大石英司の代替空港

　連休帰省していました。ちょっと疲労でクタ～としています。

※　北 朝 鮮 核 実 験

　お昼に飛び込んできたニュースでは、観測された地震の規模が小さいような気もするのですが、ただどんなに規模が小さくても、人工的な地震と自然のそれは違いますから、可能性としては、「小規模」というより「失敗」したということもありうるでしょう。
　わが防衛庁だけは、先週一貫してそんな気配は「無い無い」と主張していたんですよね。しかもこれを書いている１４時前の時点では、日米中ともに、公式な確認はしていない。やっと防衛庁が「やった可能性は高い」みたいな話をリークして来たみたいですが。アメリカは、さっきからＣＮＮが速報を流しているのですが、これは日曜の真夜中だから仕方ない。でも変な話ですよね。地震波なら、日本でだってリアルタイムで拾えるわけで。
　北はここ数日、中国の属国扱いされてだいぶ頭に来ていたみたいだし、安倍さんもソウルに入ったから、そのニュースをぶち壊すために、ろくな準備なしにやっちゃっということでしょうか。

※　胡氏「脱反日」へ激闘　曽氏とタッグ、江派切り崩し
http://www.sankei.co.jp/news/061009/kok003.htm

　産経にしては、ちょっと中国寄りな記事ですね。岡崎氏が予言したとおりに、早期の訪中となりましたが、あまり大きな期待を持っちゃいかんでしょう。モーメントの大きい国ですから。ただ上海閥の切り崩しは、引き続き続いているようで、これは評価して良いんだろうな。

※　「すごい大波、一瞬の出来事だった」　静岡・下田沖転覆
http://www.asahi.com/national/update/1008/TKY200610080199.html

　他の釣り 船が出港を見合わせた中で、あぶれた客も引き受けて定員オーバーで出港し、休憩するためにライフジャケットも着用していなかったとかで。
　ここ三日間の遭難事故のほとんどのケースが、天候無視が原因でしたね。

※　「パソ コン指腱鞘炎」　クリッ ク誘発“新現代病”
http://www.sankei.co.jp/news/061009/bun000.htm

　われわれもたまに自覚症状が出ますね。ただ物書きの場合、マウスじゃなくキーボードですから、これはマウスをクリ ックするような単調な動きでは無いので、そんなに酷くなることは無いのですが。むしろ指がどうのこうのの前に肩への疲労が顕著になる。

※　更新pingをサーバに送らない

　検索避けのワードぶった切りですが、効果は出ています。体感で、もしそれをやらなければ押し寄せただろう６割のスパムを排除できている感じがします。
　それでココログは、「更新pingをサーバに送る、送らない」をユーザーが選択できるのですが、私は今、「送る」に設定してあります。というのは、ＲＳＳリーダー等はこれを照会しているんですよね？　それやらないと、更新通知が為されないので、これは読者の利便性を考えると、ちょっと外せないのかな、と。
　ココログが、トラバをユーザーの認証後表示という機能を導入してくれれば、こんなに下らないことをする必要はないのですが。
　どうしてもうざったいという人は、メルマガに切り替えて下さい(^O^)／

※　金曜日帰省

　関東地方は酷い風雨。駅までたどり着けば、雨具は必要ない。そこでいろいろ考えた。タクシーで駅までという手もあるが、乗り降りですらずぶ濡れになるのは避けられない。そこでひとまず、駅まで雨靴に雨合羽の完全武装で出掛け、そこで雨具を回収。私だけ帰宅して、再出撃。
　羽田、日航便は幸い沖止めでは無かったものの、相変わらずターミナルの最果てまで延々と歩かされる。機材は７７７－２００らしい。ところが一向に客を乗せる気配がない。これは天気に祟られたかなぁ、と思うも、どうも気配からして単純な遅延や天候待ちではなく、機材トラブルの気配。あ～あ、この天気だと、このまま帰宅だなぁ。復路便の切符代がまるまる無駄になっちまったなぁ、と後悔。
　所がアナウンスは、延々と「最終準備中」。正直ムッとした。最終準備中にしても、せめて搭乗開始の予定時刻くらい出せよ、したらお店で買い物とかも出来るのに。あんたら、ローカル線だからとバカにしているね？　そのうち、とうとう客の一人が、君らアナウンスくらいちゃんとやれよ！　と激怒して詰め寄る。
　しばらくして機長が登場。「誘導路を滑走中に電源が全部落ちるというトラブルがありまして、復旧した時に、離陸不能であることを示すランプが三つ点灯しまして、それも全て復旧したのですが、現在、やっと燃料を給油中でありまして、今しばらくお待ち下さいませ」
　全く、気分は、７７７なんて良く解らないものを使うからよ……、モード。しかし相変わらず搭乗開始時刻は表示されず。結局、離陸は一時間遅れに。当然満席。
　シートは全席モニター付き。こんな余計なものに金使って……。上昇するまでずっと揺れているせいで、次男激しく怯える。そんなこっちゃＰＸのクルーになれんだろうが。しかし、雲の上に出ると、あれは不思議なものですよね。もう別世界なんだもん。下は大荒れというのに。

　溝辺からの時刻表を全部携帯に降ろして来たんだが、当然ご破算。それどころか、中央駅行きのバスがいても満席で乗れないんだもん。一人なら飛び乗るけれど、家族四人で乗れる状況じゃない。連休突入で客があぶれることは解っているのに、増便できないんですよね。こういうのって、バス会社の機転が利かないとかじゃなく、運送業法の縛りとか、空港やタクシー関係との協約とかで、増便したくとも出来ないようになっているんでしょうね。フェリーの中で夕食を取る案もチャラ。空港内で御握りを買う。
　ここで代替案へ移行。とにかく、この夜に、道を知らないタクシーであの山の中を走るわけにゃいかない。とはいえ、バスも待てない。ひとまず、鴨池のフェリー乗り場までタクシーを飛ばすことにして乗り込んだら、「いやだったら垂水港まで走るのも一緒ですよ」と言われる。いや一緒のはずはない。鴨池までは８千円、垂水港までそんな値段でいけるはずはない。何処までですか？　と聞かれたので、ついうっかり「鹿屋です」と応えてしまう。
　「海岸沿いに走ってもたいして変わらないですけどね。たぶん１万５千円程度で」いや、絶対にそんなはずはない、と思いつつ、ひとまず垂水まで走って貰う。
　激しく後悔する。当然、そういう申し出がなされるだろうことを予期すべきだった。この瞬間の自分には decision making が無かったことを激しく後悔する。これでは、悪天候でずるずる判断を遅らせて無為に死ぬ行楽客と同じではないか。

  タクシーは国分市内を南へと下る。国分市内はパチンコ屋ばっかり。鹿屋の比じゃない。左手にはまん丸お月様が。福山町の辺りって、まだまだ道が細いまま。時々歩道を歩く親子連れとすれ違うとほっとする。やがて道の駅「垂水」を通過。これ垂水というよりほとんど福山町じゃん。温泉施設まであってもの凄く立派な造りで混んでいる。われわれより１０分早く空港を出た垂水経由鹿屋行きのリムジンバスを追い越す。一人二人しか乗っていなかった。せめてもう１０分くらい待て無かったかねぇ……。やがて桜島が前方にボーと浮かんでくる。
　海潟のトンネルを抜ける。このトンネルを潜るのは３５、６年ぶりだろうか。昔はトンネル道路なんてほとんど無かったから、とてつもなく大きく長く感じられたけれど、なんかあっと言う間に終わる。１００メートルも無かったような。
　垂水市街へ到着した時点で１万２千円。鹿屋の道なんてたぶん知らないだろうし、この運転手さんも市内へ戻らなきゃならないだろうから、ここで降りてタクシーを乗り換えるか、フェリー接続のバスを待つかするつもりだったのだが、家族はみんな寝ているので、やむなくそのまま鹿屋まで走って貰うことにする。まいいか、年配の運転手さんだし、ここは地域経済貢献と割り切ろう。
　古江到着時点で１万５千円。運転手さん、ここで料金メーターの電源を落としてくれる。到着は１０時前。１万５千円で良いですよ、という話だったが、そうも行かないので１万７千円払う。普通に払ったらやっぱり２万円だな。よほど、鹿屋からタクシーを呼ぼうかと思ったんだけど、金曜は欠航になる可能性があったので、それが出来なかった。ちなみに、わが家のいつものルート、中央駅までバス、そこからフェリー乗り場までタクシー、垂水からタクシー、という手段でも、実は１万数円懸かるんですよ。タクシーで山の中を１００分走るのとたいして変わりません。時間は倍。

　しかし、日航さん、最近お宅の便を利用して定刻通りに着いた記憶が無いんですけど。

※　メルマガおまけ　体育大生が押し寄せる