ですよね。
その部分では、検察側は、「そもそも徳の無いバカ医者が患者の命を弄んだ」、という世論形成に見事成功しましたよね。裁判官もまんまんと引っ掛かった。
事実経過だけで有罪は免れられなかったケースだったと思いますけど。
投稿: 大石 | 2006.07.07 13:17
>リスクを取らない者に成功はないでしょうから
>「役立たずの無能医師」と呼ばれ、それに見合った信頼や報酬しか得られないでしょうね。
医者だってWho Dares Winsくらい知ってるわん。
でもねえ、報酬に関してはそうでもないのよ。
現代日本で、高い報酬を得ている医者のほとんどは「(生命的)リスクを取らない」医者なのよ。
象徴的な例では心臓移植術(保険適用)120万円也。豊胸術(自費)150万円。
心臓移植なんかやってるところは公立か大学病院だから、術者はサラリーマン。歩合ですらない。
豊胸術者の多く自営で報酬は経費以外丸取り。時給100万円のオバサンとか。
その他でも、外来だけの精神科医、アトピー・水虫専門の皮膚科医、コンタクトレンズ屋とつるんでる眼科医、
疼痛除去だけやってる麻酔科医、出産は診ない産科医、手術をしない脳外科医(いるのよ、ホントに)。
みーんなリスクを極限まで減らして、すごーく儲かってます。
それにリスクを取っていた医師が「(リスクを取らない)役立たずの無能医師」になっても、
実際は報酬はそんなに下がらないんですよ。
リスクを一切拒否しても、15K万程度だったら楽勝で稼げる(20Kは厳しいが)。
じゃあなんで今までリスクを取ってたのかというと、要は「やる気」なんですよね。
難しい仕事にチャレンジしたい、人の役に立ちたい、という素朴なやる気。
それがものすごい勢いでしぼんできている、というのが現状なんです。
投稿: | 2006.07.07 13:31
投稿 | 2006/07/07 13:31:27 さんのご指摘の通り、少なくとも日本の医師については、「やりがい」という非金銭的インセンティブを求める医師が、金銭的に報われることなく高リスク医療に従事してきていたという実態があります。
…現在、音を立てるが如くの勢いで崩壊中ですが。
対して金銭的インセンティブを取った側の医師が、もはや「やりがい」を主目的としない、低リスクの医療に従事するのは、むしろあまりにも当然です。
本件の場合では、この非金銭的インセンティブの中に、患者さんの利益と相容れないものが現にあることが問題とされるべきではないでしょうか。
それなりの理由があって定められた院内規則を敢えて回避し、都合の悪いことは患者さんに伏せた上で手術に持ち込んでいるようでは、患者さんの利益よりも優先したものがあったと考えるべきでしょう。
ただし、この選れて職業倫理上の問題を、刑事裁判で裁くことにどれほどの意味があるかとなると、個人的には疑問です。
また、「やりがい」を求める医師達の志にあまりにも依存して、金銭的に報いることの過小なシステムが維持できる時代は最早終わりました。非金銭的インセンティブには、この事件に典型的に現れたように、それなりの歪みを引き起こす遠因が隠れています。政策立案者の自戒すべき点であると思います。
投稿: rijin | 2006.07.07 16:30
orz 了解でつ。考えたらんですんませぬ。
ううむ、クリティカルな医療の費用が高すぎるのは問題がある気がする。
なんか、美容整形とかにどっかりと目的税でもかけて、正規の医療従事者の収入を増やせんのだろうか。
投稿: くま | 2006.07.08 00:21
>orz 了解でつ。考えたらんですんませぬ。
まあ素直な方。
大石サンのブログには貴重な人材ですね。
>クリティカルな医療の費用が高すぎるのは問題がある気がする
文脈からいうと、リスクを取る医者のインセンティブが上がるようにしてあげたいが、かといって命に関わる医療の値段があがってしまうのは、問題がある気がする、という意味ですかね。
考えてみたら、ドナーさえ見つかれば、理論上は生活保護でも心臓移植がうけられるというのは、世界でも稀有の国でしょうね。
もちろん心臓移植代以外にも諸費用がかかるわけですから、貧乏人には敷居の高い治療ではありますが、
生活保護なら保険医療であれば全てカバーしますから、むしろそこそこの貧乏人よりは、むしろ受けやすい。
最近は中国から「治療費が安いから」という理由で医療を受けに来る金持ちも多いとか。
これは文明国として誇るべき事なんだとは思いますが、そのインフラが「医者のやる気」だけじゃ長続きしないよなあ。
投稿: | 2006.07.08 06:50
>豊胸術者の多く自営で報酬は経費以外丸取り。時給100万円のオバサンとか。
その他でも、外来だけの精神科医、アトピー・水虫専門の皮膚科医、コンタクトレンズ屋とつるんでる眼科医、
疼痛除去だけやってる麻酔科医、出産は診ない産科医、手術をしない脳外科医(いるのよ、ホントに)。
みーんなリスクを極限まで減らして、すごーく儲かってます。
すると、同業他者の大規模な参入が続き、どんどん儲からなくなっていくというのが、彼らの背負っているリスクです。
だいたい、医者は患者が死んでも、医者自身の生命には何の影響もないのだから、生命リスクを負っているとは言えないと思います。
サラリーマンの給与が安いのはリスクを会社が背負っているだけ。医者も病院がリスクを肩代わりしている。
>じゃあなんで今までリスクを取ってたのかというと、要は「やる気」なんですよね。
本当にリスクを取っていたのか怪しい限り。
医療ミスの隠蔽が容易なら、やる気とは無関係にリスクを取れます。
やるきとか、金銭的インセンティブが医療に影響を与えているのか、実際に調査した例とかあるのでしょうか。
医者の収入は、患者を治すことよりも、患者を増やすことで決まる!というブラックジョークもありますが。
投稿: | 2006.07.08 23:08