« 蛇足執筆が生き甲斐の裁判長 | トップページ | 式典問題の本質は何処に »

2006.09.23

まさかの日大機墜落!

※ 日テレ・鳥人間コンテスト
http://www.ytv.co.jp/birdman/

 王者日大機の墜落という番狂わせがありましたねぇ。日大機はとうとう可変ピッチ・プロペラですよ。そんなの人力機で精度を出せるんだろうか? と思ったら、これが駄目だった。針路をミスったのが原因みたいなニュアンスだったけれど、何かそれ以前に構造的な原因、というか無理があったように思えたけれど(所で、司会者席にぼ~と座っていた石田純一の元愛人さんはどんな役回りだったんだ?)。
 東北大の機体は、オーソドックスさの勝利ですよね。あそこまで頑張るようには見えなかったけれど。
 新競技のタイムトライアル部門も面白かったですね。大阪府立大の機体は、胴体のビームの真ん中にプロペラがあって安定していた……、んだけどなぁ(~_~;)。
 あれ、見ていて思ったのは、コクピットは閉鎖空間なわけですよ。そこでパイロットは、過呼吸に陥るくらいの呼吸をしなきゃならない。当然コクピットの中は酸素は減っていくはずなのですが、各チームは、その辺りをどう対処しているんでしょうね。空気穴を創ったら抵抗増の原因になりそうだし。

※ 骨髄ドナー、辞退相次ぐ 「適合」後に負担痛感
http://www.asahi.com/life/update/0922/008.html

  私はドナーに登録していません。もし献血と同じ渡航歴による制限基準が適用されるようなら、私も女房もそもそも登録は出来ないんですが、このドナーは、世間が想像するほど楽でもないし、そう安全でもないんですよね。
 実際、自分の周囲で、ドナーは見つかったけれど、提供に応じて貰えないという話は偶に聞きます。
 もし自分がドナー登録して当たってしまったら、ということを考えると、最初は物珍しさもあって引き受けるかも知れない。ただ私の場合は、普通のサラリーマンみたいに「忙しいから」という言い訳が出来ないわけですね。それで記事にもあるように、あるパターンの人が、連続して指名される現象が起こってしまう。一方で、いくら自営業とはいえ、いくら人助けとはいえ、そうそうリスクは冒せない。となると、何処かで他人を生かす殺すという選択を強いられる。相手が14歳の乙女だったら、これは生かしてあげたいと思う。同世代の所帯持ちだったら迷う。あなたの家族も大事だけれども、私も家族を抱えている。60歳過ぎのリタイア世代だったら、多忙ですから、ときっぱり断るかも知れない。
 そういう選択から逃げるという意味でも、私は、ああ俺はここで人の命を左右するような度胸は無いよな……、と尻込みしてしまう。

 この問題は、ドナー提供を待ちわびる患者の側からのみ論じられがちだけど、提供する側にのしかかる決断の重さというものも、きっちりドナー登録者に衆知させることが必要だと思う。

※ ポストの郵便物収集回数、削減へ 都市部を中心に
http://www.asahi.com/life/update/0922/010.html

 現時点でわが川崎市高津区の郵便サービスはボロボロなわけですが、メディアは東京23区内しか思考にないせいか、郵便事業のサービス低下に関して驚くほど無頓着なんですよね。

※ 受信ファクスをEメールで自動転送 シャープが発売へ
http://www.asahi.com/business/update/0922/147.html

 どういう仕組みなんだろう。いったんシャープに送り返して、そこからメールという形になるんだろうか。

※ 田中康夫・前知事、退任後も15ポスト辞任せず
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060922it12.htm?from=top

  9月初めかな、第一報が流れた時点では、30かそこいらのポストにしがみついていたはずなんだが。いや、この手の嫌がらせはこの人はお手の物なんだから、仕事させりゃ良いんですよ。その15のポストで決裁事項があるからと、四六時中呼び出して仕事させりゃ良い。

※ M5ロケット7号機、打ち上げ
http://www.asahi.com/national/update/0923/TKY200609230072.html

 上がったのは良いんだが、この後、内之浦はどうなるんだろう。次世代機の打ち上げは北海道に引っ越すとかいう話もあるし。

※ リニア事故:ドイツで見学者ら21人死亡 実験線で衝突
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060923k0000m030151000c.html

 なんだか、いかにも実験線だから起こったような気がするけれど。

※ 「石器時代に戻す」と脅迫された パキスタン大統領
http://www.sankei.co.jp/news/060922/kok007.htm

 昔もそう息巻いた将軍がいたよな記憶が。でも相手は石器時代とたいして変わらぬ暮らしだったから痛くも痒くもなかった。

※ 川崎のトンネル内、帰宅途中の27歳女性刺され?死亡
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060923i501.htm?from=main5

 ええっ!? 梶が谷にJRの線路なんて走っていたの? れいの延々地下を走っているというあれ?

※ 脚立から転落死5年で5人、国が安全対策の再点検指示
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060922i405.htm

  子供の怪我じゃないんだから、いちいち行政が口を出すよな話だろうか。

※ PS3値下げ4万9980円 ソニー普及の遅れ懸念
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060922-00000017-san-bus_all

  駄目だと思うなぁ。家庭的には、もうゲームはテレビの前に座ってディスク入れて遊ぶもんじゃなく、ベッドに寝転がって遊ぶものなんだよねぇ。

※ <子猫殺し告白>坂東さんを告発の動き…タヒチの管轄政府
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060922-00000058-mai-soci

子猫を殺す時、自分も殺している

 たかだか犬猫のこととは言え、「自分も殺している」などと大言壮語を聞かされるのは苦痛だ。物書きに常識や良識を求めること自体ナンセンスではあれど、こういうことを公にするのであれば、下らない自己弁護は胸の内に仕舞っておくべきだと思う。

※ メルマガおまけ NUNBERS & どうぶつの森

|

« 蛇足執筆が生き甲斐の裁判長 | トップページ | 式典問題の本質は何処に »

コメント

>川崎梶ヶ谷のトンネル
川崎駅から東名川崎IC行く途中の246の手前のトンネルみたいですね。
>昨日の「日の丸.君が代」裁判の難波孝一裁判長
 ニフティ「FBOOKC裁判」の時の裁判長でした。
http://www.law.co.jp/cases/fbook1.htm

投稿: リュート | 2006.09.23 10:33

>※ 日テレ・鳥人間コンテスト
今年は東工大の機体が陸上に落ちるという事故があったそうですね。
YouTubeで映像が流れていますが、墜落地点は撮影用(?)クレーンのほぼ真下で、近くに観客らしき人たちもいます。
パイロットはかなり酷い骨折をしてしまったそうですが一命をとりとめ、他の人を巻き込むことが無かったのが不幸中の幸いでした。
http://www.youtube.com/watch?v=bsaU_cTs_No


>※ 川崎のトンネル内、帰宅途中の27歳女性刺され?死亡
>ええっ!? 梶が谷にJRの線路なんて走っていたの? れいの延々地下を走っているというあれ?
まさにそれです。線区としては武蔵野線になります。

投稿: 長月@ReadMe.毒 | 2006.09.23 10:42

>受信ファクスをEメールで自動転送 シャープが発売へ

すでにパソコン用のFAXソフト(モデムで送受信するもの)には、この機能がありました。この場合、FAXソフトがインストールされたパソコンから、直に指定のアドレスに転送される仕組みになっています。シャープのFAXは詳しく存じませんが、おそらく同じ仕組みかと思います。

かりにシャープのサーバを使う場合、付加サービスで費用が発生すると思います。

そういえば、固定電話用のiモード(Lモード)は、ひっそりと消えるそうですね。

投稿: 成田の近くの住人 | 2006.09.23 10:59

※ 骨髄ドナー、辞退相次ぐ 「適合」後に負担痛感
医大生には登録を義務づけて、基本的に辞退させないってのはどうですかね。

投稿: Sombart | 2006.09.23 11:04

>梶が谷
「高津区梶ヶ谷」じゃなくて「宮前区梶ヶ谷」の方ですね。確かにあのトンネル、昼間しか通った事ないけど、夜は肝試しか心霊スポットになるぐらい怖そうだ。

投稿: 田口 | 2006.09.23 11:57

>医大生には登録を義務づけて

 倫理的にどうとかいう以前に、医大生なんて1学年7000人しかいません。適合する確率なんてほとんどないですよ。

投稿: Inoue | 2006.09.23 12:03

>医大生には登録を義務づけて
貰って嬉しく無いのは医療関係者のもんですよ。手術や解剖してメスがユビを刺し、訳の判らない組み替え遺伝子で実験し、なんの流行り病でもみて、留学や学会で海外渡航する。
「もし献血と同じ渡航歴による制限基準が適用されるようなら、私も女房もそもそも登録は出来ないんですが、」に対する答えは「例えば、マラリア感染地域に渡航した場合などがそれに当たります。また、マラリア感染地域以外であっても、海外から帰国後28日以内の骨髄提供はできないことになっています。それ以外にも、<<欧州各国に一定期間滞在>>した場合は、コーディネートは終了となります。」です。
http://www.jmdp.or.jp/donation/question.html

>鳥人間
いよいよ熱中症で死人がでたら鳥人間打きりかという域まで達しましたね。東北大1時間。テレビ収録という枠組みからしても、条件を揃えると言う意味でも、「事故防止」の意味からも、「距離競技」は終焉ですね。
タイムトライアルの方が、技術革新の新味があるし。

投稿: pongchang | 2006.09.23 12:05

 臓器移植ドナーに金を払わないのがけしからん。
 移植医療をすると、医療機関には保険から金が出るんです。輸血(血液製剤)ですら、日赤に血液製剤の代金が支払われている。なのに、ドナーに一切金が出ないのは、まさに倫理的におかしい。
 昔だったら、売血は低所得者が多くてそこには肝炎ウイルスその他の感染症罹患者が多く含まれていたから、献血という形にする意味はあった。今は、ほとんどの既知の感染症は、提供前にスクリーニングできるんだから、血液や臓器を金で買っても感染の問題はない。
 骨髄移植で10万円ぐらいもらえるんだったら喜んで登録しますよ。死後の臓器提供だったら100万円ぐらいはもらいたい。葬式代になる。

投稿: Inoue | 2006.09.23 12:10

「子猫を殺す時、自分も殺している」

生まれた子猫、昔は普通に河に流していました。その役目はもっぱら、親猫をもらってきた子供の役目で、私は長い間(8歳~18歳ぐらい)務めました。一応ルールがあって、目が開いていないときは、罰があたらないとされていたため、比較的簡単に流していました。目があくと罰があたるので、おいそれとは流せないため、友人・知人・親戚を駆け回って、子猫のセールスです。それでも、全部引き取り手が出てくるわけではないので、心を鬼にして「祟るなら祟れ!」と結局流してしまいます。流し時の記憶は40年以上経ったいまでも、よく覚えていますが、人様に情景を説明する事は今までありませんし、今後も言わないと思っています。昭和40年代の田舎ではごく普通に行われていて、個人が個々の記憶として、公にすることの無かったことが、今更、大騒ぎになっている、良く分からんです。

投稿: 鈍牛 | 2006.09.23 12:40

1学年7千人なら6学年で42000人。
単年度だけで考えなくてもいいじゃないですか。累積していけば結構増えますよね。

投稿: Sombart | 2006.09.23 14:01

>骨髄ドナー、辞退相次ぐ 「適合」後に負担痛感
臓器移植を受けても、なお生きたいと思っていいる人もいれば、他人の臓器をもらってまでもして生きていたとは思わない人もいます。医学が発展してから生じた生き方にたいする、倫理的問題です。
宗教的倫理的問題がすべて同じ人はありえません。脳死後の移植が少ないとか、骨髄移植ドナー登録が少ないとかの議論は、希望者に対して少ないと感じるでしょうが、今の日本では宗教的背景が無く、単に可哀想であるとの一時的感情からでは、登録しても辞退する人がいてもおかしくありません。むしろ、骨髄提供を受ける患者の骨髄を抗癌剤やx線でたたいてしまってから、ドナーが拒否するのでは殺人的行為となります。むしろ、早めの辞退は、問題ないのではないのでしょうか。
>医大生には登録を義務づけて
これは、倫理的に不可です。むしろ、骨髄提供を受ける希望の患者の家族の登録は、どのくらいあるのでしょうか?

投稿: 龍 | 2006.09.23 15:03

骨髄も臓器移植も人工物が開発されるまでのつなぎなんだから、シンプルな制度を維持したほうがいいと思う。

投稿: | 2006.09.23 15:51

>日テレ・鳥人間コンテスト

最初はただ距離を飛んで喜んでた素朴な
世界だったんですが徐々にエスカレート
してきてスポーツのアスリートの世界に
なって来てしまったようですね。
ここまで来たら、もうオリンピックの
正式種目にするしかないですね。

投稿: mm | 2006.09.23 16:37

>司会者席にぼ~と座っていた石田純一の元愛人さん

三枝の代理

投稿: | 2006.09.23 17:13

>昭和40年代の田舎ではごく普通に行われていて、個人が個々の記憶として、公にすることの無かったことが、今更、大騒ぎになっている、良く分からんです。

おそらく、人々の心が変わったのですよ。それを当たり前と考えていた文化が廃れてきたのだと思います。

投稿: ネコ七 | 2006.09.23 18:55

※ 脚立から転落死
いつぞやのシュレッダー事故でも行政がようやくブラックホール並みの重すぎる腰を上げて安全対策に踏み切った、という記事を見かけた。実をいえばあの災害の被害者は子供だけでなく、古い機種だと大人でも指を持って行かれる、という「労働災害」が何十年も続いて起きていた。つまり、メーカーやお役所や「国民の安全」などというご立派なスローガン(のみ)を掲げた官邸や中央省庁、それから職場であれば上司や労働組合の側もお金を出す(大抵の場合労災で済まして終わり)以外何ら対策を講じてこなかった事が今回の件で完全に露見した。
前に職場で派遣で来た女の子がシュレッダーでかなりヤバかった事が何度かあったので、投入部にオリジナルの、しかも安上がりのカバーアセンブリをかましたら効果覿面だった。既製品には一応事故対策に感圧のストッパーは付いているが、あれだけでは安全対策としては不十分にすぎる。
これからどんな対策をお上が提案するのか注目すべきところだろう。なにせPSEみたいなDQN法を作って平然としているようなところなのだから。
しかし、あのDQN法でどれくらい税金を使って遊んだ(自分のいる業界ではああいう仕事は「お遊び」と呼ぶ)のか、誰も何も追求しようとしないあたりはマスゴミならでは、といったところか。いくら宮仕えの身とはいえ、あれでは政権放送と言われても仕方がないか。

投稿: | 2006.09.23 19:43

>今更、大騒ぎになっている、良く分からんです。

愛玩動物の地位があがっただけでなく、今は避妊手術がありますから。
避妊手術という別の解決策があるのに、子供をうませてそれを殺しているからこそより叩かれるのでしょう。
しかも、このオバサンは、その避妊手術への拒否理屈と子猫殺しの理屈が完全に矛盾していて、思わずつっこまずにはいられないというのもあるんでしょうな。

投稿: | 2006.09.23 20:09

>骨髄ドナー
前に知り合いが登録して提供したらしいのだが、いざ骨髄を取る段階になって、背中にぶっとい注射針を入れたら無茶苦茶に痛かったんだそうですよ。大の大人でも半泣き状態、他の人に至っては最悪で号泣状態になったらしい。それ以来嫌になって皆登録抹消したようですが。こういうのは何とかならないのだろうか。少しは提供者も増えると思うのだが。他には提供者の体が被るダメージをなるべく軽減してやるような検討は必要だと思う。
>金を払わないのがけしからん。
下手にこういう言論が広まると、それを商売にする輩(例:保険金殺人に代表されるお金だけが目当ての犯罪者)が必ず出てくるので、もう少し表現を抑え気味にした方がいいような気がする。
バイオ技術はあまり当てには出来ない、というのが普通の科学者の意見なんだが、ここ数年何故かいろんな場所でこうした眉唾学問(適合の保証は今のところ全く無いに等しい)に対して肯定的な意見しか出ない……一体どんな科学をお勉強したらそういったお気楽な言葉が出てくるのやら。最近のお学問の世界って安直にすぎるところがひたすらに怖ろしい。
あと一言言わせて貰うなら、部分論と全体論みたいな超単純モデル理論やそれの押し付けとかは全て止めて貰いたい。以上。

投稿: Q | 2006.09.23 20:43

ところで、電車男DX 観てる?

投稿: 言い台湾! | 2006.09.23 21:05

地上波デジタル関連でこんな記事が出とります。
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/it/coverstory/news/20060922org00m300154000c.html
あくまでもゴリ押し路線を突っ走りまくる某業界の明日はどっちだ!

投稿: | 2006.09.23 21:25

>電車男

 誰か、女性自衛官と彼女を追っかけて入隊した駐屯地記念日行事&航空祭系ミリヲタとの純愛物語『戦車男』を欠け。漏れは、立場上無理ポ。原案は提供する。

投稿: 土門見人 | 2006.09.23 22:24

一番、板東先生の件で、本人に問いたいのは「ネコの去勢をしないでネコの性を見ていたかったのは、自分の性行為をネコに代償して欲しかったんじゃないのか?」ということです。去勢して中性化したネコには満足できない。それをナチスに摺り替えているが、言い訳にしか聞こえない。ペットは普通育児の代償行為であるが、性交渉をペットに代償というとバタ−犬みたいに直接あたるだけなのだろうか?AVみたいに観て楽しむにとどめていないか。快楽殺人かと思ってもいたが、それもその側面がある。

投稿: pongchang | 2006.09.23 22:30

>戦車男

……いとかなし。合掌。

投稿: | 2006.09.23 23:01

洗車男なら・・・・なお悲しい。

投稿: 言い台湾! | 2006.09.23 23:08

 北国の基地、1任期目3年間を終えたら、憧れのうぇーぶタソと同じ港務隊に異動しようと、今日も凍るような北風の中で浴びる波飛沫に耐え続ける『ミサイル艇男』とか、月の半分だけ本土に帰れるので、その期間だけを使って彼女にアタックする『硫黄島男』とか、バージョンが色々作れそうだなぁ。

投稿: 土門見人 | 2006.09.23 23:19

まあ、ドナーになった場合に移植を辞退させないってのはさておき、ドナー登録を義務づけることにたいする倫理的問題って、具体的にどういうことなんでしょう。あんまりよくわかりません。すみません。
高い倫理観と献身的精神が求められる医者にわざわざなろうという志高い人々ですから、すすんで登録しよう、と自らいいだしてもおかしくないよなーとか思ってしまいます。
ドナーになるとリスクがあるから義務づけるのはまずい、というのであれば、その術を施す医者の側がリスクが高くて避けるようなものを一般人に勧めようと言うこと自体がそもそも間違っているような気もします。そんなものをCMやなにやらいろいろなところで宣伝して「いいこと」という雰囲気をつくって登録者をふやしたところで、そりゃいざ本当にドナーになったらみんな躊躇するのは当然のことでしょうよ。

1学年7000人程度じゃほとんどドナーにひっかからない、ということのようですし、本当に登録を義務づけたところで、まあドナー不足の改善策にはならないかもしれませんが、ドナーになる可能性を背負ってみることはそれなりに意味があるとおもいますよ。実際に移植手術を行いうる側が自らそのリスクを背負う覚悟を見せてみると言う意味は大きいと思いますし、医師の倫理観や献身的精神の育成、自分の問題として考えるきっかけ、移植リスクを下げる研究を促進する効果なんかもありますよね。

投稿: Sombart | 2006.09.23 23:23

>港務隊

DOCK男ですね!

投稿: 言い台湾! | 2006.09.23 23:26

>「自分も殺している」
敵を殺した兵士はまさにこれだとか。

>今更、大騒ぎになっている、良く分からんです
村崎百郎氏も子供のころの体験談で、子猫が日常的に殺されていたという話を。屠殺と同じく自分たちの手によって日常的に行われるのではなく、見知らぬ他人によって見えないように行われるようになりタブーになったのでは。ヴィクトリア時代に個室が一般化して夜の営みが隠されるようになってから不潔で神秘的なものになってしまったといいます。
可愛い猫を手にかける様な残虐な人間を同類として認めたくないということではないでしょうか。

投稿: so | 2006.09.24 01:05

日本さい帯血バンクネットワーク https://www.j-cord.gr.jp/ja/

この方法なら危険がないですよね。
適用できない部分をバイオとの組み合わせで克服するような技術を創ってほしいな。

投稿: ろく | 2006.09.24 04:02

すでにあちこちで言われていますが、結論としては「オス」を飼えですね。
タヒチ政府は訴訟の準備に入っているようで

投稿: 道産子 | 2006.09.24 04:02

>高い倫理観と献身的精神が求められる医者にわざわざなろうという志高い人々

 医者には倫理が求められますが、教師にも、プログラマにも、屋台のラーメン屋にも、それ相応の倫理が求められるし、顧客に対する献身的精神が貴ばれるのはどの分野でも同じですよ。
 なんで医療関係者だけがドナーなんかやらなくちゃならないの?

投稿: Inoue | 2006.09.24 09:18

>ドナー登録を義務づけることにたいする倫理的問題って、具体的にどういうことなんでしょう。あんまりよくわかりません。すみません。

「日本人なんだから兵役ぐらいは当然だろう」
「ボランティア活動を中高生に義務づけよう」
 医学生に移植ドナーを義務づけようなんてのは、こういう発言と五十歩百歩です。
 単なる強制労働や徴発行為です。
 医者は移植医療で金をもらってるって?だったら移植ドナーにも金を払えばいいじゃないですか。あれだけ評判の悪い裁判員にすら(少ないながら)日当が出るのに、移植ドナーには、病院まで行く交通費すら出ないんです。

投稿: Inoue | 2006.09.24 09:40

> なんで医療関係者だけがドナーなんかやらなくちゃならないの?

医療関係者が患者や患者候補に色々要求しているせいじゃね?

投稿: | 2006.09.24 14:09

>>「子猫を殺す時、自分も殺している」

ラーメン屋の親父はオス猫飼えばいいのにと仰っています。

投稿: 南の者 | 2006.09.24 21:54

雄猫は比較的貰われやすいです。
室内飼いではけっきょく去勢しないと辛いような気はしますけども。

投稿: 遊び人 | 2006.09.24 23:02

土門見人様
    
>原案は提供する。
面白そうなので提供お願いします。
「戦車男」を書いてみようと思います。

投稿: GAUー33A | 2006.09.25 00:45

ちょっとした思いつきで言っただけなのであまりしつこく引っ張るつもりはありませんが。行きがかり上ちょっとだけ。

>なんで医療関係者だけが
べつに「だけ」とはいっていませんが。まあ「だけ」が問題であればドナー登録を進めている政府や厚生労働省職員とかも含めてもいいんじゃないですか。

>「日本人なんだから兵役ぐらいは当然だろう」
「ボランティア活動を中高生に義務づけよう」
 医学生に移植ドナーを義務づけようなんてのは、こういう発言と五十歩百歩です。

おっしゃる例が倫理的にどう問題なのでしょう。
徴兵制は悪ってことでしょうか?
「強制はダメだ」ってレベル?
是非日の丸君が代強制にも反対しておいて下さい。
そういうのすべて倫理的問題っていいだすと、すべての政策は「倫理的にアウト」ってなりそうですね。個人の権利と強制の社会的意義とを比べたうえで、社会的なコンセンサスが成立すれば一定の強制は許容されると私は考えますが。

既に指摘されていたような、ドナーへの金銭授与において身体売買の問題が出てくるような、そういうのを倫理的問題だと勝手に思っていました。(私はリスクに見合った謝金を提供すべきと言うのは反対しませんが)

というか、ドナー登録ってそんなに敷居の高いものなのですね。
自分が医学生ならば、登録して自らドナーになって体験をすることは非常に意義があることだとすすんで登録するだろうとはおもいますけどね。(実は健康上やりたくてもできないんですが。)
義務づけなくても8割ぐらいは登録して欲しいもんです。実際の登録率がわかるとおもしろいんですがね。

まあ、医者の倫理なんて屋台のラーメン屋ぐらいのもんだ、期待するなってことなんですね。

投稿: Sombart | 2006.09.26 00:23

 私は無償の移植ドナー制度を「強制」すること自体が、ボランティアの強制と同義であって、語義矛盾であると言いたいのです。
 つまり、報酬を伴わない奉仕行為を強制するなということです。それは憲法で禁止された「苦役」以上のものではありません。
 移植ドナーの敷居が高いかって?高いですよ。誰があんなぶっとい注射を全身麻酔で骨盤に挿されたいもんですか。それでも進んで無償でやりたいってんなら、崇高な行為として尊敬すべきでしょうが、強制するのは「苦役」です。

>まあ、医者の倫理なんて屋台のラーメン屋ぐらいのもんだ、期待するなってことなんですね。

 全くその通りです。あなたはラーメン屋にホームレスに無償でラーメンを配れと言うつもりですか?

投稿: Inoue | 2006.09.26 03:43

>まあ「だけ」が問題であればドナー登録を進めている政府や厚生労働省職員とかも含めてもいいんじゃないですか。

 Sombartさんはどうして含めないんですか?他人事で、自分は関係ないとでも?そんなことはないですよ。国民皆保険で認められた医行為は、つまり日本国民全員が受ける権利を認められているということで、健保に入っている限りは絶対に他人事ではない。

 もう一つ。自分の「からだ」は私有財産のうちでも、最大限の尊重がなされてしかるべきものです。
 憲法29条には「私有財産は、正当な補償の下に、これを公共のために用ひることができる」と書いてあります。「正当な補償」すらなしに、勝手に自分の「からだ」を公共の福祉に用いられてたまるもんですか。

投稿: Inoue | 2006.09.26 04:29

>義務づけなくても8割ぐらいは登録して欲しいもんです。実際の登録率がわかるとおもしろいんですがね。

 かつて、周りの医学生に聞いたら献血経験すらない人が半分以上でしたよ。
「対価もなしに注射針なんか挿されたくない」
「たとえ1時間でも拘束されるのはごめんだ」
「めんどうくさい」
が主な理由。どれもごもっともです。

 国民皆保険なんだから、骨髄移植ドナー登録は全国民に「強制」していただきたいものですね。

投稿: Inoue | 2006.09.26 05:05

もちろん、対価つきで。骨髄の正当な対価がいくらなのかは私にはわかりませんが。

投稿: Inoue | 2006.09.26 05:07

一応表向きの理由として売血がなくなったのは「血というものをお金でやり取りしたらあかんやろ」
という事だったと思ったので、骨髄だけで対価を要求するというのは現状ではちと厳しいかと思います。

あと医学生はその「表向きの理由」で集まった対価なしの血液を扱う事になる人も多いのでしょうから、定期的な献血を義務づけるのは当然論外ですが
「お前一回は献血くらいしとけや」
というのは一応人の道に沿ってはいると思います。

ただここまで書いておいてアレですが、腰への注射は死ぬほど痛いですよね。
inoueさんは周知だと思いますが。
子供の頃にうたれた麻酔注射(だったと記憶している)だけでもアレだけ痛かったのに、骨髄抜くなんてしたらどれだけ痛いのかというのを考えると、アレを完全に善意だけで行わせるのは少し厳しいのではないかなぁと感じます。
献血程度の痛みなら考えるのですが・・・
もっとも献血自体ももっと痛くなければ年2回といわず、もう少し協力するのですけどね。

投稿: 偏頭痛持ち技術者 | 2006.09.26 10:26

医者は、患者の要求に応えて移植を行ってるだけだし、関係ないでしょ。他人の体をもらってまで生きたくない人に無理やり移植したりはしないだろうし。
受益者負担てことで、自分が移植以外に助かる道がない状態になったとき移植を希望する人にはドナー登録義務付け。自分は移植受けたいけど人に骨髄や臓器をやる気なしてのは虫が良すぎる。
20歳になったときにドナー登録しない人は一生移植治療は受けれない。未成年の場合は親がドナー登録してなければ移植を受けれない。骨髄が使えるかどうかは登録後に調べればいい。ついでにドナー登録していない医者は移植治療を行えない。
どうしても医療関係者ってことなら、看護師事務員製薬会社医療器具会社の社員まで含めたら結構な数になるかも。

投稿: 移植いや | 2006.09.27 07:59

鳥人間昨日メシ喰いながらビデオでみた。
東北大の機体は機種に丸っこい△の空気取り入れ口が空いていたように思われます。
後あそこはエンジンの性能がずば抜けていたような気がする。日大と比べると身体の絞り込み方といい筋肉の付き方といい。タイムトライアルの方も40過ぎのオジの方が大阪の若人より身体を鍛えて絞り込んであるような気がした。
 後あの駆動系ですけど、強豪はフリーホイール無しの固定ギアみたいですね・・・オソロシイアスリートでないとあの時間低速でこぎ続けるなんてできない・・・スゴイよ本とパイロット兼エンジンも。

投稿: toumeinahito | 2006.09.27 08:27

>私は無償の移植ドナー制度を「強制」すること自体が、ボランティアの強制と同義であって、語義矛盾であると言いたいのです。

語義だけにこだわってもあまり意味はありませんよね。ボランティアの強制が語義矛盾であったら、ボランティアと言わずに「社会奉仕」と言えば良いだけです。ごく一般論で言えば、人間が社会的存在である以上、共同体の一員として共同体への一定の献身や犠牲を求めることは可能なはずです。あまり強制性の問題にこだわってもそんなに意義は無いと思うんですよね。強制をどうしても問題にしたいのであればとりあえず「半強制」ということでもいいですけどね。交通安全協会みたいに。有無を言わさず登録させるとか。

次に、ちょっとググっただけですが、
私有財産が公共の福祉の下に犠牲にされたからと言って、すべての場合に必ず補償が必要だというわけではないようですね。
もちろん、こういう話はケースバイケースなんですが。

それからよく読んで欲しいのですが、私自身はドナーになる気は満々ですよ。健康上規定に引っかかるため、なりたくてもなれないのです。残念ながら。なかなか当たらないドナーに本当になれるとしたら、人生変わるかも知れないですよ。

>国民皆保険なんだから、骨髄移植ドナー登録は全国民に「強制」していただきたいものですね。

そうですね。その先陣として医療関係者が行動で示したらどうですか?
そうすればその他一般の国民もすすんで協力をし始め、全国民義務化の国民的合意が達成しやすいんじゃないんですか?
一般人よりも事情をよく知っているはずの医療関係者が避けるようでは、一般人はついてきませんよ。
なお、すべての国民に義務づけたら、実質的には骨髄の現物納税と同様になりますから、対価は必要ないでしょうね。
私のように健康上できない場合は、所得がないのと同じですから、免税という話でしょうか。

投稿: Sombart | 2006.09.27 23:25

「負け犬、独身貴族、ダメヲタも、最後は同じ、無縁仏」
http://yasurakaan.main.jp/ss1-3-1.htm
『自分は跡継ぎがないから永代供養にしてもらったので安心などと思っていても、実は期限のある内容だとしたら・・・』
http://blog.goo.ne.jp/venus_transit/e/298bb321d94508d712bd0f8cd1314eff

投稿: えの | 2006.09.30 01:00

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: まさかの日大機墜落!:

« 蛇足執筆が生き甲斐の裁判長 | トップページ | 式典問題の本質は何処に »